JPH0394049A - ダミーコイルの再利用方法 - Google Patents

ダミーコイルの再利用方法

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JPH0394049A
JPH0394049A JP23005089A JP23005089A JPH0394049A JP H0394049 A JPH0394049 A JP H0394049A JP 23005089 A JP23005089 A JP 23005089A JP 23005089 A JP23005089 A JP 23005089A JP H0394049 A JPH0394049 A JP H0394049A
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JP
Japan
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plating
line
coil
inhibitor
dummy coil
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Application number
JP23005089A
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English (en)
Inventor
Akira Maruyama
晃 丸山
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業」二の利用分野) 本発明は、連続式溶融めっきラインの停止時、或いは操
業条件変更時等に用いられるダミーコイルの再利用方法
に関する。
(従来の技術) 例えば、溶融亜鉛めっき鋼板はライン内焼きなまし方式
、ライン外焼きなまし方式等の連続式溶融亜鉛めっきラ
インで製造されているが、種々の理由でラインを一時停
止しなければならないことがある。
その一つは、めっき浴中のロールが鋼帯との接触により
偏摩耗をきたしたときである。浴中ロールに偏摩耗が発
生すると正常な通板が困難となり、製品品質に悪影響が
現れるので新しい浴中ロールと交換しなければならない
。浴中ロールを交換する際は、ラインを一旦停止してか
ら銅帯を切断し、めっき槽から銅帯を取り除く必要があ
るが、ラインを停止するとライン内に存在する銅帯の多
くが製品とならず、良品歩留りが低下するといった間題
が発生する。例えば、めっきラインの停止により亜鉛浴
中に長く浸漬していた部分は過度の浸食を受けるととも
に合金化が著しく進み製品性能が低下するので、この部
分は製品とならない。また、ライン内焼きなまし方式の
ラインでは、焼鈍炉内の銅帯には過度にスケールが発達
するので、この部分も製品とはならない。洗浄装置をラ
イン内に有するライン内焼きなまし方式およびライン外
焼きなまし方式のラインでは、洗浄装置内に存在する銅
帯は酸やアルカリで必要以上のエッチングを受けるため
表面が粗くなり、この部分は製品に結びつかない。さら
には、ライン内焼きなまし方式のラインでは、急激なラ
インの停止は銅帯の破断を招くので、ラインを停止する
場合は、焼鈍炉を冷却しながらライン速度を漸次減速し
ており、逆にロール交換後の増速の場合は、焼鈍炉を昇
温させながらライン速度を漸次上げて定速となるように
している。通常、この期間は炉や亜鉛付着量制御装置の
調整期間であるので、この間にめっきラインを通板した
銅帯は機械的性質や付着量が正常なものと異なるので製
品とはならない。
ラインを停止すると、上記のような問題が発生するが、
前記の理由以外にもめっき浴の交換作業やめっきライン
の定期補修等のときにもラインを停止しなければならな
い。また、ライン停止を伴わなくても合金めっき浴と非
合金めっき浴の切り換えや焼鈍ヒートバクンの調整など
のときにも、製品とならない部分が発生する。
上述のような理由からラインを停止させるとき、或いは
操業条件を変更するときは、ダミーコイルとよばれる製
品に結びつかない余剰の母材を使用し、本来製品となる
べきものがスクラップとなるのを防止している。即ち、
製品コイルの後端にダ累一コイルの先端を接続してライ
ン内を通板させ、ダご−コイルがライン内を通板中にラ
インを停止したり、操業条件を変更しているのである。
ところが、ダミーコイルには低融点の亜鉛が付着するの
で、再使用することができない。亜鉛が付着したダ稟−
コイルを再使用すると、炉内で付着亜鉛が熔解してロー
ルに付着し、これが合金化して硬くなり、製品コイルに
押込み疵を付けることになる。
このため、ダ旦一コイルは一回限りの使用でスクラップ
化しているのが実情である。そして、近年、このスクラ
ップ量が増加する傾向にあり、製造コスト面から無視で
きなくなってきている。それは、浴中ロールの交換頻度
が増加しているからである。亜鉛めっき鋼板は、従来、
その用途は建材が中心であったが、近年、品質について
の要求の厳しい家電製品用や自動車用にも拡大されつつ
ある。それに伴い各種の新しい表面処理鋼板が開発され
てきたが、同時に製造面でも例えば、短納期化や仕掛圧
縮等といった多くの制約を受けるようになってきた。そ
れにより、ロールの偏摩耗を考慮した広幅のものから狭
幅のものへと順次めっきする製造方法(ナローダウン化
)をとることが困難になり、浴中ロールの偏摩耗が生じ
易くなっている。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の課題は、連続式溶融めっきラインの停止時、或
いは操業条件変更時等に用いられるダ竃−コイルを一回
限りの使用でスクラップとするのではなく、何回でも使
用することができるダミーコイルの再利用方法を提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、片面めっき鋼板の製造技術をダミーコイ
ルに利用すれば、上記課題が達威されることを見出した
。即ち、めっき阻止剤を片面に塗布して熔融めっきを施
し、その後、めっき阻止剤を除去することで片面めっき
鋼板を製造する方法が知られているが、この方法で用い
られているめっき阻止剤をダ稟一コイルにも適用すれば
再使用が可能であることを見出したのである。
ここに本発明の要旨は「連続式溶融めっきラインにダミ
ーコイルを通板させる際、予め、めっき阻止剤を両面に
塗布したダミーコイルを用い、通板後に前記めっき阻止
剤を除去することを特徴とするダミーコイルの再利用方
法」にある。
本発明において、前記めっき阻止剤の除去はめっきライ
ン内のめっき槽と巻取装置との間におい?行うのが望ま
しい。また、めっき槽と巻取装置との間においてめっき
阻止剤を除去した後、新たにめっき阻止剤を両面に塗布
することも好ましい方法である。
本発明において、ダミーコイルの両面に塗布するめっき
阻止剤として、水ガラスーアルカリ++3PO3  M
gO  TiO■−^l203系水スラリーMgs(P
On)z  SiOz  Aj2 201  NazS
iOz系水スラリーなどを使用することができる。
(作用) 以下、添付図面を参照して本発明を詳細に説明する。
第l図は、本発明方法を実施した連続式溶融亜鉛めっき
ラインの一例を示す概略図である。
図中lは銅帯、2は無酸化炉、3はスロート、4は加熱
炉、5はターンダウンロール、6はめつき槽、7は浴中
ロール、8および9は冷却装置、10はルーブカー、1
1は巻取リリール、である。
鋼帯1は、図示していない巻戻しリールからライン内に
供給され、無酸化炉2で表面に付着する油等の不純物が
取り除かれ、加熱炉4で焼鈍処理されてから大気に触れ
ることなくめっき槽6中に導かれ、亜鉛めっきが施され
る。めっき槽6では鋼帯1は浴中ロール7で方向転換さ
れて槽外に弓き」二げられ、付着量が調整された後、冷
却装置8および9で冷却され、ループカー10を経て巻
取りリールl1に巻き取られる。通常、製品の溶融亜鉛
めっき鋼板は、このようにして製造される。
本発明では、このような溶融亜鉛めっき鋼板の製造にお
いて、例えば、浴中ロール7の交換等によりラインを停
止させなければならないとき、その際に使用されるダ稟
一コイルに、予め、前記のようなめっき阻止剤を両面に
塗布し、使用後にめっき阻止剤を除去するのである。
前記めっき阻止剤は、めっきラインとは別の例えば塗装
ラインでダミーコイルの両面に塗布することができる。
また塗布は浸漬法、ロールコート法等により行うことが
できる。塗膜厚は特に規定する必要はないが、薄いとめ
っき阻止剤の剥離が困難であり、過度に厚いとコスト増
となるので、適正な塗布厚さはこれらの点を考慮し、め
っき■■止剤の種類や操業条件等により決めるのが望ま
しい。
このようにして予め、めっき阻止剤を両面に塗布された
ダミーコイルは、ライン停止++,’4等において使用
される。即ち、製品コイルの後端にダミーコイルの先端
を接続して上記と同様にライン内を通板させて使用する
のである。従って、めっき槽6を通過した後のダミーコ
イルには、第2図に示すようにダミーコイル12の表面
のめっき阻止剤の被覆層13の上に亜鉛皮膜層14が形
威されるが、下層が剥離容易なめっき阻止剤の被覆層1
3であるので、このめっき阻止剤の被覆層13を、例え
ばブラッシング、液体ホーニング、ヘル1〜研磨等の機
械的手段、或いは塩酸、硫酸などに浸漬する化学的手段
で除去してやれば、上層の亜鉛皮膜層14も併せて除去
されて、めっき阻止剤を塗布する前の表面が現れるので
、ダミーコイルの再利用が可能となる。
本発明ではめっき阻止剤は、完全に除去するのが望まし
い。めっき阻止剤は焼鈍プロセスによって硬化し、剥離
されやすい皮膜となる。このため通板後は容易に取り除
くことができるのであるが、めっき阻止剤を除去しない
、或いは除去が不十分でめっき阻止剤が残存しているも
のを再使用すると、焼鈍炉で剥離してロールにイ1着し
、製品に押込み疵を付けることになる。
めっき阻止剤の除去は、通板後に巻取リリール1】でダ
ミーコイルを巻取った後、別のライン、例えば塗装ライ
ンで新たなめっき阻止剤を塗布する前に行ってもよいが
、第l図に示すように、めっき槽6と巻取りリール11
(図示の例では冷却装置9と巻取りリール11)との間
に、例えば、ブラシロール15とバックアップロールl
6とからなる剥離装置17を設け、めっきライン内で除
去してやれば、別のラインでの除去が不要となる。
さらには、第3図に示すようにめっき槽6と巻取リリー
ル11(図示の例では冷却装置9と巻取りリール11)
との間に、剥離装置l7、塗布装置18(例えば、ピッ
クアップロール19、アブリケータロール20、バック
アップロール21およびめっき阻止剤の受皿22から構
威された塗布装W)および乾燥炉23を設け、通板後の
ダミーコイル表面のめっき阻止剤を剥離装置17で除去
し、塗布装置18でめっき阻止剤を塗布して乾燥炉で乾
燥してやれば、めっきラインでめっき阻止剤の除去と新
たな塗布が一緒に行えるので、工程の簡素化が図られ、
コスト低減になる。
以下、実施例により本発明の効果を説明する。
(実施例) 冷却装置と巻き取り装置との間に剥離装置を備えた第l
図に示すライン内無酸化炉焼鈍型の連続式溶融亜鉛めっ
きラインに、めっき阻止剤を塗布した銅帯を通板させ、
通板後にめっき阻止剤の剥離性を調べることで、ダ旦一
コイルの再利用が可能であるかを調べた。
鋼帯には水ガラスを主或分とするめっき阻止剤、又はシ
リコン樹脂を主成分どするめっき阻止剤を両面に塗布(
片面当たりの付着厚:約100μm)シた板厚:0.d
mmX板幅:300mmの冷延鋼帯を使用し、こ11 れをH215%一N285%の雰囲気とした焼鈍炉で8
00゜Cまで加熱し、460゜Cまで徐冷した後、46
0゜Cに保持した溶融亜鉛めっき浴に浸漬し、亜鉛コス
トが高くならないように気体絞り装置でめっき阻止剤の
上に付着した亜鉛を極力除去した。
次いで、空冷および水冷により室温まで冷却した後、ブ
ラシロールとバックアップロールから構威された剥離装
置で残存する亜鉛とめっき阻止剤を除去した。その結果
、いずれのものもめっき阻止剤の残存は全く認められな
かった。
(発明の効果) 実施例からも明らかなように、予め、めっき阻止剤を両
面に塗布したダミーコイルを通板させ、通板後にめっき
阻止剤を除去する本発明方法によれば、ダミーコイルを
何度でも使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法を実施する連続式溶融亜鉛めっき
ラインの一例を示す概略図、 第2図は、めっき阻止剤を塗布したダξ−コイ12 ルの亜鉛めっき浴通過後の皮膜状熊を示す断面部、第3
図は、本発明方法を実施するもう一つの連続式溶融亜鉛
めっきラインの例を示す概略図、である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 連続式溶融めっきラインにダミーコイルを通板
    させる際、予め、めっき阻止剤を両面に塗布したダミー
    コイルを用い、通板後に前記めっき阻止剤を除去するこ
    とを特徴とするダミーコイルの再利用方法。
  2. (2) 連続式溶融めっきライン内のめっき槽と巻取装
    置との間において、予め、ダミーコイルの両面に塗布さ
    れているめっき阻止剤を除去することを特徴とする請求
    項(1)記載のダミーコイルの再利用方法。
  3. (3) 連続式溶融めっきライン内のめっき槽と巻取装
    置との間において、予め、ダミーコイルの両面に塗布さ
    れているめっき阻止剤を除去し、次いで、新たにめっき
    阻止剤を両面に塗布することを特徴とする請求項(1)
    又は(2)記載のダミーコイルの再利用方法。
JP23005089A 1989-09-05 1989-09-05 ダミーコイルの再利用方法 Pending JPH0394049A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6900574B2 (en) 2000-08-03 2005-05-31 Fdk Corporation Stepping motor
WO2018028741A3 (de) * 2016-08-09 2018-04-05 Sms Group Gmbh Verfahren zur prozessoptimierung von zu beschichtenden metallischen bändern in kontinuierlich arbeitenden beschichtungsanlagen

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US6900574B2 (en) 2000-08-03 2005-05-31 Fdk Corporation Stepping motor
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