JPS5824174Y2 - 分類集計機付き料金秤 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は分類集計機付き料金秤に関する。

従来、被計量物の大分類ごとに売り上げ金額を累積加算
する集計装置を装備した料金秤では、価格算出のたびに
単価データとは別に前記大分類を指定する部門コードを
設定する必要がある。

そのため単価と大分類の両方が変わった場合には、単価
の設定変更と部門コードの設定変更との複数の操作を強
いられている。

そのため部門コードの設定を誤ったり、被計量物が別の
ものに変わっているにもかかわらず部門コードの変更を
忘れると云った誤操作が発生し、大分類ごとの正しい集
計金額が得られない事態が発生し易い構成である。

そこで本考案は上記欠点を解消するために威されたもの
であって、ワンタッチ操作によって単価データの更新な
らびに部門コードの更新が可能な料金秤を提供するもの
である。

以下本考案による一実施例を図面に基づいて説明する。

１は小分類を指定する種別指定部で、被計量物の小分類
に対応して設けられたスイッチ２□〜２ｎと、このキー
スイッチ２、〜２ｏのうち、択一的に操作されたスイッ
チに対応した所定のタイミングの繰返し信号Ａを出力す
るエンコーダ３とを有する。

４は単価設定部で、被計量物の単価を設定するための０
〜９等のテンキースイッチ５と、このテンキースイッチ
５の操作されたスイッチに対応するテ゛−夕を出力する
エンコーダ６とから戊る。

７は被計量物の小分類ごとに単価を記憶する第１のメモ
リとしての単価メモリで、この単価メモリ７は一定間隔
で順次内容が走査されており、それぞれのレジスタの内
容をデータ出力Ｄ１に出力すると共に、データ入力Ｄ２
に新たな単価データが人力されたタイミングに走査して
いるレジスタの内容が更新される。

８は単価メモリ７の読み出し動作Ｒと書き込み動作Ｗお
よびテンキースィッチ５出力信号の入出力を制御する入
出力制御部で、スイッチ９は読み出し動作Ｒと書き込み
動作Ｗとを指定し、単価メモリ制御部１０ ａは出力ラ
イン１１をスイッチ９が読み出し動作Ｒ側に接続された
状態においてエンコーダ３の出力する繰り返し信号のタ
イミングに論理レベルＨに反転し、スイッチ９が書き込
み動作Ｗ側に接続されると常時論理レベルＬの状態を保
つ。

またキーボードデ−タ制御部１０ｂはエンコーダ６の読
み込み信号Ｂと前記繰り返し信号Ａおよび単価メモリ７
の読み出しデータＣとから、読み出しデータＣが零であ
ると一方の出力ライン１２を論理レベルＨに反転し、ス
イッチ９の書き込み動作Ｗ状態において読み込み信号Ｂ
が入力される度に他方の出力ライン１３に繰り返し信号
Ａを出力する。

アンドゲート１４は単価メモリ制御部１０ ａ出力ライ
ン１１が論理レベルＨの時にデータ出力Ｄ１のデータ通
過を許し、アンドゲート１５は単価メモリ制御部１０
ａの出力を否定した信号と前記出力ライン１３との信号
によってデータ入力Ｄ２へのエンコーダ６出力信号の通
過を制御する。

１６は被計量物の大分類に対応した部門コードが書き込
まれる第２のメモリとしての部門メモリで、読み出し動
作Ｒと書き込み動作Ｗはスイッチ１７によって選択され
、エンコーダ３の繰り返し信号Ａによって指定されるア
ドレスの読み出し動作Ｒあるいは書き込み動作Ｗを行う
。

１８は前記大分類に対応したスイッチ１９、〜１９′ｏ
とエンコーダ２０を有する部門コード設定部で、エンコ
ーダ２０はスイッチ１９□〜１９′ｏのうち、択一的に
操作されたスイッチに対応したコード信号を部門メモリ
１６のテ゛−タ入力Ｄ３に出力する。

２１は価格演算回路で、オアゲート２２を介して入力さ
れた単価データａを所定期間保持し、この単価データａ
と計重部２３の出力する被計量物の計重値データＧとか
ら被計量物価格を算出する。

２４は加算器２５と大分類ごとの売り上げ合計を記憶す
る第３のメモリとしての集計メモリ２６とから成る集計
装置で、集計メモリ２６はまず部門メモリ１６のデータ
出力Ｄ４によって読み出すべきレジスタが指定され、加
算器２５によって読み出された内容Ｆに価格演算回路２
１で算出された被計量物価格を累積し、テ゛−タ出力Ｄ
４によって指定されたレジスタの内容を該累積値に更新
する。

２７は表示部で、価格演算回路２１へ入力された計重値
データＧと単価データａおよび価格演算回路２１で新た
に算出された被計量物価格に対応した価格デ゛−タＭを
それぞれ重量、単価、価格としてデジタル表示する。

２８はプリンタで、価格演算回路２１の入出力信号なら
びに部門メモリ１６のテ゛−タ出力Ｄ４および゛集計メ
モリ２６の出力データＤ５を人力し、計重値、単価、価
格、部門コードなど計重部２３に負荷されている被計量
物に関するデータと集計メモリ２６出力の内容を選択的
に印字する。

３０は価格演算回路２１から加算部２５への価格テ゛−
タＭの通過を制御するアンドゲートで゛、出力ライン２
９あるいはスィッチ３１出力信号を制御信号としている
。

次に動作について説明する。

種別指定部１のスイッチ２、〜２ｎのキートップには、
被計量物の小分類として第２図ａに示すように被計量物
の品名、単価に対応した名称（例えばハム、牛上肉、牛
並肉、・・・・・・）が記載され、また部門コード設定
部１８のスイッチ１９、〜１９′ｏのキートップには第
２図すに示すように被計量物の大分類（例えば、牛肉、
豚肉、加工品、・・・・・・）が記載されている。

先ず、使用に際しては、単価メモリ７および部門メモリ
１６に単価ならびに部門コードを書き込む。

この書き込み動作は、スイッチ９，１７を書き込み動作
Ｗ側に接続し、その後、例えば牛上肉とキートップに記
載された種別指定部１のスイッチ２□を操作し、エンコ
ーダ３を介して部門メモリ１６と単価データの人出力制
御部８にスイッチ２１に対応したレジスタを指定する。

次いで被計量物の牛上肉の単価をテンキー５でキーイン
すると、エンコーダ６からキーボードデータ制御部１０
ｂに読み込み信号Ｂが入力され、アンドゲート１５を
エンコーダ３出力の繰り返し信号Ａのタイミングでスイ
ッチングし、一定周期で順次アドレスを走査している単
価メモリ７のスイッチ２□に対応するレジスタにエンコ
ーダ６出力の単価データが書き込まれる。

また、部門コード設定部１８のスイッチ１９□〜１９′
ｏのうち、前記牛上肉が属する牛肉とキートップに記載
されたスイッチ１９、を操作すると、部門メモリ１６の
スイッチ２１に対応したレジスタにエンコーダ２０を介
して牛肉に対応した部門コードが書き込まれる。

これで被計量物の牛上肉に対する単価と部門コードの書
き込みは完了する。

以下同様にして種別指定部１のスイッチを操作してから
テンキー５ならびに部門コード設定部１８のスイッチを
操作し、単価メモリ７と部門メモリ１６への書き込みを
実施する。

単価ならびに部門コードの書き込みが完了すると、スイ
ッチ９および１７を読み出し動作Ｒ側に接続する。

次いで種別指定部１のスイッチ２□〜２ｏのうち、計重
部２３に負荷する被計量物に対応したスイッチを操作す
ると、アンドゲート１４出力と部門メモリ１６のデータ
出力Ｄ４には予め設定した単価と部門コードが自動的に
出力され、また表示部２７が単価メモリ７から読み出さ
れた単価が表示される。

更に、データ出力Ｄ４によってレジスタが指定された集
計メモリ２６では、指定されたレジスタのそれまでの累
積値が加算器２５の一方の加算人力Ｆに読み出される。

価格演算回路２１において計重値デ゛−タＧとアンドゲ
ート２２出力の単価データａをもとに被計量物価格の算
出が完了すると、プリンタ２８によって直ちに印字動作
が開始される。

プリンタ２８の出力ライン２９が論理レベルＨに復帰す
ると、アンドゲート３０を介して加算器２５の他方の加
算入力に新たな価格テ゛−タＭが入力され、集計メモリ
２６から読み出した累積値に新たな価格データＭの内容
が累積され、部門メモリ１６のテ゛−タ出力Ｄ４によっ
て指定されているレジスタの内容がこの新しい累積値に
更新される。

このように料金秤の使用時には、被計量物に対応して種
別指定部１のスイッチ２□〜２ｏを択一的に操作するだ
けで、価格演算回路２１と集計メモリ２６とにそれぞれ
単価テ゛−タａと被計量物に対応した部門コードが自動
的に出力されるため、操作性が向上すると共に誤った集
計を行う可能性が極めて少なくなり、集計の信頼性が向
上する。

またスイッチ２□〜２ｏのうち、指定されたスイッチに
対応した単価メモリ７の内容が零である場合には、表示
部２７の表示内容から単価零と設定されていることが確
認できると共に、キーボードデータ制御部１０ ｂの出
力ライン１２が論理レベルＨに反転してアンドゲート３
２がオン状態となる。

アンドゲート３２がオン状態となると、単価メモリ７の
内容とは無関係にテンキー５によって単価を設定するこ
とができる。

但し、この場合にテンキー５によって価格演算回路２１
に入力された単価は次いで種別指定部１のスイッチが操
作されるまでの期間においてのみ有効である。

なお、上記実施例において部門コード設定部１８のスイ
ッチ１９□〜１９′ｏの数は、種別指定部１のスイッチ
２□〜２ｏの数に比べて少ないものであったが、スイッ
チ１９□〜１９′ｏの数を少なくともスイッチ２□〜２
ｎの数組上とすることによって被計量物（上向、並肉、
・・・・・・）毎の計重も同様に実施可能である。

またスイッチ２□〜２ｏと１９□〜１９′ｏには被計量
物とその単価に応じた名称と種類を示す名称を記載した
が、これらは記号あるいは符号であっても同様である。

以上説明のように本考案の分類集計機付き料金秤による
と、ワンタッチ操作によって被計量物の単価テ゛−夕と
被計量物の大分類に対応したテ゛−タとを入力できるた
め、操作性が向上すると共に各種別ごとの売り上げ金額
集計の信頼性が向上するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は集計装置付料
金秤の構成図、第２図ａ、ｌ）は要部スイッチの操作面
である。 １・・・・・・種別指定部、４・・・・・・単価設定部
、７・・・・・・単価メモリ（第１のメモリ）、１６・
・・・・暗５門メモリ（第２のメモリ）、２０・・・・
・・部門コード設定部、２６・・・・・・集計メモリ（
第３のメモリ）。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 被計量物の計重値と設定単価とから被計量物価格を算出
   するよう構成すると共に、被計量物の小分類ごとに単価
   を記憶する第１のメモリと、被計量物の大分類ごとに部
   門コードを記憶する第２のメモリと、大分類ごとの売上
   げ金額を記憶する第３のメモリと、各小分類に対応する
   スイッチを有し前記第１、第２のメモリに読み出し／書
   き込みのレジスタを指定する種別指定部と、この種別指
   定部で指定される第１のメモリのレジスタに書き込まれ
   る単価テ゛−夕を入力する単価設定部と、前記種別指定
   部で指定される第２のメモリのレジスタに書き込まれる
   部門コードを入力する部間コード設定部とを設け、第２
   のメモリの読み出し出力で指定される第３のメモリのレ
   ジスタの内容をその内容に前記被計量物価格を累積加算
   した金額に更新するよう構成した分類集計機付き料金秤
   。