JPS5823822Y2 - 乗客コンベヤ装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は乗客コンベヤ装置の改良に関するものである
。

まず、第１〜第３図によって従来の乗客コンベヤ装置な
説明する。

図中、１は乗客コンベヤの主枠からなる固定体で、２は
これに配置されて無端状をなす踏板鎖。

２人は踏板鎖２なその中間部で１駆動する駆動杆、３は
踏板鎖２に連結された踏板で、３ａはこれの転輪、４は
固定体１に配置されて転輪３ａ＆案内する案内レール、
５は案内レール４０反転部の基板、６は案内レール４０
半円形の反転部を形成する第１揺動レールで、一端部が
基板５に枢着され反転部の上半を形成する。

７は案内レール４０半円形の反転部の下半な形威し、一
端部が基板５に枢着された第２揺動レール、８は第１、
第２揺動レール６．７の回動端相互を所定の間隔で保持
し。

基板５に対して第３図において左右方向に変位可能に装
着された連結体である。

すなわち１乗客コンベヤが運転されると踏板３が移動し
、このときに転輪３ａが案内レール４上な転勤する。

そして、転輪３ａは反転部において第１．第２揺動レー
ル６．７０両者の一方から他方へ移動する。

このときに第３図に示すように上記両者上を常時、複数
個の転輪３ａが移動する。

そして、第１揺動レール６には転輪３ａＫよって半円形
の中心方向の荷重が作田し、また第２揺動レール７には
半円形に対して外方向の荷重が作用する。

このため複数個の転輪３ａのそれぞれの位置による上記
両方向の荷重が均衡したときには連結体８が中立位置に
配置される。

また、上記両方向の荷重が不均衡となったときには連結
体８が半円形の中心寄り、又は外方寄りへ変位する。

そして、連結体８の変位時に第１．第２揺動レール６゜
７０両者の回動端の相互間隔が一定に保たれるので、こ
の相互間隔と転輪３ａとの隙間を最小にすることができ
、転輪３ａが上記両者の一方から他方へ移行するときに
生じる衝撃力な小さくすることができ１乗心地のよい乗
客コンベヤが得られる。

しかし、踏板鎖２の破断等によって上記両方向の荷重に
著しい不均衡が生じ昭１、第２揺動レール６．７に過変
位が生じるもののこのような事故が放置される不具合が
あった。

この考案は上記の欠点を解消するもので、踏板の反転時
における衝撃が少なく、しかも異常時には運転が制御さ
れる乗客コンベヤを提供しようとするものである。

以下、第４〜第７図によってこの考案の一実施例を説明
する。

図中、第１〜第３図と同符号は同一部分を示し。

９は第２揺動レール７の回動端に設けられたカムで、９
ａはこれの凹所、１０は基板５に装着されたスイッチで
、１０ａはこれの作動部、１０ａはスイッチ１０の常開
接点からなる検出装置、１１は乗客コンベヤを停止させ
る異常制御装置、＋。

−は電源である。

すなわち、作動部１０ａは第１．第２揺動レル６，７が
中立位置にあるときにカム９の凹所９ａの中心に配置さ
れ、平常時における第１．第２揺動レール６．７の揺動
変位によっては作動部１０ａがカム９に押圧されること
はない。

そして、今、第６図に示すように踏板鎖２が破断したと
すると、転輪３ａによる第１．第２揺動レール６゜７の
荷重に著しい不均衡が生じる。

これによってカム９は鎖線で示すように変位しスイッチ
１００作動部１０ａを押圧する。

このため、検出装置１０ｂが閉成され＋−１０ｂ−１１
−一の回路によって異常制御装置１１が付勢されるので
１乗客コンベヤが異常時停止する。

したがって、踏板鎖２に異常が生じたまま乗客コンベヤ
が、駆動されることによる障害を未然に防止することが
できる。

なお、踏板３と乗客コンベヤの乗降口のくし板（図示し
ない）との間に異物がはさみ込まれること等によって踏
板鎖２が一時的に停止状態となったとき１例えば乗客コ
ンベヤの下降運転時の下部反転部においては第１、第２
揺動レール６．７が第６図において左方へ過変位するの
で凹所９ａの右端によって作動部１０ａが押圧される。

したがって、このときにも乗客コンベヤが異常時停止す
る。

なお、実施例では、下部反転部に第１．第２揺動レール
６．７．スイッチ１０等を設けたものを示したが、これ
らを上部反転部に設けることも可能であることは言うま
でもない。

以上説明したとおりこの考案は踏板の反転部を案内し転
輪の通過状況によって揺動変位する揺動レールが所定値
を超えて変位したときに動作する検出装置を設けて、踏
板鎖、踏板の移動状態等に異常が生じたときには乗客コ
ンベヤを異常時停止させるようにしたものである。

これによって踏板鎖等に異常を生じたまま乗客コンベヤ
が運転されることによって生じる事故を未然に防ＩＥす
ることができ、安全な乗客コンベヤ装置を実現するもの
である。

また、これを踏板鎖等に余分な初張力を与えることなく
設けることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は乗客コンベヤの概念側面図、第２図は第１図の
要部拡大図、第３図は従来の乗客コンベヤ装置を示す第
１図の右端部拡大図、第４図はこの考案による乗客コン
ベヤ装置の一実施例を示す第３間装部相当図、第５図は
第４図の要部拡犬右測面図、第６図は第４図の動作な説
明した図、第７図は第４図に対応した要部電気回路図で
ある。 ２・・・・・・踏板鎖、２Ａ・・・・・・１駆動杆、３
・・・・・・踏板、３ａ・・・・・・転輪、４・・・・
・・案内レール、６・・・・・・第１揺動レール、７・
・・・・・第２揺動レール、９・・・・・・カム１０・
・・・・・スイッチ、１０ｂ・・・・・・検出装置、１
１・・・・・・異常制御装置。 なお１図中同一部分または相当部分は同一符号により示
す。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 無端状に形成され中間部と反転部からなる踏板鎖と、こ
   の踏板鎖を上記中間部で駆動する駆動機と、上記踏板鎖
   に連結され転輪を有する踏板と。 上記踏板鎖の中間部に沿って配置され上記踏板の転輪を
   案内する案内レールと、上記踏板鎖の反転部に沿って湾
   曲配置され一端が上記案内レールの中間部の終端部に枢
   着され上記転輪を案内すると共に、その通過状況によっ
   て揺動変位する揺動レールと、この揺動レールの変位が
   所定値を超えたときに動作する検出装置と、この検出装
   置が動作すると上記駆動機な停止させる異常側（財）装
   置とを備えた乗客コンベヤ装置。