JPS5828339B2 - 導電用アルミニウム合金 - Google Patents
導電用アルミニウム合金Info
- Publication number
- JPS5828339B2 JPS5828339B2 JP9558076A JP9558076A JPS5828339B2 JP S5828339 B2 JPS5828339 B2 JP S5828339B2 JP 9558076 A JP9558076 A JP 9558076A JP 9558076 A JP9558076 A JP 9558076A JP S5828339 B2 JPS5828339 B2 JP S5828339B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloy
- aluminum alloy
- elongation
- present
- conductive aluminum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Conductive Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は製造容易で、伸び特性の良い導電用アルミニウ
ム合金に関するものである。
ム合金に関するものである。
従来、通信ケーブル用導体、巻線用導体などには専ら軟
銅線が用いられて来たが、銅資源の涸渇価格変動により
、アルミニウムが一部用いられて来ている。
銅線が用いられて来たが、銅資源の涸渇価格変動により
、アルミニウムが一部用いられて来ている。
アルミニウムとしては、従来架空送配電線に用いられて
いる電気用アルミニウム(以下単にEC−A7と記す)
があり、このEC−klは伸線加工すれば加工硬化し、
伸びが著しく減少するので、伸びの要求される場合は、
焼鈍することにより伸びを回復させる必要があるが、焼
鈍すれば引張強さも低くなり、焼鈍は引張強さも伸びも
高くしたい場合は不適当であった。
いる電気用アルミニウム(以下単にEC−A7と記す)
があり、このEC−klは伸線加工すれば加工硬化し、
伸びが著しく減少するので、伸びの要求される場合は、
焼鈍することにより伸びを回復させる必要があるが、焼
鈍すれば引張強さも低くなり、焼鈍は引張強さも伸びも
高くしたい場合は不適当であった。
本発明者らは、前述の欠点をおぎたうべく数々の合金系
について検討した結果、適当た組成範囲のAil−Fe
−Bi系合金がEC−AJに比べて導電率をあまり損う
ことたく、引張強さ、伸び特性を改善できることを見い
だしたもので、本発明は製造容易で、特に伸び特性の優
れた導電用アルミニウム合金を提供せんとするものであ
る。
について検討した結果、適当た組成範囲のAil−Fe
−Bi系合金がEC−AJに比べて導電率をあまり損う
ことたく、引張強さ、伸び特性を改善できることを見い
だしたもので、本発明は製造容易で、特に伸び特性の優
れた導電用アルミニウム合金を提供せんとするものであ
る。
即ち、本発明は、鉄0.9〜2.0重量%(以下単に%
と記す)、ビスマス0.001〜0.2%、残部アルミ
ニウムと通常の不純物からなる伸び特性の良い導電用ア
ルミニウム合金である。
と記す)、ビスマス0.001〜0.2%、残部アルミ
ニウムと通常の不純物からなる伸び特性の良い導電用ア
ルミニウム合金である。
本発明において、Fe量を0.9〜2.0%と規定した
理由は、Fe0.9%未満ではいかにBi量を変化させ
てもEC−Ailと比べ殆んど伸び特性を改善すること
ができず、又2.0%を超えると導電率が低下するばか
りか、耐食性が劣化するからである。
理由は、Fe0.9%未満ではいかにBi量を変化させ
てもEC−Ailと比べ殆んど伸び特性を改善すること
ができず、又2.0%を超えると導電率が低下するばか
りか、耐食性が劣化するからである。
Bi量を0.001〜0.2%と規定した理由はBiO
.001%未満では、本発明者らが同時に出願している
A/−Fe合金に比べ、伸び特性の改善効果がfx <
0. 2%を超えると耐食性の劣化が著しいからであ
る。
.001%未満では、本発明者らが同時に出願している
A/−Fe合金に比べ、伸び特性の改善効果がfx <
0. 2%を超えると耐食性の劣化が著しいからであ
る。
又、EC−1純度の地金に含有されている通常の他の不
純物は含まれていても本発明は何ら差支えたい。
純物は含まれていても本発明は何ら差支えたい。
以下、本発明を実施例に従って詳細に説明する。
実施例 1:
純度99.7%の電気用アルミニウム地金に、鉄はAI
−10%Fe母合金で、又ビスマスは単体で添加して表
1に示す組成の合金を溶解し、25mφの金型へ鋳造し
、これを500℃に2時間加熱後、熱間圧延して9.5
Hφの荒引線とした。
−10%Fe母合金で、又ビスマスは単体で添加して表
1に示す組成の合金を溶解し、25mφの金型へ鋳造し
、これを500℃に2時間加熱後、熱間圧延して9.5
Hφの荒引線とした。
この荒引線を、冷間伸線加工して1朋φの線材とした。
この線材の特性は表1に示す通りであった。表1より本
発明合金は、伸線後の状態で伸び4〜7%を有し、いわ
ゆる半硬材として使用できるのに反して、比較合金A5
(EC−Al)やA6では伸びが低い状態のままであ
る。
発明合金は、伸線後の状態で伸び4〜7%を有し、いわ
ゆる半硬材として使用できるのに反して、比較合金A5
(EC−Al)やA6では伸びが低い状態のままであ
る。
表1より、本発明合金は細線での半硬材製造に際して、
上工程でのバッチ軟化により、その目的を達することが
可能で、従来の製法、即ち連続焼鈍法による軟化工程が
不必要である。
上工程でのバッチ軟化により、その目的を達することが
可能で、従来の製法、即ち連続焼鈍法による軟化工程が
不必要である。
以上、実施例において述べた如く、本発明合金はA 1
1−F e系合金にBiを少量添加することにより、導
電率をあまり損うことたく引張強さの高い状態のままで
伸び特性を改善するもので、特に伸び特性はEC−Al
などに比べて優れており、通信ケーブル用導体、巻線用
導体等の製造に際して伸び特性の優れた線材を供給する
ことが可能であり面倒なスキンパス加工や連続焼鈍を必
要としないので、製造容易であり、工業上その価値は犬
である0
1−F e系合金にBiを少量添加することにより、導
電率をあまり損うことたく引張強さの高い状態のままで
伸び特性を改善するもので、特に伸び特性はEC−Al
などに比べて優れており、通信ケーブル用導体、巻線用
導体等の製造に際して伸び特性の優れた線材を供給する
ことが可能であり面倒なスキンパス加工や連続焼鈍を必
要としないので、製造容易であり、工業上その価値は犬
である0
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 鉄0.9〜2.0%、ビスマス0.001〜0.2
%残部アルミニウムと通常の不純物から紅ることを特徴
とする特許 金0
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9558076A JPS5828339B2 (ja) | 1976-08-10 | 1976-08-10 | 導電用アルミニウム合金 |
GB3182377A GB1527348A (en) | 1976-08-10 | 1977-07-28 | Manufacture of aluminium alloys containing iron |
US05/822,441 US4138275A (en) | 1976-08-10 | 1977-08-08 | Method of manufacturing aluminum alloy for electric conductor |
CA284,362A CA1086195A (en) | 1976-08-10 | 1977-08-09 | Method of manufacturing aluminum alloy for electric conductor |
AU27781/77A AU512879B2 (en) | 1976-08-10 | 1977-08-10 | AL base-fe electrical alloy conductor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9558076A JPS5828339B2 (ja) | 1976-08-10 | 1976-08-10 | 導電用アルミニウム合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5321025A JPS5321025A (en) | 1978-02-27 |
JPS5828339B2 true JPS5828339B2 (ja) | 1983-06-15 |
Family
ID=14141521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9558076A Expired JPS5828339B2 (ja) | 1976-08-10 | 1976-08-10 | 導電用アルミニウム合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5828339B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63251275A (ja) * | 1987-04-02 | 1988-10-18 | テ−・ア−・トリウムフ−アドレル・アクチエンゲゼルシヤフト | タイプライタ又は類似の事務機器の駆動方法 |
-
1976
- 1976-08-10 JP JP9558076A patent/JPS5828339B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63251275A (ja) * | 1987-04-02 | 1988-10-18 | テ−・ア−・トリウムフ−アドレル・アクチエンゲゼルシヤフト | タイプライタ又は類似の事務機器の駆動方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5321025A (en) | 1978-02-27 |
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