JPS582719B2 - 掛吊具 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、掛鉤を移動自在となし、窓際とか壁際のごと
き場所でも、常に水平状態を保持することかできるよう
になした物干等の械吊具の提供を目自勺とするものであ
る。

出願人自身が所有する実用新案登録第 １１４１８８６号（実公昭５０−１４７３１号。

「物干器」。

使用時に乾燥棒が左右に拡開する形式の物干器。

）のごとく、掛鉤具備の吊棒を中央に取付けた物干器は
、複数本の鎖などの先に掛鉤を具備したタイプの物干器
と比較して、鎖などのからまりもなく、また下端を保持
して持ち上げれば、踏台などを使わずに高いところにも
簡単に掛けられ便宜なものではあるが、依然として共通
する欠点が伏在しているのである。

それは、掛鉤の部位が一定位置にあるよう設定されてい
る関係から、物干さお等に掛けている限り、洗濯物等は
問題なく干すことができるものの、雨天のように屋内に
取り込んで、やむを得ず壁際の鴨居とか、窓際のカーテ
ンレール等に掛吊す場合、洗濯ばさみ多数を装備する枠
体とか、前記した多数本の乾燥棒等が通常かなり傾斜し
、そのため洗濯物かくつつき合ったり、その間隔が極度
に狭くなったりして、乾燥を妨げることが多かった。

本発明は、上述した欠点を解決し、捌吊場所に対応し簡
単な操作要領で、洗濯はさみ多数を装備する枠体とか、
多数本の乾燥棒等を常にほぼ水平状態に維持できるもの
である。

本発明の掛吊具は挾持機構などを具備する枠体からなる
主体部の架橋部上面を吊棒具備の保持体が滑動して任意
位置で停止するようになして、吊柿を移動自在となした
掛吊具である。

以下図面に従って本発明の掛吊具を説明する。

第１図において、１は主体部Ａを構成する架橋部であり
１２は該架橋部１上面を滑動し任意位置で停止するよう
に、プラスチックの弾性を利用し、咬合部３において装
着して１了る保持体である。

図中、５は突縁部であり、６は保持体２の上部に設定し
た吊棒４の連通孔、９は停止部、１０は吊棒４の抜脱防
止部、１１は洗濯はさみを例示したものである。

本発明によれば、物干ロープとか物干ざお等に掛吊す場
合は、第１図ａの実線で示した位置に保持体２を設定し
、また前述して来たとおり鴨居のごとき変則的な場所に
掛吊す場合は、虚線で例示した位置にまで保持体２を滑
動させればよいものである。

更に、本発明の他の実施例；こついて、第２図により説
明する。

図面上、１は主体部Ａを構成する架橋部であり２は該架
橋部１の任意位置で挾んで固定できるように、ブラスチ
ツクの弾性を利用し固定してなる保持体である。

図中、３は咬合部、５は突縁部であり、６は保持体２の
上部に設定した吊棒４の連通孔、９は停止部、１０は吊
棒４の抜脱防止部である。

７は連通孔６を有する支点機能を有する連絡部であり、
８は押圧部である。

この実施例によれば、物干ロープとか物干ざお等に掛吊
す場合は、第２図ａの実線で示した位置に保持体２を設
定し、また前述せる鴨居のごとき場所に掛吊す場合は、
虚線で例示した位置に保持体２を付け変るために、押圧
部８，８をつまんで保持体２を移動又は滑動して、架橋
部１の固定位置を挾み変えればよいものである。

本発明のこれらは、次のとおりの効果を発揮するもので
ある。

すなわち、単に、吊棒を直立させて掛鉤を物干ざおなど
に掛ければ、在来の物干器と同様に使用できるし、吊俸
の傾斜・スライド・付けかえ等により、その上部の掛鉤
を移動してから、鴨居とか、窓際のカーテンレール等に
掛ければ、やはり掛吊具自体をほぼ水乎状態に保つこと
ができるのである。

このように、常に掛吊具をほぼ水平状態に保つことがで
きるために、洗濯物がくつつき合って乾燥を妨げたりせ
ず、また、洗濯物が常に十分伸ばされて干されるために
、干し終わってから、それらをたたむ場合も簡単であり
、アイロンがけが不要になることの期待されるものであ
る。

なお、本発明の技術思想を説明するに当たって、掛吊具
、特に洗濯物の場合を例に挙げて述べたが、この例示に
限られるものではなく、写真用暗室での現像フイルムの
吊下げとか、各種記録メモの一時的整理区分のため吊斗
ける等の吊丁材にも応用して実施できるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る掛吊具の第１図ａは要部を示す斜視
図、同図ｂは要部拡大断面図、第２図ａは他の実施例の
要部を示す斜視図、同図ｂは要部拡大断面図である。 Ａ；主体部、１；架橋部、２；保持体、３；咬合部、４
；吊棒、５；突縁部、６；連通孔、７；連絡部、８；押
圧部、９；停止部、１０；抜脱防止部）１１；洗濯ばさ
み。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 主体部の架橋部上面を吊棒具備の保持体が滑動して
   任意位置で停止するようなして、吊棒を移動自在となし
   た掛吊具。 ２ 保持体の下部には突縁部を有する咬合部を設け、か
   つその上部には吊棒の連通孔を設け、しかも吊棒の停止
   部および抜脱防止部を設けてなる特許請求の範囲第１項
   記載の掛吊具。 ３ 保持体の下部には突縁部を有する咬合部に吊棒を挿
   通する連通孔を施した連絡部を介して押圧部を対設し、
   対設せる押圧部の押圧によって、吊棒を移動させること
   ができ、しかも吊棒の停止部および抜脱防止部を設けて
   なる特許請求の範囲第１項記載の掛吊具。