JPS582433Y2 - 循環式脱ふ精米機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、循環式脱秤精米機の籾ガラ、及び米糠の収
集に関するものである。

従来、循環式精米機で籾ガラ脱秤精米を行うと、脱秤さ
れた籾ガラと精白された米糠が混合し、米糠の飼料等に
利用ができないことが欠点の一つであった。

この考案は上記の欠点を改良するもので、籾ガラと米糠
を精白中に大きく分類し、籾ガラは機体外容器に、米糠
は機体内糠室にそれぞれ収集可能としたものである。

この考案の実施例を図面により説明すると、循環式精米
機の循環タンク１の落下孔２の部分に落下量の開閉と量
の調節可能な仕切板６を設け、仕切板６より落下した穀
類は通路７を通って衝撃式脱秤装置３に流入し、脱秤ハ
ネ８の脱秤作用により脱秤し、籾ガラは脱秤ハネ８の圧
力風により、出ロア′を通って籾ガラ排出パイプ４へと
吹上げられ機体外に搬送され排出パイプ４の先端に取付
けられた空気分離器（サイクロン）５の働きにより、圧
力風と籾ガラとを分離し、籾ガラ、わらくず等を容器１
７に収納する。

脱秤された玄米と残留籾は自重により排出パイプ４の傾
斜面を流下し、通路９を通って、送穀ロール室１０内に
落下する。

送穀ロール室１０に落下した玄米と残留籾は第１０−ル
１１．研米ロール１２、第２０−ル１３の作動により摩
擦精白され、上昇室１４を上昇し、循環タンク１内を循
環し、再び循環タンク落下孔２に到達する。

送穀ロール室１０内に落下した玄米は研米ロール１２の
攪拌作用を受け、研米ロール１２の外周の除糠金網１５
より精白中発生する米糠を送穀ロール室外の糠室１６に
排出し収納する。

脱秤ハネ８の圧力風による籾ガラとわらくずの選別は唐
箕式風選が主体故、水分を含む米糠は比較選別されず、
送穀ロール室１０内に於ける研米ロール１２の攪拌作用
により除去される率の方が多く、籾ガラと米糠との分類
を精白循環中に有効に行うことができる。

又選別ファンを脱秤ファンと兼用し、１ケのファンにて
籾ガラとわらくずの除去が可能数、構造が簡易で、きれ
いな脱秤精米が得られる。

籾ガラは空気分離器５の作用により圧力風より分離され
、米糠は糠室１６に分離される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の正面図、第２図は本考案の側面図であ
る。 １・・・・・・循環タンク、２・・・・・・落下孔、３
・・・・・・脱秤装置、４・・・・・・籾ガラ排出パイ
プ、５・・・・・・空気分離器、６・・・・・・仕切板
、７・・・・・・通路、７′・・・・・・出口、８・・
・・・・脱秤ハネ、９・・・・・・通路、１０・・・・
・・送穀ロール室、１５・・・・・・除糠金網、１６・
・・・・・糠室。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 循環式精米機において、循環タンク１の落下孔２の下部
   を通路７を介して衝撃式脱秤装置３に連通し、該衝撃式
   脱秤装置３の出ロア′を籾ガラ排出パイプ４の中間に連
   通し、該籾ガラ排出パイプ４の上部に空気分離器５を設
   け、該空気分離器５の下部に籾ガラ、わらくず等を収容
   する容器１７を連結し、前記籾ガラ排出パイプ４の下部
   を下方へ延長して通路９を通って送穀ロール室１０へ連
   通し、該送穀ロール室１０の外周除糠金網１５の下部に
   糠室１６を設けてなる循環式脱秤精米機。