JPS5825729Y2 - 逆相保護機能を有する制御装置 - Google Patents

逆相保護機能を有する制御装置

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JPS5825729Y2
JPS5825729Y2 JP16847276U JP16847276U JPS5825729Y2 JP S5825729 Y2 JPS5825729 Y2 JP S5825729Y2 JP 16847276 U JP16847276 U JP 16847276U JP 16847276 U JP16847276 U JP 16847276U JP S5825729 Y2 JPS5825729 Y2 JP S5825729Y2
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JP
Japan
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phase
transformer
resistor
control device
capacitive reactance
Prior art date
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JP16847276U
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JPS5384028U (ja
Inventor
正志 相良
祥太郎 脇田
Original Assignee
ダイキン工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は相回転が規定されている圧縮機用電動機などの
三相電気負荷を発停制御させる制御装置に係り、さらに
詳しくは簡単な回路構成で逆相保護機能を併有させた多
機能形制御装置の構成に関する。
回転方向が規定されているロータリー圧縮機を三相誘導
電動機で駆動させる空気調和機において、このロータリ
ー圧縮機を室温によって自動発停させる制御回路を形成
する場合には、誤結線に起因する逆回転によって圧縮機
が損傷することがないようにするために、逆相保護装置
を前記制御回路に付設させる手段が従来から汎く採用さ
れている。
従来の逆相保護装置は、構造が簡単であるのと、静止形
で故障が殆んどない利点があることから、第2図に基本
回路として示す如き逆相保護装置14が汎用されている
これは出力リレーRyと、抵抗Rと、容量性リアクタン
スCを構成要素となし、出力リレーRyのコイルMCと
、抵抗Rと、容量性リアクタンスCを星形で三相電源の
R相、S相、T相に夫々接続したものであり、正相時に
は前記コイルMCに所定電圧が印加されて出力リレーR
yを正常に作動することができ、一方、接続形態が異る
逆相時には不足電圧が前記コイルMCに印加されて、出
力リレーRyを不作動とするような回路構成となってい
る。
ところで上記の逆相保護装置14は逆相を検出するだけ
の単機能を有しているので、第1図に示すように圧縮機
発停制御用の制御装置例えば電子サーモ8とは別に設け
る必要があり、従って制御盤が大形化するし、また、逆
相保護装置14、電子サーモ8の夫々に出力リレーを要
するので装置コストが増大するばかりでなく、制御接点
を回路に多く要する点から制御面での信頼性が問題であ
った。
本考案はか\る問題に対処して、電子サーモなどの制御
器と逆相保護装置とをコンパクトな一体化とすることが
でき、制御回路の簡素化と制御信頼性向上をはからしめ
得る新規な制御装置を提供すべく成されたものであって
、かSる特徴を有する本考案に関して添付図面の1実施
例を参照しつつ以下詳細に説明する。
第3図は本考案装置の1実施例に係る空気調和機の電気
回路要部展開図であり、1は停止、送風および冷房の3
ノツチを有するロータリスイッチ2は室内ファン用単相
モータ、3は圧縮機用三相モータ(図示せず)の発停を
掌る電磁接触器のコイル、4,4はフユーズであり、三
相電源R相、S相、T相のうちのS相T相に接続した配
線間には、室内ファン用単相モータ2と電磁接触器用コ
イル3とが前記ロータリスイッチ1に関連させて接続さ
れており、室内ファン用単相モータ2はその固定子巻線
を、ロータリスイッチ1における送風ノツチと冷房ノツ
チの間を通じて閉成されるスイッチと直列で前記配線間
に介挿され、一方、電磁接触器用コイル3を後述する出
力用接触子13と、冷房ノツチで閉成されるスイッチと
直列で同じく前記配線間に介挿される。
5ば抵抗、6は容量リアクタンス、7は表示灯であり、
また、8は冷房対象室に設けたサーミスタ9を検知端に
、また、出力用接触子13を出力端に有する電子サーモ
であって、本考案に係る制御器を形成し、該電子サーモ
8と抵抗5と容量リアクタンス6とが本考案の特徴をな
す制御装置を形成している。
電子サーモ8は第4図に回路構成が示されるように、三
相電源からとり出した単相電圧を24Vに変圧させる逓
降トランス10と、ダイオードD3コンデンサーC3y
C4からなる直流整流回路と、PNP形トランジスタ
Q1、NPN形トランジスタQ2を要素とする電圧・電
流増巾回路と、コイル12の励磁によって出力接点13
を閉成させる出力リレー11と、前記サーミスタ9と、
温度設定用調整器VRとを備えていて、ブロック42口
ハ、二によってブリッジ回路を構成している。
この電子サーモ8は温度設定用調整器VRの抵抗変化又
は室温変動によるサーミスタ9の抵抗変化によって点ホ
と点へとの電位差が変化し、この変化分をトランジスタ
Qi = Q2によって電圧増巾および電力増巾し、室
温が設定値より高い状態でトランジスタQ2を導通させ
て出力リレー11を付勢させるようになっている。
しかして第3図々示回路において、電子サーモ8の入力
端となるトランス10の一次コイルと抵抗5と、容量リ
アクタンス6とが星形回路を形成して、三相電気負荷と
しての前記圧縮機用三相モータに連絡させた三相母線L
1 v L2 t L3の各電源端子U、V、Wに接続
している。
この星形回路は各電源側端子を前記三相母線に接続させ
るに当っては、トランス10の電源側端子を母線L1の
端子Uに、抵抗5の電源側端子を母線L2の端子Vに、
容量リアクタンス6の電源側端子を母線L3の端子Wに
夫々接続させるが、上記各端子U 、 V 、Wは、こ
の記載順序に相順をなす三相電源が接続され、例えば端
子UにR相、端子VにS相、端子WにT相が接続された
場合に、前記圧縮機用三相モータが正規の回転方向で回
動し得るよう予め該三相モータの接続が成されている。
斯く構成した第3図々示の回路によって本考案装置の作
動態様を以下説明すれば、前記三相母線L1〜L3に正
相順をなす三相電源が正しく接続された場合に、前記星
形回路における単相トランス10の一次コイルに電子サ
ーモ8を作動させるに十分な所定電圧が印加されるよう
予め単相トランス10の入力インピーダンスと抵抗5お
よび容量リアクタンス6の各インピーダンスを規定して
おくことにより正規の電源接続によって、電子サーモ8
が正常に作動して、室温が設定値よりも高いと出力リレ
ー13の閉成によって圧縮機用三相モータを正常回転で
駆動させ、設定値以下で該三相モータを停止させること
は明らかである。
一方、三相母線L1〜L3に対して、誤って逆相順の三
相電源が供給されると、前記星形回路の特性によって単
相トランス10には規定値に達しない不足電圧が印加さ
れるので、電子サーモ8は不作動となり、従って出力リ
レー11が接点13を開放したま5なので、前記三相モ
ータには通電されることがなく、かくしてモータの逆相
保護が確実に保証される。
なお、ファン用モータ2は電源の相順に無関係な単相形
であるため、前記星形回路とは関連させず独立した電気
回路に構成して例等差支えない。
また単相トランス10の一次コイルと並列でネオン表示
灯7を付設させることによって圧縮機の停止状態が逆相
接続による場合は不点灯であり、電子サーモ8の正常作
動による停止の場合は点灯であることから、その種別を
容易に判断することが可能となり、極めて便利である。
本考案は以上説明したことから明らかなように、電源用
単相トランス10を入力端に、温度、圧力或は時間等を
検出する検出要素の指令に呼応して開閉が成される出力
用接触子13を出力端に夫々有する制御器8と、抵抗5
と、容量リアクタンス6とからなり、相回転が規定され
ている三相電気負荷を前記出力用接触子13により発停
せしめる回路を形成するとともに、前記単相トランス1
0と抵抗5と容量リアクタンス6を三相電気負荷の三相
母線に対し星形に接続せしめてなり、前記三相母線に正
相電源が供給された際に、前記単相トランス10、抵抗
5、容量リアクタンス6の各電源側端子が、この記載順
で相順をなす三相電源と連絡されて、前記単相トランス
10の二次側に制御器8の出力用接触子13を作動させ
るに十分な所定電圧が顕出される如く成したから、制御
器8の他に逆相保護専用の装置14を設けた従来装置に
比して、制御器8の出力リレーで自動制御用と逆相保護
用とを兼用することが可能であるために、リレーを省略
し得ることによる回路の単純化ならびにコスト低減に果
す効果は頗る犬であり、さらに据付スペースを小さくさ
せて制御盤の小形化をはかり得るし、更に制御用リレー
の削減による信頼性の向上も著しいものがあって、本考
案は誠に実用価値の犬なる制御装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の空調機に係る制御回路の要部配線展開図
、第2図は第1図における逆相保護装置の基本回路図、
第3図は本考案装置の1実施例に係る空調機の制御回路
要部展開図、第4図は第3図における電子サーその回路
展開図である。 5・・・・・・抵抗、6・・・・・・容量リアクタンス
、8・・・・・・制御器、10・・・・・・電源用単相
トランス、13・・・・・・制御器8の出力用接触子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電源用単相トランス10を入力端に、温度、圧力或は時
    間等を検出する検出要素の指令に呼応して開閉が成され
    る出力用接触子13を出力端に夫夫布する制御器8と、
    抵抗5と、容量リアクタンス6とからなり、相回転が規
    定されている三相電気負荷を前記出力用接触子13によ
    り発停せしめる回路を形成するとともに、前記単相トラ
    ンス10と抵抗5と容量リアクタンス6を前記三相電気
    負荷の三相母線に対し星形に接続せしめてなり、前記三
    相母線に正相電源が供給された際に、前記単相トランス
    10、抵抗5、容量リアクタンス6の各電源側端子が、
    この記載順で相順をなす三相電源と連絡されて、前記単
    相トランス10の二次側に制御器8の出力用接触子13
    を作動させるに十分な所定電圧が顕出される如く成した
    ことを特徴とする制御装置。
JP16847276U 1976-12-15 1976-12-15 逆相保護機能を有する制御装置 Expired JPS5825729Y2 (ja)

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JP16847276U JPS5825729Y2 (ja) 1976-12-15 1976-12-15 逆相保護機能を有する制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS5384028U JPS5384028U (ja) 1978-07-11
JPS5825729Y2 true JPS5825729Y2 (ja) 1983-06-02

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JP16847276U Expired JPS5825729Y2 (ja) 1976-12-15 1976-12-15 逆相保護機能を有する制御装置

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