JPS5826333B2 - テトラロ−ル化合物の製造法 - Google Patents

テトラロ−ル化合物の製造法

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JPS5826333B2
JPS5826333B2 JP6945974A JP6945974A JPS5826333B2 JP S5826333 B2 JPS5826333 B2 JP S5826333B2 JP 6945974 A JP6945974 A JP 6945974A JP 6945974 A JP6945974 A JP 6945974A JP S5826333 B2 JPS5826333 B2 JP S5826333B2
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tetrahydronaphthalene
water
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acid
hydroxy
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安 三野
弘貞 杉原
正夫 西川
正純 渡辺
道生 本橋
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Takeda Chemical Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は医薬とりわけ喘息または不整脈の予防、治療剤
として有用な新規テトラロール化合物の製造法に関する
従来、喘息の治療剤としては、β−アドレナリンの受容
体の興奮作用を有するイソプロテレノールやメタプロテ
レノールが多く用いられている。
しかし、イソプロテレノールはβ2−アドレナリン受容
体に関係があるといわれている気管支拡張作用を有する
と同時にβ1−アドレナリン受容体に関係があるといわ
れている心臓の機能をも昂進させる強い副作用があり、
またメタプロテレノールは上記副作用は弱いが気管支拡
張作用も弱く、いずれも満足のいくものではなかった。
本発明者らはこれらの事情に鑑み種々研究した結果、上
記イソプロテレノールよりも強力な気管支拡張作用を有
し、しかもβ1−アドレナリン受容体に対する興奮作用
が弱く副作用が殆んどない新規テトラロール化合物を合
成し、さらに鋭意研究を重ねて本発明を完成した。
すなわち本発明は 一般式 〔式中、Rは水素原子、アルコキシもしくはインドリル
で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシで核置
換されていてもよいフェニルアルキル基またはシクロア
ルキル基を示し、Zl、Z2、Z3、z4は水素原子ま
たは低級アルキル、ベンジルおよびアンルから選ばれた
保護基を示しZl〜Z4の少くとも一つは当該保護基で
あり、ZlとZ2とが結合してン−CH3を形成しても
よく、zl とRとが結合して−R’(RはRのα位炭
素原子における2価基を示す)を形成してもよく、また
はz3とR4とが結合して低級アルキリデンを形成して
もよい。
〕で表わされる化合物を保護基除去反応に付すことを特
徴とする一般式 〔式中、Rは前記と同意義、Z3、Z4はZ3、Z4と
同定義であるが、上記Z1、Z2が共に水素原子である
場合Z3′、Z4′の少くとも一方は上記Z3、Z4か
ら保護基の除去された水素原子である。
〕で表わされるテトラロール化合物の製造法である。
前記一般式〔■〕、[II)に関し、Rとしての低級ア
ルキル基は直鎖状もしくは分枝状のいずれでもよく、好
ましくは低級アルキル基(例、メチル、エチル、n−7
’ロピル、i 7”ロピル、nブチル、i−ブチル、
t−ブチル、5ec−ブチル、n−ペンチル i−ペン
チル、t−ペンチル、nヘキシル、i−ヘキシル基など
)、低級アルケニル基(例、ビニル、フロベニル、フチ
ニル、ペンテニル、ヘキセニル基など。
)、低級アルキニル基(例、エチニル、フロビニル、ブ
チニル、ペンチニル、ヘキシニル基など。
)があげられる。これらのアルキル基は置換基を有して
いてもよく、置換基としては、アルコキシ(例、メトキ
シ、エトキシ、プロピルオキシ基など。
)、インドリル、アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ
、プロピルオキシ基など)で核置換されていてもよいフ
ェニルが挙げられる。
R1としてのシクロアルキル基は、たとえばシクロフロ
ビル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル
、シクロヘプチルなどである。
一般式CI)に関し、Zl、Z2、Z3、z4テ示され
る保護基としては、低級アルキル基(例、メチル、エチ
ル、n−プロピル、i−プロピル、nブチル、i−ブチ
ル、t−ブチル、5ee−ブチル、n−ペンチル、i−
ペンチル、t−ペンチル、n−ヘキシル基など。
)、ベンジルまたはカルボン酸由来、スルホン酸由来、
炭酸由来、カルバミン酸由来のアシル基(例、ホルミル
、アセチル、プロピオニル、ブチリル、2−メチル−2
〜ブテノイル、モノクロロアセチル、ジクロロアセチル
、トリフルオロアセチル、ベンゾイル、トルイル、メジ
トイル、4−クロロベンゾイル、3−ベンゾイルプロパ
ノイル、キサンチン−9−カルボニル、ベンゼンスルホ
ニル、トルエンスルホニル、メタンスルホニル、トリフ
ルオロメタンスルホニル、ベンジルオキシカルボニル、
t−ブチルオキシカルボニル、i−ボルニルオキシカル
ボニル、カルバモイル、トリクロロメチルイミドイル基
など。
)が挙げられる。
zlとZ2とが結合して)−CH3を形成してもよく、
またZl とRとが結合して−R’(R’はRのα位
炭素原子における2価基を示す〕を形成してもよく、ま
たはR3とR4とが結合して低級アルキリデン(例、メ
チリデン、エチリデン、プロピリデン、インプロピリデ
ン、ブチリテン、ペンチリデン、ヘキシリデン基など。
)を形成していてもよい。
一般式〔■〕に関し、z3、Z4で示される保護基とし
てはZ3、z4として前記した基と同様の基があげられ
る。
本発明の方法は一般式CI)の化合物を保護基除去反応
に付すことにより行われる。
保護基除去反応としてはその目的を達する限り自体公知
のいかなる反応を用いてもよく、たとえば還元反応、酸
化反応、加溶媒分解反応などが好都合に用いられる。
さらに詳しくは、たとえば■白金、パラジウム、ロジウ
ム、ラネーニッケルなどを触媒とする接触還元、■液体
アンモニヤまたはエタノール、ブタノールのようなアル
カリ土類金属す) IJウム、カリウムなどによる還元
、■リチウムアルミニウムヒドリド、ナトリウムアルミ
ニウムヒドリド、ナトリウムボロヒドリドなど水素化金
属化合物による還元、■亜鉛、鉄などの金属と酢酸、ギ
酸などの有機酸、塩酸、硫酸などの無機酸とによる還元
、■塩化アルミニウム、臭化アルミニウム塩化亜鉛、ヨ
ウ化マグネシウム、塩化鉄、三塩化ホウ素、三臭化ホウ
素などのルイス酸との反応、■弗化水素、48%臭化水
素酸、臭化水素−酢酸、塩酸、ヨウ化水素などのハロゲ
ン化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、過塩素酸、ホウ酸な
どの酸またはその水、アルコールなどの溶液との反応、
■トリフルオロ酢酸、酢酸、シュウ酸、ハラトルエンス
ルホン酸、ギ酸などの有機酸またはその水溶液との反応
、■水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、アンモニヤ水
、ヒドラジンヒトラードなどの無機塩基、ピリジン塩酸
塩、水酸化テトラメチルアンモニウム、コリシン−ヨウ
化リチウムナトの有機塩基との反応、■濃硝酸、無水ク
ロム酸、過マンガン酸カリ、オゾン、過酸化ベンゾイル
などの酸化剤との反応、[相]チオ尿素、メルカプチド
、酢酸鉛などの化学物質との反応、0水、メタノール、
エタノールなどの溶媒との反応、@電解還元、電解酸化
、紫外線照射などの物理的処理、◎酵素反応などの反応
があげられる。
反応温度は方法によっても異なるが、一般には約−40
0〜150℃程度が好ましい。
本反応は通常常圧で行なわれるが、場合によっては減圧
または加圧下に行なってもよい。
上記保護基除去反応は段階的に進行させてもよく、たと
えば原料化合物〔■〕のZl、Z2、Z3、Z4がすべ
て保護基である場合、これらの保護基を順次除去して行
くことによって目的化合物〔■〕を得てもよい。
なお本発明の方法において原料化合物CI)のRに保護
基除去反応によって変化を受ける基が存在する場合、こ
れを保護基除去反応に付すことにより、原料化合物のR
が自体公知の変化を受けた形の基を有する目的化合物C
IDが得られることもある。
たとえば、原料化合物〔■〕のRが還元されうる基であ
る場合、本発明の方法において還元反応を用いれば、対
応部分の還元された基を有する目的化合物CII)が得
られることもあり、原料化合物CI、l]のRが加溶媒
分解されうる基である場合に加溶媒分解反応を用いれば
、対応部分の加溶媒分解された基を有する目的化合物(
II)が得られることなどもある。
上記から明らかなように本発明の原料化合物〔■〕、目
的化合物CII)に共通して用いられているRの信号表
示はそれらが同定義に属する基を表わすことを示してい
るものであって、それらが必ずしも反応の前後を通じて
同一の基であることを示すものではない。
本発明の目的物すなわち一般式〔■〕で示される化合物
は通常の分離精製手段、たとえば濃縮、1過、再結晶、
カラムクロマトグラフィーなどの手段を用いることによ
って反応混合物から容易に単離することができる。
これらの化合物はいくつかの不整炭素原子を有するため
数種の異性体があり、通常はこれらの異性体混合物とし
て得られるが、場合によっては立体特異的に生成物が得
られることもある。
またラセミ異性体混合物は所望により通常の方法たとえ
ば光学活性の酸または塩基と塩を主族させて分離するこ
とができ、また多孔性吸着樹脂を用いて物理吸着を利用
して分離することも可能である。
また本発明の目的化合物は常法により塩たとえば無機酸
塩(例、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩など。
)、有機酸塩(例、マレイン酸塩、フマール酸塩、酒石
酸塩、トルエンスルホン酸塩、ナフタリンスルホン酸塩
、メタンスルホン酸塩など。
)などの酸付加塩として単離することもできる。
かくして製造される本発明の目的物すなわち一般式CI
)で示される化合物およびその塩はβアドレナリン受容
体の興奮作用もしくは抑制作用、冠動脈拡張作用、鎮痛
作用などの薬理作用を有し、たとえば喘息、不整脈、狭
心症、偏頭痛などの疾病に対する治療剤、予防剤として
有用である。
本発明の目的化合物をこれらの医薬と1〜て用いる場合
、それ自体あるいは適宜の薬理的に許容される担体、賦
形剤、希釈剤と混合し、粉末、顆粒、錠剤、カプセル剤
、注射剤、噴霧剤などの形態で経口的または非経口的に
投与することができる。
投与量は対象疾患、症状、化合物の種類、投与方法によ
っても異なるが、たとえば喘息または不整脈の治療剤と
して成人に投与する場合、経口投与では1日あたり約1
〜100■程度、静注投与では1日あたり約0.01〜
1■程度、噴霧などによる局所投与では1回あたり約0
.1〜10■程度がそれぞれの好ましい投与量である。
以下に本発明の目的化合物の一つである2−イソプロピ
ルアミノート5・6−) !Jヒドロキシー1・2・3
・4−テトラヒドロナフタレンの臭化水素酸塩の小生摘
出気管筋弛緩作用を公知のイソプロテレノールと比較し
て第1表に示す。
この値はイソプロテレノールの効力を100とした時の
相対比である。
さらに、本発明の目的化合物CII)は各種医薬品の合
成中間体としても有用である。
本発明の原料化合物〔■〕は、たとえば下記に示す方法
によって合成することができる。
〔式中、R,R’、Zl、Z2、Z3、Z4、Z5は前
記と同意義、Xは・・ロゲン原子を示す。
〕上記の(a)、(b)の工程中、(イ)の反応はZ3
、Z4の種類によって適宜自体公知の反応から選択され
る。
たとえばZ3、Z4がメチル基の場合にはジアゾメタン
を作用させる反応、Z3、Z4がメチル基以外の低級ア
ルキル基、アラルキル基の場合はアルカリの存在下に対
応するハロゲン化アルキルまたはハロゲン化アラルキル
を作用させる反応、Z3、z4がアシル基の場合は対応
する酸ハロゲン化物、酸無水物などを作用させる反応な
どがある。
(ロ)の反応としては、たとえばアシル化後還元する反
応、ケトンまたはアルデヒドなどのカルボニル化合物と
の還元アルキル化反応、R−Q〔式中、Qはアミノ基の
水素原子とRとを置換しうる活性基(例、ハロゲン原子
、低級アルキルスルホニルオキシ基、アリールスルホニ
ルオキシ基など。
)を示す。〕で表わされろ化合物との反応などがあげら
れる。
←→、(力、(ト)の反応としては前記(o)の反応と
同様の反応があげられ、(I、(四の反応としては前記
(イ)の反応と同様の反応があげられる。
以下に本発明の方法を参考例、実施例によりさらに詳し
く説明するが、これらは本発明の範囲を何ら限定するも
のではない。
参考例 1 粉末水酸化カリウム112■をアセトン10m1に懸濁
させ、5・6−シヒドロキシー3・4−ジヒドロ−1(
2H)−ナフタレノン182■を加え、塩化ベンジル0
.25m1および粉末ヨウ化カリウム332mlを加え
て3時間加熱還流する。
アセトンを留去し、水およびクロロホルムを加え振とう
する。
クロロホルム層を水洗、乾燥後、クロロホルムを留去す
る。
残留物をメタノールから再結晶すると5・6−ジベンジ
ルオキシ−3・4−ジヒドロ−1(2H)−ナフタレノ
ンが得られる。
融点104−106℃。
元素分析値 C24H2208として 計算値 C80,42、H6,19 実測値 cso、io、H6,23 参考例 2 金属ナトリウム0.771より調整したナトリウムメチ
ラートをギ酸エチル2.Flおよび無水ベンゼン30r
Illの混液に加え、温度をO−2℃に保ちながら窒素
気流中で5・6−ジベンジルオキシ−3・4−ジヒドロ
−1(2H)−ナフタレノン6.0OS’の無水ベンゼ
ン溶液(35m0を滴下する。
反応液の温度を徐々に上昇させ、室温で4時間攪拌した
後、氷水およびクロロホルムを加え振と5する。
有機溶媒層を希塩酸で洗浄し、ついで水洗、乾燥後有機
溶媒を留去する。
残留物をシクロヘキサンから再結晶すると2−ヒドロキ
シメチレン−5・6−ジベンジルオキシ−3・4−ジヒ
ドロ−1(2H)−ナフタレノンが得られる。
融点105−108℃ 元素分析値 C25H2□04 として 計算値 C77,70、H5,74 実測値 C77,85、H5,49 参考例 3 2−ヒドロキシメチレン−5・6−ジベンジルオキシ−
3・4−ジヒドロ−1(2H)−ナフタレノン3.27
Pをジクロルメタン36m11酢酸180m1および水
9mlの混液に溶解し、0℃に冷却しながら亜硝酸ナト
リウム1.175Pの水15m1溶液を徐々に滴下する
滴下後30分間攪拌し、ジクロルメタン200rrLl
を加え、洗液が中性になるまで水洗する。
ジクロルメタン層を乾燥後、減圧下に留去する。
残留物をテトラヒドロフランより再結晶すると2−イソ
ニトロソ−5・6−ジベンジルオキシ−3・4−ジヒド
ロ−1(2H)ナフタレノンが得られる。
融点203−208℃(分解)。
元素分析値 C24H2i o4Nとして計算値 C7
4,40,H5,46、N3.62実測値 C74,1
6、H5,32、N 330参考例 4 2−インニトロソ−3・4−ジヒ1゛ロー5・6ジベン
ジルオキシー1(2H)−ナフタレノン3.01を無水
テトラヒドロフラン140m1に溶解し、リチウムアル
ミニウムヒドリド1.51を徐々に加え、5時間加熱還
流する。
反応液に氷水を加え、クロロホルムで抽出する。
クロロホルム層は常法により水洗乾燥し、クロロホルム
を留去する。
残留物にエーテル100TLlを加え、パラトルエンス
ルホン酸1,910エーテル100TLl溶液ヲ加工、
生じた無色沈殿を1取し、エタノールおよびエーテルの
混液から再結晶すると1−ヒドロキシ−2アミノ−5・
6−ジベンジルオキシ−1・2・3・4−テトラヒドロ
ナフタレンのp−)ルエンスルホン酸塩が得られる。
融点186−189℃(分解)。
元素分析値 C24H2503N−C7H803Sとし
て計算値 C67,99、H6,07、N2.56実測
値 C67,88、H6,19、N2.47参考例 5 1−ヒドロキシ−2−アミノ−5・6−ジベンジルオキ
シ−1・2・3・4−テトラヒドロナフタレンp−)ル
エンスルホン酸[377■ヲ無水メタノ一ル10m1お
よびシクロペンタノン5mlに溶かし、0°Cに冷却し
てリチウムシアノポロヒドリド・ジオキサン複合体(L
i BH3CN・2C4H302)400■を少量ずつ
加える。
0°Cで2時間攪拌後さらに室温で一夜攪拌をつづける
メタノールを留去し、残留物に水および酢酸エチルを加
えて振とうする。
酢酸エチル層を水洗、乾燥後減圧下に留去する。
残留物をエーテルに溶解、無水修酸77■のエーテル溶
液を加え、生じた無色沈殿をと取、95%エタノールか
ら再結晶すると1−ヒドロキシ−2−シクロペンチルア
ミノ−5・6−ジベンジルオキシ−1・2・3・4−テ
トラヒドロナフタレン蓚酸塩が得られる。
融点198202℃(分解) 元素分析値 C29H33NO3・C2H204として
計算値 C69,78、H6,61、N 2.62実
測値 C69,73、H6,56、N 263参考例
6 5・6−ジベンジルオキシ−3・4−ジヒドロ1(2H
)−ナフタレノン7.61をジクロルメタン60m1に
溶かし、無水炭酸カルシウム1.72を加える。
この混合物にブロム3.20?のジクロロメタン401
rLl溶液を徐々に滴下する。
滴下後4時間室温で攪拌し、水を加えて振とうする。
ジクロロメタン層を水洗し、乾燥し、ジクロロメタンを
留去する。
残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、ベンゼンで
展開し、シクロヘキサンより再結晶すると2−ブロモ−
5・6−ジベンジルオキシ−3・4−ジヒドロ−1(2
H)−ナフタレノンが無色結晶として得られる。
融点106−108℃ 元素分析値 C24H2103Brとして計算値 C6
5,91、H4,84 実測値 C65,78、H475 参考例 7 875■の2−フロモー5・6−ジベンジルオキシ−1
(2H)−ナフタレノンと609■のベンジルメチルア
ミンとを20m1のテトラヒドロフランに溶かし、窒素
気流中で21時間還流下に加熱する。
反応液を200’frLlのベンゼンでうすめ、氷冷し
た1規定塩酸ついで氷水で洗い、有機層をp紙を通して
脱水後減圧濃縮して褐色のシロップ状物約11を得た。
このものを10m1のテトラヒドロフランと151TL
lのエタノールの混液にとかし、この液に窒素気流中、
水冷下にかきまぜながら390■の水素化ホウ素ナトリ
ウムを加えた。
50分後さらに400■の水素化ホウ素ナトリウムを加
え、さらに40分抜水浴を去り、室温で4時間かきまぜ
、水冷下に酢酸を加えて過剰の水素化ホウ素ナトリウム
を分解し、50rulのエタノールを加えて冷却し、析
出した結晶を戸取した。
これをベンゼンで洗い抽出し、ベンゼン層を水洗、乾燥
後減圧濃縮し、残留物をクロロホルム−エタノールから
再結晶すると205■の1−ヒドロキシ−2−ベンジル
メチルアミノ−5・6−ジペンジルオギシー1・2・3
・4−テトラヒドロナフタレン(主にトランス体からな
り、少量のシス体を含む)が黄色鱗片品として得られる
融点116−117℃ 参考例 8 5・6−シメトキシー3・4−ジヒドロ−1(2H)−
す7タL//ン15?ノメタ/ −/l/200m1!
溶液に水冷下で水素化ホウ素ナトリウム6.01を加え
、30分間かきまぜる。
反応液に水1.eを加えクロロホルムで抽出する。
水洗、乾燥後溶媒を減圧留去し、残留物をベンゼンから
再結晶すると融点74−76℃の無色プリズム状晶とし
て1ヒドロキシ−5・6−シメトキシー1・2・3・4
−テトラヒドロナフタレン151が得られる。
元素分析値 C1□H1603として 計算値 C69,21,H7,74 実測値 C69,13、H762 参考例 9 1−ヒドロキシ−5・6−シメトキシー1・2・3・4
−テトラヒドロナフタレン15′fIと硫酸水素カリウ
ム0.5zのベンゼン100m1溶液を、水を除去しな
がら2時間還流する。
反応物を水洗、乾燥後減圧濃縮すると融点38−39℃
の無色針状晶として5・6−シメトキシー3・4−ジヒ
ドロナフタレン131が得られる。
元素分析値 Cl2H1403として 計算値 C75,76、H7,42 実測値 C75,71、H7,25 参考例 10 5・6−シメトキシー3・4−ジヒドロナフタレン13
Zのジメチルスルホキシド130mlml溶水3zとN
−フロムコハク酸イミド181を加え、10−15℃に
保ち20分間かきまぜる。
反応物に水11を加えてベンゼンで抽出、水洗、乾燥後
減圧濃縮し、残留物をベンゼンと石油エーテルの混合溶
媒から再結晶すると融点98−101℃の無色プリズム
状晶として2−ブロム−1−ヒドロキシ−5・6−シメ
トキシー1・2・3・4テトラヒドロナフタレン111
が得られる。
元素分析値 Cl2H,503Brとして計算値 C5
0,18、H5,26 実測値 C50,04、H5,22 参考例 11 2−フロム−1−ヒドロキシ−5・6−シメトキシー1
・2・3・4−テトラヒドロナフタレン5.01とte
rt−ブチルアミン50rnlを封管中110120°
Cで1.5時間加熱後、tert−ブチルアミンを留去
し、残留物を水洗後、ベンゼンで抽出し、水洗、乾燥後
減圧濃縮する。
残留物をアルコール性塩酸にとかし、活性炭処理後エチ
ルエーテルを加え、析出した結晶を戸取すると融点20
9−210℃の無色針状晶として1−tert−ブチル
アミノ−2−ヒドロキシ−5・6−ジメトキンー1・2
・3・4−テトラヒドロナフタレン塩酸塩3.11が得
られる。
元素分析値 C16H2,03N−HC1計算値 C6
0,85、H830、N 444実測値 C60,43
、H8,28、N4.34参考例 12 1−tert−ブチルアミノ−2−ヒドロキシ−5・6
−シメトキシー1・2・3・4−テトラヒドロナフタレ
ン塩酸塩1.02を少量の水にとかし、炭酸水素ナトリ
ウムでアルカリ性にし、クロロホルムで抽出、水洗、乾
燥後クロロホルムを留去し、残留物を乾燥ベンゼン10
0rrLlにとかし、これにトリエチルアミン無水硫酸
塩0.91を加え1時間加熱後、無水炭酸カリウム6.
0Pを加え激しくかきまぜながら3時間還流を行なう。
冷後反応液を水洗、乾燥し、減圧濃縮すると淡黄色油状
物質のN−tert−ブチルート2−エビイミノ−5・
6−シメトキシー1・2・3・4−テトラヒドロナフタ
レン0.4Pが得られる。
マススペクトル 261(M+)、246(MH3 NMRスペクトル(CDC13、δ) 0.95(9
H1S)、3.70(3H,S)、3.86 (3H,
s)参考例 13 N−tert−ブチルート2−エビイミノ−5・6−シ
メトキシート2・3・4−テトラヒドロナフタレン0.
4L?のジオキサン20m1溶液に1規定硫酸5mlを
加え室温で10時間かきまぜる。
反応液に水を加え20%水酸化す) IJウムでアルカ
リ性にし、ベンゼンで抽出する。
水洗、乾燥後、ベンゼンを減圧留去し、得られた残留物
にフマール酸エーテル溶液を加えフマール酸塩とし、メ
タノールとエーテルの混合溶媒より再結晶すると融点2
18−220°Cの無色針状晶として2−tertブチ
ルアミノ−1−ヒドロキシ−5・6−シメトキシー1・
2・3・4−テトラヒドロナツタレンツマール酸塩0.
:l’が得られる。
元素分析値 C16H2503N−翅C4H404とし
て計算値 C64,07、H806、N4.15実測値
C64,30、H815、N3.90参考例 14 2.01の1・5・6−ドリヒドロキシー2−アミノ−
1・2・3・4−テトラヒドロナフタレン臭化水素酸塩
を60m1の無水酢酸に懸濁し、これに20m1のピリ
ジンを加え、栓をして一夜室温でかきまぜる。
反応液を減圧下にほとんど乾固し、残留物に約70rd
の水と数滴のピリジンを加えて室温で30分間かきまぜ
、ついでクロロホルムで抽出する。
抽出液を水洗、乾燥したのち溶媒を留去し、残留物を少
量のアセトンに溶かし、多量のエーテルを加えてかきま
ぜ、水冷後析出した沈殿を沢取すると1・5・6−ドリ
アセトキシー2−アセチルアミノート2・3・4−テト
ラヒドロナフタレン(シス体とトランス体の混合物)の
粗結晶203グが得られた。
このものを101111のアセトンに溶かし、100m
1のエーテルを加え一夜室温に放置し、析出した結晶を
沢取すると525■のシスート5・6− ) IJアセ
トキシ−2−アセチルアミノート2・3・4−テトラヒ
ドロナフタレンが得られた。
融点196−197℃。NMRスペクトル(重ジメチル
スルホキシド中;δppm ) 5.95 (dou
blet、 I HlJ = 3.2Hz )。
シス体を沢去した母液にさらに50m1のエーテルを加
えて冷却後析出した結晶を沢取し、1020mgのトラ
ンス−1・5・6−トリアセトキシ−2アセチルアミノ
ート2・3・4−テトラヒドロナフタレンを得た。
融点140から145℃で一旦融け、再び回化し、18
3℃で再び融ける。
NMRスペクトル(重ジメチルスルホキシド中;δpp
m ) 5.81 (doublet、IH,J=6
.2Hz )。
実施例 1 1−ヒドロキシ−2−エチルアミノ−5・6ジメトキシ
ー1・2・3・4−テトラヒドロナフタレン251m9
をジクロロメタン50m1に溶解し、約−75℃に冷却
し、これに三臭化ホウ素750■のジクロロメタン10
7711溶液を滴下し、数時間かきまぜたのち、室温に
もどし、反応液を低温で減圧濃縮し、残留物にエタノー
ルを加え、10分間加熱後、活性炭処理し、エチルエー
テルを加えると1・5・6−ドリヒドロキシー2−エチ
ルアミノート2・3・4−テトラヒドロナフタレン臭化
水素酸塩が得られる。
融点170−171’C(分解) 実施例 2 ■−ヒドロキシー2−アミノー5・6−ジベンジルオキ
シ−1・2・3・4−テトラヒドロナフタレンのp−ト
ルエンスルホン酸塩1.01を水100m1に溶解し、
5%パラジウム、炭素を触媒として、常温常圧で接触還
元を行なう。
計算量の水素を吸収したところで、反応液を1過して触
媒を除き、少量の臭化水素酸を加えて減圧濃縮する。
残留物に少量の水を加えて溶解し、エチルエーテルで抽
出して可溶部分を除く。
水層を炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、クロロホル
ムで数回抽出し、乾燥後、少量の臭化水素酸を加えて減
圧濃縮し、残留物を水、メタノールおよびエチルニー沫
チルの混合液から再結晶すると、1・5・6−ドリヒド
ロキシー2−アミノート2・3・4−テトラヒドロナフ
タレンの臭化水素酸塩が得られる。
融点192−200℃(分解) 元素分析値 C,□H1303N−HBr−H20とし
て計算値 C40,84、H5,48、N 476実測
値 C40,48、H5,47、N4.66実施例 3
−15 実施例2に準じ、原料化合物として1−ヒドロキシ−2
−アミノ−5・6−ジベンジルオキシト2・3・4−テ
トラヒドロナフタレンの代りに表1第2欄の化合物を使
用すると、同表第3欄に示す化合物が得られる。
実施例 16−18 実施例2に準じ、原料化合物として表2第2欄に示す化
合物を使用し、臭化水素酸の代りにフマ※※−ル酸を用
いると、同表第3欄に示す化合物が得られる。
実施例 19 2−アセチルアミノ−1−ヒドロキシ−5・6−シメト
キシー■・2・3・4−テトラヒドロナフタレン1.0
1を1%塩酸水溶液50TLlに加え、水溶上で3時間
加熱する。
反応液を冷後エーテルで抽出して不純物を除く。
塩酸水溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、
り、ロロホルムで抽出し、乾燥後減圧濃縮し残留物をエ
チルエーテルより再結晶すると、0.11の2−アミノ
−1ヒドロキシ−5・6−ジメ)キー、’−1・2・3
・4−テトラヒドロナフタレンが無色結晶として得られ
る。
融点122−124℃元素分析値 Cl2H1703N
として 計算値 C64,55、H768、N6.27実測値
C64,09、H7,89、N 5.87実施例 2
0 1−ヒドロキシ−2−ベンジルアミノ−5,6−シメト
キシー1・2・3・4−テトラヒドロナフタレン0.5
2を100m1のエタノールにとがし、5%パラジウム
炭素の存在下、水素圧5kg/c4で還元し、触媒を汗
過して除き、1液を減圧下に濃縮乾固し、残留物をエチ
ルエーテルから再結晶すると2−アミノ−1−ヒドロキ
シ−5・6−シメトキシー1・2・3・4−テトラヒド
ロナフタレン0.32が得られる。
本品は実施例19の方法で得られた標品と一致した。
実施例 21 0.31’の1・5・6−トリアセトキシ−2アセチル
アミノート2・3・4−テトラヒドロナフタレンを5m
lの47%臭化水素酸と1.5 mlノ酢酸の混合液に
加え、窒素気流中で還流加熱し、反応液を減圧で乾固し
、残留物をエーテル、メタノール、水の混合溶媒から再
結晶し、1・5・6−ドリヒドロキシー2−アミノート
2・3・4テトラヒドロナフタレン臭化水素酸塩0.1
5Pを得た。
本品は実施例2で得られた標品と一致した。
実施例 22 0.7?の1−ヒドロキシ−2−ベンジルメチルアミノ
−5・6−ジベンジルオキシ−1・2・3・4−テトラ
ヒドロナフタレンを150rrLlのエタノールに懸濁
し、5%パラジウム炭素の存在下、水素圧5kg/cw
tで還元し、触媒を沢去し、P液に少量の臭化水素酸を
加え濃縮し、メタノールとエチルエーテルの混合溶媒か
ら再結晶すると、1・5・6−ドリヒドロキシー2−メ
チルアミノート2・3・4−テトラヒドロナフタレンの
臭化水素酸塩が得られる。
融点165−169℃(分解)実施例 23 1・5−ジヒドロキシ−2−ベンジルメチルアミノ−6
−ペンジルオキシ−1・2・3・4−テトラヒドロナフ
タレンを原料とし、実施例22の方法を準用すれば、1
・5・6−ドリヒドロキシ2−メチルアミノート2・3
・4−テトラヒドロナフタレン臭化水素酸塩が得られる
本品は実施例22の方法で得られた標品と一致した。
実施例 25 0.24?の1−ヒドロキシ−2−トリフルオロアセチ
ルアミノ−5・6−ジベンジルオキシ−1・2・3・4
−テトラヒドロナフタレンを10m1の1.5規定炭酸
カリウムと10m1のクロロホルム中に加え、窒素雰囲
気中室温で2時間激しくかきまぜ、クロロホルム層を分
は取り、水洗、乾燥後クロロホルムを減圧留去し、残留
物をエーテルに転溶し、このものにo、osyのp−)
ルエンスルホン酸1水和物をエーテルに溶かした液を加
え、生成する沈殿を沢取し、エタノールとエーテルの混
液から再結晶すると1−ヒドロキシ−2−アミノ5・6
−ジベンジルオキシ−1・2・3・4テトラヒドロナフ
タレンのp−トルエンスルホン酸塩が得られ、このもの
は参考例4で得られる標品と全ての点で一致した。
実施例 26 0.2Elの2−メチル−6・7−ジメトキシ3a・4
・5・9b−テトラヒドロナフト〔2・1−d〕オキサ
ゾールを5mlの47%臭化水素酸と1.51nlの酢
酸に加え、窒素気流中加熱還流し、反応液を減圧で濃縮
乾固し、残留物をエーテル、メタノール、水の混合溶媒
から再結晶し、1・5・6−ドリヒドロキシー2−アミ
ノート2・3・4−テトラヒドロナフタレン臭化水素酸
塩を得た3本品は実施例2で得られた生成物と一致した
実施例 27 0.24ffの1−ヒドロキシ−2−アミノ−5・6−
メチレンシオキシート2・3・4−テトラヒドロナフタ
レン塩酸塩を5mlの57%ヨウ化水素酸と加熱還流し
、反応液を減圧で濃縮し、残留物を少量の水に溶かし、
水層を炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、以下実施例
2と同様に処理して1・5・6−ドリヒドロキシー2−
アミノート2・3・4−テトラヒドロナフタレン臭化水
素酸塩が得られる。
実施例 28 2−tert−ブチルアミノ−1−ヒドロキシ−5・6
−シメトキシー1・2・3・4−テトラヒドロナツタレ
ンツマール酸塩1.OS’を少量の水にとかし、炭酸水
素ナトリウムを加えてアルカリ性とし、ジクロロメタン
100m1で抽出、水洗、乾燥後、70−−75℃に冷
却し、三臭化ホウ素1.51のジクロロメタン20m1
溶液を滴下し、数時間かきまぜたのち室温にもどし、反
応液を40℃以下で減圧濃縮する。
残留物を少量の水に溶かし、炭酸水素ナトリウムでアル
カリ性とし、ブタノールで抽出、減圧濃縮し、フマール
酸のエーテル溶液を加え、フマール酸塩としたのち、エ
タノールとエーテルから再結晶すると2−tert−ブ
チルアミノ−1・5・6−ドリヒドロキシート2・3・
4−テトラヒドロナツタレンツマール酸塩が得られる。
融点149−151’C実施例 29 2−(1−メチル−2−(3−インドリル)エチルアミ
ノ)−1−ヒドロキシ−5・6−ジベンジルオキシ−1
・2・3・4−テトラヒドロナフタレン0.6?をメタ
ノール20m1lに溶解し、パラジウム炭素を触媒とし
て、接触還元反応を行なう。
反応液を1過して触媒を除きフマル酸加えて減圧濃縮し
、エチルエーテルを加えて冷却すると2(1−メチル−
2−(3−インドリル)エチルアミノ)−1・5・6−
ドリヒドロキシート2・3・4−テトラヒドロナフタレ
ン・フマル酸塩0.2tが得られる。
本島は明確な融点を示さず分解する。
元素分析値 C21H2403N2・C4H404とし
て計算値 C64,09、H6,02、H5,98実測
値 C63,58、H6,46、H5,91実施例 3
0 5・6−ジベンジルオキシ−3・4−ジヒドロ1(2H
)−ナフタレノンから参考例8−13の方法に準じて合
成した5・6−ジベンジルオキシ−2−tert−7”
チルアミノ−1−ヒドロキシド2・3・4−テトラヒド
ロナツタレンツマール酸塩100■を少量の水に溶かし
、炭酸水素ナトリウム水溶液で中和してクロロホルムで
抽出する。
抽出液を乾燥後、減圧留去し、残留物をエタノールに溶
かし、パラジウム−炭素を触媒として接触還元する。
触媒を1去し、と液にフマール酸を加えた後、減圧濃縮
し、エーテルを加えて析出結晶を沢取すると2−ter
t−ブチルアミノート5・6−ドリヒドロキシート2・
3・4−テトラヒドロナツタレンツマール酸塩33■が
得られる。
融点149−151’C元素分析値 C14H2103
N−C4H404・H20として 56.09、H7,06、N 363 56.65、H731、N 3.98 計算値 C 実測値 C 実施例 31 トランス−1−ヒドロキシ ルーN−メチルアミノ)−5 2−(N−ベンジ 6−ジベンジルオ キシート2・3・4−テトラヒドロナフタレン1.10
fをテトラヒドロフラン10TLlとエタノール20m
1に溶かし、10%パラジウム−炭素を加えて、室温で
大気圧下に接触還元する。
触媒を沢去し、混液をフマール酸190■を溶かしたエ
ーテル45077Il中に滴下する。
得られた混液を減圧濃縮して淡黄色油状物とし、これを
水5mA、エタノール20m1の混液に溶かして常法に
より脱色し、エーテル200m1を加えて5℃に一夜放
置し、析出した結晶を1取すると、トランス−1・5・
6−ドリヒドロキシー2−メチルアミノート2・3・4
−テトラヒドロナフタレン・フマール酸塩171%が得
られる。
融点199℃(分解)。NMR(DMSO−d6)δ:
4.52(IH,d、J=9Hz) 実施例 32 シス−1−ヒドロキシ−2−(N−ベンジルN−メチル
アミノ)−5・6−ジベンジルオキシト2・3・4−テ
トラヒドロナフタレン1,101を実施例31と同様に
接触還元し、触媒を除いた混液を、フマール酸180m
I?を溶かしたエタノール15mA’中に滴下し、これ
にエーテル3Qmll。
エタノール10rIl11水6mlを順次加えて5℃で
一夜放置する。
析出した結晶を1取し、水10mAとアセトン100m
1から再結晶すると、シスート5・6−ドリヒドロキシ
ー2−メチルアミノート2・3・4−テトラヒドロナフ
タレン・フマール酸塩の鱗片状晶315779が得られ
る。
融点195℃(分解)。
元素分析値 C11H15NO3・−+ C4H404
として計算値 C58,41、H6,41,N 5.
24実測値 C58,20、H6,26、N 547N
MR(DMSO−d6)δ:4.63(LH,d、J=
3Hz) 実施例 33 トランス−1−ヒドロキシ−2−イソプロピルアミノ−
5・6−ジベンジルオキシ−1・2・3・4−テトラヒ
ドロナフタレン4101n9を5%パラジウム−炭素を
触媒として、水2ml、エタノール20m1の混液中で
常温常圧で接触還元する。
計算量の水素を吸収したところで触媒を沢去し、混液を
フマール酸57mI?をエタノール5mlと水2mlの
混液に溶かした液中に滴下する。
得られた混液な一夜冷所に放置し、析出した無色結晶を
と取すれば、トランス−1・5・6−ドリヒドロキシー
2−イソプロピルアミノート2・3・4−テトラヒドロ
ナフタレン・フマール酸塩215ηが得られる。
融点180−210℃元素分析値 C13H19N03
・+C4H404・C2H50Hとして 計算値 C59,81、H7,97、H4,10実測値
C60,00、H8,00,N 4.25NMR(
DMSC)−d6+D20)δ:457(IHld、J
=10Hz ) 実施例 34 シス−1−ヒドロキシ−2−イソプロピルアミノ−5・
6−ジベンジルオキシ−1・2・3・4−テトラヒドロ
ナフタレン酢酸塩502■を実施例33と同様に接触還
元し、触媒を除いた1取をフマール酸61■をエタノー
ル5−に溶解した液中に滴下する。
大部分のエタノールを留去し、残留物にエーテル150
m1を加え、析出した沈殿を1取し、水から再結晶する
と、シスート5・6−ドリヒドロキシー2−イソプロピ
ルアミノート2・3・4−テトラヒドロナフタレン・フ
マール酸塩のプリズム晶が得られる。
融点179−181℃ 元素分析値 C13H19NO3・−+C4H404・
H,0として 計算値 C57,50、H7,40、N 4.4.7
実測値 C57,56、H7,25、H4,31NMR
(DMSC)−d5+D20)δ: 4.66 (IH
dl J=2.8Hz ) 実施例 35 トランス−2−アミノ−5・6−ジペンジルオキシー1
−ヒドロキシ−1・2・3・4−テトラヒドロナフタレ
ン0.75S’をメタノール1omlに加え、10%パ
ラジウム−炭素を触媒として常温常圧で接触還元する。
反応液に47%臭化水素酸0.51を加えたのち、触媒
を沢去しながら混液をエチルエーテル200TILl中
へ滴加する。
析出した桃色の結晶を1取し、エタノール15m1と水
4rnlの混液に溶解し、エチルエーテル200m1を
徐々に加えると0.41のトランス−2−アミノート5
・6−ドリヒドロキシート2・3・4−テトラヒドロナ
フタレン臭化水素酸塩の無色プリズム晶が得られる。
融点210−213℃(分解)。元素分析値 C1oH
1303N−HBr・H20として計算値 C40,8
4、H5,48、N4.76実測値 C40,95、H
5,49、N4.43NMR(DMSOdo )δ:
4.53 (IH,d。
J=9.0Hz ) 実施例 36 トランスー2−シクロブチルアミノ−5・6ジベンジル
オキシー1−ヒドロキシ−1・2・3・4−テトラヒド
ロナフタレン・フマール酸塩455■を一規定の水酸化
ナトリウム10m1で処理し、クロロホルムで抽出する
クロロホルム層を常法により水洗、乾燥し、クロロホル
ムを留去し、残留物にエタノール25m1と水2mlを
加え、5%パラジウム−炭素を触媒として常温常圧で接
触還元する。
触媒を1去し、r液をフマール酸56.5Tru?を含
むエタノール溶液5rrLlに滴下し、混液を常温に放
置し、析出した沈殿を1取し、少量の冷エタノールで洗
浄すると、トランス−2−シクロブチルアミノ−1・5
・6− ) IJヒドロキシ−1・2・3・4−テトラ
ヒドロナフタレン・フマール酸塩が得られる。
融点211−214℃(分解)。元素分析値 C14H
19NO3・+C4H404・+C2H50Hとして 計算値 C62,15、H7,11、N 4.39実
測値 C61,92、H7,04、N 432NMR(
DMSO−d6)δ:4゜52(IH,d、J=8.2
Hz ) 実施例 37 シス−5・6−ジベンジルオキシ−2−tertブチル
アミノ−1−ヒドロキシ−1・2.3・4テトラヒドロ
ナフタレン・シュウ酸塩0.7s”’に水1001nl
に加え、10%水酸化ナトリウム水溶液で中和し、クロ
ロホルムで抽出し、減圧で溶媒を留去する。
残留物にメタノール30m1!と10%パラジウム炭素
を加えて、常温常圧で接触還元する。
触媒をf去し、フマール酸0.16Pを加えて濃縮する
濃縮液にエチルエーテルを加えると融点186−187
℃のシス−2−tert−ブチルアミノ−1・5・6−
) IJヒドロキシ−1・2・3・4−テトラヒドロナ
フタレン・フマール酸塩0.32が得られる。
元素分析値 CnH2,03N’+C+H404・+H
20として 計算値 C57,12H7,79、N4.16実測値
C57,09H7,40、N4.82NMR(DMSO
−d6+D20)δ:1.40(9H1S)、4.66
(IH,d、J=3Hz )実施例 38 トランス−5・6−ジペンジルオキシー2−tert−
7”チルアミノ−1−ヒドロキシ−1・2・3・4−テ
トラヒドロナフタレン・シュウ酸塩0.71から実施例
37と同様にして、融点185186℃のトランス−2
−tert−ブチルアミノド5・6− トIJヒドロキ
シート2・3・4−テトラヒドロナフタレン・フマール
酸塩0.32iが得られる。
元素分析値 C14H2103N−+C4H404・+
H20として 計算値 C57,12、H7,79、N4.16実測値
C56,50、H7,54、N4.74NMR(DM
SO−d4+D20)δ:1.40(9H1S)、4.
.58 (IH,d、J=8Hz )実施例 39 トランス−5・6−ジペンジルオキシー2−エチルアミ
ノ−1−ヒドロキシ−1・2・3・4テトラヒドロナフ
タレン5.42をメタノール100m1に溶かし、10
%パラジウム炭素を触媒として接触還元する。
反応液に47%臭化水素酸3.52と水10m1を加え
たのち1過し、1液を1.51のエチルエーテルに加え
、析出した無色粉末状結晶をr取し、メタノール50m
1、水10m1の混液に溶かし、エチルエーテル11を
徐々に加えると無色プリズム晶の融点176−177℃
(分解)のトランス−2−エチルアミノート5・6−ド
リヒドロキシート2・3・4−テトラヒドロナフタレン
臭化水素酸塩3.3zが得られる。
元素分析値 Cl2H1703N−HBr−H2Oとし
て計算値 C47,38、H5,96、N 4.60
実測値 C47,45、H5,96、N4.5ONMR
(DMSO−d6+D20)δ:1.27(3H1t、
J=7Hz )、4.63 (LH,d、 J=8Hz
) 実施例 40 2−シクロプロピルアミノ−5・6−ジペンジルオキシ
ー1−ヒドロキシ−1・2・3・4−テトラヒドロナフ
タレン・シュウ酸塩0.41を炭酸水素ナトリウム水溶
液で遊離塩基とし、クロロホルムで抽出し、芒硝乾燥後
減圧で留去する。
残留物をメタノール20m1に溶解し10%パラジウム
炭素を触媒として、接触還元反応を行なう。
反応液を1過して触媒を除き、フマル酸0.12を加え
て、減圧濃縮し、エチルエーテル300m1を加える。
2日間放置すると、融点155−160’Cの無色結晶
性粉末として0.1zの2−ジクロプロピルアミノート
5・6− ) IJヒドロキシ−1・2・3・4−テト
ラヒドロナフタレン・フマール酸塩が得られる。
元素分析値 C13H1,03N−3AC4H404・
N20として 計算値 C57,86、H6,80、N4.50実測値
C57,68H6,38、N4.71実施例 41 シス−5・6−ジペンジルオキシー2−エチルアミノ−
1−ヒドロキシ−1・2・3・4−テトラヒドロナフタ
レン・フマール酸塩0.25fから実施例40と同様に
して、シス−2−エチルアミノート5・6− ) ’J
ヒドロキシー1・2・3・4−テトラヒドロナフタレン
・フマール酸塩0.11が得られる。
融点160−162°C(分解)元素分析値 Cl2H
1□03N−%C4H404・N20として 計算値 C56,17、N7.07、N4.68実測値
C55,77、N7.01、N4.68NMR(DM
SO−d6+D20)δ:4.69(IHld、J=2
Hz ) 実施例 42 シス−2−アミノ−5・6−ジペンジルオキシ1−ヒド
ロキシ−1・2・3・4−テトラヒドロナフタレン0.
42をメタノール15m1に溶解し、10%パラジウム
炭素0,7zを加えて常温、常圧で接触還元した後、触
媒を戸去し、1液を臭化水素を当量以上含有するエチル
エーテル500TfLl中に滴下すると、シス−2−ア
ミノート5・6−ドリヒドロキシート2・3・4−テト
ラヒドロナフタレン臭化水素酸塩の無色結晶0.15P
が析出する。
融点180−190℃(分解)元素分析値 C10H1
303N−HBrとして計算値 C43,50、N5.
11、N 5.07実測値 C43,04、H5,2
0、N4.95NMR(DMSO−d6+D20)δ:
4.59 (LHldl J−2H2) 実施例 43 シス−2−シクロブチルアミノ−5・6−ジペンジルオ
キシー1−ヒドロキシ−1・2・3・4テトラヒドロナ
フタレン・フマール酸塩0,5iから実施例36と同様
にして反応を行ない、フマール酸メタノール溶液を加え
てフマール酸塩とすることにより、シス−2−シクロブ
チルアミノ−1・5・6−ドリヒドロキシート2・3・
4−テトラヒドロナフタレン・フマール酸塩0.21が
得られる。
融点171−172℃(分解)元素分析値 C14H1
90aN−3Ac4f(4o、・CH30H・2H20
として 計算値 C54,39、N7.79、N3.73実測値
C54,50、N7.50、N4.09NMR(DM
SO−d6+D20)δ: 4.66 (IH。
d、J=3Hz ) 実施例 44 実施例24に準じた方法におL・て、アセトンの代りに
アセトアルデヒドを用いると、5・6−ジペンジルオキ
シー2−エチリデンアミノ−1−ヒドロキシ−1・2・
3・4−テトラヒドロナフタレンを経由して2−エチル
アミノート5・6−ドリヒドロキシート2・3・4−テ
トラヒドロナフタレン臭化水素酸塩が得られる。
融点176177℃(分解) 実施例 45 実施例24に準じた方法において、アセトンの代りにシ
クロブタノンを用いると、5・6−ジペンジルオキシー
2−シクロブチリデンアミノ−1ヒドロキシ−1・2・
3・4−テトラヒドロナフタレンを経由して2−シクロ
ブチルアミノ−1・5・6−ドリヒドロキシート2・3
・4−テトラヒドロナフタレン臭化水素酸塩が得られる
融点197−200℃(分解)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、Rは水素原子、アルコキシもしくはインドリル
    で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシで核置
    換されていてもよいフェニルアルキル基またはシクロア
    ルキル基を示し、Zl、Z2、Z3、Z4は水素原子ま
    たは低級アルキル、ベンジルおよびアシルから選ばれた
    保護基を示しZl〜Z4の少くとも一つは当該保護基で
    あり、ZlとZ2とが結合してγCH3を形成してもよ
    く、Zl とRとが結合して−R’(R’はRのα位炭
    素原子における2価基を示す)を形成してもよく、また
    はZ3とR4とが結合して低級アルキリデンを形成して
    もよい。 〕で表わされる化合物を保護基除去反応に付すことを特
    徴とする一般式 〔式中、Rは前記と同意義、Z”/、Z”+tZ3、Z
    4と同定義であるが、上記z1、Z2が共に水素原子で
    ある場合Z3、Z4の少くとも一方は上記Z3、Z4か
    ら保護基の除去された水素原子である。 〕で表わされるテトラロール化合物の製造法。
JP6945974A 1974-06-17 1974-06-17 テトラロ−ル化合物の製造法 Expired JPS5826333B2 (ja)

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