JPS5832872A - ベンゾチアゼピン誘導体の光学分割法 - Google Patents

ベンゾチアゼピン誘導体の光学分割法

Info

Publication number
JPS5832872A
JPS5832872A JP12887481A JP12887481A JPS5832872A JP S5832872 A JPS5832872 A JP S5832872A JP 12887481 A JP12887481 A JP 12887481A JP 12887481 A JP12887481 A JP 12887481A JP S5832872 A JPS5832872 A JP S5832872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
salt
bta
benzothiazepine
formula
optical resolution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12887481A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Nohira
博之 野平
Misako Nohira
野平 美沙子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP12887481A priority Critical patent/JPS5832872A/ja
Publication of JPS5832872A publication Critical patent/JPS5832872A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 で示される (±)−α−2−(p−メトキシフェニル
)−3−アセトキン−5−(β−ジメチルアミノエテル
)−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4
(5H)−オンで以下(ト)BTAと略記する)の新規
な光学分割法に関するものである。
BTAは、その(ト)体が優れた冠血管拡張作用を有し
、また(→体は脳波覚醒化作用を有する化合物であり、
その作用はラセミ体で用いたときの2倍から4倍強力で
あることが知られている(薬学雑誌93 (6) 、7
29−732 (1973) )。光学活性BTAの製
造法としては、BTAの化学合成法の中間化合物である
ラセミ型α−2−ヒドロキシ−3−(p−メトキシフェ
ニル)−3−(0−ニトロフェニルチオ)−プロピオン
酸を光学活性有機塩基を用いて光学分割し、それぞれの
光学活性体BTAに導く方法(特公昭53−18038
)  が知られている。しかしながらこの方法によれば
、光学分割に用いる光学活性塩基として、シンコニジン
、エフェドリン、キニンなどの高価な天然物を用いてお
り、また、BTAの合成中間体を光学分割していること
から、BTAの各光学活性体に導くまでに二重の手間を
かけることになり操作が繁雑で経済的にもよい方法とは
いえない。したがって光学活性BTAを得る方法として
ωBTAそのものを効率よく光学分割することが望まれ
ていた。
本発明者らは(、l、) B T Aの光学分割につい
て鋭意検討を行った結果、工業的に大量にしかも安価に
入手できる光学活性のマンデル酸(以下MAと略記する
)を分割剤として用いることにより、容易に光学活性B
TAが高純度かつ高収率で効率よく得られることを見い
出し本発明を完成した。
即ち、本発明は、(ト)BTAに、光学活性MAを分割
剤として作用させることを特徴とする(ト)BTAの光
学分割操作である。
本発明において光学活性MA((+)MAまたは(−)
 M A )を分割剤として作用させるとは、溶媒中で
(ト)BTAに、(+−)MAを区応させて←)BTA
・(+) M A塩および←)BTA−(+)MA塩を
、また←)MAを反応させて←)BTA・←)MA塩お
上3− び(−) B T A・←)MA塩を生成させ、生成し
た2池類の塩を溶媒に対する溶解度差によって分取可能
ならしめることをいう。
次に本発明の分割方法を具体的に述べる。まず(ト)B
TAに、このBTAに対して好ましくは当モルの(ト)
または(→MAを加え、これらに溶媒を加え加熱溶解し
て過飽和となし、室温にまで冷却した後、必要とあれば
光学活性BTA・MA塩の種を少量接種した後、更に低
温に保って析出する同種の塩を分離するのである。
ここで用いる溶媒としては、アルコール類、ケトン類、
エステル類、炭化水累類、ハロゲン化炭化水素類、又は
これらの混合物のような一般に光学分割操作に使用され
る溶媒でよいが、酢酸エチルを用いれば同符号の塩、即
ち(+) B TA・(+) M A塩または←)BT
A・(→MA塩が析出し、酢酸エチル二ベンゼン=1:
1(容量比)の混合溶媒を用いれば異符号の塩(−) 
B T A・(ト)MA塩または(+) B T A・
(−) M A塩が析出する。
したがって、酢酸エチルまたは該混合溶媒のど4− ちらか一方を用いて光学活性塩をr取した後、その母液
を蒸発乾固させ、これを他の溶媒で処理して結晶を析出
させることにより同符号の塩と異符号の塩を交互に得る
ことができるので好都合である。
° かくして得られた塩を、それぞれ、結晶を析出させ
た溶媒と同種の溶媒を用いて再結晶した後、水酸化ナト
リウム、アンモニア等の塩基を作用させて塩を分解し、
光学活性BTAを得る。
これをエタノール等の有機溶媒から再結晶することによ
りさらに純度のよい目的物を得ることができる。
次に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。
実施例 1゜ (1)BTA190W (0,46mmoりと(+) 
M A70 N (0,46m mon)に酢酸エテル
ITILlを加え加熱溶解した。これを室温にまで冷却
し、(+) B TA−(+)MA塩を約1ダ接種し、
約2時間冷蔵庫内に放置した。析出した結晶をr別し、
51■の(+)B T A、 −(+) M A塩を得
たo mp 87.5−89℃、(ロ)4::+225
°(C=1.0、エタノール)。
この塩に1規定の水酸化ナトリウム2rrL/!を加え
て塩を分解し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エテル層の
溶媒を減圧下に留去し、残った油状物に2規定の塩酸1
dを加えると結晶が析出した。
この結晶を少量のエタノールより再結晶することにより
18.4111i’の(ト)BTA塩酸塩を得た。mp
204−206℃、(ロ)”+87.2°(C=0.1
72、メタノ−ル)、光学純度89係。
実施例 2゜ C+) B T A 2.071 (5m moAりと
(−)M A O,761(rm mol)を50 r
fLl!の三角フラスコにとり、酢酸ニブル二ベンゼン
=1:1のa 合溶媒13 +nl ニ加熱溶解した。
室温にまで冷却後(ト)BTA・(→MA塩の種を約5
ダ接楠し冷蔵庫内に2時間放置した。析出した結晶をf
別し、1.17 gの相←)BTA・(−) M A塩
を得た。この塩を酢酸エチル:ベンぞン;1:1の混合
溶媒7 mlで再結晶し0.8711の精製(4−)B
TA ・(→MA塩を得た。mp37 85−88℃、(ロ)D+ 50.9°(C−1,0、
メタノール)、用いた(ト)BTA中の(ト)BTAに
対しての収率は61%であった。
この塩に130■の水酸化ナトリウム(3,25mmo
/)と水2ゴを加えて塩を分解し、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層を無水炭酸カリウムで乾燥後、溶媒を
減圧下に留去した。残った油状物に濃塩酸0.15rR
/を加えると白色結晶が析出した。この結晶をエタノー
ルより再結晶して450■の(→BTA塩酸塩を得た。
mp 212−2137 ℃、(ロ)D+93.3″’ (C=0.178、メタ
ノール)、光学純度95.7チ。
実施例 3゜ CI:) B T A 3.14N (7,58m t
nol)と(−1−) M A 1.15 g(7,5
7m mob)を酢酸エチル二ベンゼン−1:1の混合
溶媒20 dに加え加熱溶解l、た。これを室温にまで
冷却してから冷蔵庫内に4時間放置した。析出した結晶
をf別し、1.7711の粗(→BTA−(ト)MA塩
を得た。これを酢酸エチル二ベンゼン=1:1の混合溶
媒から再結晶し、1,329の精製←)BTA、(ト)
MA塩を得た。mp85−7 88℃、@D−50,9°(C= 1.0、メタノール
)。
この塩1.13 g (2m mob)に水酸化ナトリ
ウム170I119を4 mlの水に溶かした溶液を加
え塩を分解し、酢酸エテル10rnlで抽出した。この
抽出液に濃塩酸0.2 mlを加え、溶媒を減圧下に留
去させ、析出した結晶をエタノールで再結晶し、685
1n9の←3BTA塩酸塩を得た。mp 212−21
4℃、7 (J D−93,3°(C=0.178、メタノール)
、光学純度95,7%。
また、先に粗←)BTA・(−))MA塩をf別した後
の母液をいったん減圧下に蒸発乾固させた後、酢酸エテ
ル8IILlを加えて加熱溶解し、冷蔵庫内に一晩放置
した。析出した結晶をf別し、1.211の粗←)BT
A、(1−)MA塩を得た。これを酢酸エテル3 in
lで再結晶し、1.06 gノ精製(−1−) B T
 As2 、(−1−)MA塩を得た6mp90−91℃、@ 、
 + 112.4゜(C=1.0、メタノール5゜ 次に柑(ト)B T A・(ト)MA塩を沢収したあと
の母液と(→BTA、(−))MA塩の再結晶母液をあ
わ7− せ、いったん溶媒を減圧下に留去すると1.68Fの油
状物が残った。これに酢酸エチル:ベンぞン=1=1の
混合溶媒8mlを加え、加熱溶解し、室温にまで冷却し
く→B T A(ト)MA塩の柚5■を接種し、冷蔵庫
内に2時間放置した。析出した・結晶なヲ戸別し360
■の(−) B T A−(ト)MA塩を得7 た。mp 81.5−83.5℃、[JD−38,5°
(C−1,0、メタノール)。
この母液に、先に行った(ト)BTA−(ト)MA塩の
再結晶母液を加え、いったん溶媒を減圧下に留去すると
、1.509の油状物が残った。これを酢酸エチル4.
5コに加熱溶解し、室温にまで冷却後(+)B T A
−(ト)MA塩の種約3ダを接種し冷蔵庫内に一晩放置
した。析出した結晶をr別し、525■の(+−)BT
A・(ト)MA塩を得た。この塩と先に再結晶した(−
1−) B T A−(ト)MA塩を合わせ、そのうち
1.13 El (2m moj)を、濃アンモニア水
で分解し、酢酸エチルで抽出した。抽出液に、濃塩酸0
.2dをエタノール2T111に溶かした 溶液を加え
釆冷した。析出した結晶をr別し、8148− ダの(−))BTA−塩酸塩を得た。mp211−21
2℃、@ 37十89.7°(C−0,178、メタノ
ール)光学純り 度92チ。
特許出願人  野 平 博 之

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (±)−α−2−(p−メトキシフェニル)−3−アセ
    トキシ−5−(β−ジメチルアミノエテル)−2,3−
    ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オ
    ンに光学活性マンデル酸を分割剤として作用させること
    を特徴とする (±)−α−2−(p−メトキシフェニル)−3−アセ
    トキシ−5−(β−ジメチルアミノエチル)−2゜3−
    ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−大
    ンの光学分割法、。
JP12887481A 1981-08-18 1981-08-18 ベンゾチアゼピン誘導体の光学分割法 Pending JPS5832872A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12887481A JPS5832872A (ja) 1981-08-18 1981-08-18 ベンゾチアゼピン誘導体の光学分割法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12887481A JPS5832872A (ja) 1981-08-18 1981-08-18 ベンゾチアゼピン誘導体の光学分割法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS5832872A true JPS5832872A (ja) 1983-02-25

Family

ID=14995489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12887481A Pending JPS5832872A (ja) 1981-08-18 1981-08-18 ベンゾチアゼピン誘導体の光学分割法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5832872A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6094074A (ja) * 1983-09-22 1985-05-27 ナビスコ ブランズ インコ−ポレ−テツド 低カロリ−焙焼ナツツの製造法
WO2005030730A1 (ja) * 2003-09-29 2005-04-07 Yamakawa Chemical Industry Co., Ltd. 光学活性なα−アミノ−ε−カプロラクタムまたはその塩の製造方法および製造の中間体
CN100463904C (zh) * 2006-08-15 2009-02-25 宁波工程学院 地尔硫卓中间体的制备方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6094074A (ja) * 1983-09-22 1985-05-27 ナビスコ ブランズ インコ−ポレ−テツド 低カロリ−焙焼ナツツの製造法
JPS6233858B2 (ja) * 1983-09-22 1987-07-23 Nabisco Brands Inc
WO2005030730A1 (ja) * 2003-09-29 2005-04-07 Yamakawa Chemical Industry Co., Ltd. 光学活性なα−アミノ−ε−カプロラクタムまたはその塩の製造方法および製造の中間体
JP2005104874A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Yamakawa Yakuhin Kogyo Kk 光学活性なα−アミノ−ε−カプロラクタムまたはその塩の製造方法および製造の中間体
CN100463904C (zh) * 2006-08-15 2009-02-25 宁波工程学院 地尔硫卓中间体的制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5832872A (ja) ベンゾチアゼピン誘導体の光学分割法
JPS6013775A (ja) 光学活性3−(p−アルコキシフエニル)グリシツド酸アルカリ金属塩の製造法
JPS5821906B2 (ja) トランス −4− アミノメチルシクロヘキサカルボンサン ノ セイゾウホウ
US4985575A (en) Process for preparing optically active tetrahydro-2-furoic acid
JPH0134979B2 (ja)
JP2001521498A (ja) O−(3−アミノ−2−ヒドロキシ−プロピル)−ヒドロキシミック酸ハロゲン化物の製造方法
JPH0140033B2 (ja)
US3803202A (en) Process for the production of 2-cyano-3,4,5,6-tetrahalogenbenzoic acid alkyl esters
JPH05271169A (ja) 新規な光学活性tert−ロイシン・1−(4−置換フェニル)エタンスルホン酸塩およびその製造法
US4226803A (en) Process for production of optically active bases
KR20010079913A (ko) (-)-α-(디플루오로메틸)오르니틴-모노히드로클로라이드일수화물의 제조 방법
FR2772029A1 (fr) Procede de preparation de la mequitazine et nouvel intermediaire de synthese
JP2632952B2 (ja) 光学分割法
JP2576598B2 (ja) 光学活性1−メチル−3−フェニルプロピルアミンの製法
JPS61172846A (ja) (±)−2−クロロプロピオン酸の光学分割法
JPS63255255A (ja) 光学活性α−メチロシンの製造方法
JPH023627A (ja) 光学活性1−メチル−3−フェニルプロピルアミンの製造法
JPH035382B2 (ja)
JPS6332350B2 (ja)
JPH01131143A (ja) d,l−カルニチンニトリルクロライドの光学分割法
JPS5852253A (ja) Ρ−ヒドロキシフエニルグリシン・α−フエニルエタンスルホン酸塩及びその光学分割法
BE721781A (ja)
FR2536745A1 (fr) Procede pour preparer les isomeres optiques de certains acides cyclopropane-carboxyliques
JPS6341386B2 (ja)
Gibson et al. XVI.—The stereochemistry of reduced quinoxalines. Part III. The resolution of externally compensated α-and β-2: 3: 7-trimethyl-l: 2: 3: 4-tetrahydroquinoxalines