JPS5833659Y2

JPS5833659Y2 - 配線ダクトのセンタ−フィ−ドインジョイナ

Info

Publication number: JPS5833659Y2
Application number: JP11624180U
Authority: JP
Inventors: 芳樹下風
Original assignee: 松下電工株式会社
Priority date: 1980-08-13
Filing date: 1980-08-13
Publication date: 1983-07-27
Also published as: JPS5738590U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は配線ダクトのセンターフィードインジョイナ
に関するものである。

従来のセンターフィードインジョイナを第１図および第
７図に示す。

すなわち、このセンターフィードインジョイナは、給電
線を結線する外部接続端子１，１を装着した端子台ブロ
ック２と、配線ダクトの端部に嵌合する接続端部４ａを
有し配線ダクト内に配設される導体に圧接接続される圧
接端子３を装着した一対のフィードインブロック４，４
とをベース５上に前記一対のフィードインブロック４，
４が前記端子台ブロック２を挟着して圧接端子３と外部
接続端子１とが接続されるように縦列配置し、その上面
部にカバー６を覆着したものであり、端子台ブロック２
の外部接続端子１はその上面に一対の端子ねじ７，７を
螺合して設けている。

しかしながら、このセンターフィードインジョイナは、
端子台ブロック２の上面に外部接続端子１．１を構成す
る一対の端子ねじ７，７を配設するようにしているため
、端子台ブロック２の幅寸法の制限を受は一対の端子ね
じ７，７を幅方向に並べて配置することができず、第１
図に示すように一対の端子ねじ７，７を斜めに配列して
いる。

そのため、その斜めに配列した分だけセンターフィード
インジョイナの長さ寸法が長くなってしまい、全体形状
が大形化し所要部材が増大するばかりでなく、配線ダク
トの配設領域に占めるジョイナの部分が大きくなって配
線ダクトの配設長が長くなり、施工に困難を生じるなど
の欠点を有していた。

このような欠点を解消したセンターフィードインジョイ
ナとして、第２図ないし第４図に示す構成のものが考え
られる。

すなわち、このセンターフィードインジョイナは、中央
部の両側部に第３図に示す端子部材８の外部接続端子部
９を装着する一対の端子装着部１０．１０をその両端間
が第５図に示す配線ダクトＤの幅寸法にほぼ等しくなる
ように（端子カバー１１の厚み分だけ短い）突設して本
体ブロック１２を形成し、第３図に示すように両端に配
線ダク）Ｄの導体Ｆに圧接する圧接端子部１３．１３を
有し中央部の下端部より外側に向は屈曲した垂直片部９
ａに端子ねじ１４を挿通しその内側部で電線圧着片１５
に螺合させて外部接続端子部９を形成した一対の端子部
材８，８を前記本体ブロック１２の上面に形成した一対
の縦溝１６，１６にその外部接続端子部９が前記端子装
着部１０に装着されるように並設し、この本体ブロック
１２の上面を中央部に前記端子装着部１０の上面に覆着
しうる横張り出し部１７を有する本体カバー１８で覆着
するとともに、前記一対の端子装着部１０．１０の側面
および下面をコ字状の端子カバー１１で覆着したもので
ある。

前記端子装着部１０は一対の突片１０ａ、１０ａ
を垂直に並設して構威し、これら一対の突片１０ａ。

１０ａにより前記外部接続端子部９を構成する垂直片
部９ａを挟着固定している。

本体ブロック１２の端子装着部１０を形成しない両側面
領域には、第５図に示す配線ダクトＤの内側面に形成さ
れる係合凹溝Ｇ、Ｇに嵌入する係合突条１９，１９を横
設している。

前記本体ブロック１２の上面に形成した端子部材装着用
の縦溝１６は、その両端部にクリアランスを設け、端子
部材８の圧接端子部１３が横方向に弾性変形可能となる
ようにしている。

本体カバー１８の上面には補強用の金属ベース２０を張
設し、前記端子装着部１０に対向する横張り出し部１７
には外部から外部接続端子部９に給電線を案内する電線
挿入穴２１．２１を設けており、本体カバー１８の両端
部に形成したねし穴２２．２２へ本体ブロック１２の両
端部に貫設したねじ挿通７Ｌ２３，２３を介してねじ２
４，２４を差し込み締付固定するとともに、本体ブロッ
ク１２の中央部のねし穴２５へ本体カバー１８の中央部
に形成したねじ挿通（Ｌ２６を介してねじを差し込み締
付固定するようにしている。

端子カバー１１は第４図に示すようにその中央部に形成
したねじ挿通孔２７より本体ブロック１２の下面に形成
したねし穴２８にねじ２９を差し込んで締付固定するよ
うにしている。

このセンターフィードインジョイナは、その両端部を接
続すべき２つの配線ダク）Ｄ、Ｄのそれぞれの開口端に
その係合突条１９が配線ダク）Ｄの係合凹溝Ｇに係入す
るように嵌合して、第５図に示すように結合する。

このように、外部からの給電線を結線する外部接続端子
部９の端子ねじ１４を本体ブロック１２の両側面に配置
したため、センターフィードインジョイナ全体のうちの
外部接続端子部９の占める空間が小さくなり、その分だ
けセンターフィードインジョイナの形状を小形化するこ
とができ、所要部材が削減されコストが低減化されるば
かりでなく、小形化に伴ない配線ダクトの配設領域に占
めるジョイナの部分が小さくなって配線ダクトの配設長
が短かくなり施工が容易になる。

また、１つの端子部材８により圧接端子部１３と外部接
続端子部９とを一体形成し、１つの本体ブロック１２に
装着したため、外部接続端子を装着した端子台ブロック
と圧接端子を装着したブロックとを組み合わせて構成す
る従来例のセンターフィードインジョイナに比して部品
点数が少なくなり、組み立てが容易であるばかりでなく
、その外形寸法の小形化を一層容易にすることができる
。

しかしながら、このセンターフィードインジョイナでは
、第２図に示すように本体カバー１８の上面に張設する
補強用の金属ベース２０は帯状に加工したものを本体カ
バー１８の長手方向に沿わせただけであるため、端子装
着部１０の上面を覆う中央部に形成した横張り出し部１
７の強度が不十分となり、とくに通電に伴ない端子装着
部１０に装着される外部接続端子部９が発熱することに
より、絶縁素材として通常樹脂で成形される本体カバー
１８が加熱されて塑性変形を受けるが、前記横張り出し
部１７では補強用の金属ベース２０が張設されていない
ため前記の塑性変形を大きく受け、端子装着部１０の上
面側に隙間が生じたり開放してしまうなどして感電事故
を起すおそれがあり、安全性の観点から問題を有する。

したがって、この考案の目的は、給電線を結線する外部
接続端子部の端子ねじを、本体ブロックの中央部両側面
に設けた前記の方式であって、熱塑性を示す樹脂などを
素材とした場合にも本体カバーの塑性変形により外部接
続端子部を装着した端子装着部の上面側で隙間が生じた
り開放したりして、感電事故を起すなどの不都合を防止
することのできる安全性の高い配線ダクトのセンターフ
ィードインジョイナを提供することである。

この考案の一実施例を第６図に示す。

すなわち、この配線ダクトのセンターフィードインジョ
イナは、前記の第２図ないし第４図に示すセンターフィ
ードインジョイナにおいて、補強用として本体カバー１
８の上面に張設する金属ベース２０の中央部の本体カバ
ー１８の横張り出し部１７に対応する部分に横延設部２
０ａを形成したものである。

また、外部接続端子部９を装着する端子装着部１０を構
成する一対の突片１０ａ、１０ａの互に対向する
側端部内側面にそれぞれ嵌合縦溝１０ｂ、１０ｂを縦設
するとともに、コ字状の端子カバー１１の両側端部の両
側辺に前記嵌合縦溝１０ｂ、１０ｂに挿脱自在に係入し
うる嵌合爪部１１ａ、１１ａを形成して、嵌合縦溝
１０ｂ、１０ｂへの嵌合爪部１１ａ。

１１ａの嵌合により端子装着部１０の側端に端子カバ
ー１１の側端部を覆着するようにしている。

そのほかの構成は前記の第２図ないし第４図に示すセン
ターフィードインジョイナと同様で゛ある。

このように構成したため、通電に伴ない外部接続端子部
９が発熱して、その影響で本体カバー１８が加熱されて
も、本体カバー１８の横張り出し部１７に延設した補強
用金属ベース２０の横延設部２０ａの存在により、端子
装着部１０の上面を覆う横張り出し部１７が塑性変形を
受けず、端子装着部上面に隙間が生じたり開放してしま
うことがなく、感電事故の発生を防止することができ安
全性の高いセンターフィードインジョイナとすることが
できる。

また、端子装着部１０の側端においても、この部分を覆
着する端子カバ・−１１の突片１０ａの内側面への嵌
合構造により、塑性変形による隙間の発生や開放がなく
、−肩安全性の高いセンターフィードインジョイナとす
ることができる。

以上のように、この考案の配線ダクトのセンターフィー
ドインジョイナは、外側面に端子ねじを設けた給電線結
線用の外部接続端子部を中央部両側面に形成し両端部に
配線ダクトの導体に圧接接続される圧接端子部を形成し
た一対の端子部材と、この一対の端子部材を上面部に並
設した本体ブロックと、この本体ブロックの中央部両側
面に突設した前記外部接続端子装着部の一対の端子装着
部と、前記端子装着部に対応する横張り出し部を中央部
に有し前記本体ブロックの上面に覆着した本体カバーと
、前記本体ブロックの背面に張設され両端部で前記端子
装着部の側端を覆うコ字状の端子カバーと、前記本体カ
バーの長手方向に張設され本体カバーの横張り出し部に
対応する部分に横延設部を形成した補強用の金属ベース
とを備えたものであるため、本体カバーに張設した金属
ベースの横延設部によって外部接続端子部を装着した端
子装着部の上面を覆う横張り出し部が加熱によって大き
く塑性変形を受けることがなく、端子装着部の上面側に
隙間ができたり開放されてしまうといった事態を防止で
き、感電事故の発生のない安全性の高いセンターフィー
ドインジョイナとすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す分解斜視図、第２図はこの考案の
先行例を示す分解斜視図、第３図はその端子部材の斜視
図、第４図はその裏面側がらみた分解斜視図、第５図は
その接続状態を示す斜視図、第６図はこの考案の一実施
例を示す分解斜視図、第７図は従来例を示す側面図であ
る。８・・・・・・端子部材、９・・・・・・外部接続端子
部、１０・・・・・・端子装着部、１１・・・・・・端
子カバー、１２・・・・・・本体ブロック、１３・・・
・・・圧接端子部、１４・・・・・・端子ねじ、１５・
・・・・・電線圧着片、１７・・・・・・横張り出し部
、１８・・・・・・本体カバー、１９・・・・・・係合
突条、２０・・・・・・金属ベース、２０ａ・・・・・
・横延設部、２１・・・・・・電線挿入穴。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

外側面に端子ねじを設けた給電線結線用の外部接続端子
部を中央部両側面に形成し両端部に配線ダクトの導体に
圧接接続される圧接端子部を形成した一対の端子部材と
、この一対の端子部材を上面部に並設した本体ブロック
と、この本体ブロックの中央部両側面に突設した前記外
部接続端子部装着用の一対の端子装着部と、前記端子装
着部に対応する横張り出し部を中央部に有し前記本体ブ
ロックの上面に覆着した本体カバーと、前記本体ブロッ
クの背面に張設され両端部で前記端子装着部の側端を覆
うコ字状の端子カバーと、前記本体カバーの長手方向に
張設され本体カバーの横張り出し部に対応する部分に横
延設部を形成した補強用の金属ベースとを備えた配線ダ
クトのセンターフィードインジョイナ。