JPH0115235Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0115235Y2
JPH0115235Y2 JP1981015942U JP1594281U JPH0115235Y2 JP H0115235 Y2 JPH0115235 Y2 JP H0115235Y2 JP 1981015942 U JP1981015942 U JP 1981015942U JP 1594281 U JP1594281 U JP 1594281U JP H0115235 Y2 JPH0115235 Y2 JP H0115235Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch lever
locking
clutch
push button
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981015942U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57131030U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1981015942U priority Critical patent/JPH0115235Y2/ja
Publication of JPS57131030U publication Critical patent/JPS57131030U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0115235Y2 publication Critical patent/JPH0115235Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は押釦同調器におけるクラツチレバー取
付機構に関する。
押釦同調器は、カーラジオとして広く採用され
ているもので、複数の押釦を備えこの押釦を押進
することにより、回動クランクを回動させ、該回
動クランクに連結されたコアをコイル中に進退さ
せて同調を行うように構成されている。回動クラ
ンクは、また同時に同調つまみにも連結されてい
て、この同調つまみにより同調を行い、各押釦に
所望の周波数を設定し得るように構成されてい
る。ところが、押釦操作の際、回動クランクと同
調つまみとを連結したままにしておくと、負荷が
大きくなり円滑な押釦動作が望めないため、回動
クランクと同調つまみとの間にクラツチ機構を設
け、押釦操作時には、このクラツチを切つて負荷
を軽くする工夫がなされている。
第1図はこのようなクラツチ機構の一例を示す
ものである。即ち、1は押釦同調器のフレームの
側板であつて、この側板1にはクラツチ軸2が固
定されている。クラツチ軸2の先端側にはスリー
ブ3が回転自在に嵌め込まれ、このスリーブ3の
先端部分にクラツチギヤ4が固定されている。即
ち、このクラツチギヤ4は、支軸2上に回転自在
に支持されている。クラツチギヤ4には、押釦同
調器のクランク5の側板部分に設けたクランクギ
ヤ6が噛み合つている。クラツチギヤ4のスリー
ブ3の外周にはクラウンギヤ用スリーブ7が回転
自在に嵌め込まれている。このスリーブ7のクラ
ツチギヤ側端部にはクラウンギヤ8が固定されて
いる。クラウンギヤ8のクラツチギヤ4側の側面
には合成ゴムその他の摩擦係合部材8′が設けら
れ、この摩擦係合部材8′を介してクラウンギヤ
8の側面とクラツチギヤ4の側面とは圧接し得る
ようになつている。このクラウンギヤ8は押釦同
調器と連動するピニオン9に噛み合つている。そ
して、スリーブ7には円板状の板バネ10が設け
られ、この板バネ10がピニオン9の先端をクラ
ウンギヤ8の歯に押圧することによつてピニオン
9とクラウンギヤ8とのバツクラツシユを防止す
るようにしている。
クラウンギヤ8のスリーブ7におけるフレーム
側板1側の端部には、クラツチレバー11が係合
している。そして、このクラツチレバー11とフ
レーム側板1との間にはコイルスプリング12が
圧縮状態で配設され、このスプリング12に押圧
されて、クラツチレバー11、クラウンギヤのス
リーブ7、及びクラウンギヤ8は、クラツチギヤ
4の側面に向つて付勢されている。
前記クラツチレバー11は、その先端を同調器
のフレーム背面板13に対し可動的に取付けられ
ている。一方、クラツチレバー11の基端(手前
側の端部)は、同調器のフレーム前面に設けられ
たフロントパネル14側に延長されている。この
フロントパネル14の背面側には、フロントパネ
ル14と並行にキツクアーム15が配設されてお
り、このキツクアーム15がクラツチレバー11
の基端部と係合している。さらに、フロントパネ
ル14には、これと直交するように押釦16の腕
金17が前後動自在に取付けられている。この腕
金17に設けられた角度調整板18が回動クラン
クのクランクロツドを押圧し得るようになつてい
る。また、押釦16には、キツクアーム回動用の
突起19が設けられている。
このような構成を有するクラツチ機構におい
て、同調ツマミによる同調作業及び押釦による同
調を行うには次のようにする。まず、同調ツマミ
による同調を行うには、同調ツマミを回転させる
と、これに連動してピニオン9が回転する。この
ピニオン9は、クラウンギヤ8に噛み合つている
ので、このクラウンギヤ8も回転する。ところ
で、この同調ツマミによる同調時には、スプリン
グ12がクラツチレバー11を押圧し、このクラ
ツチレバー11がスリーブ7、クラウンギヤ8を
順次押してクラウンギヤ8とクラツチギヤ4とを
摩擦的に係合させている。クラウンギヤ8が回転
すると、クラツチギヤ4も回転し、この回転がク
ランクギヤ6に伝わつて、回動クランク5が回転
する。その結果、回動クランク5に係合している
コアスライドが移動し、コアスライドに固定され
たコアがコイル内に進入するのである。
次に、押釦16による選局時には、押釦16が
押圧されるとこれに設けた突起19によつてキツ
クアーム15がその両端の支点を中心として回転
する。すると、このキツクアーム15によつて、
クラツチレバー11が先端側の取付部分を中心と
して且つスプリング12の力に逆つてフレームの
側板1側に移動する。その結果、スリーブ7に加
わつていたスプリング12の押圧力が解除され、
クラウンギヤ8とクラツチギヤ4との圧着が解除
されて、クラツチギヤ4はクラウンギヤ8とは独
立して自由に回転し得るようになる。この状態
で、押釦16の腕金に設けられた角度調整板18
が回動クランクのクランクロツド5を押圧する
と、回動クランクの側板に設けたクランクギヤ6
とクラツチギヤ4とが噛み合つたままであるにも
かかわらず、回動クランクは自由に回転すること
が可能となる。そして、この回動クランクの回転
に伴い、コアスライド及びコアが移動して、同調
が行われる。
さて、このようなクラツチ機構においてクラツ
チの断続を正確に行うためには、断断用のクラツ
チレバー11がフレームの背面板13に対し確実
にしかも円滑に移動可能に取付けられている必要
がある。ところが、従来型のクラツチ機構におい
ては、クラツチレバーの先端側に1個の係止突起
を設け、これをフレーム背面板13側の係止孔に
挿入していた。しかし乍ら、このようにクラツチ
レバー11とフレーム背面板13との取付個所が
1個所であると、クラツチレバー11がその取付
部分を中心としてねじれるようにガタ付く恐れが
ある。特に、クラツチレバー11は、キツクアー
ム15によつてその基端部側を押圧されるため、
その取付個所を中心としてねじれたような状態に
なりやすい。その結果、クラツチレバー表面とク
ラウンギヤのスリーブ7との接触面が傾斜状態と
なつて、その分だけクラツチレバーの移動幅を大
きくしないと、クラツチが充分に切れなくなる欠
点があつた。また、このようにクラツチレバーの
移動幅を大きくすると、それだけキツクアーム1
5も大きく移動させなければならず、キツクアー
ム15を回動させる押釦16の押圧力を大きくし
なければならない欠点もあつた。さらに、クラツ
チレバーが斜めにスリーブ7に接触していると、
それだけスリーブ7、即ちクラウンギヤ8への押
圧力が低下し、クラウンギヤ8とクラツチギヤ4
とのスリツプトルクが小さくなつてしまう欠点も
あつた。また、このスリツプトルクを充分に取る
ためにスプリング12を大型のものとすると、そ
れだけクラツチレバー17による解除のための力
が大きくなり、押釦の押圧力も増加する欠点があ
つた。また、従来のクラツチレバーの取付機構で
は、クラツチレバー11の先端をフレーム背面板
13に設けた係止孔内に挿入していただけのもの
であるため、クラツチレバーの回動時にに引抜き
方向の力が加わると、背面板とクラツチレバーが
外れたり、外れないまでもクラツチレバーが手前
方向に大きく位置ずれを起こし、それがクラツチ
機構に当たつたりする恐れがあつた。
本考案は以上のような取付個所が1個所であつ
た従来型の欠点を解消した新たなクラツチレバー
の取付機構を提供することを目的とする。
以下本考案を第2図以下によつて具体的に説明
する。図中、符号13はフレームの背面板で、こ
のフレーム板13にはクラツチレバーの係止孔3
0を上下2個設ける。この係止孔30は、全体と
して凸字状をしており、背の高い挿入部30aと
そのクラツチギヤ側の側縁に形成された嵌合部3
0bとからなつている。一方、11はクラツチレ
バーで、その先端側垂直部分には上下一対の係止
突起31,31が設けられている。この係止突起
31は、係止孔30の挿入部30a内に丁度入り
込むような高さを有する掛止片31aと、その掛
止片31aとクラツチレバー11の端面とを結ぶ
ような形でこれよりも細幅の嵌合片31bとから
一体に設けられている。即ち、この嵌合片31b
は、前記係止孔31の嵌合部30b内に丁度はま
り込むような大きさである。
このような構成を有するクラツチレバー11を
フレーム背面板13に取付けるには、まず、背面
板13に設けた係止孔30の挿入部30a内にク
ラツチレバー11の係止突起31を挿入する。こ
の場合、掛止片31aは、背の高い挿入部30a
内より自由に進入し、背面板13の背面側に突出
する。この状態で、クラツチレバー11全体をク
ラツチギヤ側へ移動させれば、係止突起31の嵌
合片31bが係止孔30の幅の狭い嵌合部30b
内にはまり込む。その結果、クラツチレバー11
は、背面板13から抜け出ないように取付けられ
る。
この状態では、クラツチレバー11はスプリン
グ12によつてクラツチギヤ側に常時押圧される
ことになるので、係止突起31と係止孔30との
係合がはずれることはない。
ところで、第3図の実施例に於いては、このク
ラツチレバー11の取付部分の係合をより確実な
ものとするため、係止孔30における挿入部30
a内にゴムブツシユ32を嵌合することにより、
このゴムブツシユ32によつて係止突起31を押
圧し、その嵌合片31bが係止孔30の嵌合部3
0bからはずれないようにする。即ち、このゴム
ブツシユ32は、係止孔30の挿入部30aの幅
よりも若干広い幅を持つたものであつて、そのク
ラツチギヤ側の端面には突起32aが形成されて
いる。そして、この突起32aをクラツチレバー
11の嵌合片31b部分に設けた孔31cにはめ
込むようにする。
なお、本考案は第2,3図の実施例に限定され
るものではなく、例えば、係止孔30や係止突起
31は、上下2個に限定されるものではなく3個
以上でも良い。
以上の実施例に示す通り、本考案のクラツチレ
バー取付機構は、クラツチレバーをフレーム背面
板に対し、複数個所で取付けるようにしたもので
ある。その結果、本考案に於いては、クラツチレ
バーが取付個所を中心としてねじれるような恐れ
がなくなり、クラツチレバーのガタ付が解消され
る。従つて、クラツチレバーの余分な動きがなく
なり、クラツチが少い作動範囲で完全に切れるこ
とになる。また、それに伴い、クラツチレバー及
びこれを回動させるキツクアームの移動量も少く
て済み、それだけ押釦の押圧力が軽減される。さ
らに、クラツチレバーにねじれがなくなるので、
クラツチレバーが広い面積でしつかりとクラウン
ギヤを押圧することになり、クラウンギヤとクラ
ツチギヤとのスリツプトルクが増加する。その結
果、クラツチレバーを押圧するスプリング12の
押圧力も小さいもので済み、スプリングに逆らつ
てクラツチレバーを移動させるための押釦の押圧
力も軽くなる利点もある。
特に、本考案においては、係止孔に嵌合部を設
け、係止突起に嵌合片31を設けたので、クラツ
チレバーの手前方向への引抜きが完全に防止さ
れ、取付が確実になると同時に、クラツチレバー
の回転角度が大きくなつてもレバーの引抜きや位
置ずれの不都合がない。
さらに図示の実施例の如く、係止孔部分にゴム
ブツシユを挿入した場合には、クラツチレバーを
キツクアームによつて、移動させた場合、その反
動によつて、係止突起が係止孔から浮き上るよう
な力が加わるが、そのような浮き上りもこのゴム
ブツシユによつて完全に押えられるので、クラツ
チレバーの動きがさらに安定する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は押釦同調器のクラツチ機構を示す平面
図、第2図は本考案のクラツチレバー取付機構の
一例を示す側面図、第3図は同上斜視図、第4図
は同上第2実施例の斜視図である。 11……クラツチレバー、13……フレーム背
面板、30……係止孔、30a……挿入部、30
b……嵌合部、31……係止突起、31a……掛
止片、31b……嵌合片、32……ゴムブツシ
ユ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 押釦同調器のフレーム側に複数個の係止孔を
    縦方向に配設し、一方このフレームに対し直交
    状態に配設されたクラツチレバーの端縁部に
    は、前記複数個の係止孔内に挿入される係止突
    起を突設てなる押釦同調器のクラツチレバー取
    付機構において、 係止孔を背の高い挿入部とその側縁に一体に
    形成した嵌合部から構成させ、一方係止突起は
    挿入孔内に挿入し得る高さを有する掛止片と、
    係止孔の嵌合部内に嵌まり込む嵌合片とによつ
    て形成したことを特徴とする押釦同調器のクラ
    ツチレバー取付機構。 (2) 係止孔の幅をクラツチレバーの係止突起の肉
    厚よりも大とし、かつ係止孔内に挿入された係
    止突起と係止孔口縁部との間にゴムブツシユを
    嵌合した実用新案登録請求の範囲第1記項載の
    押釦同調器のクラツチレバー取付機構。
JP1981015942U 1981-02-09 1981-02-09 Expired JPH0115235Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981015942U JPH0115235Y2 (ja) 1981-02-09 1981-02-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981015942U JPH0115235Y2 (ja) 1981-02-09 1981-02-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57131030U JPS57131030U (ja) 1982-08-16
JPH0115235Y2 true JPH0115235Y2 (ja) 1989-05-08

Family

ID=29813930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981015942U Expired JPH0115235Y2 (ja) 1981-02-09 1981-02-09

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0115235Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5813615Y2 (ja) * 1979-01-11 1983-03-16 小野精工株式会社 押釦式同調器に於けるクラツチ機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57131030U (ja) 1982-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0115235Y2 (ja)
JPH0364332B2 (ja)
JPS6138286Y2 (ja)
JPS6110355Y2 (ja)
JPS5919454Y2 (ja) 押釦同調器におけるバツクラツシユ減少機構
JPS5829630Y2 (ja) 押釦同調器におけるクラツチの解除機構
JPS5921665Y2 (ja) 魚釣用リ−ルの逆止め機構
US4433588A (en) Clutch mechanism
JPS5813625Y2 (ja) クラッチ軸のガタ防止機構
JPH0429665A (ja) シフトレバーのハンドルの握りの角度位置調節装置
JPS6211062Y2 (ja)
JPS5813628Y2 (ja) 押釦同調器のクランク機構
JPS6211066Y2 (ja)
JPS6244691Y2 (ja)
JP3167375B2 (ja) ウィンドレギュレータ
JPS5919462Y2 (ja) 薄型押釦同調器
JPH055737Y2 (ja)
JPH01278674A (ja) 施錠装置
JPS629543Y2 (ja)
JPS642195Y2 (ja)
KR900001928Y1 (ko) 회전식 인주 케이스
JPS6134759Y2 (ja)
JPS5813626Y2 (ja) 押釦同調器の軸受機構
JPS6211068Y2 (ja)
JPH0619108Y2 (ja) 針回し機構