JPS5823846B2 - 親水性医薬部材 - Google Patents

親水性医薬部材

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JPS5823846B2
JPS5823846B2 JP55161051A JP16105180A JPS5823846B2 JP S5823846 B2 JPS5823846 B2 JP S5823846B2 JP 55161051 A JP55161051 A JP 55161051A JP 16105180 A JP16105180 A JP 16105180A JP S5823846 B2 JPS5823846 B2 JP S5823846B2
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JP
Japan
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drug
acrylate
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copolymer
meth
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JP55161051A
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伊藤祐輔
吉川利之
大塚三郎
徳田祥一
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は皮膚の疾患部に直接貼り付けるか或いは他の補
助手段を介して貼り付けるように作られた薬物含有の親
水性医薬部材に関するものである。
天然ゴムを主体とする貼着剤にサリチル酸エステル、メ
ントールの如き薬物を添加してなるシート又テープ状物
からなる手当用品は、これまで種種のものが提案され使
用されている。
しかして天然ゴムを主体とする貼着剤を用いてなる手当
用品は、皮膚への接着性、凝集性、非刺激性、透明性、
抗酸化安定性などにおいて必ずしも充分な特性が得られ
にくいために、近時アクリル酸エステル−アクリル酸共
重合体からなる貼着剤に薬物を含有してなる手当用品な
ど、合成樹脂系の貼着剤に薬物を含有してなるものが提
案されている。
しかし乍ら、これまで提案されている合成樹脂系の貼着
剤を用いてなるものは、貼着剤中に含有されている薬物
の貼着剤への溶解性が不充分で、限られた時間内に有効
量の薬物を放出することができず、例えば上記のアクリ
ル酸エステル−アクリル酸共重合体からなる貼着剤中に
コルチコステロイドを含有してなる手当用品においては
含有量の約5〜15%(12hr後)しか放出しないこ
とがあり、従って所定時間内に多量の放出を望む場合に
は、高価な薬物を多量に含有させる必要があるといった
問題がある。
さらに皮膚上に生じる汗などを吸収する能力に欠け、皮
膚への密着性が劣るという問題がある。
これらの問題は、薬物として特に局所治療薬剤を用いる
場合は、手当用品として致命的な欠点となるものである
従って本発明の目的は、貼着剤中に含有せしめた薬物(
特に局所治療薬剤)が皮膚面で結晶化されない程の速度
であって、しかも水分吸収能が大きく、その水分が薬剤
の皮膚への経路となり、限られた時間内に多量の薬物を
放出することが可能な、特に皮膚疾患局所の治療に有効
な親水性医薬部材を提供するものである。
本発明の他の目的は、貼着剤中に含有させた薬物の大部
分が所定の時間内に放出され、貼着剤内への残存量が少
ない親水性医薬部材を提供するものである。
即ち、本発明は、担持体と、該担持体上に直接或いは間
接的に形成された薬物含有貼着剤層とを構成要素とする
ものであり、該貼着剤層は分子内にエーテル基を有する
(メタ)アクリル酸エステル5〜75重量%、(メタ)
アクリル酸アルキルエステル85〜15重量%及び極性
モノマー10〜50重量%とからなる共重合物を主体と
するものである親水性親水性医薬部材を提供するもので
ある。
本発明の親水性医薬部材は、担持体と、疾患部面に接触
するように適用された薬物含有貼着剤層とを少な(とも
構成要素として有するものであって、貼着剤組成物は薬
物の溶解性を良好ならしめ、薬物の放出率を犬ならしめ
る構成とされている。
本発明に用いられる分子内にエーテル基を有する(メタ
)アクリル酸エステルは、貼着剤組成物への薬物の溶解
性を向上させると共に後述する特異な性質により含有し
ている薬物を限られた時間内で多量に放出する機能を持
つアルコール部分にエーテル結合を有するエステル系モ
ノマーであり例えばテトラヒドロフルフリ−ルアクリレ
ート、テトラヒドロフルフリールメタクリレート、メト
キシポリエチレングリコールアクリレート、メトキシポ
リエチレングリコールメタクリレート、エトキシジエチ
レングリコールアクリレート、ブトキシジエチレングリ
コールアクリレート、ブチレングリコールアクリレート
、ブチレングリコールメタクリレート、メトキシエチル
アクリレート、メトキシエチルメタクリレート、3−エ
トキシプロピルアクリレート、エトキシエチルアクリレ
ート、エトキシエチルメタクリレート、ブトキシエチル
アクリレート、ブトキシエチルツタクリレートなどを挙
げることができる。
これらのエステルモノマーは該モノマーのホモポリマー
のガラス転移温度が−10〜−70℃のものがほとんど
で、親水性医薬部材の使用温度において高分子セグメン
トが自由に運動できるだけの自由体積を有しており、ま
たエーテル結合の電子供与性などからこの性質が共重合
物中での薬物の拡散移動を犬ならしめることと、該モノ
マー自体が薬物の溶解性が高いという性質も相俟って、
含有している薬物を限られた時間により多(の放出を可
能ならしめるものである。
また本発明に用いられる(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルは、貼着剤に粘着性、接着性及び凝集性を付与す
る成分であり、例えばn−ブチルアクリレート、n−ブ
チルメタクリレート、ヘキシルアクリレート、2−エチ
ルブチルアクリレート、イソオクチルアクリレート、2
−エチルへキシルアクリレート、2−エチルへキシルメ
タクリレート、デシルアクリレート、デシルメタクリレ
ート、ドデシルアクリレート、ドデシルメタクリレート
、トリデシルアクリレート、トリデシルメタクリレート
などを挙げることができる。
前記分子内にエーテル基を有する(メタ)アクリル酸エ
ステル(8)と(メタ)アクリル酸アルキルエステル(
B)と後述する極性モノマー(C)との配合割合いは、
(A) : (B) : (C)= 5〜75 : 8
5〜15:10〜50(重量%)であり、(3)が5重
量%以下では、薬剤を吸収しに(く、しかも混合しても
結晶化を起す薬剤もあり、それゆえ、初期の薬剤の放出
性が悪く、薬効が急激に低下するため好ましくな(、(
Nが75重量%以上では薬剤をよく溶解させ、初期の薬
剤の放出性は良好であるが、直接皮膚に貼り付ける場合
の医薬部材としての接着性が劣るために好ましくない。
このように分子内にエーテル基を有する(メタ)アクリ
ル酸エステルと(メタ)アクリル酸アルキルエステルと
を共重合してなる共重合物中には、製薬学的に有効な濃
度となるように薬物が含有される。
薬物を共重合物中に含有させる方法としては、予めエー
テル基を有する(メタ)アクリル酸エステル又は(メタ
)アクリル酸アルキルエステルに添加且つ溶解するか、
或いは前記共重合物に添加且つ溶解してもよいことは勿
論である。
前記共重合物を作る段階で、共重合物の凝集性をより向
上させるためと、さらに親水性を高めるために、(メタ
)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン
酸、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチル
アクリレート、アクリルアミド、ジメチルアクリルアミ
ドの如き官能性モノマーやアクリロニトリル、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニルの如きビニルエステルなどの極
性モノマーを共重合物中に10〜50重量%の割合いで
共重合させる。
この極性モノマーの添加は、皮膚上の水分を吸収させる
と共に皮膚への密着性を向上させること、共重合物中の
薬物の皮膚への拡散を促進して放出性を高めること及び
後述する助剤類を共重合物中に保持しても共重合物が可
塑化されて粘着性が低下しないことなどに寄与する。
また貼着剤からより確実に薬物を放出させるために、ま
たは放出された薬物の薬効をより高めろために、或いは
これらの両者の機能を得るために、プロピレンクリコー
ル、ジエチレンクリコールの如きアルコール類、サリチ
ル酸、尿素、アラントイン、ジメチルスルオキシド、ジ
メチルアセトアミド、ジノチルホルムアミド、ジイソプ
ロピルアジペート、ジエチルセバケート、エチルラウレ
ートの如き助剤の一種以上を、薬物の組成及び保有する
効能などを勘案して添加することができる。
添加量は共重合物100重量部に対して0.5〜20重
量部が望ましいものである。
本発明に用いられる薬物は、 (イ) コルチコステロイド類:例えばハイドロコーチ
シン、グレドニゾロン、バラメタシン、ベクロメタゾン
プロピオナート、フルメタシン、ベータメタシン、プロ
ピオン酸ベクロメタゾン、デキサイタシン、トリアムシ
ノロン、トリアムシノロンアセトニド、フルオシノロン
、フルオシノロンアセトニド、フルオシノロンアセトニ
ドアセテート、プロピオン酸クロベタソー /l/ す
ど、 (ロ)鎮痛消炎剤:例えばアセトアミノフェン、メフェ
ナム酸、フルフェナミン酸、インドメタシン、ジクロフ
ェナック、アルクロフェナック、オキシフエンブクゾン
、フェニルブタシン、イブフロフェン、フルルブプロフ
エン、サリチル酸、サリチル酸メチル、■−メントール
、カンファー及びそれらの配合物など、 C→ 催眠鎮静剤:例えばフエノバルビクール、アモバ
ルビタール、シフロバルビタールナト、に)精神安定剤
:例えばフルフェナジン、チオリダジン、ジアゼパム、
クロルプロマジンナト、((1)抗高血圧剤:例えばク
ロニジンなど(ハ)降圧利尿剤:例えばハイドロサイア
ザイド、ベンドロフルナサイアダイドなど (ト)抗生物質:例えばペニシリン、オキシテトラサイ
クリン、硫酸フラジオマイシン、エリスロマイシン、ク
ロラムフェニコールナト、 (力 麻酔剤:例えばリドカイン、ベンシカイン、アミ
ノ安息香酸エチルなど、 (力 抗菌性物質:例えば塩化ベンザルコニウム、ニト
ロメタシン、ナイスクチン、アセトスルファミン、クロ
トリマゾールなど、 (ヌ)抗真菌物質:例えばペンタマイシン、アムホテリ
シンB1ピロールニドリン、クロ) IJ マソールな
ど、 (クリ ビタミン剤:例えばビタミンA1エルゴカル
シフエロール、コレカルシフェロール、オクトチアジン
、リボフラビン酪酸エステルなど、(3)抗てんかん剤
:例えばニトラゼパム、メプロパメートなど (r71 冠血管拡張剤:例えばニトログリセリン、
ニトログリコール、イソソルバイトシナイトレート、エ
リスリトーステトラニトレイト、ベンタエリト−ステト
ラニトレイトなど、 (力 抗ヒスタミン剤:例えば塩酸ジフェンヒドラミン
、クロルフェニラミン、ジフェニルイミダゾールなど、 これらの薬物は必要に応じて2種以上併用することがで
きる。
好ましいのは、コルチコステロイドと鎮痛消炎側類など
が好ましく、これらの薬物は全貼着剤成分(必要に応じ
て共重合される極性モノマー及び前記助剤又は他の公知
の配合剤を含む)100重量部に対して約0.01〜2
0重量部の範囲で含有される。
この含有量は、貼着剤成分の薬物放出能力、薬物自体の
組成及び薬物の効能などの要件によって自由に変化させ
ることができるのであり、当業者であれば含有量の選択
に然程困難を要しないことが理解されるであろう。
また貼着剤は、プラスチックフィルム、シート又は片、
紙、不織布、布、柔軟な金属箔なとの担持体上に直接或
いは下塗り材料例えばゴム及び/又は合成樹脂を主体と
する粘接着性組成物又は薬物を含有しない前記共重合物
などを介して間接的に全面或いは部分的に形成されるも
のであるが、その形成方法は、薬物含有貼着剤組成分を
エマルジョン重合、溶液重合などによって作製し、担持
体上に直接或いは間接的に塗布乾燥するか、又は予め剥
離ライナー上に塗布乾燥して造膜化し、これを相持体上
に転着させてもよいことは勿論である。
本発明の親水性医薬部材は、前述の如き共重合物からな
る貼着剤成分を有するものであるが、該成分は皮膚に対
して刺激性がな(、また長時間直接或いは外科用接着テ
ープの如き補助手段の助けを借りて疾患部面に貼着して
おいてもカブレなどがないように配慮されている。
また共重合物を構成する分子内にエーテル基を有する(
メタ)アクリル酸エステルと(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルとの割合い、及び凝集性及び親水性の向上の
ために共重合される極性モノマー、又は添加される助剤
の量などは、全て目的とする薬効を得るための薬物の組
成及び薬効によって種々異なるものである。
以下本発明の実施例を示す。
本文中部とあるのは重量部を示す。
実施例 1 メトキシエチルアクリレ−I・ 50 部インオク
チルアクリレ−) 25 部酢酸ビニル
25 部アンモニュウムパーサル
フエート0.2部水
150 部乳化剤 4 部
上記配合物を4つ目フラスコに仕込み、不活性ガス雰囲
気下で、反応温度60〜63℃で4時間加熱して重合し
、さらに80℃で2時間熟成させ重合率99.5%、粘
度48ポイズ(BH型回転粘度計4 r、 poM、
)の共重合液を得る。
次に該共重合物液に、サリチル酸を乳化剤にて乳化した
ものを混合し、これをポリエチレンフィルム面に乾燥後
の厚みが50μとなるように塗布し、80℃で7分間乾
燥して、本発明の医薬部材を得る。
なおサリチル酸の添加量は上記厚みにおいて200μf
l/crAとなるようにされている。
実施例 2 テトラ上1釦フルフリールアクリ レート インオクチルアクリレート 70 部ヒドロキ
シグロピルアクリレート 20 部アゾビスインブチロ
ニトリル 0.1部酢酸エチル
25 部上記配合物を4つロフラスコに仕込み、
不活性ガス雰囲気下において、60〜63℃の加熱温度
で攪拌し、125部の酢酸エチルを滴下しながら反応温
度をコントロールして10時間反応させ、さらに75〜
80℃の加熱条件下で2時間熟成して、重合率94.5
%、40%溶液粘度650ポイズの共重合物溶液を得ろ
次に該共重合物溶液にグレドニゾロンを添加し、ポリエ
チレンフィルムに乾燥後の厚みが50μとなるように塗
布し、80℃で5分間乾燥して、本発明の親水性医薬部
材を得る。
なおグレドニゾロンの添加量は上記厚みにおいて30μ
?/crrtとなるようにされている。
実施例 3 エトキシエチルアクリレート 20 部2ーエチ
ルへキシルアクリレート 65 部アクリル酸
15 部BPO (過酸化ベンゾイ
ル)0.2部酢酸エチル 25
部上記混合物を用いて以下実施例2と同様の操作にて共
重合物溶液(重合率97%、40%溶液粘度880ポイ
ズ)を作製すると共に親水性医薬部材(サリチル酸メチ
ルを300μ?/crA含有)を得る。
実施例 4 エトキシジエチレングリコ−ルア 2o 部クリレート デシルアクリレート 65 部2ーヒド
ロキシエチルアクリレート 15 部BPO
0. 2部酢酸エチル
25 部上記配合物を用いて以下実施例2と同
様の操作にて共重合物溶液(重合率93.8%40%溶
液粘度920ポイズ)を作製すると共に親水性医薬部材
(プレゾニゾロンを30μ?/crA含有)を得る。
比較例 比較例は上記各実施例中の一部のモノマーを下記の如き
他のモノマーに置き代え、以下実施例と同様にしてサン
プルを作製する。
サンプルA1は、実施例10メトキシエチルアクリレー
トをイソオクチルアクリレートに置き代えたものである
サンプルA2は、実施例2においてヒドロキシエチルア
クリレートを添加しないもの。
サンプルA3は、実施例3のエトキシエチルアクリレー
トを2−エチルへキシルアクリレートに置き代えたもの
である。
サンプルA4は、実施例4において、2−ヒドロキシエ
チルアクリレートを5部とし、デシルアクリレートを7
5部としたものである。
第1表は実施例1〜4及び比較例の試験結果を示したも
のである。
第1表中の判別及び測定方法 接着性の判別方法:試料片(4×4crrL角)を、上
腕内側に貼付け、24時間後に皮膚への接着状態を目視
により判定し、端末剥れがな(、剥離時体毛をも引き抜
(程強接着のものを◎とし、端末剥れが殆んどな(、体
毛を殆んど引き抜かない程度に接着しているものを○と
し、端末剥れが起きているものを△とし、%以上剥れて
いるものを×とした。
放出率の測定方法:4X4crnのシートを作り、これ
を水200m1中(30℃)に浸漬、振とうし、所定の
時間ごとに水1. ml、をサンプリングし、その薬剤
含有液を高速液体クロマトグラフィー装置(UV)によ
り測定し、初期含有薬剤量を100%として放出率を求
める。
第1表の表中の放出率は浸漬3時間後の測定値を示して
いる。
薬効の判別方法: カラゲ二ン足浮腫抑制率によって薬効を判別した。
実験動物には体重170〜20OfのHLA−Wist
ar系雄性ラットを1群6匹として用いた。
ラット右後肢容積を測定したのち、右後肢足煎に試料片
(IX2CTt)を貼り付けた。
2時間後に試料片を取り除き、同部位に1%カラゲニン
生理食塩液を0.05m1皮下に注射した。
カラゲニン注射3時間後に右後肢容積を測定し、試料片
貼り付は前の右後肢容積との差を足浮腫容積とした。
ただし、VcおよびVtは、それぞれコントロール群お
よび被験試料片貼り付は群の平均足浮腫容積を示す。
発汗時の密着性:人の腕に貼付後10分間経過後、40
℃の恒温室に20分間入室し、そのときの密着状態を目
視で判別した。
吸水率:サンプル(4X4−CrfL)を250℃の水
中に浸漬し、2 hrs後、重量増加分を測定した。
本発明の親水性医薬部材は、上記各実施例からも明らか
な如く、分子内にエーテル基を有する(メタ)アクリル
酸エステルを共重合させた貼着剤層中に含有させた薬物
の放出率は各れも50%以上であり、しかも放出は限ら
れた時間内に行なわれる事実が顕著であり、また皮膚に
対しても適度な親水性及び接着性と、疾患部に対して充
分な薬効を有しているものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 担持体と、該担持体上に直接或いは間接的に形成さ
    れた薬物含有貼着剤層とを構成要素とするものであり、
    該貼着剤層は分子内にエーテル基を有する(メタ)アク
    リル酸エステル5〜75重量%、(メタ)アクリル酸ア
    ルキルエステル85〜15重量%及び極性モノマー10
    〜50重量%とからなる共重合物を主体とするものであ
    る親水性医薬部材。
JP55161051A 1980-11-14 1980-11-14 親水性医薬部材 Expired JPS5823846B2 (ja)

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JPS5687519A (en) * 1979-12-19 1981-07-16 Nitto Electric Ind Co Ltd Drug pharmaceutical

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