JPS5827516B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPS5827516B2
JPS5827516B2 JP52091598A JP9159877A JPS5827516B2 JP S5827516 B2 JPS5827516 B2 JP S5827516B2 JP 52091598 A JP52091598 A JP 52091598A JP 9159877 A JP9159877 A JP 9159877A JP S5827516 B2 JPS5827516 B2 JP S5827516B2
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JP
Japan
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signal
musical tone
key
output
circuit
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JP52091598A
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JPS5426719A (en
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茂 山田
昭義 大矢
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Nippon Gakki Co Ltd
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Nippon Gakki Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5827516B2 publication Critical patent/JPS5827516B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/02Means for controlling the tone frequencies, e.g. attack or decay; Means for producing special musical effects, e.g. vibratos or glissandos
    • G10H1/06Circuits for establishing the harmonic content of tones, or other arrangements for changing the tone colour
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H7/00Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs
    • G10H7/02Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs in which amplitudes at successive sample points of a tone waveform are stored in one or more memories
    • G10H7/06Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs in which amplitudes at successive sample points of a tone waveform are stored in one or more memories in which amplitudes are read at a fixed rate, the read-out address varying stepwise by a given value, e.g. according to pitch

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は発生楽音の音高、音色および音量等の楽音要
素を鍵操作のタイミングによりその内容が変化するラン
ダム信号によって変調制御することにより、音楽的に豊
かな演奏音が得られるようにする電子楽器に関するもの
である。
A 従来技術の説明 一般に電子楽器においては、鍵盤部の鍵操作に対応して
発生される鍵情報により発生楽音の音高制御および発音
制御が行なわれるものであり、発生楽音のピッチ変化、
音色および音量エンベロープ等は電子楽器本体のパネル
面に設けられた各種操作子(例えばピッチ調整操作子、
トーンレバー等)によって設定されるものである。
この場合、上記操作子は上述したように電子楽器本体の
パネル面に設けられているものであるため、演奏者は演
奏中に自由に操作することができず、通常は演奏開始前
に予め操作設定しておくものである。
従って、演奏中は同一条件(同一ピッチ変化、同一音色
および同一音量エンベロープ)の楽音が発生されること
になり、これに伴なって発生楽音が画一化されたものと
なって非常に単調な演奏者となってしまう。
B この発明の目的およびこの発明の概要説明この発明
による目的は、発生楽音の音高、音色および音量エンベ
ロープ等の各種楽音要素を鍵操作のタイミングによりそ
の内容が変化するランダム信号によって変調制御するこ
とにより発生楽音の各種楽音要素にランダム性を持たせ
るようにした電子楽器を提供することである。
また、この発明による他の目的は、上述のランダム信号
を発生するランダム信号発生部をデジタル化することに
より、デジタル方式で楽音を形成する電子楽器において
きわめて簡単な構成で発生楽音の各種楽音要素にランダ
ム性を持たせることができ、かつ楽器全体の回路を集積
回路化し得るようにすることである。
このため、この発明に於いては、基準信号をカウントす
るカウンタと、鍵の押下を表わすパルス信号の供給時に
該カウンタの出力値をラッチするラッチ回路と、該ラッ
チ回路のラッチ出力により音高、音色、音量等の楽音要
素を制御する手段とを備え、カウンタの出力値と鍵の押
下を表わすパルス信号の発生タイミングとによって定ま
る内容のランダム信号により楽音要素を制御することに
よって、押鍵の都度発生楽音の要素を互いに異ならせて
発生楽音にランダム性を持たせるようにしたものである
以下、図面を用いて詳細に説明する。
Cこの発明の構成および動作説明 ■ この発明の全体構成 第1図はこの発明による電子楽器の一実施例を示すブロ
ック図であって、同図に於いて1は鍵盤部におけるキー
スイッチ回路であり、このキースイッチ回路1は例えば
第2図に示すように合鍵に対応して設けられた切替形の
各キースイッチ11〜1nが離鍵状態に於いて直列に接
続されて優先選択接続構成となっている。
そして、この各キースイッチ1、〜1nは押鍵時に可動
接点が常開接点に接続され、これに伴なって押鍵されて
切替ったキースイッチの内で最も上位(この場合は電源
側)に位置するキースイッチの常開接点のみから信号′
1“(以下キーデータKDと称す。
)が送出される。また、各キースイッチ11〜1nから
送出されるキーデータKDは、オアゲーNxを介してい
ずれかの鍵が押鍵状態であることを示すキーオン信号K
ONが出力される。
2は合鍵の音高に対応した周波数情報Fが記憶されてい
る周波数情報記憶装置であって、キースイッチ回路1か
ら供給されるキーデータKDによってアドレスされて対
応する周波数情報Fが読み出される。
3は周波数情報記憶装置2から供給される周波数情報F
に後述するランダム信号発生部15から供給されるラン
ダム信号Xを乗算した変調周波数情報F′を送出する第
1乗算器、4は第1乗算器3から出力される変調周波数
情報F/をクロックパルスφのタイミングで順次累算す
るアキュムレータ、5は所望の楽音波形1周期の順次サ
ンプル点振幅値が各アドレスに記憶され、アキュムレー
タ4からの累算値qF’ (q = 1.2・・・・・
・・・・)によってアドレスされ、該アドレスに記憶さ
れた波形振幅値が読み出される波形メモリ、6は波形メ
モリ5から読み出された楽音波形に後述するエンベロー
プ波形発生器9からのエンベロープ波形ECを乗算して
楽音波形に音量エンベロープを付与する第2乗算器、7
は第2乗算器6からの音量エンベロープが付与された楽
音波形を演奏音として発音するサウンドシステム、8は
キースイッチ回路1から供給されるキーオン信号KON
の立上り時にラッチパルスLPを発生するワンショット
回路、9はキーオン信号KONの発生により動作を開始
して楽音波形のアタック、サスティンおよびディケイ等
のエンベロープ波形ECを発生するエンベロープ波形発
生器であって、このエンベロープ波形発生器9は例えば
第3図に示すように構成されている。
第3図に於いて、待期状態(鍵が押圧される前の状態)
では64進カウンタ91のバイナリ−コード出力Q1〜
Q6はすべてゝO“であり、また出力3〜屯は11“ど
なっている。
この状態において入力端子92aにキースイッチ回路1
からキーオン信号KONが供給されると、カウンタ91
の出力Q5 、Q6が91“であるために、端子92b
に図示しない発振器からアタッククロックACが供給さ
れる毎にアンドゲート93aからパルス出力が送出され
る。
このアントゲ−)93aの出力はオアゲート94を介し
てカウンタ91のクロック端子に供給され、このアタッ
ククロックACによってカウンタ91が順次カウントア
ツプする。
そして、このカウンタ91のバイナリ−コード出力はデ
コーダ95において10進に変換されて対応する出力端
にのみ出力信号が送出される。
この結果、カウンタ91のカウント値がアタッククロッ
クACによって順次上昇する毎にデコーダ95の出力送
出端も端子0から端子63に向って順次移動するととに
なる。
デコーダ95の出力送出端が順次移動すると、このデコ
ーダ95の各出力端に接続されているトランジスタ96
のうち出力送出端に対応するトランジスタがオンとなる
この場合、端子97aにはイニシアルレベルIL、端子
97b 、97cにはそれぞれアタックレベルALおよ
びサスティンレベルSLの電圧信号が供給されており、
この各端子97a〜97c間の電圧を分圧するように接
続された抵抗98の分圧点を各トランジスタ96が選択
してその電圧値を出力端97dに送出するようになって
いる。
従って、アタッククロックACによってカウンタ91が
カウントアツプすると、デコーダ95のデコード出力端
も上昇してトランジスタ96が順次オンとなり、これに
伴なって出力端97dに送出されるエンベロープ信号E
CはイニシアルレベルILからアタックレベルALに向
って徐々に上昇し、かつカウンタ91のカウント出力が
15に達したときにデコーダ95の出力端15に出力が
送出されてアタックレベルALに達する。
カウンタ91が16をカウントするとその出力端Q5が
ゝ1〃で、Q6カゝO“になり、これに伴なってアント
ゲ−)93bが動作可能となり、端子92cに供給され
る第1デイケイクロツクIDCをオアゲート94を介し
てカウンタ91のクロック入力に供給する。
この結果、カウンタ91は16カウント以後はこの第1
デイケイクロツク1DCをクロックとしてカウントを進
め、デコーダ95はこれに伴なってトランジスタ96の
選択をサスティンレベルSL側に移動させる。
しかシ、サスティンレベルSLはアタックレベルALよ
りも低い電圧値に設定されているために、出力端97d
から送出されるエンベロープ信号ECは徐々に減少する
そして、カウンタ91のカウント値が32に達すると、
出力端Q6が1 で、Q6か Oとなるためにアンドゲ
ート93bが動作不能となり、カウンタ91は第1デイ
ケイクロツクIDCによるカウントを停止する。
次に、離鍵に伴なってキーオン信号KON!J″−10
“になると、インバータ99の出力が11“となってア
ントゲ−)93cが動作可能となり、端子92dに供給
される第2デイケイクロツク2DCが該ゲート93cか
も送出され、この第2デイケイクロツク2DCはオアゲ
ート94を介してカウンタ91のクロック入力に供給さ
れる。
この結果、カウンタ91は第2デイケイクロツク2DC
によってカウントアツプを行ない、その出力信号はデコ
ーダ95においてデコードされて出力端32から出力端
63に向って出力送出端が移動される。
従って、出力端97dから送出されるエンベロープ信号
ECはサスティンレベルSLからイニシャルレベルIL
に向って順次減少する信号となる。
そして、カウンタ91のカウント値が63に達すると、
出力端Q5 、Qeが91“となり、アンドゲート93
dが動作し、第2デイケイクロツク2DCをオアゲート
94を介してカウンタ91に供給する。
カウンタ91は1個の第2デイケイクロツク2DCを受
けるとオーバーフローして零に戻り、これに伴なってア
ンドゲート93a〜93dはすべて動作不能となり、エ
ンベロープ信号ECの発生が終了する。
10は基準信号を発生する発振器、11は発振器100
発振出力を順次カウントする例えば4ビツトのカウンタ
、12はカウンタ11から供給される4ビツトのカウン
ト出力をシフトして重み付けをするデプスセレクト回路
、13はデプスセレクト回路12に於けるシフト量を設
定するデプス設定スイッチであって、各固定接点13a
〜13eに刻する可動接点13fの接続位置を切替選択
することによって、零から最大までの5段階のデプス(
シフト量)を指定するデプス設定信号LCを送出する。
14は押鍵開始時にワンショット回路8から供給される
ラッチパルスLPによってデプスセレクト回路12から
の出力をラッチし、次のラッチパルスLPが供給される
まで保持するラッチ回路であって、このラッチ回路14
の出力がランダム信号Xとして送出される。
そして、これら発振器10、カウンタ11.デプスセレ
クト回路12およびラッチ回路14はランダム信号発生
部15を構成している。
この場合、デプスセレクト回路12は、例えば第4図に
示すように構成されている。
このデプスセレクト回路12は、デプス設定スイッチ1
3からデプス設定信号LCが供給されているもので、例
えばデプス設定信号LC5が供給された場合には、アン
トゲ−N2a、〜12a4が動作可能となり、カウンタ
11のカウント出力をそのままオアゲート12b1〜1
2b4を介してラッチ回路14へ供給する。
次に、デプス設定信号LC4が供給されると、アンドゲ
ート12cm〜12C8が動作可能となり、カウンタ1
1のカウント出力のうち、上位3ビツトのみを選択して
下方向に1ビツトだけシフトした状態でオアゲート12
b2〜12b4に供給する。
また、デプス設定信号LC3が供給された場合には、ア
ンドゲート12d0,12d2が動作可能となり、カウ
ンタ11のカウント出力のうち、上位2ビツトのみを選
択して下位方向に2ビツトだけシフトした状態でオアゲ
ート12b3〜12b4に供給する。
更に、デプス設定信号LC2が供給された場合には、ア
ントゲ−N2e1が動作可能となり、カウンタ11のカ
ウント出力のうち、上位1ビツトのみを選択して下位方
向に3ピツ 」トたけシフトした状態でオアゲート12
b4に供給する。
なお、デプス設定信号LC1はデプスセレクト回路12
には供給されないために、この場合に於げるデプスセレ
クト回路12の出力信号はオール10“どなる。
従って、上述し 二た構成によるデプスセレクト回路1
2は、デプス設定信号LC5〜LC1に対応してカウン
タ11のカウント出力を下位方向に1〜3ビツトシフト
した出力を送出していることになり、デプス設定信号L
C5が供給された場合にカラン ;り11のカウント出
力がそのまま出力されて最も深い状態となる。
このランダム信号発生部15かも送出される4ビツトの
ランダム信号Xは、前述した第1乗算器3に供給され、
ここに於いて周波数情報Fと乗算されるわけであるが、
4ビツトのランダム信号Xそのものを乗算すると、変調
周波数情報F′が周波数情報Fから太きくずれて押鍵に
対応した音高とならなくなる。
このために、第1乗算器3に供給する4ビツトのランダ
ム信号Xは、第5図に示すように第1乗算器3を8ビツ
トの乗算人力3□〜38とし、4ビツトのランダム信号
Xを該8ビツトのうちの下位4ビツト35〜38に供給
するとともに、このランダム信号Xの最上位ビット信号
を該8ビツトのうちの上位2〜4ビツト3゜〜34に共
通に供給し、かつランダム信号Xの最上位ビット信号を
インバータ16を介して該8ビツトのうちの最上位ビッ
ト3□に供給している。
そして、この8ビツト入力の第1乗算器3は、インバー
タ16を介して入力する最上位ビット3、が整数部を担
当し、他の7ビツト3□〜38が小数部を担当している
従って、ランダム信号Xが10111 “の場合には、
第1乗算器308ビツト入力31〜38はゝ10000
111 “(10進数の1.0546)となり、ランダ
ム信号Xが’ 1000 “の場合には、第1乗算器3
08ビツト入力3□〜38はゝ01111000 “(
10進数の0.9375)となり、更に、ランダム信号
Xが’ oooo “の場合には、8ビツト人力3□〜
38は ゝ 10000000 “(10進数の1)となる。
この結果、変調周波数情報F/は周波数情報Fを中心と
して上下にわずかずれた値となる。
一方、ランダム信号発生部15から送出されるランダム
信号XはD−A変換器17にも供給され、ここに於いて
デジタル入力に対応するアナログランダム信号Axに変
換される。
そして、このアナログランダム信号Axは、エンベロー
プ波形発生器9に対するサスティンレベル設定用の可変
抵抗器18の出力電圧値と抵抗19゜20を介して合成
され、該エンベロープ波形発生器9の端子97c(第3
図)に供給される。
したがって、エンベロープ波形発生器9から発生される
エンベロープ波形ECのサスティンレベルがアナログラ
ンダム信号Axにより可変制御される。
シ この発明の動作説明 このように構成された電子楽器に於いて、図示しない電
源スィッチを投入すると、発振器10が作動して発振出
力を送出し、この発振出力を4ビツトのカウンタ11が
順次カウントしてフリーラン状態となっている。
次に、デプス設定スイッチ13の可動接点13fを固定
接点13aに接続すると、該固定接点13aからデプス
設定信号LC1が送出される。
しかし、このデプス設定信号LC1は、前述のようにデ
プスセレクト回路12に供給されない構成となつている
この結果、第4図にその詳細を示すデプスセレクト回路
12は、カウンタ11からのカウント出力を阻止し、該
回路12の出力値は常に全てゝO〃となっている。
この状態に於いて、鍵盤部においである鍵を押鍵すると
、この押鍵に対応したキースイッチ11〜In(第2図
)が動作し、これに伴なって優先順位の最も高いキース
イッチの出力がキースイッチ回路1からキーデータKD
として周波数情報記憶装置2に送出される。
また、このキースイッチ回路1は鍵が押鍵されているこ
とを表わすキーオン信号KONを送出する(第2図のオ
アゲートIx )。
そして、このキーオン信号KONはワンショット回路8
に供給され、ここに於いてその立上りに同期した幅の狭
いラッチパルスLPに変換されてランダム信号発生部1
5のラッチ回路14に供給される。
ラッチ※回路14は該ラッチパルスL、Pの供給時に於
けるタイミングでデプスセレクト回路12の出力値をラ
ッチし、次のラッチパルスLPの供給時まで保持し続け
る。
しかし、この場合には、前述したようにデプスセレクト
回路12の出力値はオール10“(全ビット1o“)で
あるために、ラッチ回路14に於いてラッチされて出力
されるランダム信号XはオールSS o//どなる。
一方、周波数情報記憶装置2は、キースイッチ回路1に
供給されるキーデータKDによってアドレスされ、これ
によって押下鍵の音高に対応した数値の例えば第1表に
示す周波数情報Fが読み出され、この読み出された周波
数情報Fは前述のワンショット回路8から供給されるラ
ッチパルスLPによってラッチされ、この状態を次のラ
ッチパルスLPが供給されるまで保持し続けられる。
この周波数情報Fは、第1乗算器3に於いて、ランダム
信号発生部15から発生されるランダム信号Xと乗算さ
れる。
この場合、ランダム信号Xは前述したように全ビットゝ
O〃であるので、第1乗算器308ビツトの乗算入力3
□〜38はゝ10000000“となり(第5図)、こ
れは十進数の′1“どなる。
従って、この状態(デプス設定スイッチ13の可動接点
13fが固定接点13aを選択した場合)には、第1乗
算器3は周波数情報Fに十進数の1“を乗算することに
なり、出力される変調周波数情報F′はF/=Fとなる
この変調周波数情報p/はアキュムレータ4に於いて繰
り返し累算され、その累算値qFlによって波形メモリ
5をアドレスすることにより各アドレスに記憶されてい
る波形振幅値を順次読み出す。
一方、キースイッチ回路1から送出されるキーオン信号
KONはエンベロープ波形発生器9にも供給されており
、キーオン信号KONの発生に伴なってアタックおよび
サスティンのエンベロープ波形ECが発生され、また離
鍵に伴なってキーオン信号KONが消滅すると、これに
伴なってディケイのエンベロープ波形ECが発生される
(第3図)。
この場合、ランダム信号発生部15から発生されるラン
ダム信号Xは、前述したようにオールゝ0“(全ビット
10“)であるために、DA変換器17から発生される
アナログランダム信号Axも零となる。
この結果、エンベロープ波形発生器9の端子97Cに供
給されるサスティンレベルは、可変抵抗器18の出力電
圧値のみによって設定される一定値となる。
従って、エンベロープ波形発生器9は可変抵抗器18に
よって設定された値のサスティンレベルのエンベロープ
波形ECを発生する。
このエンベロープ波形ECは、第2乗算器6に供給され
、ここにおいて波形メモリ5から読み出された楽音波形
と乗算されて音量エンベロープが付与される。
この音量エンベロープが付与された楽音波形は、サウン
ドシステム7に供給されて楽音に変換されて発音される
したがって、ランダム信号発生部15におけるデプス設
定スイッチ13の可動接点13fを固定接点13aに接
続設定した状態ではランダム信号Xは常にゝO“となり
、発生される楽音の音高、音量はランダム信号Xによっ
ては何ら変調制御されず、本来の(電子楽器本体のパネ
ル面に設けられた各種操作子による楽音設定条件による
)楽音となる。
なお、このような動作は、特開昭49− 130213号(発明の名称「電子楽器」)明細書等に
開示されている波形メモリ読み出し方法による電子楽器
の単音構成による場合と同様である。
次に、デプス設定スイッチ13の可動接点13fを例え
ば固定接点13dに切替接続した場合には、デプス設定
スイッチ13からデプス設定信号LC4がデプスセレク
ト回路12に供給される。
デプスセレクト回路12は、その詳細を第4図に示すよ
うに、デプス設定信号LC,が供給されると、アンドゲ
ート12c1〜12c3がフリーラン状態にあるカウン
タ11の4ビツト出力のうち、上位3ビツトを選択して
1ビツト下方向にシフトした状態でオアゲート12b1
〜12b4を介して出力する。
従って、この場合におけるデプスセレクト回路12は、
′Xoooo “からゝ 1111“まで循環して変化
しているカウンタ11の出力値を1/2にして出力して
いることになり、これに伴なってデプスセレクト回路1
2の出力値は’ oooo “からゝ0111“までの
範囲にわたって変化する。
この状態に於いて、鍵盤部の鍵が押下されると、キース
イッチ回路1から該押下鍵に幻応したキーデータKDと
キーオン信号KONが出力される。
ワンショット回路8はキースイッチ回路1から出力され
るキーオン信号を入力としてラッチパルスLPを発生し
、このラッチパルスLPによって周波数情報記憶装置2
のキーデータKDによってアドレスされて読み出された
周波数情報Fを保持する。
また、ラッチパルスLPはラッチ回路14に供給され、
このラッチパルスLPの供給時におけるデプスセレクト
回路12の出力値をラッチして出力し続ける。
従って、ランチ回路14のラッチタイミング、つまり鍵
の押下に幻応して発生されるキーオン信号KONの立上
りに同期したラッチパルスLPの発生タイミングによっ
てラッチ回路14から送出されるランダム信号Xの値が
変化することになる。
従って、このランダム信号発生部15から送出されるラ
ンダム信号Xの値は、押下鍵のタイミングによって異な
ることになり、押鍵の都度異なった値のランダム信号と
なる。
このランダム信号Xは第1乗算器3に供給され、ここに
於いて周波数情報記憶装置2から出力される周波数情報
Fに乗算される。
この結果、押鍵のタイミングによって選択されたランダ
ム信号Xが周波数情報Fに乗算されて第1乗算器3から
変調周波数情報F′が出力される。
従って、この第1乗算器3かも出力される変調周波数情
報F′を順次累算するアキュムレータ4の出力の変化割
合もランダム信号Xに苅応して多少変化する。
この結果、波形メモリ5の読み出し速度がランダム信号
Xに苅応して変化し、これに伴なって押鍵毎に発生楽音
の音高がランダムに多少変化することになる。
また、ランダム信号発生部15から送出されるランダム
信号Xは、D−A変換器17に於いてアナログランダム
信号Axに変換され、この変換されたアナログランダム
信号Axは、サスティンレベル調整用の可変抵抗器18
の出力値と合成されてエンベロープ波形発生器9のサス
ティンレベル調整用の端子97cに供給される。
この結果、前述した第3図に示すエンベロープ波形発生
器9は、押鍵毎に異なった内容のアナログランダム信号
Axに苅応したサスティンレベルのエンベロープ波形E
Cを発生して第2乗算器6に供給する。
第2乗算器6は、波形メモリ5から供給される楽音信号
にエンベロープ波形ECを乗算することによって楽音に
アタック、サスティンおよびディケイ等の振幅エンベロ
ープを付与する。
この場合、エンベロープ波形発生器9から供給されるエ
ンベロープ波形ECは、そのサスティンレベルがアナロ
グランダム信号Axに刻応して変化するために、発生楽
音の音量エンベロープのサスティンレベルが押鍵毎にラ
ンダム変化する。
また、必要に応じて第2乗算器6から送出される楽音信
号を電圧制御型可変フィルタ(以下VCFと称す)21
を介してサウンドシステム7に供給し、このVCF21
をD−A変換器17から出力されるアナログランダム信
号Axによってそのカットオフ周波数を制御することに
より、発生楽音の音色を音高、音量の場合と同様に押鍵
毎にランダムに変化させることができる。
この場合、上述した説明に於いては、デプス設定スイッ
チ13の可動接点13fを固定接点13aと13dに選
択接続した場合について説明したが、他の固定接点13
b y 13 c 、13 eに接続した場合も同様
であって、この場合にフリーラン状態にあるカウンタ1
1の出力をそれぞれ1/8.1/4.1/1したランダ
ム信号Xが送出され、前述した楽音の音高、音色、音量
がこの範囲で押鍵毎にランダムに変化される。
以上の説明が波形メモリ読み出し方式による単音電子楽
器における音高、音色および音量の楽音要素ランダム制
御であって、押鍵毎に発生楽音の楽音要素(音高、音色
および音量)をデプス設定スイッチ13によって設定さ
れた設定量の範囲内にわたって押鍵毎にランダムに変化
させ、これによって発生楽音に音楽的な豊さを持たせる
ことができる。
Cこの発明による他の実施例 つ この実施例の構成 第6図は、同時発音数に苅応した複数の発音チャンネル
を有し、かつ各チャンネルが2系列の楽音発生回路から
なる複音楽器にこの発明を適用し、前記発音チャンネル
相互間および前記楽音形成回路相互間で異なるランダム
な楽音要素を有する楽音を発生し得るようにした実施例
を示すものであって、第1図と同一部分は同一記号を用
いてその説明を省略する。
同図に於いて22は、キースイッチ回路1の各キースイ
ッチ1、〜1nのオンまたはオフ動作を図示しないクロ
ックパルス発生器から供給されるクロックパルスφ(周
波数f。
)に基ずく順次走査により検出し、押下された鍵を識別
する情報を同時発音数(例えば12音)に苅応する複数
のチャンネルのいずれかに割当てるキーアサイナである
そして、このキーアサイナ22は、各チャンネルに則応
する記憶位置にその鍵を表わすキーコードKCを記憶し
、各チャンネルに記憶したキーコードKCを時分割的に
順次出力する。
従って、鍵盤部において同時に複数の鍵が押下されてい
る場合、各押下鍵はそれぞれ別個のチャンネルに発音割
当てされ、各チャンネルに幻応する記憶位置には、割当
てられた鍵を表わすキーコードKCが記憶される。
例えば鍵盤部における各錘を特定するキーコードKCが
第2表に示すように鍵盤の種別を表わす2ビツトのコー
ドに2.に1と、オクターブ音域を表わす3ビツトのコ
ードB3.B2.B1 と、1オクターブ内の音名を
表わす4ビツトのコードN4. N3゜N22 Nlと
からなる合計9ビツトのコードによって構成されており
、全チャンネル数が12であるとすると、12ステージ
(1ステージ9ビツト)のシフトレジスタを使用すると
好都合である。
従って、このキーアサイナ22において発音割当てされ
た鍵を表わすキーコードKC(すなわち前記シフトレジ
スタに記憶されたキーコード)は、割当てられたチャン
ネルの時間に一致して順次時分割的に出力される。
また、キーアサイナ22は押下鍵が発音割当てされたチ
ャンネルにおいて、発音がなされるべきであることヲ表
ワスエンベロープスタート信号ESを各チャンネル時間
に同期して時分割的に出力する。
さらに、各チャンネルに発音割当てされた鍵が離鍵され
、これによって発音が減衰状態となるべきことを表わす
ディケイスタート信号DSを各チャンネル時間に同期し
て時分割的に出力する。
また、上記エンベロープスタート信号ESの立上り時に
同期して1クイムスロット時間のパルス幅を有するアタ
ックパルスAPが1個出力される。
これらの信号ES、DS、APは、楽音の振幅エンベロ
ープ制御(発音制御)のために後述するエンベロープ波
形発生器25に於いて利用される。
また、キーアサイナ22は、エンベロープ波形発生器2
5かもそのチャンネルにおける発音が終了した(ディケ
イが終了した)ことを表わすディケイ終了信号DFを入
力し、この信号DFに基いて、当該チャンネルに関する
各種記憶をクリアし、その後の新たな押下鍵のだめの待
機状態となる。
23は第1乗算器3a、アキュムレータ4a、波形メモ
リ5aおよび第2乗算器6aとによって構成される第1
楽音信号発生回路、24は第1乗算器3b、アキュムレ
ータ4b、波形メモリ5bおよび第2乗算器6bとによ
って構成された第2楽音信号発生回路であり、この両系
音信号発生回路23.24から出力される楽音信号は、
合成されてサウンドシステム7から演奏音として送出さ
れる。
26はキーアサイナ22から発生するアタックパルスA
Pのタイミングによって決定される値の2種のランダム
信号XI、X2を発生して第1乗算器3 a z 3
bに供給するランダム信号発生装置である。
■ 各部の詳細説明 なお、キーアサイナ22に関しては、本件出願人が先に
出願した特願昭50−100879号(特開昭52−2
4518号)・発明の名称「キースイッチ検出処理装置
」の明細書中に詳細に説明されているので、ここではそ
の説明を省略する。
この場合、特願昭50−100879号の第1図に示す
キーコーダ101およびチャンネルプロセッサ102が
本願出願に於けるキーアサイナ22に相当し、チャンネ
ルプロセッサ102の詳細を示す第10図に於ける信号
Sを12タイムスロット分だけ遅延させた信号、信号り
、A、DFが本願出願に於けるアタックパルスAP、デ
ィケイスタートDS、エンベロープスタートESおよび
ディケイフィニツシユDFに相当するものである。
また、エンベロープ波形発生器25は、例えば特願昭4
8−41964号(特開昭49130213号)・発明
の名称「電子楽器」および特願昭51−116776号
・発明の名称「エンベロープ発生器」に詳細に説明され
ているのでここではその説明を省略する。
ランダム信号発生装置26 第7図は第6図に示すランダム信号発生装置26の具体
例を示すものであって、第1図に示すランダム信号発生
部15のラッチ回路14を時分割構成(12チヤンネル
)によるラッチ回路27a 、27bとした第1、第2
ランダム信号発生部28a、28bが互いに独立して設
けられている。
そしてこの場合、時分割構成によるラッチ回路27at
27bは、第8図に示すようにキーアサイナ22の各チ
ャンネル時間に同期したクロックパルスφによってシフ
ト制御される4ビツト12ステージ(最大発音数)構成
のシフトレジスタ29とセレクトゲート30とから構成
されている。
そして、セレクトゲート30にアタックパルスAPが供
給されると、セレクトゲート30が、第1入力端Aに供
給されるデプスセレクト回路12a、12bの出力をセ
レクトしてシフトレジスタ29に供給して入力し、通常
時は第2入力端Bに供給されるシフトレジスタ29の最
終ステージ出力をシフトレジスタ290入力端に供給す
る。
この結果、シフトレジスタ29の内容は順次シフトして
入力側にもどされることになり、これによってアタック
パルスAPの発生時のタイミングにおけるデプスセレク
ト回路12 a 、12 bの出力値をシフトレジスタ
29の各チャンネル時間に苅応したステージに読み込み
、該チャンネルにおいて次のアタックパルスAPが発生
されるまで保持する。
従って、このように構成されたラッチ回路27a、27
bは、アタックパルスAPによってデプスセレクト回路
12a、12bを介して得られたカウンタ11 a t
1 l bのカウント値をラッチしたランダム信号x
1.x2が各チャンネル時間に同期して時分割的に出力
される。
そして、このように構成された第1、第2ランダム信号
発生部28a 、28bのデプスセレクト回路12at
12bは、デプス設定スイッチ13から出力されるデプ
ス設定信号LC。
LC1〜LC5によって第1図の場合と同様にカウンタ
11atllbの出力値に刻するデプス(シフト量)が
制御されるように構成されている。
■ この実施例の動作説明 このように構成された電子楽器に於いて、第7図に示す
発振器10a、10bは互いに独立した状態で発振して
おり、この一発振器10a10bの出力をカウント入力
とするカウンタ11a、11bは互いに非同期の状態で
フリーランとなっている。
この状態に於いて、鍵盤部のある鍵を押鍵すると、この
押下鍵に対応したキースイッチが動作し、キーアサイナ
22はキースイッチ回路1の動作キースイッチを検出し
、この押下鍵を表わすキーコードKC(第2表)を同時
発音数(この場合は12音)に対応したチャンネルのい
ずれかに割り当て記憶する。
キーアサイナ22の各チャンネルに記憶されたキーコー
ドKCは時分割的に順次出力されて周波数情報記憶装置
2をアドレスすることにより第1表に示すような周波数
情報Fを読み出す3また、キーアサイナ22は、押下鍵
が発音割り当てされたチャンネルにおいて、発音がなさ
れるべきであることを表わすエンベロープスタート信号
ESおよびエンベロープスタート信号ESの立上りに同
期した1チャンネル時間幅のアタックパルスAPを出力
する。
このアタックパルスAPは、ランダム信号発生装置26
のラッチ回路27 a + 27 b (第7図)のセ
レクトゲート30(第8図)に供給される。
セレクトゲート30は、このアタックパルスAPの供給
時にのみ第1の入力端Aに供給されるデプスセレクト回
路12a、12bの出力値をシフトレジスタ29に供給
する。
この結果、時分割構成によるラッチ回路27a 、27
bは、アタックパルスAPの供給時に於げるデプスセレ
クト回路12a、12bの出力値を該アタックパルスA
Pの発生チャンネル時間に対応した記憶位置に順次記憶
し、これを時分割的にランダム信号x1.x2として順
次出力する。
この場合、ランダム信号発生部28 a 、28 bの
各ラッチ回路27a 、27bは、同一のアタックパル
スAPによってラッチ動作が行なわれるわけであるが、
カウンタ11at11bは互いに非同期である発振器1
0a、10bの出力をカウントしてフリーラン状態とな
っているために、両カウンタ11a、11bの出力値は
互いに全く異なった値となっている。
従って、ラッチ回路27a。27bが同一のアタックパ
ルスAPによってラッチ動作が行なわれたとしても、両
回路27a。
27bがラッチした値は全く異なったものとなり、ラン
ダム信号発生部28 a t 28 bから出力される
ランダム信号X12X2は、押鍵のタイミングとカウン
タ11a、11bの値とによって決まるランダムな値と
なって第1楽音信号発生回路23の第1乗算器3aおよ
び第2楽音信号発生回路24の第1乗算器3bに供給さ
れる。
第1乗算器3aは、周波数情報記憶装置2から出力され
る周波数情報Fにランダム信号発生装置26から供給さ
れるランダム信号X1 を乗算して、周波数情報Fから
多少ずれた変調周波数情報Faを出力する。
この変調周波数情報Faは、アキュムレータ4aに於い
てクロックパルスφのタイミングで順次累算されてその
累算値q F a の増加がランダム信号X1 に対応
した値だけ早くまたは遅くなる。
この結果、累算値qFaによってアドレスされて波形メ
モリ5aから出力される楽音信号MSaは、押下鍵に対
応した音高よりもランダム信号X1 に対応した値だ
けずれた音高となる。
一方、エンベロープ波形発生器25は、キーアサイナ2
2かも出力されるエンベロープスタート信号ESおよび
アタックパルスAPによって動作を開始して設定された
アタックおよびサスティンレベルのアタックおよびサス
ティンのエンベロープ波形ECを発生し、またディケイ
スタート信号DSによって設定されたディケイレベルの
ディケイエンベロープ波形ECを発生する。
そして、波形メモリ5aから読み出された楽音信号MS
aは、第2乗算器6aにおいてエンベロープ波形発生器
25かものエンベロープ波形ECと乗算され、振幅エン
ベロープが付与される。
また、第2楽音信号発生回路24の第1乗算器3bは、
周波数情報Fとランダム信号X2とを乗算して変調周波
数情報Fから多少ずれた変調周波数情報Fbを出力する
この変調周波数情報Fbは、上述した第1楽音信号発生
回路23と同様にアキュムレータ4bに於いて順次累算
され、その累算値qFbの増加が、ランダム信号X2に
対応した値だげ早(または遅くなる。
この結果、累算値qFb によってアドレスされて波形
メモ’J 5 bから出力される楽音信号MSbは、押
下鍵に対応した音高よりもランダム信号X2に対応した
値だけずれた音高となり、第2乗算器6bに於いて、前
述と同様にエンベロープ波形発生器25から出力される
エンベロープ波形ECに対応して振幅エンベロープが付
与される。
従って、第1楽音信号発生回路23からはランダム信号
X1 によって変調制御された音高の楽音信号が出力さ
れ、また第2楽音信号発生回路24からはランダム信号
X2によって変調制御された音高の楽音信号が出力され
る。
そして、この両楽音信号はサウンドシステム7に於いて
ミキシングされた後に演奏音に変換される。
この結果、押鍵のタイミングによってその内容が互いに
独立して変化する2種のランダム信号□、x2によって
、2系列の第1、第2楽音信号発生回路23,240発
生楽音信号の音高が独立してランダムに変調制御される
ことになる。
以上のような動作が各チャンネル別に時分割的に行なわ
れるものであるが、各チャンネルにおけるアタックパル
スAPの発生タイミングが異るため、各チャンネルのラ
ンダム信号X1. x2の内容はそれぞれ相異すること
になる。
従って、各チャンネルに於いて発生される楽音は異なっ
たランダム性を有することになる。
この結果、サウンドシステム7から発生される演奏音は
音楽的に豊かなものとなる。
なお、この場合、デプス設定スイッチ13とデプスセレ
クト回路12a、12bとの関係は、第1図のランダム
信号発生部15と同様であるのでその説明は省略する。
第6図の実施例に於いて、必要に応じて、ランダム信号
XI 、 x2のいずれかをD−A変換器31を用いて
第1図の場合と同様アナログランダム信号Axに変換し
、このアナログランダム信号Axをエンベロープ波形発
生器25の出力であるエンベロープ波形ECに合成して
第1、第2乗算器6 a 、6 bに供給することによ
り、発生楽音に刻する振幅エンベロープをランダムに変
化させることができる。
この場合、エンベロープ波形発生器25を第2乗算器6
a 、6b毎に独立して設け、かつランダム信号Xi
、 x2をそれぞれアナログ信号に変換してアナログラ
ンダム信号Ax1 、 Ax2を形成し、そして各エン
ベロープ波形発生器からのエンベロープ波形EC1,E
C2とアナログランダム信号Ax1 、 Ax2 とを
それぞれ合成して第2乗算器6 a 、6 bに供給し
第1、第2楽音信号発生回路23.24から発生される
楽音信号の音量をそれぞれランダムに変化させるように
すれば、サウンドシステム7に於ける両楽音信号の混合
割合がランダムに変化するので、その結果発音される楽
音の音色がランダムに変化するようになる。
なお、上述した第7図に示す実施例に於いては、デプス
設定スイッチ13を第1、第2ランダム信号発生部28
a、、28bに則して共通に一個設けた場合について説
明したが、各ランダム信号発生部28 a t 28
b毎に設けて、そのデプス設定信号を互いに異ならせて
も良い。
D この発明による更に他の実施例 ■ この実施例の構成 第9図は前述した第2実施例に於けるランダム信号発生
装置26の他の実施例を示すものであり、同図に於L・
て第7図と同一部分は同一記号を用いである。
同図に於いて第7図との相違点は、デプス設定スイッチ
13を上鍵盤、下鍵盤ペクル鍵盤を担当する3個のデプ
ス設定スイツツチ13’、1ごi、 l 3///とし
、各スイッチ13′。
13“、13″′のそれぞれの固定接点13f’。
13f“、13f″lに上鍵盤信号UE、下鍵盤信号L
E、ペタル鍵盤信号PEを供給する。
この上下ペタル鍵盤信号UE、LE、PEは、第1表に
示すキーコードKCの上位2ピツ)K、。
K2 をデコードすることによって容易に得られる。
また、各スイッチ13’、1γ 13ntそれぞれの固
定接点13a′〜13e’、13a”〜13e“。
13a″ノ〜13e/llは互いに共通接続され、その
出力信号はデプス設定信号LC、LC1〜LC5として
デプスセレクト回路12a 、12bに供給されるよう
にしたことである。
また、ラッチ回路27aの4ビツト出力を8ビツト人力
構成である第1乗算器3aの下位4ビット人力3、〜3
8に供給し、かつ第1乗算器3aの最上位ビット31
に信号ゝ 1“、上位第2〜4ビツト32〜34にゝ
O“を常時供給する構成とすることによって第1楽音信
号発生回路23に正方向(上昇する方向)の音高変調制
御を行ない、またラッチ回路27bの4ビツト出力をイ
ンバータ32a〜32dを介して第2乗算器3bの下位
4ビツト入力35〜38とし、かつ第1乗算器3bの最
上位ビット3、に信号ゝ0“、上位第2〜4ビツト32
〜34に信号ゝ1“を常時供給する構成とすることによ
って、第2楽音信号発生回路28bに負方向(減少方向
)の音高変調制御を行なわせるようにしたことである。
このように構成された電子楽器に於いて、デプス設定ス
イッチ13′〜13”の可動接点13f′〜13f“を
図示の状態に設定した状態に於いて、鍵盤部のいずれか
の鍵を押鍵すると、この押下鍵の位置する鍵盤種類によ
って上、下、ペタル鍵盤信号UE、LE、PEのいずれ
かが供給される。
例えばこの押下鍵が上鍵盤に位置する場合には、上鍵盤
信号UEがデプス設定スイッチ13′にのみ供給され、
これに伴なってデプス設定スイッチ13′によって設定
されたデプス設定信号LC4がデプスセレクト回路12
a。
12bに供給されてデプス(シフト量)がセレクトされ
る。
また、押下鍵が下鍵盤であった場合にはデプス設定スイ
ッチ13′のみに下鍵盤信号LEが供給され、ペタル鍵
盤であった場合にはデプス設定スイッチ13″′のみに
ペタル鍵盤信号PEが供給されることになる。
従って、このように構成された装置26に於いては、デ
プス設定スイッチ13′〜13″′が上、下、ペタル鍵
盤のデプス設定スイッチをそれぞれ担当していることに
なり、押下鍵が位置する鍵盤種類に幻応するデプス設定
スイッチによって設定されたデプス設定信号LCが出力
され、これによって容土、下、ペタル鍵盤毎にそのデプ
ス(シフト量)が互いに独立して設定される。
また、第1楽音信号発生回路23の第1乗算器3aの上
位4ビツト入力31〜34は、常に強制的に1000“
どなっていることから、第1乗算器3aの8ビツトラン
ダム入力信号は ゝ 10000000 “からゝ 10001111“
の範囲となり、これによって周波数情報FKtiして上
昇方向の音高変調制御が行なわれる。
また、第2楽音信号発生回路24の第2乗算器3bの下
位4ビット入力31〜34は、常に強制的に10111
“となり、かつラッチ回路27bの4ビット出力信号が
インバータ32a〜32dを介して反転されて下位4ビ
ット人力35〜38に供給されていることから、第2乗
算器3bの8ビツト入力信号はゝ01]、1111]“
からゝ01110000 “の範囲となり、これによっ
て周波数情報Fに刻して減少方向の変調制御が行なわれ
ることになり、第1、第2楽音信号発生回路23,24
からはランダム信号X1.X2にズ」応して互いに逆極
性の音高変化特性を有する楽音信号が送出される。
この場合、デプス設定スイッチ13’、1γ l 3/
//が鍵盤種類毎に設けられているために、ランダム信
号発生部28a 、28bから発生されるランダム信号
X1.X2の変化幅は鍵盤種類毎に独立して設定でき、
従って、第1、第2楽音信号発生回路23,24からは
、鍵盤種類毎に異なった態様の楽音信号が発生される。
なお、上述した実施例に於いては、デプス設定スイッチ
13′〜13″′の出力信号をデプスセレクト回路12
a、12bに則して共通に設けた場合について説明した
が、デプスセレクト回路12a 、 12b毎に設けて
互いに異なる設定量としても良い。
なお、−上述した第1図、第6図に示す実施例に於いて
発生楽音に音高のランダム性を付与するための変調制御
手段として周波数情報記憶装置2からの周波数情報Fと
ランダム信号X。
X、、X2とを第1乗算器353 a t 3 bで乗
算するようにした場合につき示したが、変調制御手段と
しては乗算器以外に加減算器等の演算回路を用いでも良
い。
また、第1図、第6図、第9図に示す実施例に於いては
、デプスセレクト回路12,12a、12bをラッチ回
路14゜27a、27bの入力側に設けた場合について
説明したが、デプスセレクト回路12 、12 a。
12bをラッチ回路14.27 a + 27 bの出
刃側に設けても同様な効果が得られることは言うまでも
ない。
E この発明による効果 以上説明したように、この発明による電子楽器は、鍵操
作のタイミングによってその内容が変化するランダム信
号によって発生楽音の音高、音色および音量等の楽音要
素を変調制御するものであるために、楽音要素にランダ
ム性が付与されて音楽的に豊かな演奏音となる。
また上記ランダム信号を発生するランダム信号発生部を
、基準信号をカウントするカウンタと、鍵の押下を表わ
すパルス信号の供給時に該カウンタの出力値をラッチす
るラッチ回路とによって構成してデジタル化したために
、デジタル方式で楽音を形成する電子楽器においてきわ
めて簡単な構成で発生楽音の各種楽音要素にランダム性
を持たせることができ、かつ楽器全体の回路を集積回路
化し得る等の種々優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による電子楽器の一実施例を示すブロ
ック図、第2図〜第5図は第1図に示すブロック図の各
部詳細回路図、第6図〜第9図はこの発明による電子楽
器の他の実施例を示す回路図である。 16・・、・・キースイッチ回路、2・・・・・・周波
数情報記憶装置、3,3a、3b・・・・・・第1乗算
器、4゜4 a 、 4 b ・−・アキュムレータ、
5,5a、5b・・・・・・波形メモリ、6 、6a
、 6b・・・・・・第2乗算器、7・・・・・・サウ
ンドシステム、8・・・・・・ワンショット回路、9,
25・・・・・・エンベロープ波形発生器、10゜10
a 、 10 b−・・発振器、I Ll 1 a、
l 1 b・・・・・・カウンタ、12,12a、12
b・・・・・・デプスセレクト回路、13 、13’、
13”、 13”・・・・・・デプス設定スイッチ、
14 、14 a、14b、27a27b・・・・・・
ラッチ回路、15・・・・・・ランダム信号発生部、1
7,31・・・・・・D−A変換器、22・・・・・・
キーアサイナ、23,24・・・・・・第1、第2楽音
信号発生回路、26・・・・・・ランダム信号発生装置
、28 a 、28 b・・・・・・ランダム信号発生
部、29・・・パシフトレジスタ、30・・・・・・セ
レクトゲート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 押下鍵に対応した所定音高の楽音信号を発生する楽
    音信号発生部と、基準信号をカウントするカウンタと、
    鍵の押下を表わすパルス信号の供給時に該カウンタの出
    力値をラッチするラッチ回路と、前記楽音信号発生部か
    ら発生される楽音信号の音高、音色および音量等の楽音
    要素を前記ラッチ回路の出力信号に対応して変調制御す
    る変調制御手段とを備えたことを特徴とする電子楽器。 2 前記楽音信号発生部は、押下鍵に対応した周波数情
    報を発生する周波数情報発生回路と、前記周波数情報発
    生回路から発生された周波数情報を順次累算するアキュ
    ムレータと、前記アキュムレータの出力によって楽音波
    形の各サンプル点振幅値を順次発生する楽音波形発生回
    路とによって構成し、前記変調制御手段は、前記周波数
    情報と前記ラッチ回路の信力信号とを演算して前記アキ
    ュムレータに供給する演算回路によって構成した特許請
    求の範囲第1項記載の電子楽器。 3 押下鍵に対応した所定音高の楽音信号を発生する楽
    音信号発生部と、基準信号をカウントするカウンタと、
    鍵の押下を表わすパルス信号の供給時に前記カウンタの
    出力値をランチするラッチ回路と、前記楽音信号発生部
    から発生される楽音信号の音高、音色および音量等の楽
    音要素を前記ラッチ回路の出力信号に対応して変調制御
    する変調制御手段とを備えた電子楽器において、楽音要
    素制御量を設定する設定スイッチ、該設定スイッチの設
    定状態に対応して前記カウンタの出力値または前記ラッ
    チ回路の出力値を他の値に変更する変更手段を設けた電
    子楽器。
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