JPS5829936Y2 - 弁当箱 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、弁当箱に関し、その携帯を容易化する、ととも
に、空になった場合のかさを小さくしうるようにして、
その携帯をも容易化したものである。

弁当箱に副食物用の容器をセットにすることはすでに公
知である。

例えば、弁当箱内の一部を仕切ったもの、または、別の
小さな容器を組合せることが行われているが、後者の場
合、それを使用するときは、弁当箱の上に重ねるなどす
るから、携帯しにくい難点がある。

そして、いずれの場合にも、水筒は別個に携帯すること
を要している。

本案は、弁当箱に水筒をも組合せて、その携帯を容易化
したものである。

これを図面の実施例にってい説明すると、１は弁当箱で
、この例では合成樹脂製の物を示したので、そのふた２
は、その日縁部の凹溝３内に弁当箱１の口縁の突条４を
かみ合せているが、弁当体１の側壁をふた２の側壁内に
挿入するアルミニウム製の弁当箱も使用できる。

５は副食物用容器で、これは容器５の底壁の長辺を、弁
当箱１の底壁の短辺と平行にして、第２図のように、弁
当箱１内に入れうる大きさ、形状に形成されており、こ
れのふたも、弁当箱１のふた２と同様に、任意の構成に
できる。

６は水筒で、その周壁はその深さ方向に対して直角方向
に形成されたリング状のくぼみでジャバラ状とされて、
深さ方向に伸縮可能になっている。

そして、水筒６は直方体状にされ、その底壁の長辺は、
弁当箱１の底壁の短辺の内側寸法よりも短かく、短辺は
弁当箱１の側壁の高さとほは゛同じまたはそれよりも短
くされている。

７はコツプで、その口部の大きさが、水筒６の横断面の
大きさと同じ程度またはそれよりも小さく形成され、深
さは弁当箱１の深さよりも浅くすることが適する。

８は携帯用のケースで、これは直方体状に形成され、そ
の底壁の大きさが、弁当箱１の長辺側の側壁の大きさに
適合させ、ケース８の深さは、第１図のように、弁当箱
１の長辺の側壁側に容器５を並べたときの弁当箱１と容
器５との合計の寸法に適合させである。

そして、ケース８の短辺側壁９は、その底壁側にのみ設
けられ、その深さは弁当箱１の短辺側壁の巾よりやや長
い程度になっている。

したがって、ケース８の長辺側壁１０の口部側の部分は
、その内外に任意に折り曲げ可能である。

１１は一方の長辺側壁１０に取付けられたふたで、他方
の長辺側壁１０に重ね合せうる長さにされ、ホックまた
は面ファスナなどで固定可能にされている。

１２は短辺側壁９に端部が取付けられたバンドである。

この弁当箱を使用するときは、弁当箱１に米飯などの主
食を、容器５に副食物を入れる。

水筒６は適当な引伸して使用し、その長さを、その口部
側にコツプ７を重ねた状態で、第１図に例示するように
、容器５の側部に水筒６を倒した状態で並べたときに、
弁当箱１の長辺側の側壁の中白に納まる長さにする。

これらをケース８に入れて携帯するが、この場合は、弁
当箱１をケース８の底側に入れ、その上に、容器５と水
筒６とを並べて第１図の状態に置き、それらをふた１１
の固定で゛固定する。

ケース８の短辺側壁９は底側のみであるが、容器５と水
筒６の一部が短辺側壁９で支持され、かつその外側には
バンド１２が位置し、更にふた１１で固定されるから、
容器５と水筒６がケース８外に出ることはない。

このように、本案の弁当箱は、それと副食物用の容器５
と水筒６のすべてを直方体状のケース８内に収容できる
。

しかも、これらは、すべて弁当箱１の側壁の横に並べう
るから、全体が偏平となり携帯が極めて容易である。

弁当箱１、容器５および水筒６が空になったときは、第
２図のように、弁当箱１内に容器５を入れる。

水筒６は、その深さ方向に圧縮して、そのかさを小さく
して弁当箱１内に入れ、かつコツプ７も弁当箱１内に入
れる。

すなわち、水筒６をジャバラ状として、そのかさを小さ
くしつるようにしているから、水筒６も弁当箱１内に入
れることが可能となり、これらのかさを小さくできる、
とともに一つにまとめることができる。

容器５と水筒６を入れた弁当箱１はケース８に入れるが
、ケース８は、その短辺側壁９が、ケース８の底側に設
けられているのみであるから、長辺側壁１０の口部側の
部分は折りたたみ可能である。

したがって、第５図に例示するように、前側の長辺側壁
１０を外側に折りたたみ、その上に後側の長辺側壁１０
を折り重ねることができ、ケース８も弁当箱１に応じて
小さくでき、空になった弁当箱１とケース８の携帯が容
易である。

なお、容器５が不要のときは、第６図のように弁当箱１
と水筒６とをセットにして使用することも可能であり、
かつ副食物用の容器５を２個準備しておけば、第７図の
ように、２個の容器５と水筒６とをセットにしたり、第
８図のように、２個の容器５の弁当箱１とをセットにし
て使用することも可能で、用途に合せて使用できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本案の実施例で、第１図を一部を断面した平面図
、第２図は底面図、第３図は弁当箱に収容した平面図、
第４図と第５図はケースの斜視図、第６図と第７図、第
８図は異なった組合せの平面図、第９図は弁当箱の一部
の拡大断面図である。 １：弁当箱、５：容器、６：水筒、８：ケース、９：短
辺側壁、１０：長辺側壁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 弁当箱と副食物用容器および直方体状の水筒とこれらを
   入れる直方体状のケースを有し、副食物用容器は弁当箱
   内に入れうる大きさにされ、水筒は、その深さ方向に伸
   縮するように周壁がジャバラ状になっており、かつ水筒
   の底壁の短辺は、弁当箱の深さと同程度以下の長さで、
   長辺が弁当箱の底壁の短辺の内側の寸法より短かくされ
   、ケースは、その底壁が弁当箱の長辺側の側壁に適合す
   る大きさになっており、深さは、弁当箱の長辺の側壁側
   に容器と水筒を並べて入れうる深さとされ、かつケース
   の短辺側壁は、その底側に弁当箱の短辺の側壁の中程度
   の深さになっており、長辺側壁は折りたたみ可能にされ
   ている弁当箱。