JP5896182B2 - 平面造形物の溶融造形法と平面造形物の溶融造形装置及び平面造形物 - Google Patents
平面造形物の溶融造形法と平面造形物の溶融造形装置及び平面造形物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5896182B2 JP5896182B2 JP2014026996A JP2014026996A JP5896182B2 JP 5896182 B2 JP5896182 B2 JP 5896182B2 JP 2014026996 A JP2014026996 A JP 2014026996A JP 2014026996 A JP2014026996 A JP 2014026996A JP 5896182 B2 JP5896182 B2 JP 5896182B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- contour
- modeling
- stained
- stained glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Description
更に、上記金属材を粉末状として使用しバーナー等で加熱溶融して多層に積層する三次元形状物の製造方法も提供されている。
上記ステンドグラス作成方法SGによるステンドグラスは、平面的造形物であり工業化された製品とは程遠い。また、美術品では有るが高価な芸術品の領域には至っていない。
即ち、本発明の第1の目的は、従来職人による手作業で創作されていた各種ステンドグラスや絵画等に紋様や幾何学的造形と色彩等を施す芸術的創作を、工業的手法により多彩に造形する新規技術となる溶融金属積層造形法を提供する。
また、第2の目的は、各種ステンドグラスや絵画等の芸術的創作を、工業的手法により多彩に造形する新規技術となる溶融金属積層造形装置を提供する。
機上に固定又は手動又はNC制御部で位置制御されるテーブルと、上記テーブルの上面に固定されこの上面にステンドグラス又はステンドグラス風工芸品を生成する外枠と、上記NC制御部は、上記外枠の上方にステンドグラスの輪郭線を金属又は樹脂で肉盛する溶接滴下ヘッドを絵画プログラムにより位置制御させる輪郭線造形手段と、上記輪郭線造形手段には輪郭線間の空間に錫層を形成しこの表面に溶融したガラス又は溶融した樹脂を注ぐ制御機能を設けた容器と金属粉又はガラス粉を注ぐ制御機能を設けた容器とを備え、更に、上記溶接滴下ヘッドにはアルミ棒を溶融滴下させるアーク溶接部又はガス溶接部又は電熱装置を備え、更に、上記NC制御部は上記溶接滴下ヘッドと溶融ガラスと溶融樹脂と金属粉の各容器を個別に絵画プログラムにより位置制御させる表面装飾造形手段と、によりステンドグラスを製造することを特徴とする。
(1)現在のステンドグラス作成方法SGは、ガラスが先に有って任意にカットしたピースの隙間を半田で埋める方法であるから、選んだガラス以上の美的効果は得られない。
(2)本発明のステンドグラスの製法は、輪郭(枠組)みに溶けた単一又は複数のガラスを後から注ぐ方式であるから、様々な美術的(審美感)な偶然性が期待できる。
また、溶けたガラスを注ぐタイミングで粉末金属等を混入させると、更なる偶然性が期待できる
(3)現行方式においては、輪郭に高融点金属を用いるとガラスが割れるので実施不可能である。また、作業環境としてアルミニウムや鉄材の高融点600℃〜1000℃の金属は危険なため特別な装置が必要となり実施していない。従って、現行では低融合金(半田)だけが使用されているから、剛性が低く構造強度に限界があり、ステンドグラスの強度に問題がある。
(4)本発明のステンドグラスの製法は、先に輪郭(枠組)を任意の金属、例えば半田やアルミニウムや鉄材の高融点600℃〜1000℃(低融〜高融点金属)で作成する時、金属を溶かし積層又は滴下造形するのは、アーク溶接、ガス溶接、現行の半田電熱方式等が採用できる。従って、大気中での輪郭造形が可能となる。更に、溶融ガラスを注ぐ雰囲気は、大気中も有るが割れ対策として温度管理された徐令炉の中で行う方式によっているから、割れがない。但し、割れも芸術性の一部なので大気中の方式も採用される。溶融金属積層や滴下で造形する輪郭部は、中空と中実が選択できる。従って、中空の輪郭は軽量化効果や柔軟性に富みガラスの膨張、収縮を吸収する効果が得られる。
(5)先に描く輪郭(枠組)は、構造計算して造形するので構造上の安定性が飛躍的に向上できるから、大物サイズのステンドグラスが制作可能となる。
(6)金属組織の安定策として、完成した輪郭と枠を歪み取り熱処理ができる。
(7)完成した枠と輪郭の空間に溶融ガラスを注いで除冷するのでサイズと厚みも任意に選択できる。
(8)完成した厚いガラスを模様に合わせカットする現方式では不可能だが、本発明のステンドグラスの製法によると、任意の厚みが得られる。
例えば、現行では有り得ない例えば50mm厚さのステンドグラス製造も可能となる。
溶融金属とガラスは、異なる性質を混ぜ合わせた偶然性が可能となり、美的効果(芸術品へと高揚できる効果)が高められる。
本発明の溶融造形装置100は、アーク溶接80による溶接棒12A又は溶融金属他の素材(各種樹脂材他)60,70を溶融するガス溶接90により、基台やテーブル20等の表面に配置した外枠40の枠内にステンドグラスSTや絵画ST1の複雑な図柄の輪郭線11を溶接ヘッド50により位置制御して積層造形する第1ステップを実行すべく、NC制御部30内に記憶する絵画プログラムDの指令で機能させる輪郭線造形手段LSを備えている。次に、上記外枠40内の各輪郭線11間が作る空間S0の底に錫層Sを形成する。この上面に装飾素材60、70となる各色ガラスや金属粉、樹脂材他を貯蔵する容器60A、70A他から、上記装飾素材60、70を適宜量だけ吐出させて溶融、溶射等の適宜手段で滴下、注入、混入、練込み等により充填装飾させる第2ステップを実行する表面装飾造形手段E0もNC制御部30からの絵画プログラムDの指令で機能する。
先ず、溶融造形装置100は、図3に示す。先ず、平面2方向(X方向、Y方向)に位置決め移動するか、固定された鉄製又は磁器製他からなるテーブル20を備える。
加熱/徐冷炉10は、上記テーブル20上に配置され、内部には不活性ガスとなる窒素ガス他が供給されている。更に、上記テーブル20を平面移動制御させるNC制御部30を備える。上記テーブル20の上面には、これに固定されこの上面にステンドグラスSTを製造する外枠40を備える。上記外枠40の上空間S0には、各種絵画や各種模様の輪郭線11となる積層物12を造形すべく、半田をはじめ、アルミニウム(溶融温度600℃前後)や鉄(溶融温度1000℃前後)他の低い温度で溶融するガラス棒や樹脂棒等で肉盛積層する為の溶融手段となるガス溶接装置90とこのガスバーナー90A、溶接棒12Aを溶融するアーク溶接装置80を備える。更に、上記輪郭線11間の空間S0に錫層Sを形成する手段は、錫粉60を詰めた金属粉ホッパー60Aから錫粉を吐出しつつガス溶接装置90で溶融して輪郭線11間の空間に滴下して実行する。尚、上記ガス溶接部90は、素材ホッパー70A(素材別に複数個装備する)内の色付けする金属粉・樹脂粉・ガラス粉・固形物70の素材70Aを溶融し、上記70A内の金属粉及びガラス粉・固形物60をガスバーナー90Aで溶融する。上記各素材60,70は、溶融滴下して積層する他、溶射させたり、錫層Sに直接付着させたり、混入練込み付着させても良い。更に、上記NC制御部30は、図示しないがテーブル20が固定式ならば、X軸,Y軸,Z軸方向に三次元スライドする各移動体に溶接ヘッド50と金属粉ホッパー60Aと素材ホッパー70Aとを独立して付設し、三次元位置制御する。これにより、上記外枠40の上空間において、各ホッパー60A,70Aと溶接ヘッド50とガスバーナー90A他を、予めNC制御部30内に記憶させた絵画プログラムD(後記する)により、二次元及び三次元移動させてステンドグラスSTや絵画ST1,ST2を描くことができる。
(1)、(アンティークグラス)
機械を使わずに宙吹き技法で作られるガラス。このガラスは人が吹いて作るため大きなサイズの物は出来ない。又、厚みも1シートの中で2mmのところも有れば7mmのところも有ると言う具合に不均等で色や表面の感じも同じことが言える。最初、慣れるまではガラスのカットが難しいが、非常に美しいガラス。
A.(フラッシュグラス)
ベースのガラスの上に別の色ガラスを載せた2層のガラスで、中には3層の物もある。
ベースになるガラスは、普通は無色の透明ガラスですが、色ガラスをベースにして他の色を乗せたものも有る。
B.(ストリーキーグラス)
ストリークとは細縞、筋と言う意味です、3種類ぐらいの色が筋のように流れているガラスで、綺麗なのでカットするのをためらいそうなガラス。1枚だけでも十分見る人に様々なイメージを与えてくれ、ストーリー性をもったガラス。
C.(シーディーグラス)
気泡の入ったガラスで、自然光による影が非常に綺麗です。
D.(リーミーグラス)
単色のガラスの上に同色のガラスの種を細く縞模様にたらして作るガラスで、光を通したときの濃淡の縞模様の影が美しいガラス。
E.(クラックルグラス)
ガラスがまだ熱いうちに水につけることによって表面にひび割れを生じさせ、それを模様に生かして作り上げたガラス。
(2)、(キャセドラルグラス)
機械を使って作られるガラスで銅製のテーブルの上に焼けたガラスを流して ローラーで平らにならし徐々に冷やして作る。機械で作りからアンティークグラスと違って同一シートでは、色や厚さが同じでカットがしやすく価格も一般的に入手しやすい。
ガラスの種類は表面に様々なテクスチャーを付けられる。
A.(リップルグラス)
ガラスの表面に細かい波が打ち寄せるような凸凹があるガラス。
B.(キャツポウグラス)
名前のとおり、猫の足跡のような小さな模様が付いたガラス。
C.(グルーチップグラス)
サンドブラスト(エアーコンプレッサーを使って金剛砂を吹き付け、ガラス表面を削り取って模様を付ける)したガラスに溶かした膠を塗りオーブンなどで熱を加えると膠が縮んでガラスも一緒に剥がれる。その剥がれた後の模様が鳥の羽の様に見えるガラスでフェザーグラスとも言う。
D.(ハンマードグラス)
鎚目状の模様が表面に出ているガラス。
(3)、(オパールセントグラス)
アメリカの有名な宝石商ティファニー家のルイス.コンフォート.ティファニーによって19世紀末に開発されたガラスで、乳白色と他の色が混じり合った模様になっている。
ティファニーの代表作とも言われるオパールセントグラスを使った数々のティファニーランプは多くの人に愛され後継者達によって今でもティファニースタイルのランプシェードとして作られ続けている。
(4)、(ダル・ド・ヴェール)
熔けたガラスを型に流し込んで徐々に冷やして作る。厚さは2.5cm位あり、重量感の有るガラスブロックで、主として建物の窓やモニュメントとして使われている。
(1)色ガラス間を接着固持する輪郭線としての役割を果たすために幅寸法が自由に設定できる。即ち、溶融金属で輪郭を先に積層形成し、底に薄く錫で満たされた空間へ色ガラスを注ぎ充填する新方式となる。
(2)ガラスをカットする現在の製造方法では自由度に限界があり表現方法が制限される。しかし、本発明によると、輪郭線11は自由に描けるから、後からの色付け表現が自由にできるから、絵画を描くように高い芸術性が確保できる。
(3)NC制御部30で、輪郭線11を描く方式であるから、反復多数生産の工業化モードを併設した仕組みとなり、美術的工芸品にまで高めたステンドグラスを工業的に数量生産できる。
(4)高温、有害ガス、爆発等々の可能性があるから、加工部を加熱/徐冷炉10内に設置し、不活性ガスで燃焼を抑制するとともに、NC制御部30で遠隔制御しているから、安全を確保でき完璧な輪郭線11が得られる。
(5)先にガラスをカットし、その間を金属で溶接させる従来方式も可能なモードを併設できる。
(6)幅が任意の輪郭線で作られた空間に、金属粉等を吹き掛ける金属粉60の金属粉ホッパー60Aや色ガラス粉70の色ガラスホッパー70Aを備えているから、芸術表現の幅を広くできる。更に、輪郭線間の空間に金属粉、釉薬を満たし焼成する「七宝焼き」モードも併設できる。
(7)完成したステンドグラスは、自然光の他にバックライトで強制的に照明することで、従来のステンドグラスにはない新しい要素(美術工芸品としての要素)を倍増した付加価値も取り込め、ガレの技法を超えられる。
(1)現在のステンドグラス作成方法SGは、ガラスが先に有って任意にカットしたピースの隙間を半田で埋める方法であるから、選んだガラス以上の美的効果は得られない。
(2)本発明のステンドグラスの製法は、輪郭(枠組)みに溶けた単一又は複数のガラスを後から注ぐ方式であるから、様々な美術的(審美感)な偶然性が期待できる。
また、溶けたガラスを注ぐタイミングで粉末金属等を混入させると、更なる偶然性が期待できる
(3)現行方式においては、輪郭に高融点金属を用いるとガラスが割れるので実施不可能である。また、作業環境としてアルミニウムや鉄材の高融点600℃〜1000℃の金属は危険なため特別な装置が必要となり実施していない。従って、現行では低融合金(半田)が使用されているから、剛性が低く構造強度に限界があり、ステンドグラスの強度に問題がある。
(4)本発明のステンドグラスの製法は、先に輪郭(枠組)を任意の金属、例えばアルミニウムや鉄材の高融点600℃〜1000℃(低融〜高融点金属)で作成する時、金属を溶かし積層又は滴下造形するのは、アーク溶接、ガス溶接、現行の半田電熱方式等が採用できる。従って、大気中での輪郭造形が可能となる。更に、溶融ガラスを注ぐ雰囲気は、大気中も有るが割れ対策として温度管理された徐令炉の中で行う方式によっているから、割れがない。但し、割れも芸術性の一部なので大気中の方式も採用される。溶融金属積層や滴下で造形する輪郭部は、中空と中実が選択できる。従って、中空の輪郭は軽量化効果や柔軟性に富みガラスの膨張、収縮を吸収する効果が得られる。
(5)先に描く輪郭(枠組)は、構造計算して造形するので構造上の安定性が飛躍的に向上できるから、大物サイズのステンドグラスが制作可能となる。
(6)金属組織の安定策として、完成した輪郭と枠を歪み取り熱処理ができる。
(7)完成した枠と輪郭の空間に溶融ガラスを注いで除冷するのでサイズと厚みも任意に選択できる。
(8)完成した厚いガラスを模様に合わせカットする現方式では不可能だが、本発明のステンドグラスの製法によると、任意の厚みが得られる。
例えば、現行では有り得ない50mm厚さのステンドグラス製造も可能となる。
溶融金属とガラスは、異なる性質を混ぜ合わせた偶然性が可能となり、美的効果(芸術品へと高揚できる効果)が高められる。
11 輪郭線
12A 溶接棒
20 テーブル
30 NC制御部
40 外枠
40A 上面
50 溶接ヘッド
60 金属粉,装飾素材
60A 金属粉ホッパー
70 ガラス粉,装飾素材
70A ガラスホッパー
70G ステンドガラス層
80 アーク溶接部
90 ガス溶接部
90A ガスバーナー
100 溶融造形装置
B 取付具(ビス)
E0 表面装飾造形手段
F 壁面
D 絵画プログラム
G0 額縁
LED 発光体
LS 輪郭線造形手段
P 発光板
S 錫層
S0 空間
ST 平面造形物(ステンドグラス、絵画)
ST1 ステンドグラス製の絵画
ST2 額入りの絵画
SS ステンドグラス板
(1) 準備工程
(2) 輪郭形成工程
(3) 錫層形成工程
(4) 装飾工程
(5) 第2装飾工程
(6) 装飾仕上工程
(7) 徐冷工程
(8) 錫層の剥離・裁断工程
(9) 完成品
Claims (8)
- ステンドグラスパネルの上面に金属製の輪郭線と該輪郭線の縁部や内面にガラス片を溶着する平面造形物の溶融造形装置において、
機上に固定又は手動又はNC制御部で位置制御されるテーブルと、上記テーブルの上面に固定されこの上面にステンドグラス又はステンドグラス風工芸品を生成する外枠と、上記NC制御部は、上記外枠の上方にステンドグラスの輪郭線を金属又は樹脂で肉盛する溶接滴下ヘッドを絵画プログラムにより位置制御させる輪郭線造形手段と、上記輪郭線造形手段には輪郭線間の空間に錫層を形成しこの表面に溶融したガラス又は溶融した樹脂を注ぐ制御機能を設けた容器と金属粉又はガラス粉を注ぐ制御機能を設けた容器とを備え、更に、上記溶接滴下ヘッドにはアルミ棒を溶融滴下させるアーク溶接部又はガス溶接部又は電熱装置を備え、更に、上記NC制御部は上記溶接滴下ヘッドと溶融ガラスと溶融樹脂と金属粉の各容器を個別に絵画プログラムにより位置制御させる表面装飾造形手段と、によりステンドグラスを製造することを特徴とする平面造形物の溶融造形装置。 - 上記テーブルは、大気中又は加熱/徐冷炉内に配置されるとともに鉄製又は磁器製からなることを特徴とする請求項1記載の平面造形物の溶融造形装置。
- 上記外枠内に輪郭線を肉盛する金属は、200℃前後で溶融する半田、600℃前後で溶融するアルミ材、1000℃前後で溶融する鉄が適用され、樹脂材は熱可塑性樹脂(エンプラ、汎用エンプラ、熱可塑性プラスチック)が適用されることを特徴とする請求項1記載の平面造形物の溶融造形装置。
- 大気又は加熱/徐冷炉内に配置されたテーブルの上面に外枠を備える準備工程と、NC制御部に記憶されている絵画プログラムにより、ステンドグラスの輪郭線を外枠内の上面に沿って溶接ヘッドの金属棒をアーク溶接部で放電溶融するか又は樹脂材をガス溶接部で加熱溶融して肉盛する輪郭形成工程と、次に、上記外枠の上面は、ガス溶接部が金属粉(錫)を加熱溶融させながら一定の厚さと平面度の錫層を形成する錫層形成工程と、更に、絵画プログラムは、ステンドグラスにおける各輪郭線間の空間に、各箇所により変化する色成分を選び出したガラスホッパーからの各種ガラス粉をガス溶接部で加熱溶融しながら所定の厚さと平面度を保って錫層の表面上にガラス層を張り詰める装飾工程と、上記装飾工程後の徐冷工程と、上記徐冷工程後に錫層の表面とガラス層との境目で裁断又は剥離してステンドグラスを分離する剥離・裁断工程と、からなることを特徴とする平面造形物の生産方法。
- 大気又は加熱/徐冷炉内に配置されたテーブルの上面に外枠を備える準備工程と、NC制御部に記憶されている絵画プログラムにより、ステンドグラスの輪郭線を外枠内の上面に沿って溶接ヘッドの金属棒をアーク溶接部で放電溶融するか又は樹脂材をガス溶接部で加熱溶融して肉盛する輪郭成形工程と、次に、上記外枠の上面は、ガス溶接部が金属粉(錫)を加熱溶融させながら一定の厚さと平面度の錫層を形成する錫層形成工程と、更に、絵画プログラムは、ステンドグラスにおける各輪郭線間の空間に、各箇所により変化する色成分を選び出したガラスホッパーからの各種ガラス粉をガス溶接部で加熱溶融しながら所定の厚さと平面度を保って錫層の表面上にガラス層を張り詰める装飾工程と、上記装飾工程後の徐冷工程と、からなることを特徴とする平面造形物の生産方法。
- 上記輪郭線の肉盛りは、中実構造又は中空構造とすることを特徴とする請求項4または5記載の平面造形物の生産方法。
- 上記装飾工程は、色ガラス粉を絵画の各箇所に対応して加熱溶融し、ガラス層を張り詰めることを特徴とする請求項4または5記載の平面造形物の生産方法。
- 上記装飾工程において、金属粉ホッパーから金属粉を吹き掛けるとともに、色彩の異なる複数の色ガラス粉を融合して色彩の複合化を図る装飾仕上工程を、付加することを特徴とする請求項4または5記載の平面造形物の生産方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014026996A JP5896182B2 (ja) | 2014-01-28 | 2014-01-28 | 平面造形物の溶融造形法と平面造形物の溶融造形装置及び平面造形物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014026996A JP5896182B2 (ja) | 2014-01-28 | 2014-01-28 | 平面造形物の溶融造形法と平面造形物の溶融造形装置及び平面造形物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015140653A JP2015140653A (ja) | 2015-08-03 |
JP5896182B2 true JP5896182B2 (ja) | 2016-03-30 |
Family
ID=53771198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014026996A Expired - Fee Related JP5896182B2 (ja) | 2014-01-28 | 2014-01-28 | 平面造形物の溶融造形法と平面造形物の溶融造形装置及び平面造形物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5896182B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180024934A (ko) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 박정현 | 석재 장식품 및 이의 제조방법 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5830948B2 (ja) * | 1980-03-06 | 1983-07-02 | 株式会社平林七宝 | 七宝焼及びその製造方法 |
JPH053319Y2 (ja) * | 1985-07-25 | 1993-01-27 | ||
JPS62287082A (ja) * | 1986-06-04 | 1987-12-12 | Ichiro Sasaki | 金属パタ−ンの形成法 |
JPH0183597U (ja) * | 1987-11-24 | 1989-06-02 | ||
JP3072628U (ja) * | 2000-02-17 | 2000-10-24 | 輝夫 尾形 | ステンドグラス製文字入り記念楯 |
-
2014
- 2014-01-28 JP JP2014026996A patent/JP5896182B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180024934A (ko) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 박정현 | 석재 장식품 및 이의 제조방법 |
KR102027894B1 (ko) * | 2016-08-31 | 2019-10-02 | 박정현 | 석재 장식품 및 이의 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015140653A (ja) | 2015-08-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN105924230B (zh) | 黑金花釉料及具有黑金花釉陶瓷的制作方法 | |
CN101747020B (zh) | 窑变抛釉砖及其生产方法 | |
JP2015145327A (ja) | 立体造形物の溶融積層造形法と立体造形物の溶融積層造形装置とこの立体造形物 | |
CN105966139A (zh) | 用于装饰时钟部件的工艺和由此工艺获得的时钟部件 | |
CN109455934A (zh) | 一种流彩装饰效果陶瓷砖及其制备方法 | |
CN104325823A (zh) | 一种施釉瓷质抛光砖及其生产方法 | |
JP5896182B2 (ja) | 平面造形物の溶融造形法と平面造形物の溶融造形装置及び平面造形物 | |
CN103922701B (zh) | 一种影雕陶瓷制品的制备方法 | |
CN105946232A (zh) | 3d打印技术上色方法 | |
CN112937194B (zh) | 一种室内外金属雕塑窑变复彩金瓷的制作方法 | |
CN103291039B (zh) | 具有立体视觉效果的瓷质砖及其制备方法 | |
CN104149534A (zh) | 大型砂岩浮雕的施工方法 | |
CN102079656B (zh) | 钙质瓷的釉中彩手绘生产工艺方法 | |
Khyzhynskyi et al. | The history of the development of 3D printing technologies and their use in world artistic ceramics | |
KR101569971B1 (ko) | 도자기의 표면 장식방법 | |
Cohen et al. | Looking at European ceramics: a guide to technical terms | |
CN205498170U (zh) | 一种安全异形装饰玻璃 | |
KR101089689B1 (ko) | 상감 장식품 및 그 제조방법 | |
JP3208339U (ja) | ガラス造形物 | |
CN107336555B (zh) | 一种琉璃板画的制备工艺 | |
CN206291161U (zh) | Eva平面皮料 | |
CN104909828B (zh) | 一种内墙抛晶镜面瓷片及其制造方法 | |
CN103434320B (zh) | 一种带有贮水容器玻璃装饰品的工艺流程 | |
KR101667790B1 (ko) | 이미지 및/또는 문자를 포함하는 칠보 장식 및 이의 제조방법 | |
CN215564005U (zh) | 具有多层立体装饰结构的瓷砖 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20150826 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150826 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20151022 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151110 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151204 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160209 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160216 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5896182 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |