JPS5823788A - 新抗生物質sf−2103bおよびその製造法 - Google Patents

新抗生物質sf−2103bおよびその製造法

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JPS5823788A
JPS5823788A JP12143981A JP12143981A JPS5823788A JP S5823788 A JPS5823788 A JP S5823788A JP 12143981 A JP12143981 A JP 12143981A JP 12143981 A JP12143981 A JP 12143981A JP S5823788 A JPS5823788 A JP S5823788A
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JP
Japan
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antibiotic
substance
salt
culture
producing
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JP12143981A
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English (en)
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Kazunori Oba
大場 和則
Masaji Sezaki
瀬崎 正次
Norio Ezaki
江崎 紀夫
Tomizo Niwa
丹羽 富造
Michio Kojima
小嶋 道男
Tatsuo Ito
辰男 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiji Seika Kaisha Ltd
Original Assignee
Meiji Seika Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な抗生物質SF −2103B及びその塩
並びにその製造法に関する。
本発明者らは先に%新規なβ−ラクタム抗生物質である
8F −2103ム及びその製造法を見出し、それらを
開示した(4I願昭55−112996号及び特許@ 
55−157631号)。その後本発明者らは、抗生物
質8F −2105ム生童薗の培養液中に抗生物質8F
 −2103ムとは明瞭に異なる新規な抗生物質を見出
し、これを抗生物質8F −2103Bと命名し九本発
明者らは抗生物質8F −2103Bを単離してその理
化学的並びに生物学的性状を確定することくよって本発
明を完成させた。
抗生物質IF −2105Bは抗生物質8F −210
3ムと近縁なβ−ラクタム抗生物質であるが、これとは
明らかに異なシ、又公知のβ−ラクタム抗生物質のいず
れとも異なる化学構造を有する。一方本物質はダラム陽
性並びKlk性の細菌に対して抗菌活性を有すると同時
に優れたβ−2クタマーゼ囚害活性を示し、ペニシリン
系並びにセファ四スIリン系薬剤と併用することによシ
相乗効果を発揮し、各種β−2クタム耐性薗に対し強い
抗菌作用を示す優れた性質を具備する。
抗生物質SF −2105Bの製造は、まず微生物醗酵
に依夛、次いでその培養物から精製単離するととKある
本発明に使用される抗生物質8F −210!5 B生
産菌の一例としては、紀伊半島勝浦の土壌よ)新たに分
離された一放曽曹8F −2105株がある。8F−2
105株の菌学的性状は下記の通シである。
L 形態的性質 気菌糸および胞子の形成はスターチ寒天、オートミール
寒天、イースト麦芽寒天勢の培地上で認められる。
気菌糸の分枝轄単純分枝で、車軸分校u認められず、気
菌糸O先端にはほぼ直線的に胞子が連鎖する。
菌核、胞子のうなどの特殊構造Fi認められない。
電子顯黴鏡での観察による胞子の表面は平滑型であり、
胞子の11−長円形ないし卵形で、大きさは0・7〜0
・8X1・0〜1・5ミクロンであり、通常10個以上
連頗する。
■ 各種培地上の生育状態 8F −2103株の各種培地上での生育状態は次表に
示すとおシである。培養は280C,観察は14〜21
日培養後に行なった。色の記載の()内に示す標準はコ
ンテイナー・コーIレージW/・オツ・アメリオ社製の
カラー・ハーモニー・マニユアルを用いえ。
なおスターチ寒天、オートミール寒天およびイースト麦
芽寒天培地上の気菌糸の淡いピンク色の着色は継代によ
る胞子形成能の低下に伴って消失し中すい。ま九気菌糸
は培養が一定時間以上進行するとともに溶菌し消失する
傾向が強い。
I 生理的性質 il+  生育温度am:スメスターチにおいて150
C〜420C(D@度11N”t’4tl t、、25
°C〜550Cで東好に生育する。
(イ ゼラチンの液化:陽性 l) スターチの加水分解:陽性 (41脱脂乳のam:陰性 脱脂乳の4fトン化:陽性 (6)硝酸塩の還元:陰性 (−耐環性: 55k NaCl添加培地で生育するが
5−では生育しない。
471  メラニン様色素の生成:陰性■ 炭素源の利
用性(fリードハム・プツトリプ寒天培地28’C) (11fl用する糖:D−グルコース、 L−ツムノー
ス、 D−マンニトール、 L−アラビノース、 シュ
ークー−ス、 D−72クトース、 D−キシロース (2!  利用しない糖:ラフィノース、 I−イノシ
トール。
■ 細胞壁組成 ペラカー(Beaker )らの方法〔アブライド・マ
イクロバイオロジー(ムpplied Microbi
ology )15巻、 256頁、 1965頁〕に
よ)分析した結果、細胞壁組成成分中のシア建ノピメリ
ン酸はI、Li1lであつ九。
以上の性状を要約すると、8F−2103株はストレフ
トζセス属に所属し、気菌糸先端は直線型で胞子表mS
造は平滑である。
成熟し九気菌糸の色調はトレスナー及びパックス[H,
D、Tresn@r ant E、J、Baekus 
:  アf2イド・マイクルバイオ誼ジー(ムppli
@d Mlerobiolo−jrF) 11 % 、
 3!i5頁、 1945年〕 のいわゆゐ0レツ)P
(R@櫨)”シリーズに属し、裏函の生育色調は淡いペ
ージエ色となる。メラニン様色素の生成は認められない
■、同定 上記に得られ九分類学的賭性状をストレプ)<セス属の
既知菌種の性状と比較し、IIF−2105株の種の同
定を行った。
既知菌種の中で8F −2105株と一致するIMll
は見い出せないが比較的近似する種として、ストレノト
ミセス・アルボルビメス(str@ptomyc@5a
lborubidua ) [インターナショナル・ジ
ャーナル・オプ・システiティック・)4クテリオ四ジ
ー(Int@rnat1onal  Journal 
 of  Systematic  Ilact−er
iology ) 22巻、271頁、 1972年〕
がある。
そコテ、そo標阜株I8P A 5465 トIIF 
−21p5株を並べて直接比較してみた。その結果両者
は気菌糸色調および棚の利用性で比較的よく一致してい
たが番種庫天培地上での生育状−に於て明瞭に異なって
い丸。即ちシス−クロース硝酸寒天培地およびグルコー
ス・アスパラギン寒天培地上での生育が、ストレグ)l
kス・アルボルビメス社嵐好で気菌状の着生も旺盛であ
るが% 8F −2105株の両培地上での生育は極め
て微弱であ夛、気菌糸の着生も認められなかった。また
逆にオートンール嘩天培地上でl1iF −2103株
はよく生育し気菌糸も着生するが、ストレノトミセス・
アルボルビメスO生育は微弱であった。さらにストレプ
トζセス・アルボルビメスの気菌糸先端は、彎−するも
のがしばしば観察され、一方8F −210!l株では
常に直線状であ)、両者は一致しない。
更に1細胞壁組成成分中のシア2ノピメリン酸は、前者
がメソ蓋であシ、後者がLL型で明瞭に異なっていえ。
その他託知薗種において気菌糸色調レッド・シリーズ、
気曹糸形態直纏蓋、胞子表面平滑型の性状を示し、8F
 −2105株と一致する−のはなかつ九〇 以上の結果よ) 、SF −2103株はこれまで報告
され友ストレ!トンセス属のいかなる種とも異なる新菌
種と判断され、ストレプトζセス・スルホノファシェン
ス(8treptamyc@s sulfomofae
i@n5)SF −2105と命名L&。
&シ本薗株は工業技**黴生物工業技術研究所に黴工研
壷寄第り号(FIIIM !IF −5>とじて寄託さ
れている。
8F −2103株は、他のストレグ)<セス属の菌株
の場合にみられるように、その性状が変化しやすく、例
えば紫外線、エックス線、放射線、薬品等を用いる人工
的変異手段で変異しうるものであシ、いずれの変異株で
あっても抗生物質5F−2105Bの生産能を有するス
トレノトミセス・スルホノ7アシエンスの種に属する菌
株はすべて本発明の範WIAK書まれる。
抗生物質8F −2105B (以下8F −2103
B物質と称す)K関する本発明の方法では、前記菌株を
通常の微生物が利用しうる栄養物を含有する培地で培養
する。栄讐源としては、従来放纏曹の培養に利用されて
いる公知のものが使用できる。
例えば炭素源として、グルコース、 ダリ七四−ル、 
澱粉、 デキストリン、 水あめ、$1蜜、 大豆油等
を使用しうる。又窒素源として大夏粉― 小麦胚芽、J
l夷かす、 肉エキス。
4fトン、#母エキス、 コーンステイーグリカー、 
硫安、 硝酸ソーダ等を使用しうる。その他必l!に応
じて炭酸カルシウム、 塩化ナトリウム、 硫酸マダネ
シウム、 硫酸ナトリウム。
塩化コバルト、 硫酸第一鉄、 燐酸塩等の無機塩類を
添加する他、菌の発育を助け、8F−210511瞼質
の生産を助長、促進する有機及び無機物を適当に添加す
ることができる。また必要によ)消泡剤を添加すること
も可能である。
培養法としては、一般抗生物質生産の公知の方法と同じ
く、好気的条件下での液体培養法、特に深部培養法が最
も適している。培養に適嶋な温度は20°C〜35°C
であるが、多くの場合23°C〜30°Cの範囲で培養
する仁とが好ましい。
8F −210!l B物質の培讐生産は使用する培地
中培養方法によってもJ%なるが、振盪培養法あるいは
培養夕/りを用いる深部培養法では通常1〜10日の間
でその蓄積が最高に達する。
SF −2103B物質の検定方法は本物質が抗菌性物
質であシ、グラ^陽性並びに陰性細菌に対し抗菌活性を
有するので、一般の抗生物質に用いられるごとく適当な
検定曹を用いるバイオアッセイによって抗菌活性を一定
し、その定量をII施することができる。本物質は抗菌
活性以外に強力なβ−2クタマーせ阻害活性を有する特
徴的な性質を持つているので、本発明者らが考案し九以
下に述べるβ−2クタマーゼ阻書活性検定法を用いると
極めて鋭敏に精度嵐〈定量することができる。即ちβ−
ラクタマーぜと′してはグロテウス・ブルガリス(Pr
ot@us vulgaris ) M −8245の
生産する菌体内β−ラクタマーゼを用いる。その調・側
方法であるが、本膳を培地として2S&東ツイ目ン溶液
(IR曹前−7)に接種して、52°Cで培養する。
培養開始時と培養開始2時間後および4時間後に1それ
ぞれβ−ラクタマーゼ誘導愉質をしてベンジルペニシリ
ンカリウム塩を250μt/at o@変になるように
添加して培養を続け、培養開始7〜8時間俵に培養を止
め、遠心分離にて集菌する。
得られ九m#1菌体を菌体蓋の2倍量の−7,0゜口・
1M憐酸緩衝液Kll濁し、細胞破砕機(例えばフレン
チブレス)で細胞を破砕し、遠心分離(10000rp
m、 10分)で沈毅する細胞破片を除去する。得られ
九上澄液を5QCでP!(7,0,0,1M燐酸緩lI
液で一晩透析し、透析内液をβ−フクタマーゼ粗酵素液
として得る。このようKして得られる酵素液のl−ラク
タi−ゼ活性は、セファロチン・ナトリウムを基質とし
、ナージエントの改良方法で辱素活性を測定しくM、G
、8arg@nt : Jour−nal of Ba
ct@riology、 95.1493(1968)
 ) 、通常5ooo 〜6ooo単位(u/d)を有
する。次に上述の方法で得られたβ−ラクタi−ゼを用
い検定用平板を調製するのであるが、2・31Gニエー
トリエント・アガー(ディフコ社製)溶液をオートクレ
ーブ殺菌し、45ocK冷却し九後七〇250mgK。
予めシード培養したバチルス・ズtチリスATCC66
35の種母0・5aegおよび前述のβ・−ラクタマー
′4#溶液を125単位量加えて混合し、250■×3
20−の千1[K流し込み固化する。検定に当ってはペ
ーノダー・ディスク(径8sw)−$予めセファ−チン
・ナトリウム塩の50 sr /−の50−アセトン水
溶液を20μ付しえものに、被検波20μtを付し風乾
したべ一一一ディスクを検定シャーレに置龜、570C
セ15〜17時間保つトaF−21031物質の一度に
応じ阻止円が現われる。
この検定方@KThh”t”、iiF −210!S物
質の濃度1μt/d〜25μm / IIlの範囲で濃
度の対数と阻止円直径がダッ7上直纏関係を示し、精度
爽〈定量できる。
SF −2105l物質は主として培養v液中に8F−
2103ム物質と共に蓄積される。培養液中の8F −
21031物質は、後記する理化学性状を有するのでそ
の性状に従って抽出、精製することが可能であり、以下
に示す方法が効率的である。すなわち、有効成分を會む
培養物から固形分をF去し、−波を活性炭に吸着させ、
50%アセトン水で溶出させる。有効成分を會む画分を
鎖線してアセトyt留去後ベンジルジメチルセチルアン
峰ユウムクμライドあるいはペンゾルジメチルテトラデ
シルアン峰ニウムクロ2イドのような菖四級アン毫二り
ム塩を會むハロlノアルヵン例えばジク冒ルメタンで有
効成分を抽出後、曹つ化ナトリウムを含む水で再抽出し
凍結乾燥して8F −2105l物質とIF −210
5ム物質の拠金粗精製物を得る。さらに精製するにはD
IAI−セ7アデックスム−25、QAz−セ7アデツ
クスム−25、DBAB−セルロース、ダウエックス1
×2のような陰イオン交換担体を用いたクロマトグラフ
ィーをくりかえずことによfi SF −2105II
l物質8F −2103ム物質と分離して得ることがで
きる。このほか、バイオビルP−2のようなf kfl
過剤、アンバー2−イトん山のような多孔性樹脂あるい
はセルロースカラ五等を適宜使用するととKよ)更に高
度な精製が可能である。かくして得られ九BF −21
os l物質の粉末を各種の溶剤系でO薄層りpマトグ
クフイー並びにその他の分析手段(例えば高圧−紙電気
泳動ヤ高速液体り曹マトダ2フィー)を用いて検討し九
ところ、いずれの分析手法においても単一であることが
認められ九。8F −2105l物質は以下に示すとと
〈型温以上の高温及び酸、アルカリ性では極度に不安定
なため、培養液から単離するに轟っでは溶液中の−が酸
又はアルカリ性にならないよう細心の注意をはらい、溶
液操作はすべて低温でかつ迅速に行なうことが肝要であ
る。
また、8F −21051物質は酸性では極めて不安定
な丸め遊離酸の形で単一することは実質的に困難である
。このため8F −2103B 物質は最終的に中性水
溶液を凍結乾燥することによって淡黄色ないし白色無定
111111I末状の塩として得られる。その純度は培
養力価によシ左右されることがある。塩の種類は精製に
使用される陽イオンによって規定され、例えばDIAE
−セファデックス人−25のりWマFダツフイーで食塩
水を溶離液として用いればナトリウム塩として得られる
。ナトリウム塩以外の医薬的に受容可能な塩としてカリ
ウムのごときアルカリ金属塩、カルシウムのごときアル
カリ土SW壷X塩、アルiニウム、アンモニf)Am等
の無機塩、もしくは置換アンモニウム塩等の有機塩を上
記ナトリウム塩と同様な方法で調製することができる。
また、ナトリウム塩から他の塩への変換は!ウエックス
50Wのような陽イオン交換樹脂をあらかじめ交換すゐ
陽イオンで置換した後、ナトリウム塩の水溶液を通過さ
せることによっても可能である◎ 次に、これまでに得られた最純品と思われる8F −2
1031物質のナトリウム塩の理化学的性状について述
べる。但し、凍結乾燥粉末として得られる九め水i九は
他の不純物が含まれることもめシうる〇 抗生物質−8F −2105Bおよびその塩類の性状は
次の通プである。こ\ではそのジナトリウム塩が下記の
性状を有する。
(1)物質の色と形状:白色粉末 (2!  融 点:明確な融点を示さず、158°Cで
発泡分解する。
悼1 元素分析: C,H,04N8N&、−H,Oと
して計算値■: C35,64,H2,80,N 4.
56゜054.8?、 8 ?、97 、 Ha 14
.33夷測値■: C55,B1. H2,56,N 
4.50゜034.34(差) 、 810.12. 
NAl4.87  (原子吸光分析による)(滲 紫外
部吸収スペクトル二pH7−2,8−02M燐酸緩衝液
中で測定するとき第1図に示される過シで#)夛、吸収
極大は230Hm及び510HmK存在する。
(四 赤外部吸収スペクトル:臭化カリウム錠剤中で測
定したスペクトルは第2図に示す通シであるO +61  核磁気共鳴スイクトル=fμトンNMBデー
タ(DBS外部基準)は下記の通シである。
J、 ppm (D20)  : 1.86 (3H,
d、 J= 8 Hz)。
3.10 (2H,d、 J=9Hz)、 4.94 
(I H,t。
J=91h>、6−62 (I H,q、 J=8Hz
)+71  薄層クロマトグラフイm: (&)  セルロース薄層(C@1lulose Fx
sa e  メルク社製)を用い、下記の各展開溶媒系
にて5゜Cで展開するとき、下記のRf  値を示す。
R4値 n−ツタノール:メタノール:水=4:1:2  0.
4180−アセトニトリル             
0.4070嘩エタノール             
   0,6270慢n−プ’jイノール      
         0,45(b)  DIAE−セル
ロ−ス薄層(Polygram CKL300 DKA
E、マーチエリ−・ナーyル社製)を用い、0・1M塩
イヒナトリウムを含有する−7−2.0−02M燐酸緩
衝液にテ5oCテ展開するとき、Rf  値は0・54
である。
+87  高圧V紙電気泳動:高圧V紙電気泳動装皺(
サ−)47ト・インスツルメント社製、^圧電源HV 
5000 A、  泳動4%11 モテルLT 48 
A ) t”用い、東洋P紙ム51 (東洋P紙社製)
、v紙中15cHI上で下記の緩衝液を用い、定電圧2
800 V で15分泳動を実施するとき、対照の8F
 −2105A物質が陽極側に15.5cwI移動する
のに対し、本物質は陽極側にQ2cIM移動する0 緩衝液:ビリジン200−と酢酸8agを全容量5LK
なるよう精製水に溶解したもので、この時の−は6.4
であった。
慣 高速液体クロマトグラフィー:本物質を下記の条件
下で高速液体クロマトグラフィーを実施するとき、その
保持時間は、対照のSF−2103ム物質が20分に対
し、本物質は4分10秒である・ 条 件:高速液体りp、マドグラフィー装置はウォータ
ース社製ルC/GPC、244111,力2ムはZIP
AIX 8m (チェ4フ社製、内1179m。
最さ50菌)を用い、溶出液は−7,2、0・05M燐
酸緩衝液に硝酸ナトリウムを0.05MKなるよう溶解
したものを用い、流速は3−/分二紫外部吸収検出波畏
は513 mmおよび254腺を用い麿温で実施した。
舖 溶解性工水に易溶、メタノールに可溶、酢酸エチル
、りaロホルム、ベンゼンなどの溶媒には不溶である。
11  呈色反応:し電ニー試薬には陽性、エールリッ
ヒ試薬には陽性であシ、ニンヒドリン試薬には陰性であ
る。
以上の物理化学性状よ)本物質のジナトリウム塩は下記
の揃定構造式を有する。
構造式 したがって遊離C) 8F −2105B物質は下記の
構造式を有テるものと推定される。
8F −2103B物質は抗菌活性並びに特徴的と云え
るβ−ラクタマーゼ阻害活性を有し、その結果β−ラク
タ!−ゼを産生する耐性病原曹に対し無効であるペニシ
リン系及びセファロス−リン系抗生物質とS金して用い
ることによ〉相乗的に抗菌作用を発揮する。以下にそれ
らOII験例を示す。
8F −2105II物質ナトリクム塩の抗菌活性を、
次表に示す。検定はペーパーディスク・寒天拡散法に依
った。
!!@b N) V                    啼拳地(
!)    培地(2) β−ラクタム系薬剤に対し耐性である臨床分離株につい
て、 8IP−21031m物質と数種のβ−ラクタム
抗曹剤との併用による抗菌活性を調べ九夷験例を第21
!に示す。方法は、直径8sm+0メーパーディスクに
適轟濃度のそれぞれの薬剤溶液をマイク−ピペットを用
いて付し、イーノーディスク・痺天拡散鉄で當法過シ(
検定シャーレ培地は前述の2の培地)行なつ九〇 表に示される結果よfi、 8F−2103Bはペニシ
リンMAびセファロスIリン系薬剤と併用することによ
シ、抗菌活性において優れた相乗効果を発揮する有用な
性質を持つことは明白である。
以下に本発明の実施例を示すが、これらは単なる例示で
あって何んら本発明を限定するものではない。
実施例1 50口―容坂口フラスコにグルコース1%。
可溶性澱粉1%、  ポリペグトン0・5−1 酵母エ
キス()31 、  大豆粉0・291. 崗エキス0
・2−及び炭酸カルシクム0・1−からなる培地(滅菌
前−7,0)80−を加えls@を施し、オートクレー
f殺菌(120’C,15分)後、8F −2105株
(黴工研条寄tIIis号)を−白金罵植薗し、28’
Cで2日間振盪培養する。次に上記殺菌培地500dを
含む2L容三角フラスコK、先に得九種母培養物を礼5
−接種し、28’eで1日振盪培養すると十分に曹O威
冑が見られる。これを種母として次の種母培養タンクで
培養する、即ち150L容の種母培養タンクに、上記の
培地50tを仕込み、120°C920分間蒸気殺菌後
、先の種母2−量を接種し丸。種母培養タンクでの培養
条件は攪拌回転数25 Orpm、通気量100襲で2
8°C124時間培養であった。生産培養は2Kt タ
ンクを用い、培地は水飴1・8−、ナラメ油0.27チ
、大豆粉1・08チ、小麦胚芽1・08−1硫酸ナトリ
ウム0・019−1炭駿カルシウム0.09%、塩化コ
バルト0.00091及び硫酸第一鉄0.00045 
%から成り(殺菌前−,6,0)、これを1,050を
仕込み、殺菌は120’C、50分蒸気殺菌を行なつ九
。これに種母タンク培養物201(2−量)を接種し培
養を行なった。培養条件は攪拌間転数15Orpm、通
気量80チで280C、49時間培養で番つ九。培11
1M了後、フィルタープレスで一過し、−液980tを
*** コOF液はISF −21031及びSF −
2105ム物質を會み、両者の会計力価は7−5 va
 / dであつ九@ 実施例2 I)上記のようにしてlIえ培養−液980Lを6規定
塩酸でp)16−4に調節し、このF液に0.2チ(W
/ν)のペンゾルジメチルナト2デシルアンモニウムク
ロライドを含有するジクロルメタン350tを加え、1
時間攪拌し有効成分を抽出する。この抽出液Ko、7*
(w/マ)の口つ化ナトリウム水溶液35tを加え、1
5分攪拌して有効成分を水層に転溶する0この水層を減
圧下で濃縮し、ジクロルメタンを留去し九のち、あらか
じめ水で充填した活性炭素(和光紙薬製)1.2J!の
塔を通過させ、さらに2tの水で活性炭素を洗浄する。
通過液と洗液を合併した371の溶液を、あらかじめ−
ス4の燐酸緩衝波で緩衝化した〇KAE−セファデツク
スA−25(ファルマシア社製)の3tの塔Kかけ、有
効成分を吸着させる。20−燐酸緩衝液($7−4)K
溶解した0、2Mt)食塩水201で予洗し、さらに同
緩衝I!に溶解し九〇−!sM食塩水で有効成分をsm
する。500Idずつ分画し、フックシ画ン18から4
81でに活性が認められ、この区分(15t)を会併し
、あらかじめ水で充填しえ活性炭素(ト0の塔Kかけ、
有効成分を吸着させる。この塔を5tの水で洗浄後、5
0チアセトン12Lで有効成分を溶出させる。この溶出
液を減圧下で鎖線し、濃縮液を凍結乾燥する゛と8F 
−2103B及びム物質の混合粗粉末12.4Fが得ら
れえ。
[) l)で得られた粗粉末10fを50−の水に溶解
し、予めpH7,4の燐酸緩衝液で緩衝化したDIAI
−セフ7デツクスA−25の3001dの塔に付し、有
効成分を吸着させる。20mM燐酸緩衝液(PH7−4
)1.5tで洗浄した後、さらに同緩衝液で溶解し九〇
、IM食塩水で有効成分を溶離する。
150−分画でフラクシ田ン12〜15にかけて’SF
 −210!S B物質が溶出され、後続する5r−2
1ojA物質と分離される。前者の活性72クシ冒ンを
金併し、活性炭素12040搭にかけ、有効成分を吸着
させる。この活性炭素を240dO水で洗浄後、5Ov
Iアセトン水500−で有効成分を溶出させる。
この溶出液を減圧下で―纏し、′lIK#乾燥する七8
F −210!S 1物質のす)!?ム塩が淡黄色粉末
として250ダ(純度約50優)得られた。
次いでこの粗粉末250ηt−10Mtめ水に溶解し、
予め−7−4の#1−に漬液で緩衝化したDEAg−セ
ファデックスム−25の50−の塔に付し、有効成分を
吸着させ、20mM1l$酸緩僑液25〇−で洗浄した
後、さらに同緩衝液で溶解し九〇、05M食塩水で有効
成分を溶離する。2〇−分画で7ラクシ目ン42〜58
にかけて活性フラクションが得られる。この活性フラク
ションを合併し、活性炭素60dの塔にかけ有効成分を
吸着させる。
この活性炭素を120−の水で洗浄後、50−アセトン
水3005gで有効成分を溶出させる。この溶出液を減
圧下で濃縮し、凍結乾燥するとSF −21031物質
のナトリウム塩が白色粉末として88*(純度約65優
)得られた。
1iDIDで得た8F −2103B物質8EIFを2
−の水Kll解し、セファデックスG−10(7アルマ
シア社II) 240 mojlKかけ、水で展−すゐ
5d分画でフックシ曹ン16〜20に活性フラクション
が得られるが、フラクション17と18を合併し、減圧
下で濃縮、凍結乾燥すると8F−1103B物質のナト
リウム塩の純品が白色粉末として29〜得られ丸。
なお以上の操作(1〜m)は全て低温条件下(4°C)
で実施し丸。
【図面の簡単な説明】
第1図は抗生物質8F−2105B (?)ナトリウム
塩)の紫外部吸収スペクトルであ)、第2図は抗生物質
SF −2105B (ジナトリウム塩)の赤外吸収ス
ペクトルである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 ジナトリウム塩として次の特性を有する水溶性酸
    性新抗生物質SF −2103Bおよびその塩。 (1)物質の色と形状:白色粉末 (2)融 点:明確な融点を示さず、1580Cで発泡
    分解する。 181  元素分析: C,H,0,N5Na2・H,
    0として計算値■: C55,64,H2,80,N 
    4.56054.89. S 9.97. Na 14
    .53*sg+値(至): C33,81,H2,56
    ,N 4.30054.54■、 810.12゜ Na 14.87 (原子吸光分析による)1滲 紫外
    部吸収スペクトルニー7・2,0.02M燐酸緩衝液中
    で測定するとき第 1図に示される通〕であ)、徴 収極大は250 nm及び310 Uに存在する。 16)  赤外部吸収スペクトル: 臭化カリクム錠剤
    中で測定し九スペクトルは第2図 に示す通〕である。 −被磁気共鳴スペクトルニア”t−)ンNM!データは
    下記の過多である。 δ、ppm (D20)  : 1.86 (3H。 d、 J−8Hz)、 3.10 (21(。 d、 J=9Hz)、 4.94 (I H。 tt J=?HII)、 6.62 (I H。 911wM8H1) け(薄層クロiトダラフイー: (&)  セル胃−ス薄層(C@11m1ase 12
    am、 /ルク社11)を用い、下記の各展−嬉謀系に
    て5°Cで展開するとき、下記C)Bi  値を示す。 Rf値 801Jlアセトニトリル         0.40
    70 *xl/−ル0.62 70−n−プHt4ノール         0.45
    (d  I)EAE−セルロース薄層(P)lygra
    mCEL 500 DEAE、マーチエリ−・ナーlル
    社製)を用い、0.1M塩化ナトリクムを含有する−7
    .2’、8.02M燐酸緩衝液にて50Cで展開すると
    き、Rf 値は0・54である。 に) 高圧Pa電気泳動:高圧r紙電気泳動装置(サー
    Δント・インスツルメント社製、高圧電源HV 500
    0ム、泳動槽モデルL”l’48m)を用い、東洋P紙
    ム51(東洋F紙社14’) 、F紙中15国土で下記
    の緩衝液を用い、定電圧2800 V で15分泳動を
    実施するとき、対照の8F −21(15ム物質が陽極
    側に15・5cm移動するのに対し、本物質は陽極側に
    %2a+移動する。、 緩衝液ニーリジン20G−と酢酸8−を全容量StKな
    るよう精製水に溶解し喪もので、この時OPM紘6・4
    であった。 −高速液体り四マトダラフイー二本物質を下記の条件下
    で高速液体クロマトグラフイーを実施するとき、その保
    持時間は、対照の8F −2105A物質が20分に対
    し、本物質は4分10秒である。 条件:高速液体りシiトダラフイー装置はウオータース
    社製ムLC/ GPC、244型、力9 A ZIPA
    X SAX (デュIン社製、内径7、9 sm 、長
    さ5OcII)を用い、溶出波は−7−2,0,05M
    燐酸緩衝液に硝酸す) IJウムを0・05Mになるよ
    う溶解したものを用い、流速は5147分で、紫外部吸
    収検出波長は51 S nmおよび254 nm を用
    い重置で実施した。 −溶解性:水に易溶、メタノールに可嬉、酢酸エチル、
    りI2−ホルム、ベンゼンなどのilmKは不溶である
    。 +11  ji色反応ニレミニ−試INKは陽性、エー
    ルリッヒ試薬には**であ夛、ニンヒドリン試薬には陰
    性である。 シ ストレフトきセス属に属する抗生物質8F−210
    5B 生産菌を栄養培地中で培養し、その培養物から新
    抗生物質8F −2103B又はその塩を採堆すること
    を特徴とする新抗生物質8F −2105B又はその塩
    の製造法。 & 抗生物質SF −2105B生産菌がストレグトン
    セス・スルホノファシェンス・SF −2103である
    特許請求の範■第2項記載の製造法。
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