JPS5830948B2 - 七宝焼及びその製造方法 - Google Patents

七宝焼及びその製造方法

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JPS5830948B2
JPS5830948B2 JP55027287A JP2728780A JPS5830948B2 JP S5830948 B2 JPS5830948 B2 JP S5830948B2 JP 55027287 A JP55027287 A JP 55027287A JP 2728780 A JP2728780 A JP 2728780A JP S5830948 B2 JPS5830948 B2 JP S5830948B2
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JP
Japan
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cloisonné
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glaze
contour pattern
pattern
Prior art date
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Expired
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JP55027287A
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English (en)
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JPS56127772A (en
Inventor
武徳 平林
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HIRABAYASHI SHITSUHO KK
Original Assignee
HIRABAYASHI SHITSUHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は打抜、切抜、電鋳、エツチング、ダイキャスト
等の方法で一体的に形成された線状輪郭と隙間とを適宜
配列することによって構成した金属製輪郭模様板を七宝
素地基台の表面に塗着された七宝釉薬の中に埋設して構
成した一定の高さと巾とを有する輪郭線模様を立体的に
現出したことを特徴とした七宝焼及びその製造方法に関
するものである。
七宝の表面に輪郭線を現わす方法としては、糸状の金属
線を一本一本手加工によって折り曲げながらこれを七宝
素地基台の表面に貼着して模様を形成する有線七宝が一
般であるが、この方法は極めて熟練を要すると共に作業
性が悪くかつ同一形状のものを大量生産することが困難
であり、しかも出来上った製品は一定の太さの線より構
成される為に巾、高さ等に変化がなく、従って美観或は
立体観に乏しL・等の欠点があった。
又最近になって、本件出願人によって開発された特公昭
46−31233号公報等に示す如く、銀箔をプレス加
工することによってこれに凹凸模様を形成し、この銀箔
な七宝素地基台の全面に被覆し、かつこの銀箔の表面に
七宝釉薬を施すこと(・コよって輪郭線を現出する方法
も開発され広〈実施されてL・るが、この技術は輪郭線
を鮮明に出すことが困難であると共に輪郭線の巾と高さ
とに一定の制限があり、従って立体観に乏しく、更に素
地基台全体を被覆する銀箔が必要である為にコスト高に
なる等の欠点があった。
本発明は従来の之等の欠点に鑑み開発された全く新規な
技術に関するものである。
図により本発明の一実施例を具体的に説明すると、第1
図乃至第5図に於て、1は本願発明に使用される金属製
輪郭模様板であって、0.01〜1.2mの厚さを持っ
た銅板をプレス加工することによって所々の巾が異る花
模様状線状輪郭aとその線状輪郭aの相互間に形成され
る隙間すとによって構成されて(゛る。
次に2は銅製七宝素地基台であって、その表面に低融点
の下地釉薬3を又その裏面に裏釉薬4を施釉して850
℃前後で約2分間焼成することによって構成されて(・
る。
続L・て、上述の如くして構成された基台20表面の予
め定められた位置に前記輪郭模様板1を所定の接着剤を
用(・て接着し、次にこの輪郭模様板1の隙間す及び模
様板1の周りを含めた基台20表面全面に夫々所定の七
宝釉薬5を施した後これを850℃前後で約2分間焼成
することによって、輪郭模様板1が七宝釉薬5内に埋設
され、か・つこの釉薬5を介して立体的に線状輪郭aを
現出した七宝焼製品を得た。
上記実施例に於ける輪郭模様板1は銅の他に金、銀、ニ
ッケル、錫、鋼等種々の金属が可能であり、又前述の如
く薄板をプレスによって構成する他に切抜、電鋳、フォ
トエツチング(写真製版穿孔法)、ダイキャスト等の方
法によって任意の巾と任意の厚みを有する線状輪郭aを
持った模様板1を得ることが出来る。
又このように構成された模様板1に更にメッキを施すこ
とも可能である。
上記実施例に於ては素地基台2の表面に下地釉薬3を施
した後でその釉薬3の上に模様板1を貼着して実施した
が、この下地釉薬3は省略して、基台2の表面に模様板
1を直接貼着して実施することも可能である。
上記実施例に於ては皿状の素地基台2の表面に輪郭模様
板1を取付げる状態につ(・て説明したが、第6図に示
す如く、長皿状七宝素地基台2或は花壜状素地基台2の
外周表面に夫々の模様を有する模様板1を埋設して線状
輪郭を立体的に顕現することも当然可能である。
本発明に係る七宝焼は上述の如く、種々の巾と高さとを
持った多数9線状輪郭が隙間と共に一体的に構成された
パネルとなって七宝焼製品の表面に七宝釉薬内に埋設さ
れて構成されてL゛るので、線状輪郭を極めて立体的に
現出することが出来かつ全ての線状輪郭がパネル状に連
結されても・るので、七宝焼の表面を丈夫にしてパネル
の隙間及び周りの七宝釉薬をこれによって保護すること
が出来、七宝焼の表面に振動等によるひび割れ或は破損
等を防止することが出来、更に本方法は上述の方法によ
って製造されるので、有線七宝と異なり作業性が極めて
良く、均一のものを安価に大量生産することが出来、又
輪郭模様板として使用される金属も極めて少量で済むの
で金、銀、銅等の高価な金属を使用し−た場合にも安価
に製造することか出来、しかも輪郭模様板は前述の如く
予めプレス、エツチング等によって同一のものが大量生
産されてL・るので、これを素地基台に貼着−すること
或は輪郭模様板を利用して釉薬による絵付を施す等の作
業は熟練者でな(とも確実に実施することが出来る等の
特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の方法を実施する具体的説明
図、第6図は他側の説明図である。 1:輪郭模様板、2:素地基台、3:下地釉薬、4:裏
釉薬、5:七宝釉薬、a:線状輪郭、b:隙間。 O特許請求の範囲 1 多様な巾と厚みとを有する線状輪郭と隙間とを適宜
配夕1ルて一体的に構成した金属製輪郭模様板を七宝素
地基台の表面に塗着された七宝釉薬の中に埋設固定して
なる七宝焼。 2 プレス、切抜、電鋳、エツチング、ダイキャスト等
の加工方法によって多様な線状輪郭と隙間とを適宜配夕
1ルた金属製輪郭模様板を製作した後、別に用意した七
宝焼素地基台の表面にこの金属製輪郭模様板を貼着固定
し、次に前記素地基台の表面及び輪郭模様板の隙間に夫
々所定の七宝釉薬を施釉し、更にこれ等を焼成すること
を特徴とした七宝焼の製造方法。 発明の詳細な説明 本発明は打抜、切抜、電鋳、エツチング、ダイキャスト
等の方法で一体的に形成された線状輪郭と隙間とを適宜
配列することによって構成した金属製輪郭模様板を七宝
素地基台の表面に塗着された七宝釉薬の中に埋設して構
成した一定の高さと巾とを有する輪郭線模様を立体的に
現出したことを特徴とした七宝焼及びその製造方法に関
するものである。 七宝の表面に輪郭線を現わす方法としては、糸状の金属
線を一本一本手加工によって折り曲げながらこれを七宝
素地基台の表面に貼着して模様な形成する有線七宝が一
般であるが、この方法は極めて熟練を要すると共に作業
性が悪くかつ同一形状のものを大量生産することが困難
であり、しかも出来上った製品は一定の太さの線より構
成される為に巾、高さ等に変化がなく、従って美観或は
立体績に乏しく・等の欠点があった。 又最近になって、本件出願人によって開発された特公昭
46−31233号公報等に示す如く、銀箔をプレス加
工することによってこれに凹凸模様を形成し、この銀箔
を七宝素地基台の全面に被覆し、かつこの銀箔の表面に
七宝釉薬を施すこと(・コよって輪郭線を現出する方法
も開発され広〈実施されて(・るが、この技術は輪郭線
を鮮明に出すことが困難であると共に輪郭線の巾と高さ
とに一定の制限があり、従って立体績に乏しく、更に素
地基台全体を被覆する銀箔が必要である為にコスト高に
なる等の欠点があった。 本発明は従来の之等の欠点に鑑み開発された全く新規な
技術に関するものである。 図により本発明の一実施例を具体的に説明すると、第1
図乃至第5図に於て、1は本願発明に使用される金属製
輪郭模様板であって、0.01〜1.2間の厚さを持っ
た銅板をプレス加工することによって所々の巾が異る花
模様状線状輪郭aとその線状輪郭aの相互間に形成され
る隙間すとによって構成されて〜・る。 次に2は銅製七宝素地基台であって、その表面に低融点
の下地釉薬3を又その裏面に裏釉薬4を施釉して850
℃前後で約2分間焼成することによって構成されて(・
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多様な巾と厚みとを有する線状輪郭と隙間とを適宜
    配夕1ルて一体的に構成した金属製輪郭模様板を七宝素
    地基台の表面に塗着された七宝釉薬の中に埋設固定して
    なる七宝焼。 2 プレス、切抜、電鋳、エツチング、ダイキャスト等
    の加工方法によって多様な線状輪郭と隙間とを適宜配夕
    1ルた金属製輪郭模様板を製作した後別に用意した七宝
    焼素地基台の表面にこの金属製輪郭模様板を貼着固定し
    、次に前記素地基台の表面及び輪郭模様板の隙間に夫々
    所定の七宝釉薬を施釉し、更にこれ等を焼成することを
    特徴とした七宝焼の製造方法。
JP55027287A 1980-03-06 1980-03-06 七宝焼及びその製造方法 Expired JPS5830948B2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56127772A JPS56127772A (en) 1981-10-06
JPS5830948B2 true JPS5830948B2 (ja) 1983-07-02

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ID=12216854

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5896182B2 (ja) * 2014-01-28 2016-03-30 伊藤 幸男 平面造形物の溶融造形法と平面造形物の溶融造形装置及び平面造形物

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4931988U (ja) * 1972-06-22 1974-03-19
JPS4939636A (ja) * 1972-08-21 1974-04-13
JPS4948713A (ja) * 1972-09-12 1974-05-11
JPS5256671A (en) * 1975-11-05 1977-05-10 Noboru Ishikawa Silver ware
JPS5481325A (en) * 1977-12-13 1979-06-28 Daiwa Jiyuukougiyou Kk Production of patterned cast iron enameled articles
JPS5658770A (en) * 1979-10-16 1981-05-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Rotor for brushless motor

Patent Citations (6)

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JPS4939636A (ja) * 1972-08-21 1974-04-13
JPS4948713A (ja) * 1972-09-12 1974-05-11
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JPS5481325A (en) * 1977-12-13 1979-06-28 Daiwa Jiyuukougiyou Kk Production of patterned cast iron enameled articles
JPS5658770A (en) * 1979-10-16 1981-05-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Rotor for brushless motor

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JPS56127772A (en) 1981-10-06

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