JPS5831112A - ポリフエニレンスルフイド繊維 - Google Patents
ポリフエニレンスルフイド繊維Info
- Publication number
- JPS5831112A JPS5831112A JP12243181A JP12243181A JPS5831112A JP S5831112 A JPS5831112 A JP S5831112A JP 12243181 A JP12243181 A JP 12243181A JP 12243181 A JP12243181 A JP 12243181A JP S5831112 A JPS5831112 A JP S5831112A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- polyphenylene sulfide
- melting point
- heat resistance
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は熱的な特性で従来見られないような性’Ｘｆ７
ＫＹるポリフェニレンスルフィト繊維に関する。
ＫＹるポリフェニレンスルフィト繊維に関する。
ポリフェニレンスルフィドは、フェニレン基ト硫黄が交
互に配列した単純な化学構造に帰因してか、相当の耐熱
性と抜群の耐薬品性金持ちながら溶融成型が可能である
という相反した４！ｆ微を持ってｈＬ＃Ｒ維用途やフィ
ルム用途ならびに成型用途に広範囲に応用されている。
互に配列した単純な化学構造に帰因してか、相当の耐熱
性と抜群の耐薬品性金持ちながら溶融成型が可能である
という相反した４！ｆ微を持ってｈＬ＃Ｒ維用途やフィ
ルム用途ならびに成型用途に広範囲に応用されている。
しかし繊維用途について検討したところ、従来から知ら
れている繊維形成方法全単純に応用しただけでは比較的
切性１− に乏しい製品しか得られないことが判明した。この点に
関し本発明者らは先に、ポリフェニレンスルフィド繊維
の・吻埋的性質を改善するため（Ｃ二段延伸を行なうこ
とを提案した。この発明に従うと。
れている繊維形成方法全単純に応用しただけでは比較的
切性１− に乏しい製品しか得られないことが判明した。この点に
関し本発明者らは先に、ポリフェニレンスルフィド繊維
の・吻埋的性質を改善するため（Ｃ二段延伸を行なうこ
とを提案した。この発明に従うと。
強度・ヤング率に関して相当の改善効果が見られるもの
の、耐熱性ならびに熱的な寸法安定性に関しては充分と
はいいがたく、耐熱性が要求される分野への応用に際し
ては改良が求められていた。
の、耐熱性ならびに熱的な寸法安定性に関しては充分と
はいいがたく、耐熱性が要求される分野への応用に際し
ては改良が求められていた。
また米国特許第４，１１５，５６２号明細ｐ）に見られ
るような処理を行なうと、熱的な寸法安定性は向−１ニ
するものの、耐熱性が充分でなく、その」二上程が複雑
であるという欠点がある。
るような処理を行なうと、熱的な寸法安定性は向−１ニ
するものの、耐熱性が充分でなく、その」二上程が複雑
であるという欠点がある。
本発明者らはこの点に関し検討を進めた結果。
１０ｍｇの試料全１分間に１０゛０の昇温速度で測定し
たときの示差熱分析計による結晶化ｌ都度が１２０°Ｃ
未満であると同時に融点が２８５°０以−にであるポリ
フェニレンスルフィド繊維がすぐれた耐熱性と寸法安定
性全同時に有すること全見出し本発明に至ったものであ
る。
たときの示差熱分析計による結晶化ｌ都度が１２０°Ｃ
未満であると同時に融点が２８５°０以−にであるポリ
フェニレンスルフィド繊維がすぐれた耐熱性と寸法安定
性全同時に有すること全見出し本発明に至ったものであ
る。
本発明でいうポリフェニレンスルフィド重合体は、構成
単位の少なくとも９０モモル係上のｐ −フェニレンス
ルフィド単位からなるものであり。
単位の少なくとも９０モモル係上のｐ −フェニレンス
ルフィド単位からなるものであり。
また１０モル係以下の割合での共重合成分を含有してい
ても差し支えないものである。例えば１モル係未満のト
リクロルベンゼンモノマに基づく架橋成分や、酸化反応
による架橋成分を含むことによる高重合度重合体である
ことが出来る。又別の一例を示すなら、フェニレン基を
上に示した範囲で一部ビフェニレン基、ナフタレン基な
どとすることも可能であり、同様にスルフィド基の一部
をオギザイド基、スルフォン基などに置換したものも本
発明の主旨を逸脱しない範囲で適用可能である。
ても差し支えないものである。例えば１モル係未満のト
リクロルベンゼンモノマに基づく架橋成分や、酸化反応
による架橋成分を含むことによる高重合度重合体である
ことが出来る。又別の一例を示すなら、フェニレン基を
上に示した範囲で一部ビフェニレン基、ナフタレン基な
どとすることも可能であり、同様にスルフィド基の一部
をオギザイド基、スルフォン基などに置換したものも本
発明の主旨を逸脱しない範囲で適用可能である。
本発明のポリフェニレンスルフィド繊維ハ通常の方法に
よって紡糸されたポリフェニレンスルフィド繊維に比較
して収縮率が極めて小さく、たとえば未延伸糸の、Ｊ’
１ｏ、延伸糸のｙ５程度＋あ凱複た耐熱性の点でも通常
の方法により得られた延伸糸が６５％程度の強度保持率
しか示さない条件で、７５％以上の高い強度保持性能を
有するものすなわち本発明の繊維は」二記ポリフェニレ
ンスルフィド全溶融紡糸して、特定な結晶化／Ｉｌ′ｌ
’１度ならびに融点含有するもの全変換し／ζものであ
って。
よって紡糸されたポリフェニレンスルフィド繊維に比較
して収縮率が極めて小さく、たとえば未延伸糸の、Ｊ’
１ｏ、延伸糸のｙ５程度＋あ凱複た耐熱性の点でも通常
の方法により得られた延伸糸が６５％程度の強度保持率
しか示さない条件で、７５％以上の高い強度保持性能を
有するものすなわち本発明の繊維は」二記ポリフェニレ
ンスルフィド全溶融紡糸して、特定な結晶化／Ｉｌ′ｌ
’１度ならびに融点含有するもの全変換し／ζものであ
って。
かかる特定な繊維物性ｋ （”Ｊ’ ”ｊすることによ
って。
って。
初めて従来技術によるポリフェニレンスルフィド繊維に
はみられなかった収縮性と酬熱性全同１１；９に発揮す
る繊維にすることができたものである。
はみられなかった収縮性と酬熱性全同１１；９に発揮す
る繊維にすることができたものである。
かかる繊維の製造法については以下例示する。
本発明に用いる重合体は、任意の方法で製造することが
出来る。例えば特公昭４５−３２６３号や特公昭５２−
１２２４０号又は特公昭５／Ｉ ８７１９号などの公
報で示された方法によると好適である。
出来る。例えば特公昭４５−３２６３号や特公昭５２−
１２２４０号又は特公昭５／Ｉ ８７１９号などの公
報で示された方法によると好適である。
なお好１しくは、比較的分岐構造が少なく、シかも高重
合度である重合体が適当である。典型的な重合体の示差
熱分析計での融点は、ピーク温度で２７５〜２８０°Ｃ
１結晶化温度は１２０〜１４０°０の範囲にあることが
判明している。
合度である重合体が適当である。典型的な重合体の示差
熱分析計での融点は、ピーク温度で２７５〜２８０°Ｃ
１結晶化温度は１２０〜１４０°０の範囲にあることが
判明している。
このような重合体全常法に従い乾燥し紡糸工程に供する
。重合体の粘度はＡＳＴＭ−Ｄ−ｉ２３８−７０規格法
に従い３４６°０，５ｋｇの荷重で測定した１０分間の
溶融流れで測定して、その範囲が５から３００のものが
適当である。溶融流れが３００を越えると１分子量が低
すぎるため得られる糸条の特性が乏しいものとなシ、５
未満であると後の工程における変形追随性に劣るために
満足のいく製品が得られない。
。重合体の粘度はＡＳＴＭ−Ｄ−ｉ２３８−７０規格法
に従い３４６°０，５ｋｇの荷重で測定した１０分間の
溶融流れで測定して、その範囲が５から３００のものが
適当である。溶融流れが３００を越えると１分子量が低
すぎるため得られる糸条の特性が乏しいものとなシ、５
未満であると後の工程における変形追随性に劣るために
満足のいく製品が得られない。
紡糸工程では、余分の増粘によるゲル化を防止するため
、窒素雰囲気中で可能な限り低温でしかも溶融するに充
分な程度に加熱し９強度の口過全おこなって口金よシ吐
出する。典型的な加熱温度としては３００〜３７０°Ｃ
の範囲で２口金は通常の溶融紡糸に使用するもの９例え
ば０．２３ ｍｍ直径で深さが０．３５ｍｍ程度のもの
が好ましい。
、窒素雰囲気中で可能な限り低温でしかも溶融するに充
分な程度に加熱し９強度の口過全おこなって口金よシ吐
出する。典型的な加熱温度としては３００〜３７０°Ｃ
の範囲で２口金は通常の溶融紡糸に使用するもの９例え
ば０．２３ ｍｍ直径で深さが０．３５ｍｍ程度のもの
が好ましい。
本発明の糸条は、紡出後、従来にない高速で巻取ること
によって得られる。本発明の糸条は通常の紡糸延伸では
達成されない融点の高い結晶が生成すると同時にかなシ
配向性の低い非晶部分が共存した繊維構造を有するもの
である。このような特徴的な糸条は引取速度が通常の糸
条で約１５００５− ７ｍ ｉ ｎ 以」二という高速にすることによって
得ることができる。かかる繊維は上記引取りの間に冷却
されるが、典型的には風速２０ ｍ ／ｍｉｎの冷却風
（室温）を使用し９口金下１．５ｍの引取装置で引取る
。このような方法によって強度が２．５ｇ／ｄ以上、伸
度が１００％以下、ヤング率が３０ｇ／ｄ以上、密度が
１．３０〜１．３２．複屈折が００５〜０１３ の糸条
が得られる。本発明の特徴を持っ糸条は、先に示した条
件で測定した示差熱分析による融点が２８５ ’Ｏ以−
にで、しがも２９５°０以」二に別の結晶の存在を示す
ピークを持ち、結晶化の温度が１２０°０未満更には１
１０°Ｃ以下であるという特性がある。このように融点
の高い結晶と、容易に結晶化するが秩序の低い非晶部の
共存している繊維はとくに耐熱性にすぐれると共に熱安
定性の点でも好ましい糸条を形成する。その詳細な機構
については未知であるが、おそらく融点の高い結晶が核
となって耐熱性を強化し、一方秩序状態の低い非晶部が
寸法安定性に寄与しているものど考えられる。
によって得られる。本発明の糸条は通常の紡糸延伸では
達成されない融点の高い結晶が生成すると同時にかなシ
配向性の低い非晶部分が共存した繊維構造を有するもの
である。このような特徴的な糸条は引取速度が通常の糸
条で約１５００５− ７ｍ ｉ ｎ 以」二という高速にすることによって
得ることができる。かかる繊維は上記引取りの間に冷却
されるが、典型的には風速２０ ｍ ／ｍｉｎの冷却風
（室温）を使用し９口金下１．５ｍの引取装置で引取る
。このような方法によって強度が２．５ｇ／ｄ以上、伸
度が１００％以下、ヤング率が３０ｇ／ｄ以上、密度が
１．３０〜１．３２．複屈折が００５〜０１３ の糸条
が得られる。本発明の特徴を持っ糸条は、先に示した条
件で測定した示差熱分析による融点が２８５ ’Ｏ以−
にで、しがも２９５°０以」二に別の結晶の存在を示す
ピークを持ち、結晶化の温度が１２０°０未満更には１
１０°Ｃ以下であるという特性がある。このように融点
の高い結晶と、容易に結晶化するが秩序の低い非晶部の
共存している繊維はとくに耐熱性にすぐれると共に熱安
定性の点でも好ましい糸条を形成する。その詳細な機構
については未知であるが、おそらく融点の高い結晶が核
となって耐熱性を強化し、一方秩序状態の低い非晶部が
寸法安定性に寄与しているものど考えられる。
６−
本発明の繊維はポリフェニレンスルフィド本来の特性は
その−ｉ−を保持している上に、収縮性が極めて小さく
かつ耐熱性にすぐれているという従来みられなかった繊
維特性を有するものである。かかる特徴全有する本発明
の繊維は従来適用されていた用途分野はもちろん、更に
過酷な条件での用途展開が期待される。
その−ｉ−を保持している上に、収縮性が極めて小さく
かつ耐熱性にすぐれているという従来みられなかった繊
維特性を有するものである。かかる特徴全有する本発明
の繊維は従来適用されていた用途分野はもちろん、更に
過酷な条件での用途展開が期待される。
以下、実施例によって本発明を更に説明する。
実施例１
積極的には分岐化モノマを含１ない構造であっテ、 溶
ＭＩ＋ 流れが１６０であるポリフェニレンスルフィド
の実質的に１ｏｏ％ポリマからなる原料を３２０°０で
溶融し、 ２４ ｇ、／ｍｉｎの割合で１２ホールの口
金から押出した。ここで引取速度全変更した時の糸質を
第１表に示す。
ＭＩ＋ 流れが１６０であるポリフェニレンスルフィド
の実質的に１ｏｏ％ポリマからなる原料を３２０°０で
溶融し、 ２４ ｇ、／ｍｉｎの割合で１２ホールの口
金から押出した。ここで引取速度全変更した時の糸質を
第１表に示す。
このように紡速か５ ｋｍ／ｍｉｎ 以−にでは熱的
に安定な性質の糸条が生成することがわかる。次にこの
糸条の特性を他の方法で得られた糸条と比較した結果を
第２表に示す。
に安定な性質の糸条が生成することがわかる。次にこの
糸条の特性を他の方法で得られた糸条と比較した結果を
第２表に示す。
第２表によれば本発明の糸条は収縮率で示される寸法安
定性と、耐熱性が同時に優れている糸条であることがわ
かる。
定性と、耐熱性が同時に優れている糸条であることがわ
かる。
特許出願人 東し株式会社
１０−
Claims (1)
- １分間に１０”Ｃの昇温速度で測定したときの示差熱分
析計による結晶化ａｌｌが１２０°Ｃ未満であり、かつ
融点が２８５°Ｃ以上であること七特漱とするポリフェ
ニレンスルフィト繊維。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12243181A JPS5831112A (ja) | 1981-08-06 | 1981-08-06 | ポリフエニレンスルフイド繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12243181A JPS5831112A (ja) | 1981-08-06 | 1981-08-06 | ポリフエニレンスルフイド繊維 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5831112A true JPS5831112A (ja) | 1983-02-23 |
Family
ID=14835668
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12243181A Pending JPS5831112A (ja) | 1981-08-06 | 1981-08-06 | ポリフエニレンスルフイド繊維 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5831112A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6175812A (ja) * | 1984-08-07 | 1986-04-18 | バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト | ポリアリ−レンスルフイドの繊維及びフイラメント |
| JPS61152828A (ja) * | 1984-12-26 | 1986-07-11 | Kureha Chem Ind Co Ltd | ポリアリ−レンスルフイド延伸マルチフイラメントの製造法 |
| EP0195422A2 (en) * | 1985-03-22 | 1986-09-24 | Kureha Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | High-quality polyarylene-thioether fibers and method for production thereof |
| US4950529A (en) * | 1987-11-12 | 1990-08-21 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Polyallylene sulfide nonwoven fabric |
| US5690873A (en) * | 1995-12-11 | 1997-11-25 | Pall Corporation | Polyarylene sulfide melt blowing methods and products |
| US6110589A (en) * | 1995-12-11 | 2000-08-29 | Pall Corporation | Polyarylene sulfide melt blown fibers and products |
| US6130292A (en) * | 1995-12-11 | 2000-10-10 | Pall Corporation | Polyarylene sulfide resin composition |
| WO2008035775A1 (fr) | 2006-09-21 | 2008-03-27 | Asahi Kasei Fibers Corporation | Tissu non tissé résistant à la chaleur |
| JP2009155764A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Toyobo Co Ltd | 長繊維不織布とその製造方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4954617A (ja) * | 1972-03-24 | 1974-05-28 |
-
1981
- 1981-08-06 JP JP12243181A patent/JPS5831112A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US8652977B2 (en) | 2006-09-21 | 2014-02-18 | Asahi Kasei Fibers Corporation | Heat-resistant nonwoven fabric |
| JP2009155764A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Toyobo Co Ltd | 長繊維不織布とその製造方法 |
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