JPS583385B2 - カデンアツホゴソシ - Google Patents

カデンアツホゴソシ

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Publication number
JPS583385B2
JPS583385B2 JP50110288A JP11028875A JPS583385B2 JP S583385 B2 JPS583385 B2 JP S583385B2 JP 50110288 A JP50110288 A JP 50110288A JP 11028875 A JP11028875 A JP 11028875A JP S583385 B2 JPS583385 B2 JP S583385B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
terminal thyristor
voltage
thyristor
protection element
Prior art date
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Expired
Application number
JP50110288A
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English (en)
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JPS5234679A (en
Inventor
末岡徹郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority to JP50110288A priority Critical patent/JPS583385B2/ja
Publication of JPS5234679A publication Critical patent/JPS5234679A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はNPNPN或いはPNPNP5層4接合2端子
サイリスタと、酸化亜鉛を主体として構成される非線形
抵抗素子より成る過電圧保護素子に係り、特に上記両素
子を一体化して構成する事により小形でしかも高性能等
の特徴を併持する新規な過電圧保護素子を提供しようと
するものである。
一般に過電圧保護素子としては、例えば酸化亜鉛焼結体
(以下ZNO焼結体と略称する。
)が知られている。
この素子は吸収電力耐量が大きいという特長を有するも
のであるが、この反面常時印加(直流電圧)許容電圧と
過電圧吸収動作時の動作電圧との差が大きい欠点がある
この様なZNO焼結体に対して例えばシリコン単結晶を
用いて用いて作られた素子が知られている。
即ちPNP又はNPNのアバランシエブレークダウン形
両方向素子は、ZNO焼結体に較べて電圧波形は優れて
いるが、この反面吸収電力耐量が小さいので実用的では
ない。
これに対してNPNPN又はPNPNPの5層4接合2
端子サイリスタ(以下2端子サイリスタと略称する)は
、例えば点弧して導通状態となるものであるが、この時
の動作抵抗が小さい為に短絡状態となり、これにより素
子自体の過電流破壊を生じたり或いは短絡保護用ヒュー
ズを溶断して装置の運転を停止するという最悪の事態を
生ずる懸念がある。
本発明はこの点に鑑みて成されたものであって、例えば
2端子サイリスタとZNO焼結体とを直列接続して形成
した点に特長を有するものであって、以下実施例に基づ
き詳述する。
第1図は本発明の基本構成を示すもので、1は2端子サ
イリスタで2はZNO焼結体を示しこれ等両素子を直列
接続して成るものであってこれ等素子の特性は夫々第2
図に示す。
即ち第2図の特性図は横軸に電圧を縦軸に電流を夫々と
って示しVEはZnO焼結体のブレークダウン電圧を、
一方VBOは2端子サイリスタのプレークオーバー電圧
を夫々示す。
なお同図で11,11′並びに22,22′の各特性図
は夫々ZnO焼結体、2端子サイリスタを夫々表わして
いる。
次に2端子サイリスタの構造例に関して詳述するに、第
3図は2端子サイリスタの平面図を示すものでこの第3
図のb−b’線での断面図を第4図に示す。
即ち5層4接合のシリコン単結晶の上部及び下部のP層
に於ける中央部両面に斜線で示す如く、所定の直径の穴
6,7を夫々所定の深さにエッチング処理して形成した
後、例えばガリウムの不純物を拡散すると第3図及び第
4図に示す様にガリウム拡散層4,5が夫々形成される
しかして上記穴6,7に対応する部分のガリウム拡散層
8,9は、例えば穴6,7を横に僅か広げた形の突起状
態となる。
この事を換言するにシリコン単結晶の中央部N層3は図
示する様にN層3部のみ狭くなっている。
次にこのN層部3の右側上部並びに左側下部に穴6,7
に対向して、穴6,7の軸方向の深さよりも幾分深さの
ある所定幅のN層10,12を形成する。
これ等N層10、12で右側上部に位置するN層部10
は第3図では点線で施す半円径状を呈している。
なお図示はしないが他方のN層部12の形状は上記N層
部10と対称形になる事は申す迄もない。
この様な半円形状の夫々のN層10、12の形成時に際
しては、例えば一般的な燐の拡散によるか或いはAuS
b(金アンチモン)の合金による方法で形成される。
次に穴6,7を除いた半円径状のN層部10の表面と、
穴6に対してN層部10の反対側に位置するP層4の表
面及びN層10を取り囲むP層4の表面は、夫夫ロウ材
を用いて例えばモリブデン又はタングステン等より成る
円板状の熱補償体13が接着され、同様に反対側のN層
12並ひにP層5の表面にも夫々熱補償体14が接着さ
れる。
しかる後に例えば阻止電圧の安定化の為に中央部に位置
するN層3の上下部の接合表面部15、16の表面に所
定の傾斜を持たせて安定剤を塗布する様にする。
一方ZnO焼結体の素子の構造例は図示しないが、例え
ば酸化亜鉛を主体にビスマス等の他の不純物を所定量混
入後焼結したものであって、この素子の動作電圧は素子
自体の肉厚によって決まるので焼結後に所定電圧になる
様に厚さを調整して、その両表面に電極をロウ着けし、
さらに沿面部の放電を防止する為に例えばエポキシ樹脂
等の絶縁材を塗布して形成される。
この様に形成される2端子サイリスタとZnO焼結体と
を一体化して所定の過電圧保護素子を得、この場合の製
造方法を第5図を参照し乍ら述べる。
同実施例で17は下部電極を20は上部電極を示し、こ
れら電極は例えば銅材で構成され図示しない外部接続端
子の取付金具と螺合する為の螺穴18,21がそれぞれ
刻ってあって、さらに上−下部電極17、20の各周縁
部には図示形状のコバール22、26がそれぞれ溶接に
よって取付けられている。
19はセラミックケースで、このケースの上円周面には
図示する所定厚みのコバール23が溶接して取付けられ
ており、セラミックケース19の下部円周面と下部電極
17のコバール26とを溶接することによって容器が形
成される。
このような容器内に2端子サイリスタ1とZnO焼結体
2とを直列接続して挿入し、さらに2端子サイリスタ1
の上円周面に図示形状で内部にバネ材25を取付けてあ
るフレクシブル導線24を固定して、しかる後に上部電
極20に所定の圧力を加えてフレクシブル導線24のバ
ネ材25を押圧した後に、上部電極20のコバール22
とセラミツクケース19のコバール23とを溶接して所
望の過電圧保護素子が得られる。
このように構成される過電圧保護素子の電気的な動作を
述べると、例えば第2図の特性図より明らかなように、
2端子サイリスタの阻止特性11−11´に対してZn
Oの阻止特性22−22’は漏れ電流が2桁〜3桁も大
きいので、常時の印加電圧ぱ2端子サイリスタが全て分
担している。
しかして何らかの原因で異常電圧が印加され、この異常
電圧の値が第2図に示すブレークオーバー電圧VBOに
達すると、先ず2端子サイリスタがブレークダウンして
導通する訳であるが、かかる状態を具体的に述べるに、
過電圧が印加されると第4図でNベース層3の突起8,
9に狭まれた薄い部分に電界が集中する結果、この部分
につきぬけ効果を生じこの部分の漏れ電流が増加する。
この漏れ電流は通常のサイリスタのゲート点弧と同様な
現象を生じさせ、カソードであるN層10、12から電
子の注入を引き起し、この結果N層10,12の内側(
第4図の穴6,7)から点弧状態に移行する。
この様にして2端子サイリスタ1が点弧すると電圧はZ
nO焼結体2側に移って、ZnO焼結体2の動作特性で
決った大きな電流を一定電圧のもとに流して過電圧のエ
ネルギーを消費せしめ、これにより第5図の電極端子間
17、20の電圧は一定電圧に抑制される。
この様に過電圧のエネルギーが消費され電流が減少する
と、ZnO焼結体の素子2で電流が制限され、この結果
2端子サイリスタ1も阻止状態に復帰し初期の阻止状態
となるものである。
以上の様に本発明に於てはNPNPN或はPNPNP5
層4接合の2端子サイリスタのN層ベースの接合面中央
部を所定幅他のNベースよりも狭くして形成する様にし
、且つこの2端子サイリスタとZnO焼結体とを直列接
続し一体化して形成する様にしたものであるから、下記
に示す如く種々の利点を生ずるものである。
(1) 保護素子に対する過電圧印加時のサイリスタの
点弧は接合の表面でなく内部から出発するので特性が比
較的安定である。
(2) 2端子サイリスタの点弧後ぱZnO焼結体の素
子で過電流が限流され、その後端子間電圧はある所定値
に維持されるものであるから確実に過電圧のエネルギー
は抑制される。
(3) 常時印加許容電圧と過電圧抑制電圧値とが近く
、且つエネルギー耐量が大きくしかも周波数特性が良い
等の効果を奉すものであるから、小形で高性能の過電圧
保護素子が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による過電圧保護素子の回路図、第2図
はその保護素子を形成する各素子の阻止特性図、第3図
は本発明による2端子サイリスタの平面図、第4図はそ
の半裁断面図、第5図は本発明による過電圧保護素子の
半裁断面図。 1はNPNPN5層4接合の2端子サイリスタ、2はZ
nO焼結体の素子、6,7は穴、13,14は熱補償体
、17、20は銅電極、19はセラミックケース、24
はフレクシブル導線、25はバネ材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 上部電極、下部電極に取付けた各コバールとセラミ
    ックケースとをそれぞれ溶接して容器を形成して、この
    容器内に5層4接合のシリコン単結晶よりなる2端子サ
    イリスタと、ブレーノダウン電圧の値が上記サイリスタ
    に比し低く、且つ酸化亜鉛焼結体よりなる非直線性抵抗
    素子とを直列接続して一体化した過電圧保護素子を挿入
    し、上記上部電極と2端子サイリスタとは、バネ材を仲
    介としてフレクシプル銅線で接続したことを特徴とする
    過電圧保護素子。
JP50110288A 1975-09-11 1975-09-11 カデンアツホゴソシ Expired JPS583385B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP50110288A JPS583385B2 (ja) 1975-09-11 1975-09-11 カデンアツホゴソシ

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JP50110288A JPS583385B2 (ja) 1975-09-11 1975-09-11 カデンアツホゴソシ

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Publication Number Publication Date
JPS5234679A JPS5234679A (en) 1977-03-16
JPS583385B2 true JPS583385B2 (ja) 1983-01-21

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ID=14531888

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JP50110288A Expired JPS583385B2 (ja) 1975-09-11 1975-09-11 カデンアツホゴソシ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51139899A (en) * 1975-05-29 1976-12-02 Sanyo Chem Ind Ltd A process for preparing polyurethane foam
JPS5558215A (en) * 1978-10-24 1980-04-30 Asahi Glass Co Ltd Urethane elastomer composition for reaction injection molding
JPS63199208A (ja) * 1987-02-12 1988-08-17 Chisso Corp 塩化ビニル樹脂の製造方法

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