JPS5829630Y2 - 押釦同調器におけるクラツチの解除機構 - Google Patents

押釦同調器におけるクラツチの解除機構

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JPS5829630Y2
JPS5829630Y2 JP10559680U JP10559680U JPS5829630Y2 JP S5829630 Y2 JPS5829630 Y2 JP S5829630Y2 JP 10559680 U JP10559680 U JP 10559680U JP 10559680 U JP10559680 U JP 10559680U JP S5829630 Y2 JPS5829630 Y2 JP S5829630Y2
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JP
Japan
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push
clutch
tuning
kick arm
shaft
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JP10559680U
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JPS5734631U (ja
Inventor
良男 田中
忠明 渡辺
Original Assignee
クラリオン株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は押釦同調器におけるクラッチ機構に関するもの
で、特に同調軸とクラッチ板の圧着を解除する機構に係
る。
押釦同調器は、カーラジオとして広(採用されているも
ので、複数の押釦を備えこの押釦を押進することにより
、自動クランクを回動せしめ、該回動クランクに連結さ
れたコアをコイル中に進退させて同調を行うように構成
されている。
回動クランクは、また同時に同調つまみにも連結されて
いて、この同調つまみにより同調を行い、各押釦に所望
の周波数を設定し得るように構成されている。
ところが、押釦操作の際、回動クランクと同調つまみと
を連結したままにしてお(と、負荷が大きくなり円滑な
押釦動作が望めないため、回動クランクと同調つまみと
の間にクラッチ機構を設け、押釦操作時には、このクラ
ッチを切って負荷を軽(する工夫がなされている。
ところで、従来から知られているクラッチ機構の一つと
して、実公昭38−11442号公報に記載されたもの
である。
この従来型は、第1図の如(、回動枠aに連動するクラ
ッチ円板すにコイルスプリングCのバネ圧を利用して同
調軸dを圧着させてクラッチを接続し、一方、クラッチ
を解除する場合には、押釦に連動するキックアームeに
よってクラッチレバ−fを動かしてピニオン軸dをクラ
ッチ円板すから離して、同調軸からクラッチ円板に対す
る回動力の伝達を遮断するものである。
しかし乍ら、この従来型は、キックアームeの力をクラ
ッチレバ−fを介して同調軸dに伝達し、これを抑圧或
いは牽引するものであるから、クラッチレバ−fの分だ
け部品点数が多(、その組立に手間が掛る欠点があった
特に、クラッチレバ−fとキックアームeとが別体であ
るため、その接触部分には、両者の移動を円滑なものと
するためのローラgを設ける必要もあった。
また、この従来型はクラッチレバ−を介して同調軸を押
圧するため、クラッチレバ−に押圧用のスプリングと同
調軸との双方を係合させる必要があり、クラッチレバ−
が複雑な形状のものとなる欠点もあった。
更に、クラッチレバ−を押圧するバネとしてコイルスプ
リングCを使用しているため、このコイルスプリングが
側方へ逃げるのを防止するためのガイド軸りを機枠側に
設ける必要もあった。
このように、従来型のクラッチ機構はその解除機構部分
の構造が複雑すぎ、そのため、部品数も多(製作手間も
かかり、コスト高となり、同調器のコスト中に占める割
合も大きくなるという欠点があった。
本考案は、上述の如き従来型の欠点を解消した簡単な構
成のクラッチの解除機構を提供せんとして提案されたも
のである。
即ち、本考案は、キックアームの一端に舌片を形成し、
この舌片を同調軸に係合させることによって、従来型の
如きクラッチレバ−を必要とすることなく、キックアー
ムによって直接同調軸を牽引し、クラッチ板と同調軸先
端との接触を断つようにしたものである。
以下、本考案を第2〜5図に示す実施例に基いて具体的
に説明する。
図中、符号11は同調器のフレーム、12はこノフレー
ム11の側方に固定されたコ字型のブラケットである。
13はクラッチ軸で、前記コ字型ブラケット12の二辺
によって支承されている。
このクラッチ軸13の一端は、フレーム11の内側に突
出しており、この突出端にクラッチギヤ14が固定され
、このクラッチギヤ14に同調器側の回動クランクに付
設した扇形ギヤが噛合っている。
クラッチ軸13の他端にはクラッチ板15が固定されて
いる。
このクラッチ板150周縁部には山形に盛り上った突条
16が形成され、且つクラッチ板15の表面(突条16
の表面)はサンドブラスト等の手段で粗面加工されてい
た。
17は同調軸で、この同調軸17の基端部はユニバーサ
ルジヨイントを介して同調つまみに連結されている。
一方、同調軸11の先端は、コ字型ブラケット12の前
面に開口された軸受孔18を通ってブラケット内部に挿
入されている。
そして、その先端には、ポリウレタンエラストマー、合
成ゴム、その他プラスチック等で形成された鼓形の摩擦
部材19が固定されており、この摩擦部材19の部分で
クラッチ板15と接触している。
即ち、摩擦部材19の中央部にはU字形の凹部20が形
成され、この凹部20がクラッチ板周辺の突条16に被
さるように嵌込まれ、摩擦部材19とクラッチ板15と
の接触面積を大きなものとし、回転力の確実な伝達がな
されるように構成されている。
この同調軸1γは、ブラケット12の軸受孔18の下辺
部で横方向に移動可能に支承されている。
そして、ブラケット12の前面には、一端をブラケット
12に他端を同調軸17に係合させたねじりコイルバネ
21が配設され、このバネ21によって同調軸17はク
ラッチ板15側へ押圧されている。
フレーム11の内部前面側には押釦同調器の幅方向に延
びるキックアーム22が配設されている。
このキックアーム22は、フレーム11に設けた軸受孔
23に支点24を嵌込むことによって、フレーム11に
取付げられている。
そして、このキックアーム22におけるフレーム11の
内側の部分には、従前のクラッチ機構と同様に選局用押
釦(図示せず)の一部が当接されており、押釦を押した
場合に、このキックアーム22が支点24を中心として
前後に回動するようになっている。
また、キックアーム22上部とフレーム11との間には
コイルバネ25が張設され、このコイルバネ25によっ
て押釦に押圧されて回動したキックアーム22は旧状に
復帰する。
キックアーム22の端部には、支点24からクラッチ板
15側へ延びルアーム部26が形成され、このアーム部
26の端部にコ字形ブラケット12の前面と略平行に牽
引部27が形成されている。
牽引部27は、第2゜4図の如く、同調軸17が進入し
得る大きさのU字溝28と、同調軸17の外側に係合し
た舌片29を有している。
舌片29はその先端部にテーパ部30が形成され、この
テーパ一部30に沿って同調軸17が摺動する。
また、舌片29は、第5図の如(、支点24を中心とし
た円弧上にあるように全体として湾曲したものとする。
本考案のクラッチの解除機構は、上述の実施例の如き構
成を有するものであって、次にその作用を説明する。
まず、同調つまみによる選局時には、キックアーム22
が回動しておらず、同調軸11はキックアームによって
牽引されていない。
従って、同調軸17はねじりコイルバネ21に押圧され
、先端の摩擦部材19がクラッチ板15の突条16と圧
接している。
そこで、同調つまみを回転させれば、その回転力は同調
軸11、摩擦部材19、クラッチ板15、クラッチ軸1
3の順に伝わり、クラッチギヤ14が回転する。
その結果、これに係合した扇形ギヤ及び回動クランクが
回動してコアがコイル内を進退する。
一方、押釦による選局時には、押釦を押すと、それに押
圧されてキックアーム22が支点24を中心として回動
する。
すると、キックアーム22の端部に形成した牽引部27
がアーム部26によって持ち上げられ、牽引部27に設
けた円弧状の舌片29も、その円弧の延長線上を移動す
る様回動して上昇する。
舌片29の先端には同調軸17が係合しているので、同
調軸11は舌片29のテーパ一部30に沿って移動し、
U字溝28内に進入する。
その結果、同調軸17はねじりコイルバネ21の押圧力
に逆らって、コ字形ブラケット12の軸受孔18の下辺
部上を横方向に移動することになり、同調軸17の先端
とクラッチ板15との圧着は解除される。
従って、クラッチ板15、クラッチ軸13、及びクラッ
チギヤ14は同調軸17とは独立して回動し得るように
なるので、押釦に押圧された回動クランクによってコア
がコイル内に進退する際に、回動クランクの回転力が同
調つまみ側に伝達されることがない。
なお、この様に舌片29を支点24を中心とした円弧上
にある様に湾曲させると、キックアーム22が回動した
場合にも舌片と同調軸との接点から支点24までの距離
が常に一定となり、同調軸に対して直角方向の摩擦力の
みが働いて軸方向の摩擦力が働かないので、舌片と同調
軸とを円滑に作動させることができ、キックアームの回
動に要する力が小さくて済む。
即ち、仮に舌片が直線状であると、キックアーム22が
回動する際に、支点24と舌片と、同調軸の接点との距
離に変化ができる為に同調軸に対する直角方向の摩擦力
と共に軸方向の摩擦力も生じ、キックアームを回動させ
るのにより強い力が必要であり、またこの為に円滑な動
作も望めな(なるのである。
以上の実施例に示す通り、本考案のクラッチの解除機構
は、クラッチ板と同調軸との回転力の伝達を断つに当っ
て、同調軸に直接キックアームを係合させ、その舌片に
よって同調軸を牽引するように構成したので、従来型の
ようにクラッチアームをキックアームとは別途に設ける
ことが不要である。
また、キックアームを、フレームの前面側に設置するこ
とによって、キックアームとこれに牽引される同調軸が
近接し得る為、ギックアーム自体の小型化、単純化を図
ることができる。
そして、キックアームが、支点を中心として回動すると
いう単純な動作でしかも少ない動作スペースで同調軸を
牽引することができると共に、キックアームがこの支点
によりフレームに取付けられている為、常に一定した確
実な動作が可能となる。
更に、舌片の形状を前記の様に湾曲させることによって
、キックアームの回動により生ずる同調軸との間の摩擦
力を軽減でき、軽い操作力で円滑に作動するクラッチ機
構を提供できるのである。
このように、本考案によれば、クラッチ機構全体の構成
を極めて単純化することが可能であり、部品点数の削減
、組立工程の簡易化等その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来型クラッチ機構の一例を示す平面図、第2
図は本考案の解除機構を有するクラッチの斜視図、第3
図は平面図、第4図はキックアーム端部の正面図、第5
図は側面図である。 11・・・フレーム、12・・・ブラケット、13・・
・クラッチ軸、14・・・クラッチギヤ、15・・・ク
ラッチ板、16・・・突条、17・・・同調軸、18・
・・軸受孔、19・・・摩擦部材、20・・・凹部、2
1・・・バネ、22・・・キックアーム、23・・・軸
受孔、24・・・支点、25・・・コイルバネ、26・
・・アーム部、27・・・牽引部、28・・・U字溝、
29・・・舌片、30・−・テーパ一部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 押釦同調器の押釦に連動するキックアームと、同調つま
    みに連動する同調軸を具えた押釦同調器のクラッチにお
    いて、同調軸をクラッチの解除方向に移動可能に構成し
    、 押釦同調器の前面側に、その幅方向に延びるキックアー
    ムを両端の支点を中心として押釦同調器の前後方向に回
    動自在に設け、このキックアームの一端には押釦同調器
    の後方側に向かって延びるアーム部を一体に形成し、こ
    のアーム部の先端に同調軸と交差する方向に延びる舌片
    を一体に設け、この舌片の先端に同調軸に摺動自在に接
    触するテーパ一部を設け、 この舌片の形状を同調軸と舌片との接点が常にキックア
    ームの支点を中心とした円弧上にある様な湾曲形とし、
    キックアームの回動によって、舌片のテーパ一部が同調
    軸を押釦同調器の幅方向に移動させる様にしたことを特
    徴とする押釦同調器におけるクラッチの解除機構。
JP10559680U 1980-07-28 1980-07-28 押釦同調器におけるクラツチの解除機構 Expired JPS5829630Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10559680U JPS5829630Y2 (ja) 1980-07-28 1980-07-28 押釦同調器におけるクラツチの解除機構
US06/286,922 US4433588A (en) 1980-07-28 1981-07-27 Clutch mechanism

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JP10559680U JPS5829630Y2 (ja) 1980-07-28 1980-07-28 押釦同調器におけるクラツチの解除機構

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Publication Number Publication Date
JPS5734631U JPS5734631U (ja) 1982-02-23
JPS5829630Y2 true JPS5829630Y2 (ja) 1983-06-29

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JP10559680U Expired JPS5829630Y2 (ja) 1980-07-28 1980-07-28 押釦同調器におけるクラツチの解除機構

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