JPS5824775B2 - フイルムの剥離方法 - Google Patents
フイルムの剥離方法Info
- Publication number
- JPS5824775B2 JPS5824775B2 JP7163876A JP7163876A JPS5824775B2 JP S5824775 B2 JPS5824775 B2 JP S5824775B2 JP 7163876 A JP7163876 A JP 7163876A JP 7163876 A JP7163876 A JP 7163876A JP S5824775 B2 JPS5824775 B2 JP S5824775B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- substrate
- laminate
- peeling
- peeled
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、基体と透明性フィルムとの間に感光性組成物
層を設けた積層体の露光処理後に、該フィルムを剥離し
て感光性組成物層の露光部、又は未露光部の何れか一方
を基体へ、曲刃をフィルムに残存させる画像形成方法に
おいて、前記支持体を剥離する方法に関するものである
。
層を設けた積層体の露光処理後に、該フィルムを剥離し
て感光性組成物層の露光部、又は未露光部の何れか一方
を基体へ、曲刃をフィルムに残存させる画像形成方法に
おいて、前記支持体を剥離する方法に関するものである
。
感光性樹脂と呼ばれる材料を用いる画像の形成は、光照
射によって感光性樹脂が溶材に対して溶化する性質を利
用し、該感光性樹脂液を金属板等の画像形成用支持体に
塗布して乾燥し、この塗膜上に原画を通して活性光線を
照射して焼付け、露光部の感光材料を溶解しないような
現像液によって非露光部のみを溶解除去する方法と、感
光性シートから成る感光性シートを画像形成用支持体に
貼合せ、上記と同様の方法で露光、焼付け、現像を行な
うという方法が採用されている。
射によって感光性樹脂が溶材に対して溶化する性質を利
用し、該感光性樹脂液を金属板等の画像形成用支持体に
塗布して乾燥し、この塗膜上に原画を通して活性光線を
照射して焼付け、露光部の感光材料を溶解しないような
現像液によって非露光部のみを溶解除去する方法と、感
光性シートから成る感光性シートを画像形成用支持体に
貼合せ、上記と同様の方法で露光、焼付け、現像を行な
うという方法が採用されている。
このような画像形成方法は、多量の現像液を使用し、画
像形成に長時間を要するという問題点がある。
像形成に長時間を要するという問題点がある。
かかる問題点を除去する方法としては、特公昭38−9
663号公報に示される方法が提案されている。
663号公報に示される方法が提案されている。
該公報に開示されている技術は、金属、紙、プラスチッ
ク等の基体を下層とし、フィルムを上層とし、その中間
に基体よりもフィルムとの結合力が大きく、かつ光照射
を受けると両者との結合力の関係が逆転して上層フ庁ル
ムとの結合力よりも基体との結合力が大きくなるような
感光層を設けた原板を使用し、この原板に原画を重ねて
露光した後、フィルムを剥離し、未露光部分の感光層を
フィルム側へ、露光部分の感光層を基体側へ転写せしめ
るか、あるいはこの原理の逆を利用したパターン作成方
法である。
ク等の基体を下層とし、フィルムを上層とし、その中間
に基体よりもフィルムとの結合力が大きく、かつ光照射
を受けると両者との結合力の関係が逆転して上層フ庁ル
ムとの結合力よりも基体との結合力が大きくなるような
感光層を設けた原板を使用し、この原板に原画を重ねて
露光した後、フィルムを剥離し、未露光部分の感光層を
フィルム側へ、露光部分の感光層を基体側へ転写せしめ
るか、あるいはこの原理の逆を利用したパターン作成方
法である。
このような剥離現像処理による画像形成方法は溶液原像
処理による画像形成方法に比較して、経済的、技術的、
衛生的観点から見れば工業上有利な方法であるが、当方
法を採用して実施した場合でもフィルムを剥離する簡単
な作業で目的達成がなされるものではなく、良好な画像
を得るには、特に原板に使用される感光材料又は画像材
料に応じてフィルムの剥1@温度、剥離速度、及び剥離
角度が重要な要因で、之等の条件を安定させることに問
題点がある。
処理による画像形成方法に比較して、経済的、技術的、
衛生的観点から見れば工業上有利な方法であるが、当方
法を採用して実施した場合でもフィルムを剥離する簡単
な作業で目的達成がなされるものではなく、良好な画像
を得るには、特に原板に使用される感光材料又は画像材
料に応じてフィルムの剥1@温度、剥離速度、及び剥離
角度が重要な要因で、之等の条件を安定させることに問
題点がある。
この問題点の一部を解決したものとして、特開昭48−
58909号に開示された考案がある。
58909号に開示された考案がある。
この考案は、剥離現像の速度、及び温度を制御し乍らフ
ィルムを連続的に剥離するようにしたものであるが、フ
ィルムの剥離角度に対する考慮があまりなされていない
。
ィルムを連続的に剥離するようにしたものであるが、フ
ィルムの剥離角度に対する考慮があまりなされていない
。
即ち、具体例で示されているようにロールに沿わせフィ
ルムを剥ぐ場合、基体とフィルムの剥離角度が浅く、し
かも剥離角度の維持が困難である。
ルムを剥ぐ場合、基体とフィルムの剥離角度が浅く、し
かも剥離角度の維持が困難である。
又、基体が硬い場合にはフィルムの剥離力に抗して基体
は安定よく直進するが、基体が柔らかく可とう性がある
場合、フィルムと共に持ち上げられて剥離角度を維持す
ることが困難である。
は安定よく直進するが、基体が柔らかく可とう性がある
場合、フィルムと共に持ち上げられて剥離角度を維持す
ることが困難である。
本発明はかような問題点を改善し、種々の基体に適用可
能な剥離現像方法を研寄した結果、良好な画像を形成す
るためには、フィルムの剥離角度が90°〜180°の
範囲にある事、柔らかい基体の剥離に際し、基体が持ち
上げられる力を打消す必要がある事の条件を満足させな
ければならないことが分った。
能な剥離現像方法を研寄した結果、良好な画像を形成す
るためには、フィルムの剥離角度が90°〜180°の
範囲にある事、柔らかい基体の剥離に際し、基体が持ち
上げられる力を打消す必要がある事の条件を満足させな
ければならないことが分った。
又、上記の条件を満足させる方法として先端に鉤状部を
有するエツジ体をフィルムに押し付け、該鉤状部に沿っ
てフィルムを剥離することにより有効である事を見出し
、本発明に至った。
有するエツジ体をフィルムに押し付け、該鉤状部に沿っ
てフィルムを剥離することにより有効である事を見出し
、本発明に至った。
即ち本発明は、基体と透明性フィルムとの間に感光性組
成物層を設け、該感光性組成物層に所望の原画を露光処
理した積層体において、先端に鉤状部を有するエツジ体
を該積層体のフィルム上に押し付は乍ら、該鉤状部に沿
わせてフィルムを剥離するようにしたものである。
成物層を設け、該感光性組成物層に所望の原画を露光処
理した積層体において、先端に鉤状部を有するエツジ体
を該積層体のフィルム上に押し付は乍ら、該鉤状部に沿
わせてフィルムを剥離するようにしたものである。
第1図は、基体1の片面に設けた感光性組成物層2の透
明性フィルム3で保護し、該感光性組成物層2に所望の
原画を露光処理した三層構造の積層体Aにおいて、該フ
ィルム3を剥離する場合の実施例である。
明性フィルム3で保護し、該感光性組成物層2に所望の
原画を露光処理した三層構造の積層体Aにおいて、該フ
ィルム3を剥離する場合の実施例である。
即ち、当板4と、該当板4上に設けたエツジ体5との間
に上記積層体Aをフィルム3が上側となるように挿通し
、該エツジ体5の鉤状部6に沿うようにフィルム3の先
端を引張るか、又は図示例のように引取りロール7で引
き取っていくものでフィルム3の剥離と同時に、該感光
性組成物層2の露光部B1又は未露光部Cの何れか一方
はフィルム3と共に基体1より剥れ、他方は基体1と共
に第1図の矢印方向に水平方向に移動する。
に上記積層体Aをフィルム3が上側となるように挿通し
、該エツジ体5の鉤状部6に沿うようにフィルム3の先
端を引張るか、又は図示例のように引取りロール7で引
き取っていくものでフィルム3の剥離と同時に、該感光
性組成物層2の露光部B1又は未露光部Cの何れか一方
はフィルム3と共に基体1より剥れ、他方は基体1と共
に第1図の矢印方向に水平方向に移動する。
実施例の場合未露光部Cはフィルム3と共に移動し、露
光部Bは基板1と共に移動するようになっている。
光部Bは基板1と共に移動するようになっている。
尚、当板4は積層体Aをエツジ体5に適当な圧力で圧接
させるために設けたもので、該エツジ体5に対して接離
自在に設け、バネ、空気圧等の手段によってエツジ体5
側に押圧することができる。
させるために設けたもので、該エツジ体5に対して接離
自在に設け、バネ、空気圧等の手段によってエツジ体5
側に押圧することができる。
又、エツジ体5及び積層体Aの何れか一方、又は両方を
ヒータ等で加熱することによりよシ良好;な画像を得る
ことができる。
ヒータ等で加熱することによりよシ良好;な画像を得る
ことができる。
第2図は、基体1の両面に設けた感光性組成物層2の各
々表面をフィルム3で保護し、該感光性組成物層2の各
々を露光処理した五層構造の積層体Aにおいて、両フィ
ルム3を同時に剥離する場合の実施例である。
々表面をフィルム3で保護し、該感光性組成物層2の各
々を露光処理した五層構造の積層体Aにおいて、両フィ
ルム3を同時に剥離する場合の実施例である。
即ち、対設する対のエツジ体5間に上記積層体Aを通し
て上記と同様の作用でもってフィルム3を剥離するよう
にしたものである。
て上記と同様の作用でもってフィルム3を剥離するよう
にしたものである。
この場合、対のエツジ体5は接離自在に設け、バネ、空
気圧等の手段によって互に内方向に押圧するものである
。
気圧等の手段によって互に内方向に押圧するものである
。
第3図は第1図の構造から成るロール状の積層体Aにお
いて、積層体Aを引き出し乍らフィルム3を剥離する場
合の実施例である。
いて、積層体Aを引き出し乍らフィルム3を剥離する場
合の実施例である。
即ち、エツジ体5の先端鋭状部6をロール状の積層体A
の外周部に圧接し、積層体Aの端を引き出し乍らフィル
ム3Ωみを該鉤状部6に沿わせて引き取って基体1より
フィルム3を剥離するものである。
の外周部に圧接し、積層体Aの端を引き出し乍らフィル
ム3Ωみを該鉤状部6に沿わせて引き取って基体1より
フィルム3を剥離するものである。
この場合、エツジ体5とロール状の積層体Aを、該積層
体Aの巻外径の変化に応じて互に近接する構造とする。
体Aの巻外径の変化に応じて互に近接する構造とする。
以上のように本発明は、先端に鉤状部6を有するエツジ
体5を積層体Aのフィルム3上に圧接し該鉤状部6に沿
ってフィルム3を引き取り、基体1とフィルム3の剥離
角度を90°〜180°範囲としてフィルム3を剥離す
るようにしたので、エツジ体5の鉤状部6によってフィ
ルム3の剥離角度を良好な角度で維持することができる
と共に、基体1が柔らかく可とう性のある積層体Aにお
いてもフィルム3の剥離時において基体1の持ち上がり
を防止することができる。
体5を積層体Aのフィルム3上に圧接し該鉤状部6に沿
ってフィルム3を引き取り、基体1とフィルム3の剥離
角度を90°〜180°範囲としてフィルム3を剥離す
るようにしたので、エツジ体5の鉤状部6によってフィ
ルム3の剥離角度を良好な角度で維持することができる
と共に、基体1が柔らかく可とう性のある積層体Aにお
いてもフィルム3の剥離時において基体1の持ち上がり
を防止することができる。
したがって剥離現像処理において良好な画像を得ること
ができるという効果がある。
ができるという効果がある。
第1図乃至第3図は本発明に係る方法の各実施態様を示
す側面図である。 A・・・・・・積層体、1・・・・・・基体、2・・・
・・・感光性組成物層、3・・・・・・フィルム、5・
・・・・・エツジ体、6・・・・・・鋭状部。
す側面図である。 A・・・・・・積層体、1・・・・・・基体、2・・・
・・・感光性組成物層、3・・・・・・フィルム、5・
・・・・・エツジ体、6・・・・・・鋭状部。
Claims (1)
- 1 基体と透明性フィルムとの間に感光性組成物層を設
け、該感光性組成物層に所望の原画を露光処理した積層
体において、先端に鋭状部を有するエツジ体を該積層体
のフィルム上に押し付は乍ら、該鋭状部に沿わせてフィ
ルムを剥離する事を特徴とするフィルムの剥離方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7163876A JPS5824775B2 (ja) | 1976-06-16 | 1976-06-16 | フイルムの剥離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7163876A JPS5824775B2 (ja) | 1976-06-16 | 1976-06-16 | フイルムの剥離方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52153738A JPS52153738A (en) | 1977-12-21 |
JPS5824775B2 true JPS5824775B2 (ja) | 1983-05-23 |
Family
ID=13466380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7163876A Expired JPS5824775B2 (ja) | 1976-06-16 | 1976-06-16 | フイルムの剥離方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5824775B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62152933U (ja) * | 1986-03-18 | 1987-09-28 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0652424B2 (ja) * | 1985-08-16 | 1994-07-06 | ソマール株式会社 | 薄膜剥離装置 |
-
1976
- 1976-06-16 JP JP7163876A patent/JPS5824775B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62152933U (ja) * | 1986-03-18 | 1987-09-28 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52153738A (en) | 1977-12-21 |
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