JP2557016Y2 - 防滑性化粧材 - Google Patents
防滑性化粧材Info
- Publication number
- JP2557016Y2 JP2557016Y2 JP1992069776U JP6977692U JP2557016Y2 JP 2557016 Y2 JP2557016 Y2 JP 2557016Y2 JP 1992069776 U JP1992069776 U JP 1992069776U JP 6977692 U JP6977692 U JP 6977692U JP 2557016 Y2 JP2557016 Y2 JP 2557016Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- decorative
- substrate
- decorative sheet
- slip
- decorative material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は化粧材、特に、床材や階
段の踏板材、手摺等に用いられる防滑性を有する化粧材
に関する。
段の踏板材、手摺等に用いられる防滑性を有する化粧材
に関する。
【０００２】
【従来の技術】上記したような床材や階段の踏板材、或
いは手摺等には、安全性のために、表面に凹凸を形成し
て防滑性を付したものを用いることが望まれる場合があ
る。
いは手摺等には、安全性のために、表面に凹凸を形成し
て防滑性を付したものを用いることが望まれる場合があ
る。
【０００３】表面に凹凸を形成した床材は、例えば、実
開昭５１−１０５８１７号公報や実開昭５６−２７９２
９号に提案されている。
開昭５１−１０５８１７号公報や実開昭５６−２７９２
９号に提案されている。
【０００４】これらは、基板の表面に厚く塗布される塗
膜に対して、例えばスクリーン印刷等の手法によって凹
凸を形成してなるものであるため、該塗膜の下層に位置
する化粧層が塗膜の凹部と凸部とで異なって現出され
る。
膜に対して、例えばスクリーン印刷等の手法によって凹
凸を形成してなるものであるため、該塗膜の下層に位置
する化粧層が塗膜の凹部と凸部とで異なって現出され
る。
【０００５】また、特に、化粧層が天然木突板よりなる
場合、天然木の持つ照りや光沢が塗膜によって失われ、
木質感を十分に発揮することができないものであった。
場合、天然木の持つ照りや光沢が塗膜によって失われ、
木質感を十分に発揮することができないものであった。
【０００６】特公平４−１６０４４号公報には、基板の
表面に直に凹凸を形成した化粧材が示されている。この
化粧材によれば上記問題点を解決することができ、天然
木の有する木質感を十分に表現し、意匠性を向上させる
ことができる。
表面に直に凹凸を形成した化粧材が示されている。この
化粧材によれば上記問題点を解決することができ、天然
木の有する木質感を十分に表現し、意匠性を向上させる
ことができる。
【０００７】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この化
粧材には、年輪付近の春材部分の木質部が鋭角に削り取
られてシャープな凹凸が基板に形成されているため、該
角部において摩耗・損傷しやすく、耐久性が低下する。
また、凹凸がシャープに形成されることから、陰影が強
く表現され、全体的に暗い表面を呈するように感じられ
てしまう。
粧材には、年輪付近の春材部分の木質部が鋭角に削り取
られてシャープな凹凸が基板に形成されているため、該
角部において摩耗・損傷しやすく、耐久性が低下する。
また、凹凸がシャープに形成されることから、陰影が強
く表現され、全体的に暗い表面を呈するように感じられ
てしまう。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来技術の
問題点を解消することを目的として創案されたものであ
り、基板に貼着された化粧シートの表面に上塗塗装が施
されてなる化粧材において、角部が曲面で構成され且つ
なだらかな傾斜面を有し、しかも、化粧シートの厚さよ
りも大なる深さを有する凹部が賦形されてなることを特
徴とする防滑性化粧材である。
問題点を解消することを目的として創案されたものであ
り、基板に貼着された化粧シートの表面に上塗塗装が施
されてなる化粧材において、角部が曲面で構成され且つ
なだらかな傾斜面を有し、しかも、化粧シートの厚さよ
りも大なる深さを有する凹部が賦形されてなることを特
徴とする防滑性化粧材である。
【０００９】基板には化粧材の基板として常用される合
板、パーティクルボード、木質繊維板、木材、単板集成
材、集成材等の木質材が用いられる。
板、パーティクルボード、木質繊維板、木材、単板集成
材、集成材等の木質材が用いられる。
【００１０】基板は、化粧材の用途及び使用場所に応じ
て、任意形状に加工される。
て、任意形状に加工される。
【００１１】化粧シートには一般に天然木突板や人工突
板等が用いられるが、化粧紙、化粧合成樹脂シート等を
用いることもできる。化粧シート材は接着剤を介して基
板表面に貼着される。
板等が用いられるが、化粧紙、化粧合成樹脂シート等を
用いることもできる。化粧シート材は接着剤を介して基
板表面に貼着される。
【００１２】基板表面に貼着された化粧シートの表面側
より、角部が曲面で構成され且つなだらかな傾斜面を有
し、しかも、化粧シートの厚さよりも大なる深さを有す
る凹部を賦形する。
より、角部が曲面で構成され且つなだらかな傾斜面を有
し、しかも、化粧シートの厚さよりも大なる深さを有す
る凹部を賦形する。
【００１３】このような凹部の賦形は、半球状凸部を有
するエンボスロール又はエンボス盤を用いて化粧シート
の表面を押圧することにより、容易になし得る。
するエンボスロール又はエンボス盤を用いて化粧シート
の表面を押圧することにより、容易になし得る。
【００１４】凹部は、化粧材の所要表面に任意個数形成
される。
される。
【００１５】凹部を賦形された化粧材の化粧シート表面
に、該凹部を埋めることなく上塗り塗料を塗布し、乾燥
することによって、上塗塗装を施す。
に、該凹部を埋めることなく上塗り塗料を塗布し、乾燥
することによって、上塗塗装を施す。
【００１６】上塗塗装を施す前に、化粧シート表面に、
シーラー処理、サンディング処理、着色処理、中塗り塗
装処理等通常行われる中間処理を施すことができる。
シーラー処理、サンディング処理、着色処理、中塗り塗
装処理等通常行われる中間処理を施すことができる。
【００１７】凹部の賦形は、基板表面に化粧シートを貼
着した後に上塗塗装を予め施し、その上からエンボス加
工して行うこともできる。
着した後に上塗塗装を予め施し、その上からエンボス加
工して行うこともできる。
【００１８】以上のようにして、本考案の防滑性化粧材
が得られる。
が得られる。
【００１９】
【作用】化粧材の表面に形成された、角部が曲面で構成
され且つなだらかな傾斜面を有し、しかも、化粧シート
の厚さよりも大なる深さを有する凹部により、優れた防
滑性、耐久性、意匠性が発揮される。
され且つなだらかな傾斜面を有し、しかも、化粧シート
の厚さよりも大なる深さを有する凹部により、優れた防
滑性、耐久性、意匠性が発揮される。
【００２０】
【実施例】図１及び図２は本考案の防滑性化粧材の一実
施例であって、階段の手摺材として用いられる例を示
す。
施例であって、階段の手摺材として用いられる例を示
す。
【００２１】この手摺化粧材は、モールディング装置に
よって所要形状に成形された基板１の全表面に、ラッピ
ング装置により接着剤を介して化粧突板（化粧シート）
２が貼着され、更に、その表面に上塗塗装３が設けられ
てなるものにおいて、角部が曲面で構成されると共にな
だらかな傾斜面を有し且つ化粧突板２の厚さよりも深い
凹部４が適当間隔を配して多数形成されている。
よって所要形状に成形された基板１の全表面に、ラッピ
ング装置により接着剤を介して化粧突板（化粧シート）
２が貼着され、更に、その表面に上塗塗装３が設けられ
てなるものにおいて、角部が曲面で構成されると共にな
だらかな傾斜面を有し且つ化粧突板２の厚さよりも深い
凹部４が適当間隔を配して多数形成されている。
【００２２】図３は本考案の防滑性化粧材の別の実施例
である床化粧材を示す。
である床化粧材を示す。
【００２３】この床化粧材は、床基板５の表面にラミネ
ート装置やホットプレス装置により接着剤を介して化粧
単板（化粧シート）６が貼着され、更にその表面に上塗
塗装７が設けられたものにおいて、角部が曲面で構成さ
れると共になだらかな傾斜面を有し且つ化粧単板６の厚
さよりも深い凹部８が適当間隔を配して多数形成されて
いる。
ート装置やホットプレス装置により接着剤を介して化粧
単板（化粧シート）６が貼着され、更にその表面に上塗
塗装７が設けられたものにおいて、角部が曲面で構成さ
れると共になだらかな傾斜面を有し且つ化粧単板６の厚
さよりも深い凹部８が適当間隔を配して多数形成されて
いる。
【００２４】
【考案の効果】本考案によれば、基板に貼着された化粧
シートの表面に上塗塗装が施されてなる化粧材であっ
て、角部が曲面で構成され且つなだらかな傾斜面を有
し、しかも、化粧シートの厚さよりも大なる深さを有す
る凹部が賦形されたものが提供されるため、防滑性に優
れるだけでなく、角部の摩耗や損傷が防止される結果耐
久性が向上し、陰影による意匠性の低下もなく、床材や
階段の踏板材、手摺等に好適に用いられる。
シートの表面に上塗塗装が施されてなる化粧材であっ
て、角部が曲面で構成され且つなだらかな傾斜面を有
し、しかも、化粧シートの厚さよりも大なる深さを有す
る凹部が賦形されたものが提供されるため、防滑性に優
れるだけでなく、角部の摩耗や損傷が防止される結果耐
久性が向上し、陰影による意匠性の低下もなく、床材や
階段の踏板材、手摺等に好適に用いられる。
【図１】本考案による防滑性化粧材の一実施例を示す斜
視図である。
視図である。
【図２】図１の防滑性化粧材の表面の凹部を拡大して示
す部分断面図である。
す部分断面図である。
【図３】他の実施例による防滑性化粧材を示す斜視図で
ある。
ある。
１ 基板 ２ 化粧突板（化粧シート） ３ 上塗塗装 ４ 凹部 ５ 床基板 ６ 化粧単板（化粧シート） ７ 上塗塗装 ８ 凹部
Claims (1)
- 【請求項１】 基板に貼着された化粧シートの表面に
上塗塗装が施されてなる化粧材において、角部が曲面で
構成され且つなだらかな傾斜面を有し、しかも、化粧シ
ートの厚さよりも大なる深さを有する凹部が賦形されて
なることを特徴とする防滑性化粧材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992069776U JP2557016Y2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 防滑性化粧材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992069776U JP2557016Y2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 防滑性化粧材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0624907U JPH0624907U (ja) | 1994-04-05 |
| JP2557016Y2 true JP2557016Y2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=13412524
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992069776U Expired - Fee Related JP2557016Y2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 防滑性化粧材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2557016Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006283345A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 床用化粧材 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01133701A (ja) * | 1987-11-19 | 1989-05-25 | Orient:Kk | 階段用木製踏板の製造法 |
-
1992
- 1992-09-09 JP JP1992069776U patent/JP2557016Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01133701A (ja) * | 1987-11-19 | 1989-05-25 | Orient:Kk | 階段用木製踏板の製造法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006283345A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 床用化粧材 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0624907U (ja) | 1994-04-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |