JPS5823595B2 - 超音波映像表示装置 - Google Patents

超音波映像表示装置

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JPS5823595B2
JPS5823595B2 JP50081908A JP8190875A JPS5823595B2 JP S5823595 B2 JPS5823595 B2 JP S5823595B2 JP 50081908 A JP50081908 A JP 50081908A JP 8190875 A JP8190875 A JP 8190875A JP S5823595 B2 JPS5823595 B2 JP S5823595B2
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JP
Japan
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signal
terminal
phase
display device
array
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JP50081908A
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似鳥一彦
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、超音波を用いて物体の映像を得る超音波映
像表示方式に関する。
従来のこの種の方法には、音響レンズを用いる第1の方
法、狭ビーム送波により物体面を走査し、映像面に写像
する第2の方法、音響ホログラフィの原理を用いる第3
の方法などがあるが、このうち、上記第1の方法は高解
像度で低損失の音響レンズを製作するのが困難であるこ
と、第2の方法は全画面を走査するのに時間がかかり、
安定な映像が得られ難いこと、第3の方法は受波素子お
よび付属電子回路の数が膨大になり、経済的に実現が困
難であること、などのそれぞれ欠点を有していた。
また、特に第3の方法において、受波素子数を減少させ
るため、送波器を電気的または機械的に走査して開口合
成の手法により映像を得る方法が提案されているが、送
受波器プラットフォーム、音波伝搬媒質、および物体に
ついて厳しい安定度が要求され、良質な映像を得ること
が難しいものである。
この発明は、これらの欠点を除去するためになされたも
ので、送波器アレイを用いてたとえばくし形のマルチビ
ームを発生し、受波器アレイによってこのくし形送波ビ
ームを多数のペンシルビームに分解することにより、比
較的少数の送波および受波素子によって高解像度の映像
を得ることのできる超音波映像表示方式を提供するもの
である。
つぎに、図面に基づき詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例のブロック図であり、9素子
の送波器アレイ1と25素子の受波器アレイ2を用いて
225の画素からなる画像を得る超音波映像装置を示し
ている。
ここで、信号発生器3で発生された正弦波パルスは、端
子31を介して可変移相器4□、42.・・・、49に
送られ、後述する移相を与えられ、電力増幅器5□、5
□、・・・、59によって電力増幅された後、送波器ア
レイ1の各送波器に送られ、超音波として水中等の伝搬
媒質中に放射される。
つぎに、物体から反射して来たエコーを受波器アレイ2
で受波して電気信号に変換し、増幅器6□、62.・・
・、625で増幅した後、積検出器71+72+・・・
、7゜5および726 y 72□、・・・7.。
によって、信号発生器3の端子32および33から送り
出される正弦及び余弦基準信号との積を作り、それらの
出力をマルチプレクサ8によって逐次読み出し、〜巾変
換器9によってデジタル・コードに変換して信号処理装
置10へ送り込む。
信号処理装置10では、後述する像再生の演算を実行し
、その結果を表示装置11に送りそこで結果を像として
表示する。
送波器アレイ1および受波器アレイ2は、第2図に示す
ように、同一の平面上に格子状に配列され、受波器アレ
イ1は2辺がLx及びL の長さを有し、送波器アレイ
2は受波器アレイ1の両辺の長さし 及びり、に等しい
間隔で格子状に配置された送波器からなる。
つまり、各送波器のこの平面上の座標を x mL (m=o、1.−、MX−1)t
x y4二nLy(n二〇、1.・・・2My−1)とし、
各受波器の座標を とする。
たたし、第2図の例においては、Mx=M、=3.N=
N 二5である。
ここで、点(xl tyi )に置かれた送波器から送
信される信号の複素振幅をS t(x t・yl)とし
1点(x、、y、)に置かれた受波器によって受信され
る信号の複素振幅をS、(Xr、yr)とする。
いま、各送波器から、(xi、yi)と送波器座標(x
t、yt)とに応じて位相制御することによって、(x
iyyi)で焦点を結ぶ正弦波パルス信号、つまり なる信号を同時に送信するものとする。
たたし、λは音波の波長であり、rは第1図のレンジ・
レジスタ12で指定される物体面までの距離である。
また、(X i 、Y i )は第1図のスキャナ13
によって指定される送波ビームの焦点のステアリングで
ある。
このとき、送波ビームは物体面上の点(X i y X
1 )において焦点を結ぶと同時に、送波ビームパタ
ーンの周期性によって xi′=x・+mλr/Lx xi′:yi+nλr / L なるすべての点(Xi′、yi′)においても焦点を結
ぶ。
つまり、物体面上では第3図の■の部分が送波ビームに
よって同時に照射され、その面上の直線14の上では、
音圧強度が第4図の15の曲;線のようにくし形に分布
する。
式(1)の送信信号に対応して得られる受信信号の複素
振幅5r(Xr、yr;Xi、yi)に対しなる位相補
償を施こす。
この位相補償は、焦点(xi、yi)から反射して各受
波器で受信される信号をすべて同相関係とする機能を意
味する。
なぜなら、受波器の位置(Xr、yr)とこれから距離
rたけ離れた物体面上の焦点(Xl、yi)七の間の直
距離は でありN r〉lxr xi l 、ly r
’j iIが成り立つフレネル領域では r’−r+((、x r−x i)”+(yr−yi)
”) / 2 rが成り立ち、かつ位相補償ではこの直
距離r′の(xr、yr)に関する変化分のみを位相に
換算して(つまりλ/2πで規格化して)補償すればよ
いからである。
なる演算を実行する。
第3式は積検出器7□〜7.。の出力信号の位相補償さ
れた組S を対象として2次元離散フーリエ変換(2次
元DFT)を行うことを意味する。
2次元DFTを実行すると、第3図に示した物体面上の
■の点のうちの入X N。
個の点が分離される。
なぜなら、式(2)および式(3)の演算により得られ
る出力信号f (x 1’ l ’/ 1’)のうちの
1つの受波ビームパターン(第3図の直線14の上で測
った)は、第4図の曲線16のようになり、また他の1
つの受波ビームパターンは同図の曲線17のようになり
、物体面上の(xi+mλr/Lx、yi十nλr/L
y)なる点のいずれかの上で焦点を結ぶから、第4図の
曲線15の送波ビームパターンとこれらの受波ビームパ
ターンを組合せた合成ビームパターンは鋭い単一のペン
シルビームパターンになるからである。
第(3)式の2次元DFTは、受波器アレイの配列され
ている平面つまり(xr、yr)平面から、物体面つま
り(Xi。
yi)平面へのフーリエ変換である。
又、第(2)式と第(3)式との物理的意義は次のよう
に考えることがある。
受波ビームの焦点を、物体面上の点 λr Xr (x i+m−、y i+n )を中心として結は
゛せLx Lx るには、°その点から反射して来て各受波器で受信され
た信号がすべて同相となる関係で位相補償したのち、そ
れらの全てを加算すればよい。
必要な位相補償は、第(2)式の考え方と同じであり、
次の式で示される。
第4式において、S、の項は第(2)式における受信信
号の複素振幅Sr (Xr + yr y xl ”
l )と同じものであり、また、受波器座標の変化分と
しては、Xrは可ヒに等しく、y、は舅へに等シいXN
x ので第(4)式は次のように変化できる。
全ての受波器に関する、この第(5)式で示される量の
加算、すなわちp=Q〜(Nx−1)。
q=Q〜(N −1)についての加算は前記の第(3
)式に等しくなる。
すなわち、第(2)式と第(3)式とは、受波ビームの
形成において、Xrが関与する部分を第(2)式の位相
補償に分担させ、残部を第(3)式の2次元DFTに分
担させていることを意味する。
第(3)式は、受波器の位置に関して離散的である点を
除けば、レンズ分野等で周知のフーリエ変換を示す式で
あり、従ってこの明細書では第(3)式で示される変換
を、受波器アレイの平面から物体面への2次元離散フー
リエ変換という。
第1図において、式(1)の送信信号の発生は可変移相
器40.・・・、49によって、受信信号の複素振幅S
、(Xr、yr)の検出は積検出器70.・・・。
750によって、また式(2)の位相補償の演算と式(
3)の2次元DFTは信号処理装置10によって実行さ
れる。
信号処理装置10では、さらに式(3)の演算の結果f
(Xi′、yi′)の強度1f(xi’、 ’l i’
>12を算出し、その結果を表示装置に送る。
表示装置11では、スキャナ13によって指定された送
波ビームのステアリング(X i s ’l i )に
従って、信号処理装置10において分解されたN X
M個の画素を表示画面上の対応する位置(第3図の■の
位置)に配列する。
以上のようにして、N xN 個の画素が得られるから
、つぎに送波ビームのステアリング(Xijyi)を1
画素の大きさ分たけ移動し、例えば第3図の■の点に焦
点を結ぶ送信信号を送信し、上と同様の過程を実行すれ
ば、さらに別のN XM個の画素が得られる。
このときの物体面上の直線14上の音圧強度分布は第4
図の曲線18のようになる。
同様にして、送波ビームのステアリング(xityl)
を xi=mλr/MxL x(m=0,1.+++、Mx
−1)Yi二。
λr/M、L 、 (n =0 、1、−、M、−1)
なるすべての組合せ、つまりM XM の異なる組
に取り、上述の過程を繰返すことにより、1画面の全画
素であるM XM XN XN 個の画素を得
ることができ、物体の1つの画像を完成させることがで
きる。
つぎに、第1図の映像装置の主要部分について詳細に説
明しよう。
第5図aおよびbは、第1図のスキャナ13の詳細図で
あり1前者は音波の伝搬時間τ(= 2 r / c
(rは物体面までの距離、Cは音速)が映像装置の受信
部の処理時間、つまり積検出器71.・・・、75oが
1つの受信信号を検出して信号処理装置10に送り出し
、つぎの受信信号を検出する用意が整う迄の時間τ、よ
り大きい場合に、また後者はτ、〈τ、の場合に用いる
ものである。
第5図aにおいて、端子21からスタート・パルスを加
えると、オア・ゲート22を経由してスタート・パルス
が送信パルス幅タイマ23゜レンジ・タイマ24、およ
び受信タイミング回路25を起動させ、M xM 状態
カウンタであるステアリング・カウンタ26の状態を1
段進ませる。
レンジ・タイマ24は、端子12、から与えられるレン
ジrの値に応じ、伝搬時間τ1を計時し、その出力信号
で受信ゲート幅タイマ27を起動する。
送信パルス幅タイマ23および受信ゲート幅タイマ27
は、それぞれ送信パルス幅W1および受信ゲート幅Wr
を計時し、これらの時間に等しい幅を持つパルスを出力
端子13□および133に送り出すと共に、後者は計時
パルスを端子27からオア・ゲート22へ送り、スキャ
ナ全体を再起動する。
ステアリングカウンタ26は、送波ビームのステアリン
グの状態を示すものであり、その状態を端子13□に送
り出す。
また、受信タイミング回路25は、積検出器7□、・・
・、75いマルチプレクサ8 、A/D変換器9.信号
装置10、および表示装置11の動作に必要なタイミン
グ信号を作り出し、その出力端子に送り出す。
第5図すの動作は、同図aとほとんど同じであるが、レ
ンジ・タイマ24の代りに処理時間τ を計時する処理
時間タイマ28が用いられ、また送信パルスの起動を遅
延させるため、τ、−τ1なる時間を計時するレンジ・
タイマ29がORゲート22と送信パルス幅タイマ23
の間に挿入されている。
第5図aおよびbにおけるタイマは、第6図の構成を持
つ。
ここで、プリセット・カウンタ31のクロック端子Cに
は計時時間の最小ステツ′プに等しい周期のクロックが
、データ端子には計時時間のステップ数の補数が与えら
れており、端子32からスタート・パルスが加えられる
と、RSフリップフロップ33はセット状態になり、プ
リセット・カウンタ31の可能化端子ENは能動的にな
り、同時にデータ端子に与えられているデータがプリセ
ット・カウンタ31に付与され、カウンタは動作を始め
る。
ちょうど計時時間たけたつと、カウンタのキャリ一端子
から計時パルスが送り出され、フリップフロップ33は
リセットされ動作を停止する。
したがって、端子34からは計時パルスが、また端子3
5からは計時時間に等しい幅を持つパルスが得られる。
第7図は、第1図における信号発生器3の詳細図であり
、ここで送信信号の周波数f。
に等しい周波数の正弦波を発生する発振器41の出力信
号を、前記スキャナ13の端子13□および133から
送られる信号により開閉されるゲート42および43を
通すことにより、それぞれ端子3□に可変移相器4□、
・・・、49に対する正弦波パルスおよび端子32に正
弦基準信号を送り出し、90度移相器44を通した後、
端子133から送られる信号により開閉されるゲート4
5を通すことにより、端子38に余弦基準信号を送り出
す。
第8図aは、第1図における可変移相器の詳細図であり
、ここで位相算出器51は端子12□から与えられるレ
ンジrと端子13、から与えられるステアリングの状態
とから、式(1)の送信信号の位相を遅延時間に換算し
て φ(Xt#yt:Xi・Y 1)−−(x 12+y
I” 2x ix 1−y iy t)/2C のように算出し、その結果を位相レジスタ52へ格納す
る。
一方、端子31に加えられたパルス化正弦波は最大1/
foの遅延時間を持つタップ付遅延線53によって遅延
を受け、セレクタ54は位相レジスタ52に格納されて
いる遅延時間に最も近い遅延量を持つtapを選択し、
その出力を端子55に送り出す。
なお、ここでタップ付遅延線53はすべての可変移相器
40.・・・、4.に対して共通に用いることができる
第8図すは、可変移相器の実現のもう1つの方法を示す
ものであり、N段2進プリセットカウンタ56のデータ
端子から位相算出器51で算出された遅延量式(4)の
補数を付与し、そのクロック端子Cには周波数2 fo
のクロック信号を送る。
つぎに、第5図aまたはbの送信パルス幅タイマ23の
出力をプリセット・カウンタ56の可能化端子ENに加
えることによりこのカウンタを起動し、そのMSB出力
端子から出力を取り出すと、これは周波数f。
で望みの位相遅れを持つ矩形波となるから、振幅制限器
57によってその振幅を一定にそろえた後、バンド・パ
ス・フィルタ58を通し、さらに端子132からの信号
によって開閉されるゲート59を通せば、望みの送信信
号が端子55に得られる。
なお、この場合には第7図におけるゲート42は不要に
なる。
また、バンド・パス・ 。フィルタ58を省略して矩形
波を送信しても、高調波成分は伝搬経路において大きな
減衰を受けるため、差支えない。
第8図Cは、可変移相器の実現の他の方法を示しており
、ここでは第8図すにおけるバンド・パ」ス・フィルタ
58を省略し、ゲート59の機能を振幅制限器57の基
準電圧を切換えることにより実現すると共に、この基準
電圧の値を変化させることにより送信信号の振幅を制御
することを可能にしている。
第8図Cにおいてプリセット・カウンタ56゜位相算出
器51は前回におけるのと同様の動作をするが、振幅制
限器57は正および負の基準電圧端子57□および57
□が外部に引き出され、その出力振幅が基準電圧に比例
するようになっている。
シ端子13□からゲート信号が加えられると、スイッチ
60はD/A変換器61の入力符号を零から出力振幅レ
ジスタ62の内容へ切換え、したがってD/A変換器6
1の出力振幅は零から正のある値に切換わる。
これを利得1のバッファ増幅器63シを介して端子57
1へ、また利得−1のインバータを介して端子572へ
送り1.振幅制限器57の出力振幅を零から出力振幅レ
ジスタ62の内容によって定まる一定の値へ切換える。
なお、スイッチ60、D/A変換器61、出力振幅レジ
スタ62、バラ、ファ増幅器63、およびインバータ6
4は、すべての可変移相器4□、・・・、4.に対して
共通に用いられる。
第9図は、第1図における積検出器の詳細図であり、入
力端子65から加えられる入力信号と端。
子66から加えられる基準信号(信号発生器3の端子3
□または33から送られる)との積をアナログ・マルチ
プライヤ67により作り、スインf68を介してCR積
分器に送り、平均化を行って、出力端子69へ送り出す
このとき、スイッチ68は端子66に基準信号が加えら
れている間(つまり受信ゲート期間)中は閉じられてい
るが、その後開かれ、容量素子Cに蓄積された電荷を保
持し、マルチプレクサ8によって順次に読み出されるこ
とを可能にする。
また、出力端子69に接がれた放電スイッチ70は、出
力信号がマルチプレクサ8によって読み出された後に閉
じられ、容量素子Cに貯えられた電荷を放電し、つぎの
受信信号の検出の準備をする。
通常、CR積分器の時定数は、受信ゲート幅に比べて十
分大きく選ばれる。
なお、A/D変換器9の変換速度が十分速く、すべての
積検出器の出力信号がCR積分器の時定数に比べて十分
短い時間内に読み出されるなら、スイッチ68は不要で
あり、マルチプレクサ8のオン抵抗が十分小さいときに
は、スイッチ70を省略して、マルチプレクサ8の出力
端子と接地間に同様のスイッチを接続し、時分割で各積
検波器の容量素子を放電することが可能であり、アナロ
グ・スイッチの数を大幅に減らすことができる。
信号処理装置10は、プログラム制御の汎用ミニコンピ
ユータまたはDFTの演算を効率よく高速で実行するF
FTプロセッサであり、式(2)および(3)の像再生
の演算を高速で実行し、その結果を表示装置11へ送り
出す。
第10図aおよびbは、第1図における表示装置11の
詳細図であり、前者はC’RTの残光時間が1画面の像
再生に要する時間よりも長い場合に、後者はその逆の場
合に用いられる。
第10図aにおいて、端子71には信号処理装置10の
出力信号のうちの再生像信号部分が、また端子72には
そのアドレス部分が加えられ、端子13□には第1図の
スキャナ13からステアリングの状態が加えられる。
アドレス表73は、端子72に加えられた再生像のアド
レスを2次元アドレスに分解し、そのX座標jxを端子
73□に、y座標j、を端子732に送り出す。
同様に、アドレス表74は端子131に加えられたステ
アリングの状態をステアリングの2次元アドレスに分解
し、そのX座標kxを端子74□に、y座標k を端子
74□に送り出す。
つぎに、アドレス算出器75および76は、それぞれ 1x−kx十jxxMx 11 y =ky 十J y x M yの演算によっ
て像画における像のX座標lxおよびy座標l を算出
し、その出力をD/A変換器77および78を通してア
ナログ電圧に変換し、CRT表示装置79のXおよびy
偏向端子に加える。
一方、端子71に加えられた再生像信号は、D/A変換
器80によってアナログ信号に変換され、CR1表示装
置79の2軸(輝度変調)端子へ送られる。
このようにして、信号処理装置10で再生された像の各
要素は画面上の正しい位置に表示される。
第10図すにおいて、ランダム・アクセス・メモリ81
は1画面分の容量を持ち、CR1表示装置79をリフレ
ッシュするために用いられている。
アドレス表73.74およびアドレス算出器75゜76
は、前回におけると同様に端子71に加えら。
れる再生像要素の2次元アドレス(7、A )を算出
し、その結果をスイッチ82および83の一方の入力端
子に送る。
端子71に像信号が送られてくると同時に、端子84に
書込可能化信号を加えランダム・アクセス・メモリ81
を書込モードに切換え、かつスイッチ82.83を左側
に切換えて、前記アドレス算出器75,76の出力をア
ドレス変換器85に送り込む。
そこでは2次元アドレス(7、A )を1次元アドレ
スに変換してランダム・アクセス・メモリ81のアトし
/スジ端子に加え、像信号をランダム・アクセス・メモ
リの所定の位置に記憶することを可能にする。
一方、Xアドレス・カウンタ86およびXアドレス・カ
ウンタ87は、CR1表示装置79の表示面上のXおよ
びy座標を発生および掃引し、その出力、′をD/A変
換器77および78を介してアナログ信号に変換した後
、CR1表示装置79のXおよびy偏向端子に送ると同
時に、スイッチ82および83を介してアドレス変換器
85に送り(ただし書込可能化信号がないとき)、ラン
ダム・アク。
セス・メモリ81の所定の位置から像信号を読み出すこ
とを可能にする。
ランダム・アクセス・メモリ81から読み出された像信
号は、D/A変換器80でアナログ信号に変換され、C
R1表示装置79の2軸端子に加えられる。
このようにして、。ランダム・アクセス・メモリ81に
格納された像信号を、表示画面上の正しい位置に、書き
込みの時間とは独立に、表示することができ、したかつ
て1画面の再生に長い時間がかかつても、それ以前に得
られた像を継続して表示することができる。
以上述べたように、本発明によれば、送波器を疎に配列
した平面型送波器アレイと受波器を密に配置1ルた平面
型受波器アレイとを同一平面に配列し、位相の制御され
た正弦波パルスを送波器アレイより物体面に送波して鋭
いマルチビームを発生し、この物体面からの反射波を受
波器アレイで受波して電気信号に変換し、この電気信号
に像再生の演算を施すことにより受波ビームを形成して
前記送波マルチビームを単一ペンシルビームに分解した
後、表示器に表示するようにしたので、MxXM、個の
送波器とNxxN 個の受波器によってMXxNxxM
、xN、個の画素を持つ映像を得ることができ、したが
って基本的な音響ホログラフィを用いる映像方法に比べ
て受波器数を1/MxXM に減少でき、狭ビーム送波
により物体面を走査する方法に比べて走査時間を1/N
x×Nyに減少できる。
また、通常の開口合成を用いる映像法に比べても、画素
が1回の送波の度毎に局部的に分解されるため、環境条
件の変化による解像度の劣化が少ないこと、画素が主に
送波マルチビームによって分解され、画素間に干渉が生
じないため、スペックル雑音が生じないこと、像再生の
演算が1回の送波の度毎に実行されるために、信号処理
装置の規模が小さくて済み、信号処理時間も短くなるこ
と、さらに、すべての送波器から同時に送信信号が送波
されるため、大きな音響出力信号を送波できること等の
利点を持ち、高い解像度の超音波映像装置を経済的に実
現することが可能になるため、本発明を水中音響映像、
超音波診断等に用いれば顕著な効果を表すものである。
なお、ここでは特定の実施例について本発明を説明した
が、システムの構成と各部の形式について種々の変形が
可能である。
例えば、精検波器71゜・・・975Q tマルチプレ
クサ8.A/D変換器9゜および信号処理装置10に換
えて、タップ付遅延線、加算回路網、および自乗検波器
からなる通常のソーナーに用いられるビーム整形器を用
いることもできる。
また、音響トランスデユーサを他のトランスデユーサ例
えばアンテナに換えることにより、他の波動例えば電磁
波を用いた映像装置を実現することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の超音波映像方式の一実施例を示すブロ
ック図、第2図は同方式における送波器アレイおよび受
波器アレイの配置関係を示す図、第3図は同方式を説明
するための物体面上の画素の分離を説明するための図、
第4図は同方式の送波ビームパターンおよび受波ビーム
パターンヲ示す図、第5図aおよび第5図すは、それぞ
れ第1図のスキャナの内部結線を示すブロック図、第6
図は第5図のタイマの内部結線を示すブロック図、第7
図は第1図の信号発生器の内部を示すブロック図、第8
図a1第8図b1および第8図Cは第1図の可変移相器
の内部を示すブロック図、第9図は第1図における積検
出器の内部を示すブロック図、第10図aおよび第10
図すは第1図における表示装置の内部を示すブロック図
である。 1・・・・・・送波器アレイ、2・・・・・・受波器ア
レイ、3信号発生器、3□〜33・・・・・・端子、4
□、4□、・・・。 49・・・・・・可変移相器、51+52+・・・、5
.・・・・・・電力増幅器、6□、62.・・・、62
5・・・・・・増幅器、7□、72・・・750・・・
・・・積検出器、8・・・・・・マルチプレクサ、9・
・・・・・A/D変換器、10・・・・・・信号処理装
置、11・・・・・・表示装置、12・・・・・・レン
ジ・レジスタ、13・・・・・・スキャナ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 格子状に複数の受波器が配列された受波器アレイと
    、この受波器アレイの配列されている面と同一の平面上
    でこの受波器アレイの両辺に平行でかつこの両辺の長さ
    に等しい間隔で複数の送波器:が格子状に配列された送
    波器アレイと、これら送波器の各々から位相の制御され
    た正弦波パルス信号を送信する送信手段12,13,3
    .4,5と、前記各受波器の出力信号に送信信号の同相
    成分及び直交成分を乗じそれぞれ積分する受信手段6.
    。 7と、これら受信手段の出力信号の組に対して位相補償
    と演算とを施こす処理手段10,12,13と、その演
    算の結果の強度を画素の輝度として表示する表示装置1
    1とを備え、前記送信手段は、前記各送波器から送信さ
    れる正弦波パルス信号の位相を送波器アレイの前方の焦
    点で一致させる制御を行うものであり、又、前記処理手
    段は、前記受信手段の出力信号の組を対象として、前記
    焦点から反射して各受波器で受信された信号すべてが同
    相となる関係で位相補償したのち受波器位置に関する2
    充元離散的フーリエ変換の演算を行うものである、こと
    を特徴とした超音波映像表示装置
JP50081908A 1975-07-04 1975-07-04 超音波映像表示装置 Expired JPS5823595B2 (ja)

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