JP2000092699A - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JP2000092699A
JP2000092699A JP10262168A JP26216898A JP2000092699A JP 2000092699 A JP2000092699 A JP 2000092699A JP 10262168 A JP10262168 A JP 10262168A JP 26216898 A JP26216898 A JP 26216898A JP 2000092699 A JP2000092699 A JP 2000092699A
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switch
timer
power supply
time
power
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JP10262168A
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Hirokuni Ikeda
裕邦 池田
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Original Assignee
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気機器の待機時に使用する電力の削減を目
的とするもので、所定時間運転停止状態が続けば電源ス
イッチをOFFさせるもので、この所定時間をユーザー
が設定でき、電源OFF後の運転再開時の起動スイッチ
を押し易くする。 【解決手段】 ノンロック式スイッチと、これをONさ
せるとONして自己保持回路となるバイパスのスイッチ
ング手段と、所定タイマー時間を経過するとOFFさせ
るオフタイマー手段と電流検知手段が所定値以上の電流
を検知したとき、又は運転操作指示手段からの運転停止
を含む何らかの操作が指示されたとき、オフタイマー手
段の計時をリセットし初期値からの計時とするオフタイ
マーリセット手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気機器の待機時消
費電力の削減に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子制御を使用している電気機器は一般
に運転停止時といえども常に電源回路や1チップマイコ
ンなどを使用した電子制御回路に通電して待機してお
り、操作スイッチが押されればすぐ運転可能なようにな
っている。
【0003】これら待機時の消費電力低減には、〜
の方式がある。
【0004】OFFすれば電源がすべて遮断されるメ
インの電源スイッチを設け、機器の運転にはまずこの電
源スイッチをONさせてから行うようにした電源スイッ
チ方式。
【0005】電源スイッチとしてのリレーとこのリレ
ーにバイパスして設けられ操作時のみON(閉接点)と
なる起動スイッチを設け、機器の使用にはまずこの起動
スイッチを操作し、リレーを駆動させ、いわゆる自己保
持させて電源ONとし、終了時にはリレーの駆動コイル
への通電を切り、電源OFFとさせる自己保持スイッチ
方式(参考:実開昭61−38747号公報、実開昭6
0−162348号公報)。
【0006】主電源と待機時電源の2つの電源を備
え、待機時にはいつ操作されても、対応可能な必要最小
限の待機時対応回路へのみ通電しておき、待機時に操作
指示があれば、待機時対応が動作して、主電源をONさ
せる主電源と待機時電源の2電源方式。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来例としてエアコン
を例に取り上げて説明する。待機時電力削減のために
は、通常前記の主電源と待機時電源の2電源方式での
対応が考えられる。しかし、それでも多少の電力が消費
されているため、地球温暖化防止でCO2削減等が叫ば
れ環境問題が厳しくなると、さらに前記の電源スイッ
チ方式での対応も追加されることになる。
【0008】しかしながらこの電源スイッチはエアコン
室内機に取り付けられ、高所で操作が面倒であること、
15乃至20アンペアの大電流容量のスイッチであるた
め、ON/OFFするときには多少大きな力を要するこ
となどで、「待機時電力ゼロ」などと謳い文句はいいも
のの実際にはユーザーがこまめにこの電源スイッチをO
FFしてくれることを期待できず、せいぜい長期間エア
コンを使用しないときにOFFしてくれればよい方であ
る。
【0009】エアコンは昔は冷房専用であったが、現在
では暖房機能も一般化しており、ドライ機能も暖め気味
ドライを備えて温度が低いときでも使用しやすくなって
いる。このように年間における使用期間が長くなったた
め、いよいよこの電源スイッチはOFFされないのでは
と懸念される。
【0010】また一般ユーザーには、運転を停止にすれ
ば電力消費はゼロになっているものと理解され、待機時
電力として、電源回路や制御部に多少の電力が消費され
ているのを理解されていない人も多数存在する。
【0011】また前記の自己保持スイッチ方式での対
応をすると、運転の度に起動スイッチを操作しなければ
ならず、この起動スイッチがエアコンの室内機に設置さ
れていれば、上述のように、高所で操作が面倒というこ
とになる。
【0012】本発明はこの待機時電力削減を目的とする
ものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電源回路
は、ノンロック式スイッチと、このノンロック式スイッ
チをバイパスするスイッチング手段と、電流検知手段
と、前記スイッチング手段を制御するスイッチング制御
手段とを備え、該スイッチング制御手段は前記ノンロッ
ク式スイッチがON(導通)したとき前記スイッチング
手段をONさせ自己保持回路を構成させると共に、該ス
イッチング手段をON後所定タイマー時間を経過すると
OFF(遮断)させるオフタイマー手段とを備え、また
前記電流検知手段が所定値以上の電流を検知したとき前
記オフタイマー手段の計時をリセットし初期値からの計
時とするオフタイマーリセット手段を備えたものであ
る。
【0014】また、前記電流検知手段の代わりに運転操
作指示手段を設け、運転操作指示手段からの運転停止を
含む何らかの操作が指示されたとき、前記オフタイマー
手段の計時をリセットし初期値からの計時とするオフタ
イマーリセット手段を備えたものである。
【0015】また、この電源回路をエアコンに用いたも
のである。また、この電源回路の前記ノンロック式スイ
ッチをエアコンの室内機よりワイヤードで引き出したス
イッチとしたものである。また、前記オフタイマー手段
の所定タイマー時間を調節可能としたものである。
【0016】また、電源回路の前記オフタイマー手段の
所定タイマー時間を17時間以上としたものである。ま
た、さらに不揮発性メモリーを備え、該不揮発性メモリ
ーに前記オフタイター手段により前記スイッチング手段
をOFFさせるに際して情報を記憶させたものである。
【0017】上記の構成によれば、ユーザーがノンロッ
ク式スイッチを押すと、電源が印加されたスイッチング
制御手段によりスイッチング手段がONされ、ノンロッ
ク式スイッチをバイパスするため、電源印加状態が自己
保持され、運転操作スイッチの入力があれば電気機器は
運転を開始する。このスイッチング手段がON後所定タ
イマー時間を経過するとOFF(遮断)させるオフタイ
マー手段が動作するが、運転操作がされ、所定値以上の
運転電流を電流検知手段が検知すると、前記オフタイマ
ー手段の計時をリセットし初めから計時し直し、運転停
止後所定タイマー時間は電気機器用の電源回路はON状
態を保持し、所定時間以上運転が再開されなければ、電
源をOFFするため、待機時電力を削減する。
【0018】なお、ノンロック式スイッチは電圧こそ商
用の100ボルトで使用されるが、ONしても、まだ運
転操作スイッチが作動していないため、このスイッチン
グ制御手段を備えた電源回路に通電するのみであるか
ら、その電流値が小さいため、接点容量も小さくてよ
く、ONするのにそれ程大きな力は必要とせず、操作し
易い。
【0019】また、前記電流検知手段の代わりに運転操
作指示手段を設け、運転操作指示手段からの運転停止を
含む何らかの操作が指示されたとき、前記オフタイマー
手段の計時をリセットし初期値からの計時とするオフタ
イマーリセット手段を備えても上記と同様である。
【0020】また、エアコンは過電流を監視するため、
通常負荷電流検知手段を備えているので、この電源回路
方式をエアコンに採用すると好都合である。
【0021】また、前記ノンロック式スイッチをエアコ
ンの室内機よりワイヤードで引き出したスイッチとした
ことで、エアコン室内機が高所に設置されていても、ユ
ーザーの手が届く高さに設置できる。
【0022】また、前記オフタイマー手段の所定タイマ
ー時間を調節可能としたことで、運転に先立って前記ノ
ンロック式スイッチをONした後、運転操作スイッチを
操作することに抵抗を感じないユーザーの場合は、所定
タイマー時間を短くして、待機時電力削減に努めれる
し、いちいちノンロック式スイッチをONするのが面倒
と感じるユーザーの場合には、この所定タイマー時間を
長く、例えば3日間位に調整すれば、通常はこのノンロ
ック式スイッチを気にする必要はなく、長期間運転しな
い場合には、電源をOFFして待機時電力を削減できる
ことになる。
【0023】事務所などでは前記オフタイマー手段の所
定タイマー時間をPM5時からAM10時まで運転しな
いとして17時間以上としておけば、月曜日から金曜日
まではノンロック式スイッチを触る必要がなく、土日の
休みには待機時電力を削減できることになり、多数の電
気機器を多数のユーザーが実行すれば、「塵も積もれば
山となる。」で、地球温暖化防止のCO2削減に大いに
貢献できる。
【0024】さらに不揮発性メモリーを備え、該不揮発
性メモリーに前記オフタイマー手段により前記スイッチ
ング手段をOFFさせるに際して情報を記憶させ、次回
の電源ON時に必要に応じて該不揮発性メモリーから読
み出すため、電源をOFFしても情報を失うことはな
い。
【0025】
【発明の実施の形態】<第1の実施の形態>以下、本発
明に係る電源回路の実施の形態について、図面を参照し
て説明する。図1は本発明に係る電気回路図であり、原
理的に説明するものである。図2はエアコンの室内機に
ノンロック式スイッチをワイヤードで設けた例の外観図
である。図3は電流検知手段からの入力により、計時を
リセットし初期値からの計時とするオフタイマーリセッ
ト手段のフローチャートである。
【0026】図1において、電源プラグ2の1方よりノ
ンロック式スイッチ1及びこれと並列に接続された電源
リレースイッチ5を介して負荷リレースイッチ4、負荷
3が直列に接続されて電源プラグ2の他方に戻る。ま
た、負荷リレースイッチ4、負荷3と並列に電源トラン
ス7の1次巻線を接続し、電源リレースイッチ5と負荷
リレースイッチ4の配線にはカレントトランス6を配置
している。
【0027】電源トランス7の2次巻線は整流回路8、
不図示の平滑回路や定電圧回路を介して制御回路電源と
なり、そのプラス側は1チップマイコン9の電源端子
V、電源リレースイッチ5の駆動コイルL5、負荷リレ
ースイッチ4の駆動コイルL4にそれぞれ接続され、そ
れぞれの駆動コイルL5、L4はそれぞれNPNトラン
ジスタTR5、TR4のコレクターに接続されている。
【0028】トランジスタTR5、TR4のベースには
1チップマイコン9の出力端子O1、O2と接続され、
それぞれのエミッター及び1チップマイコン9のマイナ
ス電源端子Eは制御回路電源のマイナス側に接続されて
いる。
【0029】電流検知回路15について説明すると、カ
レントトランス6の両端は抵抗R1で閉回路を構成し、
抵抗R1の1端はダイオードD1、抵抗R2と直列に接
続され、抵抗R3と電解コンデンサC1の並列回路を経
て抵抗R1の他端に接続されている。電解コンデンサC
1のマイナス側は制御回路電源のマイナス側に接続さ
れ、プラス側は1チップマイコン9の入力端子I1に接
続されている。
【0030】ワイヤレスリモコンからの信号を受けるリ
モコン受信回路や、直接接続された操作スイッチ等から
なる操作信号回路10からの操作信号やタイマー設定信
号回路11からのタイマー信号入力は1チップマイコン
9の入力端子に接続され、また不揮発性メモリーである
EEPROM12とも相互に信号の授受が可能なように
接続されている。なお、特に図示していないが、1チッ
プマイコン9にはリセット回路、クロック発振回路等は
当然に設置されている。
【0031】タイマー設定信号回路11としてはノンロ
ック式のタイマースイッチボタンをN回押すとタイマー
設定時間がN時間という方式にしてもよいが、発光ダイ
オード(LED)点灯表示や7セグメントLEDによる
数字表示等が必要になるので、スライドスイッチを用い
て1方の線がどの線と接続しているか、又は可変抵抗の
ボリュームを用いて電圧値を読み取ることによりタイマ
ー設定時間を1チップマイコン9に指示入力できる。こ
の場合はスライドスイッチやボリュームの位置に対する
時間表示を付しておけば、タイマー設定時間がユーザー
にも視認できる。
【0032】次に上記構成になる回路の動作を説明す
る。上記の構成において、電源プラグ2が商用電源のコ
ンセントに差し込まれた状態で、ノンロック式スイッチ
1が押され導通すると、電源トランス7に通電されて制
御回路電源が1チップマイコン9等に印加される。この
ため1チップマイコン9の出力端子O1よりの出力でト
ランジスタTR5が導通し駆動コイルL5に通電され電
源リレースイッチ5の接点が閉じる。この後ノンロック
式スイッチ1の導通が解除されても、電源リレースイッ
チ5の導通でいわゆる自己保持される。
【0033】1チップマイコン9の出力端子O1よりの
出力はタイマー設定信号回路11からのタイマー設定時
間が経過すると出力が停止され、電源リレースイッチ5
がOFFとなり、商用電源の供給がカットされる。
【0034】ノンロック式スイッチ1は商用電源電圧に
は耐えることが要求されるが、導通しても電源トランス
を通じて制御回路電源を供給する程度であるから、小電
流容量で良い。負荷3の電流を流すことはないからであ
る。
【0035】電源リレースイッチ5がON状態で操作指
示回路10からの操作指示入力があれば、その操作指示
内容に従い、1チップマイコン9の出力端子O2からの
出力でトランジスタTR4が駆動され、駆動コイルL4
に通電され、負荷リレースイッチ4が導通し、負荷3に
通電される。
【0036】カレントトランス6を配置している配線に
交流電流が流れると、カレントトランス6に交流電流が
誘起される。この交流電流の内、1方向の電流は閉回路
を構成する抵抗R1を流れ、他方向の電流の一部は抵抗
R1を流れ、他の一部はダイオードD1、抵抗R2、抵
抗R3と流れ、抵抗R3の両端電圧を電解コンデンサC
1にて平滑して取り出し、電流検知回路15の出力とな
り、1チップマイコン9の入力端子I1に入力してい
る。
【0037】この電流検知回路15の出力すなわち抵抗
R3の両端電圧値はカレントトランス6を配置している
配線に流れる交流電流値によって変化する。電源トラン
ス7の1次巻線への電流値、負荷3その中でも例えばエ
アコンであれば圧縮機などへの大電流値、送風機への電
流値など、さまざまであるが、どの電流値を捕らえるか
の目的によって抵抗R1〜R3の抵抗値を選択する。本
実施の形態においては電気機器が運転されているか、停
止状態なのかを認識させることが目的であるから負荷3
への通電の有無により電流検知回路15の出力が異なる
ことを利用して、負荷3への通電すなわち電気機器の運
転/停止を1チップマイコン9は認識することができ
る。負荷3への通電中は出力端子O1へのオフタイマー
の計時はキャンセルされ、負荷3への通電が停止すると
オフタイマーの計時が最初から再度スタートされる。参
考までにこのフローチャートを図3に記載している。
【0038】なおオフタイマーの所定時間は、タイマー
設定信号回路11からの1チップマイコン9への入力に
より設定できる。
【0039】オフタイマーにより電源リレースイッチ5
がOFFされると、1チップマイコン9への電源がカッ
トされるので、マイコンのRAMに記憶されている情報
(例えば運転操作の設定情報)は消去されてしまう。次
に運転するときにはマイコンのROMに設定されている
初期設定を操作スイッチにて再度調整することも必要な
場合が生じる。
【0040】そこで、図1のように電源がOFFされて
も記憶しておきたい情報をEEPROM12に記憶させ
ておき、必要に応じて1チップマイコン9がEEPRO
M12より情報を取り出せるようにすれば好都合であ
る。
【0041】ただ図2に示すようにエアコンの室内機1
4においては、ワイヤレスリモコン13で運転操作する
のが通常であり、リモコン13で運転ON操作をすれ
ば、そのときにリモコン13に設定されている運転条件
で運転するため、特に運転情報としての運転モード、温
度設定、風量等を電源OFF時に記憶させておく必要は
ない。
【0042】なお、オフタイマーの所定時間は、タイマ
ー設定信号回路11からの1チップマイコン9への入力
により設定できる。
【0043】このようにオフタイマー手段の所定タイマ
ー時間を調節可能としたことで、運転に先立ってノンロ
ック式スイッチ1をONした後、運転操作スイッチを操
作することに抵抗を感じないユーザーの場合は、所定タ
イマー時間を短くして、待機時電力削減に努めれるし、
いちいちノンロック式スイッチをONするのが面倒と感
じるユーザーの場合には、この所定タイマー時間を長
く、例えば3日間位に調整すれば、通常はこのノンロッ
ク式スイッチを気にする必要はなく、長期間運転しない
場合には、電源をOFFして待機時電力を削減できるこ
とになる。
【0044】事務所などでは前記オフタイマー手段の所
定タイマー時間をPM5時からAM10時まで運転しな
いとして17時間以上としておけば、月曜日から金曜日
まではノンロック式スイッチは触る必要がなく、土日の
休みには待機時電力を削減できることになり、多数の電
気機器を多数のユーザーが実行すれば、「塵も積もれば
山となる。」で、地球温暖化防止のCO2削減に大いに
貢献できる。
【0045】図2に示すエアコンの室内機14のよう
に、ノンロック式スイッチ1をワイヤードにして垂らし
ておけば、たまにこのスイッチを押すことに抵抗をあま
り感じないのではないかと思われる。簡単に手が届くか
らである。ノンロック式スイッチ1はちょうど病院の入
院患者のベッド枕元に置いてあるナースコールスイッチ
みたいなものである。
【0046】<第2の実施の形態>また、前記電流検知
手段の代わりに運転操作指示手段を設け、運転操作指示
手段からの運転停止を含む何らかの操作が指示されたと
き、前記オフタイマー手段の計時をリセットし初期値か
らの計時とするオフタイマーリセット手段を備えても上
記第1の実施の形態と同様である。この場合、図3の
「I1への入力が所定値以上か?」を「操作信号回路か
らの信号入力があったか?」と置き換えればよい。
【0047】運転操作指示手段からの何らかの操作が指
示されたときは運転中と見做してオフタイターの計時は
キャンセルしてよく、最後に運転停止の操作がなされた
ときからオフタイターの計時をスタートさせ、所定時間
内に運転再開が無ければ、オフタイターにより電源をO
FFさせる。
【0048】電流検知回路15の出力ではなく、操作信
号回路からの入力により、オフタイマーの計時を最初か
らやり直す。
【0049】<第3の実施の形態>上記第1、第2の実
施の形態ではオフタイター手段を1チップマイコン9に
てソフトのプログラムで実施したが、このオフタイター
手段をハードの制御回路で実施することもできる。
【0050】例えばタイマーICを用いてオフタイター
を構成し、このタイマーIC出力と1チップマイコン9
のO1出力とのAND条件でトランジスタTR5を駆動
させる等である。
【0051】この場合もカレントトランス回路からの所
定値以上の負荷電流が検知されたとき、あるいは操作信
号回路からの信号により、前記タイマーICの計時をリ
セットすればよい。またタイマーICへの設定入力でオ
フタイター時間を指定(選択)できる。もちろんオフタ
イマー回路はタイマーICに限らず、簡単なCRタイマ
ーでもよい。
【0052】なお本発明は上記実施の形態に限定される
ものではない。例えば上記実施の形態においては1チッ
プマイコン9を用いた回路となっているが、これは必須
要件ではなく、個々の電子部品(トランジスター等)を
用いたディスクリート回路でも実現可能である。
【0053】
【発明の効果】上記の構成により、請求項1では、ユー
ザーがノンロック式スイッチを押すと、電源が印加され
たスイッチング制御手段によりスイッチング手段がON
され、ノンロック式スイッチをバイパスするため、電源
印加状態が自己保持され、運転操作スイッチの入力があ
れば電気機器は運転を開始する。このスイッチング手段
がON後所定タイマー時間を経過するとOFF(遮断)
させるオフタイマー手段が動作するが、運転操作がさ
れ、所定値以上の運転電流を電流検知手段が検知する
と、前記オフタイマー手段の計時をリセットし初めから
計時し直し、運転停止後所定タイマー時間は電気機器用
の電源回路はON状態を保持し、所定時間以上運転が再
開されなければ、電源をOFFするため、待機時電力を
削減する。
【0054】なお、ノンロック式スイッチは電圧こそ商
用の100ボルトで使用されるが、ONしても、まだ運
転操作スイッチが作動していないため、このスイッチン
グ制御手段を備えた電源回路に通電するのみであるか
ら、その電流値が小さいため、接点容量も小さくてよ
く、ONするのにそれ程大きな力は必要とせず、操作し
易い。
【0055】請求項2では、前記電流検知手段の代わり
に運転操作指示手段を設け、運転操作指示手段からの運
転停止を含む何らかの操作が指示されたとき、前記オフ
タイマー手段の計時をリセットし初期値からの計時とす
るオフタイマーリセット手段を備えても上記と同様であ
る。
【0056】請求項3では、エアコンは過電流を監視す
るため、通常負荷電流検知手段を備えているので、この
電源回路方式をエアコンに採用すると好都合である。
【0057】請求項4では、前記ノンロック式スイッチ
をエアコンの室内機よりワイヤードで引き出したスイッ
チとしたことで、エアコン室内機が高所に設置されてい
ても、ユーザーの手が届く高さに設置できる。
【0058】請求項5では、前記オフタイマー手段の所
定タイマー時間を調節可能としたことで、運転に先立っ
て前記ノンロック式スイッチをONした後、運転操作ス
イッチを操作することに抵抗を感じないユーザーの場合
は、所定タイマー時間を短くして、待機時電力削減に努
めれるし、いちいちノンロック式スイッチをONするの
が面倒と感じるユーザーの場合には、この所定タイマー
時間を長く、例えば3日間位に調整すれば、通常はこの
ノンロック式スイッチを気にする必要はなく、長期間運
転しない場合には、電源をOFFして待機時電力を削減
できることになる。
【0059】請求項6では、事務所などでは前記オフタ
イマー手段の所定タイマー時間をPM5時からAM10
時まで運転しないとして17時間以上としておけば、月
曜日から金曜日まではノンロック式スイッチを触る必要
がなく、土日の休みには待機時電力を削減できることに
なり、多数の電気機器を多数のユーザーが実行すれば、
「塵も積もれば山となる。」で、地球温暖化防止のCO
2削減に大いに貢献できる。
【0060】請求項7では、さらに不揮発性メモリーを
備え、該不揮発性メモリーに前記オフタイマー手段によ
り前記スイッチング手段をOFFさせるに際して情報を
記憶させ、次回の電源ON時に必要に応じて該不揮発性
メモリーから読み出すため、電源をOFFしても情報を
失うことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源回路の実施の形態について原
理的に説明するための電気回路図である。
【図2】本発明に係る電源回路のノンロック式スイッチ
をワイヤードでエアコンの室内機に設けた例の外観図で
ある。
【図3】本発明に係る電源回路の電流検知手段からの入
力により、計時をリセットし初期値からの計時とするオ
フタイマーリセット手段のフローチャートである。
【符号の説明】
1 ノンロック式スイッチ 5 電源リレースイッチ(スイッチング手段) 6 カレントトランス 9 1チップマイコン 10 操作信号回路(運転操作指示手段からの信号回
路) 11 タイマー設定信号回路(オフタイマー時間設定手
段) 12 EEPROM(不揮発性メモリー) 13 (エアコンの)リモコン 14 (エアコンの)室内機 15 電流検知回路(電流検知手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G015 FA00 GA20 GB10 HA00 JA19 KA00 5G065 AA00 AA01 DA06 EA06 GA04 GA06 JA07 KA01 KA06 LA07 MA07 MA09 MA10 5H410 BB04 CC03 DD03 EA28 EB01 EB13 EB25 EB27 EB38 FF05 FF24 KK05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノンロック式スイッチと、該ノンロック
    式スイッチをバイパスするスイッチング手段と、電流検
    知手段と、前記スイッチング手段を制御するスイッチン
    グ制御手段とを備え、該スイッチング制御手段は前記ノ
    ンロック式スイッチがON(導通)したとき前記スイッ
    チング手段をONさせ自己保持回路を構成させると共
    に、該スイッチング手段をON後所定タイマー時間を経
    過するとOFF(遮断)させるオフタイマー手段とを備
    え、前記電流検知手段が所定値以上の電流を検知したと
    き、前記オフタイマー手段の計時をリセットし初期値か
    らの計時とするオフタイマーリセット手段を備えたこと
    を特徴とする電源回路。
  2. 【請求項2】 ノンロック式スイッチと、該ノンロック
    式スイッチをバイパスするスイッチング手段と、運転操
    作指示手段と、前記スイッチング手段を制御するスイッ
    チング制御手段とを備え、該スイッチング制御手段は前
    記ノンロック式スイッチがON(導通)したとき前記ス
    イッチング手段をONさせ自己保持回路を構成させると
    共に、該スイッチング手段をON後所定タイマー時間を
    経過するとOFF(遮断)させるオフタイマー手段とを
    備え、前記運転操作指示手段からの運転停止を含む何ら
    かの操作が指示されたとき、前記オフタイマー手段の計
    時をリセットし初期値からの計時とするオフタイマーリ
    セット手段を備えたことを特徴とする電源回路。
  3. 【請求項3】 前記電気機器がエアコンである請求項1
    又は請求項2のいずれかに記載の電源回路。
  4. 【請求項4】 前記ノンロック式スイッチをエアコンの
    室内機よりワイヤードで引き出したスイッチとしたこと
    を特徴とする請求項3に記載の電源回路。
  5. 【請求項5】 前記オフタイマー手段の所定タイマー時
    間を調節可能としたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項4のいずれか1つに記載の電源回路。
  6. 【請求項6】 前記オフタイマー手段の所定タイマー時
    間を17時間以上としたことを特徴とする請求項1乃至
    請求項5のいずれか1つに記載の電源回路。
  7. 【請求項7】 不揮発性メモリーを備え、該不揮発性メ
    モリーに前記オフタイター手段により前記スイッチング
    手段をOFFさせるに際して情報を記憶させた請求項1
    乃至請求項6のいずれか1つに記載の電源回路。
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