JPS5830168Y2 - 磁気テ−プの磁性面の凸起検出装置 - Google Patents

磁気テ−プの磁性面の凸起検出装置

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JPS5830168Y2
JPS5830168Y2 JP15932378U JP15932378U JPS5830168Y2 JP S5830168 Y2 JPS5830168 Y2 JP S5830168Y2 JP 15932378 U JP15932378 U JP 15932378U JP 15932378 U JP15932378 U JP 15932378U JP S5830168 Y2 JPS5830168 Y2 JP S5830168Y2
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JP
Japan
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magnetic
magnetic tape
tape
blade
running
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Expired
Application number
JP15932378U
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English (en)
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JPS5577117U (ja
Inventor
和夫 三谷
茂生 小森
卓 小川
Original Assignee
日立マクセル株式会社
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Publication date
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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は磁気テープカートリッジなどに組込まれる磁
気テープの磁性面の異常、とくに凸起を検出する装置に
関する。
この種の磁気テープでは、ポリエステルベースフィルム
面に磁性塗料を塗布するに際して、ドロップアウトの原
因とな゛る磁性粉集合体、異物などを除去し、その磁性
面を鏡面仕上げしているが、それでもなお磁性面に凹凸
の生じることがある。
そこで従来から種々の手段を用いて磁性面の異常個所を
検出している。
その一般的な手段としては、走行する磁気テープの磁性
面に磁気ヘッドを接触させ、磁性面の異常を電気的又は
磁気的な信号として記録し、これをコンピュータで読み
取って磁気テープの異常個所を切断除去していた。
しかし、この従来方式は磁気ヘッドで検出しようとする
ため、磁気テープの走行スピードに限界があるところに
第1の欠点があった。
第2に、磁気テープの各トラックのみを対象とする検出
であり、トラック間の異常は対象外としているので、磁
気テープ全幅を用いるビテ゛オ用磁気テープには不向き
であった。
また、レーザー光線などを磁性面に照射してその反射光
で異常を検出することも考えられてはいるが、これにし
ても磁気テープの走行スピードを速くできないところに
最大の問題があった。
この考案の考案者らは、磁性面の異常のうち、何が一番
ドロップアウトの原因になっているのか、について深く
探索した。
その結果、磁性面の異常は、これをミクロ的に見れば凹
凸であるが、そのうちとくに凸起がドロップアウト発生
の大きな原因をなしていることに気付いた。
すなわち、使用時に凸起が磁性面に存在すると、後述す
る第3図に示す如く、磁気ヘッドが凸起に衝突すること
によつて磁気テープが踊り上がってこの凸起部だけでな
く凸起部のテープ走行方向下手側の裾部に至るまで広範
囲に磁気記録・再生できないからである。
このような事態は、とくにビテ゛オ用磁気テープの場合
、周知のように磁気ヘッドと磁気テープとの相対速度が
非常に大きいので、一層問題になることにも気付いた。
これに対して磁性面の凹部は、使用時にせいぜいその凹
部のみが問題となるだけであり、また凹部の検出は例え
ば、磁気テープの裏側から光を当て、磁気テープを透過
した光の明暗度を表の磁性面側で拾う等の方法によって
別途簡単に検出できることを知った。
この考案は、かかる知見に基づいて開発されたものであ
って、磁性面に存在する異常のうちとくに問題となる凸
起を、磁気テープを高速で走行させながら簡単に検出で
きるようにすることを第1の目的とする。
そして、磁性面を全幅に亙って検出することにより、と
くにビデ゛オ用磁気テープの異常検出に有効なものとす
ることを第2の目的とする。
その特徴とするところは、走行する磁気テープの磁性面
全幅に亙って揺動可能に枢支せるブレードを摺接させ、
このブレードの揺動変位から磁性面の凸起の存在を検出
できるようにした点にある。
以下、この考案の詳細を図面に基づき説明すると、第1
図において、1は磁気テープである。
これはガイドローラ2,2に案内されて矢印方向に走行
する。
3は磁気テープ1の裏面(ポリエステルベースフィルム
面)側に全幅に亙って接触するクリーニングテープであ
り、これは不織布や和紙等からなり、供給リール4から
巻取り−ル5へ一方的に送られ、磁気テープ走行方向と
逆方向に走行しつつ磁気テープ1の裏面全面に摺接して
これを清掃する。
6はクリーニングテープ3の裏面側に接触する平ベルト
であって、駆動ローラ7とガイドローラ8,8間に亙っ
て三角状に張架され、ガイドローラ8,8間においてク
リーニングテープ3と磁気テープ1の重合部を点屈折し
ないように裏面側から適度なテンションで支持している
クリーニングテープ3及びベルト6によって支持された
磁気テープ1の表面側には、テープ磁性面の異常凸起を
検出するための機構がある。
この検出機構を第1図及び第2図に示す。
これによれば、固定枠aの前後に軸受9,9を設け、こ
れに支軸10を磁気テープ1の幅方向に遊転自在に支持
し、該支軸10に固着したブラケット11の前端に当て
金12を介してブレード13を片持ち状に締付は固定し
、このブレード13の刃先を磁気テープ1の磁性面に全
幅に亙って摺動させる。
一方、固定枠aの後端部には、固定接触子14を取付け
るとともに、この固定接触子14の感知部に近接して対
向する鉄板製の可動接触子15を前記ブラケット11の
後端に片持ち状にボルト止めする。
そして、固定接触子14と可動接触子15とで近接スイ
ッチを構成し、固定枠aとブラケット11との間にスプ
リング16を介装して可動接触子15を固定接触子14
から遠ざける方向にブラケット11を軽く弾圧付勢する
なお、可動接触子15は、ノイズ発生を防止するために
弾性変動を制止する。
また、ブレード13の刃先に磁性粉が切削等によって堆
積付着して検出精度が低下するのを防止するために、刃
先の磁気テープ走行方向上手側の近接位置に吸気ノズル
17を配置し、剥離磁性粉を吸引除去するようになって
いる。
しかるときは、第3図に示すように、クリーニングテー
プ3及びベルト6によって裏面側から適度のテンション
で支えられて走行している磁気テープ1の磁性面に凸起
18が存在すると、ブレード13の刃先が凸起18に接
触して軌跡Aに示すように跳び動き、その揺動がブラケ
ット11を介してこれの後端より長く延出した可動接触
子15の自由端に増幅されて伝わり、可動接触子15と
固定接触子14との間に渦電流が誘起されて凸起存在検
出信号が凸起18の大きさに比例して取出される。
凸起存在検出信号は、磁気テープ巻取機構に伝達して磁
気テープ1の走行を停止し、その場でテープ不良個所を
直に切断除去する。
または、別にテープ位置記録計を装備しておき、突起存
在検出信号の発生個所を自動的に記録し、後からこの記
録を読み取りながら不良個所を切断除去することになる
第4図及び第5図は、この考案の別実施態様例を示すも
のであって、前者はブラケット11を変形してブレード
13の取付方向と可動接触子15の取付方向を略90°
ベルクランク状に異ならしめたものである。
また、後者はブラケット11自体をそのまま可動接触子
15として利用できるようにしたものである。
これらによっても上記実施例と同様に機能する。
更に、図示例では、いずれもブレード13に精密性と刃
先摩耗による交換性を要するために、ブレード13をブ
ラケット11に着脱自在にボルト止めする仕様としたが
、より構造を簡易にするためにブレード13の後端を支
軸10に直接支持して、ブレード13の一部を固定接触
子14に近接対向させてもよいであろう。
また、ブレード13の揺動変位を検出する機構としては
、上記型式の他に、可動接触子15に磁石を取付けて固
定接触子14に近接させてスイッチング作動を行わせる
近接スイッチであってもよい。
また、オン−オフスイッチの代わりに差動トランスなど
を用いてアナログ的に検出してもよく、更には微妙なブ
レード変位を反射鏡の角度変化に交換して光学的に検出
することもでき、その他種々の変位検出手段が適宜選択
できる。
以上説明したように、この考案に係る検出装置は、走行
する磁気テープ1の磁性面にブレード13の先端刃先を
摺接させ、磁性面に存在する凸起18に当ってブレード
13が揺動変位するのを検出するようにしたので、磁気
テープ1が高速で走行するほど微小な凸起18に対して
もブレード13が第3図に示すように、大きく跳ね飛び
やすくなるため、磁気テープ1を高速で走行させつつ高
能率にしかも容易確実に検出できるようになった。
また、ブレード13を磁性面の全幅に互って接触させる
ものであるから、トラック部分だけでなくテープ全幅に
亙る検査ができることになり、とくにビデオ用磁気テー
プの検査に極めて有効である。
また、少なくともふたつのローラ8,8間に亙って平ベ
ルト6を巻き掛け、この両ローラ8,8間において磁気
テープ1を裏面側から適度のバックテンションで支持す
るとともに、ブレード13の刃が磁気テープ1の磁性面
側に摺接する形態とした。
したがって、ベースフィルムに磁性面を塗布形成した磁
気テープ1においては、裏面側のベースフィルムと表面
側の磁性面とで当然に弾性変形量が異なるが、磁気テー
プ1は両ローラ8,8間にある平ベルト6で支持されて
いるので、磁気テープ1がブレード13の当りで点屈折
することがなく、ブレード13の磁性面に対する当りを
良好にして凸起検出精度をより確実に出せる。
それに磁性面の損傷防止にも有効である。
また、平ベルト6はクリーニングテープ3をはさんで磁
気テープ1を裏面側から支持するものとしたので、クリ
ーニングテープ3の介在は磁気テープ1を点屈折しない
ように適度のバックテンションで支持するに更に効果的
なものとなる。
そのクリーニングテープ3は供給リール4から巻取リー
ル5へと一方的に送られ、かつ磁気テープ走行方向とは
逆方向に走行しつつ磁気テープ1の裏面側に全面に互っ
て摺接する形態としたので、まず第1に、常に新しいク
リーニングテープ3によりブレード13で磁気テープ1
の磁性面から切削されて磁気テープ裏面側に回り込んだ
剥離磁性粉を掻き取る状態で確実に捕捉し、処理済磁気
テープをロール巻きしたときにテープ巻き層間において
剥離磁性粉が磁気テープ1に再付着するのを確実に防止
する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る検出装置の正面図、第2図はそ
の要部の一部、切欠き平面図、第3図は作動原理図、第
4図及び第5図はこの考案のそれぞれ別実施態様例を示
す正面図である。 1・・・・・・磁気テープ、3・・・・・・クリーニン
グテープ、6・・・・・・ベルト、a・・・・・・固定
枠、10・・・・・・支軸、11・・・・・・ブラケッ
ト、13・・・・・・ブレード、14・・・・・・固定
接触子、15・・・・・・可動接触子、17・・・・・
・吸気ノズル、18・・・・・・凸起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁気テープ1を一定方向に走行させながら磁気テープ1
    の磁性面の凸起を検出する装置において、供給リール4
    から巻取リール5へ一方的に送られ、磁気テープ走行方
    向とは逆方向に走行しつつ磁気テープ1の裏面側に全幅
    に互って摺接するクリーニングテープ3と、少なくとも
    ふたつのローラ8,8間に亙って巻き掛けられ、この両
    ローラ8.8間においてクリーニングテープ3をはさん
    で磁気テープ1を裏面側から点屈折しないように適度の
    テンションで支持する平ベルト6と、両ローラ8,8間
    において磁気テープ1の表面の磁性面側に全幅□に亙っ
    て刃先が摺接し、磁気テープ幅方向に向かう支軸10に
    揺動自在に支持されるブレード13と、ブレード13こ
    れ自体又はこれと一体揺動する部材の揺動変位を検出す
    る検出機構とからなることを特徴とする磁気テープの磁
    性面の凸起検出装置。
JP15932378U 1978-11-17 1978-11-17 磁気テ−プの磁性面の凸起検出装置 Expired JPS5830168Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5577117U JPS5577117U (ja) 1980-05-28
JPS5830168Y2 true JPS5830168Y2 (ja) 1983-07-02

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