JPS5828771Y2 - ステップル着脱具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主としてコード等を例えば壁面或いは天井隅
部にステラプルで固定し又はステラプルを取り除くとき
に使用して好適なステラプル着脱具に関する。

コードを例えば壁面のコーナ部或いは天井壁面に対して
ステラプルで固定する場合、従来においては、ステラプ
ルをコードにまたがせ、該ステラプルを片手で把持して
ステラプルを壁面に打ちつけていた。

しかしながら、このようにステラプルを把持して行う場
合には指先を打ちつけるおそれが多分にあり、特に天井
壁面などのように作業のやりにくい場所においては、コ
ードが垂れ下がり、その力がステラプルに加わって不安
定となり、その固定作業が一段とやりにくくなるという
致命的な欠点があった。

本考案は、上記のような事情に鑑みて案出されたもので
あり、その目的とするところはコードをステラプルで固
定するにあたり、該ステラプルを着脱具により保持して
固定作業が容易に行えるようにし又取付けられたステラ
プルを取りはずすことが容易なステラプル着脱具を提供
するにある。

以下図面に示した本考案の実施例について詳細に説明す
ると、図中において符号１はステラプル着脱具が総括的
に示しである。

ステラプル着脱具１は保持具本体２と離脱具本体３とを
備えており、該離脱具本体３の方が保持具本体２よりも
若干長めに形成しである。

これらの本体２，３は細長な薄板金材から成形されてお
り、しかも軸４により互いに若干の摩擦力を保って折畳
み可能に連結しである。

保持具本体２の先端は凸状の取付片５に形成され、該取
付片５にはゴムあるいは軟質合成樹脂その他これに類す
る弾性材料から成る保持体６が着脱可能に嵌め込んであ
る。

保持体６は長方形状の取付嵌合部７と、これと一体に形
成され、先端方向に従って漸次巾が狭くなるように形成
した保持片８，９が設けである。

これらの保持片８，９にはステラプル１０が装着保持さ
れる。

また、上記保持具本体２の一側縁には切込凹所１１．１
２が形成してあり、これらの切込凹所１１，１２にコー
ドが挿通保持さ札ステップルを打ちつけるときに該ステ
ラプル近傍のコードが垂れ下がらないようにしである。

また、離脱具本体３の自由端は、それ自体劇場。

起させて隆起側縁片１３，１４が形成され、かつ、その
先端は尖鋭部１５に形成しである。

しかして、この尖鋭部１５により打ち込んだステラプル
を離脱するときに、該ステラプルに挿し込んで離脱する
。

本考案は以上に詳細に説明したような構成であるから、
ステラプル着脱具を使用してステラプルを固定する場合
について説明すると、保持具本体２と離脱具本体３とを
一直線状にし、ステラプル１０を保持片８または９に装
着保持させる。

すなわち、ステラプル１０の凹状部を保持片８または９
に嵌め込めば、該保持片８，９は弾力性を有するため、
その復元力でステラプル１０が安定保持される。

従って、ステラプル１０は保持具本体２の先端に確実に
保持される。

しかして、コード１６を保持具本体２の切込凹所１１，
１２に蛇行状に挿通係止させると共にその固定すべき個
所のコードをステラプル１０内に入れ、離脱具本体３を
把持してステラプル１０を壁面に打ちつければよい。

この場合、保持片８，９は自由に屈曲し得るため、保持
片８，９を壁面（特にコーナ部）に押しつければ、保持
片８，９はほぼ直角に屈曲されるため、ステラプルの打
ち込み作業が容易に行える。

また、打ち込んだステラプルを除去するには、離脱具本
体３に形成した尖鋭部１５をステラプルに押し込んで保
持具本体２側に僅かな押圧力を付与してやれば隆起側縁
片１３，１４により尖鋭部１５が簡単に持ち上げられス
テラプルはスムーズに離脱される。

なお本ステップル着脱具は本体２，３を軸で連結せず一
直線状に形成されてもよい。

本考案は以上のような構造および作用を有するから以下
に列挙するような効果が得られる。

１）保持具本体の先端に保持片を有する保持体を着脱可
能に取付けたから、保持片の径を異にする保持体を任意
に交換することにより、あらゆる種類のステラプル保持
が可能となる。

２）ステラプルは保持片によって保持されるため、ステ
ラプル自体を把持して打ちつける等の危険な作業を必要
とせず、その固定作業が安全に行える。

３）保持片は弾力性を有しているため、ステラプルを装
着したとき、その復元力でステラプルが保持されるので
、ステラプルが安定状態を保って保持される。

また、保持片は弾力性を有するため、作業のしにくいコ
ーナ部であっても保持片を屈曲させてステラプルを保持
できるため、あらゆる場所での作業がやり易くなる。

４）保持具本体には切込凹所が設けであるため、これに
固定すべき個所のコードを挿通保持させておけば、固定
すべき部分におけるコードが垂れ下がることもなく、従
って、ステラプルに余分な重力がかからないので、特に
天井隅部のステラプルの打ち込み作業が容易に行える。

なお、上記の実施例においては、保持具本体に保持体を
着脱可能に取付けたが、保持体を固定的に取付けてもよ
い。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すものであって、第１図は折
畳んだ状態の斜面図、第２図は展開状態の平面図、第３
図は作用説明図である。 符号の説明、２は保持具本体、８，９は保持片、１１．
１２は切込凹所である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 細長な薄板金材からなり、その−側縁に２個の切込凹所
   １１，１２が形成されると共に先端に凸状の取付片５が
   形成された保持具本体２と、弾性材料からなり、その一
   方側は上記取付片５に対し着脱自在に取付可能な取付嵌
   合部７に形成され、他方側は先端方向に従って漸次巾が
   狭くなるように形成した保持片９が形成されてなる保持
   体６とよりなるステラプル着脱具。