JPS5826805A - 殺菌作用及び駆かび作用を有する水で希釈し得る薬品及び木材の保護法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、殺菌作用及び駆かび作用を有し、殊に水性調
合物で木材の保護剤、消毒剤として、塗料系の殺菌剤と
して及び繊維製品、プラスチック、接着剤、建築材料、
紙、皮、旋盤油及び切削油、循環冷却水の殺菌及び駆か
び仕上げに適当な水で希釈し得る調合物及び木材の保護
法に関する。

本発明によるこの薬品は、作用物質として（ａｌ　　錫
に結合したアルキル基の全Ｃ数９〜１２個を有するトリ
アルキル錫化合物又はトリフェニル錫化合物及び （ｂ）　　Ｎ’−ヒドロキシ−Ｎ−シクロヘキシルーツ
アゼニウムオキシドのアルカリ金属塩を好ましくは重量
比５：ｌ−１：５、殊に３：１〜１：３で含有する。

本発明による薬品は、特に水性調合物で常用の乳化剤と
一緒にして、殊に木材の保護に使用するのに適当であシ
、その際作用物質の濃度は、好ましくは０．０５〜５重
量％、木材の保護にはＯ，１〜３重量％の範囲内である
。

微生物、例えば有害な真菌類及び細菌に対するトリオル
ガノ錫化合物の大きい効力は公知である。これらの化合
物群の作用の最適性は、一般に錫に結合したアルキル基
の全Ｃ数が９〜１２個の場合に存在する。これよシも短
かいが又は長い基は殺菌効力を減少する。実際にトリオ
ルガノ錫化合物は比較的広い作用スペクトルを示す：し
かしながら種々の微生物、例えばダラム陰性の細菌及び
一定の青真菌に対しては作用は比較的弱い。

主として木材の保護剤として使用される殺菌剤の他の群
は、１イッ特許第１０２４７４３号明細書に記載されて
いる。これはＮ′−ヒドロキシ−１ｉ−アルキルージア
ゼニウムオキノｒの塩である。この化合物の欠点は、木
材を保護するためには大きい使用濃度が必要であり、そ
の作用は木材を変色させる真菌類及び木材に寄生する細
菌に対してはわずかである。

この理由から　Ｎ／−ヒドロキシ−Ｎ−アルキルージア
ゼニウムオキシドの塩と他の特別の殺菌剤との混合物が
、効力を高めるため又は作用スペクトルを拡大するため
に提案される（ドイツ公開特許第２３３６２９０号明細
書、ドイツ公開特許第２３４１８８２号明細書）。

ところで、意外なことにトリアルキル錫化合物トＮ′−
ヒドロキシ−Ｎ　−７クロヘキシルージアゼニウムオキ
シドの塩との混合物は、殊にダラム陽性の細菌及び一般
にぼ〈滅するのが困難な子のう菌類及び不完全菌類の群
に所属する真菌類に対して共働作用を示すことが判明し
た。

同じようにして、木材を破かいする真菌類及びダラム陽
性の細菌に対して作用の増大を立証することができる。

本発明による薬品は好ましくは水性調合物の形で、殊に
木材を保護するために、例えば細菌及び真菌類、例えば
こうじ菌類及びトリコデルマ（Ｔｒｉｃｈｏｄｅｒｍａ
　）類によって容易におかされる新しく伐採した木材に
；同じようにして木材を破かいする真菌類及び細菌のま
ん延に対して本発明による作用物質組合せ物の共働作用
によって保護される建築木材に使用することができる。

細菌は木材の解体を生ぜしめないが、真菌類によって侵
害が促進され得る。

水性調合物で使用するためには、本発明による薬品は常
用の乳化剤、好ましくは非イオン性乳化剤、例えばアル
キルアリールポリグリコールエーテルを含有する安定な
水性濃縮物の形で提供することができる。かかる濃縮物
では作用物質混合物は１０〜２５重量％の濃度で存在す
る；この濃度は問題なく安定な使用濃度に希釈すること
ができる。

更に、本発明による薬品は水性塗料系、例えば分散液の
殺菌仕上げに、はちの保存剤として及び塗料の細菌及び
真菌類によるまん延に対し、特に木材の水性塗料系、例
えばアルキド樹脂分散液の青真菌によるまん延に対して
保護するために適当である。

同じようにして、水性調合物は種々の物質、例えば紙、
板紙、プラスチック、繊維製品、接着剤、建築材料及び
皮の殺菌仕上げに使用することができる。

他の使用領域は所望されない微生物に対する水の循環、
例えば循環冷却水、紙を創造する際の製造水又は旋盤油
及び切削油の仕上げである。

作用物質の濃度は、使用領域によシ木材の保護に対して
は０．１〜５重量％、塗料系、紙、繊維製品、建築材料
その他の仕上げに対しては０．０５〜３重量％並びに冷
却水及び製造水及び旋盤油及び切削油では０．０００１
〜０．２重量％である。

次に実施例につき本発明を説明する。

例　　１ 作用物質１０％を含有する調合物。

トリーｎ−ブチル錫オキシド　　　　４重量部非イオン
性乳化剤［Ｍａ−ｒｌｏｗｅｔ　ＩＳＭ　］　　　２２
０重量部水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　５
６重量部成分を攪拌によって均一にし、透明〜全体が若
干洞濁した混合物が得られ、これを水道水で約１：５０
の割合まで希釈し、透明〜若干乳白色の安定な調合物が
得られる。

例　　２ 作用物質１０％を含有する調合物。

ト　ジ−ｎ−ブチル錫すルエート５．７重量部液 非イオン性乳化剤（Ｍａｒｌｏｗｅｔ　　ＩＳＭ）　　
　２１．５重量部水　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　５８５重量部成分を攪拌によって均一にし、透
明〜全体が若干凋濁した混合物が得られ、これを水道水
で約１：５０の割合まで希釈し、透明〜若干乳白色の安
定な調合物が得られる。

例　　３ 作用物質２４％を含有する調合物。

トリーｎ−ジチル錫ナフチネート　　　　１２重量部液 非イオン性乳化剤（Ｍａｒｌｏｗｅｔ　　ＩＳＭ　）　
　　　４８重量部液分を攪拌によって均一にし、透明〜
全体が若干温潤した混合物が得られ、これを水道水で約
１：１００の割合まで希釈し、透明〜若干乳白色の安定
な調合物が得られる。

例　　４ 作用物質１５％を含有する調合物。

ト’）−ｎ−ブチル錫アビエテート　　　　　６重量部
液 非イオン性乳化剤（Ｍａｒｌｏｗｅｔ　ＩＳＭ　）　　
　　２４重量部水　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　４０重量部液分を攪拌によって均一にし、透明
〜全体が若干涸渇した混合物が得られ、これを水道水で
約１＝７５の割合まで希釈し、透明〜若干乳白色の安定
な調合物が得られる。

第　　　１　　　表 作用を比較するために、次の水溶液に紙の鏡筒（ｍ５．
５Ｃｒｎ）を含浸し、空気で乾燥し、次いでベト９〜皿
中でＭＪｍ懸濁液を接種したＸＦ−数基天上に置き、＋
３７℃で２日間培養した。次いで鏡筒の周りの抑制帯域
の大きさを測定した：第　　　２　　　表 第１表からの方法によって、含浸した紙の鏡筒を、試験
真菌類の胞子懸濁液を噴霧した生麦芽の寒天上に置き、
＋３０℃で３週間培養した。

次いで試料の周りの抑制帯域を測定した：牢−試料の著
しい成長 第　　　３　　　表 第２表からの方法によって、試料の周りの抑制帯域を測
定した： 作用を比較するために、寸法５Ｘ２．５Ｘ１．５確の松
のしらた材丸木片を、次の作用物質の水溶液に含浸した
： Ａ　トリーｎ−ブチル錫ナフチネート　　　　　２重量
％Ｂ　　Ｎ’−ヒドロキシ−Ｎ−シクロへキジルーツア
ゼニウムオキノドのに塩　　　　　　　２重量％Ｃ例３
からの作用物質組合せ物　　　　２重量％Ｄ　作用物質
を含有しない 乾燥しかつ殺菌した後に、それぞれ作用物質を有する及
び有しない丸木片を、試験真菌類の胞子懸濁液を噴霧し
た生麦芽の寒天を有するカーレ（Ｋａｌｌｅ　）ンヤー
レ中に装入し、＋３０℃で１０週間培養した。次いで試
料上の菌糸体の成長を視覚によって判定した： カーレ（Ｋａｌｌｅ　）　／ヤーレの実験における含浸
した木材丸木片の試験真菌に対する抑制作用。

本試料の成長二　　−一成長しない 十−わずかな成長 す十−中位の成長 ＋十十二著しい成長 Ｈ２＝試料の周りの抑制帯域（龍） 復代理人　弁理士　矢　野　敏　雄　％。

、′：、−シー・

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　　（ａ）　　錫に結合したアルキル基の全Ｃ数９
   〜１２個を有するトリアルキル錫化合物又はトリフェニ
   ル錫化合物及び （ｂｌ　　Ｎ’−ヒドロキシ−Ｎ−シクロヘキシルーツ
   アゼニウムオキシドのアルカリ金属ｍからなる作用物質
   混合物を含有し、殺菌作用及び駆かび作用を有する水で
   希釈し得る薬品。 ２、作用物質混合物を重量比５＝１〜１：５、殊に３二
   １〜１：３で含有する特許請求の範囲第１項記載の薬品
   。 ３、　木材の保護に対して （ａｌ　　錫に結合したアルキル基の全−Ｃ数９〜１２
   個を有するトリアルキル錫化合物又はトリフェニル錫化
   合物及び （ｂｌ　　Ｎ’−ヒドロキン−Ｎ−シクロヘキシルーツ
   アゼニウムオキシドのアルカリ金属塩からなる作用物質
   混合物及び常用の乳化剤を含有し、作用物質の濃度０．
   １〜３重量％を有する水性調合物を使用することを特徴
   とする木材の保護法。