JPS643732Y2 - - Google Patents

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JPS643732Y2
JPS643732Y2 JP1983035630U JP3563083U JPS643732Y2 JP S643732 Y2 JPS643732 Y2 JP S643732Y2 JP 1983035630 U JP1983035630 U JP 1983035630U JP 3563083 U JP3563083 U JP 3563083U JP S643732 Y2 JPS643732 Y2 JP S643732Y2
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brake
centrifugal clutch
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detector
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JP1983035630U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、傾斜地走行車両の非常制御制動装
置に関するものである。
従来、傾斜地走行車両においてはラツク式走行
が主であり、ラツク式走行車両においては、ピニ
オンギヤがラツクに係合して走行するばかりでな
く、何等かの故障で車両が傾斜地において暴走の
危険に曝された場合、その制動方法はピニオンギ
ヤをラツクに係合させて行う方式のものであつ
た。しかし、この方式によると、ピニオンギヤと
ラツクに強い衝撃力が集中して加わつた場合にギ
ヤ等が破損するおそれがあつた。
本考案では、制限速度を予め設定した過速度設
定器に、車輪に取付けた速度検出器と方向検出器
を結線し、同速度検出器と方向検出器により速度
および走行方向を検出して信号を発せしめ、同検
出信号を非常停止制御回路を介してボギー部の機
枠フレームに設けた制動用モータに送信して、同
移動モータを始動可能とし、同制動用モータに
は、車両をブレーキ制動すべくモノレールの左右
両側面に切離自在に配設した偏心円形状のブレー
キカムを連動連結し、さらに、モノレールに設け
たラツクに、機枠フレームに転動自在に取付けた
従動側ピニオンギヤを噛合させ、同ピニオンギヤ
に上記ブレーキカムを遠心クラツチを介して連動
連結し、同遠心クラツチ内に、従動側ピニオンギ
ヤに連動して回転する回転体を設け、同回転体が
設定回転数以上になると遠心クラツチが動力切断
状態から動力接続状態に作動して、ブレーキカム
をブレーキ制動すべく構成してなる傾斜地走行車
両の非常制御制動装置を提供せんとするものであ
る。
この考案の実施例を図面に基づき詳説すれば、
第4図は本考案の制御ブロツク図を示す。主回路
制御装置1が、駆動側ボギー2及び従動側ボギー
3に連結されている。即ち、駆動側ボギー2には
走行モータM1及び電磁ブレーキBが駆動側ラツ
クピニオン軸4に連動連結されており、走行モー
タM1の速度制御を行い、電磁ブレーキBの開閉
を行つて非常制御装置5に走行信号を送る。ま
た、主回路制御装置1は従動側ボギー3に連結さ
れ、従動側ラツクピニオン軸6に連動連結すべく
設けた電磁ブレーキB′に連結され、同電磁ブレ
ーキB′の開閉を行つて非常制御装置5に走行信
号を送るべく構成している。また、非常制動装置
5は、速度検出器7および方向検出器8、制御部
10およびレールキヤツチ装置11により構成さ
れている。検出部9は速度検出器7および方向検
出器8から発する、発電電圧から走行速度検知お
よび方向検知を行い、制御部10は、検出部9か
らの検出信号aおよび主回路制御装置1からの制
御信号により車両の走行状態を監視し、状況に応
じて停止信号bおよび非常停止信号cを発する。
そして、レールキヤツチ装置11は、制御部10
からの非常停止指令cにより駆動するものであ
る。なお、図中、12は従動車輪、14はバツテ
リー、15は過速設定器、16は非常停止制御回
路、cは非常停止信号、dは前後進指令信号を示
す。
第3図は、駆動側ボギー2の正面図を示す。機
体Aに走行モータM1が載設され、スプロケツト
17、チエン18およびスプロケツト19を介し
て、同走行モータM1の駆動力がピニオンギヤ2
0に伝動すべく構成している。ピニオンギヤ20
はモノレール21の上部側面に設けられたラツク
22に噛合しており、走行モータM1の駆動によ
り同ピニオンギヤ20が回転することにより、ラ
ツク22に係合して車両は前後進するものであ
る。23はモノレール21の上面に接し、車両の
重量を支えている支架ローラであり、モノレール
21上下の側面は、両面を側面ローラ24が挟持
して圧接し、車両の安定化を図つている。また、
ピニオンギヤ20およびスプロケツト19に連動
連結すべく電磁ブレーキBが、駆動側ボギー2の
右側面より突出して設けられている。また、従動
側ボギー3には、機体Aの下方に支軸を介して機
枠フレーム25が垂設され、同機枠フレーム25
の中央外側面に設けられ電磁ブレーキB′と、こ
れと同一軸のスプロケツト26および27が設け
られており、チエン26′および27′を介して、
それぞれ、方向検出器8および速度検出器7が連
動連結されている。また、機枠フレーム25の前
面左端上部には制動用モータM2が配設されてい
る。同制動用モータM2は非常停止制御回路16
を介して速度検出器7および方向検出器8に結線
されており、速度検出器7の検出信号により、非
常停止制御回路16を介して同制動用モータM2
を始動すべく構成している。制動用モータM2の
出力軸にはスプロケツト30が嵌装されており、
チエン31を介してスプロケツト32が連設され
ている。機枠フレーム25左右両側面の上半前隅
部に角フランジユニツトFおよびF′が装着され、
同角フランジユニツトFとF′との間には傘歯車軸
33が左右水平状に横架されている。スプロケツ
ト32は傘歯車軸33に嵌設されており、傘歯車
軸33の両端には傘歯車34および35が嵌設固
定されている。傘歯車34および35にはそれぞ
れ傘歯車36および37が噛合すべく設けられて
いる。傘歯車36および37はそれぞれ垂直方向
の枢支軸38,39に連設されており、下端部に
はスプロケツト40,41が嵌設され、さらに同
スプロケツト40,41にはチエン42,43を
介してスプロケツト44,45が連設されてい
る。
スプロケツト44はブレーキカム46の枢支軸
47に固く嵌装されており、同ブレーキカム46
には枢支軸47が貫通され、回動自在の構造であ
る。枢支軸47の上下端は機枠フレーム25に連
設した水平フレーム25−1および25−2に支
架されている。O′はブレーキカム中心であり、
Oはブレーキカム回転中心である。
ブレーキカム46の平面形状は、第7図に図示
のとおり、略円形に凹部を有した形状であり、通
常走行時は、その凹部が共にモノレール21に向
い合つており、ブレーキカム中心O′はブレーキ
カム回転中心Oより共に外側に位置すべく構成
し、ブレーキカム46が略180゜回転するまでにモ
ノレール21の両側面を同時に強く挟持圧接すべ
く構成している。遠心クラツチ48と傘歯車軸3
3との間も連動連結されており、電気的な故障等
により制動用モータM2が作動しない時には機械
的制動装置が作動するように構成している。
即ち、従動側ボギー3には機体Aの下方に支軸
を介して機枠フレーム25が垂設され、同機枠フ
レーム25の中央外側面に電磁ブレーキB′が設
けられ、同電磁ブレーキB′と同一軸にスプロケ
ツト26および27が嵌装されている。また、機
枠フレーム25の前面上部には遠心クラツチ48
が配設され、前面下部には従動側ピニオンギヤ2
0′が配設されている。
即ち、従動側ピニオンギヤ20′はモノレール
21の上半部側面に装着されたラツク22に係合
すべく構成されており、従動スプロケツト19′
との間に従動側ピニオン軸bが軸架されている。
そして、遠心クラツチ48の枢軸に嵌装されたス
プロケツト49と従動スプロケツトA′との間に
はチエン50が懸架されており、ラツク22を介
して回転させる従動側ピニオンギヤ20′のボス
に溶着噛合されたスプロケツト51は従動側ピニ
オンギヤ20′と同一回転をなし、また、スプロ
ケツト51と同一軸に軸支されたスプロケツト
A′、チエン50およびスプロケツト49を介し
て遠心クラツチ48へ連動連結しており、遠心ク
ラツチ48内部の回転体へ連動し、同回転体が設
定回転数以上になると回転体が遠心力によりスプ
リング52の復元力に抗してスプリング52を圧
縮し遠心クラツチ48が作動状態となるべく構成
している。ここでスプリング52の設定調整によ
り車両が一定速度に達すると遠心クラツチが空転
状態から作動するように構成している。遠心クラ
ツチ48は枢軸53により貫挿されており、枢軸
53の両端部は軸受体54および54′によつて
枢支横架されている。遠心クラツチ48と軸受体
54との間にはスプロケツト55が嵌設されてい
る。機枠フレーム25の左右の側面において上半
部前隅部に角フランジユニツトFおよびF′が装着
され、同角フランジユニツトFとF′との間には傘
歯車軸33が左右に水平状に横架され、同軸33
上にはスプロケツト55に対応する位置にスプロ
ケツト55′が嵌設されている。そして、同スプ
ロケツト55とスプロケツト55′との間にはチ
エン56が懸架されており、遠心クラツチ48が
作動して枢軸53が回転した時に、回転が同スプ
ロケツト55を介して傘歯車軸33を回動せしめ
るように構成している。
また、非常押釦を非常制動装置5に接続して設
けることもできる。
本考案の実施例は上記のように構成されている
ものであり、過速度設定器15により予め設定さ
れた制限速度以上の速度で車両が走行を始める
と、速度検出器7および方向検出器8により速度
および走行方向が検出され、その検出信号により
非常停止制御回路16および主回路制御装置1が
作動し、まず、電磁ブレーキB,B′が作動し、
続いて、速度検出器7の発電電圧により制動用モ
ータM2が始動し、スプロケツト30が回動し、
チエン31、スプロケツト32、傘歯車軸33、
傘歯車34,35,36,37、枢支軸38,3
9、スプロケツト40,41、チエン42,4
3、及びスプロケツト44,45を介してブレー
キカム46,46がブレーキカム回転中心Oを中
心に回動すると、ブレーキカム46は偏心カムな
ので、同カム46の外周部がモノレール21の両
側面を同時に対称に圧接して車両の走行を強く制
動し急激に停止せしめるものである。
本考案によれば、以下のような作用効果が生起
される。
すなわち、車両が過速度設定器に予め設定した
制限速度を越えたことを、速度検出器と方向検出
器が検出すると、非常停止制御回路を介して制動
用モータが始動し、同モータがブレーキカムをブ
レーキ制動させて、車両を停止させることができ
る。
また、電気的な故障等により制動用モータが作
動しない場合にも、モノレールのラツクに噛合さ
せた車両の従動側ピニオンギヤが遠心クラツチの
回転体を設定回転数以上に回転させると、遠心ク
ラツチが動力接続状態から動力接続状態に作動
し、ブレーキカムをブレーキ制動させて、車両を
停止させることができ、安全性を確保することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、傾斜地走行車両の側面図。第2図
は、同正面図。第3図は、駆動側ボギーの正面
図。第4図は、本考案の制御ブロツク図。第5図
は、本考案の側面図。第6図は、本考案の正面
図。第7図は、本考案の平面図。 2:駆動側ボギー、3:従動側ボギー、5:非
常制動装置、7:速度検出器、8:方向検出器、
15:過速度設定器、16:非常停止制御回路、
21:モノレール、46:ブレーキカム、M1:
走行モータ、M2:制動用モータ、O:ブレーキ
カム中心、O′:ブレーキカム回転中心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 制限速度を予め設定した過速度設定器15に、
    車輪に取付けた速度検出器7と方向検出器8を結
    線し、同速度検出器7と方向検出器8により速度
    および走行方向を検出して信号を発せしめ、同検
    出信号を非常停止制御回路16を介してボギー部
    の機枠フレーム25に設けた制動用モータM2に
    送信して、同移動モータM2を始動可能とし、同
    制動用モータM2には、車両をブレーキ制動すべ
    くモノレール21の左右両側面に切離自在に配設
    した偏心円形状のブレーキカム46,46を連動
    連結し、さらに、モノレール21に設けたラツク
    22に、機枠フレーム25に転動自在に取付けた
    従動側ピニオンギヤ20′を噛合させ、同ピニオ
    ンギヤ20′に上記ブレーキカム46,46を遠
    心クラツチ48を介して連動連結し、同遠心クラ
    ツチ48内に、従動側ピニオンギヤ20′に連動
    して回転する回転体を設け、同回転体が設定回転
    数以上になると遠心クラツチ48が動力切断状態
    から動力接続状態に作動して、ブレーキカム4
    6,46をブレーキ制動すべく構成してなる傾斜
    地走行車両の非常制御制動装置。
JP3563083U 1983-03-11 1983-03-11 傾斜地走行車両の非常制御制動装置 Granted JPS59140959U (ja)

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JPS59140959U JPS59140959U (ja) 1984-09-20
JPS643732Y2 true JPS643732Y2 (ja) 1989-02-01

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JP3862534B2 (ja) * 2001-10-01 2006-12-27 光永産業株式会社 軌条運搬機の緊急停止装置
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JPS5147936A (ja) * 1974-09-23 1976-04-24 Uss Eng & Consult
JPS5371407A (en) * 1976-12-07 1978-06-24 Hokuto Denki Kk Runaway preventing apparatus for mine car

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