JPS5830316Y2 - テ−プ位置判別装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁気記録再生装置（以下ＶＴＲと略称する。

）を使用した自動編集装置等に使用して好適なビデオテ
ープに関する。

ビデオテープ編集では、編集点前後の映像のつながり具
合を考慮して、１フレ一ム単位での操作が必要とされる
。

この要求に応じて、ビデオテープ上の位置情報として１
フレーム毎に絶対番地を記録再生するものが従来知られ
ている。

しかし、この場合は位置情報の記録周波数が高くなり、
専用のトラック並びに書込読出のため専用の高級な回路
が必要となる。

本考案は上述の問題点の解決を目的とし、特にビデオテ
ープの現在番地を簡単な構成で正確に知ることができる
様にしたものである。

以下図面を参照しながら本考案の一実施例につき説明し
よう。

本例に於ては第１図に示す如くビデオテープ例えば磁気
テープ１の長手方向の中央部にこの長手方向に対し傾斜
して１フイールドの映像信号を記録した映像トラック２
を設けると共にこの映像トラック２の２本毎即ち１フレ
ームの映像信号に対応し、この磁気テープ１の一側端第
１図では上端にこの磁気テープ１の長手方向に沿ってコ
ントロール信号３を記録する。

このコントロール信号は再生時に再生ヘッドが映像トラ
ック２にジャストトラックする為に使用される。

このコントロール信号３と映像トラック２とは従来と同
様に記録する。

又本例に於いては磁気テープ１の他側端第１図では下端
の長手方向に沿って設けた音声信号記録部４にコントロ
ール信号３の６０個毎にこのコントロール信号３と位置
関係をそろえて絶対番地信号５を記録する。

本例に於いてはこの絶対番地信号５に連続して読み出し
時のこの絶対番地信号５をチェックするサムチェック信
号を記録する。

この絶対番地信号５は例えば第２図に示す如くして記録
する。

第２図に於いて、６は磁気テープ１のコートロール信号
３の記録トラック３ａに対応する如く配され、このコン
トロール信号３を再生するコントロール信号再生ヘッド
を示し、このコントロール信号再生ヘッド６より再生さ
れたコントロール信号を切換回路７の入力側に供給する
。

又８はＶＴＲの走行情報信号入力端子を示し、この走行
情報信号入力端子８には定常走行（再生及び記録時の走
行）、早送り走行、巻戻し走行及び停止の別に応じた信
号が供給される。

この走行情報信号入力端子８に供給される信号を判別回
路９に供給し、この判別回路９で走行情報を判別し、こ
の走行情報により切換回路７を制御する。

即ち走行情報が正転即ち定常走行及ぶ早送り走行のとき
はこの切換回路７の入力側に供給されるコントロール信
号をプリセットアップダウンカウンタ１０のアップカウ
ント信号入力端子に接続された一方の出力端子に得る様
にすると共に走行情報が逆転即ち巻戻し走行のときはこ
のコントロール信号をプリセットアップダウンカウンタ
１０のダウンカウント信号入力端子に接続された切換回
路７の他方の出力端子に得る如くする。

この切換回路Ｔの一方及び他方の出力端子を夫夫プリセ
ットアップダウンカウンタ１０のアップカウント信号入
力端子及びダウンカウント信号入力端子に接続する。

このプリセットアップダウンカウンタ１０の出力信号を
表示装置１１に供給して磁気テープ１の番地を表示する
と共にこのプリセットアップダウンカウンタ１０の出力
信号を比較回路１２の一方の入力端子に供給する。

又１３はコントロール信号再生ヘッド６よりコントロー
ル信号が供給されるコントロール信号入力端子を示し、
このコントロール信号入力端子１３に供給されるコント
ロール信号を書込みアドレス設定回路１４に供給する。

この書き込みアドレス設定回路１４はカウンタ等より構
成され、コントロール信号を所定数本例では６０個カウ
ントする毎に設定値信号を発生する如くなされたもので
ある。

この書き込みアドレス設定回路１４の出力側に得られる
設定値信号を比較回路１２に供給し、この比較回路１２
に於いては書き込みアドレス設定回路１４よりの設定値
信号が供給されたときプリセットアップダウンカウンタ
１０の出力信号と同期して制御信号を発生する。

この比較回路１２の出力側に得られる制御信号を絶対番
地信号発生回路１５の制御端子に供給する。

この絶対番地信号発生回路１５に於いてはこの制御信号
が供給される毎に順次所定の例えば直列のＰＣＭ信号よ
り成る絶対番地信号を発生し、この発生した絶対番地信
号を混合回路１７に供給する。

又この比較回路１２の出力側に得られる制御信号をサム
チェック信号発生回路１６の制御端子に供給し、このサ
ムチェック信号発生回路１６に於いては制御信号が供給
されたときに絶対番地信号を再生するときこの再生絶対
番地信号が正しいかどうかをチェックするサムチェック
信号を発生し、この発生したサムチェック信号を混合回
路１７に供給する。

この混合回路１７に於いては絶対番地信号に連続してそ
の絶対番地信号をチェックするサムチェック信号を直例
に配列する如くする。

この混合回路１７の出力側に得られる絶対番地信号及び
サムチェック信号の直列信号を記録増巾器１８を介して
磁気テープ１の音声信号記録用トラック４に対応して配
された番地信号記録用ヘッド１９に供給し、このヘッド
１９に依り磁気テープ１の音声信号記録用トラック４に
絶対番地信号及びサムチェック信号の直列信号を記録す
る。

又２０はリセット信号発生回路を示し、所定時例えば磁
気テープ１の初めの時にこのリセット信号発生回路２０
よりリセット信号を発生し、このリセット信号に依り書
き込みアドレス設定回路１４及びプリセットアップダウ
ンカウンタ１０を夫々リセットする。

又第１図に示す如き本考案装置によって磁気テープ上の
番地を検出するときには第２図に示す様にして行う。

則ち第２図に於いて２１は磁気テープ１の音声記録用ト
ラック４に対応して配された番地信号検出用ヘッドを示
す。

このヘッド２１としては音声再生用ヘッド或いは番地信
号記録用ヘッド１９を兼用しても良い。

このヘッド２１により再生された絶対番地信号及びサム
チェック信号の直列信号を増幅及び波形整形回路２２を
介して読み取り変換回路２３に供給する。

又走行情報信号入力端子８に供給される走行情報信号を
読み取り制御回路２４に供給し、この読み取り制御回路
２４に依り再生時のみを検出し、この再生時のみに得ら
れる制御信号を読み取り変換回路２３に供給し、この読
み取り変換回路２３を再生時のみ動作する如くする。

又この読み取り変換回路２３に供給される絶対番地信号
及びサムチェック信号を読み取りエラーチェック回路２
５に供給し、再生された絶対番地信号に誤りがあるかど
うかをチェックし、この誤りがないときには読み取り変
換回路２３よりの絶対番地信号をプリセットアップダウ
ンカウンタ１０に供給してこの絶対番地信号に依りこの
プリセットアップダウンカウンタ１０の内容を書き換え
る如くする。

則ち本考案に依るテープ位置判別装置を使用したときに
はコントロール信号をプリセットアップダウンカウンタ
１０に依りカウントすると共にこのプリセットアップダ
ウンカウンタ１０のカウント内容を絶対番地信号に依り
書き換えることかできるので、磁気テープ１のどの位置
からでも１回絶対番地信号を読み取った後は正確な番地
を知ることができる。

又本考案に依るテープ位置判別装置に対応する磁気テー
プ１はコントロール信号の所定数例えば６０個毎に１個
の絶対番地信号を記録しているので映像信号と共に存す
るコントロール信号を有効に利用できると共に絶対番地
信号の記録数を少なくしても正確な絶対番地を良好に知
ることができる。

又本考案に依る磁気テープ位置判別装置を使用する場合
、絶対番地信号を再生するのに音声再生用のヘッドを使
用する様にすれば従来のＶＴＲをほとんど改良すること
なく使用できる。

従って本考案テープ位置判別装置はＶＴＲを使用した自
動編集装置に使用して極みて好適である。

尚、上述実施例に於ては本考案を磁気テープに適用した
例につき述べたが、本考案をその他のビデオテープに使
用できることは勿論である。

又本考案は上述実施例に限ることなくその他種々の構成
が取り得ることは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の装置に対応するビデオテープの一実施
例を示す路線的構成図、第２図は本考案に依るテープ位
置判別装置の絶対番地信号の記録及び再生装置の例を示
すブロック図である。 １は磁気テープ、２は映像トラック、３はコントロール
信号、４は音声信号記録用トラック、５は絶対番地信号
である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ビデオテープから゛再生されるコントロール信号を計数
   する可逆カウンタのカウント方向を、上記ビデオテープ
   の走行情報信号によって制御すると共に、上記可逆カウ
   ンタのカウント内容を上記ビデオテープ上に所定間隔に
   記録されている番地信号によって書き換えるように構成
   したことを特徴とするテープ位置判別装置。