JPS5827968A - 片面めつき方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は溶融めっき法において鋼帯の片面のみにめっき
を施こす方法に関する。

最近、自動車用鋼帯、家庭電気機器用鋼帯などに片面の
みにめっきを施こし耐食性、溶接性を改善した、いわゆ
る片面めっき鋼帯が使用され始めている。

この片面めっき鋼帯の製造方法としては、めっき阻止剤
を被覆して片面へのめつき金属の付着を阻止する方法が
知られている。またこのようなめつき阻１１−剤として
は、水ガラス、シリコン樹脂、硅砂、アルミナ、その他
化成被膜々とが知られている。

しかしながら、前記めっき阻止剤を被覆してもめつき阻
止膜表面の物用］的な凹凸のため、めっき浴立ち上がり
部において部分的にめっき金属が持ち上げられ種々の問
題を発生する。すなわち阻止膜表面に何着しためつき金
属のため後工程におけるめっき阻り１二膜除去時、阻止
膜の除去が困難となること、また、銅帯が阻止膜除去工
程に至るまでの各ローラ通過の際、阻止膜面上に付着し
ためつき金属のため、めっき面に押傷を発生し片面めっ
き鋼帯の商品価値を著しく減する。

第１図はめつき阻止膜除去機構の模式図を示し。

（ａ）は阻止膜にめっき金属が付着している部分を。

（１））はめつき金属が付着していない部分を示す。阻
止膜をブラシ等で研削除去する場合、めっき金属片Ｍが
付着していると、１パス目ではめつき金属片Ｍのため、
阻止膜Ｐが研削できない。２パス目でめっき金属片Ｍが
剥離するが依然として阻止膜は、元の厚さの１１であり
、これを除去するにＣＩ、更に３パス目、４パスロとブ
ラシを通過させる必要がある。これに対し、めっき金属
の何着がないと、１パス目を経て２バスロで１ｓｒｌ　
＋Ｉ−膜を完全に除去することができる。従って、めっ
き金属が１部でも（＝Ｉ着すると、この例では、ブラッ
シング段数として４段必要であり、めっき金属がイ：１
着していない部分（実際には面積の大部分を占める）は
、鉄地が研削されることになり歩留りの低下を招く。

本発明の目的は、前述した従来技術の欠点を解消し、確
実で安価な片面めっき鋼帯を製造する方法を提供するに
ある。

本発明は銅帯の非めっき面に被〜しためつき１５＋１止
膜に付着しためつき金属を、めっき後冷却水を噴射する
ことにより急冷して剥ガ（除去することを特徴とするも
のである。

以下本発明を図面により説明する。

第２図は、本発明を適用した実施例を示す配置図である
。非めっき面にめっき阻止剤を波器された鋼帯１は炉２
内で清浄にされ、テフレクターローラ３に」：りめつき
金属浴４に導かれンンクローラ５を経て大気中に引き出
される。この時、めつき１５１１．＋、Ｌ膜表面の物理
的な凹凸のため、その表面にめっき金属片が引っかかり
持ち上げられるが、非めっき面側に設けられた冷却ノズ
ル６から噴射される冷却水に」＝りめつき金属片が急冷
され付着面である阻［１−膜との温度差及び線膨張係数
の相異から何着境界面で一トすりを生じ、めっき金属片
が剥離脱落する。このような水冷による効果は、めっき
阻止剤が非金属物質であるため熱伝導率が小さく、従っ
て水冷による温度降下が小さいことに加えて線膨張係数
が小さいため収縮量が小さいことに対して、何着しため
つき金属片は熱伝導率が大きく、従って水冷による温度
降下が大きいことに加えて線膨張係数が大きいため収縮
量が大きいことにより達成されるものである。

この」：うにして剥ガｆ脱落しためつき金属片は、冷却
水と共にチャンバー７の下部に接続されたダクト８を通
ってタンク９に入る。ここでめっき金属片を沈降させ、
清浄水をオーバーフロル配管１０に」：り冷却水供給ポ
ンプ（図示しない）に戻すよう構成されている。

次に鋼帯１は！・ツブロール１１を経て冷却帯１２によ
り常温付近外で空冷され、テフレクターローラ１３．１
４．１５を経て研磨装置１６に入る。研磨装置１６には
ブラシロール１７と鋼帯１をはさんで対向するように設
けたバックアップローラ１８が１絹として設けられてい
る。めっき阻止膜Ｐけここで冷却水の供給を受けながら
（図示省略）ブラシロール１７に」：り研削除去される
。

その後、リンガ−ロール１９により絞られドライヤー２
０により乾燥させられ次工程へ導かれる。

なお、めっき阻止膜に何着しためつき金属片の除去をよ
り確実にするため、第２図に示すようブラシロール２１
を設けることも可能である。すなわち、トップロール１
１に押し当てるよう設けたブランローラ２１は、鋼帯１
と逆方向に回転しており、めっき阻［１−膜Ｐにイ」着
しためつき金属片Ｍはチャンバー２２内に研削除去され
ダクト２３を通って集塵装置２４に流入する。ここでめ
っき金属片Ｍ及び阻止膜Ｐの１部が集塵され、脱塵され
た気体は４ｕ＋気フアン２５により排気筒２６を経て外
部に排出される。

以」二のように各機器を配置したため研磨装置１６にお
いて阻止膜Ｐは容易に研削除去される。

なお、めっき金属片Ｍを研削除去するブラシロール２１
としては、鋼線、ステンレス鋼線、黄銅線彦どの金属製
が、ＩｉＩ熱性、めっき金属片の除去性の点から最も望
ましいが、他にアスベスト製ロール々ども使用すること
が可能である。

第３図は、めっき阻止膜を除去するに必要なブラシ段数
を本発明者らが実験的に求めたものである。実線は、第
２図に示す冷却ノズルにより水冷して、めっき阻止膜」
二に付着しためつき金属片を　　□予め除去した場合を
示し、破線は、このような予備処理を全く行わ々かった
場合を示すものである。

この結果から明らか々ように、予め何着しためっき金属
片を除去しておくことにより阻止膜を除去するに必要な
ブラシ段数を著しく減少させることができる。ここで付
着しためつき金属片を予め除去しない破線で示ず」場合
は、めっき速度が上ｆ１−するにつれて阻市ｊ摸の除去
性が著しく損われるが、これ幻、めっき速度の士別と共
に、１１旧ト膜上の物理的な凹凸にひっかかるめっき金
属片が著し７く増加するだめである。これに対し４７１
着しためつき金属片を予め除去した実線の場合は、ブラ
シ段数はめつき速度にほぼ比例すると考えることができ
る。

以上述べたように本発明にＪ：れば、１５ＬＩ　１１：
、膜の除去性を大幅に向上させることができるためプラ
ンの消耗費を著しく低減することが可能となること、才
だ適度の研削を防１１−できるため製品の歩留りを向上
させることができること、またバ旧り、膜除去工程まで
の各ローラでのめつき面への押傷を防市できることの特
徴を有しその工業的価値は大である。

なお、本発明は上述の実施例に限定されることなく、い
かなるめっき方式にも適用できる。件ためつき金属とし
ては亜鉛、アルミニウム、鉛、錫などが適用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、めっき阻［１，膜除去機構の模式図、第２図
は、本発明を適用した一実施例を示す配置図、第３図は
１本発明者らの実験結果を示す図である。 λ４・・・めっき金属片、Ｐ・・・阻１Ｆ膜、６・・・
冷却ノズ第　／　ｌ ＼０ス ー；乎 □□□□□うこ７− ４０５− ３ハ６ス　　　　　　　４八。ス ーヘー巧テトアー７ア、ア、１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 】、被めっき鋼帯の非めっき面にめっきを阻１にする被
   覆を施こした後、溶融めっき金属を浸漬何着させる方法
   において、めっき後の非めっき面が後段のロールに接触
   する前に、非めっき面に付着しためつき金属片を除去し
   得るよう、非めっき面に冷却水を噴射することを特徴と
   する片面めっき方法０