JPS5827416B2 - 車両用変速機 - Google Patents

車両用変速機

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JPS5827416B2
JPS5827416B2 JP53067135A JP6713578A JPS5827416B2 JP S5827416 B2 JPS5827416 B2 JP S5827416B2 JP 53067135 A JP53067135 A JP 53067135A JP 6713578 A JP6713578 A JP 6713578A JP S5827416 B2 JPS5827416 B2 JP S5827416B2
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JP
Japan
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clutch
pressure
passage
transmission mechanism
actuator
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JP53067135A
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勝彦 栢木
清吾 小野
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は主変速機構と副変速機構とを有する車両用歯車
式変速機の改良に関するものである。
一般に自動車用歯車変速機の変速段数および変速比はエ
ンジン出力、最高回転数等のエンジン性能、車両重量、
燃費、さらには変速操作性等積々の条件を考慮して決定
される。
ところで自動車の加速性を高め、しかも低燃費を達成す
るためには一般に変速段数を多くすることが要求される
が、変速段数を多くすると変速操作が煩雑となり、また
、変速機が大型化して、しかも高価格になるという欠点
を生じる。
特に車幅の狭い小型自動車にエンジン横置型フロントエ
ンジンフロントホイールドライブ方式(FF式方式)が
採用される場合には、エンジン、クラッチおよび変速機
等から成る駆動系の横方向すなわち、エンジンのクラッ
チ軸方向の長さが単幅との関係で小さく設定されなけれ
ばならず、この場合、主として変速機の入力軸方向の長
さを短縮することが要求され、変速段数を多くする場合
には工夫を要する。
また、一般に小型の自動車に搭載される自動車用歯車変
速機は、上記様々の条件を加味して前進3段〜5段程度
の変速段が採用されているが、特に最高出力の小さい小
型エンジンが搭載された小型自動車に前進3段〜5段程
度の変速段を有する変速機が搭載される場合、加速性を
重視して減速比を全体的に上げれば、特に小型自動車を
利用するユーザーが一般に希望する低燃費が悪化し、低
燃費を重視して減速比を全体的に下げれば加速性が悪化
して、ドライバビリティが悪くなるという欠点がある。
本発明の主目的は副変速機構を有する歯車式変速機の変
速操作性が良好な車両用変速機を提供することにある。
本発明の他の目的は、特に小型エンジンが搭載された小
型の自動車において、低燃費走行と、加速性が良好でパ
ワフルな走行の両立が簡単な操作で可能な車両用変速機
を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、簡単な手動スイッチの操作
だけで自動的に副変速が達成される車両用変速機を提供
することにある。
また、本発明の他の目的は、副変速機構の自動制御に使
用される制御電流を最小限に抑え、バッテリの上りを防
止した車両用変速機を構造簡単にして安価に提供するこ
とにある。
さらに本発明の他の目的は以下に示す実施例より明らか
になるものであり、上記諸目的は、2つの減速比が得ら
れる副変速機構と、複数の変速比が得られる主変速機構
とが内蔵された動力伝達機構、上記副変速機のクラッチ
装置を作動して選択的に一方の減速比を達成するアクチ
ュエータ、同アクチュエータを作動するための流体圧を
供給する圧力源、同圧力源と上記アクチュエータの圧力
室とを連通ずる圧力通路、同圧力通路の途中に連通され
た排圧通路、上記副変速機構の2つの減速比の一方を選
択するための手動切換スイッチ、エンジン出力の上記動
力伝達機構への伝達を断続制御する摩擦クラッチが遮断
された状態を検出するクラッチ断検出スイッチ、上記両
通路の連通部に介装されるとともに上記両スイッチの状
態に応じて励消制御されて上記アクチュエータの圧力室
を上記圧力源または排圧通路のいずれか一方へ連通する
ソレノイド弁を具備することを特徴とする車両用変速機
または、上記構成の変速機を基本とした変速機により達
成される。
次に本発明を図面に示す実施例により詳細に説明する。
第1図〜第6図に示す本発明の第1実施例は、FF方式
の小型自動車に前進4段×2、後退1段×2の変速機が
採用されたもので、横置式小型エンジン1のクランク軸
2は従来一般に採用されている摩擦クラッチ3を介して
、変速機4の入力軸5に連結され、変速機4のケーシン
グ6内には入力軸5に並行して副軸7、出力軸8が配置
され、摩擦クラッチ3を内蔵するクラッチケーシング9
の下方には差動装置10が設けられている。
摩擦クラッチ3は運転席の第6図に示すフロア100に
設けられた図示しないクラッチペダルの操作に連動して
作動されるクラッチレバ−11によりレリーズベアリン
グ12が入力軸5上を摺動されて断、接が行なわれる従
来一般の構造を有している。
入力軸5には回動自在にわずかに径寸が異る2つの歯車
13.14が嵌合され、これらの歯車13,14は従来
一般の同期噛み合い式のクラッチ装置15により選択的
に入力軸5に一体化される。
歯車13及び14は副軸7に一体的に配設された歯車1
6.1?、18,19及び20のうち、歯車16及び1
8の各々に噛合している。
出力軸8には歯車21,22,23及び24が回動自在
に嵌合されるとともに、一体的に歯車25が設けられ、
各歯車21,22,23及び24は副軸上の各歯車16
,18.19及び20に噛合され、歯車25は差動装置
10の駆動歯車26に噛合されている。
副軸7に設けられた歯車17は軸27に嵌合されたアイ
ドラ歯車28を介して出力軸8上に設けられた同期噛み
合い式クラッチ装置29のスリーブ30の外周面に形成
された歯に噛合され、後退速を達成する。
出力軸8上に設けられたクラッチ装置29及び31は歯
車21,22,23及び24の出力軸8への一体化を選
択的に達成する。
上記両クラッチ装置29.31は従来一般の同期噛み合
い式が採用されており、後退速を達成するアイドラ歯車
28の噛み合いは従来一般の選択摺動式が採用されてい
る。
歯車25より差動装置26の駆動歯車26に伝達された
動力は差動歯車32,33を介して1対の駆動軸34に
伝達され、各駆動軸34は図示していない前車輪に動力
を伝達する。
ところで、上記変速機における各歯車間の減速比または
変速比は一例として下表の通り設定されている。
上記表より明らかなごとく、本実施例においては副変速
機構により選択される2つの減速比の相対ギヤ比A1/
A2は主変速機構により選択されて前進を達成する各
変速比の相隣り合う変速比間の相対ギヤBl/ B2.
B2/ Bs 、B3/ B4より小さく設定されてい
る。
この2つの減速比の相対ギヤ比A1 / A2を小さく
設定したことにより、以下に述べる副変速機構の自動化
が容易となっている。
第3図及び第4図において、クラッチ装置15はバブ3
5、スプリング36、キー37、スリーブ38を具備し
、スリーブ38の外周に設けられた円環溝にはシフトフ
ォーク39が嵌合され、シフトフォーク39はケーシン
グ6に軸方向に摺動可能に設けられたシフトレール40
に固着され、同シフトレール40にはセレクトフィンガ
41の先端が嵌合された溝42が形成されるとともに、
シフトレール40の位置決め用の溝43.44が形成さ
れ、間溝にはスプリング45により付勢されたボール4
6が選択的に係合し、セレクトフィンガ41の基部はケ
ーシング6に軸着されたセレクトシャフト47に固着さ
れ、同セレクトシャフト47のケーシング6外方に突出
した部分にはレバー48が設けられている。
従って、レバー48が回動されると、セレクトシャフト
47を介してセレクトフィンガ41が連動され、それに
従って第4図においてシフトレール40が左右方向に摺
動され、シフトフォーク39も左右方向に操作されて副
変速機構の2つの減速比間の切換が行なわれる。
第5図及び第6図において、上記レバー48はケーシン
グ6に取付けられたアクチュエータ49により操作され
、同アクチュエータは上記レバー48にロッド50を介
して連結されたピストン51を内蔵するエアシリンダ5
2で、ピストン51により仕切られた2つの圧力室53
.54にはエンジン1に接続された圧力源としての吸気
系の負圧が導ひかれる。
本実施例においては、気化器55の下流側に設けられた
吸気マニホルド56に発生する負圧が圧力通路としての
負圧が負圧通路57及び分岐通路58.59を介して各
圧力室53,54に導びかれる。
負圧通路57の途中にはチェック弁60及び負圧タンク
61が介装され、また、各分岐通路58゜59には排圧
通路としての大気開放通路62゜63が設けられるとと
もに、負圧通路57と各分岐路58.59との連通、ま
たは各分岐通路58゜59と各大気開放通路62.63
との連通を選択的に切換制御するソレノイド弁64.6
5が設けられている。
ソレノイド弁64は手動スイッチ66の別個に設けられ
た2つの固定端子67.68のうち、一方の端子67に
接続され、ソレノイド弁65は他方の端子68に接続さ
れている。
手動スイッチ66の上記両端子67.68に選択的に接
続される可動端子69は、上記摩擦クラッチ3が遮断さ
れた時閉或するクラッチ断検出スイッチ70及びエンジ
ンキースイッチ71を介してバッテリ72に接続されて
いる。
なお、上記手動スイッチ66は運転席の運転者による操
作が容易な場所に設置されており、また、クラッチ断検
出スイッチ70はクラッチペダルからクラッチレバ−1
1に至るリンク機構の途中に設けられ、同機構の変位に
よりクラッチ断が検出されるものである。
上記ソレノイド弁64.65に励磁されると負圧通路5
7と各分岐通路58.59とが連通ずるように構成され
ている。
また、本実施例においては、第5図においてレバー48
がセレクトシャフト47を中心に時計方向に回転される
と、第1図においてスリーブ38が左方に変位され、減
速比1.526の減速比が大きい側の副変速が得られ、
逆方向に回転されると減速比1.181の減速比が小さ
い側の副変速が得られる。
ところで、クラッチ装置29及び31は第3図に示すシ
フトレール73,74に設けられたシフトフォーク75
等によって操作され、また、アイドラ軸27上の歯車2
8はシフトレール76上に設けられたシフトレール77
により操作され、これらシフトレール73,74.76
の選択的な摺動操作は運転席のフロア100に設けられ
たシフトレバ−78にリンク79を介して連結されたコ
ントロールシャフト80の回動及び軸方向移動により行
なわれる。
次に、上記第1実施例装置の作用について説明すると、
特に市街地走行あるいは登板走行等に釦いて良好な加速
性を得たい場合には、手動スイッチ66が操作されて、
可動端子69が第5図に示すごとく端子67に接続され
、一方、高速走行等において低燃費を得たい場合には、
手動スイッチ66が操作されて、可動端子69が端子6
8に接続される。
このように手動スイッチ66が操作された後に、クラッ
チペダルが踏み込まれると摩擦クラッチ3が遮断され、
同遮断を検出してクラッチ断検出スイッチ70が閉成さ
れ、キースイッチ71は駆動状態で閉成されているため
ソレノイド弁64または65への通電が達成される。
今、ソレノイド弁64へ通電された場合について考える
と、ソレノイド弁64は消磁された状態で大気開放通路
62と分岐通路58とを連通しているため、圧力室54
には大気が導入されているが、上記ソレノイド弁64へ
の通電により負圧通路57と分岐通路58とが連通され
、負圧タンク61内に蓄えられた負圧が圧力室54に導
ひかれる。
なお、負圧々ンク61へはチェック弁60を介して吸気
マニホルド56に発生する高負圧が常時導ひかれている
圧力室54に負圧が導入されると、第5図に示すごとく
ピストン51が右方に吸引されて変位する。
この時、圧力室53には大気開放通路63、分岐通路5
9を介して大気が導ひかれている。
ピストン51が第5図において右方に変位すると、ロッ
ド50を介してレバー48は時計方向に回動され、減速
比1.526の減速比1.526の減速比が大きい側の
副変速が得られ、加速性が向上する。
副変速が完了した後、クラッチペダルの踏み込みが解除
されて、摩擦クラッチ3が接続されると、クラッチ断検
出スイッチ70は開成されて、ソレノイド弁64への通
電がカットされ、圧力室54には大気圧が導ひかれるが
、ボール46の溝43への嵌合によりシフトレール40
は位置決めされ、上記減速比が大きい側への副変速が解
除されることはない。
次に、手動スイッチ66が操作されて端子68と69と
が接続された後にクラッチペダルが踏み込まれると、ソ
レノイド弁65への通電が行なわれて、圧力室53に負
圧が導びかれ、レバー48は反時計方向に回動される。
すると、シフトレール40は第3図において左方に変位
され、ボール46が溝44に嵌合された状態で停止し、
減速比1.181の減速比が小さい側の副変速が得られ
、低燃料が達成される。
以上より明らかなごとく、上記第1実施例によれば、副
変速機構の操作、すなわち、クラッチ装置15による変
速操作は運転席に設けられた手動スイッチ66を操作し
た後、適当な時期にクラッチペダルを踏み込めば、摩擦
クラッチ3の遮断に応答して目動的に切換操作が行なわ
れ、手動スイッチ66とクラッチペダルの踏み込み操作
とを同時に行なう必要がなく、変速操作が簡単である。
また、上記パワートレーンを有する変速機4においては
、入力軸5上に設けられた副変速機構による2つの減速
比と、出力軸8上に設けられた主変速機構による5つの
変速比との組合せにより、10段変速を可能としており
、車両の走行状態に対応して、低燃料費の経済的な走行
、あるいはドライバビリティの良好な高出力走行が簡単
な操作で可能となり、更には、3軸構造としたことによ
り、従来の2軸構造の場合に比べ出力軸の回転方向が逆
になることから、横置エンジンと、従来の縦置エンジン
が共通化されて、従来のエンジンをそのまま横置エンジ
ンに共用し得るほか、主変速機構と副変速機構とを別個
に設けた従来の変速機に比べ、装置の構造が大幅に簡潔
化されるとともに、変速機4の入力軸5方向に短かいコ
ンパクト化が計られ、特に、車幅の狭い小型自動車にエ
ンジン横置型FF方式が採用された上記実施例において
実用性が優れている。
また、上記第1実施例においては、副変速機構により選
択される2つの減速比の相対ギヤ比AI/A2が特に小
さく設定されているため、クラッチ装置15の切換操作
時、入力軸5と一体化される側の歯車13または14と
の相対回転速度が小さく、従って、同期時間を短く設定
できるとともに変速時のショックが小さく、アクチュエ
ータ49によるレバー48の操作力等のクラッチ装置1
5接続時におけるフィーリング調整が容易となり、アク
チュエータ49を含む副変速機構の自動操作装置の構造
が簡単になる。
なお、上記第1表実施例においては、アクチュエータ4
9を作動させる流体圧として吸気系を圧力源とする負圧
を利用したが、第7図に示す変形例のごとく、潤滑用オ
イルポンプを圧力源として同ポンプからの吐出油圧を用
いてもよく、また排気ガス浄化用に設けられる二次空気
供給用のエアポンプを圧力源として同ポンプからの吐出
空気圧を流体圧として用いてもよく、さらには特別に上
記アクチュエータ49作動用の空気圧または油圧を発生
するポンプを圧力源として用いてもよいものである。
第7図に示す変形例を上記第1実施例の特に第5図に示
したものと実質的に同一部分には同一符号を付して説明
すると、エンジン1に設けられた潤滑用オイルポンプ8
1の吐出側において、図示しない潤滑用油通路より分岐
した油通路82が各分岐通路58.59に接続され、各
分岐通路5859にはエンジン1のオイルパン83内に
連通する排油通路84.85及び86が設けられ、ソレ
ノイド弁64.65は油通路82または排油通路86と
各分岐通路58.59との連通を選択的に切換制御する
上記変形例においては、両ソレノイド弁64゜65が消
磁された状態で同圧力室53.54は排油通路86に連
通され、ソレノイド弁64または65が励磁されるとポ
ンプ81の吐出圧が油通路82、分岐通路58または5
9を介して圧力室54または53に導びかれ、同圧力室
に導ひかれた高油圧によりピストン51が作動する。
次に、第8図に示す本発明の第2実施例を上記第1実施
例の特に第5図に示したものと実質的に同一部分には同
一符号を付して説明すると、この第2実施例は上記第1
実施例における副変速機構の自動制御系統のさらに改良
されたものであって、摩擦クラッチ3のクラッチレバ−
11を図示しないクラッチペダルによる操作とは別個に
操作するクラッチコントロールレバー8γが設けられ、
同レバー8γはロッド88を介してアクチュエータ89
のダイヤフラム90中央部に連結されている。
アクチュエータ89の圧力室91は負圧通路91′を介
して負圧通路57のチェック弁60と負圧タンク61と
の間に接続され、同負圧通路91′の途中にはチェック
弁92及びエアクリーナ93が直列に介装された大気開
放通路94が設けられるとともに、圧力室91と負圧タ
ンク61または大気開放通路94との連通を選択的に切
換えるソレノイド弁95が設けられている。
また、気化器55に設けられ図示しないアクセルペダル
に連動されて作動するスロットル弁とは別個に吸気マニ
ホルド56内に絞り弁96が設けられ、同絞り弁96は
同絞り弁96の作動レバー97に当接するツレメイド9
8により開閉制御される。
上記作動レバー9γには第8図において時計方向に付勢
されたスプリング99が設けられ、ソレノイド98が消
磁された状態では絞り弁96がスプリング99の付勢力
により全開され、ソレノイド98が励磁されるとロッド
101が押し下げられ絞り弁96は閉じる。
また、副変速機構のクラッチ装置15の作動完了を検出
して1対のスイッチ102,103を選択的に開閉制御
する停止スイッチ104が設けられ同停止スイッチ10
4はクラッチ装置15の操作系の途中に設けられて、同
操作系の変位に応じて作動するレバー104′により制
御される。
スイッチ102には4つの端子105 、106゜10
7及び108が設けられ、また、スイッチ103には4
つの端子109,110,111及び112が設けられ
ている。
各スイッチ102,103の各可動片113゜114は
各々のスプリング115,116により端子105と1
06、または端子109と110とを接続し、端子10
γと108または端子111と112との接続を遮断す
る方向に付勢されている。
スイッチ102の端子106は絶縁された2端子を有し
、一方の端子はソレノイド弁64に実線で示すごとく接
続され、他方の端子はソレノイド弁95及びソレノイド
98に破線で示すごとく接続され、スイッチ103の端
子110も同様に絶縁された2端子を有し、一方の端子
はソレノイド弁65に実線で示すごとく接続され、他方
の端子はソレノイド弁95及びソレノイド98に破線で
示すごとく接続されている。
また、スイッチ102の端子105は実線及び破線にて
示すごとく上記端子106の2端子に対応した2系列の
独立回路として手動スイッチ66の端子67に形成され
た2端子に接続され、端子107はパワー作動表示灯1
17、キースイッチ71を介してバッテリ72に接続さ
れ、端子108はアースされている。
さらに、スイッチ103の端子109も実線及び破線に
て示すごとく上記端子110の2端子に対応した2系列
の独立回路として手動スイッチ66の端子68に形成さ
れた2端子に接続され、端子111はエコノミ作動表示
灯118、キースイッチ71を介してバッテリ72に接
続され、端子112はアースされている。
なお、手動スイッチの可動端子69は実線にて示すごと
くクラッチ断検出スイッチ70を介してキースイッチ7
1に接続されるとともに、破線により示すごとく、直接
キースイッチ71に接続され実線にて示す回路と、破線
にて示す回路とはそれぞれ独立して作動する並列回路を
形成している。
次に、上記第2実施例装置の作用について説明する。
第8図は、減速比が小さい側の副変速が達成された状態
を示しており、この状態は、停止スイッチ104のレバ
ー104′が可動片114をスプリング116の付勢力
に抗して押圧し、端子111と112とを接続すること
により、エコノミ作動表示灯118にキースイッチ71
を介してバッテリ72からの電流が流れ、同表示灯が点
灯されて運転者に報知される。
この状態より減速比が大きい側の副変速を得たい場合に
は、手動スイッチ66の可動端子69を切換えて、端子
69を67に接続する。
すると、クラッチ断検出スイッチ70は開状態にあるが
、キースイッチ71は閉成されているため破線により示
した回路が閉成される。
すなわち、バッテリ72よりキースイッチ71手動スイ
ッチ66の端子69,67、停止スイッチ104のスイ
ッチ102を介してソレノイド弁95及びソレノイド9
8に通電され、絞り弁96が閉じるとともに、ソレノイ
ド弁95の切換作動により大気開放通路94が遮断され
て負圧通路57が負圧通路91′を介してアクチュエー
タ89の圧力室91に連通され、負圧タンク61に蓄え
られた高負圧が圧力室91に導ひかれ、ダイヤフラム9
0が第8図上方に吸引されてレバー87が時計方向に回
動され、摩擦クラッチ3が遮断される。
そして、摩擦クラッチ3が遮断されると、クラッチ断検
出スイッチ70が閉じられ、実線で示した回路への通電
が開始される。
すなわち、バッテリ72よりキースイッチ71、クラッ
チ断検出70、手動スイッチ66の端子69.67、停
止スイッチ104のスイッチ102を介してソレノイド
弁64に通電され、上記第1実施例と同様にアクチュエ
ータ49が作動して減速比が大きい側の副変速の切換操
作が達成される。
なお、本実施例のアクチュエータ49にはピストン51
に代えてダイヤフラム51′が採用されている。
上記副変速が完了すると、停止スイッチ104のレバー
104′が切換って、可動片114の押圧が解除される
とともに可動片113がスプリング115の付勢力に抗
して押圧され、端子111と112とは遮断、端子10
9と110とが接続、端子105と106とは遮断、端
子107と108とが接続される。
端子105と106との遮断はソレノイド弁64.95
及びソレノイド98への通電を総て停止し、アクチュエ
ータ91には大気開放通路94より負圧通路91′に大
気が導ひかれレバー87は摩擦クラッチ3のダイヤフラ
ムプリングによる復元作用により反時計方向に回動され
、摩擦クラッチ3は接続され、一方ソレノイド98の消
磁により絞り弁96はスプリング99の付勢力が作用し
て全開され、またアクチュエータ49の圧力室54には
大気が導入される。
そして、上記副変速機構の切換作動の完了は端子107
と108とが接続されて、パワー作動表示灯117にキ
ースイッチ71を介してバッテリ72から電流が流れ、
同表示灯が点灯されることにより、運転者に報知される
この状態上の再度減速比が小さい側の副変速を達成した
場合には手動スイッチ66の可動端子69を操作して端
子68に接続すれば、上記と同様に絞り弁96、摩擦ク
ラッチ3及びクラッチ装置15が作動及び停止して上記
第8図に示す状態に戻される。
以上より明らかなごとく、この第2実施例によれば、手
動スイッチ66の簡単な切換操作だけで摩擦クラッチ3
の遮断及び絞り弁96の閉動及びそれに続くクラッチ1
5による副変速が自動的に行なわれ、副変速が手動スイ
ッチ66の操作に即座に応答して行なわれる。
従って、上記第2表実施例によれば、低燃費走行とパワ
フルな走行との切換えがより簡単にして応答性よく行な
われる。
また、上記第2実施例によれば、副変速状態が1対の作
動表示灯117及び118により確実に報知され、操作
状態の検出が確実であるとともに誤認及び誤操作が防止
される。
さらに、表示灯117,118の回路を除いて電流の消
費は副変速機構の変速作動中だけであり、使用電気量は
最小限に抑えられ、バッテリ上りが防止される。
第9図に示す上記第2実施例の変形例は、作動流体を吸
気系の負圧から第7図に示した変形例と同様に潤滑用オ
イルポンプ81の吐出油に変更したもので、本変形例を
上記第7図に示された変形例または上記第8図に示され
た第2実施例のものと実質的に同一部分には同一符号を
付して説明すると、クラッチ装置15作動用のアクチュ
エータ49には第7図に示された実施例の油圧回路と実
質的同二の回路が接続され、摩擦クラッチ15を作動す
るアクチュエータ89の圧力室91には油圧通路119
が接続され、同油圧通路119はソレノイド弁95を介
して油圧通路82の接続された油圧通路120または排
油通路86に接続された排油通路121に選択的に連通
される。
従って、本変形例も上記第2実施例と同様な作用が行な
われる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の第1実施例を示すパワートレーンの模
式図、第2図は上記実施例第3図において■−■線に沿
う矢視断面図、第3図は上記実施例における変速機の第
2図において皿−旧線に沿う矢視断面図、第4図は第3
図のTV−TV線に沿う矢視断面図、第5図は上記実施
例の副変速機操作系統を示す模式図、第6図は上記実施
例の変速機操作伝動系の概要図、第7図は上記実施例に
おける副変速操作系統の変形例を示す模式図、第8図は
本発明の第2実施例を示す副変速操作系統の模式図、第
9図は同第2実施例における副変速操作系統の変形例を
示す模式図である。 1・・・エンジン、2・・・フランク軸、3・・・摩擦
クラッチ、4・・・変速機、5・・・入力軸、7・・・
副軸、8・・・出力軸、10・・・差動装置、15,2
9,31・・・クラッチ装置、48・・・レバー 49
・・・アクチュエータ、57・・・負圧通路、58 、
59・・・分岐通路、62.63・・・大気開放通路、
64.65・・・ソレノイド弁、66・・・手動スイッ
チ、70・・・クラッチ断検出スイッチ、72・・・バ
ッテリ、82・・・油圧通路、84.85,86・・・
排油通路、87・・・クラッチコントロールレバー、8
9・・・アクチュエータ、94・・・大気開放通路、9
5・・・ソレノイド弁、96・・・絞り弁、98・・・
ソレノイド、102,103・・・スイッチ、104・
・・停止スイッチ、104′・・・レバー117.11
8・・・作動表示灯。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 12つの減速比が得られる副変速機構と、複数の変速比
    が得られる主変速機構とが内蔵された動力伝達機構、上
    記副変速機のクラッチ装置を作動して選択的に一方の減
    速比を達成するアクチュエータ、同アクチュエータを作
    動するための流体圧を供給する圧力源、同圧力源と上記
    アクチュエータの圧力室とを連通ずる圧力通路、同圧力
    通路の途中に連通された排圧通路、上記副変速機構の2
    つの減速比の一方を選択するための手動切換スイッチ、
    エンジン出力の上記動力伝達機構への伝達を断続制御す
    る摩擦クラッチが遮断された状態を検出するクラッチ断
    検出スイッチ、上記両通路の連通部に介装されるととも
    に上記両スイッチの状態に応じて励消制御されて上記ア
    クチュエータの圧力室を上記圧力源または排圧通路のい
    ずれか一方へ連通するソレノイド弁を具備することを特
    徴とする車両用変速機。
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