JPS5833402B2 - 圧力補償弁付方向切換弁 - Google Patents

圧力補償弁付方向切換弁

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JPS5833402B2
JPS5833402B2 JP12932779A JP12932779A JPS5833402B2 JP S5833402 B2 JPS5833402 B2 JP S5833402B2 JP 12932779 A JP12932779 A JP 12932779A JP 12932779 A JP12932779 A JP 12932779A JP S5833402 B2 JPS5833402 B2 JP S5833402B2
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fluid
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、複数のアクチュエータを同時操作する圧力流
体回路を形成するための圧力補償弁を備えた方向切換弁
に関する。
従来、この種の技術は第1図(特開昭4853320号
)に示すものがある。
この技術は、アクチュエータ3 a’、 3 b’、
3 c’の各々に圧力流体を給排する方向切換弁1a′
1b′、10′と、この方向切換弁1a′〜10′の各
々の上流側に分流型の圧力補償弁5 a’、 5 b’
、 5 c’を配置した構成である。
分流型の圧力補償弁5 a’(他の分流型の圧力補償弁
5b′、50′は、分流型の圧力補償弁5 a’と同一
構成であるため、詳細な説明を省き同一数字に各々b、
cを添字して必要に応じて表示する。
なお方向切換弁1b′、10′も同様とする。
)は、方向切換弁1 a’の第1供給回路7 a’に接
続する第1環状溝43a′と、圧力流体源2′に接続す
る第2環状溝44a′と、後段の分流型の圧力補償弁5
b’の第2環状溝44b′に接続する第3環状溝45
a′とを備え、この第2環状溝44a′と第1又は第3
環状溝43a’、45a’のいずれかの間に絞りを形成
するプランジャ51a′と、このプランジャ51a′を
介して対向する位置に第1供給回路7 a’が接続する
圧力室53a′と、後述する方向切換弁1 a’の第2
供給通路13a′に接続するばね室54a′を有する。
方向切換弁1 a’は、アクチュエータ3a′に接続す
る負荷通路14a’、15a’及びスプール弁11a′
の操作により、負荷通路14a′又は15a′のいずれ
かに接続されるブリッジ通路16a′と第1供給回路7
a’に接続される第2供給通路13a′とを有し、こ
の第2供給通路13a′と、ブリッジ通路16a′とを
ロードチェック弁を介して接続する構成である。
なお、圧力流体源2′が接続する供給部体A′に設けた
IJ IJ−フ弁R′は、方向切換弁1 a’〜1c′
のスプール11a′〜11c′が中立位置にあるときタ
ンク8′に接続されるパイロット通路R1′を備えてお
り、排出部体B′は、分流型の圧力補償弁5c′の環状
溝450′をタンク8′に接続する排出通路を有する。
次に、この技術の作用について述べる。
第1図に示すように、方向切換弁1 a’〜1 c’の
各スプール弁11a′〜11c′が中立位置にあるとき
、パイロット通路R1′がタンク8′へ接続されるので
リリーフ弁πが作動して圧力流体源2′の吐出圧力流体
を、タンク8′へ流出される。
次に、方向切換弁1 a’〜1 c’の各々のスプール
弁11a′〜110′がいずれかの方向に操作されると
、ブリッジ通路16a′〜16c′は、負荷通路14a
′〜14c′又は15a′〜15c′のいずれかに接続
されると共に第2供給通路13a′〜13c′が第1供
給回路7 a’〜7c′に接続される。
このため、分流型の圧力補償弁5 a’〜5c′の圧力
室53a′〜530′に第1供給回路7 a’〜7 c
’の流体圧力が作用しばね室54a′〜54c′には、
第2供給通路13a′〜130′内の流体圧力が作用し
、分流型の圧力補償弁5 a’〜5c′は、第1供給回
路7 a’〜7c′に第2供給通路13a′〜13c′
よりばね室54a′〜540′に設けたばねの押圧力分
だけ高い圧力流体に保持する。
従って、各アクチュエータ3 a’〜3 c’には、各
方向切換弁1 a’〜1c′のスプール弁11a′〜1
10′の操作量に応じた値の流量が供給される。
上記の構成を有するこの技術においては、分流型の圧力
補償弁5 a’〜5c′は、そのばね室54a′〜54
0′に各アクチュエータ3 a’〜3 c’の負荷圧力
(第2供給通路13a′〜130′の流体圧力。
)が作用するので、各分流型の圧力補弁5a′〜50′
のプランジャ51a′〜510′に作用する押圧力は、
各々で相違するものである。
分流型の圧力補償弁は、ばね室と圧力室との圧力差によ
ってプランジャが作動させられ、圧力流体源と方向切換
弁の供給回路との間又は、タンクとのいずれかの間を絞
るものである。
このようなプランジャの作動時において、摺動抵抗、プ
ランジャの重量による慣性力、流体が絞りを通過すると
きに生ずるフローフォース等の抵抗が作用するものであ
るから、ばね室と圧力室との各々に作用する流体圧力が
低圧(アクチュエータに作用する負荷が小さい場合。
)であると、プランジャを押圧する力が弱(なり、特に
フローフォースによる押圧力がプランジャの作動に大き
く影響するものである。
従って前述の技術の構成のように、分流型の圧力補償弁
5 a’〜5c′の内、高圧の負荷圧力がばね室に作用
する分流型の圧力補償は、フローフォースに対する押圧
力をプランジャに充分に作用させ得るので、圧力補償機
能の精度は良くなる。
しかし、低圧の負荷圧力がばね室に作用する分流型の圧
力補償弁は、フローフォースに対する押圧力を充分に得
られないので、プランジャがフローフォースによる影響
を受は圧力補償機能の精度が悪くなる。
このため、方向切換弁のスプールの操作量が同一であっ
ても、負荷圧力の大小により、アクチュエータの作動速
度が異なるものである。
本発明は、複数の流体回路の流体圧力を制御する圧力補
償弁のばね室に前記流体回路に接続する負荷圧力の内の
最高の値の負荷圧力を作用させて、圧力補償弁の圧力補
償機能を、外乱の影響を受けないようにする事により、
流体回路に接続するアクチュエータの作動速度を、流体
回路を形成する方向切換弁のスプールの操作量に応じた
作動速度とする事を技術的課題とするものである。
この技術的課題を達成するため本発明はアクチュエータ
が接続する負荷通路と、圧力流体が供給される第1供給
回路と、スプールが操作されたとき第1供給回路に接続
する第2供給回路と、負荷回路に接続するブリッジ通路
及びブリッジ通路と第2供給通路との間にパイロット型
シーケンス弁を設けた方向切換弁;この方向切換弁を単
数又は複数個連設した第1流体回路と第2流体回路を備
え、この第1流体回路と第2流体回路との各々の方向切
換弁のブリッジ通路と各々の方向切換弁のパイロット型
シーケンス弁との間に選択装置を設けこの選択装置の入
力側に各々の方向切換弁のブリッジ通路に接続し選択装
置の出力側をパイロット型シーケンス弁のパイロット部
に接続する第1パイロット通路が設けてあり、前記、第
1流体回路の方向切換弁の第1供給回路と、前記第2流
体回路の第1供給回路の各々と圧力流体源が接続し第1
流体回路に接続する圧力室とばね室を備えた分流型の圧
力補償弁を第1流体回路の上流側に設け、前記第2流体
回路の第1供給回路とタンクとの間に、第2流体回路の
第1供給回路が接続する圧力室とこの圧力室にプランジ
ャを介して対向する位置にばね室を設けたバイパス型の
圧力補償弁を設け、前記分流型の圧力補償弁及びバイパ
ス型の圧力補償弁の各々のばね室を、第1流体回路及び
第2流体回路の各々方向切換弁の第2供給回路へ接続す
る第2パイロット通路を設けた技術的手段を備えるもの
である。
この技術的手段によると、第1流体回路、第2流体回路
の各々の方向切換弁に接続するアクチュエータの負荷圧
力が、選択装置に作用するが、その負荷圧力の内の最高
の負荷圧力がパイロット型ンーケンス弁を作動させるの
で、各方向切換弁の第2供給通路の流体圧力が、最高の
負荷圧力に応じて制御され、分流型の圧力補償弁及びバ
イパス型の圧力補償弁が、第2供給回路の流体圧力に基
づいて、第1供給回路の流体圧力を制御するので負荷圧
力が小さい場合においても、分流型の圧力補償弁及びバ
イパス型の圧力補償弁及びバイパス型の圧力補償弁の圧
力補償機能の精度を良(することができる。
以下この発明による一実施例を示す第2図について述べ
る。
方向切換弁1 a + 1 b 、1 cは、圧力流体
源2の吐出圧力流体をアクチュエータ3a 、 3b
3cへ給排する機能を有するものである。
この方向切換弁1aは、アクチュエータ3aを制御する
第1流体回路4aを形成する。
方向切換弁1b。1cは、アクチュエータ3 b 、3
cを制御する第2流体回路4bを形成する。
第1、第2流体回路は、圧力流体源2に対して並列に接
続してあり、アクチュエータ3a、3b、3cが同時操
作できるものである。
また第1流体回路4aは、方向切換弁1aの単数しか示
していないが、第2流体回路と同様複数の方向切換弁で
形成してもよい。
分流型の圧力補償弁5は、圧力流体源2と第1第2流体
回路4 a > 4 bの第1供給通路7a。
7bとの間に設けてあり、圧力流体源2の吐出圧力流体
を第1流体回路へ優先して供給し、その余剰分を第2流
体回路4bに分流する機能を有する。
またバイパス型の圧力補償弁6は、第2流体回路4bと
タンク8との間に設けてあり、第2流体回路4bが必要
とする流体圧力を補償すると共にその余剰分をタンク8
に排出する機能を有する。
方向切換弁1 a 、1 b 、1 cは、同−構成の
ものである。
このためその構成の説明は、方向切換弁1aのみについ
て述べ方向切換弁1b、1c(’)同一部品については
、同一数字に”l) // 、 (N cttを添字す
ることにより個々の方向切換弁の具体的な説明を省く。
方向切換弁1aは、弁体9aと、この弁体9aに設げた
内孔10aに摺動自在に嵌入する複数の大径部20a、
21a、22a、23aを有するスプール弁11aとよ
り形成する。
弁体9aには、第1供給通路7aが開口する環状溝12
a、スプール弁11aが左右いずれかに移動したとき、
内孔10aとの間に形成する絞りを介して接続する、第
2供給通路13a、アクチュエータ3aに接続する負荷
通路14a、15a、スプール弁11aの左右いずれか
の移動により負荷通路14a、又は15aのいずれかに
接続するブリッジ通路16a、及びタンク8に接続する
排出通路17a。
18aの夫々が内孔10aに開口するように設けである
スプール弁11aは、内孔10aに摺動自在に嵌入する
大径部20a、21a、22a、23aと小径部24a
、25a 、26a及びテーバ部27a 、28aを
有する。
スプール弁11aが図示の位置(以下中立位置を記す。
)であるときは、大径部20a、21a、22a、23
aが、前述の各通路を遮断する。
スプール弁11aが右方向へ移動すると(以下、第1切
換位置と記す。
)スプール弁11aの小径部24a、26aは、夫々負
荷通路14a、15aをブリッジ通路16aと排出通路
18aに接続する。
テーバ部28aは、内孔10aとで第1供給通路7aと
第2供給通路13aの間にスプール弁11aの移動量に
応じた絞りを形成し、第1供給通路7aを環状溝12a
、絞りを介して第2供給通路13aに接続する。
スプール弁11aが左方向へ移動すると(以下第2切換
位置と記す。
)スプール弁11aの小径部26a、24aは、夫々負
荷通路15a。
14aをブリッジ通路16aと排出通路17aに接続す
る。
テーバ部27aは、内孔10aとで、第1供給通路7a
と第2供給通路13aとの間にスプール弁11aの移動
量に応じた絞りを形成し、第1供給通路7aを環状溝1
2a、絞りを介して第2供給通路13aに接続する。
パイロット型シーケンス弁30aは、第2供給通路13
aとブリッジ通路16aとの間に設けた弁座31aに当
接する主弁32aと、この主弁32aが摺動自在に嵌入
し主弁32aを常時弁座31aへ押圧するように張設し
たばね33aを有するパイロット室34aとより形成し
である。
パイロット型シーケンス弁30aの主弁32aはその一
方には、パイロット室34aに作用する後述の第1パイ
ロット通路36の流体圧力による押圧力とばね33aに
よる押圧力の双方を受は弁座31aに当接する。
他方には第2供給通路、13a内の流体圧力による押圧
力が対向して作用する。
従って、主弁32aは、第2供給通路13a内の流体圧
力をパイロット室34a内の流体圧力に応じた流体圧力
に制御する構成である。
第1パイロット通路36は、各方向切換弁1ay1 b
t 1 cのブリッジ通路16a、16b。
16cから分岐する通路37 a t 3 l b 、
37 cとパイロット型シーケンス弁30a、30b。
30cのパイロット室34 a 、34 b + 34
cに接続する通路38及び通路37 c 、37 b
が入力側に接続するシャトル弁39bと、このシャトル
弁39bの出力側と通路37aの双方が入力側に接続し
、出力側が通路38に接続するシャトル弁39aとより
形成した選択装置40とよりなる。
この第1パイロット通路36は、ブリッジ通路16a、
16b、16cの内の最高の負荷圧力をパイロット型シ
ーケンス弁30a、30b。
30cのパイロット室34a、34b、34cに作用さ
せる機能を有する。
なお通路38より分岐する排出通路41は、方向切換弁
1a、Ib。
1cの弁体9 a 、9 b 、9 c、に接続し、ス
プール弁11 a 、11 b 、11 eの大径部2
2a。
22 b 、22 cに設けた溝42 a > 42
b 。
42cを介して排出通路18cに接続する。
そしてスプール弁11a、11b、11cの内のいずれ
か一つでも第1、第2のいずれかの方向に移動したとき
第1パイロット通路36と排出通路18cの間を遮断す
る構成である。
分流型の圧力補償弁5は、第1流体回路4aの第1供給
通路7aが接続する第1環状溝43、圧力流体源2が接
続する第2環状溝44及び第2流体回路4bの第1供給
通路7bが接続する第3環状溝45を有する内孔46と
、この内孔46に摺動自在に嵌入し、大径部47,4B
、49と通路50を有するプランジャ51と、このプラ
ンジャ51の大径部47と内孔46で形成しプランジャ
51を常時右方向へ押圧するように張設したばね52を
有し、後述する第2パイロット通路67を介して方向切
換弁1a、1b、1cの第2供給通路13 a 、13
b 、13 cが接続するばね室53及び、大径部4
9と内孔46で形成し、第1流体回路4aの第1供給回
路Ia内の流体圧力が通路50を介して作用する圧力室
54とより形成するこの分流型の圧力補償弁5のプラン
ジャ51は、ばね室53内の流体圧力とばね52の押圧
力と、この押圧力に対向して作用する圧力室54内の流
体圧力による押圧力の差に基づいて作動し、第1環状溝
43又は第3環状溝45と第2環状溝44との間にその
大径部48が絞りを形成する。
従って、この分流型の圧力補償弁5は、第1流体回路4
aの第1供給回路7a内の流体圧力を、第2流体回路4
bの第1供給回路Ib内の流体圧力より優先して補償す
る機能を有する。
バイパス型の圧力補償弁6は、第2流体回路4bの第1
供給回路7bが接続する第1環状溝56とタンク8が接
続する第2環状溝5γを有する内孔58と、この内孔5
8に摺動自在に嵌入する大径部59,60、第1環状溝
56に開口する通路61を有するプランジャ62と、内
孔58とプランジャ620大径部59とで形成し、後述
の第2パイロット通路67に接続し、プランジャ62を
常時右方に押圧するように張設したばね63を有するば
ね64と、内孔58とプランジャ620大径部60とで
形成し、前記通路61を介して第1供給通路Ib内の流
体圧力が作用する圧力室65とより形成する3、このバ
イパス型の圧力補償弁6のプランジャ62は、ばね室6
4の流体圧力とばね63との押圧力と、この押圧力に対
向して作用する圧力室65内の流体圧力による押圧力と
の差に基づいて作動し、その大径部59が第1供給回路
7bとタンク8との間に絞りを形成する。
従って、このバイパス型の圧力補償弁6は、第1供給回
路Ib内の流体圧力を補償する機能を有する。
第2パイロット通路67は、方向切換弁1a。
1 b 、1 cの第2供給通路13a、13b。
13cと分流型及びバイパス型の圧力補償弁5゜6のば
ね室53,64を接続する。
なお、圧力制御弁70は、第1パイロット通路36の通
路38とタンク8との間に設げてあり、通路38内の流
体圧力を制御する。
そして、その設定圧力は、圧力流体源2の最高吐出流体
圧力より低くしである3従ってパイロット型シーケンス
弁30 a4t 30 b30c内の最高流体圧力もこ
の設定の値になる。
このためアクチュエータ3aが、例えばストロークエン
ドする等により停止しても、パイロット型シーケンス弁
30 a 、30 b 、30 c内の流体圧力は、圧
力流体源2の最高吐出流体圧力に達しないので、他のア
クチュエータの作動を保証する。
以上の構成を有するこの実施例の作用について述べる。
第1、第2流体回路4a 、4bの方向切換弁Ia、1
b、1cスプール弁11 a t 11 b 。
11cを中立位置にしている場合は、分流型、バイパス
型の圧力補償弁5,6のばね室53,64が、第2パイ
ロット通路67、第2供給通路13a、13b、13c
、第1パイロット通路36、排水通路41を介して排出
通路18c。
18 b 、18 aを通ってタンク8に開放している
1また、第1、第2流体回路4at4bの第1供給回路
7a、7bは、スプール弁11a、11b。
11cの大径部、21a、22a、21b。
22 b t 21 c t 22 cと弁体9a、9
b、9cの内孔10a、10b、10cとによってブロ
ックしている。
このため、圧力流体源2の吐出圧力流体は、分流型の圧
力補償弁5の第2環状溝44、第3環状溝45、第2流
体回路7bの第1供給通路7b、バイパス型の圧力補償
弁6の第1環状溝56、第2環状溝57、排出通路18
aよりタンク8に還流する。
このとき、圧力流体源2の吐出流体の流体圧力は、分流
型、バイパス型の圧力補償弁5゜6のばね室53,64
のばね52,63の押圧力に応じた低い値になる。
次に第1、第2流体回路4a>’4bの方向切換弁1
a 、1 b t 1 cを第1切換位置に移動し、ア
クチュエータ3aに最高の負荷が作用している場合につ
いて述べる。
方向切換弁1a、1b、icのスプール弁11 a t
1 l b 、11 cを第1切換位置の方向へ移動
し始めると、ス、プール弁11 a 、1 l b 。
11cの小径部2’4a 、24b t 24cは、ブ
リッジ通路、16 a 、16 b t 16 cと負
荷通路14 a + 14 b 、14 cとを接続す
る。
小径部26 a t 26 b 、26 cは、負荷通
路15a j 15b t 15cと排出通路18a。
18bt18cとを接続する。
また大径部22a。22b 、22cのテーバ部28
a 、28 b t28cは、内孔10 a 、10
b t 10 cとの間に絞りを形成し始める。
(この絞りは、スプール弁11a、1 lb、11cの
移動量に応じた値になる。
)この絞りを介して、第1供給通路7a。7bと第2供
給通路13 a 713 b 、13 cとが接続する
アクチュエータ3 a 、3 b t 3 cにより生
じる負荷圧力は、第1パイロット通路36の通路37
a 、37 b 、37 cを介して、選択装置40の
シャトル弁39 a t 39 bの作動により、通路
37aの負荷圧力のみが通路38に作用する。
つまり、パイロット型シーケンス弁30a、30b。
30cのパイロット室34a、34b、34cには、ア
クチュエータ3aにより生じる負荷圧力が作用する。
スプール弁11a、11bt11cの前記移動により第
1供給通路? a 、7 bに接続する第2供給通路1
3 a 、13 b 、13 c内の流体圧力は、ハイ
ロット型シーケンス弁30a、30b。
30cの作用により上昇し始める。
この流体圧力は、第2パイロット通路67を介して、分
流型、バイパス型の圧力補償弁5,6のばね室53゜6
4に作用する。
このため、そのプランジャ51゜620大径部48,5
9が、夫々第2環状溝44と第3環状溝45の間、第1
環状溝56、第2環状溝570間を絞るので圧力流体源
2の吐出流体圧力が上昇する。
このようにして、第2供給通路13a、13b、13c
内の流体圧力が、パイロット型シーケンス弁30 a
t 30 b t 30 cのパイロット室34at3
4b、34c内の流体圧力とばね33a、33b、33
cの押圧力に応じた値以上になると、主弁32 a 、
32 b 、32 cは、弁座31a、31b、31c
から離座する。
従って、圧力流体源2の吐出圧力流体は、分流型、バイ
パス型の圧力補償弁5,6、第1供給通路7a、7b、
第2供給通路13a、13b。
13c、パイロット型シーケンス弁30a。
30b 、30c、ブリッジ通路16 a 、16 b
t16c、及び負荷通路14a、14b、14cを介
してアクチュエータ3a、3b、3cに流入する。
アクチュエータ3a、3b、3cの排出流体は、負荷通
路15 a 、15 b 、15 c、排出通路18
a F 18 b t 18 cを介して、タンク8に
流出する。
圧力流体源2の吐出流体が流入するアクチュエータ3a
、3b、3cは、作動するが、この作動速度はスプール
弁11 a 、1 l b 、11 cのテーバ部28
a、28b、28cが内孔10a。
10 b 、10 c、との間に形成する絞り量によっ
て決まる。
すなわち、第1、第2流体回路4a 、4bの第1供給
通路7 a t 7 bと、方向切換弁1a、lb。
1cの第2供給通路13a t 13b 、13cの流
体圧力の差は、第1供給回路7aと第2供給通路13a
との間においては、分流型の圧力補償弁5の(ギね52
の押圧力に応じた値になる。
また第1供給回路7bと第2供給通路13b、13cと
の間が、バイパス型の圧力補償弁6のばね63の押圧力
に応じた値になる。
従って、各方向切換弁1a、1b、1cを流れる圧力流
体の流量(アクチュエータ3a、3b、3cの作動速度
)は、スプール弁11 a t 11 b t 11
cのテーバ部28 a 、28 b t 28 cが、
内孔10a、10b。
10cとで第1供給回路7a、7b、と、第2供給回路
13a、13bとの間に形成する絞り量に応じた値にな
る。
そして、アクチュエータ3a。3b、3cに作用する負
荷の大きさが変化した場合にも、分流型、バイパス型の
圧力補償弁5,60作用により前述の圧力差を常に、一
定に保つので、負荷が変化してもアクチュエータ3a、
3b。
3cの作動速度は、変化しない。
以上、第4流体回路4a、第2流体回路4bの方向切換
弁1a、1b、1cのスプール弁11a。
11t)j 11cを第1切換位置方向へ移動した場合
について述べたが、第2切換位置方向へ移動した場合は
、アクチュエータ3a、3b、3cへの圧力流体の給排
の方向が変化するのとスプール弁11a、11b、11
cのテーバ部27a。
27b 、27cが内孔10a+ 10b、10cの間
に絞りを形成する以外は、前述と同様である。
また、方向切換弁1a、ib、1cの内のいずれか一つ
のスプール弁を操作した場合も前述の場合と同様に作動
する。
従ってこれらの詳細な説明は省略する。
以上述べたように、第1、第2流体回路の第2供給回路
の圧力を、第1、第2圧力流体回路の負荷圧力の内の最
高の値に制御し、第1、第2流体回路の第1供給回路の
流体圧力の各々を、分流型の圧力補償弁及びバイパス型
の圧力補償弁により第2供給回路の圧力より一定の値だ
け高く制御する構成である。
このため、第1、第2流体回路の各々に複数の方向切換
弁を連設しても、その各々の方向切換弁に圧力補償弁を
設けなくてもよいので、構成の小型化を計ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来技術の圧力補償弁付方向切換弁の断面図
を含む回路図。 第2図は、本発明による一実施例の圧力補償弁付方向切
換弁の断面図を含む回路図。 1 a 、1 b t 1 c・・・・・・方向切換弁
、2・・・・・・圧力流体源、3a、3b 、3c・・
・・・・アクチュエータ、4a・・・・・・第1流体回
路、4b・・・・・・第2流体回路、5・・・・・・分
流型の圧力補償弁、6・・・・・・バイパス型の圧力補
償弁、7a・・・・・・第1供給通路、7b・・・・・
・第2供給通路、9a、9b、9c・・・・・・弁体、
10a。 10 b 、 10 c・−・内孔、11a、11b。 11c・・・・・・スプール弁、13 a t 13
b 、13 c・・・・・・第2供給通路、16a、1
6b、16c・・・・・・ブリッジ通路、30 a 、
30 b t 30 c・・・・・・パイロット型シー
ケンス弁32 a 、32 b z 32 c・・・・
・・主弁、34a、34b、34c・・・・・・パイロ
ット室、36・・・・・・第1パイロット通路、高圧選
択装置、40・・・・・・選択装置、高圧選択装置、4
3・・・・・・第1環状溝、44・・・・・・第2環状
溝、45・・・・・・第3環状溝、51・・・・・・プ
ランジャ、56・・・・・・第1環状溝、57・・・・
・・第2環状溝、67・・・・・・第2パイロット通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アクチュエータが接続する負荷通路と、圧力流体が
    供給される第1供給回路と、スプールが操作されたとき
    第1供給回路に接続する第2供給回路と、負荷回路に接
    続するブリッジ通路及びブリッジ通路と第2供給通路と
    の間にパイロット型シーケンス弁を設けた方向切換弁;
    この方向切換弁を単数又は複数個連設した第1流体回路
    と第2流体回路を備え、この第1流体回路と第2流体回
    路との各々の方向切換弁のブリッジ通路と各々の方向切
    換弁のパイロット型シーケンス弁との間に選択装置を設
    けこの選択装置の入力側に各々の方向切換弁のブリッジ
    通路に接続し選択装置の出力側をパイロット型シーケン
    ス弁のパイロット部に接続する第1パイロット通路が設
    けてあり、前記、第1流体回路の方向切換弁の第1供給
    回路と、前記第2流体回路の第1供給回路の各々と圧力
    流体源が接続し第1流体回路に接続する圧力室とばね室
    を備えた分流型の圧力補償弁を第1流体回路の上流側に
    設け、前記第2流体回路の第1供給回路とタンクとの間
    に、第2流体回路の第1供給回路が接続する圧力室とこ
    の圧力室にプランジャを介して対向する位置にばね室を
    設けたバイパス型の圧力補償弁を設け、前記分流型の圧
    力補償弁及びバイパス型の圧力補償弁の各々のばね室を
    、第1流体回路及び第2流体回路の各々方向切換弁の第
    2供給回路へ接続する第2パイロット通路を設けた圧力
    補償弁付方向切換弁。
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