JPS5822711Y2 - 電気洗たく機の制御装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は脱水槽内に給水しながらすすぎを行うとともに
、給水を停止したときに脱水作用を行う電気洗たく機に
関する。

一般に二槽式電気洗たく機は、洗たく槽内で洗たく、す
すぎを行い、脱水槽で脱水を行うものであるが、前記し
たすすぎは、特に時間を要し、また、注水すすぎにおい
ては、あわがなかなか水面上からきえないということも
あって、多量の水を必要としていた。

本考案は脱水槽内ですすぎ、脱水を行うものであり、時
間の短縮化および使用水量の節約等を図るものであり、
以下その実施例を説明する。

図において、１はタイムスイッチで、ぜんまい（図示せ
ず）の蓄力により開閉させる、いわゆるぜんまい式のタ
イムスイッチであって、主接点２と間欠接点３とを有し
、両接点２，３は直列に接続し、かつモータ４に接続し
ている。

主接点２は、セット時間、例えば５分経過後に開くもの
であり、間欠接点３は、例えば１５秒オン、６０秒オフ
の間欠的な動作を繰り返すものである。

そして、前記主接点２はタイムスイッチ１の主軸に装着
したカムにより開閉し、間欠接点３は上記カムに連動す
る別のカムにより開閉する。

５は切替スイッチで、間欠接点３と並列接続してあり、
脱水槽内への給水中に開くように、給水の開閉機構（図
示せず）と連動させている。

好ましくは、洗たく槽への給水から、脱水槽への給水に
切替える際の切替コックの動作に連動してスイッチ５が
開放するようにしたものが良い。

上記構成において、今、脱水槽内ですすぎを行うべく、
脱水槽に給水すると、切替スイッチ５が開き、モータ４
は、主接点２で設定された時限内において、間欠接点３
により間欠駆動され、脱水槽を間欠的に回動させる。

この回動により、脱水槽内の洗たく物は、給水されたこ
とと相まって、あわの多い水を強制的に放出する。

このすすぎは、主接点２が開成するまで行われる。

主接点２が開成した後、給水を停止させれば切替スイッ
チ５は閉じる。

ここで、タイムスイッチ１を再度セットし、主接点２を
ある時限内において閉成させれは゛、間欠接点２が間欠
的にオン・オフするにもかかわらず、前記切替スイッチ
５を介して連続的にモータ４に通電され、この通電によ
り脱水槽は連続回転し脱水を行う。

上記したすすぎの際、モータ４には間欠的に通電、通電
停止するものであるが、モータ４への通電停止時におい
ても慣性力により脱水槽は多少回転する。

ここで、給水する場合、脱水槽とともに洗たく物が高速
回転しておれば、給水がはねとばされる恐れがあるが、
脱水槽はモータ４への通電停止により徐々に回転速度が
低下し、ついには停止するものであるから、洗たく物へ
の水の浸透は確実になされ、しかも、その使用水量はあ
わが強制的に放出されるために少量ですむ。

またすすぎに要する時間、ひいては洗たくから排水に至
るまでに要する時間は、すすぎ時のあわの除去が迅速に
威されることから、短縮できる。

以上のように本考案によれば、特に脱水槽への給水設定
時に開放する切替スイッチを、間欠接点に並列に接続し
たものであり、すすぎと脱水の選択を、給水するか否か
によって行うことができるために、使用者は迷うことな
く操作できる。

しかも、脱水時と、脱水槽でのすすぎ時におけるそれぞ
れの時間設定は、主接点の時限によるために同じであり
、使用者は時間設定を行う上でわずられしさがない。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例における洗たく機の電気回路図で゛
ある。 １・・・・・・タイムスイッチ、２・・・・・・主接点
、３・・・・・・間欠接点、４・・・・・・モータ、５
・・・・・・切替スイッチ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. タイムスイッチの主接点と間欠接点とを直列接続し、こ
   の直列回路を脱水槽回動用のモータに接続し、前記間欠
   接点と並列に、前記脱水槽への給水設定時に開放する切
   替スイッチを接続した電気洗たく機の制御装置。