JPS58279A - 樹脂被覆線状体の製造方法 - Google Patents

樹脂被覆線状体の製造方法

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JPS58279A
JPS58279A JP9783881A JP9783881A JPS58279A JP S58279 A JPS58279 A JP S58279A JP 9783881 A JP9783881 A JP 9783881A JP 9783881 A JP9783881 A JP 9783881A JP S58279 A JPS58279 A JP S58279A
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JP
Japan
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curing
resin
stage
light irradiation
coated
Prior art date
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Pending
Application number
JP9783881A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Yoshihara
吉原 三男
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は金属線その他の線状体を樹脂被覆してなる樹
脂被覆線状体の製造方法に関する。
従来、銅線などを絶縁被覆する場合、多量の有機溶剤を
用いた絶縁フェスを銅線に塗布したのち焼付けるという
方法がとられてきたが、1回の塗布−焼付けで形成しう
る被覆厚みは数μm程度であるため、通常数回の重ね塗
りを必要とし、この点で生産性の低下を免れなかった。
また、有機溶剤の多量使用による公害発生や経済性の面
での問題も無視できなかった。
近年、公害防止や省資源の観点から、無溶剤型の被覆材
料が種々検討されているが、生産性良好にして外観およ
び皮膜強度にすぐれる樹脂皮膜を形成しうる方法はいま
だに見い出されていない。
たとえば、有機溶剤を含まない硬化性の樹脂組成物を銅
線に塗布したのち、加熱硬化させる試みがなされている
が、加熱硬化工程で急激に粘度が低下する結果、塗布厚
みを50μm以上の厚肉にすると、樹脂の部分的欠落や
表面状態の劣化が著るしくなり、皮膜強度および外観良
好な樹脂皮膜を形成することが困難であった。また、上
記同様の樹脂組成物を銅線に塗布したのち、光照射によ
り硬化させる試みもなされているが、この場合、塗布厚
みを50μm以上の厚肉とし、かつ塗布工程と光照射工
程とを連続工程としてその速度を50m/分以上の高速
にすると、内部まで充分に硬化させることができず、樹
脂皮膜として要求される化学的ないし物理的特性に著る
しく劣ったものとなシ:実用にほとんど供しえなかった
この発明は、以上の観点から鋭意検討した結果、見い出
されたものであシ、その要旨とするところは、硬化性樹
脂成分に光重合開始剤と熱重合開始剤とを含ませた無溶
剤型樹脂組成物を、線状体の表面に50m/分以上の速
度でかつ硬化どの厚みが50μm以上となるように塗工
したのち、光照射によって硬化させる工程とこれに引き
続く加熱硬化工程とからなる硬化工程に上記と同速度で
導びくことを特徴とする樹脂被覆線状体の製造方法にあ
る。
すなわち、この発明においては、特定の無溶剤型樹脂組
成物を使用したことによって、従来の絶シ、硬化工程で
の硬化不良や粘度低下に起因した皮膜強度ないし外観不
良の問題を回避でき、したがって1回の塗布厚みを硬化
どの厚みが50μm以上となるような厚肉に、また塗布
工程から硬化工程への連続工程を50m/分以上の高速
度とすることが実質的に可能となって、これによって格
段に改善された生産性とともに外観および皮膜強度良好
な樹脂被覆を達成できるというすぐれた効ら 果がもたされる。
△ この発明において用いられる無溶剤型樹脂組成物は、硬
化性樹脂成分に光重合開始剤と熱重合開始剤とを含ませ
たものであり、上記の硬化性樹脂成分としては光照射に
よって硬化できる性質と加熱によって硬化しうる性質と
を兼備するものであればよい。
このような硬化性樹脂成分の具体例としては、ポリエス
テル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレ
ート、エポキシ(メタ)アクリレート、シリコーン(メ
タ)アクリレート、スピロアセタール系(メタ)アクリ
レートの如きアクリル系二重結合を有する各種樹脂のほ
か、スピロアセタール環を有するかもしくは有しないポ
リエンとポリチオールとの混合樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、弗化水素酸などが混合されたエポキシ樹脂など
、またこれらの樹脂成分にその希釈剤ないし架橋剤とし
ての役割を果させるだめのスチレン、ジ(メタ)アクリ
レート、トリ(メタ)アクリレートなどの各種不飽和モ
ノマーを加えたものが挙げられる。
光重合開始剤としては、ベンゾイン系、ベンゾフェノン
系、キノン系、ジアゾ系などの各種化合物が含まれる。
具体的には、ベンゾインアルキルエーテル、2・2−ジ
ェトキシアセトフェノン、ベンゾフェノン、ベンジル、
メチルオルソベンゾイルベンゾエート、4・4′−ビス
ジエチルアミンベンゾフェノンなどを挙げることができ
る。使用量は、硬化性樹脂成分100重量部に対して通
常01〜10重量部、好ましくは1〜5重量部である。
熱重合開始剤としては、ベンゾイルパーオキサイド、ジ
ー【−ブチルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシベ
ンゾエートなどの有機過酸化物が好ましく用いられるが
、その他アゾ化合物の如き公知の重合開始剤も使用可能
である。使用量は、硬化性樹脂成分100重量部に対し
通常01〜5重量部、好ましくは0.5〜2重量部であ
る。
なお、この発明においては、光重合開始剤と熱重合開始
剤とを併用するものであるが、光重合開始機能と熱重合
開始機能とを兼備するものであるときはこれを単独で用
いても差し支えない。ただし、その使用量は併用系に較
べてやや多くするのがよい。
この発明の無溶剤型樹脂組成物は、上記の各成分のほか
、変性用樹脂や各種添加剤が含まれたものであってもよ
い。変性用樹脂としては、ポリウレタン、ポリエーテル
、ポリブタジェン、シリコーン樹脂、フェノール樹脂な
どを挙げることができ、また、添加剤としては、表面硬
化性をよくするだめのナフチ/酸コバルト、ナフテン酸
亜鉛、ジメチルアニリンなと、線状体との密着性向上の
だめの有機けい素化合物、また界面活性剤や連鎖移動剤
、顔料、充填剤などが挙げられる。
この発明に適用される線状体としては、銅線、アルミニ
ウム線、ガラス繊維などからなる無機線状体が主である
が、その他ポリ〜スチレン、ポリメチルメタクリレート
などの有機線状体であってもよい。線状体の大きさは特
に制限されないが、一般に直径01〜2.On+程度で
ある。
この発明においては、まず、上記の線状体に前記樹脂組
成物を常法にょシ塗工するが、このときの塗布速度は5
0m/分以上、好ましくは100〜300m/分、また
塗布厚みは硬化どの厚みが50μm以上で好ましくは1
50μm以下となるようにする。塗布速度や塗布厚みを
あまり大きくしすぎると硬化不良となるおそれがあり、
また塗布厚みを厚くしすぎると表面性が悪くなるなどの
欠点が生じてくる。なお、塗布速度とは、いうまでもな
く、線速っまり線状体の走行速度である。
上記塗工ご、上記同速度で硬化工程に導ひき、塗工され
た樹脂組成物を硬化させる。この硬化工程は、光照射に
よる硬化工程と加熱硬化工程とからなっており、前者の
硬化工程にょシ少なくとも塗工樹脂組成物の表面層を硬
化させ、引き続く加熱硬化工程により内部まで均一にか
つ完全に硬化させる。
かかる硬化法によると、内部まで充分に硬化できないと
いう光照射法特有の欠点を回避できる一方、樹脂の軟化
流動化に起因した表面状態の劣化の如き熱硬化法特有の
欠点を前段階の光硬化により回避することができるから
、外観および皮膜強度にすぐれる樹脂被覆が可能となる
光照射および加熱手段は、公知の方法を適宜組み合わせ
ればよく、たとえば高圧水銀ランプを取付けた紫外線照
射室と加熱炉とを連結して、両内部に塗工線状体を順次
導びくようにすればよい。
以上詳述したとおり、この発明によれば樹脂被覆線状体
の生産性を大きく向上させることができるから、従来の
フェス方式に代る方法と・して工業的に極めて実用価値
の高いものといえる。
つぎに、この発明の実施例を記載してよシ具体的に説明
する。以下において、部とあるは重量部を意味するもの
とする。
実施例1 ビスポリエチレングリコール(Mw;200)フタレー
トシアクリレート90部、トリメチロールプロパントリ
アクリレート1o部、ベンゾインイソプロピルエーテル
5部およびべ/シイルバーオキサイド1部からなる無溶
剤型樹脂組成物を調製した。この組成物を、0.2m直
径の銅線にダイスによシ塗布速度100m/分でかつ硬
化どの厚みが50μmとなるように塗工し、引き続き上
記同速度で出力120W/crnの高圧水銀ランプを2
燈配設した紫外線照射室に導ひき、そのとさらに300
℃の加熱炉中を連続的に通過させた。
このようにして得られた樹脂被覆銅線は、その皮膜が内
部まで均一かつ完全に硬化されたものであって、外観お
よび皮膜強度共に良好であった。
一方、上記の実施例において、加熱炉を通過させなかっ
たときには、皮膜の内部が未硬化となり、アセトンなど
の溶剤で膨潤するほか、機械的強度に著るしく欠けてい
た。また、逆に紫外線照射室に導ひかなかったときには
、皮膜の表面状態が悪くなり、機械的強度および耐溶剤
性共不良であった。
実施例2 ビスフェノールAジグリシジルエーテル・ジアクリレー
ト70部、1・6−へキサ/ジオールジアクリレート3
0部、ベンゾインインプロピルエーテル5部およびベン
ゾイルパーオキサイド1部からなる無溶剤型樹脂組成物
を調製した。この組成物を、02IIm直径のガラス繊
維にダイスにょシ塗布速度100m/分でかつ硬化この
厚みが約旬μmとなるように塗工し、引き続き上記同速
度で出力120W/l:mの高圧水銀ラングを2燈配設
した紫外線照射室に導ひき、そのとさらに3oo℃の加
熱炉中を連続的に通過させた。
このようにして得られた樹脂被覆ガラス繊維は、その皮
膜が内部まで均一かつ完全に硬化されたものであって、
外観および耐溶剤性にすぐKてぃた。
また、引張強度が200kf/IIIJと良好な皮膜強
度を有していた。
一方、上記の実施例において、加熱炉を通過させなかっ
たときには、皮膜の内部が未硬化がとなシ、また、紫外
線照射室に導ひかなかったときには、皮膜の表面状態が
著るしく劣化した。そして、いずれの場合も、耐5溶剤
性に劣り、まだ引張強度−が紫外線照射だけのもので5
01W/−1加熱硬化だけのもので30kp/−と、い
ずれも皮膜強度に欠けていた。
実施例3 ポリエチレングリコール(Mw;200)1モルにイン
ホロンジイソシアネート2モルを反応させ、さらに2モ
ルの2−ヒドロキシエチルアクリレートを反応させてな
る生成物80部、ネオペンチングリコールジアクリレー
ト20部、ベンゾインイソプロピルエーテル5部および
ベンゾイルパーオキサイド1部からなる無溶剤型樹脂組
成物を調製した。この組成物を、03wM直径のアルミ
線にダイスにより塗布速度100m/分でかつ硬化どの
厚みが約70μmとなるように塗工し、引き続き上記同
速度で出力120W/cmの高圧水銀ランプを2燈配設
した紫外線照射室に導ひき、そのとさらに200℃の加
熱炉中を連続的に通過させた。
このようにして得られた樹脂被覆アルミ線は、その皮膜
が内部まで均一かつ完“全に硬化されたものであって、
皮膜強度、外観および耐溶剤性にいずれもすぐれていた
一方、上記の実施例において、加熱炉または紫外線照射
室のいずれかを通過させなかったときには、表面状態が
悪くなるか、硬化不良となり、皮膜強度や耐溶剤性にい
ずれも劣っていた。
特 許 出 願 人  日東電気工業株式会省り代理人
弁理士 祢亘元邦夫

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)硬化性樹脂成分に光重合開始剤と熱重合開始剤と
    を含ませた無溶剤型樹脂組成物を、線状体の表面に50
    m/分以上の速度でかつ硬化この厚みが50μm以上と
    なるように塗工したのち、光照射によって硬化させる工
    程とこれに引き続く加熱硬化工程とからなる硬化工程に
    上記と同速度で導びくことを特徴とする樹脂被覆線状体
    の製造方法。
JP9783881A 1981-06-24 1981-06-24 樹脂被覆線状体の製造方法 Pending JPS58279A (ja)

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JP9783881A JPS58279A (ja) 1981-06-24 1981-06-24 樹脂被覆線状体の製造方法

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JP (1) JPS58279A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5691638A (en) * 1994-02-22 1997-11-25 Kabushikigaisha Sekogiken Apparatus for obtaining 3-phase position detecting signals by using a single position detecting element
US6644123B1 (en) 1999-01-07 2003-11-11 Welch Allyn, Inc. Low mass pointer element for a pressure measuring mechanism

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5691638A (en) * 1994-02-22 1997-11-25 Kabushikigaisha Sekogiken Apparatus for obtaining 3-phase position detecting signals by using a single position detecting element
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