JPS5832286Y2 - 部品取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は部品取付装置に関するものであり、たとえばパ
ネルを筐体に取り付ける際に簡単に仮止めできる装置を
提供できることを自゛的とする。

電気機器、特に音響機器において、パネル部分にヘッド
ホン等のジャックを露出させて設ける場合、工場では完
全に組み立てる前に仮止めができるときわめて便利であ
る。

本考案はこのような要求を満足させた装置を提供するも
のであり、以下本考案の一実施例を図面を用いて説明す
る。

第１図において、１はプリント基板であり、その端部に
は口金部２ａを有するジャック本体２が固定されている
。

またこのジャック本体２の両側面にはっは部２ｂ、２ｂ
’が設けられている。

上記プリント基板１は筐体３に取り付けられ、この筐体
３の端部近傍にはパネル４を固定するための固定用孔３
ａが形成されている。

上記パネル４には上記ジャック本体２の口金部２ａを嵌
合し外部に露出させるための透孔４ｂと、この透孔４ｂ
の両側に位置し上記ジャック本体２のつば部２ ｂ 、
２ ｂ’と係止する係止爪４ ｄ 、４ ｄ’を先端に
有する突片４ｃ、４ｃ’とが形成されている。

上記パネル４の下端部はＬ字状に折曲されて底部５を有
し、この底部５の端部には上記固定用孔３ａに嵌合する
嵌合片４ａが形成されている。

上記パネル４を筐体３に取り付ける際はまず、固定用孔
３ａに嵌合片４ａを嵌合させ、第２図矢印穴の方向にパ
ネル４を起こすと、口金部２ａはちょうどパネル４の透
孔４ｂにはまり込む。

さらに突片４ ｃ 、４ ｃの係止爪４ｄ、４ｄ’がジ
ャック本体２のつば部２ ｂ 、２ ｂ’に係止し、パ
ネル４と筐体３とは、おおよその位置が決まり、仮止め
されたことになる。

第３図は組み立てた状態の要部平面図である。

なお、底部５の下面にはアルミ等の飾りを固定するため
の突部６が一体に形成されているが、この突部６はまた
筐体３の端部と接し、パネル４の位置決めを行うもので
ある。

以上のように本考案は第１の板体に直接又は間接にジャ
ック本体を取付けるとともにこの第１の板体の端部近傍
に固定用孔を設け、第２の板体に設けた嵌合片を上記固
定用孔に嵌合させ、第２の板体に設けた透孔及び突片に
より上記ジャック本体を第２の板体に固着するようにし
たものであるから、ジャック本体を第２の板体に取付け
る作業が完了した時点で、ジャック本体を介して第１．
第２の板体をしっかりと固定することができる。

しかもジャック本体の取付けと第１．第２の板体の仮固
定が治工具を用いずに簡単に行なえ、したがって製品の
組立ての能率を著しく高めることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における部品取付装置の斜視
図、第２図は同断側面図、第３図は同断平面図である。 １・・・・・・プリント基板、２・・・・・・ジャック
本体、２ｂ・・・・・・口金部、２ ｂ 、２ ｂ’・
・・・・・つば部、３・・・・・・筐体、４・・・・・
・パネル、４ａ・・・・・・嵌合片、４ｂ・・・・・・
透孔、４Ｃ４Ｃ′・・・・・・突片、４ｄ、４ｄ’・・
・・・・係止爪。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 端部近傍に固定用孔を有する第１の板体と、上記第１の
   板体に実質的に固定されたジャック本体と、上記第１の
   板体と直交して取り付けられ上記固定用孔に嵌合する嵌
   合片を有する第２の板体と、上記第２の板体に設けられ
   上記ジャック本体を嵌合させる透孔およびこの透孔の周
   囲に設けられ上記ジャック本体に係止される突片とを備
   えた部品取付装置。