JPH079224Y2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH079224Y2
JPH079224Y2 JP14623289U JP14623289U JPH079224Y2 JP H079224 Y2 JPH079224 Y2 JP H079224Y2 JP 14623289 U JP14623289 U JP 14623289U JP 14623289 U JP14623289 U JP 14623289U JP H079224 Y2 JPH079224 Y2 JP H079224Y2
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JP
Japan
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magnetic tape
edge
tape
pinch roller
capstan
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Application number
JP14623289U
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English (en)
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JPH0384930U (ja
Inventor
信之 小倉
Original Assignee
赤井電機株式会社
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Publication date
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はVTR(ビデオテープレコーダ)等の磁気記録
再生装置(再生専用機をも含む)に関するものであり、
オーディオ・コントロールヘッド等の固定磁気ヘッドへ
のテープ当たりを良好ならしめるものである。
[従来の技術] 一般に、VTRでは回転ヘッドを有するヘッドドラムを備
え、該ヘッドドラムを繞って走行する磁気テープを、そ
の走行方向とは傾斜した方向に回転ヘッドにより走査し
てビデオ信号を記録・再生するようにしている。また、
この磁気テープが前記ヘッドドラムの周面を安定して走
行するように、該ヘッドドラムには走行する磁気テープ
の一方の縁部が当接されるフランジ部が設けられてい
る。前記ヘッドドラムの磁気テープが侵入する側と該磁
気テープがヘッドドラムから離脱する側とにはそれぞれ
テープガイド(ガイドローラ)が設けられ、これらのテ
ープガイドは磁気テープの両縁部が当接され得るフラン
ジ部を有する。そして、これらのテープガイドは走行す
る磁気テープの他方の縁部のみがそのフランジ部に当接
されるように、あおり方向に傾斜して位置決めされてい
る。このように他方の縁部がテープガイドのフランジ部
に当接された磁気テープはその一方の縁部がヘッドドラ
ムのフランジ部に押圧され、該ヘッドドラムの周面を安
定して走行する。
次に、上記磁気テープのヘッドドラムからの離脱側の磁
気テープ走行路について、第3図及び第4図により説明
する。第4図において、符号1は前記したテープガイド
であり、磁気テープ2の面が当接される部分はローラ32
になっている。このテープガイド1はフランジ部4、5
を有し、また周知の傾斜ガイドポール6が一体的に設け
られている。このテープガイドは周知のようにカセット
から磁気テープを引出して前記したヘッドドラムの周面
に繞らせるガイドとしても兼用されている。
符号7は固定磁気ヘッドであり、オーディオ信号の録音
・再生及びコントロール信号の記録・再生用のものとし
て知られている。オーディオ信号は磁気テープの上縁部
(他方の縁部)近傍に、またコントロール信号はその下
縁部(一方の縁部)近傍に記録される。
前記したヘッドドラムから離脱する方向に走行する磁気
テープ2は、傾斜ガイドポール2、テープガイド1、固
定磁気ヘッド7、第3図のキャプスタン8及びピンチロ
ーラ9を経過する。このとき、テープガイド1は磁気テ
ープ2の上縁部が下縁部に比較して張りが弱くなるよう
に、あおり方向に傾斜して位置決めされているので、磁
気テープ2はその幅方向に昇るようにして上縁部がフラ
ンジ部4に当接される。この結果、前記ヘッドドラムの
前記したフランジ部に磁気テープ2の下縁部が圧接さ
れ、該磁気テープ2は前記したように安定してヘッドド
ラムの周面を走行する。
第3図において、7は前記した固定磁気ヘッド、8は定
速回転しているキャプスタン、9はこのキャプスタン8
に磁気テープ2を押圧して定速走行せしめるピンチロー
ラ、10、11はテープガイドであり、磁気テープ2は固定
磁気ヘッド7からテープガイド10、キャプスタン8及び
ピンチローラ9、テープガイド11を繞って走行する。
尚、12は後述のようにピンチローラ9を回転自在に支承
するアーム、13は該アームを図示していない基板に回動
自在に支承する軸である。
上記ピンチローラ9は第2図に示すように、該ピンチロ
ーラが回転自在に取付けられた軸棒14と、該軸棒が固定
されたホルダ15と、前記軸棒がキャプスタン8に向かう
方向に可動自在に設けられた前記アーム12とにより該ア
ームに取付けられ、該アームと前記ホルダ15との間には
前記ピンチローラ9をキャプスタン8に向かう方向に付
勢するコイルバネ(弾性部材)16が介在されしている。
第2図において、17は円筒であり、該円筒には円筒形の
ゴム等よりなる弾性部材18が固定され、また上記軸棒14
に対して回転自在に嵌合されたすべり軸受19が固定され
ている。前記軸棒14はホルダ15に圧入によって固定され
ている。20はこの軸棒14のアーム12における可動ガイド
溝を示す。21はホルダ15に突設された棒状部を示し、該
棒状部が前記コイルバネに挿入されている。
上記のアーム12を図示していないバネ等により付勢して
ピンチローラ9をキャプスタン8側に移動することによ
り、コイルバネ16が圧縮され、該コイルバネに付勢され
てピンチローラ9はキャプスタン8に圧接される。前記
のようにしてピンチローラ9をアーム12に取付けること
により、該ピンチローラにより磁気テープ2を該磁気テ
ープの幅方向に亘ってキャプスタン8に略均一に押圧す
ることができる。尚、第2図〜第4図において、同一符
号は同一部材を示す。
[考案が解決しようとする課題] 前記第2図〜第4図で説明した構成を有するVTRでは、
テープガイド1が、ガイドする磁気テープ2の上縁部が
その下縁部に比較して張りが弱くなるように、あおり方
向に傾斜して位置決めされているので、前記固定磁気ヘ
ッド7のコントロール信号を記録・再生する下縁部近傍
が当接されるコアに対してオーディオ信号を記録・再生
する上縁部近傍が当接されるコアのテープ当たりが弱く
なる。
一方、前記したピンチローラ9は磁気テープ2の幅方向
に亘って略均一に押圧されるが、多少のばらつきを生ず
ることがある。これはキャプスタン8と軸棒14のねじれ
やホルダ15、コイルバネ16の組付けのばらつき等に起因
するものである。
上記した押圧の磁気テープ2の幅方向に亘るばらつきに
より、磁気テープ2の下縁部が上縁部より強く押圧され
た場合には、該上縁部近傍が当接される固定磁気ヘッド
7の前記したコアのテープ当たりが弱くなり、加えて前
記したテープガイド1のあおり方向への傾斜によって
も、前記上縁部近傍が当接されるコアのテープ当たりが
弱くなっているので、このためオーディオ信号の録音・
再生のS/Nが劣化する。
この考案は上記の欠点を除去し、磁気テープの上縁部近
傍が当接されるコアと前記磁気テープとのテープ当たり
を改善することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するために、この考案では、磁気テー
プの縁部が当接されるフランジ部を有し、かつ回転ヘッ
ドを備えたヘッドドラムと、磁気テープの縁部が当接さ
れるフランジ部を有するテープガイドと、固定磁気ヘッ
ドと、キャプスタン及びピンチローラとを順に並べて磁
気テープ走行路が形成され、 走行する前記磁気テープの一方の縁部が前記ヘッドドラ
ムの前記したフランジ部に当接されるように、前記テー
プガイドをそのあおり方向に傾斜させて該テープガイド
のフランジ部に前記磁気テープの他方の縁部を当接する
ようにした磁気記録再生装置において、 前記キャプスタンへの磁気テープを介したピンチローラ
による押圧力を前記磁気テープの他方の縁部近傍が一方
のそれよりも大になるように前記ピンチローラと、該ピ
ンチローラが回転自在に取付けられた軸棒と、該軸棒が
固定されたホルダと、前記軸棒がキャプスタンに向かう
方向に可動自在に設けられたアームと、該アームと前記
ホルダとの間に介在され、前記ピンチローラをキャプス
タンに向かう方向に付勢する弾性部材とを備え、該弾性
部材を前記ピンチローラによって押圧される磁気テープ
の幅方向にずらせて配設した磁気記録再生装置である。
[作用] 上記のような磁気記録再生装置では、テープガイドがそ
のフランジ部に磁気テープの他方の縁部が当接されるよ
うにあおり方向へ傾斜されているので、磁気テープの一
方の縁部の張りが他方の縁部よりも強くなり、またキャ
プスタンへの磁気テープを介したピンチローラによる押
圧力を前記磁気テープの他方の縁部近傍が一方のそれよ
りも大になるようにしたので、磁気テープの他方の縁部
の張りが一方の縁部よりも強くなり、この結果前記テー
プガイドとキャプスタン及びピンチローラとの間に配設
された固定磁気ヘッドはその磁気テープの一方の縁部近
傍が当接されるコアも他方の縁部近傍が当接されるコア
も充分なテープ当たりが得られる。
[実施例] 以下に、この考案の一実施例を図について説明する。第
1図は第3図及び第4図について説明したVTRの磁気テ
ープ走行に用いるキャプスタン及びピンチローラであ
り、前記第2図と同一符号は同一部材を示すものであ
る。
第1図において、第2図と異なるところは、ホルダ15に
突設された棒状部21が符号21aで示すように磁気テープ
2の上縁部側にずれた状態で設けられていることであ
る。これにより、該棒状部に挿入された前記コイルバネ
16も前記上縁部側にずれた位置からホルダ15及び軸棒14
を介してピンチローラ9をキャプスタン8に押圧するの
で、この押圧力は押圧される磁気テープ2の上縁部近傍
が下縁部近傍よりも強くなる。
このように、磁気テープ2の上縁部近傍の押圧力が比較
的強くなることにより、磁気テープ2の上縁部の張りが
比較的強くなり、この結果前記固定磁気ヘッド7におけ
る磁気テープのテープ当たりがその上縁部近傍において
も下縁部近傍においても充分なものとなし得る。
上記実施例では、コイルバネ16を用いたものに本発明を
適用したが、これに限らず、例えば板バネを用いたもの
でも実施でき、またピンチローラ軸受として1個のころ
がり軸受を使用している場合には、このころがり軸受を
磁気テープの他方の縁部側にずらせて設けてもよい。
[考案の効果] 上記したように、この考案の磁気記録再生装置では、テ
ープガイドがそのフランジ部に磁気テープの他方の縁部
が当接されるようにあおり方向へ傾斜されているので、
磁気テープの一方の縁部の張りが他方の縁部よりも強く
なり、またキャプスタンへの磁気テープを介したピンチ
ローラによる押圧力を前記磁気テープの他方の縁部近傍
が一方のそれよりも大になるようにしたので、磁気テー
プの他方の縁部の張りが一方の縁部よりも強くなり、こ
の結果前記テープガイドとキャプスタン及びピンチロー
ラとの間に配設された固定磁気ヘッドはその磁気テープ
の一方の縁部近傍が当接されるコアも他方の縁部近傍が
当接されるコアも充分なテープ当たりが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す縦断正面図、第2図
〜第4図は従来例を示すものであり、第2図は縦断正面
図、第3図は斜視図、第4図は斜視図である。 1:テープガイド、2:磁気テープ、4:フランジ部、7:固定
磁気ヘッド、8:キャプスタン、9:ピンチローラ、12:ア
ーム、14:軸棒、15:ホルダ、16:コイルバネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープの縁部が当接されるフランジ部
    を有し、かつ回転ヘッドを備えたヘッドドラムと、磁気
    テープの縁部が当接されるフランジ部を有するテープガ
    イドと、固定磁気ヘッドと、キャプスタン及びピンチロ
    ーラとを順に並べて磁気テープ走行路が形成され、 走行する前記磁気テープの一方の縁部が前記ヘッドドラ
    ムの前記したフランジ部に当接されるように、前記テー
    プガイドをそのあおり方向に傾斜させて該テープガイド
    のフランジ部に前記磁気テープの他方の縁部を当接する
    ようにした磁気記録再生装置において、 前記キャプスタンへの磁気テープを介したピンチローラ
    による押圧力を前記磁気テープの他方の縁部近傍が一方
    のそれよりも大になるように、 前記ピンチローラと、該ピンチローラが回転自在に取付
    けられた棒軸と、該棒軸が固定されたホルダと、前記棒
    軸がキャプスタンに向かう方向に可動自在に設けられた
    アームと、該アームと前記ホルダとの間に介在され、前
    記ピンチローラを前記キャプスタンに向かう方向に付勢
    する弾性部材とを備え、 該弾性部材を前記ピンチローラによって押圧される磁気
    テープの幅方向にずらせて配置したことを特徴とする磁
    気記録再生装置。
JP14623289U 1989-12-19 1989-12-19 磁気記録再生装置 Expired - Lifetime JPH079224Y2 (ja)

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JPH0384930U JPH0384930U (ja) 1991-08-28
JPH079224Y2 true JPH079224Y2 (ja) 1995-03-06

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