JPS5825972B2 - レ−ザ−光を利用したリ−クポイント検知方法 - Google Patents
レ−ザ−光を利用したリ−クポイント検知方法Info
- Publication number
- JPS5825972B2 JPS5825972B2 JP7471476A JP7471476A JPS5825972B2 JP S5825972 B2 JPS5825972 B2 JP S5825972B2 JP 7471476 A JP7471476 A JP 7471476A JP 7471476 A JP7471476 A JP 7471476A JP S5825972 B2 JPS5825972 B2 JP S5825972B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- leak point
- laser light
- leak
- detection method
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、LNG船のメンブレンタンクその他の各種
大容量タンクやパイプ等における内部液、内部ガスのリ
ークにつながるリークポイントをレーザー光を利用して
検知する方法に関する。
大容量タンクやパイプ等における内部液、内部ガスのリ
ークにつながるリークポイントをレーザー光を利用して
検知する方法に関する。
一般に、大容量のタンクは工場で曲げ加工された鋼板を
現場溶接して製作され、その製作後浴接部検査を行ない
リークの有無をチェックされている。
現場溶接して製作され、その製作後浴接部検査を行ない
リークの有無をチェックされている。
この際、一般的なリーク検査はタンクに内部圧力を強く
かけ、外部より検査する方法であるが、その容器の性質
上、内圧または外圧を強くかけられない場合は、従来次
の方法が採られている。
かけ、外部より検査する方法であるが、その容器の性質
上、内圧または外圧を強くかけられない場合は、従来次
の方法が採られている。
(AJ タンク内表面に1mm角度をおおって検知袋
を取付け、その取付箇所の裏側(タンク外側)にタンク
内側よりわずかに高い圧力でガスを封入する。
を取付け、その取付箇所の裏側(タンク外側)にタンク
内側よりわずかに高い圧力でガスを封入する。
リークポイントがあると、検知袋内にそのガスが溜るた
め、これをガス検知器で検知するか否かによりリークポ
イントを検知する方法0 (BJ タンク内表面に試薬を塗布し、その塗布箇所
の裏側(タンク外側)にタンク内側よりわずかに高い圧
力でガスを封入する。
め、これをガス検知器で検知するか否かによりリークポ
イントを検知する方法0 (BJ タンク内表面に試薬を塗布し、その塗布箇所
の裏側(タンク外側)にタンク内側よりわずかに高い圧
力でガスを封入する。
リークポイントがあると、そのガスが試薬と反応してこ
れを変色させるため、その変色いかんによりリークポイ
ントを検知する方法。
れを変色させるため、その変色いかんによりリークポイ
ントを検知する方法。
(q タンク内または外表面に石けん水を塗布し、これ
に覗窓付き椀状のバキュームテスターをかぶせ、その内
部をバキュームにより真空にする。
に覗窓付き椀状のバキュームテスターをかぶせ、その内
部をバキュームにより真空にする。
リークポイントがあると、石けん泡ができるため、その
生成いかんによりリークポイントを検知する方法。
生成いかんによりリークポイントを検知する方法。
しかし、 (A)の方法では、袋貼りに熟練を要し、そ
の作業は大変である。
の作業は大変である。
また袋貼りの仕方によっては糊付部分にリークを生じる
おそれがあるため、ラップ検査をする必要があり、検知
に時間がかかる。
おそれがあるため、ラップ検査をする必要があり、検知
に時間がかかる。
また(Eの方法では、試薬が高価である。
また多量にガス漏れした場合に全試薬が変色してリーク
ポイントの検知ができなくなるため検査に熟練を要する
。
ポイントの検知ができなくなるため検査に熟練を要する
。
また検査完了後の試薬除去作業が大変である。
さらに検知能力を高くするため封入ガスに有毒ガスを使
い易く、また試薬には有毒なものもあり、この場合タン
ク内側からの検査方法としては、安全上好ましくない。
い易く、また試薬には有毒なものもあり、この場合タン
ク内側からの検査方法としては、安全上好ましくない。
また(C)の方法では、被検査箇所が平面である場合は
よいが、コルゲート、錆等で凹凸があると、検査が難し
く、また一度に行なえる検査範囲が狭く検査に時間がか
かる。
よいが、コルゲート、錆等で凹凸があると、検査が難し
く、また一度に行なえる検査範囲が狭く検査に時間がか
かる。
この発明は、前記従来方法のもつ種々の問題点に鑑み創
案されたもので、その目的はリークポイントを熟練度を
要することなく確実、迅速にしかも安全に検知すること
にある。
案されたもので、その目的はリークポイントを熟練度を
要することなく確実、迅速にしかも安全に検知すること
にある。
以下、この発明をLNG船のメンブレンタンク1の内殻
2を被検査体として説明すると、内殻2の裏面側、外殻
3との間に内殻表面側よりわずかに高い圧力でガス4を
封入するとともに、内殻表面側で表面に平行なレーザー
光5を照射部6から照射し、かつこのレーザー光を受光
部1のスクリーンB上に投影する。
2を被検査体として説明すると、内殻2の裏面側、外殻
3との間に内殻表面側よりわずかに高い圧力でガス4を
封入するとともに、内殻表面側で表面に平行なレーザー
光5を照射部6から照射し、かつこのレーザー光を受光
部1のスクリーンB上に投影する。
照射部6を受光部7との間の内殻2部分にリークポイン
ト9があると、これを通しガス流Gが噴出しレーザー光
5に当る。
ト9があると、これを通しガス流Gが噴出しレーザー光
5に当る。
このときガス4と大気とではレーザー光5の屈折率に差
があるため、スクリーン8上にはガス流Gの回折像G′
が投影される。
があるため、スクリーン8上にはガス流Gの回折像G′
が投影される。
このように内殻表面側にリークするガス流Gをガス4と
大気の屈折率の差を利用しスクリーン8上に可視化しな
がら、照射部6を受光部1との間隔を狭めてゆき、リー
クポイント9を検知する。
大気の屈折率の差を利用しスクリーン8上に可視化しな
がら、照射部6を受光部1との間隔を狭めてゆき、リー
クポイント9を検知する。
レーザー光にHe −Neレーザー光を用いる場合、封
入ガス4として安価な炭酸ガスが使える。
入ガス4として安価な炭酸ガスが使える。
この検知方法に使用する照射部6は、レーザー光源10
と光束を100mm径程度に拡大するエキスパンダレン
ズ11.反射鏡12およびレンズ13よりなる光束拡大
手段とを内蔵し、また受光部lは、反射鏡14,15、
スクリーン8を内蔵している。
と光束を100mm径程度に拡大するエキスパンダレン
ズ11.反射鏡12およびレンズ13よりなる光束拡大
手段とを内蔵し、また受光部lは、反射鏡14,15、
スクリーン8を内蔵している。
この発明は以上の構成よりなるので、次の効果を奏する
。
。
(1)照射部と受光部を遠くすることによりマクロ的に
リークの有無をみることができ、またリークがあったと
きには両者を接近させることによりリークポイントを検
知できるため、検査は非常に簡易、迅速にできる。
リークの有無をみることができ、またリークがあったと
きには両者を接近させることによりリークポイントを検
知できるため、検査は非常に簡易、迅速にできる。
(2)肉眼でリーク状況を観察できるため、検査に熟練
度を要せず、検査にとって重要な第三者による判定も容
易にでき、検査の信頼度を高めうる。
度を要せず、検査にとって重要な第三者による判定も容
易にでき、検査の信頼度を高めうる。
(3)被検査体の表面から少し離してレーザー光を照射
できるため、その表面上のコルゲート、錆等の凹凸に関
係なく、また表面処理を要することなく検査ができる。
できるため、その表面上のコルゲート、錆等の凹凸に関
係なく、また表面処理を要することなく検査ができる。
たとえば、中古タンクの検査にも使える。
(4)ランニングコストとしては封入ガスのみを考えれ
ばよく、シかもそのガスには安価で安全性の高いものが
使えるため、検査は従来の試薬を用いた検査法に比ベタ
ンク内側等において安全にしかも低廉に行なえる。
ばよく、シかもそのガスには安価で安全性の高いものが
使えるため、検査は従来の試薬を用いた検査法に比ベタ
ンク内側等において安全にしかも低廉に行なえる。
(5)被検査体の表裏面側の圧力差はわずかなもので足
りるため、メンブレンタンクの内殻のように圧力差によ
っては破壊し易い被検査体に対しても充分使用できる。
りるため、メンブレンタンクの内殻のように圧力差によ
っては破壊し易い被検査体に対しても充分使用できる。
第1図はLNG船のメンブレンタンクの横断面図、第2
図、第3図はこの発明方法に使用する装置の概要図、原
理説明図である。 1・・・・・・メンブレンタンク、2・・・・・・内殻
、3・・・・・・外殻、4・・・・・・ガス、5・・・
・・・レーザー光、6・・・・・・照射部、1・・・・
・・受光部、8・・・・・・スクリーン、9・・・・・
・リークポイント、G・・・・・・ガス流、G′・・・
・・・回折像、10・・・・・・レーザー光源、11・
・・・・・エキスパンダレンズ、12・・・・・・反射
鏡、13・・・・・・レンズ、14゜15・・・・・・
反射乱
図、第3図はこの発明方法に使用する装置の概要図、原
理説明図である。 1・・・・・・メンブレンタンク、2・・・・・・内殻
、3・・・・・・外殻、4・・・・・・ガス、5・・・
・・・レーザー光、6・・・・・・照射部、1・・・・
・・受光部、8・・・・・・スクリーン、9・・・・・
・リークポイント、G・・・・・・ガス流、G′・・・
・・・回折像、10・・・・・・レーザー光源、11・
・・・・・エキスパンダレンズ、12・・・・・・反射
鏡、13・・・・・・レンズ、14゜15・・・・・・
反射乱
Claims (1)
- 1 被検査体の裏面側に表面側よりわずかに高い圧力で
ガスを封入するとともに、被検査体の表面側で表面に平
行なレーザー光を照射し、かつこれを受光部のスクリー
ン上に投影して、被検査体の表面側にリークするガス流
をガスと大気の屈折率の差を利用しスクリーン上に可視
化しながら、レーザー光の照射部と受光部との間隔を狭
めてリークポイントを検知することを特徴とするレーザ
ー光を利用したリークポイント検知方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7471476A JPS5825972B2 (ja) | 1976-06-23 | 1976-06-23 | レ−ザ−光を利用したリ−クポイント検知方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7471476A JPS5825972B2 (ja) | 1976-06-23 | 1976-06-23 | レ−ザ−光を利用したリ−クポイント検知方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53178A JPS53178A (en) | 1978-01-05 |
JPS5825972B2 true JPS5825972B2 (ja) | 1983-05-31 |
Family
ID=13555155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7471476A Expired JPS5825972B2 (ja) | 1976-06-23 | 1976-06-23 | レ−ザ−光を利用したリ−クポイント検知方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5825972B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1989002588A1 (en) * | 1987-09-08 | 1989-03-23 | Kazuo Shiraiwa | Leak inspection method of sealing container or sealed member |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0511497Y2 (ja) * | 1986-09-09 | 1993-03-22 | ||
JPH01280243A (ja) * | 1988-04-01 | 1989-11-10 | Tomoki Takashima | 貯蔵タンク検査装置 |
JPH0546831U (ja) * | 1991-11-27 | 1993-06-22 | 岡崎鑛産物株式会社 | ドラム缶被収容物の撹拌排出装置 |
-
1976
- 1976-06-23 JP JP7471476A patent/JPS5825972B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1989002588A1 (en) * | 1987-09-08 | 1989-03-23 | Kazuo Shiraiwa | Leak inspection method of sealing container or sealed member |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53178A (en) | 1978-01-05 |
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