JPS5829074Y2

JPS5829074Y2 - シヨウグンノハンソウジヨウタイケンチソウチ

Info

Publication number: JPS5829074Y2
Application number: JP1975085305U
Authority: JP
Inventors: 正之大河原
Original assignee: 株式会社東芝
Priority date: 1975-06-21
Filing date: 1975-06-21
Publication date: 1983-06-25
Also published as: JPS52881U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は郵便物、小切手、その他有価証券等の紙葉群が
連続して搬送される過程におげろ紙葉群の搬送状態検知
装置に関する。

従来、たとえば郵便物などの紙葉群を連続して搬送する
過程においては紙業群が搬送路に詰り現象を生じたり、
あるいは紙葉群の山が崩れて１枚または複数枚の紙葉が
搬送路から落下したり、さらには操作機構の破損を招い
たりするなどの欠点があった。

本考案は上記事情に鑑みなされたもので、その目的とす
るところは搬送路上を搬送せる紙葉群の山が崩れたり、
さらに１枚または複数枚の紙葉が搬送路から落下したり
など、搬送状態の異常を検知することにより次工程への
電気的および機械的なトラブルの原因を未然に防止する
ための紙葉群の搬送状態検知装置を提供しようとするも
のである。

以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。

図中１，１は紙葉群Ｐを載置して矢示方向に搬送するた
とえば、複数条からなる第１の搬送ベルトで、この第１
の搬送ベルト１，１′はローラ２，２′に巻架して走行
させられる。

また、３は上記第１の搬送ベルト１，１′の下方に位置
して設けられる幅の広い無端環状の第２の搬送ベルトで
、この第２の搬送ベルト３の搬送端は上記第１の搬送ベ
ルト１，１’の搬送端より所定寸法だけ手前側に位置す
るように設置される。

さらに、上記第２の搬送ベルト３の搬送端側近傍には上
記第２の搬送ベルト１，１′上に載置して搬送される紙
葉群Ｐの搬送状態を検知する２粗の第１検知部４，４′
、および上記第１の搬送ベルト１，１′上の紙葉群Ｐか
ら離脱し上記第２の搬送ベルト３上に落下して搬送され
る紙葉ｐを検知する第２検知部４″が設置されている。

すなわち）５ａ、５ａ’および５ａ″は光源用ランプ、
５ｂ、５ｂ’および５ｂ″は光電変換素子である。

筐た、第２図は上記光電変換素子５ｂ、５ｂ’。

５ｂ″の２出力信号を増幅する増幅回路、および論理回
路からなる電気回路１０のブロック図である。

なお、第１図に示す６は紙葉を集積せしめる集積装置で
、この集積装置６に集積された紙葉群Ｐは自動的に上記
第１の搬送ベルト１，１’上に移されて搬送されるよう
になっている。

また、Ｔは上記集積装置６から第１の搬送ベルＮ、１’
上に移されて搬送開始が確認されるスイッチである。

第２図において、１１，１２，１３はそれぞれ光電変換
素子ｓｂ、５ｂ’ 、５ｂ”の出力を所定レベルに
増幅する増幅器、１４．１５は上記増幅器１１，１２の
出力側に接続されるアンド回路で、上記アンド回路１４
、または１５の出力端にｔｔ１〃信号が発生したときオ
ア回路１６を介してフリップフロップ１７がセットされ
異常信号を発するようになっている。

一方、７は集積装置６から紙業群Ｐが自動的に取り出さ
れて第１の搬送ベルト１゜１′に移され搬送を開始した
ことを検出する確認用スイッチで、上記スイッチ７が動
作すると同時にフリップフロップ１８はセットされてタ
イマー１９をトリガし、クロックパルスの入力によりタ
イマー１９は動作を開始する。

この動作時間は端子ｔからフリップフロップ２０に入力
して記憶され、このフリップフロップ２０はオア回路２
４からの“１“信号によりリセットされるようになって
いる。

また２１は上記フリップフロップ２０の出力信号と上記
タイマー１９の端子ｔ＋ｔ’から出力する信号とのアン
ドをとるためのアンド回路、２２は上記フリップフロッ
プ１８の否定出力信号と上記オア回路２４の出力信号と
のアンドをとるためのアンド回路で、上記アンド回路２
１および２２の出力は上記オア回路１６に入力されてい
る。

さらに、２３は上記紙葉群Ｐが検知部４，４′を通過し
た時間が所定時間以上かかったとき、アンドがとられる
アンド回路で、上記オア回路２４の出力信号によりフリ
ップフロップ２５をセットするとともにタイマー２６を
トリガし、このタイマー２６が所定時間（紙葉群Ｐが検
知部を通過する時間よりやや長い）経過してもオア回路
２４の出力信号があり、フリップフロップ２５がセット
状態であればこのアンド回路２３が出力信号を出すもの
である。

そしてこのアンド回路２３の出力信号は上記オア回路１
６に入力するように構成されている。

つぎに、上記構成にもとづく本考案の作用について説明
する。

いオ、集積装置６に集積された紙葉群Ｐが自動的に第１
の搬送ベルト１，１’上に移されるとスイッチ７が同時
に動作し、上記紙葉群Ｐは第１の搬送ベルト１．１’の
走行に伴なって矢示方向に搬送される。

そして、搬送中の上記紙葉群Ｐが検知部４．４’、４”
を通過すると紙葉群Ｐにより光源用ランプ５ａ、５ａ′
、５ａ″の光が遮断されるため光電変換素子５ｂ、５
ｂ’。

５ｂ″は「明」から「暗」の状態となって検知信号を発
生する。

したがって、この検知部４，４’。４″から発せられる
出力信号の組合わせにより紙葉群Ｐの形状変化、筐たは
紙葉群Ｐの荷崩れ等を論理的に判断することができる。

すなわち、（１）紙葉群Ｐの通過信号が検知部４および
４′に発生し、検知部４″に発生しないときは第２図に
示すオア回路１６に信号が入力されないため異常信号が
発生せず、いわゆる正常搬送を示す。

（２）紙葉群Ｐの通過信号が検知部４，４′のうちいず
れか１つしか発生しないときは通常の紙葉群Ｐの形状が
半分、もしくは搬送位置が異常であると判断して異常信
号が発せられる。

すなわち第２図において光電変換素子５ｂ、５ｂ’に
接続されている増幅器１１，１２の出力を論理的に処理
し、アンド回路１４，１５０うち少なくとも一方に出力
が発生した場合、出力信号はオア回路１６を介してフリ
ップフロップ１７をセットし、異常信号が発せられる。

（３）紙葉群Ｐの通過信号が検知部４，４′に関係なく
検知部４″に発生したときは第５図に示すように紙葉群
Ｐから紙葉ｐが離脱し、第２の搬送ベルト３上に落下し
て搬送された場合、あるいは第４図に示すように紙葉群
Ｐから紙葉ｐがはみ出して搬送された場合に異常信号が
発せられる。

すなわち、第２図において光電変換素子５ｂ″に接続さ
れている増幅器１３に出力が発生した場合、上述同様そ
の出力信号はオア回路１６を介してフリップフロップ１
７をセットし、異常信号が発せられる。

（４）普た、紙葉群Ｐが検知部４，４′を通過するとき
の通過時間をチェックし、所定時間以上かかったときは
搬送状態が異常であると判断し異常信号が発せられる。

（第６図参照）すなわち、第２図において紙葉群Ｐの先
端が検出されるとオア回路２４を介してフリップフロッ
プ２５をセットするとともにタイマー２６をトリガして
動作させる。

そして、所定時間経過すると端子１／／から信号が発せ
られ、このとき１だ紙葉群Ｐが検知部４，４′を通過中
であるとフリップフロップ２５がセット状態であるので
アンド回路２３が取立し、紙葉群Ｐが検知部４，４′を
通過する時間は所定時間以上であるとして上記アンド回
路２３の出力は上記オア回路１６を介して異常信号が発
せられる。

（５）集積装置６より紙葉群Ｐが第１の搬送ベルト１．
１′上に移送されてスイッチ７の動作開始から検知部４
，４′に達する１での搬送時間をチェックし、その搬送
時間が所定時間内に搬送されないとき、あるいは搬送さ
れていない筈のものが検出されたときは異常搬送として
異常信号が発せられる。

（第７図参照）すなわち、第２図においてアンド回路２
３０入力端にはオア回路２４の出力信号とフリップフロ
ップ１８の否定出力信号が入力される。

したがって、スイッチ７が動作していないのにオア回路
２４から出力信号が発生した場合は搬送されていない筈
のものが検出されたとしてこのアンド回路２３の出力信
号はオア回路１６を介して異常信号が発せられる。

また、スイッチ７が動作するとフリップフロップ１８が
セットしタイマー１９をトリガし、フリップフロップ２
０をセットする。

そして、紙葉群Ｐが所定時間経過しても検知部４，４′
に達しないとタイマー１９からｔ＋ｔ’信号が出力しア
ンド回路２１が取立する。

したがって、このアンド回路２１の出力信号はオア回路
１６を介して異常信号が発せられる。

したがって、異常状態を呈して搬送されろ紙葉群Ｐはす
べて複数組からなる検知部４，４’、４”により確実に
識別して搬送を停止せしめ、次工程へ搬送するのを防止
することができる。

以上説明したように本考案は紙業群を載置して搬送する
第１の搬送ベルトの下方に位置して幅の広い第２の搬送
ベルトを張設し、上記第１の搬送ベルトから落下せる紙
葉を受は取って搬送するとともに上記第２の搬送ベルト
の搬送端側近傍に位置して上記第１の搬送ベルトにより
搬送される紙葉群の幅寸法の内側に複数個の第１検知部
、および幅寸法の外側に少なくとも１個の第２検知部を
配設し、上記紙葉群の搬送状態を検知して論理的に処理
し得るようにしたことを特徴とする。

したがって、第１の搬送ベルト上を搬送する紙業群から
落下したとしても第２の搬送ベルトによって搬送される
ので１０ツトの枚数に対する信頼性が向上し、またロッ
トの混合をも防止し得る利点がある。

また、第１の搬送ベルトから次工程への搬送に正常状態
の紙葉群を送り込んでトラブルをなくすことができるな
どの実用的効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す紙葉群の搬送状態検知
装置の斜視図、第２図は同装置の電気回路を示すブロッ
ク図、第３図乃至第７図はそれぞれ紙葉群の搬送状態を
示す斜視図である。Ｐ・・・・・・紙葉群、１，１′・・・・・・第１の搬
送ベルト、ｐ・・・・・・紙葉、３・・・・・・第２の
搬送ベルト、４，４′・・・・・・第１検知部、４″・
・・・・・第２検知部、１０、、、、、。電気回路。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

紙葉群を載置して搬送する第１の搬送ベルトと、この第
１の搬送ベルトの下方に設けられ、上記紙葉群から離脱
して落下した紙葉を載置して上記第１の搬送ベルトと同
一方向に搬送する第２の搬送ベルトと、この第２の搬送
ベルトの搬送端側近傍に設けられて上記第１の搬送ベル
トにより搬送されろ紙葉群の通過を検出する複数個の第
１検知部、およびこの第１検知部の少なくとも片側に設
けられて上記第１の搬送ベルトから第２の搬送ベルトに
落下し、この第２の搬送ベルトにより搬送されろ紙葉の
通過を検出する第２検知部と、上記第１検知部からの出
力信号により第１の搬送ベルトが搬送する紙葉群の搬送
状態の検出、および第２検知部からの出力信号により第
２の搬送ベルト上に落下した紙葉の有無を検出する手段
とを具備したことを特徴とする紙葉群の搬送状態検知装
置。