JPS631597B2 - - Google Patents

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JPS631597B2
JPS631597B2 JP54020572A JP2057279A JPS631597B2 JP S631597 B2 JPS631597 B2 JP S631597B2 JP 54020572 A JP54020572 A JP 54020572A JP 2057279 A JP2057279 A JP 2057279A JP S631597 B2 JPS631597 B2 JP S631597B2
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JP
Japan
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pressed
circuit
key
sound
signal
Prior art date
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Application number
JP54020572A
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English (en)
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JPS55113092A (en
Inventor
Makoto Kaneko
Akio Imamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2057279A priority Critical patent/JPS55113092A/ja
Priority to GB8005573A priority patent/GB2047455B/en
Priority to US06/122,813 priority patent/US4263829A/en
Priority to DE19803006449 priority patent/DE3006449A1/de
Publication of JPS55113092A publication Critical patent/JPS55113092A/ja
Publication of JPS631597B2 publication Critical patent/JPS631597B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/18Selecting circuits
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S84/00Music
    • Y10S84/02Preference networks

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は繰返し音を発生する電子楽器に関す
る。 マリンバ等の演奏効果を出すために、押圧され
た鍵に対応する異なるフイートの音源信号を交互
に開閉するようにしたものが実開昭53−52136号
公報に開示されている。しかし、これは異なるフ
イートの音を交互に発音するだけなので、異なる
2鍵を押した場合その2鍵が交互に発音されると
いう効果を得ることはできず、演奏性の点で不充
分であつた。 この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、
従来にない新しい繰返し音効果が得られ、マリン
バ等の演奏効果を良好に表現することができるよ
うにした電子楽器を提供しようとするものであ
る。 上述の目的の達成のために、この発明では、押
圧鍵のうち特定音(特定鍵)を検出する特定音検
出手段を具え、検出した特定音とそれ以外のすべ
ての押鍵音とを交互に発音するように構成してい
る。特定音としては、押圧鍵中の最高音または最
低音または中間の音高の音鍵、特定の1音を選定
する。また、特定音を、1音でなく、2または2
以上の音としてもよい。例えば、最高音と最低音
の2音を特定音としてもよいし、また、最高音
(または最低音)から数えてn番目(但しnは2
以上)の音高の音までを特定音とすることもでき
る。この発明による上述のような繰返し音効果を
「ツインマレツト」ということにする。 ここで、特定音を1音(最高音または最低音
等)とすれば、 同時に2鍵押圧されている場合は、その2鍵
に対応する楽音を交互に繰返し発音することが
できるし、 同時に3鍵以上押圧されている場合は、押圧
鍵中の特定音の発音とそれ以外の残りのすべて
の音(複数音)の同時発音とを交互に繰返すこ
とができる。また、 1鍵しか押圧されていない場合は、その鍵の
音を繰返し発音するようにすることができる。 また、この発明によれば、特定音の鍵以外に複
数の鍵が同時に押圧されているか(特定音が1音
の場合は同時に2鍵以上押圧されてか)を検出
し、この検出に応じて繰返し発音の態様を制御す
るようにしている。すなわち、ここで特定音を1
音とすれば、2鍵以上押圧されているか否かに応
じて繰返し音の時間間隔を制御するもので、例え
ば上記の場合の繰返し発音の時間間隔を上記
,の場合の繰返し発音の時間間隔(同じ音が
繰返される時間間隔)の半分にする。この場合、
上記の繰返し発音の時間間隔を上記,の繰
返し発音の時間間隔と等しくすることもできる。 以下この発明を添付図面の実施例にもとづいて
詳細に説明しよう。 (全体構成の説明) 第1図において、押鍵検出回路11は鍵盤10
で押圧されている鍵を検出し、その押圧鍵を表わ
す情報を発音割当て回路12に供給する。発音割
当て回路12は、押圧鍵の発音を特定数の発音チ
ヤンネルのいずれかに割当てるためのものであ
る。 発音割当て回路12からは各チヤンネルに割当
てられた押圧鍵を表わすキーコードKCが時分割
的に送出される。キーコードKCは12音名C〜B
を区別するための4ビツトのノートコードN1,
N2,N3,N4とその音名が所属するオクター
ブ音域を区別する3ビツトのブロツクコードB
1,B2,B3とから成る。また、発音割当て回
路12からは各チヤンネルに割当てられた鍵が押
圧中であるか(“1”)あるいは離鍵されているか
(“0”)を表わす1ビツトの第1キーオン信号
KO1が時分割的に出力され、更に、鍵の押し始
めの僅かな時間だけ“1”となる第2キーオン信
号KO2が出力され、更に必要に応じて様々な制
御情報類(特に説明せず)が出力される。例え
ば、第2キーオン信号KO2の発生時間幅は約
5ms程度である。この第2キーオン信号KO2は
減衰音の開閉制御のために使用されるものであ
る。 キーコードKCやキーオン信号KO1,KO2及
びその他制御情報類はデータ多重化回路13に供
給され、4ビツトのデータKC1,KC2,KC3,
KC4に多重化される。このようにキー情報類を
少数ビツトのデータKC1〜KC4に多重化するよ
うにした理由は、発音割当て回路12側の集積回
路チツプと楽音発生回路部14側の集積回路チツ
プとを接続する配線数を節約するためである。デ
ータ多重化回路13では、キー情報類を多重化送
出するに先立つて、各チヤンネルのキー情報類の
所在タイムスロツトを判別するために使用する基
準データを送出する。基準データはデータKC1,
KC2,KC3,KC4の内容がすべて“1”のデ
ータである。 データ多重化回路13から出力される多重化さ
れたデータKC1〜KC4のタイムスロツトは合計
54であり、基準データ“1111”が発生するタイム
スロツトを「1」として各タイムスロツト「1〜
54」におけるデータKC1〜KC4の状態を第2図
に示す。第2図において、ch1〜ch7は楽音発
生回路15(第1図)における7つの発音チヤン
ネルを表わす。タイムスロツト「4」乃至「24」
が、各チヤンネルch1〜ch7に割当てられたデ
ータ類の送出のために使用されている。残りのタ
イムスロツトは空白であるとする。各タイムスロ
ツト「1〜54」は繰返される。 第2図を参照すると、多重データKC1〜KC4
においては1つの発音チヤンネルに関して3つの
タイムスロツトが割当てられていることが判か
る。1つのタイムスロツトを1ビツトタイムとす
ると、3ビツトタイム毎にデータKC1〜KC4の
チヤンネルが切換わる。第2図において、各チヤ
ンネルの最初のタイムスロツト「4」,「7」,
「10」……「22」において、第2キーオン信号
KO2が最下位データKC1に割当てられること
が示されている。。 また、ブロツクコードB1〜B3がデータKC
1〜KC3に割当てられ、第1キーオン信号KO
1がデータKC4に割当てられている。またノー
トコードN1〜N4はデータKC1〜KC4に割当
てられる。そして、同一チヤンネル(同一鍵)の
ブロツクコードB1〜B3及び第1キーオン信号
KO1はノートコードN1〜N4の前のタイムス
ロツト「2」,「5」,「8」……「23」に割当てら
れている。すなわち、各チヤンネル(各押圧鍵)
のノートコードB1〜B3及び第1キーオン信号
KO1は3ビツトタイムおきにデータKC1〜KC
4に現われる。また、ノートコードN1〜N4は
タイムスロツト「3」,「6」……「24」に割当て
られており、これも3ビツトタイムおきにデータ
KC1〜KC4に現われる。 以上のようなデータ多重化回路13を用いた電
子楽器の詳細は特願昭52−100966号明細書中に開
示されている。この点はこの発明の要部ではない
ので、本明細書ではこの詳細な説明は省略する。 ノートコードN1〜N4の状態と12音階の各音
名C#〜Cとの対応関係の一例を第1表に示す。
ノートコードN1〜N4の値の大小は各音名
C#〜Cの音高順位に対応している。C#が最低
音であり、Cが最高音である。但し、Cの値はデ
ータ多重化回路13において“1111”から
“1100”に変換される。これはデータKC1〜KC
4の形で伝送する際に基準データ“1111”(第2
図のタイムスロツト「1」参照)と混同すること
を防ぐためである。 更に、ブロツクコードB1〜B3の内容とオク
ターブ音域との関係の一例を第2表に示す。
【表】
【表】 楽音発生回路部14では、データ多重化回路1
3から供給される多重化データKC1〜KC4から
ノートコードN1〜N4、ブロツクコードB1〜
B3、キーオン信号KO1,KO2を各チヤンネ
ル別に取り出し、これらのキー情報類にもとづい
て楽音発生回路15内の各チヤンネルch1〜ch
7で楽音を発生する。キー情報類N1〜KO2の
復調及び各チヤンネルへの分配のために、復調回
路25とタイミング信号発生回路26が設けられ
ている。また、音色に応じてオクターブを変更す
るためにオクターブ変換回路27が設けられてい
る。特定音検出回路28は、押圧鍵中の特定音を
検出するための回路で、この実施例では押圧鍵中
の最高音を検出するようにしている。 特定音検出回路28で検出した最高音の情報
(TCH)ツインマレツト制御部16に供給され、
ツインマレツト効果のための制御に使用される。
ツインマレツト制御部16では、最高音情報
TCHと復調回路25から与えられるキーオン信
号KO1,KO2、更にタイミング信号発生回路
26から与えられる信号SPT等にもとづいて、
特定音(最高音)とそれ以外の押鍵音のチヤンネ
ルを区別し、区別した各々のチヤンネルで交互に
キーオン信号KO2Sを発生する。また、発音を
中止する場合はデイケイ信号DSを発生する。 音色選択部17は楽音発生回路15で形成すべ
き音色を選択するためのものであり、この例で
は、マリンバ、マンドリン、バンジヨー、ギター
の4つの音色のいずれかが選択可能となつてい
る。この発明によるツインマレツト効果は特定の
音色(マリンバまたはマンドリン)が選択された
場合に演奏されるようになつている。 楽音発生回路15の音源クロツク発生装置とし
ては、重畳分周信号発生部29が用いられてい
る。楽音発生回路15では、各チヤンネルch1
〜ch7に割当てられた音の音源クロツク信号を
重畳分周信号発生部29から選択し、これにもと
づいて音源信号を発生し、ツインマレツト制御部
16から与えられるキーオン信号KO2Sに従つ
て所定のチヤンネルの音を交互に開閉制御する。
楽音発生回路15から出力される楽音信号はサウ
ンドシステム18を介して発音される。 (各部の詳細構成の説明) 音色選択について 第1図に示された音色選択部17は、各音色
(マリンバ、マンドリン、バンジヨー、ギター)
に対応する音色選択スイツチ19を具えており、
スイツチ19の出力が優先回路20に加えられ
る。優先回路20は、音色選択スイツチ19によ
つて複数音色が選択された場合に1つを優先的に
選択するための回路であり、優先順位はマリンバ
(MR)、マンドリン(MD)、バンジヨー(BJ)、
ギター(GT)の順である。優先回路20から出
力されたマリンバ選択信号MRとマンドリン選択
信号MDはオア回路21に加えられる。オア回路
21の出力がツインマレツト選択信号TMとして
利用される。 優先回路20の出力にもとづいて各種の音色制
御信号HS,SS,WS,,,が発生
される。信号HSはマンドリン選択信号MDにも
とづいて得られる。信号SSはマリンバ選択信号
MRとギター選択信号GTとを入力したオア回路
22から得られる。信号WSはすべての選択信号
MR〜GTを入力したオア回路23から得られる。
信号はマリンバ選択信号MRとマンドリン
選択信号MDとを入力したノア回路24から得ら
れる。信号はマンドリン選択信号MDを反転
したものである。信号はギター選択信号GT
を反転したものである。すなわち、信号は
マンドリンあるいはマリンバのどちらもが選択さ
れていないことを表わし、信号はマンドリン
が選択されていないことを表わし、信号はギ
ターが選択されていないことを表わす。 基準データ“1111”の検出 復調回路25及びタイミング信号発生回路26
の詳細例は第3図に示されている。データ多重化
回路13から供給されたデータKC1〜KC4は復
調回路25に加わり、遅延フリツプフロツプ群3
0を介して1ビツトタイム遅延される。遅延フリ
ツプフロツプ群30の各遅延フリツプフロツプは
1ビツトタイム(例えば1μs)の周期をもつ2相
のクロツクパルスφ1,φ2によつて駆動される。
遅延フリツプフロツプ群30から出力されたデー
タKC1〜KC4はアンド回路31に入力されると
共に、データKC1はオア回路32を経てラツチ
回路34及び遅延フリツプフロツプ35に、デー
タKC2はオア回路33を経てラツチ回路34及
び遅延フリツプフロツプ36に、データKC3及
びKC4はラツチ回路34と遅延フリツプフロツ
プ37,38に、夫々入力される。 データKC1〜KC4をすべて入力したアンド回
路31は基準データ“1111”を検出するためのも
のである。遅延フリツプフロツプ群30から出力
される多重データKC1〜KC4のタイムスロツト
を第4図aに示す。このタイムスロツトは第2図
のタイムスロツトに対応している。参考のため、
2相クロツクパルスφ1,φ2を第4図bに示す。
第2図から明らかなように、多重データKC1〜
KC4のタイムスロツト「1」において基準デー
タ“1111”が送出されるようになつているので、
アンド回路31の出力が“1”となつたときがタ
イムスロツト「1」である。アンド回路31の出
力“1”は基準パルス信号SY′(第4図c参照)
として、タイミング信号発生回路26に供給され
る。 タイミング信号発生回路26では、基準パルス
信号SY′の入力にもとづて以後のタイムスロツト
「2」乃至「54」を判断し、3ビツトタイム周期
の制御用クロツクパルス3Y1,φA,φBと、楽
音発生回路15の各チヤンネルにキー情報類を分
配するための制御パルスSP1〜SP7、等を発生
する。 制御用クロツクパルス3Y1,φA,φBの発生 タイミング信号発生回路26(第3図)におい
て、基準パルス信号SY′はオア回路39を介して
遅延フリツプフロツプ40に加わる。遅延フリツ
プフロツプ40の出力は遅延フリツプフロツプ4
1に加わる。両フリツプフロツプ40,41の出
力はノア回路42を介してオア回路39に戻され
る。また、オア回路39の出力は遅延フリツプフ
ロツプ43に入力される。遅延フリツプフロツプ
40,41,43はクロツクパルスφ1,φ2によ
つて駆動される。オア回路39に基準パルス信号
SY′が供給されるタイムスロツト「1」から2ビ
ツトタイム後のタイムスロツト「3」において遅
延フリツプフロツプ41の出力が“1”となり、
3ビツトタイム後のタイムスロツト「4」におい
て遅延フリツプフロツプ40,41の出力が共に
“0”となつてノア回路42の出力が“1”とな
る。ノア回路42の出力“1”はオア回路39に
戻されるので、オア回路39の出力は3ビツトタ
イム周期で“1”となる。従つて、オア回路39
の出力である制御パルス3Y1は第4図d、遅延
フリツプフロツプ43の出力である制御用クロツ
クパルスφAは同図e、遅延フリツプフロツプ4
1の出力である制御用クロツクパルスφBは同図
f、に示すように3ビツトタイム周期で夫々発生
される。 キー情報類の復調 第3図の復調回路25において、ラツチ回路3
4はノートコードN1〜N4、ブロツクコードB
1〜B3、キーオン信号KO1,KO2に対応す
る9個のラツチ位置を有しており、ラツチ制御
(ストローブ)入力sにはアンド回路44の出力
が与えられる。アンド回路44の入力には前記制
御用クロツクパルスφB及びクロツクパルスφ2
供給される。従つて、アンド回路44からはクロ
ツクパルスφBをそのパルス発生タイムスロツト
の前半(クロツクパルスφ2のパルス幅に対応)
でのみ選択したパルスφB′が得られる。このパル
スφB′の発生タイミングはパルスφBと同じであ
り、パルス幅が異なる。 ラツチ回路34は、データKC1〜KC4として
3ビツトタイムの間に時分割的に供給される1チ
ヤンネル分のキー情報類N1〜N4,B1〜B
3、KO1,KO2をパルスφB′のタイミングで同
時にラツチするためのものである。そのため、デ
ータKC1〜KC4を遅延フリツプフロツプ35〜
38,45で適宜ずらしたものをラツチ回路34
の各ラツチ位置のデータ入力端Dに入力するよう
にしている。 第2図と第4図から判るように、パルスφB
(φB′)はデータKC1〜KC4としてノートコー
ドN1〜N4が供給されるタイムスロツト「6」,
「9」,「12」……に同期して発生される。そこで、
ノートコードN1〜N4の各ビツトに対応するラ
ツチ位置には遅延フリツプフロツプ群30から出
力されたデータKC1〜KC4の各ビツトを直接入
力する。同じチヤンネルのブロツクコードB1〜
B3及び第1キーオン信号KO1はノートコード
N1〜N4の1ビツトタイム前のタイムスロツト
においてデータKC1〜KC4の形で供給される。
そこで、データKC1〜KC4の各ビツトを遅延フ
リツプフロツプ35,36,37,38で1ビツ
トタイム遅延したものを、ブロツクコードB1〜
B3及び第1キーオン信号KO1に夫々対応する
ラツチ位置に入力する。また、同じチヤンネルの
第2キーオン信号KO2はブロツクコードB1の
1ビツト前のタイムスロツトにおいてデータKC
1の形で供給される。従つて、遅延フリツプフロ
ツプ35で遅延したデータKC1を遅延フリツプ
フロツプ45で更に1ビツトタイム遅延したもの
を、第2キーオン信号KO2に対応するラツチ位
置に入力する。 従つて、ラツチ制御パルスφB′が発生したと
き、ラツチ回路34のデータ入力側には同じチヤ
ンネルのノートコードN1〜N4、ブロツクコー
ドB1〜B3、キーオン信号KO1,KO2が同
時に供給されているので、これらキー情報類N1
〜N4,B1〜B3,KO1,KO2が同時にラ
ツチされる。ラツチ回路34の記憶内容はラツチ
制御パルスφB′に従つて3ビツトタイム毎に書替
えられる。データKC1〜KC4のチヤンネルも3
ビツトタイム毎に変化する(第2図参照)ので、
ラツチ回路34の記憶内容は3ビツトタイム毎に
逐次別のチヤンネルのキー情報類N1〜N4,B
1〜B3,KO1,KO2に書替えられる。 第2図に示した各タイムスロツト「1」〜
「54」におけるデータKC1〜KC4の状態を簡略
化して第4図gに示す。同図でch1〜ch7はチ
ヤンネルを表わす。第4図hは各タイムスロツト
においてラツチ回路34から出力されるキー情報
類N1〜KO2が割当てられているチヤンネルを
示したものである。例えば、タイムスロツト
「6」において発生されたラツチ制御パルスφB
によつてチヤンネルch1に割当てられている押
圧鍵のキー情報類N1〜N4,B1〜B3,KO
1,KO2がラツチ回路34に読み込まれ、これ
がタイムスロツト「6」から「8」までの間、該
ラツチ回路34から出力され続ける。次のタイム
スロツト「9」において発生されたラツチ制御パ
ルスφB′によつてチヤンネルch2に割当てられて
いる押圧鍵のキー情報類N1〜N4,B1〜B
3,KO1,KO2がラツチ回路34に読み込ま
れ、タイムスロツト「9」から「11」までの間、
該ラツチ回路34から出力され続ける。以後、第
4図hに示す通りに、ラツチ回路34から出力さ
れるキー情報類N1〜B3,KO1,KO2のチ
ヤンネルが変化する。 復調回路25において、遅延フリツプフロツプ
35〜38の前段階に設けられているオア回路3
2,33、アンド回路47、インバータ48,4
9から成る回路は、C音のノートコードN1〜N
4を本来の値“1111”に戻すための回路である。
前述のように、基準データ“1111”との混同を避
けるためにC音のノートコードN4〜N1は
“1100”という値に変更されて供給されるので、
下位のデータKC1及びKC2をインバータ48及
び49で反転した信号及び上位のデータKC3,
KC4を5入力型のアンド回路47に入力し、C
音の変更コード“1100”が到来したことを該アン
ド回路47で検出する。このアンド回路47の残
りの入力には前記パルスφBが加わつており、ノ
ートコードN1〜N4が供給されるタイムスロツ
トにおいてのみ上述の検出動作が可能になるよう
になつている。C音の変更コード“1100”が検出
されると、アンド回路47の出力は“1”とな
り、これがオア回路32,33を経由してラツチ
回路34のノートコードN1,N2に対応するラ
ツチ位置に入力される。 ラツチ回路34から出力されるノートコードN
1〜N4及びブロツクコードB1〜B3は、第5
図に詳細を示すオクターブ変換回路27に供給さ
れる。また、ノートコードN1〜N4、ブロツク
コードB1〜B3、第1キーオン信号KO1は第
6図に詳細を示す特定音(最高音)検出回路28
に供給される。更に、第1キーオン信号KO1、
第2キーオン信号KO2は第14図に詳細を示す
ツインマレツト制御部16に供給される。 オクターブ変換について 第5図のオクターブ変換回路27において、復
調回路25のラツチ回路34(第3図)から供給
されるノートコードN1〜N3はデコーダ114
に入力される。同じくラツチ回路34から供給さ
れるブロツクコードB1〜B3は加算器116に
供給され、その加算出力がデコーダ118に入力
される。加算器116はブロツクコードB1〜B
3の値を変更することによりオクターブ音域を切
換えるためのものである。 デコーダ114は、入力された下位3ビツトの
ノートコードN1〜N3の値に応じて下記第3表
に示すようにノート信号n1〜n7を生じる。デ
コーダ114から出力されるノート信号n1〜n
7は楽音発生回路15に供給される。各タイムス
ロツトにおけるノート信号n1〜n7のチヤンネ
ルは第4図hに示す通りである。尚、F#とCに
対応する信号n7はアンド回路119でゲートさ
れたものが供給される。また、ノート信号n1〜
n7のみでは音名の区別に不十分なのでノートコ
ードの最上位ビツトN4も楽音発生回路15に供
給される。
【表】 ノア回路120は最低オクターブのC音を検出
するための回路で、ブロツクコードB1,B2,
B3が入力されている。ブロツクコードB1,B
2,B3がすべて“0”のときノア回路120は
出力“1”を生じる。前掲の第2表から明らかな
ように、ブロツクコードB1,B2,B3がすべ
て“0”の音は最低オクターブのC音のみである
ので、最低のC音に対応してノア回路120の出
力が“1”となる。このノア回路120の出力が
“1”は最低C音を表わす信号CLとして楽音発生
回路15に供給される。また、ノア回路120の
出力が“1”になるとインバータを介してアンド
回路119が不動作となり、Cのノートコードの
デコード出力n7が禁止される。またオア回路1
21にノア回路120から“1”が与えられ、ブ
ロツクコードB3,B2,B1は“001”に変換
される。これは、楽音発生回路15において、信
号CLによつて選択されるC音の音源クロツクの
方が信号n7によつて選択されるC音の音源クロ
ツクよりも1オクターブ低いので、CLに対応す
るブロツクコードB1〜B3を1オクターブ上げ
る修正を行なつたのである。 加算器116の最下位ビツトには音色選択部1
7(第1図)から信号TMが入力される。この信
号TMはマリンバMRあるいはマンドリンMDに
対応するものであり、これらの音色が選択された
場合は演奏音域が1オクターブ上げられる。 デコーダ118は加算器116から供給される
3ビツトのブロツクコードB1〜B3をデコード
し、そのオクターブ音域を表わすオクターブ信号
OC1〜OC7を出力する。デコーダ118の入力
と出力との関係を第4表に示す。
【表】 デコーダ118から出力されたオクターブ信号
OC1〜OC7は楽音発生回路15に供給される。
各タイムスロツトにおけるオクターブ信号OC1
〜OC7のチヤンネルは第4図hに示す通りであ
る。 制御パルスの発生 第3図に示すタイミング信号発生回路26から
は、楽音発生回路15の各発音チヤンネルch1
〜ch7に対応する制御パルスSP1〜SP7が発生
される。制御パルスSP1〜SP7は、デコーダ1
14(第5図)からのノート信号n1〜n7及び
ノートコードN4とデコーダ118からのオクタ
ーブ信号OC1〜OC7を楽音発生回路15内の各
発音チヤンネルch1〜ch7に分配するための制
御信号である。 第3図のタイミング信号発生回路26におい
て、ラツチ回路113のデータ入力Dには基準パ
ルスSY′が加わる。アンド回路125にはオア回
路39から発生されるパルス3Y1(第4図d)
と、クロツクパルスφ2が入力される。このアン
ド回路125の出力が、ラツチ回路113のスト
ローブ入力Sに与えられる。従つて、ラツチ回路
113の記憶内容は、パルス3Y1が発生するタ
イムスロツト「1」,「4」,「7」……毎に(3ビ
ツトタイム毎に)書換えられる。従つて、ラツチ
回路113にはタイムスロツト「1」,「2」,
「3」の間“1”が記憶される。 ラツチ回路113の出力は、2相クロツクパル
スφA,φBによつて駆動される遅延フリツプフロ
ツプ126で3ビツトタイム遅延され、信号CL
1(第4図i参照)が得られる。信号CL1はチ
ヤンネルch1のデータ送出タイミングの直前に
発生される。 信号CL1はシフトレジスタ135及びフリツ
プフロツプ139のセツト入力sに入力される。
シフトレジスタ135は7ステージ/1ビツトで
あり、2相クロツクパルスφA,φBによつて3ビ
ツトタイム毎に駆動される。シフトレジスタ13
5の各ステージの出力はアンド回路群137にて
クロツクパルスφAのタイミングでゲートされる。
このアンド回路群137の出力が制御パルスSP
1〜SP7である。各制御パルスSP1〜SP7の発
生タイミングを第4図j示す。各制御パルスSP
1〜SP7は各チヤンネルch1〜ch7のノート信
号n1〜n7等の送出タイミングに一致している
ことが第4図h,jから判る。 シフトレジスタ135の最終ステージの出力は
終了信号SPFとして、特定音(最高音)検出回路
28(第6図)に供給される。信号SPFの発生タ
イミングを第4図kに示す。この信号SPFは、各
チヤンネルのキーコード類N1〜N4,B1〜B
3,KO1,KO2の送出が一通り終了したこと
を表わしている。 フリツプフロツプ139のリセツト入力Rには
シフトレジスタ135の最終ステージの出力SPF
が加わる。フリツプフロツプ139の出力Qは、
クロツクパルスφA,φBによつて駆動される遅延
フリツプフロツプ141に加えられ、該遅延フリ
ツプフロツプ141からデータ送出期間を表わす
信号SPTが得られる。第4図lに示すように信
号SPTは各チヤンネルch1〜ch7のデータ送出
タイミング(第4図h)に一致して発生する。 特定音(最高音)検出について 第6図に示す特定音検出回路28は最高音を検
出するように構成されているもので、復調回路2
5のラツチ回路34(第3図)から供給されるノ
ートコードN1〜N4、ブロツクコードB1〜B
3、第1キーオン信号KO1を8ビツトのデイジ
タル数値信号と見なし、各チヤンネルのコード類
N1〜KO1の値の大小を逐次比較することによ
り最大値のコード類N1〜KO1(つまり最高
音)を検出する。各ビツトの重みは、KO1を
MSBとし、以下B3,B2,B1,N4,N3,
N2の順とし、N1をLSBとする。このように
すれば、前掲の第1表、第2表から明らかなよう
にコードB3,B2,B1,N4,N3,N2,
N1の値の大小と音の高低とが対応することにな
る。また、第1キーオン信号KO1(押鍵中は持
続的に“1”となる)をMSBとすることにより、
押鍵中の音が離鍵中の音よりも優先するようにな
つている。 ラツチ回路34(第3図)から供給されたノー
トコードN1〜N4、ブロツクコードB1〜B
3、キーオン信号KO1は、比較回路143,1
44の一方入力A及びラツチ回路145のデータ
入力Dに供給される。比較回路143は各チヤン
ネルのコードN1〜KO1の大小を逐次比較する
ためのものである。ラツチ回路145は比較回路
143の比較結果にもとづいて大きい方のコード
N1〜KO1を一時記憶するためのもので、全チ
ヤンネルの比較が一通り終了したときラツチ回路
145に記憶されているコード*N1〜*KO1
が最大値つまり押鍵音(または発生音)中の最高
音の情報である。 ラツチ回路145の記憶コード*N1〜*N
4,*B1〜*B3,*KO1が比較回路143
の入力Bに加えられる比較回路143は入力Aと
Bを比較し、A>Bのとき、つまり、ラツチ回路
145の記憶コード*N1〜*KO1よりも復調
回路25からのコードN1〜KO1の方が大きい
とき、信号“1”をオア回路146に出力する。
オア回路146の出力はアンド回路147を介し
てラツチ回路145のストローブ入力Sに加わ
る。アンド回路147の他の入力にはパルス3Y
1(第4図d)が加えられる。オア回路146の
他の入力には第3図の遅延フリツプフロツプ12
6から供給される信号CL1が遅延フリツプフロ
ツプ148を介して供給される。 信号CL1は第4図iに示すように発生される
ので、これを3ビツトタイム遅延すると、第4図
に示すタイムスロツト「6」,「7」,「8」の時に
遅延フリツプフロツプ148から“1”が出力さ
れ、オア回路146を介してアンド回路147に
加わる。従つて、パルス3Y1が発生するタイム
スロツト「7」のときアンド回路147から
“1”が出力され、ラツチ回路145ではデータ
入力Dに加えられているコードN1〜KO1を記
憶する。これは第4図hから明らかなように、最
初のチヤンネルch1に割当てられている音のコ
ードN1〜KO1である。こうして、最初は、チ
ヤンネルch1に割当てられている音のコードN
1〜KO1がラツチ回路145に記憶される。 次に、チヤンネルch2のコードN1〜KO1が
現われると、これとラツチ回路145に記憶した
チヤンネルch1のコード*N1〜*KO1とが比
較回路143で比較される。A>Bであれば、ラ
ツチ回路145の記憶コード*N1〜*KO1は
チヤンネルch2のものに書替えられるが、A>
Bでなければ、ラツチ回路145の記憶コード*
N1〜*KO1は書替えられない。こうして、各
チヤンネルのコードN1〜KO1とラツチ回路1
45の記憶コード*N1〜*KO1とが逐次比較
され、より大きい方のコード(*N1〜*KO
1)がラツチ回路145に記憶される。 最後のチヤンネルch7のコードN1〜KO1と
の比較を終えたタイムスロツト「25」のときラツ
チ回路145に記憶されているコード*N1〜*
KO1が、最高音のコードである。この最高音の
コード*N1〜*KO1が現われるタイミングを
第4図mに示す。 ラツチ回路145の出力*N1〜*KO1は、
最高音記憶部149に入力される。最高音記憶部
149は、要するに8個のラツチ位置をもつラツ
チ回路と同じ働きをするもので、8個の遅延フリ
ツプフロツプと、各フリツプフロツプの記憶保持
用アンド回路記憶書換用アンド回路、両アンド回
路の出力をフリツプフロツプに入力するオア回路
を含んでいる。記憶制御用のアンド回路151に
は、ラツチ回路145に記憶されたキーオン信号
*KO1、シフトレジスタ135(第3図)から
の終了信号SPF、及びパルス3Y1が入力され
る。アンド回路151の出力が“1”のときラツ
チ回路145に記憶されている最高音コード*N
1〜*KO1が最高音記憶部149に書込まれ
る。アンド回路151の出力が“0”のときは記
憶部149の記憶が自己保持されるようになつて
いる。 終了信号SPFは第4図kに示すように発生され
る。第4図d,k,mから判るようにタイムスロ
ツト「25」において最高音のコード*N1〜*
KO1を記憶部149に正確に書き込むようにな
つている。尚、ラツチ回路145の記憶コード*
N1〜*KO1が離鍵中の音のものである場合
は、*KO1が“0”であり、アンド回路151
動作せず、最高音記憶部149の記憶は書替えら
れないようになつている。最高音記憶部149の
記憶コードは比較回路144の入力Bに供給され
る。比較回路144はA=Bのとき出力を生じ
る。つまり、記憶部149に記憶されている最高
音コードと各チヤンネルに割当てられている音の
コードN1〜KO1とが一致すると比較回路14
4の出力が“1”となる。この比較回路144の
出力は最高音チヤンネル検出信号TCHとしてツ
インマレツト制御部16に供給される。最高音チ
ヤンネル検出信号TCHは最高音が割当てられて
いるチヤンネルの時間(第4図h参照)において
“1”となる。 重畳分周信号発生部について 楽音発生回路15のための音源クロツクを発生
する手段として、この実施例では重畳分周信号発
生部29(第1図)が使用されている。重畳分周
信号発生部29は、特に詳細を図示していない
が、各音名(C〜B)に個々に対応する12個の重
畳分周信号発生回路を個別に含んでいる。各音名
(C〜B)の重畳分周信号発生回路の出力は、第
1図において29C#,29D……29B,29
Cで示されている。尚、符号29CLは、ライン
29Cに与えられるC音の信号よりも1オクター
ブ低いC音の信号が与えられる出力ラインを示
す。 各出力ライン29C#〜29Cには、その音名
に対応する高周波数のクロツクを順次分周して得
られる複数の分周信号が直列的に時分割多重化さ
れた状態で夫々現われる。同一ラインに直列的に
送出される個々の分周信号はその周波数が夫々2
のn乗の関係(オクターブ関係)となつている。
従つて、或る一つのライン(29C#〜29CL
の信号を見ると、複数ビツトの2進データが直列
的に発生している状態となつている。このような
重畳分周信号発生部の詳細は、特願昭52−71822
号・特開昭54−6518号(発明の名称「周波数信号
発生装置」)の明細書中に開示されている。 重畳分周信号発生部29の各ライン29C#〜
29CLには、当該音名の最高周波数を順次分周
した関係にある(オクターブ関係にある)複数の
分周信号Q1〜Q9のうち少くとも最高周波数の分
周信号Q1の振幅レベルが反転する毎にそのとき
のそれら各分周信号Q1〜Q9の振幅レベル(1ま
たは0)を表わすデータが順番に直列的に出力さ
れる。第7図は重畳分周信号発生部の内部で発生
される或る音名に対応する分周信号Q1〜Q9を示
したもので、Q1の重みを20=1とすると、Q2
重みは21,Q3は22,……Q8は27、Q9は28である。
M1,M2,M3,M4,……は分周信号Q1
Q9を直列的に送出するタイミングを示す。第8
図は1つの送出タイミング(例えばM1)を拡大
した示したもので、1回の送出タイミングはt1
からt9までの9つのタイムスロツトから成る。
1つのタイムスロツトの幅は音源用マスタクロツ
クパルスφ11,φ12によつて設定される。この音源
用マスタクロツクパルスφ11,φ12は各音名の最高
周波数よりもはるかに高い周波数であり、通常は
クロツクパルスφ1,φ2と同一周波数であるが、
ビブラートをかけるときはビブラート周波数に応
じてその周波数が変化する。最高周波数の分周信
号Q1の振幅レベルが1または0に反転すると、
まずタイムスロツトt1が始まり、このタイムス
ロツトt1において基本タイミング信号P0が送
出される。基本タイミング信号P0は“1”であ
り、その直前の少くとも8タイムスロツトの期間
においては、重畳分周信号発生部29の該当出力
ライン(例えば29c)には信号は全く送出され
ない。従つて、出力ライン29Cに信号“0”の
タイムスロツトが8個続いた後“1”が現われる
と、それは基本タイミング信号P0であることす
なわちタイムスロツトt1の到来を表わしてい
る。 タイムスロツトt1の次のタイムスロツトt2
は、最高周波数の分周信号Q1の論理レベルを表
わすデータを送出するために割当てられる。タイ
ムスロツトt3〜t9には分周信号Q2〜Q8の論
理レベルを表わすデータが割当てられる。タイム
スロツトt9が終了すると次のデータ送出タイミ
ングM2まで出力ライン29Cは“0”に保持さ
れる。 他の音名に関しても上述と同様に、P0,Q1
Q2,Q3……Q8の順で各出力ライン29C#乃至
29Bに分周データを直列送出する。尚、C音に
関してはもう1つの出力ライン29CLを有して
いる。この出力ライン29CLには最低オクター
ブのC音のための直列分周データP0,Q2,Q3
…Q9を送出する。この分周データQ2〜Q9は、通
常のC用出力ライン29Cを介して送出される分
周データQ1〜Q8の1/2の重み、すなわち周波数に
して1オクターブ下、の関係にある。 重畳分周信号発生部29から出力される各音名
(C#,D,D#……B,C)に対応する重畳分周
データ(直列分周データ)P0,Q1〜Q8あるいは
P0,Q2〜Q9はライン29C#乃至29C,29
CLを介して楽音発生回路15に供給される。 楽音発生回路の概略 第9図は楽音発生回路15の一例を示す図で、
該回路15は7つの発音チヤンネルch1〜ch7
を並列的に具備している。すなわち、ノートセレ
クタ157、オクターブセレクタ159、楽音波
形発生部161を各チヤンネルch1〜ch7毎に
具えており、更に音色回路163を具えている。
各チヤンネルch1〜ch7のノートセレクタ15
7には、前記重畳分周信号発生部29の出力ライ
ン29C#,29D,29D#,……29B,2
9C,29CLを介して各音名に対応する重畳分
周データが供給され、更に第5図のデコーダ11
4からノート信号n1〜n7及びノートコードの
最上位ビツトN4が夫々供給される。また、ノー
トセレクタ157の各チヤンネルch1〜ch7に
は、タイミング信号発生回路26(第3図)から
の制御パルスSP1〜SP7が各別に供給される。
各チヤンネルch1〜ch7のノートセレクタ15
7では、制御パルスSP1〜SP7及びノート信号
n1〜n7,N4にもとづいて、そのチヤンネル
に割当てられた鍵の音名に対応する重畳分周デー
タを選択する。 ノートセレクタ157で選択された重畳分周デ
ータは、同じチヤンネルのオクターブセレクタ1
59に入力される。オクターブセレクタ159の
各チヤンネルch1〜ch7には、そのチヤンネル
に対応する制御パルスSP1〜SP7が各別に供給
され、かつデコーダ118(第5図)からのオク
ターブ信号OC1〜OC7が供給される。各チヤン
ネルのオクターブセレクタ159では、対応する
ノートセレクタ157で選択された重畳分周デー
タを並列化し、そのビツト位置をオクターブ信号
OC1〜OC7に応じて適宜ずらして、波形メモリ
を読み出すためのアドレス信号を形成する。 各チヤンネルch1〜ch7の楽音波形発生部1
61では、楽音波形メモリ及び開閉回路(エンベ
ロープ付与回路)を具えており、オクターブセレ
クタ159から与えられるアドレス信号AD1〜
AD6に応じて楽音波形メモリから楽音波形サン
プル点振幅を順次読み出し、かつ制御信号類にも
とづいて楽音波形信号にエンベロープを付与す
る。楽音波形発生部161の各チヤンネルch1
〜ch7には、制御パルスSP1〜SP7が各別に供
給されると共に、音色選択部17(第1図)から
の信号〜HS及びツインマレツト制御部16
(第1図)からの信号KO2S,DSが供給される。 ノートセレクタとオクターブセレクタ 第10図はノートセレクタ157とオクターブ
セレクタ159の詳細を示す図で、第1チヤンネ
ルch1のもののみ詳細を示し、他のチヤンネル
ch2〜ch7の詳細図示は省略したが、これらは
すべて図示された第1チヤンネルch1のものと
同一構成である。以下、第1チヤンネルch1に
ついて第10図を参照して説明する。 オクターブ変換回路27(第5図)のデコーダ
114から供給されるノート信号n1,n2,n
3,n5,n6及びアンド回路119を介して供
給されるノート信号n7、及びノア回路120か
ら供給される最低音のCを表わす信号CL、及び
ラツチ回路34(第13図)から供給されるノー
トコードの最上位ビツトN4は、ノートセレクタ
157のラツチ回路165に入力される。第1チ
ヤンネルch1のラツチ回路165のストローブ
入力Sには、タイミング信号発生回路26のアン
ド回路群137(第3図)から制御パルスSP1
が供給される。このパルスSP1はタイムスロツ
ト「8」(第4図)に同期して発生する。前述の
ようにタイムスロツト「6」「7」「8」の3μsの
間は復調回路25(第3図)のラツチ回路34か
らチヤンネルch1に割当てられた音のノートコ
ードN1〜N4、ブロツクコードB1〜B3、キ
ーオン信号KO1,KO2が出力されているので、
前記パルスSP1の発生タイミングで第1チヤン
ネルch1に割当てられた音の音名を表わす信号
n1〜n7,N4,CLがラツチ回路165にラ
ツチされる。このラツチ回路165は3μs幅で時
分割的に供給される各チヤンネルの信号n1〜n
7,N4,CLのうち対応するチヤンネルのもの
をとり出して持続信号化するための回路である。 ラツチ回路165の出力は重畳分周データ選択
用のアンド回路166〜178に入力される。ア
ンド回路166〜177の他の入力には、重畳分
周信号発生部29からライン29C#,29D…
…29B,29Cを経て各音名C#〜Cに対応す
る重畳分周データP0,Q1〜Q8が図示するように
各別に入力される。また、アンド回路178の他
の入力にはライン29CLを介して最低音のCに
対応する重畳分周データP0,Q2〜Q9が入力され
る。ラツチ回路165から出力されるノートコー
ドの最上位ビツトN4はアンド回路166,16
8,170,172,174,176に入力さ
れ、そのチヤンネルに割当てられた音の音名が
G,G#,A,A#,B,Cのいずれかのときこ
れらのアンド回路166,168,170,17
2,174,176に“1”を加える。ラツチ回
路165から出力される信号N4をインバータ1
79で反転した信号はアンド回路167,16
9,171,173,175,177に入力され
て、そのチヤンネルに割当てられた音の音名が
C#,D,D#,E,F,F#のいずれかのとき
これらのアンド回路167,169,171,1
73,175,177に“1”を供給する。ラツ
チ回路165から出力される信号n1はアンド回
路166及び167に、n2はアンド回路168
及び169に、n3はアンド回路170及び17
1に、n5はアンド回路172及び173に、n
6はアンド回路174及び175に、n7はアン
ド回路176及び177に、夫々供給される。従
つて、アンド回路166乃至177はノート信号
n1〜n7とビツトN4との組合せに応じてその
中の1つのアンド回路が動作可能となり、C〜B
の12音名の重畳分周データのうちの1つの音名の
重畳分周データを選択する。ラツチ回路165か
ら出力される最低音のCを表わす信号CLはアン
ド回路178に供給される。従つて、そのチヤン
ネルに割当てられた音が最低音のCである場合は
アンド回路178が動作可能となり、CL専用の
重畳分周データP0,Q2〜Q9を選択する。各アン
ド回路166〜178の出力はオア回路180を
経由してそのチヤンネルch1に対応するオクタ
ーブセレクタ159のシフトレジスタ181に供
給される。 各チヤンネルch1〜ch7のノートセレクタ1
57において唯一つ異なる点は、ラツチ回路16
5のストローブ入力Sに、自己のチヤンネルに対
応するパルスSP1〜SP7が供給されるようにな
つている点である。これにより、各チヤンネル
ch1〜ch7のノートセレクタ157において自
己のチヤンネルに割当てられた音の音名に対応す
る重畳分周データを夫々選択することができる。 オクターブセレクタ159は、ノートセレクタ
157で選択された単一音名の重畳分周データ
(P0,Q1〜Q8またはP0,Q2〜Q9)を入力し、こ
れを並列データに置換えると共にオクターブ信号
OC1〜OC7に応じてそのビツト位置を適宜シフ
トする。ノートセレクタ157のオア回路180
を介して供給される重畳分周データP0,Q1〜Q8
(またはP0,Q2〜Q9)は直列入力・並列出力・直
列シフト型で9ステージ/1ビツトのシフトレジ
スタ181の第1ステージS1に入力され、第1ス
テージS1から第9ステージS9に向けて逐次シフト
される。従つて、シフトレジスタ181の各ステ
ージの出力端からは重畳分周データP0,Q1〜Q8
(またはQ2〜Q9)を並列化した信号が得られる。
重畳分周データは基本タイミング信号P0の発生
タイミング毎に間歇的に供給されるので、シフト
レジスタ181で並列化したデータをラツチ回路
182でラツチして持続的な信号となるようにし
ている。 ラツチ回路182にラツチされた分周データ
Q1〜Q9は楽音波形メモリの記憶波形を読み出す
ためのアドレス信号として使用される。 シフトレジスタ181は重畳分周信号発生部2
9で使用するクロツクパルスφ11,φ12と同一のク
ロツクパルスによつて動作される。重畳分周デー
タはP0,Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6,Q7,Q8
順にシフトレジスタ181に読み込まれる。タイ
ミングt1′のときに先頭の基本タイミング信号P0
がシフトレジスタ181の第1ステージS1に読み
込まれたとし、以後タイミングt9′に至るまでの
シフトレジスタ181の各ステージS1〜S9のデー
タ内容を第11図aに示す。 シフトレジスタ181の第1ステージS1の反転
出力1及び第2ステーージS2から第9ステージS9
までの出力信号はノア回路183に入力される。
このノア回路183は基本タイミング信号P0
検出するためのもの(すなわち分周データQ1
Q8の到来を検出するためのもの)である。また、
シフトレジスタ181の第3ステージS3から第9
ステージS9までの出力はアンド回路184〜19
0に夫々入力されている。このアンド回路184
〜190はシフトレジスタ181で並列化された
分周データQ1〜Q8(またはQ2〜Q9)のビツト位
置をオクターブ信号OC1〜OC7に応じた量だけ
シフトするためのものである。このシフト制御の
後、並列分周データQ1〜Q8(またはQ2〜Q9)が
ラツチ回路182にラツチされる。 第5図のオクターブ変換回路27から時分割的
に供給されるオクターブ信号OC1〜OC7はラツ
チ回路191のデータ入力Dに与えられる。この
ラツチ回路191のストローブ入力Sには、ノー
トセレクタ157のラツチ回路165と同様に、
第1チヤンネルch1に対応するパルスSP1が供
給される。勿論、他のチヤンネルch2〜ch7に
対応するオクターブセレクタ159のラツチ回路
191には、自己のチヤンネルに対応するパルス
SP2〜SP7が夫々供給される。第1チヤンネル
ch1に割当てられた音のオクターブ信号OC1〜
OC7(このうちいずれか1つが“1”であり、
他は“0”である)がラツチ回路191に入力さ
れているときにパルスSP1が発生し、この第1
チヤンネルch1に割当てられた音のオクターブ
信号OC1〜OC7を当該チヤンネルch1のラツチ
回路191にラツチする。他のチヤンネルch2
〜ch7に割当てられたオクターブ信号OC1〜OC
7も同様にしてパルスSP2〜SP7にもとづいて
各チヤンネルch2〜ch7のオクターブセレクタ
159内のラツチ回路191に夫々ラツチされ
る。 ラツチ回路191にラツチされたオクターブ信
号OC1〜OC7は、高い方のオクターブ信号OC
7から順にアンド回路184乃至190に入力さ
れる。この場合、オクターブ信号OC1〜OC7
は、そのチヤンネルに割当てられた音のオクター
ブ音域に対応するもののみが“1”となるので、
“1”となつている単一のオクターブ信号(OC1
〜OC7の1つ)に対応する単一のアンド回路
(184〜190のうち1つ)だけが動作可能と
なる。そして、その動作可能となつているアンド
回路(184〜190のうち1つ)に対応するシ
フトレジスタ181のステージ(S3〜S9のうち1
つ)に基本タイミング信号P0がシフトされてき
たとき当該アンド回路(184〜190のうち1
つ)が動作し、オア回路192に信号“1”が加
わる。 シフトレジスタ181に重畳分周データQ1
Q8(またはQ2〜Q9)が到来したことは次のように
して検出される。 分周データQ1〜Q8(またはQ2〜Q9)は必らず
基本タイミング信号P0の後で送出されるので、
基本タイミング信号P0が現われる直前の少くと
も8ビツトタイムの間は信号は現われない(“0”
である)。従つて、シフトレジスタ181の第1
ステージS1に基本タイミング信号P0が読み込ま
れたとき、その直前8ビツトタイムの信号状態を
表わす第2ステージS2から第9ステージS9の出力
はすべて“0”である。このときを第11図にお
いてタイミングt1′で示す。シフトレジスタ18
1の第1ステージS1に基本タイミング信号P0
読み込まれることによつて、該第1ステージS1
反転出力1は“0”となる。ノア回路183には
第1ステージ反転出力1及び第2ステージS2から
第9ステージS9の出力が入力されているので、タ
イミングt1′の時点で出力“1”を生じる。 ノア回路183の出力“1”はセツト―リセツ
ト型フリツプフロツプ193のセツト入力Sに加
わる。これにより、第11図bに示すようにフリ
ツプフロツプ193はセツト状態となり、そのセ
ツト側出力信号は遅延フリツプフロツプ194で
第11図cに示すように1ビツトタイム遅延され
た後アンド回路195に加わる。こうして、アン
ド回路195が動作可能な状態に設定される。 前述のアンド回路184乃至190の出力はオ
ア回路192を介してアンド回路195の他の入
力に加わると共に、フリツプフロツプ193のリ
セツト入力Rに加わる。基本タイミング信号P0
は常に分周データQ1〜Q8(またはQ2〜Q9)に先
行しているので、この基本タイミング信号P0
もとづいてアンド回路184乃至190から出力
“1”が生じたときに最初のリセツト信号がフリ
ツプフロツプ193に加わり、該フリツプフロツ
プ193がリセツトされる。同時にアンド回路1
95の条件が成立し、クロツクパルスφ12のタイ
ミングでアンド回路195の出力“1”がラツチ
回路182のストローブ入力sに加わる。フリツ
プフロツプ193がリセツトされると、その1ビ
ツトタイム後に遅延フリツプフロツプ194の出
力が“0”となり、それ以後にオア回路192か
ら出力“1”が生じてもアンド回路195は動作
しない。従つて、アンド回路195からラツチ回
路182に加わるストローブパルスSTBは1ビ
ツトタイムの間だけ生じる。 このストローブパルスSTBが生じるタイミン
グはオクターブ信号OC1〜OC7によつて定ま
る。 まず、オクターブ信号OC7が“1”のときは、
基本タイミング信号P0がシフトレジスタ181
の第3ステージS3に入つたときアンド回路184
が動作し、タイミングt3′のときにストローブパ
ルスSTBが生じる(第11図d)。そのとき、シ
フトレジスタ181のステージS1,S2には分周デ
ータQ2,Q1が入つている(第11図a参照)。従
つて、これら分周データQ2,Q1がラツチ回路1
82に読み込まれる。 ラツチ回路182は6つのラツチ位置P1〜P
6を有しており、P6が最上位ビツト、P1が最
下位ビツトのウエイトに対応する。シフトレジス
タ181の第1ステージS1乃至第6ステージS6
出力がラツチ回路182のラツチ位置P6〜P1
に入力される。ラツチ回路182の各ラツチ位置
P1〜P6の出力をAD1,AD2,AD3,AD
4,AD5,AD6で示す。AD6が最上位ビツ
ト、AD1が最下位ビツトである。 分周データQ1〜Q8(またはQ2〜Q9)の先頭に
現われるのはデータQ1(またはQ2)である。この
データQ1(またはQ2)が入つているシフトレジス
タ181のステージの次のステージには基本タイ
ミング信号P0が入つている。基本タイミング信
号P0は重畳分周データの所在タイミングを示す
ものであり、分周データQ1〜Q8(またはQ2〜Q9
のみを並列化してラツチする場合には本来不要で
あるが、この実施例では、基本タイミング信号
P0もラツチ回路182にラツチするようにして
いる。従つて、タイミングt3′にストローブパル
スSTBが発生した場合は、ラツチ回路182の
ラツチ位置P6,P5,P4にデータQ2,Q1
P0がラツチされる。 基本タイミング信号P0を先頭に重畳分周デー
タQ1〜Q8(またはQ2〜Q9)がオクターブセレク
タ159に到来する毎にストローブパルスSTB
が発生し、ラツチ回路182の記憶が書替えられ
る。ラツチ回路182の出力信号AD6〜D1の
値は各分周データQ1〜Q8(またはQ2〜Q9)の論
理値が変わる毎に変化する。こうして、ラツチ回
路182からは分周データQ1〜Q8(またはQ2
Q9)を並列持続化し、かつオクターブ信号OC1
〜OC7に応じてそのビツト位置をシフトした2
進信号AD6〜AD1が得られる。 オクターブ信号OC6が“1”のときはアンド
回路185が動作可能となり、タイミングt4′(第
11図)のときにストローブパルスSTBが発生
する。オクターブ信号OC5が“1”のときはタ
イミングt5′、OC4が“1”のときはタイミング
t6′、OC3が“1”のときはタイミングt7′、OC2
が“1”のときはタイミングt8′、OC1が“1”
のときはタイミングt9′、において夫々ストロー
ブパルスSTBが発生する。 従つて、オクターブ信号OC1〜OC7に対応し
てラツチ回路182にラツチされる分周データ
Q1〜Q8(またはQ2〜Q9)の状態、すなわちラツ
チ回路182の出力信号AD6〜AD1の状態は
下記のようになる。
【表】 楽音波形発生部について 第12図は楽音波形発生部161の詳細を示す
図で、第1チヤンネルch1のみ示したが、他の
チヤンネルch2〜ch7も同一構成である。但し、
ラツチ回路240のストローブ入力Sには自己の
チヤンネルch1〜ch7に対応する制御パルスSP
1〜SP7が入力される。ラツチ回路240の2
つのデータ入力Dにはツインマレツト制御部16
(第1図)から信号KO2SとDSが夫々時分割的
に加えられており、自己のチヤンネルに割当てら
れた音の信号KO2SとDSをラツチして持続信号
とする。 第12図において、同じチヤンネルch1のオ
クターブセレクタ159から供給されたアドレス
信号AD1〜AD6の最上位ビツトAD6はアンド
回路250に入力され、AD2〜AD6は方形波
変換ロジツク249に入力される。また、下位5
ビツトAD1〜AD5とアンド回路250の出力
*AD6はグレイコード変換用の排他オア回路群
199に入力される。アンド回路250の他の入
力には音色選択部17(第1図)からマンドリン
選択信号MDの反転信号が加えられる。従つ
て、アンド回路250の出力*AD6は、マンド
リン以外の音色(マリンバ、バンジヨー、ギタ
ー)が選択されている場合はAD6と同じであ
り、マンドリンが選択されている場合は常に
“0”である。 修正されたアドレス信号*AD6,AD5〜AD
1を構成する分周データQ1〜Q9の内容は、マン
ドリン以外の音色が選択されている場合は前掲の
第5表と全く同じである。マンドリンが選択され
ている場合は第5表のAD6の欄がすべて“0”
となる。 6ビツトのアドレス信号*AD6,AD5〜AD
1は“000000”(10進の0)から“111111”(10進
の63)までのアドレスに対応して繰返し変化す
る。この変化の速度は、各ビツト*AD6,AD
6,AD5〜AD1に割当てられた分周データQ1
〜Q8の重み(つまりオクターブ;第5表参照)
と、その分周データ自体の変化速度(つまり音名
周波数)とによつて定まる。尚、第5表から明ら
かなように、第4,OC4〜第7,OC7オクター
ブにおいては飛越されるアドレスもある。 5個の排他オア回路から成る排他オア回路群1
99はアドレス信号*AD6,AD5〜AD1をグ
レイコードGC5〜GC1に変換するための回路で
あり、各排他オア回路にはアドレス信号*AD
6,AD5〜AD1の隣同士のビツトが夫々入力
される。グレイコード化された信号GC1〜GC5
及び信号*AD6から成る6ビツトの信号の内容
を各オクターブOC1〜OC7に対応して第6表に
示す。
【表】 第6表において、記号は排他オア論理を示
す。例えば、Q1Q2は分周データQ1とQ2
の排他オア論理によつて当該ビツトの値が定まる
ことを表わしている。第6表を参照すれば判よう
に、第4乃至第7オクターブに関してはQ1と
“1”の排他オア論理が有る。この値はQ1が
“1”であれば“0”,“0”であれば“1”であ
るので、1(Q1の反転信号)となる。また、
第5乃至第7オクターブに関しては“1”と
“0”の排他オア論理が有る。この値は常に“1”
である。また、“0”と“0”の排他オア論理は
常に“0”である。また、が“0”のときと
“1”のときとでは、信号*AD6及び排他オア
論理の解GC5が第6表に示すように異なる。 グレイコード化された信号GC5〜GC1及びア
ドレス信号の最上位ビツト*AD6はゲート部2
00に入力される。ゲート部200のゲート制御
入力には第1図の音色選択部17から音色制御信
号が与えられる。この信号が“1”
のとき、ゲート制御ライン202の信号が“1”
となり、所定のアンド回路が動作可能となつて、
上位5ビツトの信号*AD6,GC5〜GC2がゲ
ート部200で選択され、デコーダ201に入力
される。信号が“0”のとき、インバータ
248を介してゲート制御ライン203に“1”
が与えられ、下位5ビツトのグレイコード化信号
GC5〜GC1がゲート部200で選択され、デコ
ーダ201に入力される。 デコーダ201は5ビツトの入力をその10進数
値に対応してデコードし、そのデコード出力によ
つて楽音波形メモリ205を読み出す。楽音波形
メモリ205は、抵抗分圧回路とその各分圧点
V0〜V31の出力を取り出すためのゲートとを具え
ており、デコーダ201の出力に応じて1つのゲ
ートが導通し、その分圧点V0〜V31の電圧が楽音
波形サンプル点振幅電圧としライン206に導き
出される。 楽音波形メモリ205には一種類の波形しか記
憶されていないが、この実施例ではその各アドレ
ス(分圧点V0〜V31)の読み出し順序を変えこと
により2種類の波形(鋸歯状波と三角波)を選択
的に読み出すようにしている。ゲート部200は
楽音波形メモリ205から読み出す波形種類を切
換えるために設けられたもので、信号が
“1”のときは「鋸歯状波」、“0”のときは「三
角波」が選択される。つまり、「三角波」は、楽
音波形メモリ205をグレイコード化信号GC5
〜GC1によつて読み出すことにより得られる。
また、「鋸歯状波」はメモリ205を信号*AD
6とグレイコードの上位ビツトGC5〜GC2の組
合せによつて読み出すことにより得られる。 音色制御信号は音色選択部17(第1
図)において、信号MRとMDのノア論理にもと
づいて得られる。従つて、マリンバMRが選択さ
れているときは“0”であり、「三角波」
がメモリ205から読み出される。また、バンジ
ヨーBJあるいはギターGTが選択されているとき
はは“1”であり、「鋸歯状波」がメモリ
205から読み出される。尚、後述のようにマン
ドリンMDが選択されている場合は、が
“0”であつても「鋸歯状波」が読み出されるよ
うになつている。 楽音波形メモリ205に記憶する波形の一例を
第13図aに示す。ライン253を介してメモリ
205の分圧回路にエンベローブ波形電圧が印加
されるようになつている。この電圧を−VEVで示
す。この例では、楽音波形メモリ205の全アド
レス数は32である。しかし、順次アドレス(分圧
点V0〜V31)を読み出すためのデコーダ201の
出力数値の並び順0,1,3,2,6,…8,
24,25…19,17,16は0から31の順には並んでい
ない。このバラツキのある並び順はグレイコード
化した数の順序に対応している。 第13図aに示す記憶波形から第13図bに示
すような鋸歯状波を読み出すには、楽音波形メモ
リ205を一方向に繰返し(記憶波形の通りに)
読み出せばよい。また、第13図cに示すような
三角波形を読み出すには、メモリ205の順次ア
ドレス(分圧点V0〜V31)を折返して読み出せば
よい。 前記第5表から明らかなように、第1乃至第3
オクターブOC1〜OC3においてはアドレス信号
*AD6,AD6〜AD1のコード進行は通常の2
進コードの進行と同じである。つまり、全ビツト
*AD6,AD6〜AD1に分周データQ1〜Q
8,Q9がつまつているからである。この第1乃
至第3オクターブOC1〜OC3におけるアドレス
信号*AD6,AD6〜AD1のとり得るコード状
態(2進コード進行)とそれに対応して排他オア
回路群199から得られるグレイコード化信号
GC5〜GC1及び*AD6の内容を=“1”の
場合について第7表に示す。
【表】
【表】 三角波を読み出す場合は前述のようにグレイコ
ード化信号GC5〜GC1が選択され、デコーダ2
01に入力される。そのときのデコーダ201の
出力を第7表の三角波の欄に示す。 第7表から明らかなように、6ビツトの2進ア
ドレス信号*AD6〜AD1が最小値(000000)
から最大値(111111)まで順次増加する間に、5
ビツトのグレイコード化信号GC5〜GC1は同じ
データを1回折返す。つまり、2進アドレス信号
*AD6〜AD1が“000000”から“011111”(10
進の31)までの間はグレイコード化信号GC5〜
GC1は0,1,3,2,6……17,16(第7表三
角波の欄参照)の順に波形メモリ205のアドレ
ス順序の順方向V0〜V31に変化するが、第7表
(その2)に示すように2進アドレス信号*AD
6〜AD1が“100000”(10進の32)から
“111111”(10進の63)まで増加する間はグレイコ
ード化信号GC5〜GC1は16,17……6,2,
3,1,0という順に波形メモリ205のアドレ
ス順序の逆方向V31〜V0に変化する。従つて、モ
ジユロ64の2進アドレス信号*AD6〜AD1
が10進の0から63まで1通り増加する間に波形メ
モリ205の分圧点V0〜V31に記憶した波形(第
13図a)が1回折返して読み出され、第13図
cに示すような三角波の一周期波形が読み出され
る。 鋸歯状波を読み出す場合は前述のように信号*
AD6とGC5〜GC2が選択され、デコーダ20
1に入力される。そのときのデコーダ201の出
力を第7表の鋸歯状波の欄に示した。この鋸歯状
波の欄を見ると判るように、2進アドレス信号*
AD6〜AD1が0から63まで変化する間に、デ
コーダ201の出力は32通りしか変化しないが、
同じ値が2度続けて生じる。しかも、それら32通
りのデコーダ出力の発生順序は、グレイコードの
進行順序0,1,3,2,6,7……8,24,25
……19,17,16と同じである。従つて、楽音波形
メモリ205からは同じアドレス(分圧点)の振
幅電圧が2度続けて読み出されるが、読み出し順
序は分圧点V0からV31までの順方向のみである。
従つて、2進アドレス信号*AD6〜AD1が0
から63まで1通り増加する間に第13図bに示す
ような鋸歯状波1周期波形が波形メモリ205か
ら読み出される。 前記第5表から明らかなように、第4乃至第7
オクターブにおいてはアドレス信号*AD6,
AD6〜AD1のコード進行は完全ではなく、
“0”または“1”に固定れる下位ビツトが現わ
れる。そのため、第6表に示すようにグレイコー
ド化信号GC5〜GC1の所定下位ビツトには
“1”または“0”に固定されるもの、あるいは
“1”と“0”の繰返しになるもの1、が有る。
そのため、第4乃至第7オクターブにおいてはオ
クターブが上がるに従つて、記憶波形の各サンプ
ル点振幅は飛び飛びに読み出されるようになる。
また、三角波に関しては、同じアドレス(分圧
点)を折返さずに、逆方向読み出しのときは順方
向読み出しのときに飛び越したアドレスを読み出
すようになつている。また、オクターブが上がる
と、波形の振幅(最大振幅)が小さくなるが、そ
の振れの中心電圧は変わらないようになつてい
る。第4乃至第7オクターブOC4〜OC7の場合
のコード*AD6,GC5〜GC1の進行状態の詳
細は特に示さないが、第5表、第6表、第7表か
ら容易に推測できるであろう。 マンドリンが選択された場合、すなわち=
“0”の場合、第6表から明らかなように、*
AD6は常に“0”であり、グレイコード化信号
の最上位ビツトGC5はアドレス信号の5ビツト
目AD5と同じ値になる。グレイコード化信号の
下位ビツトGC4〜GC1のコード進行は第7表に
示されたGC4〜GC1と変わらず、GC5がAD5
と同じになるのである。尚、=“0”の場合
は、=“0”であり、ゲート部200では
グレイコード化信号GC5〜GC1を選択してデコ
ーダ201に入力する。=“0”で、オクタ
ーブOC1〜OC3の場合のグレイコード化信号
GC5〜GC1の進行状態を第8表に示す。
【表】
【表】 第8表から明らかなように、2進アドレス信号
AD6〜AD1が0から63まで増大する間にグレ
イコード化信号GC5〜GC1をデコードしたデコ
ーダ201からは順方向に(0,1,3,2…
8,24,25…17,16の順に)2回繰返して出力が
生じる。従つて、マンドリンの場合は、=
“0”であつても「三角波」ではなく、「鋸歯状
波」が2倍の周波数でメモリ205から読み出さ
れる。 第12図に示す楽音波形発生部161は方形波
も発生し得るようになつている。アドレス信号
AD6〜AD1のうち、AD6とAD5がノア回路
208に入力され、AD6とAD5の反転信号
5及びAD4とAD3がノア回路209に入力さ
れ、これらノア回路208と209の出力がノア
回路210に入力され、該ノア回路210から第
1の方形波SQW1が得られ。また、AD6はイン
バータ211に入力され、第2の方形波SQW2
が得られる。AD5とAD4がノア回路212に
入力され、AD5とAD4の反転信号4及び
AD3とAD2がノア回路213に入力され、こ
れらノア回路212と213の出力がノア回路2
14に入力され、該ノア回路214から第3の方
形波SQW3が得られる。 第1の方形波SQW1の論理式は下記の通りで
ある。 SQW1=AD6+AD5+AD6 +AD5+AD4+AD3 =(AD6+AD5) ・(AD6+5+AD4+AD3) =AD6・(AD6+5+AD4+AD3) +AD5・(AD6+5+AD4+AD3) =(AD6・AD6)+AD6 ・(5+AD4+AD3) +(AD5・AD6)+(AD5・5) +(AD5・AD4)+(AD5・AD3)
……式(1) 上記式において、AD6・AD6はAD6であ
る。従つて、式(1)の1つの解にAD6が有るの
で、項{AD6・(5+AD4+AD3)+AD5・
AD6}は無意味となる。また、AD5・5は
“0”である。従つて、上記式(1)は次のように簡
略化することできる。 SQW1=AD6+(AD5・AD4) +(AD5・AD3) ……式(2) AD6のウエイトは25=32である。従つて、6
ビツトの2進アドレス信号AD6〜AD1の1周
期(10進の0から63まで)において、「32」から
「63」の間、AD6が“1”となる。また、AD
5・AD4は“11000”から“11111”までの間、
つまり「24〜31」の間、“1”となる。また、
AD5・AD3は“10100”から“10111”までの
間、つまり「20〜30」の間、“1”となる。従つ
て、上記3項のオア論理から成る方形波SQW1
は、2進アドレス信号AD6〜AD1が、0から
19までの間“0”であり、20から63までの間
“1”である。“0”の時間幅を「20」とすると
“1”の時間幅は「44」であるので、SQW1のデ
ユーテイ比は5:11である。 第2の方形波SQW2の論理式は下記の通りで
ある。 SQW2=6 ……式(3) 従つて、この方形波SQW2はデユーテイ比
1:1であり、周波数はSQW1と同じである。 第3の方形波SQW3の論理式は下記の通りで
ある。 SQW3=AD5+AD4+AD5 +AD4+AD3+AD2 ……式(4) 前記式(1)と同様に、上記式(4)は下記のように簡
略化することができる。 SQW3=AD5+(AD4・AD3) +(AD4・AD2) …式(5) SQW1と同様に、SQW3はデユーテイ5:11
の方形波であることが上記式(5)から判る。しか
し、AD5のウエイトは24=16であり、AD6の
1/2である。従つて、方形波SQW3の周波数は
SQW1あるいはSQW2の2倍(SQW1とSQW
2を8フイートとするとSQW3は4フイート、
SQW1とSQW2を16フイートとするとSQW3
は8フイート)である。 方形波SQW1は電界効果トランジスタ(以下
FETという)251,252から成る開閉回路
に入力され、ライン253のエンベロープ波形電
圧―VEVによつてエンベロープ波形が付与された
方形波SQW1がライン254に供給される。ま
た、方形波SQW2とSQW3はアンド回路255
及び256に夫々加わり、信号の“1”ま
たは“0”に応じてどちらか一方が選択され、オ
ア回路257を経てFET258,259から成
る開閉回路に至る。この開閉回路にてライン25
3の電圧―VEVに応じてエンベロープ制御された
方形波SQW2またはSQW3はライン260に供
給される。 楽音波形メモリ205から読み出された鋸歯状
波または三角波はライン206を経てFET26
1及び262に入力される。ライン254に供給
された方形波SQW1はFET263に入力され
る。ライン260に供給された方形波SQW2ま
たはSQW3はFET265に入力される。FET2
61の出力はFET266のゲートに加わる。
FET262,263,265の出力はFET26
7のゲートに加わる。FEET266,267のソ
ース側からは2種類の楽音信号SO1及びSO2が
夫々得られる。楽音波形発生部161の各チヤン
ネルch1〜ch7から得られる楽音信号SO1とSO
2は夫々ミキシングされ、音色回路163(第9
図)に入力される。 FET261のゲートには第1図の音色選択部
17から音色制御信号WSが供給される。FET2
63のゲートには第1図の音色選択部17から信
号SSが加わる。FET265のゲートには信号HS
が加わる。信号HSとSSはノア回路269で反転
され、FET262のゲートに加わる。第1図の
音色選択部17を見ればわかるように、信号HS
はマンドリンMDの場合に“1”となる。信号SS
はマリンバMR、またはギターGTの場合に“1”
となる。信号WSはすべての音色つまり、MR,
MD,BJ,GTの場合に“1”となる。従つて、
各音色の選択に対応して、下記第9表に示すよう
に、信号WS,SS,HSが発生し、かつFET26
1〜265が導通し、ライン206,254,2
60の音源波形が楽音信号SO1,SO2として取
り出される。
【表】 ライン206及び260に導かれる音源波形は
信号によつて異なる。また、第5図のオク
ターブ変換回路27においては音色に応じたオク
ターブ変更もなされる。以上の事柄を総して、各
音色MR〜GTに対応して得られる楽音信号SO
1,SO2の音源波形を第10表に示す。「4′」は4
フイート、「8′」は8フイート、「16′」は16フイ
ート、「鋸」は鋸歯状波、「三」は三角波を表わ
す。
【表】 第12図において、エンベロープ波形電圧―
VEVはコンデンサ270から得られるようになつ
ている。ラツチ回路240にラツチされたキーオ
ン信号KO2SによつてFET271が導通される
と、アタツク用抵抗r10を介して電圧−5Vが
コンデンサ270に充電される。キーオン信号
KO2Sは音の出し始めの短い時間だけ“1”と
なる信号であり、コンデンサ270は信号KO2
Sが“0”になると放電を開始する。放電回路
は、抵抗r11とFET272、あるいは抵抗r
12とFET274、あるいはライン253を経
由して波形メモリ205内の抵抗回路等によつて
形成される。抵抗r12とFET274の回路は
音を急速に消滅させるために用られる。通常の緩
やかな減衰カーブ(サステイン)は、抵抗r11
とFET272の回路あるいは波形メモリ205
内の抵抗回路によつて形成される。 FET272のゲートには第1図の音色選択部
17から信号が供給される。従つて、音色
MR,MD,BJが選択されている場合にFET27
2が導通し、抵抗r11を介してコンデンサ27
0が放電される。r11は例えば37KΩ程度であ
り、これによつて得られるサステイン時間は比較
的短かい。信号が“0”のときつまりギター
の音色のとき、FET272はオフし、コンデン
サ270は専ら波形メモリ205内の抵抗回路を
通つて放電される。この抵抗回路の全抵抗値はr
11よりもはるかに大きい。従つて、これによつ
て得られるサステイン時間は比較的長い。 以上のようにして、コンデンサ270からは発
音開始と同時に急峻に立上つて、その直後から緩
やかに減衰する減衰音系(パーカツシブ系)のエ
ンベロープ波形電圧―VEVが得られ、ライン25
3に与えられる。音をすばやく消す場合は、ラツ
チ回路240にラツチされる信号DSが“1”と
なり、FET274がオンする。抵抗r12を介
してコンデンサ270は急速に放電され、エンベ
ロープ波形が急速に消滅する。 ツインマレツトについて 第14図はツインマレツト制御部16の詳細を
示す図である。第14図において、キーオンメモ
リ部275は、鍵盤で何らかの鍵が押されている
か否かを記憶するためのものである。ツインマレ
ツト用発音チヤンネル指定回路276は、ツイン
マレツト音として発音すべきチヤンネルを指定す
るための回路である。リピート制御回路277
は、ツインマレツト効果あるいはバンジヨーリピ
ート効果などリピート音を発生する効果におい
て、リピート音の繰返し間隔を設定・制御するた
めの回路である。信号発生ロジツク278はキー
オン信号KO2Sやデイケイ信号DSを発生するた
めのロジツクである。 キーオンメモリ部275において、アンド回路
279には各チヤンネルのキー情報類の送出期間
を表わす信号SPT(第4図l参照)が第3図のタ
イミング信号発生回路26から供給され、同回路
279の他の入力にはラツチ回路34(第3図)
からの第1キーオン信号KO1が入力される。ま
た、第3図の遅延フリツプフロツプ126から出
力される信号CL1(第4図i)がインバータ2
80を介してアンド回路281に加わる。 タイムスロツト「3」〜「5」において上記信
号CL1が“1”となると、アンド回路281が
不動作となり、遅延フリツプフロツプ282の自
己保持が解除される。2相クロツクパルスφA,
φB(第4図e,f)によつて駆動される遅延フリ
ツプフロツプ282の出力はアンド回路281、
オア回路283を介して自己保持されるようにな
つている。タイムスロツト「6」になると、信号
SPTが“1”となりアンド回路279が動作可
能となる。この間に、キーオン信号KO1が発生
すると、アンド回路279からオア回路283を
通つて遅延フリツプフロツプ282に記憶され
る。すなわち、鍵盤で1つでも鍵が押圧されてい
れば、信号SPTの発生中に第1キーオン信号KO
1が発生し、これが遅延フリツプフロツプ282
に記憶される。 遅延フリツプフロツプ282の出力はラツチ回
路284に加わり、直流化される。ラツチ回路2
84のストローブ入力Sにはアンド回路285の
出力が加わる。このアンド回路285には前記信
号CL1とパルス3Y1(第4図d)が入力され
る。従つて、信号CL1のタイミングでクリアさ
れる直前の遅延フリツプフロツプ282の記憶信
号がラツチ回路284にラツチされる。信号CL
1が発生するタイムスロツト「3」,「4」,「5」
(第4図)を詳しく見ると、まずパルス3Y1が
発生するタイムスロツト「4」において遅延フリ
ツプフロツプ282の記憶信号がラツチ回路28
4にラツチされる。次にパルスφAが発生するタ
イムスロツト「5」において、アンド回路281
からの“0”が遅延フリツプフロツプ282に読
み込まれ、該フリツプフロツプ282の記憶がク
リアされる。その次のタイムスロツト「6」にお
いてパルスφBが発生し、クリアされた遅延フリ
ツプフロツプ282の内容“0”が読み出され
る。 鍵盤で何らかの鍵が押圧中であればラツチ回路
284の出力SAK0は常に“1”である。この
SAK0をエニイキーオン信号という。アンド回
路279の出力は押圧中の鍵が割当てられている
チヤンネルのタイミング(第4図h)を表わして
いる。このアンド回路279の出力をキーオンチ
ヤンネル信号KOCHという。信号KOCHはツイ
ンマレツト用発音チヤンネル指定回路276のア
ンド回路286及び287に入力される。 ラツチ回路284から出力されたエニイキーオ
ン信号SAKOはインバータ288で反転され、
その反転信号が信号発生ロジツク278
及びリピート制御回路277に供給される。 信号発生ロジツク278において、アンド回路
290には第3図のラツチ回路34から供給され
る第2キーオン信号KO2が入力され、アンド回
路297には同じくラツチ回路34から供給され
る第1キーオン信号KO1が入力される。アンド
回路290の他の入力には第1図の音色選択部1
7からギター選択信号GTが加わり、アンド回路
297の他の入力にはバンジヨー選択信号BJが
加わる。また、アンド回路296にはツインマレ
ツト選択信号TMが加わる。このアンド回路29
6の他の入力にはツインマレツト用発音チヤンネ
ル指定回路276のアンド回路286から出力さ
れる信号が加わる。アンド回路290,296,
297の出力はオア回路295を介してアンド回
路294に至る。アンド回路294の他の入力に
はリピート制御回路277からリピート用キーオ
ン信号RKO2が与えられる。このアンド回路2
94の出力がキーオン信号KO2Sとして、楽音
波形発生部161(第12図)に供給される。ま
た、エニイキーオン信号SAKOの反転信号
SAKOがデイケイ信号DSとして楽音波形発生部
161に供給される。 ツインマレツト用発音チヤンネル指定回路27
6は複数押鍵検出回路300を含んでいる。複数
押鍵検出回路300は、遅延フリツプフロツプ3
04、ラツチ回路305、アンド回路287,3
08,309、オア回路307等から成り、キー
オンチヤンネル信号KOCHと最高音チヤンネル
検出信号TCHとにもとづいて複数鍵が同時に押
圧されているか否かを検出する。第6図に示す特
定音検出回路28から供給される最高音チヤンネ
ル検出信号TCHがインバータ306に加わり、
インバータ306の出力がアンド回路287に加
わる。信号TCHは最高音が割当てられているチ
ヤンネルのタイミングで“1”となるので、これ
を反転したインバータ306の出力は最高音以外
のチヤンネルのタイミングに対応して“1”とな
る。アンド回路287の他の入力にはキーオンチ
ヤンネル信号KOCHが加えられているため、最
高音以外のチヤンネルでありかつ鍵が押されてい
るチヤンネルのタイミングに対応してアンド回路
287の出力信号が“1”となる。最高音以外の
チヤンネルでありかつ鍵が押されているチヤンネ
ルが有る、ということは2鍵以上の鍵が押圧され
ていることを意味している。従つて、鍵盤で2鍵
以上押圧されると、アンド回路287、オア回路
307を介して遅延フリツプフロツプ304に
“1”が記憶される。信号CL1が発生したときア
ンド回路308が不動作となり、遅延フリツプフ
ロツプ304の記憶がクリアされる。この遅延フ
リツプフロツプ304の記憶信号はラツチ回路3
05にラツチされる。ラツチ回路305のストロ
ーブ入力Sにはアンド回路309の出力が与えら
れる。このアンド回路309には信号CL1とパ
ルス3Y1が入力される。ラツチ回路305の出
力MKOは、鍵盤で2鍵以上押圧されていると常
時“1”となる。ラツチ回路305の出力MKO
はアンド回路310に加わる。アンド回路310
の出力信号RPTは排他オア回路311に加わる。
排他オア回路311の他の入力には最高音チヤン
ネル検出信号TCHが加わり、その出力はアンド
回路286に加わる。 リピート制御回路277はテンポ発振器312
とこの発振クロツクTCLをカウントする6ビツ
トのカウンタ313を含んでいる。カウンタ31
3の出力Q1,2,3,4,5,Q6が
アンド回路316に入力されており、同回路31
6には更にツインマレツト選択信号TMが入力さ
れる。従つて、ツインマレツトが選択されている
場合は、カウンタ313の値が“100001”(10進
の32)となる毎にアンド回路316の条件が成立
する。このアンド回路316の出力はオア回路3
17を介して1/2分周用のフリツプフロツプ31
8のT入力に加わり、更にオア回路319を介し
てカウンタ313の各ビツトのセツト入力Sに加
わる。 従つて、ツインマレツトの場合、カウンタ31
3の値が“100001”になると、該カウンタ313
が“111111”にセツトされる。この“111111”を
初期値としてカウントされるので、クロツク
TCLを33カウントする毎に、アンド回路316、
オア回路317を介して“1”(CHG)が発生す
る。 カウンタ313の出力Q2,Q3,Q4,Q
5,Q6がノア回路322に加えられ、この出力
がリピート用キーオン信号RKO2となる。ノア
回路322はカウンタ313の出力Q2〜Q6が
すべて“0”のとき“1”を出力する。すなわ
ち、カウンタ313の値が“000000”(10進の0)
または、“000001”(10進の1)のときノア回路3
22から信号RKO2が発生される。 カウンタ313の値が“10001”になるとカウ
ント値が“111111”にセツトされ、それから最初
のパルスTCLが与えられると“000000”に変わ
り、次のパルスTCLによつて“000001”に変わ
る。このように、“000000”と“000001”は引き
続いて発生するので、ノア回路322からはクロ
ツクパルスTCLの2周期分の幅を持つ信号RKO
2が得られる。 フリツプフロツプ318の出力QRPTはオア
回路317から“1”(CHG)が発生する毎に
“0”から“1”へまたは“1”から“0”へ反
転する。信号CHG,QRPT,RKO2の関係を第
15図に略示する。このフリツプフロツプ318
の出力QRPTはアンド回路310に入力される。
尚、押圧鍵が無くなつたとき信号は“1”
となり、フリツプフロツプ318をリセツトする
と共にオア回路319を介してカウンタ313を
初期値にセツトし、かつテンポ発振器312の発
振を禁止する。 次に、ツインマレツトの3つの態様の各々につ
いて説明する。 同時に2鍵押圧されている場合。 この場合、2鍵以上押圧されていることを示す
複数押鍵検出回路300の出力信号MKOは
“1”であり、アンド回路310は動作可能とな
る。従つて、フリツプフロツプ318の出力
QRPTがアンド回路310を通過し該回路31
0の出力RPTは第15図に示したQRPTのよう
に“1”と“0”を交互に繰返する。排他オア回
路311の出力は信号RPT(すなわちQRPT)が
“0”のときは信号TCHの発生タイミングで
“1”となる。また、信号RPT(すなわちQRPT)
が“1”のときは信号TCHが発生していないと
き(TCH=“0”)に排他オア回路311の出力
が“1”となる。尚、信号TCHが発生していな
いチヤンネルにおいては、鍵が押圧されていない
ものもある。そのためにアンド回路286をキー
オンチヤンネル信号KOCHでゲートし、鍵盤で
押圧中の鍵が割当てられるチヤンネルのタイミン
グで発生した排他オア回路311の出力“1”の
みをアンド回路286で選択するようにしてい
る。 従つて、信号QRPTが“0”の間は、2つの
押圧鍵のうち高い方の鍵(最高音)が割当てられ
ているチヤンネルのタイミングにおいてアンド回
路286の出力が“1”となり、これがアンド回
路296、オア回路295を介してアンド回路2
94に至る。これにより、信号QRPTが“0”
のときに発生されるリピート用キーオン信号
RKO2に対応して、最高音が割当てられている
チヤンネルのタイミングでキーオン信号KO2S
が時分割的に発生される。 次に、信号QRPTが“1”に切換わると低い
方の鍵が割当てられているチヤンネルのタイミン
グにおいてアンド回路286の出力が“1”とな
る。従つて、2番目のリピート用キーオン信号
RKO2が発生している間は、低い方の音が割当
てられているチヤンネルのタイミングでキーオン
信号KO2Sが時分割的に発生される。 信号KO2Sが発生していまチヤンネル(ch1
〜ch7の1つ)に対応する楽音波形発生部16
1(第12図)では、このキーオン信号KO2S
をラツチ回路240で直流化してFET271の
ゲート制御に利用する。従つて、信号KO2Sの
発生時間の間充電し、以後徐々に放電するパーカ
ツシブエンベロープがライン253(第12図)
に繰返し得られる。FET251,252から成
る開閉回路、あるいはFET258,259から
成る開閉回路、あるいは楽音波形メモリ205の
抵抗分圧回路、では繰返し発生するこのライン2
53のエンベロープ波形に応じて楽音の開閉制御
(振幅変調)がなされる。 2鍵のうち高い方の音(最高音)が例えばチヤ
ンネルch2に割当てられていれば、信号QRPT
が“0”のときはチヤンネルch2の楽音波形発
生部161(第9図)から楽音が発生される。低
い方の鍵がチヤンネルch1に割当てられている
とすると、信号QRPTが“1”のときはチヤン
ネルch1から楽音が発生される。以上のように
して異なる2音が交互に繰返し発音される。 3鍵以上押圧されている場合。 信号QRPTが“0”のときは最高音(TCH)
のチヤンネルに対応してキーオン信号KO2Sが
発生され、当該チヤンネルの楽音波形発生部16
1から楽音(最高音)が発音されることは前述の
同時2鍵押圧の場合と同じである。信号QRPT
が“1”のときは信号TCHが“0”のチヤンネ
ルに対応して排他オア回路311の出力が“1”
となる。従つて、その場合は、最高音を除く残り
のすべての押圧鍵が割当てられているチヤンネル
のタイミングに対応してアンド回路286の出力
が“1”となる。これにより、信号QRPTが
“1”のときに発生されるリピート用キーオン信
号RKO2の発生時間帯においては、最高音以外
の複数の押圧鍵が夫々割当てられている複数のチ
ヤンネルに対応してキーオン信号KO2Sが時分
割的に発生される。これらのキーオン信号KO2
Sは、制御パルスSP1〜SP7によつて自己のチ
ヤンネルch1〜ch7に対応する楽音波形発生部
161(第9図)に夫々分配される。そして、そ
れらのチヤンネルでは最高音以外の複数の押圧鍵
に対応する音を夫々同時に発生する。以上のよう
にして、最高音の発音と、最高音以外のすべての
押鍵音の同時発音とが交互に繰返される。 鍵盤で1鍵しか押圧されていない場合。 2鍵以上押圧されていることを示す信号MKO
は“0”であり、アンド回路310は動作不能と
なる。従つて、信号PRTは常に“0”である。
押圧されている唯一の鍵が割当てられているチヤ
ンネルのタイミングに対応して最高音チヤンネル
検出信号TCHが“1”となる。従つて、排他オ
ア回路311の出力は信号TCHの発生タイミン
グすなわち唯一の押圧鍵の割当てチヤンネルに対
応して“1”となる。このチヤンネルのタイミン
グではキーオンチヤンネル信号KOCHも“1”
となるので、アンド回路286は排他オア回路3
11の出力“1”に対応して“1”を出力する。
このアンド回路286の出力“1”はツインマレ
ツト選択信号TMによつて動作可能となつている
アンド回路296及びオア回路295を介してア
ンド回路294に至る。このオア回路295から
アンド回路294に加わる信号は、唯一の押圧鍵
が割当てられているチヤンネルのタイミングに対
応して時分割的に“1”となる。この時分割チヤ
ンネル信号がリピート用キーオン信号RKO2の
発生時においてアンド回路294で選択され、キ
ーオン信号KO2Sが時分割的に発生される。こ
のキーオン信号KO2Sが、押圧鍵が割当てられ
ているチヤンネル(ch1〜ch7のいずれか1つ)
に対応する楽音波形発生部161(第9図)のラ
ツチ回路240(第12図)にラツチされる。従
つて、当該チヤンネルでは、リピート用キーオン
信号RKO2が発生する毎にパーカツシブエンベ
ロープの楽音が発生されることになり、唯一の押
圧鍵の音が繰返し発音される。 ツインマレツトの変更例 第14図の構成によれば、同じ音が繰返される
時間間隔は、複数鍵押圧されているときと1鍵し
か押圧されていないときとでは異なつている。す
なわち、リピート用キーオン信号RKO2の発生
間隔が、複数鍵押圧されている場合と1鍵しか押
圧されていない場合とで同じになつているのに、
複数鍵押圧されている場合は異なる音が交互に発
生されるのに対し、1鍵しか押圧されていない場
合は同じ音が繰返し発生されるからであり、同じ
音が繰返される時間間隔は複数鍵押圧されている
場合の方が1鍵しか押圧されていない場合の2倍
の長さになつている。 複数鍵押圧あるいは1鍵押圧にかかわらず、同
じ音が繰返される時間間隔を等しくするには、第
14図の回路において第16図に示すような変更
を施せばよい。第16図はツインマレツトの制御
部16の変更部分とその周辺のみを抽出して示し
た図である。 第16図の変更によれば、テンポ発振器312
とカウンタ313との間に1/2分周用のフリツプ
フロツプ330とアンド回路331を挿入するだ
けで上記の目的が達成される。フリツプフロツプ
330のカウント入力Tにテンボ発振器312か
らのクロツクパルスTCLを入力し、その出力2
TCLをアンド回路331に入力する。アンド回
路331の他の入力にはクロツクパルスTCLが
入力され、このアンド回路331の出力がカウン
タ313のカウント入力Tに加えられる。フリツ
プフロツプ330のセツト入力Sには複数押鍵検
出回路300の出力信号MKOが入力される。 複数鍵押圧されている場合は、前述のように信
号MKOが“1”となり、フリツプフロツプ33
0の出力2TCLは常時“1”に固定される。従
つて、アンド回路331をクロツクパルスTCL
が通過し、カウンタ313はクロツクパルス
TCLをカウントする。 1鍵しか押圧されていない場合は信号MKOが
“0”であり、フリツプフロツプ330は1/2分周
動作を行なう。従つて、フリツプフロツプ330
からは入力クロツクパルスTCLの1/2の周波数の
出力2TCLが得られる。アンド回路331では
クロツクパルスTCLとその2倍の周期の信号2
TCLとのアンド条件がとられるので、クロツク
パルスTCLが1個おきに通過し、このクロツク
パルスTCLの1/2の周波数のパルスがアンド回路
331からカウンタ313のカウント入力Tに与
えられる 従つて、リピート用キーオン信号RKO2の発
生時間間隔は、複数鍵押圧されている場合の方が
1鍵しか押圧されていない場合の1/2の長さとな
り、同じ音が繰返される時間間隔は複数鍵押圧の
場合も1鍵押圧の場合も同じになる。 第17図は同じ目的を達成するための他の変更
例を示す図で、第14図のツインマレツトの制御
部16における変更部分とその周辺のみを抽出し
て示したものである。第17図における変更例に
おいては第16図にに示すようなフリツプフロツ
プ330とアンド回路331は設けられず、クロ
ツクパルスTCLは第14図に示すようにカウン
タ313に直接加えられる。従つて、リビート用
キーオン信号RKO2の発生時間間隔は押鍵数に
関係なく一定である。第17図においてはツイン
マレツト用発音チヤンネル指定回路276′の構
成が第14図のそれ276と大きく異なり、複数
押鍵検出回路300は設けられていず、アンド回
路310に相当するものもない。これら省略され
た回路部分はすべて排他オア回路311′によつ
て置換えられている。 すなわち、排他オア回路311′には最高音チ
ヤンネル検出信号TCHとフリツプフロツプ31
8の出力QRPTが入力されており、その出力が
アンド回路286に加えられる。第14図におい
て説明したようにこのアンド回路286の他の入
力にはキーオンチヤンネル信号KOCHが加えら
れており、その出力はアンド回路296、オア回
路295を経てアンド回路294に至る。 第15図に示したように、リピート用キーオン
信号RKO2が発生する毎に信号QRPTは“1”
または“0”に反転する。この信号QRPTが
“0”の間は、排他オア回路311′では最高音チ
ヤンネル検出信号TCH(TCH=“1”)が選択さ
れ、前述のようにして、複数押圧鍵中の最高音ま
たは単一の押圧鍵が発音される。信号QRPTが
“1”の間は、最高音以外のチヤンネルすなち
TCH=“0”のチヤンネルが排他オア回路31
1′で選択され、それらチヤンネルのうち押圧鍵
が割当てられているチヤンネル(すなわち最高音
以外の押圧鍵のチヤンネル)がアンド回路286
で選択される。従つて、QRPTが“1”のとき
に発生されるリピート用キーオン信号RKO2に
もとづいて最高音以外の押圧鍵が同時に発音され
る。この場合、1鍵しか押圧されていないとする
とアンド回路286の出力は“0”であるため、
リピート用キーオン信号RKO2はアンド回路2
94(第14図)で阻止され、発音はなされな
い。従つて、同じ音が繰返される時間間隔
(RKO2の発生間隔の2倍の長さ)は複数鍵押圧
も1鍵押圧の場合も同じになる。 バンジヨーリピートについて バンジヨーBJの音色が選択されている場合は、
押鍵音の同時発音を所望時間間隔で繰返し行なう
ようにしている。バンジヨーが選択されている場
合はツインマレツト選択信号TMは“0”であ
り、リピート制御回路277のアンド回路316
は動作しない。その代わりにアンド回路323が
動作する。アンド回路323にはカウンタ313
の出力Q1,Q2,3,Q4,5,Q6が入
力されている。従つて、カウン値が“101011(10
進の42)のときにアンド回路323から“1”が
出力されオア回路317に入力される。ツインマ
レツトが選択されている場合は、前述のようにカ
ウンタ313は「32」までしか増加しないので、
アンド回路323から“1”が出力されることは
なかつた オア回路317から“1”が出力されると、前
述と同様に、カウンタ313が“111111”にセツ
トされる。また、前述と同様に、カウント値が
“000000”及び000001”のときはノア回路322
からリピート用キーオン信号RKO2が発生され
る。ツインマレツトのときはカウンタ313はモ
ジユロ33で動作するが、それ以外のとき(バン
ジヨーリピートのとき)はモジユロ43で動作す
る。従つて、リピート用キーオン信号RKO2は
43カウント毎に発生し、ツインマレツトのとき
よりもリピート時間が長い。 バンジヨーBJが選択されている場合、信号発
生ロジツク278のアンド回路297が動作可能
となり、第1キーオン信号KO1が該アンド回路
297、オア回路295を介してアンド回路29
4に与えられる。リピート用キーオン信号RKO
2の発生時間帯において各チヤンネルの第1キー
オン信号KO1が選択され、キーオン信号KO2
Sとして各チヤンネルch1〜ch7の楽音波形発
生部161(第9図)に供給される。制御パルス
SP1〜SP7によつてこのキーオン信号KC1
(JO2S)が各チヤンネルch1〜ch7にラツチさ
れる。こうして、リピート用キーオン信号RKO
2が発生する毎にパーカツシブエンベロープ(減
衰音)の楽音信号が各チヤンネルch1〜ch7
(但し押圧鍵が割当てられているチヤンネルに限
る)の楽音波形発生部161から同時に発生さ
れ、複数音の同時発音が繰返される。 上記実施例では特定音検出回路28で検出する
音を最高音としたが、これに限らず最低音として
もよい。最低音を検出する場合は第6図の比較回
路143として「A<B」を検出するものを用い
ればよく、また、比較入力の最上位ビツトのKO
1を反転して、離鍵されているもの(KO1=
“0”、1=“1”)の値を大きくすればよい。
また、特定音を中間音とする場合は、特開昭53−
105212号(特願昭52−20077号)明細書に示され
たようなマスキング回路を用いて所望の中間音を
検出するようにすればよい。また、押鍵数に応じ
て特定音を切換えるようにすることもでき、この
場合は押鍵数検出回路と押鍵数に応じて特定音
(複数音でもよい)を指定するデータを読み出す
ROM(リードオンリイメモリ)等を追加すれば
よい。尚、このツインマレツト効果は一般に一つ
の鍵盤内の押圧鍵に関して施されるが、必要とあ
れば複数鍵盤間で施してもよい。 以上説明したようにこの発明によれば、同時に
押圧されている異なる鍵の音を交互に発音すると
いう新しい繰返し音効果(ツインマレツト)を得
ることができ、電子楽器の演奏性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す電子楽器全
体構成ブロツク図、第2図は第1図のデータ多重
化回路から時分割的に送出されるデータの内容を
各タイムスロツト毎に示す図、第3図は第1図の
復調回路と、タイミング信号発生回路の一例を示
す詳細回路図、第4図は第3図における各種信号
類の発生例を示すタイミングチヤート、第5図は
第1図のオクターブ変換回路の一例を示す詳細回
路図、第6図は第1図の特定音検出回路の一例を
示す詳細回路図、第7図は第1図の重畳分周信号
発生部内で発生される分周信号の状態を示すグラ
フ、第8図は同じく重畳分周信号発生部で分周信
号が値列化される状態を示すタイミングチヤー
ト、第9図は第1図に示す楽音発生回路の内部構
成例を示すブロツク図、第10図は第9図のノー
トセレクトオクタープセレクタの一例を示す詳細
回路図、第11図は10図のオクターブセレクタ
の動作説明のためのタイミングチヤート、第12
図は第9図の楽音波形発生部の一例を示す詳細回
路図、第13図aは第12図の楽音波形メモリに
記憶される波形の一例を示すグラフ、第13図
b,cは第13図aの記憶形から鋸歯状波あるい
は三角波を読み出す場合について説明するグラ
フ、第14図は第1図のツインマレツト制御部の
一例を示す詳細回路図、第15図は第14図の回
路におけるツインマレツト効果のための制御を説
明するタイミングチヤート、第16図は第14図
の変更例を抽出して示すブロツク図、第17図は
第14図の他の変更例を抽出して示すブロツク図
である。 14……音楽発生回路部、15……楽音発生回
路、16……ツインマレツト制御部、25……復
調回路、26……タイミング信号発生回路、、2
7……オクターブ変換回路、28……特定音検出
回路、276……ツインマレツト用発音チヤンネ
ル指定回路、277……リピート制御回路、30
0……複数押鍵検出回路、313……カウンタ、
318,330……フリツプフロツプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鍵盤と、 この鍵盤で押圧された押圧鍵に対応する楽音信
    号を形成発生する楽音発生手段と、 前記鍵盤で押圧された押圧鍵のうちの1または
    複数の特定の押圧鍵を検出する特定音検出手段
    と、 この特定音検出手段で検出された特定の押圧鍵
    に対応する第1の音と前記鍵盤で押圧された押圧
    鍵のうちの前記特定の押圧鍵以外の全ての押圧鍵
    に対応する第2の音とを所定の時間間隔で交互に
    繰返し発音すべく、前記特定の押圧鍵に対応する
    第1の音に関する第1の発音制御信号および前記
    特定の押圧鍵以外の全ての押圧鍵に対応する第2
    の音に関する第2の発音制御信号を形成し、この
    第1の発音制御信号および第2の発音制御信号に
    もとづき、前記楽音発生手段における前記特定の
    押圧鍵に対応する楽音信号および前記特定の押圧
    鍵以外の全ての押圧鍵に対応する楽音信号の発生
    をそれぞれ制御し、前記特定の押圧鍵に対応する
    第1の音と前記特定の押圧鍵以外の全ての押圧鍵
    に対応する第2の音とを前記所定の時間間隔で交
    互に繰返し発音させる発音制御手段と を具えた電子楽器。 2 特定音検出手段は、押圧鍵の中の特定の音高
    順位の音を検出する手段である特許請求の範囲第
    1項記載の電子楽器。 3 特定音検出手段は、押圧鍵の中の最高音(ま
    たは最低音)を検出する手段である特許請求の範
    囲第2項記載の電子楽器。 4 発音制御手段は、発音タイミングを表わす信
    号を所定時間間隔で繰返し発生する回路と、前記
    発音タイミングを表わす信号に応じて状態が反転
    する双安定回路と、前記双安定回路が一つの状態
    にあるとき第1の発音制御信号を発生し、他の状
    態にあるとき第2の発音制御信号を発生する発音
    制御信号発生手段とを具える特許請求の範囲第2
    項または第3項記載の電子楽器。 5 特定音検出手段は、時分割的に供給される押
    圧鍵に対応する各チヤンネルの割当てキーコード
    の大小を逐次比較する第1の比較回路と、この比
    較結果にもとづいて最大(または最小)キーコー
    ドを記憶する記憶回路と、記憶された最大(また
    は最小)キーコードと各チヤンネルの割当てキー
    コードとを比較し最大(または最小)キーコード
    が割当てられているチヤンネルを検出する第2の
    比較回路とを具え、 発音制御手段は、発音タイミングを表わす信号
    を所定時間間隔で繰返し発生する回路と、前記発
    音タイミングを表わす信号に応じて状態が反転す
    る双安定回路と、前記双安定回路が一つの状態に
    あるとき前記第2の比較回路で検出したチヤンネ
    ルに対して第1の発音制御信号を分配し、該双安
    定回路が他の状態にあるとき前記第2の比較回路
    による検出チヤンネル以外の押圧鍵が割当てられ
    ているチヤンネルに対して第2の発音制御信号を
    分配する制御回路とを具え、 楽音発生手段は、前記第1の発音制御信号およ
    び前記第2の発音制御信号が分配されたチヤンネ
    ルにおいて該チヤンネルの割当てキーコードに対
    応する楽音信号を前記第1の発音制御信号および
    前記第2の発音制御信号に従つてそれぞれ発生す
    るものである特許請求の範囲第1項記載の電子楽
    器。 6 鍵盤と、 この鍵盤で押圧された押圧鍵に対応する楽音信
    号を形成発生する楽音発生手段と、 前記鍵盤で押圧された押圧鍵のうちの1または
    複数の特定の押圧鍵を検出する特定音検出手段
    と、 前記鍵盤で押圧された押圧鍵のうちに前記特定
    の押圧鍵以外の押圧鍵があるときは、該特定の押
    圧鍵に対応する第1の音と該特定の押圧鍵以外の
    全ての押圧鍵に対応する第2の音とを所定の第1
    の時間間隔で交互に繰返し発音すべく、前記特定
    の押圧鍵に対応する第1の音に関する第1の発音
    制御信号および前記特定の押圧鍵以外の全ての押
    圧鍵に対応する第2の音に関する第2の発音制御
    信号を形成し、前記鍵盤で押圧された押圧鍵のう
    ちに前記特定の押圧鍵以外の押圧鍵がないとき
    は、該特定の押圧鍵に対応する第1の音のみを前
    記第1の時間間隔の半分の時間間隔で繰返し発音
    すべく、前記特定の押圧鍵に対応する第1の音に
    関する第3の発音制御信号を形成し、前記鍵盤で
    押圧された押圧鍵のうちに前記特定の押圧鍵以外
    の押圧鍵があるときは、前記第1の発音制御信号
    および第2の発音制御信号にもとづき前記楽音発
    生手段における前記特定の押圧鍵に対応する楽音
    信号および前記特定の押圧鍵以外の全ての押圧鍵
    に対応する楽音信号の発生をそれぞれ制御するこ
    とにより前記特定の押圧鍵に対応する第1の音と
    前記特定の押圧鍵以外の全ての押圧鍵に対応する
    第2の音とを前記第1の時間間隔で交互に繰返し
    発音させ、前記鍵盤で押圧された押圧鍵のうちに
    前記特定の押圧鍵以外の押圧鍵がないときは、前
    記第3の発音制御信号にもとづき前記楽音発生手
    段における前記特定の押圧鍵に対応する楽音信号
    の発生を制御することにより前記特定の押圧鍵に
    対応する第1の音のみを前記第2の時間間隔で繰
    返し発音させる発音制御手段と を具えた電子楽器。 7 鍵盤と、 この鍵盤で押圧された押圧鍵に対応する楽音信
    号を形成発生する楽音発生手段と、 前記鍵盤で押圧された押圧鍵のうちの1または
    複数の特定の押圧鍵を検出する特定音検出手段
    と、 前記鍵盤で押圧された押圧鍵のうちに前記特定
    の押圧鍵以外の押圧鍵があるときは、該特定の押
    圧鍵に対応する第1の音と該特定の押圧鍵以外の
    全ての押圧鍵に対応する第2の音とを所定の時間
    間隔で交互に繰返し発音すべく、前記特定の押圧
    鍵に対応する第1の音に関する第1の発音制御信
    号および前記特定の押圧鍵以外の全ての押圧鍵に
    対応する第2の音に関する第2の発音制御信号を
    形成し、前記鍵盤で押圧された押圧鍵のうちに前
    記特定の押圧鍵以外の押圧鍵がないときは、該特
    定の押圧鍵に対応する第1の音のみを前記所定の
    時間間隔で繰返し発音すべく、前記特定の押圧鍵
    に対応する第1の音に関する第3の発音制御信号
    を形成し、前記鍵盤で押圧された押圧鍵のうちに
    前記特定の押圧鍵以外の押圧鍵があるときは、前
    記第1の発音制御信号および第2の発音制御信号
    にもとづき前記楽音発生手段における前記特定の
    押圧鍵に対応する楽音信号および前記特定の押圧
    鍵以外の全ての押圧鍵に対応する楽音信号の発生
    をそれぞれ制御することにより前記特定の押圧鍵
    に対応する第1の音と前記特定の押圧鍵以外の全
    ての押圧鍵に対応する第2の音とを前記所定の時
    間間隔で交互に繰返し発音させ、前記鍵盤で押圧
    された押圧鍵のうちに前記特定の押圧鍵以外の押
    圧鍵がないときは、前記第3の発音制御信号にも
    とづき前記楽音発生手段における前記特定の押圧
    鍵に対応する楽音信号の発生を制御することによ
    り前記特定の押圧鍵に対応する第1の音のみを前
    記所定の時間間隔で繰返し発音させる発音制御手
    段と を具えた電子楽器。
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US06/122,813 US4263829A (en) 1979-02-23 1980-02-20 Trill performance circuit in electronic musical instrument
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