JPS5828937Y2 - 車両用バツクミラ−の防曇装置 - Google Patents

車両用バツクミラ−の防曇装置

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JPS5828937Y2
JPS5828937Y2 JP1979081709U JP8170979U JPS5828937Y2 JP S5828937 Y2 JPS5828937 Y2 JP S5828937Y2 JP 1979081709 U JP1979081709 U JP 1979081709U JP 8170979 U JP8170979 U JP 8170979U JP S5828937 Y2 JPS5828937 Y2 JP S5828937Y2
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JP
Japan
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heating element
temperature
plate
heat
mirror
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JP1979081709U
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JPS56361U (ja
Inventor
誠久 田中
Original Assignee
株式会社 田中製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、防曇装置を備えた車両用バックミラーに関
し、鏡板の裏面に、定温度発熱特性をもたせた1個以上
の正特性サー□スタからなる発熱体が給電可能に接合さ
れた熱伝導率の高い均熱板を密着配置することにより、
鏡板の鏡面を均一加熱し、鏡面に付着した曇りや霜、あ
るいは水滴を迅速に除去可能にするとともに、経済性及
び耐久性の向上を図るようにしたものである。
従来、この種の自動車等のバックミラーにおいては、例
えばノ・ウジングに装着された鏡板の裏面にカーボン等
を含有する導電材料からなる発熱体を設けてなるものが
周知である。
しかしながら、このような従来構造のものでは、厳寒時
、鏡面の曇りや霜を迅速に除去するには、発熱体の発熱
量を相当に大きくしなければならず、lた一旦温度が上
昇すると発熱体の異常過熱を惹起する虞れがあるために
、自動温度制御装置を設ける必要がある。
この自動温度制御装置としては、通常、サーモスタット
により接点を適温で開閉させ、発熱体に流入する電流を
断続させるか、あるいは感温素子の温度特性を利用した
電子回路による制御機構からなっているものが一般的で
あるが、いずれの場合も、装置自体が複雑で、耐震性や
耐湿性に問題を生じ易く、しかも製造コストモ高くなる
捷た、この種の従来装置の欠点を補うために、一定温度
1で鏡面の温度が上昇したとき、構成部材全体からの熱
放散と、発熱体に供給される電力とがバランスする程度
のものを使用することも考えられるが、この場合、厳寒
時にち−ける熱供給量が少いために、曇り除去時間を長
く要し、また外気温や風当り速度、あるいは水滴の付着
の有無などにより曇り除去時間にバラツキが生じ、実用
性に乏しいなど、種々の不都合があった。
この考案は、上記従来の欠点を除去することを目的とし
たもので、以下、図示の実施例に基づいて説明する。
第1図に示すように、図中1は□ラーノ・ウジングで、
前面部に鏡板2が嵌着されている。
該鏡板2の裏面には、アルミ板、黄銅板あるいはアルミ
ナ磁気板等の熱伝導率の高い均熱板3が前面を密着させ
て配置されているとともに、該均熱板3の裏面には発熱
体4が半田付は等により給電可能に接合されている。
該発熱体4は、定温度発熱特性をもたせた正特性サーミ
スタ、例えば円板状に焼成されたチタン酸バリウム系半
導体セラ□ツクの両面、捷たは片面(図示の実施例では
両面)に電極4aをオー□ツク接触させてなる構成を有
するもので、第2図に示すように、低温域で抵抗値が低
いことにより、大電流が流れて発熱量が多く、その温度
上昇と共に自己の抵抗値が増大して電流制限が行なわれ
、熱放熱量とバランスする点1での温度(鏡面温度で5
0〜60℃が適当である)で自己制御されるような特性
を備えている。
さらに、図中5は、上記発熱体4を含む均熱板3の裏面
側を被覆するように塗布されたエポキシ樹脂等の塗膜で
、該発熱体4の通電時にち・ける発熱により熱伝導する
均熱板3からの無1駄な熱放散を防止しているとともに
、発熱体4の耐湿性、耐振性を高めてなるものである。
また、図中6及び7は給電用リード線である。
しかして、上記の構成によれば、外気温の変化や、走行
速度による風当り具合や、水滴付着の有無などで生じる
ミラーハウジング1の鏡板2の鏡面温度の変化が均熱体
3を介して発熱体4に伝わると同時に、該発熱体4は抵
抗変化に応じた発熱量で自動的に発熱して均熱板3を介
して間接的に鏡板2を裏面側から加熱し、常に一定に近
い鏡面温度を維持し得るようになっているものである。
ところで、上記実施例においては、鏡板の裏面に均熱板
を介して接合される発熱体を1個使用して説明したが、
比較的大型の鏡板にあっては、大きい発熱体1個を使用
するよりも、小さい形の発熱体を複数個全体的に効率良
く配置して接合した方が、温度分布や発熱体自体の製造
コスト上有利である。
捷た、発熱体の接合後に塗布される塗膜は、均熱板全面
でなくとも、発熱体付近のみでも良く、この場合には、
さらにその上から均熱板と同程度の面積のシリコンゴム
等の断熱材をあてがって組立てることも考えられる。
以上説明したように、この考案は、ミラー・・ウジング
の前面開口部に嵌着された鏡板の裏面に、熱伝導率の高
い均熱板を密着状態で配置し、かつ該均熱板の裏面に、
定温度発熱特性をもたせた1個以上の正特性サミスタか
らなる発熱体を給電可能に接合したことを特徴とし、こ
れによって、鏡板の鏡面の温度変化に即応する発熱体の
発熱作用で鏡面温度を常に一定に近く維持でき、しかも
昇温特性が極めて速いことから、鏡面の氷結、凍結を防
止することができるとともに、水滴及び霜を速やかに除
去でき、電力消費に無駄がない。
また、鏡板と発熱体とは熱伝導率の高い均熱板を介して
間接的に接合してなることから、特に厳寒時に昇温させ
た際の給電直後に発生する発熱体接合部分の温度差に伴
う熱変形歪を均熱板で吸収でき、鏡板のクラックの発生
を確実に防止できる。
さらに、発熱体として正特性サー□スタを使用している
ことから、形状、寸法が自由に選択できて全体を小型化
でき、しかも無接点方式の自己温度制御となり、従来の
サーモスタット等の温度制御とは回路構成も単純化でき
、接点損耗もなく、経済的で故障率が低く、耐湿性、耐
震性及び耐衝撃性等の信頼性も高いなど、実用性にすぐ
れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る車両用バック□ラーの防曇装置
の一実施例を示す要部断面図、第2図は発熱体の抵抗温
度特性を示す説明図である。 1・・・・・・ミラーハウジング、2・・・・・・鏡板
、3・・・・・・均熱板、4・・・・・・発熱体、4a
・・・・・・電極、5・・・・・・塗膜、6,7・・・
・・・リード線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ミラー・・ウジングの前面開口部に嵌着された鏡板の裏
    面に、熱伝導率の高い均熱板を密着状態で配置し、かつ
    該均熱板の裏面に、定温度発熱特性をもたせた少なくと
    も1個の正特性サーミスタからなる発熱体を給電可能に
    接合するとともに、これらの裏面を樹脂塗膜で被覆した
    ことを特徴とする車両用バックミラーの防曇装置。
JP1979081709U 1979-06-15 1979-06-15 車両用バツクミラ−の防曇装置 Expired JPS5828937Y2 (ja)

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JP1979081709U JPS5828937Y2 (ja) 1979-06-15 1979-06-15 車両用バツクミラ−の防曇装置

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JP1979081709U JPS5828937Y2 (ja) 1979-06-15 1979-06-15 車両用バツクミラ−の防曇装置

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JPS56361U JPS56361U (ja) 1981-01-06
JPS5828937Y2 true JPS5828937Y2 (ja) 1983-06-24

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ID=29314971

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2854029B2 (ja) * 1989-08-03 1999-02-03 株式会社 東海理化電機製作所 自動車用アウタミラーアセンブリの消曇装置付きミラー本体

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49107225U (ja) * 1972-12-28 1974-09-13
JPS5058442U (ja) * 1973-09-28 1975-05-31

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JPS56361U (ja) 1981-01-06

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