JPH055895U - 複合装飾材 - Google Patents
複合装飾材Info
- Publication number
- JPH055895U JPH055895U JP8329791U JP8329791U JPH055895U JP H055895 U JPH055895 U JP H055895U JP 8329791 U JP8329791 U JP 8329791U JP 8329791 U JP8329791 U JP 8329791U JP H055895 U JPH055895 U JP H055895U
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- decorative
- transparent resin
- layer
- lace
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- Pending
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- Laminated Bodies (AREA)
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- Decoration Of Textiles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】レース模様等の意匠性と立体感のある装飾布帛
が下地材に積層された高い意匠性と寸法安定性を兼備し
た複合装飾材を提供する考案である。 【構成】下地層上に透明樹脂によりナイロン、ポリエス
テル、アクリル、木綿、麻等の合成繊維天然繊維、また
はレーヨンからなる模様を有するネットまたはレースの
装飾布帛が接着され、該装飾布帛が透明樹脂により被覆
されたことを特徴とする複合装飾材であって、透明樹脂
層の厚さは0.15〜1.0mmが好適で、装飾布帛は
好ましくは2mm以上の間隙があるのが好ましい。
が下地材に積層された高い意匠性と寸法安定性を兼備し
た複合装飾材を提供する考案である。 【構成】下地層上に透明樹脂によりナイロン、ポリエス
テル、アクリル、木綿、麻等の合成繊維天然繊維、また
はレーヨンからなる模様を有するネットまたはレースの
装飾布帛が接着され、該装飾布帛が透明樹脂により被覆
されたことを特徴とする複合装飾材であって、透明樹脂
層の厚さは0.15〜1.0mmが好適で、装飾布帛は
好ましくは2mm以上の間隙があるのが好ましい。
Description
【0001】
本願は立体感のある模様と寸法安定性を兼備した複合装飾材に関する考案である 。
【0002】
従来から壁材、床材などの建設用内装材に、ゴムやポリ塩化ビニル(PVC)等 のプラスチックを素材とした装飾材が使用されてきている。
【0003】 これらの装飾材は、例えば全体が単一色、単一材料からなるか、あるいは上面を 付加価値を高めるために、着色模様や、エンボス模様等を付与した着色層とし、 下面を補強層とした二層から構成されているものが知られている。
【0004】 上記装飾材に模様を付与する方法としては、表面に印刷するか、印刷されたフィ ルムを貼着するか、組成物に色彩の異なる材料を加えて混合し、連続模様や不連 続模様を形成している。 得られた装飾材は所望によりタイル状に裁断される。
【0005】 しかし従来の方法では、立体感に乏しく、この点の改善が求められていた。
【0006】 また従来からガラスネットを基材上に積層して寸法安定材兼装飾要素として使用 した床材等が知られているが、ガラスネットは格子状など単純な形にしか形成で きないため装飾性に欠けるという問題点があった。
【0007】 装飾性の向上のために、ガラスネットの替わりに普通のカーテン生地等の布を用 いることも考えられるが、この場合は接着性に問題があるため生地は接着性のあ る樹脂で含浸処理をしなければならず、工程上問題があった。
【0008】
本願考案は、上記問題点を解決するための考案で、下地層上に合成繊維、天然繊 維、またはレーヨンからなるネットまたはレースの装飾布帛が透明樹脂により接 着され、該装飾布帛がさらに透明樹脂により被覆されたことを特徴とする複合装 飾材に関する。
【0009】 本考案においてネットとは糸を編織して形成された間隔のある網状体のことであ り、レース地とは、糸を編んで透かし模様を形成した薄い布帛のことである。
【0010】 以下図面に基づいて説明する。図1は本願考案複合装飾材の断面図である。1は 下地層、2、3は透明樹脂層、4は装飾布帛である。
【0011】 下地層1としては、ビニルコンポジションタイルを含むポリ塩化ビニル組成物や 、発泡または非発泡合成樹脂、木質その他の材料が使用できる。基材の厚さは1 .5〜3.0mmが好ましい。また、より意匠性をあげるために、下地層1の上 面に印刷層やパールエッセンス等を配合した着色層を設けてもよく、またチップ を散布してもよい。
【0012】 2は合成繊維、天然繊維またはレーヨンからなるネットまたはレース以下の装飾 布帛に充填してこれらを接着している透明樹脂層(一点鎖線以下の層)であり、 3は上記ネットまたはレースの層を被覆している透明樹脂層である。 透明樹脂層2、3はPVCペースト、ウレタン−アクリル樹脂、アクリル樹脂の ペースト状を塗布硬化させるのが好ましく、透明樹脂2及び3は加熱または加熱 加圧により一体化する。
【0013】 透明樹脂層2は上記一点鎖線より上の層で、厚さは0.1〜0.5mm、好まし くは0.2〜0.3mmがよい。透明樹脂層3の厚さは0.05〜0.5mm、 好ましくは0.1〜0.2mmが好適である。透明樹脂層は無色透明でも、着色 チップを添加しても、またパール顔料やほかの顔料を添加して着色透明層として もよい。
【0014】 4は、ナイロン、ポリエステル、アクリル、木綿、麻等の合成繊維、天然繊維、 レーヨンからなるネットまたはレースなどの装飾布帛であり、ネットは模様入り が望ましい。装飾布帛は、透明樹脂層を介して外部から透視されたときに美観を 与えることができる。レースは通常のカーテンレースが好ましい。ネットまたは レースの模様形状については、とくに限定されるものではないが、透明樹脂層の 上下2層がこの模様入りネットまたはレースを介して加熱圧着できるために糸の 間隙が好ましくは2mm以上あけられるようにする。また装飾布帛の厚さは0. 3mm〜0.7mmが望ましい。
【0015】 上記装飾性布帛は軟らかく、下地材や透明樹脂層とのなじみがよく、良好に積層 される。このようにして本考案複合装飾材5が得られる。
【0016】 図2は本考案装飾材の一部切欠いた平面図であり、1は下地材、4はネットまた はレースの装飾性布帛である。図3は本考案装飾材の他の実施態様断面図であり 、1は下地層であり、基材1上に装飾層6が形成されている。装飾層6はPVC ペースト、インキ等で印刷した層、パールエッセンスやその他の顔料で着色され た樹脂層、装飾チップを含有した層等が例示される。下地層1上に透明樹脂層2 で接着させた上にネットまたはレースの装飾布帛4が形成され、透明樹脂3が上 記装飾布帛を被覆している。透明樹脂にも細かいチップやパールエッセンスが少 量配合されてもよい。
【0017】 このようにして得られた複合装飾材7は、表面の透明樹脂層を0.15mm以上 の厚さにしても反りを生じず、寸法安定性が優れていた。
【0018】 一方従来の化粧シート等は、表面の透明なシートの耐摩耗性が低く、傷つきやす くまた摩耗により模様が消失してしまうという欠点があった。これに対処すべく 、表面層の厚みを厚くすると、下地層は接着性をよくするために充填剤の多い配 合となっており、表面層と下地層の熱膨張率が違うために反りが生ずる欠点があ った。
【0019】 このように本願装飾材は上記問題点を解決した考案である。図3、図4、図5、 図6は本考案装飾材の平面図で、8は装飾チップである。
【考案の効果】 本願は耐摩耗性、寸法安定性に優れ、反りが生じなかった。 立体感のある繊維素材からなる模様が得られた。 下地層上に印刷層、着色層、チップ含有層等の装飾層を形成すること、または 透明樹脂をパールエッセンス、または他の顔料で着色するか、透明樹脂にチップ を分散させることの組合せにより、多くの意匠性のある外観が得られた。
【図1】本願考案複合装飾材の断面図である。
【図2】本考案装飾材の一部切欠いた平面図である。
【図3】本考案装飾材の断面図である。
【図4】本考案装飾材の平面図である。
【図5】本考案装飾材の平面図である。
【図6】本考案装飾材の平面図である。
1 下地層 2 透明樹脂層 3 透明樹脂層 4 装飾布帛
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】下地層上に合成繊維、天然繊維、またはレ
ーヨンからなるネットまたはレースの装飾布帛が透明樹
脂により接着され、該装飾布帛がさらに透明樹脂により
被覆されたことを特徴とする複合装飾材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8329791U JPH055895U (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 複合装飾材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8329791U JPH055895U (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 複合装飾材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055895U true JPH055895U (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=13798468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8329791U Pending JPH055895U (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 複合装飾材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH055895U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014014961A (ja) * | 2012-07-06 | 2014-01-30 | Aica Kogyo Co Ltd | ポリエステル化粧板 |
-
1991
- 1991-07-10 JP JP8329791U patent/JPH055895U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014014961A (ja) * | 2012-07-06 | 2014-01-30 | Aica Kogyo Co Ltd | ポリエステル化粧板 |
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