JPS5824323B2 - 物品の充「てん」法 - Google Patents

物品の充「てん」法

Info

Publication number
JPS5824323B2
JPS5824323B2 JP54053208A JP5320879A JPS5824323B2 JP S5824323 B2 JPS5824323 B2 JP S5824323B2 JP 54053208 A JP54053208 A JP 54053208A JP 5320879 A JP5320879 A JP 5320879A JP S5824323 B2 JPS5824323 B2 JP S5824323B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
film
die
sheet
punch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54053208A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5538287A (en
Inventor
寛 広井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MARUHO JIDOKI KK
Original Assignee
MARUHO JIDOKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MARUHO JIDOKI KK filed Critical MARUHO JIDOKI KK
Priority to JP54053208A priority Critical patent/JPS5824323B2/ja
Publication of JPS5538287A publication Critical patent/JPS5538287A/ja
Publication of JPS5824323B2 publication Critical patent/JPS5824323B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリプロピレンの如き軟化温度と溶融温度との
温度差の小さい熱可塑性合成樹脂フィルムを用いて作ら
れたフィルム又はシートによる押し出し包装(プレス・
スルー・パック)の製造法に関するものである。
合成樹脂、殊にポリ塩化ビニル(PVC)製フィルムに
規則的な凹所を設け、この凹所内に小物品、例えば医薬
品の錠剤、カプセル等を充填後、アルミニウム箔で密封
した包装体はプレス・スルー・パック(Press T
hrough Pack 又は略してPTP)と呼ば
れ、ここ10数年来広く用いられている。
しかしながら、ここに用いられるPvCの透湿性は比較
的大きいので、従来のガラス瓶包装に比し耐湿性が遥か
に劣る。
そこで、この欠点を改良する目的及び用済み後の空包装
の焼却における公害発生を可及的減少させようとする目
的から、PVCに比べて透湿性の低いポリプロピレン(
PP)が注目されるようになった〔通常2軸延伸フイル
ム(opp>が用いられる〕。
PPフィルムは透湿度がPvCフィルムの1/3〜1/
6又はそれ以下であって、かつ、押し出しも良好である
しかしながら、PPは本質的に軟化可塑化温度と溶融温
度とが接近しているため、温度コントロールが難しく、
特にブレーキローラ(送りローラ)とシールローラ(引
っ張りローラ)との間でズレが生じ易い欠点があった。
周知の如く、PTPでは先づプラスチックフィルム又は
シートに多数の規則的な四部(窪み、ポケット)を形成
した上、この四部を有するシートを、周囲に該ポケット
に対応する窪みを有する引っ張りローラで牽引しながら
該ポケット内に物品を充填し、次いでアルミ箔を開口面
に被せて熱シールを行うものである。
従って、引っ張りローラ上の四部の位置が送られて来る
物品入りシートのそれと一致していなければ、シートの
四部の、ひいては内部に収納された物品の変形や損傷を
起こす。
このため、実用上許容されうるズレは精々±0.1閣を
出ないが、高速度で送られて来るシートの窪みと、引っ
張りローラ側の窪みとを正確に一致させるのは高価な制
御装置を用いても非常に困難であった。
PPフィルムにおける第二の問題点は如何にしてフィル
ムに所定の四部(リセス)を形成するかという問題であ
る。
周知のように、PvCフィルムでは塑性化温度と溶融温
度との間の温度差が大であるため、公知の真空形成法、
殊に単純なストレート法によっても、実用上充分な厚み
の均一性が得られる。
しかるにPPフィルムの場合は前記ストレート法はもち
ろんのこと、さらにプラグアシスト法のような、より精
密な真空形成法又は圧空形成法を用いても、ポケット底
部の厚さを原のシートの20%以上とするのは困難で、
しかも温度制御を厳密に行わなければポケット側面と底
面との間にクランクを生じ易い。
よく知られているように、プラスチックシートの防湿性
は厚みに比例するものであるから、折角防湿性に関しP
vCより遥かに良好なPPが用いられたとしても、肝心
のポケット部分の厚みが極端に薄ければ、その効果は完
全に減殺されてしまう。
故に、シートに対し成るべく肉厚のポケット部分を高能
率で形成するという課題もPP等によるPTPを完成す
るため是非解決しなければならないことである。
しかるに、本発明者は鋭意研究の結果、上の2つの課題
が以下の2手段により実質的に解決できるものであるこ
とを知った。
即ち、それらの手段とは、 (1)第一の課題に対しては引っ張りローラの周速を送
りローラの周速に比し僅かに遺訓させること。
(2)第二の課題に対しては、ポケットの形成を該ポケ
ットの内形に対応する外形を有する凸型(パンチ)と該
ポケットの外形に対応する内形を有する凹型(ダイ)の
衝合による型押しによって行うこと。
である。
以下、発明完成の基本となったこれら2事項について説
明する。
(1)引つ張シローラの周速増加 引っ張りローラの周速を送りローラの周速に比し僅かに
増加させると実質的にズレを解消させることができる。
この周速の増加程度は送りローラの周速を基準に数チ以
内でよい。
この増加のためには、引っ張りローラの直径を送りロー
ラに比し僅かに犬とするのが最も簡単である。
増加されるべき周速は、シート状の凹部の形状及び数、
使用されたフィルム又はシートの材ff、成形温度、送
り速度その他のファクターの関数であるので、好ましく
は、その他の条件を一定にした上で実験的に最適の周速
を決めるのが好ましい。
しかし、所望により、使用シートに予め一定間隔の目印
をつけておき、この目位間の距離が成形前と成形後とで
変化する程度を自動的に検出してこれを引っ張りローラ
のタイミング修正にフィードバックするようにすれば、
その他の条件の変化を顧慮する必要なしに理想的な匍廁
状態を得ることができる。
(2)パンチとダイの採用 PPフィルム(例えばOPP )はそれが熱い可塑状態
に在るとき、成形されるべきポケットの形状に対応する
パンチとダイとで挾まれることによって、比較的平均的
な厚みを有するポケットを附されることができる。
この工程は一種のプレスであって、金属薄板の加工では
慣用の手段であるが、本発明者の知る限シ、これをプラ
スチックシートの成形に利用した実例は見当らなかった
ともあれ、このプレスによる原材料シートの振舞は真空
成形等のダイのみによる成形時とは著しく異シ、主とし
てパンチの凸部周縁(又はダイの凹部側壁)においての
み材料シートの延伸が起こる。
しかしながら、この延伸の程度はせいぜい2倍以内であ
るので、プレス後においてもポケット部側壁の厚みは原
シートの約1/2の厚みを保つ。
換言すれば、仮に250μの厚さのシートが用いられた
とき、該側壁の厚さは最小120μ以下にはならない。
このことが、でき上ったFTPの保存性を向上させると
同時に、延いてはよシ薄いシートの所用を許すメリット
を導くことは直ちに理解されるであろう。
パンチの凸部(プラグ)(及び所望によりダイの凹部)
には弗素樹脂によるコーティングを施すのが好ましい。
さらに、ダイやパンチの内部には必要に応じ液状熱媒体
の通路を設け、内部に熱媒又は冷媒を通して温度のコン
トロールに役立たせることができる。
以上のダイとパンチは普通水平に置かれ、互に垂直方向
に往復動するように配置される。
(もちろん、一方が静止していてもよい。
)しかし所望によシ両者を1対の相対向するローラ上に
刻まれた突起と対応する凹部とで構成してもよい。
両ローラは相反する方向に動かされ、往復動の場合と略
同様に型押し作業を行う。
以下、発明の代表的な実施例につき記述する。
図面において、リール1に巻かれたPPフィルム2は、
繰り出しローラ3、テンションローラ4及びガイドロー
ラ5を経て予熱プレート6.6′の間を通って成形ダイ
ス(パンチ及びダイア、7’)の上下動によりポケツ)
Pを加工され、次いで送シローラ8、第1アタツチメン
トローラ9、第1ダンサ−ローラ10及びブレーキロー
ラ11を経てシール受はローラ16に達する。
ブレーキローラ11(以上の説明における「送りローラ
」に相当する)及び続くシール受はロー216(以上の
説明における「引っ張りローラ」に相当)の外周面には
、夫々ダイア、7′により予めフィルム2上に形成され
たポケット(凹部又は窪み、P)に対応する凹部12,
12・・・・・・が刻まれており、フィルム2は両ロー
ラの中間の位置で上部のシュート15から被充填物品1
4.14・・・・・・の供給を受けた供給筒13の回転
により前記P内へ被充填物品の供給を受ける。
この際、ローラ16の半径はローラ11に比し僅かに大
きいので、両者の回転速度は同一であるが前者の周速は
後者に比し僅かに大きく、これによりこの間引つ張りが
起こり、このためシートに成形されたポケットPとロー
ラ16に刻まれたポケットとが完全に一致する効果が得
られる。
リール18に巻かれたアルミニウム箔19はガイドロー
ラ20を経てロー216の面に達し、シールローラ17
により押圧されつつ加熱されてフィルム2の開口部を密
閉して連続した包装帯を作シ、この包装帯は、第2ダン
サ−ローラ21、第2アタツチメントローラ22、ガイ
ドローラ23及びタイミングローラ23を経て打ち抜き
パンチ25.25’により一個−個の包装体の形にトリ
ミングされ、製品として取り出される。
製品が打ち抜かれた後のスクラップは、ガイドローラ2
6を経てスクラップリーラ27に巻き取られる。
以上の各動作は、公知のメカニズムによりタイミングロ
ーラ24の動作を基準に、ローラ8゜11.16,24
及び27の間欠的駆動回転により行われる。
なお、グイとパンチはPVC用の真空吸引グイと交換で
きるようにしておくと便利である。
以上本発明の一具体例につき説明したが、これは単に例
示であって、発明精神の限定を意味するものではない。
重要な点は送りローラと引っ張りローラの周速を変化さ
せることによって両ローラ間においてフィルムに延伸を
行わせる及びパンチとダイの衝合作用によってフィルム
上にポケットが形成されることである。
なお、上記具体例では、引っ張りローラの作用は該ロー
ラ面に刻まれた四部12とフィルムに作られたポケット
との係合によシ達成された。
しかし所望により、フィルムの長手方向に沿って単条以
上のパーフォレイジョンを設け、このパーフォレイジョ
ンとスプロケットとを噛み合わせて、駆動ないし延伸を
行わせるようにしてもよい。
この方法は、フィルムにパーフォレイジョン用の巾2胴
程度のマージンを要求する不利はあるが、ローラ又はロ
ーラとポケットによる滑りを最少にできるという利点を
有する。
本発明に使用されるPPフィルム(又はシート)は、厚
さ0.3〜0.5mm程度の無延伸のものが普通である
PPフィルムのヤング率はPvCフィルムのそれに比し
稍低いので、厚みを後者に比し稍稍増加させるのが好ま
しい。
しかし、剛性のよシ高いフィルム、例えばナイロン、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリカーボネートなどのフ
ィルムを用いれば、厚みをよシ薄くすることが出来る。
以上述べた如く、本発明によれば、PPフィルムの如き
高酸能の材料を用いて従来のPvCフィルムによるFT
Pに比し、よシ耐湿性の優れた製品を得ることができる
ので、包装技術の発展のため多大の貢献を期待すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の具体例を示す模型的側面図である。 図中の符号の意味は以下の通シである。1 :フイルム
リール、2:PPフィルム、3:繰シ出しローラ、4:
テンションローラ、5ニガイドローラ、6,6′:予熱
プレート、7.7’:成形ダイス(7:パンチ、7′:
グイL8:送りローラ、9:第1アタツチメントローラ
、10:第1ダンサ−ローラ、11ニブレーキローラ(
送シローラ)、12:凹部、13:供給筒、14:被充
填物品、15:シュート、16:シール受けローラ(引
つ張しローラ)、17:シールローラ、。 18ニアルミ箔リール、19ニアルミ箔、20ニガイド
ローラ、21 :第2ダンサ−ローラ、22:第2アタ
ツチメントローラ、23ニガイドローラ、24:タイミ
ングローラ、25.25’:打ち抜きパンチ、26:ガ
イドローラ、21ニスクラップ9−ル、P:ポケット。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリプロピレン又はその均等物の如き軟化温度と溶
    融温度との温度差の小さい熱可塑性合成樹脂フィルム面
    に規則的に設けられた凹部内に被充填物を充填するに当
    シ、下記の2要件を含むことを特徴とする物品の充填法
    。 (a) 予熱されたフィルムに対し、前記四部の内形
    に対応する外形を有するパンチと該凹部の外形に対応す
    る内形を有するダイの衝合作用によシ該凹部を形成させ
    ること。 (b) 前記凹部の形成されたフィルムを充填位置ま
    で移動させるに際し、引っ張りローラの周速を送シロー
    ラの周速に比し僅かに大にすること。
JP54053208A 1979-04-29 1979-04-29 物品の充「てん」法 Expired JPS5824323B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54053208A JPS5824323B2 (ja) 1979-04-29 1979-04-29 物品の充「てん」法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54053208A JPS5824323B2 (ja) 1979-04-29 1979-04-29 物品の充「てん」法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5538287A JPS5538287A (en) 1980-03-17
JPS5824323B2 true JPS5824323B2 (ja) 1983-05-20

Family

ID=12936435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP54053208A Expired JPS5824323B2 (ja) 1979-04-29 1979-04-29 物品の充「てん」法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5824323B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI485355B (zh) * 2011-12-05 2015-05-21 Mitsubishi Hitachi Power Sys Vertical flow downflow type smoke denitrification device

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2819151B2 (ja) * 1989-06-05 1998-10-30 大日本印刷株式会社 電子部品搬送体の底材およびその製造方法
WO2020196700A1 (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 住友ベークライト株式会社 フィルム成形体及び包装体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5538223A (en) * 1978-08-28 1980-03-17 Hiroi Jidouki Kk Method of filling article

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5538223A (en) * 1978-08-28 1980-03-17 Hiroi Jidouki Kk Method of filling article

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI485355B (zh) * 2011-12-05 2015-05-21 Mitsubishi Hitachi Power Sys Vertical flow downflow type smoke denitrification device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5538287A (en) 1980-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4233801A (en) Apparatus and process for the manufacture of disposable thermometers
US2546059A (en) Method and apparatus for preparing and using sheet material for packaging purposes
US4094127A (en) Apparatus for forming, filling and closing plastics trays
KR101025779B1 (ko) 블리스터 포장기의 필름 가열성형방법 및 그 장치
US3632252A (en) Apparatus for forming articles
US4375146A (en) Continuous rotary machine and method for forming, filling, and sealing package of laminated sheet material
KR20200037139A (ko) 블리스터 포장기
CN215794643U (zh) 带有定位装置的铝塑铝泡罩包装机
IE890372L (en) Process for producing blister packs and apparatus for sealing blister packs
JPS5824323B2 (ja) 物品の充「てん」法
JPS5822409B2 (ja) 物品の充填方法
KR100384421B1 (ko) 블리스터 포장기
JPH0648421A (ja) ブリスタ包装方法
US2896943A (en) Continuous automatic clamping device
JP2004167954A (ja) Ptpシートの製造装置
JP4754123B2 (ja) Ptp包装機並びに包装方法
JP3917070B2 (ja) Ptpシートの製造方法及びptpシートの製造装置
JPS6020563Y2 (ja) Ptp用包装装置
CN110239756A (zh) 泡罩成型方法、泡罩成型机构以及药品包装机
JP7344235B2 (ja) ブリスタ包装機
JP6709925B1 (ja) ブリスター包装機のフィルム加熱成形装置
JPS6028724B2 (ja) ひきはがし包装体の製造方法
JP2024002723A (ja) ポケット部形成装置及びブリスタ包装機
JPH04114849A (ja) ブリスター包装体の反り矯正装置
JPS6018323Y2 (ja) 成形充填機