JPS5823869Y2 - 床板用化粧合板 - Google Patents

床板用化粧合板

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Publication number
JPS5823869Y2
JPS5823869Y2 JP6201475U JP6201475U JPS5823869Y2 JP S5823869 Y2 JPS5823869 Y2 JP S5823869Y2 JP 6201475 U JP6201475 U JP 6201475U JP 6201475 U JP6201475 U JP 6201475U JP S5823869 Y2 JPS5823869 Y2 JP S5823869Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
plywood
base paint
pattern
paint layer
Prior art date
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Expired
Application number
JP6201475U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS51141921U (ja
Inventor
義雄 中道
Original Assignee
永大産業株式会社
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Filing date
Publication date
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Priority to JP6201475U priority Critical patent/JPS5823869Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は新規な床板用化粧合板に関する。
従来、この種化粧合板としては表面に化粧単板を接着し
たもの、塩化ビニールタイルを接着したもの、パターン
紙を熱圧接着したものおよび直接合板に木目模様などを
グラビア印刷したものが知られている。
しかし、このように従来から提供されてきた化粧合板は
立体感に欠けるため、装飾性に乏しいものであった。
また合板に化粧材を接着したものは接着に手間がかかる
のみならず、床板という苛酷な条件のもとにおいては接
着層がら剥離するという難点があった。
この考案はこのような欠点を解決すると共に、床板とし
ての性能を著しく高めた化粧合板を提供しようとするも
のである。
以下、この考案を一実施例図から説明する。
第1図はこの考案の一部切欠平面図であり、第2図は同
上A−A線切断拡大断面図である。
この考案はまず、第2図に示すように、厚合板1の表面
全面に希望の色調による表面平滑な下地塗料層3を設け
る。
場合によっては、このグランドコート層を設けるに先立
って、堅固な目止層または樹脂含浸紙をオーバーレイし
ておいてもよい。
樹脂含浸紙のオーバーレイは単に化粧材を接着剤にて接
着したものと比較し、剥離するおそれがない。
また合板は床板として強度的な面がらすぐれたものであ
るが、木質材であるがために、重量物を置くとその部分
が凹むおそれがあり、その点で樹脂含浸紙をオーバーレ
イしておくことは好ましい。
なお、このオーバーレイは合板の製造と同時に、合板の
製造条件に従ってオーバーレイできるのでその手間は実
質的に無くすことができる。
つぎにこの下地塗料層3上に、この下地塗料層3を模様
状に露出させて厚い不透明な塗膜層4を設ける。
塗膜層4の厚みは100〜700μが好適であって、こ
れによって、深い立体感のある凹部模様が形成され、そ
の凹部の底面は下地塗料層3の色調が露出する。
しかもこの考案においては、この塗膜層4は下地塗料層
3と識別できる色調からなっていることを必要とし、こ
れにより立体感は助長される。
このような部分的な塗膜層の形成はスクリーン印刷法(
捺染スクリーン法ともいう)により遠戚できる。
なお、使用する塗料は床板という性能を満足させるため
、エポキシエマルジョン塗料を好適とし、また前記下地
塗料層はウレタンアクリル樹脂塗料をロールコータで塗
布するとよい。
そして、さらにこの塗膜層4は第1図にも例示するよう
に模様状に露出させた下地塗料層に比較してより大きな
面積をもっていることが必要である。
表面に大きな差のある凹凸模様を形成することは、特に
素足で歩くような内層材として使用する場合にはその歩
行感を悪くする。
ところが、この考案のように凹凸模様でなく凹み模様に
とどめておけば、歩行感を悪くしない利点がある。
そして更に、この考案による塗膜層4の表面には規則正
しい微細な凹凸10を形成する。
このような微細な凹凸は歩行感を悪くするおそれはなく
、歩行時の滑り止め等として好適である。
この微細な凹凸10としては基盤目、梨地などが採用で
きる。
特にスクリーン印刷法により塗膜層4を形成する際に、
塗料の粘度を調整することにより容易にスクリーンの目
による凹凸を形成できる。
そして、さらにこの考案は表面7全面に透明な合成樹脂
塗膜層5が、塗膜層4の表面に形成された規則正しい微
細な凹凸10を消さないように設けられ、下地塗料層3
や、厚い不透明な塗膜層4を保護している。
なお、塗膜層4の頂面にのみ別の印刷模様を施してから
、この透明合成樹脂塗膜層5を設けてもよい。
このようにすると一層装飾感が増大する。
透明合成樹脂塗膜層5はポリウレタン樹脂塗料を好適と
する。
また場合によってはこの塗料の中に透明性を阻害しない
程度に新モース硬度10以上のα−アルミナまたは炭化
けい素のごとき無機化合物繊粉末を混入してもよい。
この考案は上記したように、下地塗料層によって希望の
色調を容易に得られ、この希望の色調からなる表面平滑
な下地塗料層3の上に、この下地塗料層3を模様状に露
出させて厚い不透明な塗膜層4を設け、この塗膜層4は
下地塗料層3とは識別できる色調をもっているため、厚
い不透明な塗膜層4中に深く、シかも識別できる下地塗
料層3の色調からなる凹部模様9が表現され、床板表面
に多大の立体的な装飾性を生じさせることができる。
しかも、塗膜層4は模様状に露出させた下地塗料層6,
7.8に比較してより大きな面積を持っているため、歩
行感を悪くしない。
また、下地塗料層3の上に厚い塗膜層4が設けられ、し
かも厚い塗膜層4を含む全面に透明な合成樹脂塗膜層が
設けられているので、摩耗に対しては半永久的にその凹
部模様を保持し、永久的に美しい模様を維持できる利点
がある。
また、塗膜層4の表面には規則正しい微細な凹凸が形成
され、この微細な凹凸を消さないように透明な合成樹脂
塗膜層が設けられているので、歩行時の滑り止めの働き
をするばかりでなく、素足で歩いた時の透明な合成樹脂
塗膜層のもつ冷たさや、べたつくような不快感を柔らげ
るとともに、化粧合板の表面にあたった光が乱反射して
、てかてかした安物の化粧合板のイメージから、柔らか
味のある高級な化粧合板のイメージを本考案の化粧合板
から生じさせる効果を有している。
以上のように、この考案は装飾性にすぐれ、性能にすぐ
れた床板を提供したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一部切欠平面図、第2図は同上A−
A線切断拡大断面図である。 1:合板、2:差込凸条、3:下地塗料層、4:塗膜層
、5:透明合成樹脂塗膜、6,7,8 :露出させた下
地塗料層、9:凹部模様、10:凹凸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 厚合板1の表面全面に希望の色調による表面平滑な下地
    塗料層3が設けられ、この上にこの下地塗料層3を模様
    状に露出させて厚い不透明な塗膜層4が設けられ、この
    塗膜層4は下地塗料層とは識別できる色調をもっており
    、がつ模様状に露出させた下地塗料層に比較してより大
    きな面積を持つと共に、その塗膜層4の表面には規則正
    しい微細な凹凸10が形成され、さらにこの上全面に上
    記繊細な凹凸を消さないように透明な合成樹脂塗膜層5
    が設けられ、厚合板1の相対向する側面には差込凸条と
    差込凹条とが形成されている床板用化粧合板。
JP6201475U 1975-05-10 1975-05-10 床板用化粧合板 Expired JPS5823869Y2 (ja)

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JP6201475U JPS5823869Y2 (ja) 1975-05-10 1975-05-10 床板用化粧合板

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JP6201475U JPS5823869Y2 (ja) 1975-05-10 1975-05-10 床板用化粧合板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS51141921U JPS51141921U (ja) 1976-11-15
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ID=28524001

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JP6201475U Expired JPS5823869Y2 (ja) 1975-05-10 1975-05-10 床板用化粧合板

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JPS51141921U (ja) 1976-11-15

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