JPS5951940B2 - ピペリジノアルカノ−ル類の製造法 - Google Patents

ピペリジノアルカノ−ル類の製造法

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JPS5951940B2
JPS5951940B2 JP10068578A JP10068578A JPS5951940B2 JP S5951940 B2 JPS5951940 B2 JP S5951940B2 JP 10068578 A JP10068578 A JP 10068578A JP 10068578 A JP10068578 A JP 10068578A JP S5951940 B2 JPS5951940 B2 JP S5951940B2
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erythro
ethanol
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永利 我妻
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はピペリジノアルカノール類およびその製造方法
に関するものであり、詳しくは一般式(■)・・()(
−(−・( (式中Rは水素原子、またはベンジル基を表わXCH2
□す)を有するピペリジノアルカノール類の製造方法な
らびに式(りで示されるピペリジノアルカノール類に関
する。
更に詳しくは、4−ヒドロキシ(またはベンジルオキシ
)一α−ハロゲノプロピオフエノンを4−ベンジルピペ
リジンと反応させ、次いで得られた一般式…(式中Rは
水素原子、またはベンジル基を表ゎす)で表わされる1
−( 4 −ヒドロキシあるいはベンジルオキシフエニ
ル)− 2 −( 4 −ベンジルピペリジノ)プロパ
ン−1−オンを用いて適当な溶媒の存在下金属化水素化
物で還元することを特徴とする一般式(…)を有するピ
ペリジノアルカノール類の製造方法に関するものである
本発明の目的化合物である式()で示されるピペリジノ
アルカノール類は脳血流の改善作用があり脳梗塞後遺症
、脳出血後遺症に伴う種々の症状の改善等の循環器用医
薬品として評価され、特にエリスロ一1−( 4 −ヒ
ドロキシフエニル)−2一(4−ベンジルピペリジノ)
プロパン−1−オールは世界各国で賞用されつつある化
合物である。
上記した化合物、すなわち1−( 4 −ヒドロキシフ
エニル)− 2 −( 4 −ベンジルピペリジノ)プ
ロパン−1−オールのエリスロ体は特公昭47一153
48、特開昭50−4081に記載の方法により合成さ
れることが報告されている。従来の製造方法としては、
4−ベンジルオキシ−α−プロモプロピオフエノンと4
−ベンジルピペリジンを反応させ、次いで得られた1−
( 4 −ベンジルオキシフエニル)− 2 −( 4
−ベンジルピペリジノ)プロパン−1−オンをパラジ
ウム触媒のもとで加温下50kg/AILの圧力の条件
下で合成する方法(特公昭47−15348)、4−ベ
ンジルオキシ一α−プロモプロピオフエノンと4−ベン
ジルピリジンを反応させ、次いで得られた1−〔1−(
4 −ベンジルオキシフエニルカルボニル)エチル〕
−4−ベンジルピリジニウムプロミドをパラジウム触媒
のもとで加温下25kg/Cfllの圧力の条件下で合
成する方法(特開昭50−4081)が提案されている
。しη、しながら、これら従来提案された方法はいずれ
も高価なパラジウム触媒を用い、かつオートクレーブ中
で加圧下で反応させる方法であり、工業的製造法として
は適さない。本発明者らは、前記式()の化合物のより
効果的な製造方法について研究を行なつた結果、4−ヒ
ドロキシ(またはベンジルオキシ)一α−ハロゲノプロ
ピオフエノンを4−ベンジルピペリジンと反応させ、次
いで得られた1−( 4 −ヒドロキシあるいはベンジ
ルオキシフエニル)− 2 −( 4 ーベンジルピペ
リジノ)プロパン−1−オンを金属化水素化物で還元す
ることにより前記力)の1一(4−ヒドロキシあるいは
ベンジルオキシフエニル)− 2 −( 4 −ベンジ
ルピペリジノ)プロパン−1−オールの化合物が容易に
且つ収率よく得られることを見出し、本法は工業的に遍
した方法であることが判明し本発明を完成した。次に本
発明の方法の合成過程を図示し、その工程について詳細
に説明する。
(式中Rは水素原子またはベンジル基を、Xはハロゲン
原子を表わす。
またO印の数字は各工程を表わす。Xで示されるハロゲ
ン原子としては、クロル、ブロムでありブロムが好まし
い。
まず第一工程は原料化合物の製造例を示し、本工程のハ
ロゲン化は通常溶媒の存在下行なうのがよく、溶媒とし
ては反応に直接関与しないものならばよく、例えば氷酢
酸、プロピオン酸等の低級脂肪酸類、クロロホルム、四
塩化炭素、エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
、ベンゼン、トルエンなど、またはこれらの混合物でよ
いが、好ましくは氷酢酸である。
またハロゲン化剤としてはブロムが最も逼している。反
応温度、反応時間は用いる溶媒により異なるが、反応温
度としては一20〜50℃が好ましく、反応時間は5〜
20時間程度である。第二工程の4−ベンジルピペリジ
ンとα−ハロゲン化プロピオフエノンとの縮合反応は通
常の縮合条件下で進行する0すなわち反応は溶媒の存在
下に行なうのがよく、溶媒としては反応に直接関与しな
いものならばよく、例えばメタノール、エタノール、プ
ロパノール等のアルコール類、ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素あるいはクロロホルム、ジク
ロルエタン、トリクロルエタン等のハロゲン化炭化水素
類、その他が用いられ、これらは単独に、あるいは混合
して用いてもよい。
好ましくはアルコール類である。反応温度、反応時間は
用いる溶媒により異なるが反応温度は通常30〜150
℃、好ましくは50〜100℃である。反応時間は0.
5〜10時間で十分である。第三工程の還元反応は金属
化水素化物で行なう。
金属化水素化物としては水素化ホウ素ナトリウム、リチ
ウムアルミニウムハイドライド、ソデイウムアルミニウ
ムジエチルデイハイドライド、ソデイウムジハイドロビ
ス2−メトキシエトキシアルミネート、トリメトキシリ
チウムアルミニウムハイドライド、アルミニウムハイド
ライドなどを例えばあげることができるが、好ましくは
水素化ホウ素ナトリウムである。本反応で使用される溶
媒としては使用する金属化水素化物の種類に応じて、通
常使用されているものを用いればよい。例えば水素化ホ
ウ素ナトリウムを用いた場合は、水あるいはメタノール
、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等の低
級アルコール類、テトラヒドロフラン、1,2−ジメト
キシエタン、ジクリーム、ジメチルホルムアミドなどを
あげることができるが、好ましくは低ζアルコール類で
ある。また上記溶媒の混合物もよい。反応温度、反応時
間は用いる還元剤の種類により異なるが、反応温度は−
20℃〜100℃、好ましくは0〜70℃程度である。
反応時間は0.5〜20時間で十分である。当該反応の
後処理は、自体公知の手段(例えば抽出、液性変換、転
溶、濃縮、カラムクロマトグラフイ一、結晶化、再結晶
など)または適当な塩を形成させた後再結晶等の手段で
精製することも出来る。
本発明で得られた物質の中で、1 −( 4 −ヒドロ
キシフエニル)− 2 −( 4 −ベンジルピペリジ
ノ)プロパン−1−オン、スレオおよびエリスロ一1−
( 4 −ベンジルオキシフエニル)−2−(4−ベン
ジルピペリジノ)−プロパン−1−オール、スレオ一1
−( 4 −ヒドロキシフエニル)− 2 −( 4
−ベンジルピペリジノ)プロパン−1−オールは文献未
知のため、赤外線吸収スベクトル、核磁気共鳴スペクト
ル、薄層クロマトグラフイ一、元素分析等の各種機器分
析法でその構造を確認した。
またエリスロ一1−(4−ヒドロキシフエニル)− 2
−( 4 −ベンジルピペリジノ)プロパン−1−オ
ールは文献公知のため公知法で合成したものど同定確認
した。なお一般式(I)から一般式1n)の還元では生
成物としてスレオ( ThreO)体とエリスロ(Er
ythrO)体の両方の物質の生成が考えられたが、本
発明ではおどろくべきことに、薬理活性の強いエリスロ
体がスレオ体よりもより多く得られる興味ある結果が得
られた。
これら生成したスレオ体とエリスロ体の分離はカラムク
ロマトグラフイ一により簡単に分離できるが、工業的に
は塩酸塩等の塩を形成させて溶媒に対する溶解度の差を
利用することにより簡単に分離することができる。以上
の様に従来の方法に<らべて安価で簡単な操作により目
的物質が得られ、本発明は従来法の欠点を改良した製造
法である。
また上記の方法で得られた前記式(Pりで示される1−
( 4 −ベンジルオキシフエニル)−2−(4−ベン
ジルピペリジノ)プロパン−1−オールは公知の脱ベン
ジル化法で簡単に脱ベンジル化された1−( 4 −ヒ
ドロキシフエニル一 2 −( 4−ベンジルピペリジ
ノ)プロパン−1−オールが得られる。
従つて、化合物(りは医薬化合物(旧R=H)を得るた
めの有用な中間体である。次に実施例にて本発明を更に
詳細に説明するが、これに限定されるものではない。実
施例 1 4−ヒドロキシプロピオフエノン30″の酢酸1000
−溶液を撹拌下、氷冷しながらこれに臭素32yの酢酸
200“溶液を滴下する。
滴下終了後17時間室温で放置。酢酸を約2007Bj
に減圧濃縮し、氷水中に注ぐ。析出物をクロロホルム5
00wjで抽出し、抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液および水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒
を留去することによつて無色粉末を得、ベンゼンより再
結晶することによつて融点97〜98゜(文献値98゜
)の無色針状晶として4−ヒドロキシ−α−プロモプロ
ピオフエノン39.81(収率87.1%)を得。実施
例 2 4−ヒドロキシ−α−プロモプロピオフエノン5.9y
ぉょび4−ベンジルピペリジン99のエタノール15−
混合液を水浴土3時間加熱還流する。
エタノールを留去し、残留物をエーテル200?Bjお
よびベンゼン50ゴでそれぞれ抽出、抽出液を水で洗浄
後硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を留去する。得られた
油状物を常法により塩酸塩とし、エタノールより再結晶
し融点228〜231゜(分解点)の無色針状晶として
1−( 4 −ヒドロキシフエニル一 2 −( 4
−ベンジルピペリジノ)プロパン−1−ォン7.5y(
収率81・%)を得。IR(KBr)CnL−1 :1
660( C= 0 )NMR(CDCl3)δ: 1
.3( 3H)二重線、J=6HzCH−CHa)1.
5〜3.1(1IH,多重線) 4.23(IH)四重線、J = 6Hz.C旦一CH
3)6.95,8.0(各2H.二重線、J =8Hz
、芳香環プロトン)7.15( 5H)多重線、芳香環
プロトン)元素分析 C2,H2,NO2・HCI計算
値:C,7O.O8:H,728:N,3.89実験値
二C,69.95; H,7.3l;N,3.77実施
例 31−( 4 −ヒドロキシフエニル)− 2 −
( 4 ーベンジルピペリジノ)プロパン−1−オンの
塩酸塩2.0yのメタノール100−溶液に、攪拌下氷
冷しながら水素化ホウ素ナトリウム1.59を少量ずつ
加える。
添加後室温で3時間撹拌する。メタノールを留去し、残
留物を10%塩酸で酸性とし、さらに飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液でアルカリ性とし、クロロホルム抽出。不
溶の結晶物を吸引戸取することにより、エリスロ一 2
−( 4 −ベンジルピペリジノ)−1−( 4 −
ヒドロキシフエニル)プロパン−1−オールの粗結晶1
.469(収率81%)を得。本品はイソプロパノール
より再結晶することにより融点113〜114よの無色
針状晶として得られ、公知の方法により得られる標品と
各種機器データの一致することよりその構造を確認した
実施例 41−(4−ベンジルオキシフエニル)−2一
(4−ベンジルピペリジノ)プロパン−1−オンの塩酸
塩5.09のメタノール100TILI$6よび水10
d溶液に、攪拌下氷冷しながら水素化ホウ素ナトリウム
2.0f!を少量ずつ加える。
添加後室温で1時間攪拌する。メタノールを留去し、残
留物を10%塩酸で酸性とし、さらに飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液でアルカリ性としベンゼン200dで抽出
。溶媒を留去し、残留物をシリカゲル609でカラムク
ロマトグラフイ一に付し、クロロホルム留分よりスレオ
体およびエリスロ体を分離。分離したスレオ体をエタノ
ールより再結晶することにより融点153〜154よの
無色プリズム晶として、スレオ一2−(4−ベンジルピ
ペリジノ)一1−(4−ベンジルオキシフエニル)プロ
パン−1−オール1.19(収率27.4%)を得。
IRVKBrC!n−1:3280(0H)MaxNI
S4R(CDC2,)δ: 0.70(3H,二重線、J=7Hz,C1I−CH!
)1.0〜3.2(12H、多重線) 4.16(1H1二重線、J=10Hz,C旦一0H)
4.5〜5.3(1H,幅広い一重線、0H)5.00
(2H1一重線、C6H5C杏0)6.6〜7.6(1
4H1多重線、芳香環プロトン)元素分析 C26H3
3NO2 計算値:C,8O.92;H,8.OO;N,3.37
実験値:C,8O.77;H,7.96:N,3.4l
さらにエリスロ体をエタノールより再結晶することによ
り融点126〜127よの無色鱗片状晶として、エリス
ロ一2−(4−ベンジルピペリジノ)−1−(4−ベン
ジルオキシフエニル)プロパン−1−オール2.19(
収率52.2%)を得。
IRVKBr?−1:3150(0H)Max NMR(CDC23)δ: 0.81(3H1二重線、J=7}{Z,CH−C杏)
1.1〜3.2(12H1多重線) 3.67(1H1幅広い一重線、0扶) 4.74(1H,二重線、J=5Hz,C旦−0H)4
.99(2H,一重線、C6H5C当0)6.7〜7.
6(14H1多重線、芳香環プロトン)元素分析 C2
8H33NO2 計算値:C,8O.92;H,8.OO;N,3.37
実験値:C,8O.96;H,8.lO;N,3。
27実施例 5 スレオ一2−(4−ベンジルピペリジノ)−1一(4−
ベンジルオキシフエニル)プロパン−1−オール800
Tfi9のエタノール50WJ溶液を30e塩化パラジ
ウム一炭素300〜の触媒下水素気流中計算量の水素を
吸うまで接触還元に付す。
触媒を淵別し溶媒を留去。残留物をエタノールおよびエ
ーテルより結晶化、さらに再結晶して融点214〜21
5結(分解点)の塩酸スレオ一2−(4−ベンジルピペ
リジノ)−1−(4−ヒドロキシフエニル)プロパン−
1−オール570mf(収率81.8%)を得。生成物
を水に溶かし、アンモニアアルカリ性にしてクロロホル
ム抽出。抽出液を水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥、溶
媒を留去し残留物をエタノールより再結晶することによ
り融点197〜199ル(分解点)の無色プリズム晶と
してスレオ一2−(4−ベンジルピペリジノ)−1−(
4−ヒドロキシフエニル)プロパン−1−オールを得。
NMR(CDC23)δ: 0.72(3H1二重線、J=7Hz,CH−C旦,)
0.9〜3.1(12H,多重線)4,19(1H1二
重線、J=10Hz,Cト0H)5.47(2H,幅広
い一重線、2×(l]{)6.87,7,17(4H1
一対の二重線、CH−Cf!1H4−0H)7.24(
5H,一重線、C6H5) 元素分析 C2,H27NO2 計算値:C,77.5O;H,8.36;N,4.3O
実験値:C,77.33;H,8.3O;N,4.39
実施例 6 エリスロ一2−(4−ベンジルピペリジノ)一1−(4
−ベンジルオキシフエニル)プロパン一1−オール1.
5f!のエタノール100TILI溶液を30%塩化パ
ラジウム一炭素500W9の触媒下水素気流中計算量の
水素を吸うまで接触環元に付す。
触媒を淵別し溶媒を留去した後、エタノール、エーテル
より再結晶することにより融点236〜237よ(分解
点)の無色結晶として塩酸エリスロー2−(4−ベンジ
ルピペリジノ)−1−(4一ヒドロキシフエニル)プロ
パン−1−オール1.199(収率91.1%)を得。
本品の遊離塩基をイソプロパノールより再結晶すること
により、融点113〜114よの無色針状晶としてエリ
スロー2−(4−ベンジルピペリジノ)−1−(4−ヒ
ドロキシフエニル)プロパン−1−オールを得。本品は
公知の方法により得られる標品と各種機器データの一致
することよりその構造を確認した。
実施例 7 1−(4−ベンジルオキシフエニル)−2一(4−ベン
ジルピペリジノ)プロパン−1−オンの塩酸塩5.0f
1をメタノール100wL1!および水1―の混液に溶
解し、攪拌下氷冷しながら反応液の温度を25℃以下に
保ちつつ水素化ホウ素ナトリウム2.09を少量ずつ加
えた。
添加後室温で2時間攪拌し、生成した結晶を淵取。エタ
ノールより再結晶し、融点126〜127。℃の無色鱗
片状晶としてエリスロ一1−(4−ベンジルオキシフェ
ニル)−2−(4−ベンジルピペリジノ)プロパン−1
−オール4.2y(91.0%)を得た。反応母液を濃
縮後、水を加えベンゼンで抽出、抽出液を水洗し、芒硝
で乾燥したのちベンゼンを留去。残留物をエタノールよ
り再結晶し、上記と同様のエリスロ体220T!9(4
.8%)を得た。さらに、上記再結晶母液から溶媒を留
去し、残留物をシリカゲル20gを用いたカラムクロマ
トグラフイ一に付し、初めのクロロホルム溶出物をエタ
ノールより再結晶し、融点153〜154℃の無色プリ
ズム晶としてスレオ一1−(4−ベンジルオキシフエニ
ル)−2−((−ベンジルピペリジノ)プロパン−1−
オール10η(0.2%)を得た。次いで、クロロホル
ム−メタノール(9:1)溶出物をエタノールより再結
晶し、上記と同様のエリスロ体40mg(0.8%)を
得た:エリスロ体の総収量4,46y(96.6%)。
ここで得られたエリスロ体およびスレオ体は、実施例4
で得た標品と各種機器データが一致することによりその
構造を確認した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 4−ヒドロキシ(またはベンジルオキシ)−α−ハ
    ロゲノプロピオフエノンを4−ベンジルピペリジンと反
    応させ、ついで得られた一般式( I )▲数式、化学式
    、表等があります▼(但し式中Rは水素原子、またはベ
    ンジル基を表わす)で示されるピペリジノアルカノン類
    を金属化水素化物で還元することを特徴とする一般式(
    II)▲数式、化学式、表等があります▼ (但し式中Rは水素原子、またはベンジル基を表わす)
    で示されるピペリジノアルカノール類を製造する方法。
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