JPS589285Y2 - 圧力流量制御弁 - Google Patents
圧力流量制御弁Info
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- JPS589285Y2 JPS589285Y2 JP1474478U JP1474478U JPS589285Y2 JP S589285 Y2 JPS589285 Y2 JP S589285Y2 JP 1474478 U JP1474478 U JP 1474478U JP 1474478 U JP1474478 U JP 1474478U JP S589285 Y2 JPS589285 Y2 JP S589285Y2
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
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- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 1
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- Control Of Non-Electrical Variables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、油圧回路専において回路の圧力と流量を制
御するために使用する圧力流量制御弁に関する。
御するために使用する圧力流量制御弁に関する。
従来、油圧回路等において回路の圧力と流量を制御する
ために使用される圧力流量制御弁はその弁自体に流量を
調整する調整ねぢや調整ハンドルが付属しており、これ
らを手動で操作して流量な変える方式のものが一般であ
る。
ために使用される圧力流量制御弁はその弁自体に流量を
調整する調整ねぢや調整ハンドルが付属しており、これ
らを手動で操作して流量な変える方式のものが一般であ
る。
油圧回路等においては、圧力流量制御弁は流量の大きい
主回路(油圧の供給源からアクチュエータに圧油を供給
する回路など)に使用されるものが多く、また絞り弁と
圧力補償弁とが同一弁体内に組込まれるために比較的大
形のものとなる。
主回路(油圧の供給源からアクチュエータに圧油を供給
する回路など)に使用されるものが多く、また絞り弁と
圧力補償弁とが同一弁体内に組込まれるために比較的大
形のものとなる。
このため、圧力流量制御弁は油圧の供給源やアクチュエ
ータ等の機側に取付けられるのが普通である。
ータ等の機側に取付けられるのが普通である。
従って、流量を調整する必要を生じたときはその都度装
置の設置場所まで出かけて調整ねぢや調整ハンドルを操
作しなげればならないという欠点がある。
置の設置場所まで出かけて調整ねぢや調整ハンドルを操
作しなげればならないという欠点がある。
また。流量の多段制御を行txつ場合などに従来は段数
と同数の大形の圧力流量制御弁を必要とし、からこれに
は口径の大きい配管が使用されるため、装置が複雑で大
形となるという欠点がある。
と同数の大形の圧力流量制御弁を必要とし、からこれに
は口径の大きい配管が使用されるため、装置が複雑で大
形となるという欠点がある。
この考案の圧力流量制御弁は、小形の絞り弁を使用し液
圧パイロット回路で流量を遠隔制御できるような圧力流
量制御弁を提供すると同時に、流量の多段制御を1個の
圧力流量制御弁で行えるようにするなど圧力流量制御弁
を使用した装置を小型化し、また圧力流量制御弁の応用
範囲を拡大することを目的としている。
圧パイロット回路で流量を遠隔制御できるような圧力流
量制御弁を提供すると同時に、流量の多段制御を1個の
圧力流量制御弁で行えるようにするなど圧力流量制御弁
を使用した装置を小型化し、また圧力流量制御弁の応用
範囲を拡大することを目的としている。
この考案の圧力流量制御弁は、油圧回路用のものに適用
して最も適切であるので、以下油圧回路用のものについ
て説明する。
して最も適切であるので、以下油圧回路用のものについ
て説明する。
第1図は、従来の圧力流量制御弁の一例の断面図である
。
。
図において1が入口ポート、2が出口ポートで例えば入
口ポート1は油圧の供給源に、また出口ポート2は切替
弁などを介してアクチュエータなどに接続される。
口ポート1は油圧の供給源に、また出口ポート2は切替
弁などを介してアクチュエータなどに接続される。
タンクポート3は外部のタンク4に連通させ、またパイ
ロットポート5にはリリーフ弁6が接続される。
ロットポート5にはリリーフ弁6が接続される。
図のAの部分が絞り弁で、Bの部分が圧力補償弁である
。
。
図では絞り弁Aが閉じた状態を示しているが、使用時は
調整ねぢ1を回転して絞り弁Aのスプール8を右方に移
動させ、絞り部9を開く。
調整ねぢ1を回転して絞り弁Aのスプール8を右方に移
動させ、絞り部9を開く。
いま絞り弁Aの絞り部9をある開度で開いた状態で入口
ポート1に圧油を供給すると、圧油は入口ボート1から
中間油路10、絞り弁Aの絞り部9をとおって出口ポー
ト2から流出し、その流量は絞り部9の開度によって決
まる。
ポート1に圧油を供給すると、圧油は入口ボート1から
中間油路10、絞り弁Aの絞り部9をとおって出口ポー
ト2から流出し、その流量は絞り部9の開度によって決
まる。
一方、入口ポート1に加えられた圧油は中間油路10か
ら小油路11をとおって圧力補償弁Bの開弁側の圧力室
12に加わり、またリリーフ弁6が閉じているとすると
圧力補償弁Bの閉弁側のスプリング室13には出口ポー
ト2の圧油が小油路14、固定絞り15、小油路16を
とおして加えられる。
ら小油路11をとおって圧力補償弁Bの開弁側の圧力室
12に加わり、またリリーフ弁6が閉じているとすると
圧力補償弁Bの閉弁側のスプリング室13には出口ポー
ト2の圧油が小油路14、固定絞り15、小油路16を
とおして加えられる。
このとき、絞り弁Aの絞り部9による圧力降下で出口ポ
ート2の圧力は入口ポート1の圧力より小さくなってい
るので、その差圧によって圧力補償弁Bのスプール1T
は左方に移動して圧力補償弁Bが開き、入口ポート1に
加えられた圧油が一部タンクポート3からタンク4に流
出する。
ート2の圧力は入口ポート1の圧力より小さくなってい
るので、その差圧によって圧力補償弁Bのスプール1T
は左方に移動して圧力補償弁Bが開き、入口ポート1に
加えられた圧油が一部タンクポート3からタンク4に流
出する。
このよよな状態における入口ポート1の圧力なPl、出
口ポート2の圧力なP2とすると、圧力補償弁Bの圧力
室12の圧力はPl、スプリング室13の圧力はP2で
、Pl〉P2である。
口ポート2の圧力なP2とすると、圧力補償弁Bの圧力
室12の圧力はPl、スプリング室13の圧力はP2で
、Pl〉P2である。
すなわち、圧力補償弁Bのスプール11は、差圧P□−
P2による力とスプリング18の力とがバランスした位
置にあることになる。
P2による力とスプリング18の力とがバランスした位
置にあることになる。
ところで、流量は絞り部の開度と、その前後差圧とによ
って決定されるので、絞り部9の開度な調整ねぢ7で或
値に調整しておいても、例えば入口ポートの圧力P1が
変ると差圧P1−P2が変って流量が変化する。
って決定されるので、絞り部9の開度な調整ねぢ7で或
値に調整しておいても、例えば入口ポートの圧力P1が
変ると差圧P1−P2が変って流量が変化する。
このために、圧力補償弁Bが機能する。
いま、例えば入口ボート1の圧力P1が何かの原因で上
昇したとすると、この圧力は圧力補償弁Bの圧力室12
に加わっているのでスプール17が左方に移動して圧力
補償弁Bの開度な大きくして入口ポート1の圧油をより
多くタンクポート3からタンク4に流出させて入口ポー
ト1の圧力P1を下げ、結極P1−P2を一定に保つ。
昇したとすると、この圧力は圧力補償弁Bの圧力室12
に加わっているのでスプール17が左方に移動して圧力
補償弁Bの開度な大きくして入口ポート1の圧油をより
多くタンクポート3からタンク4に流出させて入口ポー
ト1の圧力P1を下げ、結極P1−P2を一定に保つ。
逆に、入口ポート1の圧力P1が低下すると、圧力補償
弁Bの圧力室12の圧力が下がってスプール17が右方
に移動して入口ポート1からタンク4への流出量をおさ
えてPlの低下を防ぐ。
弁Bの圧力室12の圧力が下がってスプール17が右方
に移動して入口ポート1からタンク4への流出量をおさ
えてPlの低下を防ぐ。
このようにして絞り弁Aの絞り部90前後差圧P1−P
2が一定に保たれ、流量も変らない。
2が一定に保たれ、流量も変らない。
従って、調整ねぢ7を調整して絞り弁Aの絞り部9の開
度を決定するとこれによって常に一定の流量が出口ポー
ト2から流出することになる。
度を決定するとこれによって常に一定の流量が出口ポー
ト2から流出することになる。
この圧力流量制御弁は前に説明したよ、うに、入口ポー
ト1に加えられる圧油がタンクポート3からタンク4へ
流出される方式となっているので、入口ポート1の圧力
P1が異常に上昇しても異常圧はタンク4への流出量の
増加によって抑えられる。
ト1に加えられる圧油がタンクポート3からタンク4へ
流出される方式となっているので、入口ポート1の圧力
P1が異常に上昇しても異常圧はタンク4への流出量の
増加によって抑えられる。
また、出口ポート2の圧力P2が異常に上昇してリリー
フ弁6の設定圧を越えた場合は、リリーフ弁6が開いて
出口ポート2の圧油をタンク4に流して異常圧を抑える
。
フ弁6の設定圧を越えた場合は、リリーフ弁6が開いて
出口ポート2の圧油をタンク4に流して異常圧を抑える
。
なお、固定絞り15はこのときのリリーフ弁6の流れを
抑制するためのものである。
抑制するためのものである。
このように、この圧力流量制御弁は絞り弁Aの前後差圧
を圧力補償弁Bによって一定に保持すると同時に、入口
ポート1の圧力P0および出口ポート2の圧力P2をも
制御するようになっているので、圧力補償性の圧力流量
制御弁と呼ばれる。
を圧力補償弁Bによって一定に保持すると同時に、入口
ポート1の圧力P0および出口ポート2の圧力P2をも
制御するようになっているので、圧力補償性の圧力流量
制御弁と呼ばれる。
以上、従来の圧力流量制御弁についてその構造と動作の
概要を説明したが、このように従来の圧力流量制御弁は
流量の調整を調整ねぢで行なうために、流量を遠隔制御
することができず、また流量の多段制御を行なうときな
どに1個の弁で1種類の流量しか設定できず段数と同数
の弁が必要となるなどの欠点がある。
概要を説明したが、このように従来の圧力流量制御弁は
流量の調整を調整ねぢで行なうために、流量を遠隔制御
することができず、また流量の多段制御を行なうときな
どに1個の弁で1種類の流量しか設定できず段数と同数
の弁が必要となるなどの欠点がある。
この考案の圧力流量制御弁は、前記した従来の圧力流量
制御弁の欠点を解決したもので、以下図面にもとづいて
その構造と機能を説明する。
制御弁の欠点を解決したもので、以下図面にもとづいて
その構造と機能を説明する。
第2図はこの考案の圧力流量制御弁の回路構成図で、第
3図はその一実施例の断面図である。
3図はその一実施例の断面図である。
第2図において、鎖線でかこったCの部分がこの考案の
圧力流量制御弁で、この弁は図に示すように絞り弁D、
圧力補償弁Eおよび固定絞り19および20が一体のボ
ディに組込まれて構成されている。
圧力流量制御弁で、この弁は図に示すように絞り弁D、
圧力補償弁Eおよび固定絞り19および20が一体のボ
ディに組込まれて構成されている。
Pは油圧の供給源で、矢印のFの部分が流出側である。
この圧力流量制御弁にはパイロット絞り弁21が接続さ
れて、これによって流量の遠隔制御が行なわれる。
れて、これによって流量の遠隔制御が行なわれる。
パイロット絞り弁21に&″!/jX形の可変絞り弁が
使用される。
使用される。
また、小形のリリーフ弁22が接続され、これは流出側
の圧力を制御するためのものである。
の圧力を制御するためのものである。
圧力補償弁Eおよびリリーフ弁22の出口側はタンク2
3に導かれている。
3に導かれている。
つぎに、第3図の実施例についてこの考案の圧力流量制
御弁の構造と機能を説明する。
御弁の構造と機能を説明する。
図において、Dの部分が絞り弁、Eの部分が圧力補償弁
で、19.20はそれぞれ固定絞りであり、これらはそ
れぞれ第2図の同記号、同数字のものと対応している。
で、19.20はそれぞれ固定絞りであり、これらはそ
れぞれ第2図の同記号、同数字のものと対応している。
24が入口ポートで26が出口ポート、25はタンクポ
ートである。
ートである。
また27,28および29はパイロットポートである。
圧力補償弁Eのスプール30は摺動可能で、動作してい
ないときはスプリング31によって右方に押されて、入
口ポート24とタンクポート25の間を遮断している。
ないときはスプリング31によって右方に押されて、入
口ポート24とタンクポート25の間を遮断している。
スプール30の端室のうち、閉弁側のスプリング室32
は小油路33をとおしてパイロットポート27に、また
小油路34をとおして出口ポート26に連通している。
は小油路33をとおしてパイロットポート27に、また
小油路34をとおして出口ポート26に連通している。
小油路34には固定絞り20が設けられている。
また、開弁側の圧力室35は小油路36をとおしてパイ
ロットポート29に連通している。
ロットポート29に連通している。
絞り弁りのスプール39も同様に摺動可能で、動作して
いないときはスプリング40によって左方に押され、中
間油路38と出口ポート26の間を遮断している。
いないときはスプリング40によって左方に押され、中
間油路38と出口ポート26の間を遮断している。
スプール39の端室のうち、閉弁側のスプリング室41
は小油路42をとおしてパイロットポート29と、また
小油路43.44をとおして他方の端室である開弁側の
圧力室45に連通し、小油路43には固定絞り19が設
げられている。
は小油路42をとおしてパイロットポート29と、また
小油路43.44をとおして他方の端室である開弁側の
圧力室45に連通し、小油路43には固定絞り19が設
げられている。
圧力室45はまた小油路46.47をとおして中間油路
38に連通している。
38に連通している。
出口ポート26は小油路48をとおしてパイロットポー
ト28に通じている。
ト28に通じている。
この圧力流量制御弁は、パイロットポー)28.29の
間にパイロット絞り弁21が、またパイロットポート2
7にはリリーフ弁22が接続されて使用される。
間にパイロット絞り弁21が、またパイロットポート2
7にはリリーフ弁22が接続されて使用される。
いま、パイロット絞り弁21がある開度に調整されてい
るとして、入口ポート24に圧油を導くとこの圧油は入
口ポート24から中間油路38、小油路47.46、絞
り弁りの圧力室45、小油路44.43をとおってパイ
ロットポット29からパイロット絞り弁21をとおり、
パイロットポート28から小油路48をとおって出口ポ
ート26から流出し、この回路に流れqを生ずる。
るとして、入口ポート24に圧油を導くとこの圧油は入
口ポート24から中間油路38、小油路47.46、絞
り弁りの圧力室45、小油路44.43をとおってパイ
ロットポット29からパイロット絞り弁21をとおり、
パイロットポート28から小油路48をとおって出口ポ
ート26から流出し、この回路に流れqを生ずる。
この流れqの回路には小油路43に固定絞り19が設け
られているため、ここで圧力降下を生じ絞り弁りのスプ
リング室41の圧力が圧力室45の圧力より低くなり、
このため絞り弁りのスプール39が右方に押されて絞り
弁りが開き、入口ポート24に加えられた圧油が中間油
路3B、絞り弁りの絞り部49をとおって出口ポート2
6から流出する。
られているため、ここで圧力降下を生じ絞り弁りのスプ
リング室41の圧力が圧力室45の圧力より低くなり、
このため絞り弁りのスプール39が右方に押されて絞り
弁りが開き、入口ポート24に加えられた圧油が中間油
路3B、絞り弁りの絞り部49をとおって出口ポート2
6から流出する。
このとき、絞り弁りを通過する主回路の流量は絞り弁り
の開度によって決まりその開度はスプリング室41と圧
力室45との圧力差、すなわち、固定絞り19の圧力降
下の大きさによって決まる。
の開度によって決まりその開度はスプリング室41と圧
力室45との圧力差、すなわち、固定絞り19の圧力降
下の大きさによって決まる。
一方、固定絞り19の圧力降下はこれを流れる流量qに
よって決まるので、パイロット絞り弁21の開度な変え
て流量qを変えてやれば絞り弁りを流れる主回路の流量
を変えることができることになる。
よって決まるので、パイロット絞り弁21の開度な変え
て流量qを変えてやれば絞り弁りを流れる主回路の流量
を変えることができることになる。
すなわち、パイロット絞り弁21によってこの圧力流量
制御弁の流量が遠隔制御できることになる。
制御弁の流量が遠隔制御できることになる。
しかし、絞り弁りを流れる主回路の流量は、その絞り部
49の開度が一定であっても、その前後差圧が変化する
と変化する。
49の開度が一定であっても、その前後差圧が変化する
と変化する。
従って、常に流量を一定に保つには絞り部490前後差
圧も一定に保持してやらねばならない。
圧も一定に保持してやらねばならない。
このために、圧力補償弁Eが機能する。
圧力補償弁Eのスプール30にはその圧力室35側に固
定絞り19の流出側の圧力が小油路36をとおして加わ
っている。
定絞り19の流出側の圧力が小油路36をとおして加わ
っている。
また、スプリング室32側には出口ポート26の圧力が
小油路34,33をとおして加わっている。
小油路34,33をとおして加わっている。
従って、スプリング室32の圧力は圧力室35の圧力よ
りもパイロット絞り弁21の圧力降下分だけ低くなって
いるので、スプール30は左方に押されて入口ポート2
4とタンクポート25の間が開き、入口ポート24に加
えられた圧油が一部タンクポート25からタンク23に
流出し、動作状態では圧力補償弁Eのスプール30は図
示のような位置にある。
りもパイロット絞り弁21の圧力降下分だけ低くなって
いるので、スプール30は左方に押されて入口ポート2
4とタンクポート25の間が開き、入口ポート24に加
えられた圧油が一部タンクポート25からタンク23に
流出し、動作状態では圧力補償弁Eのスプール30は図
示のような位置にある。
いまこの状態において、入口ポート24の圧力なPl、
流入量をQA、 タンクポート25からの流出量をQ
B、出口ポート26の圧力なP3、流出量なQClまた
絞り弁りを流れる流量をQD、固定絞り19の流出側の
圧力をP2とすると、Pl〉P2〉P3でPl−P3が
絞り弁りの前後差圧(絞り弁りによる圧力降下分)、P
l−P2が固定絞り190前後差圧、P2−P3がパイ
ロット絞り弁21の前後差圧となる。
流入量をQA、 タンクポート25からの流出量をQ
B、出口ポート26の圧力なP3、流出量なQClまた
絞り弁りを流れる流量をQD、固定絞り19の流出側の
圧力をP2とすると、Pl〉P2〉P3でPl−P3が
絞り弁りの前後差圧(絞り弁りによる圧力降下分)、P
l−P2が固定絞り190前後差圧、P2−P3がパイ
ロット絞り弁21の前後差圧となる。
また、QA=QB−)−QC=QB十QD十qtQc’
=QD十qとなる。
=QD十qとなる。
いま、伺らかの原因で入口ポート24の圧力P1が上昇
したとすると、これにともなって流量qが増大して絞り
弁りの前後差圧Pl−P3が増大し従って主回路の流量
QDも増大するが、同時にパイロット絞り弁21の圧力
降下P2−P3すなわち、圧力補償弁Eの圧力室35と
スプリング室32の差圧も増大することになるので、ス
プール30が左方に押されて入口ポート24とタンクポ
ート25との開度が大きくなって流量QBが増大し、P
lの上昇を抑え流量qと絞り弁りの前後差圧を一定に保
ち、流量QDを一定に保持する。
したとすると、これにともなって流量qが増大して絞り
弁りの前後差圧Pl−P3が増大し従って主回路の流量
QDも増大するが、同時にパイロット絞り弁21の圧力
降下P2−P3すなわち、圧力補償弁Eの圧力室35と
スプリング室32の差圧も増大することになるので、ス
プール30が左方に押されて入口ポート24とタンクポ
ート25との開度が大きくなって流量QBが増大し、P
lの上昇を抑え流量qと絞り弁りの前後差圧を一定に保
ち、流量QDを一定に保持する。
逆に入ロポート24の圧力P1が低下するとスプール3
0が右方に移動して、タンクポート25からの流出量Q
Bを制限してp4の低下を防ぎ、同様に流量qおよびQ
Dを一定に保持する。
0が右方に移動して、タンクポート25からの流出量Q
Bを制限してp4の低下を防ぎ、同様に流量qおよびQ
Dを一定に保持する。
出口ポートの圧力P3が変動したときにも、これにとも
なってスプール30が左または右に移動して入口ポート
24の圧力P1を調整して、流量qおよびQDを一定に
保持する。
なってスプール30が左または右に移動して入口ポート
24の圧力P1を調整して、流量qおよびQDを一定に
保持する。
つき゛に、出口ポート26の圧力P2が何かの原因で異
常に上昇してリリーフ弁22の設定圧を越えた場合は、
圧力補償弁Eのスプール30が右方の極限にまで移動し
て、入口ポート24からタンクポート25への通路を断
ち、圧力補償弁Eの機能が停止するので、このときはリ
リーフ弁22が動作して出口ボート26の圧油をタンク
23に流して出口ポート26の圧力P3を降下させ、同
時に圧力補償弁Eが入口ポート24の圧力P0を調整し
、P□−P3を一定に保持する。
常に上昇してリリーフ弁22の設定圧を越えた場合は、
圧力補償弁Eのスプール30が右方の極限にまで移動し
て、入口ポート24からタンクポート25への通路を断
ち、圧力補償弁Eの機能が停止するので、このときはリ
リーフ弁22が動作して出口ボート26の圧油をタンク
23に流して出口ポート26の圧力P3を降下させ、同
時に圧力補償弁Eが入口ポート24の圧力P0を調整し
、P□−P3を一定に保持する。
以上、この考案の圧力流量制御弁の構造と機能な一実施
例にもとづいて説明したが、以下との弁を使用した油圧
回路の応用例について説明する。
例にもとづいて説明したが、以下との弁を使用した油圧
回路の応用例について説明する。
第4図は、この考案の圧力流量制御弁を使用して流量の
遠隔多段制御を行なう回路で、図は4段制御の場合を示
す。
遠隔多段制御を行なう回路で、図は4段制御の場合を示
す。
図において鎖線でかこったCわ部分がこの考案の圧力流
量制御弁で、Dがそわ絞り弁、Eが圧力補償弁である。
量制御弁で、Dがそわ絞り弁、Eが圧力補償弁である。
図では、絞り弁りを簡略化して画いである。
図において、P′カ油圧の供給源、矢印のPが流出側で
ある。
ある。
4個のパイロット絞り弁21−1.21−2.21−3
および21−4はそれぞれ所望の開度に設定されている
。
および21−4はそれぞれ所望の開度に設定されている
。
いま、パイロット絞り弁21−1を使用するときは、押
釦などを操作して小形の切替弁50−1が図の上方のポ
ジションに接続されるように励磁してやれば、パイロッ
ト絞り弁21−1が圧力流量制御弁Cの絞り弁りに接続
され、F部にパイロット絞り弁21−1の開度に相応し
た流量が得られる。
釦などを操作して小形の切替弁50−1が図の上方のポ
ジションに接続されるように励磁してやれば、パイロッ
ト絞り弁21−1が圧力流量制御弁Cの絞り弁りに接続
され、F部にパイロット絞り弁21−1の開度に相応し
た流量が得られる。
パイロット絞り弁21−2を使用するときは、小形の切
替弁50−1を下方力ポジションが接続されるように励
磁してやれば、パイロット絞り弁21−2の開度に相応
した流量がF部に得られ、同様にパイロット絞り弁21
−3 、21−4を使用するときは小形の切替弁52−
2をそれぞれ上方のポジションまたは下方のポジション
に接続してやればよい。
替弁50−1を下方力ポジションが接続されるように励
磁してやれば、パイロット絞り弁21−2の開度に相応
した流量がF部に得られ、同様にパイロット絞り弁21
−3 、21−4を使用するときは小形の切替弁52−
2をそれぞれ上方のポジションまたは下方のポジション
に接続してやればよい。
なお、第4図の例では流出側の圧力を制御するために設
定圧の異なる2個の小形のリリーフ弁22−1.22−
2を使用し、これを小形の切替弁51で任意に選定でき
るようにしている。
定圧の異なる2個の小形のリリーフ弁22−1.22−
2を使用し、これを小形の切替弁51で任意に選定でき
るようにしている。
つぎに第5図は、第4図と同じく流量の多段制御を行な
う回路で、図は2段制御の場合を示し、第4図の回路と
異なる点はパイロット絞り弁21−1を使用するときは
リリーフ弁22−2が動作し、パイロット絞り弁21−
2を使用するときはリリーフ弁22−1が動作するよう
にした点にある。
う回路で、図は2段制御の場合を示し、第4図の回路と
異なる点はパイロット絞り弁21−1を使用するときは
リリーフ弁22−2が動作し、パイロット絞り弁21−
2を使用するときはリリーフ弁22−1が動作するよう
にした点にある。
リリーフ弁21−1.21−2はそれぞれ異なった設定
圧で、パイロット絞り弁21−1が使用されているとき
はリリーフ弁22−1の流出側に圧油が加わっているの
で、これは動作せず、リリーフ弁22−2はその流出側
がタンクに開放されているので圧力流量制御弁Cの流出
側の圧力が設定圧を越えると動作する。
圧で、パイロット絞り弁21−1が使用されているとき
はリリーフ弁22−1の流出側に圧油が加わっているの
で、これは動作せず、リリーフ弁22−2はその流出側
がタンクに開放されているので圧力流量制御弁Cの流出
側の圧力が設定圧を越えると動作する。
逆に、パイロット絞り弁21−2を使用しているときは
、リリーフ弁22−1が動作し、リリーフ弁22−2は
動作しない。
、リリーフ弁22−1が動作し、リリーフ弁22−2は
動作しない。
なお、チェックバルブ52−1.52−2はそれぞれ一
方のパイロット絞り弁が使用されているとき他方のパイ
ロット絞り弁を遮断するためのものである。
方のパイロット絞り弁が使用されているとき他方のパイ
ロット絞り弁を遮断するためのものである。
つき゛に、第6図の回路は流量の多段制御と同時に切替
弁53を使用して流出方向を切替えてシリンダ54を制
御するようにした回路である。
弁53を使用して流出方向を切替えてシリンダ54を制
御するようにした回路である。
パイロット絞り弁21−1が動作すると切替弁53に図
の上方部から圧油が加わってその上方のポジションが接
続され、シリンダ54のピストンが押し下げられる方向
に動かされる。
の上方部から圧油が加わってその上方のポジションが接
続され、シリンダ54のピストンが押し下げられる方向
に動かされる。
逆にパイロット絞り弁21・−2が動作すると、切替弁
54の下方部から圧油が加わってその下方部のポジショ
ンが接続され、シリンダ54のピストンが上方に押し上
げられる方向に動かされる。
54の下方部から圧油が加わってその下方部のポジショ
ンが接続され、シリンダ54のピストンが上方に押し上
げられる方向に動かされる。
その他の動作は第5図のものと全く同じであり、パイロ
ット絞り弁を2個使用して流量の2段制御を行なってい
るので、ピストンの作動方向によってその移動速度が変
えられる。
ット絞り弁を2個使用して流量の2段制御を行なってい
るので、ピストンの作動方向によってその移動速度が変
えられる。
以上、この考案の圧力流量制御弁を使用した油圧回路の
応用例について説明上たが、これらの回路を従来の手動
調整式の圧力流量制御弁を使用して組むと、流量の制御
段数と同数の圧力流゛量制御弁を必要とし、これの切替
′にも大形の切替弁が必要−で、また配管も大口径のも
のを必要とし、油圧装置が大形でかつ複雑なものとなる
。
応用例について説明上たが、これらの回路を従来の手動
調整式の圧力流量制御弁を使用して組むと、流量の制御
段数と同数の圧力流゛量制御弁を必要とし、これの切替
′にも大形の切替弁が必要−で、また配管も大口径のも
のを必要とし、油圧装置が大形でかつ複雑なものとなる
。
以上に説明したように、この考案の圧力流量制御弁は流
量の制御を小形のパイロット絞り弁を使用して遠隔操作
で行なえるようにすると同時に。
量の制御を小形のパイロット絞り弁を使用して遠隔操作
で行なえるようにすると同時に。
流量の多段制御を1個の圧力流量制御弁で行なえるよう
にするなど、圧力流量制御弁を使用した油圧装置を簡略
化し、小形化し、かつ圧力流量制御弁の応用範囲を拡大
する効果がある。
にするなど、圧力流量制御弁を使用した油圧装置を簡略
化し、小形化し、かつ圧力流量制御弁の応用範囲を拡大
する効果がある。
第1図は従来の圧力流量制御弁の断面図、第2図はこの
考案の圧力流量制御弁の回路構成図で第3図はその一実
施例の断面図、第4図、第5図および第6図はこの考案
の圧力流量制御弁を使用した応用例の油圧回路図である
。 24・・・・・・入口ポート、25・・・・・・タンク
ポート、26・・・・・・出口ポート、27,28,2
9・・・・・・パイロットポート、D・・・・・・絞り
弁、E・・・・・・圧力補償弁、30.39・・・・・
・スプール、31,40・・・・・・スフリング、19
、20・・・・・・固定絞り、21・・・・・・パイ
ロット絞り弁、22 ・−−−−・リリーフ弁。
考案の圧力流量制御弁の回路構成図で第3図はその一実
施例の断面図、第4図、第5図および第6図はこの考案
の圧力流量制御弁を使用した応用例の油圧回路図である
。 24・・・・・・入口ポート、25・・・・・・タンク
ポート、26・・・・・・出口ポート、27,28,2
9・・・・・・パイロットポート、D・・・・・・絞り
弁、E・・・・・・圧力補償弁、30.39・・・・・
・スプール、31,40・・・・・・スフリング、19
、20・・・・・・固定絞り、21・・・・・・パイ
ロット絞り弁、22 ・−−−−・リリーフ弁。
Claims (1)
- その入力側通路と出力側通路との間にスプリングによっ
てスプールを閉弁状態に配設し、該スプールの開弁側の
圧力室をその入力側通路とまた固定絞りを介して閉弁側
のスプリング室と連通した絞り弁と、該絞り弁と回路的
に並列に配設され、その入口通路とタンクへの通路との
間にスプーリングによってスプールを開弁状態に配設し
、該スプールの開弁側の圧力室と前記絞り弁のスプリン
グ室とまた閉弁側のスプリング室を別の固定絞りを介し
て前記絞り弁の出口側通路と連通した圧力補償弁とを備
え、前記絞り弁のスプリング室と出口側通路との間に絞
り弁を接続するためのパイロットポートと、また前記圧
力補償弁のスプリング室をリリーフ弁に接続するための
パイロットポートとを設けた圧力流量制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1474478U JPS589285Y2 (ja) | 1978-02-08 | 1978-02-08 | 圧力流量制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1474478U JPS589285Y2 (ja) | 1978-02-08 | 1978-02-08 | 圧力流量制御弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54118599U JPS54118599U (ja) | 1979-08-20 |
JPS589285Y2 true JPS589285Y2 (ja) | 1983-02-19 |
Family
ID=28835208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1474478U Expired JPS589285Y2 (ja) | 1978-02-08 | 1978-02-08 | 圧力流量制御弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS589285Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-02-08 JP JP1474478U patent/JPS589285Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54118599U (ja) | 1979-08-20 |
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