JPH07333355A - 腕時計用文字板およびその製造方法 - Google Patents
腕時計用文字板およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH07333355A JPH07333355A JP12925794A JP12925794A JPH07333355A JP H07333355 A JPH07333355 A JP H07333355A JP 12925794 A JP12925794 A JP 12925794A JP 12925794 A JP12925794 A JP 12925794A JP H07333355 A JPH07333355 A JP H07333355A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dial
- metal foil
- metal plate
- pattern
- noble metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 薄い貴金属箔を文字板に圧着する場合の外観
バラツキをなくす。 【構成】 プレス加工でしわ模様のパターンを施した金
属板6に貴金属箔7を乗せ、めっき層4を有するベース
文字板3に塗布した接着剤5と貼り合わせた文字板であ
る。 【効果】 貴金属箔を一定のしわ模様に形成でき、製造
の歩留まりが向上できる。
バラツキをなくす。 【構成】 プレス加工でしわ模様のパターンを施した金
属板6に貴金属箔7を乗せ、めっき層4を有するベース
文字板3に塗布した接着剤5と貼り合わせた文字板であ
る。 【効果】 貴金属箔を一定のしわ模様に形成でき、製造
の歩留まりが向上できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、腕時計用等文字板お
よびその製造方法に関する。
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、貴金属箔文字板の製造方法は、ベ
ース文字板にめっきを施し、その上面に接着剤を塗布し
た後に、貴金属箔を上から乗せ圧着させている。この圧
着作業は、貴金属箔特有のしわ以外にできているしわ
を、担当者の息により除去しながら、ベース文字板上面
にその箔を乗せることから、多量なしわの発生による歩
留まりの低下や、一定したしわ模様を形成することが難
しいといった欠点を持っていた。
ース文字板にめっきを施し、その上面に接着剤を塗布し
た後に、貴金属箔を上から乗せ圧着させている。この圧
着作業は、貴金属箔特有のしわ以外にできているしわ
を、担当者の息により除去しながら、ベース文字板上面
にその箔を乗せることから、多量なしわの発生による歩
留まりの低下や、一定したしわ模様を形成することが難
しいといった欠点を持っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、腕時計用
文字板に貴金属箔を圧着する場合に発生する多量なしわ
をなくし、なおかつ、一定のしわ模様を持った貴金属箔
特有の質感を形成しようとするものである。
文字板に貴金属箔を圧着する場合に発生する多量なしわ
をなくし、なおかつ、一定のしわ模様を持った貴金属箔
特有の質感を形成しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、プレス等の機械加工にて金属板に、しわ模様のパタ
ーンを作成する。この金属板上面に貴金属箔を乗せ、一
方、めっきを施したベース文字板上面に接着剤を塗布
し、金属板の貴金属箔の上面にベース文字板の接着剤を
塗布した面を対向させて圧着させることで、一定したし
わ模様を持った貴金属箔特有の質感を形成したものであ
る。
に、プレス等の機械加工にて金属板に、しわ模様のパタ
ーンを作成する。この金属板上面に貴金属箔を乗せ、一
方、めっきを施したベース文字板上面に接着剤を塗布
し、金属板の貴金属箔の上面にベース文字板の接着剤を
塗布した面を対向させて圧着させることで、一定したし
わ模様を持った貴金属箔特有の質感を形成したものであ
る。
【0005】
【作用】上記の手段により、容易にベース文字板上面に
一定のしわ模様を持った貴金属箔の質感を形成すること
ができる。
一定のしわ模様を持った貴金属箔の質感を形成すること
ができる。
【0006】
(実施例1)以下に、図2に示す本発明の工程図に基づ
いてこの発明を説明する。 (a) 工程は、真鍮板等の金属板1に、プレス加工などの
機械加工により、一定のしわ模様を形成するためのパタ
ーンを作成した。 (b) 工程は、ベース文字板3にNiめっき等のめっき層
4を形成した後に接着剤5を塗布する。ここで接着剤と
して、生正味漆を用いた。 (c) 工程は、(a) 工程で得られたパターンを形成した金
属板6の上面に貴金属箔7を乗せる。 (d) 工程は、(c) 工程で作成された品物の上面に、(b)
工程で作成された品物とを対向させ、すなわち(b) 工程
で作成された品物を反転させて接着剤5と貴金属箔7と
を対向させて圧着させる。 (e) 工程は、(d) 工程で作成された品物に仕上げとし
て、ハーフマットクリアー塗装を施し、塗装膜8を形成
した。
いてこの発明を説明する。 (a) 工程は、真鍮板等の金属板1に、プレス加工などの
機械加工により、一定のしわ模様を形成するためのパタ
ーンを作成した。 (b) 工程は、ベース文字板3にNiめっき等のめっき層
4を形成した後に接着剤5を塗布する。ここで接着剤と
して、生正味漆を用いた。 (c) 工程は、(a) 工程で得られたパターンを形成した金
属板6の上面に貴金属箔7を乗せる。 (d) 工程は、(c) 工程で作成された品物の上面に、(b)
工程で作成された品物とを対向させ、すなわち(b) 工程
で作成された品物を反転させて接着剤5と貴金属箔7と
を対向させて圧着させる。 (e) 工程は、(d) 工程で作成された品物に仕上げとし
て、ハーフマットクリアー塗装を施し、塗装膜8を形成
した。
【0007】(実施例2)以下、図1に基づいて本発明
の文字板を説明する。文字板足を有するベース文字板3
にNiめっき等のめっき層が形成され、このめっき層に
塗布された接着剤5により貴金属箔7が接合されてい
る。この貴金属箔は、しわ模様を形成するためのパター
ンを形成した金属板6に圧着されている。この金属板6
に塗装膜8が形成されて完成品となる。この発明の文字
板は高級腕時計に好適であるが、一般の文字板に適用す
ることもできる。
の文字板を説明する。文字板足を有するベース文字板3
にNiめっき等のめっき層が形成され、このめっき層に
塗布された接着剤5により貴金属箔7が接合されてい
る。この貴金属箔は、しわ模様を形成するためのパター
ンを形成した金属板6に圧着されている。この金属板6
に塗装膜8が形成されて完成品となる。この発明の文字
板は高級腕時計に好適であるが、一般の文字板に適用す
ることもできる。
【0008】
【発明の効果】以上、実施例に述べたように、この発明
方法によれば、腕時計用文字板に貴金属箔を一定のしわ
模様で形成することが、容易にできる。また、歩留まり
も向上することから、その効果は顕著なものである。
方法によれば、腕時計用文字板に貴金属箔を一定のしわ
模様で形成することが、容易にできる。また、歩留まり
も向上することから、その効果は顕著なものである。
【図1】本発明の実施例を示す文字板の断面図である。
【図2】本発明の各工程を示す工程図である。
1 金属板 2 プレス 3 ベース文字板 4 めっき層 5 接着剤 6 パターンを形成した金属板 7 貴金属箔 8 塗装膜
Claims (2)
- 【請求項1】 金属板にパターンを施して模様を形成す
る工程と、ベース文字板にめっきを施した後に接着剤を
塗布する工程と、前記金属板のパターンの上に貴金属箔
を乗せる工程と、前記金属板の貴金属箔の上面に前記ベ
ース文字板の接着剤を対向させて圧着させる工程と、し
かる後仕上げ塗装をして金属板上に塗装膜を形成する工
程とを備えたことを特徴とする腕時計用文字板の製造方
法。 - 【請求項2】 ベース文字板と、該ベース文字板に施さ
れためっき層と、前記めっき層に塗布された接着剤によ
り接合された貴金属箔と、前記貴金属箔に圧着されたし
わ模様等パターン形成した金属板と、前記金属板上に形
成された塗装膜とを備えたことを特徴とする腕時計用文
字板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12925794A JPH07333355A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 腕時計用文字板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12925794A JPH07333355A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 腕時計用文字板およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07333355A true JPH07333355A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=15005097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12925794A Pending JPH07333355A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 腕時計用文字板およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07333355A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998053373A1 (fr) * | 1997-05-22 | 1998-11-26 | Citizen Watch Co., Ltd. | Cadran de dispositifs d'horlogerie et procede de fabrication |
JP2007107940A (ja) * | 2005-10-12 | 2007-04-26 | Citizen Watch Co Ltd | 装飾性表示板及びそれを用いた携帯時計 |
-
1994
- 1994-06-10 JP JP12925794A patent/JPH07333355A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998053373A1 (fr) * | 1997-05-22 | 1998-11-26 | Citizen Watch Co., Ltd. | Cadran de dispositifs d'horlogerie et procede de fabrication |
US6538959B1 (en) | 1997-05-22 | 2003-03-25 | Citizen Watch Co., Ltd. | Display plate for timepieces and method for fabricating the same |
JP4137187B2 (ja) * | 1997-05-22 | 2008-08-20 | シチズンホールディングス株式会社 | 時計用表示板及びその製造方法 |
JP2007107940A (ja) * | 2005-10-12 | 2007-04-26 | Citizen Watch Co Ltd | 装飾性表示板及びそれを用いた携帯時計 |
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