JP3629877B2 - 洗濯機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、待機時の電力消費をなくすようにした洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
洗濯機の運転終了時に洗濯モーター等の負荷回路への電源を遮断する制御装置として、特許第2523798号に示すようなものがある。この電源制御回路はコンセントに電源プラグを差すと、制御部に交流電源が接続されて制御部が動作状態になり、その後運転開始指示によりリレー接点が閉成して負荷回路に交流電源が供給される。運転終了時には制御部によりリレー接点が開成して負荷回路への交流電源の供給を遮断するが制御部は電源プラグをコンセントから抜かない限り待機状態に保持される。また上記のリレー接点に代え、メカニカルラッチスイッチを設けたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の装置によれば運転終了後の待機時においても制御回路の動作を維持するために少量ではあるが電力を消費し続けることになる。近年一般家庭における洗濯機等の家電機器においてもマイクロコンピュータ内蔵のものが増えており、これらの機器は、電源に接続しただけで電力の消費を伴う待機電力が発生し、その合計は増加し続けている。将来、電力の供給不足が生じることを考慮してエネルギーの消費を削減するため、上記のような待機電力をも削減する必要がある。
【0004】
上記の従来技術においては、メカニカルラッチスイッチを用いた装置も開示されており、このメカニカルラッチスイッチは負荷回路と同時に制御回路への通電も遮断するので待機時の電力消費はなくなるが、メカニカルラッチスイッチを使用者が押してオフ操作を行うと瞬時に負荷回路と同時に制御回路への通電も遮断するので洗濯機が動作中であった場合、例えば乾燥工程中で衣類が高温になっているときに突然負荷回路と制御回路の通電が遮断されると衣類の冷却や使用者への警告が行えない等の問題があった。
本発明は上記の課題に鑑み、洗濯機の待機時における電力消費を無くするようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するため、請求項1の洗濯機はコンセントから供給される交流電源に、2巻線ラッチング型リレーのリセット接点を介して押圧時のみ閉成状態になる電源スイッチと前記リレーのセットコイルとを直列に接続するとともに、上記交流電源に前記リレーのセット接点を介して制御回路と負荷を並列に接続し、前記制御回路からの信号によって開閉するスイッチング手段と前記リレーのリセットコイルとを前記交流電源に直列に設け、前記リレーセット接点における前記電源スイッチの開閉に応じた電圧を検出し、検出した電圧を前記制御回路に供給する電圧検出手段を設けたことを特徴とする。
【0006】
従って、電源スイッチの押圧で制御回路と負荷に電源を供給し、リレーのセット接点の電圧を電圧検出手段で検出してスイッチング手段を制御し、リレーを自己保持させ、また制御回路からの信号で上記スイッチング手段を開成して、リレーをオフさせ、制御回路と負荷の電源供給を停止できるようにしており、待機時の電力消費をなくすようにしている。
【0007】
請求項2の洗濯機はコンセントから供給される交流電源に、1巻線ラッチング型リレーのリセット接点を介して一方向に電流を流す第1の整流手段と押圧時のみ閉成状態になる電源スイッチと前記リレーのコイルとを直列に接続し、前記リレーのコイルと並列にコンデンサを設け、前記交流電源に前記リレーのセット接点を介して、制御回路と負荷を並列に接続し、前記電源スイッチと前記リレーのコイルとの接続点と前記リレーのコモン接点との間に前記制御回路からの信号によって開閉するスイッチング手段と一方向に電流を流す第2の整流手段を設け、上記第1と第2の整流手段を逆方向に接続し、前記リレーセット接点における前記電源スイッチの開閉に応じた電圧を検出し、検出した電圧を前記制御回路に供給する電圧検出手段を設けたことを特徴とする。
【0008】
従って、電源スイッチの押圧で制御回路と負荷に電源を供給し、電圧検出手段でリレーのセット接点の電圧を検出して制御回路に与え、該制御回路でスイッチング手段を閉成しリレーを自己保持させ、負荷を動作状態に保持する。また負荷を停止させるときは、制御回路よりスイッチング手段を開成して、リレーをリセット接点側に切り変え、制御回路への電源供給を同時に遮断し、待機時の電力消費を無くすようにする。
【0009】
請求項3の洗濯機はコンセントから供給される交流電源に、2巻線ラッチング型リレーのリセット接点を介して、蓋の開閉時にパルス信号が発生するように設けられた蓋スイッチと前記リレーのセットコイルとを直列に接続するとともに、前記交流電源に前記リレーのセット接点を介して制御回路と負荷を並列に接続し、前記制御回路からの信号によって開閉するスイッチング手段と前記リレーのリセットコイルとを前記リレーのセット接点側で前記交流電源に直列に設け、前記リレーセット接点における前記蓋スイッチの開閉に応じた電圧を検出し、検出した電圧を前記制御回路に供給する電圧検出手段を設けたことを特徴とする。
【0010】
従って、蓋を閉成すると蓋スイッチよりパルス信号が発生し、リレーのリセットコイルによりセット接点が閉じ、負荷および制御回路に電源を接続する。電圧検出手段は、リレーのセット接点の電圧を検出し、この検出信号に基づき制御回路はスイッチング手段を閉成してリレーのセットコイルによりリレーを自己保持させ、負荷を動作状態に保持する。また、負荷を停止させるときは、制御回路よりスイッチング手段を開成して、リレーのセットコイルへの通電を断ち、リレーをリセット接点側に倒し、負荷および制御回路への電源の供給を遮断して待機時の電力消費を無くすようにする。
【0011】
請求項4の洗濯機はコンセントから供給される交流電源に、2巻線ラッチング型リレーのリセット接点を介して蓋の開放時に閉成状態になる蓋スイッチとシングルスティブル型リレーのノーマルクローズ接点と前記2巻線ラッチング型リレーのセットコイルとを直列に接続するとともに前記交流電源に、前記2巻線ラッチング型リレーのセット接点を介して制御回路と負荷を並列に接続し、前記制御回路からの信号によって開閉する第1のスイッチング手段と前記2巻線ラッチング型リレーのリセットコイルとを前記2巻線ラッチング型リレーのセット接点側で前記交流電源に直列に設け、前記2巻線ラッチング型リレーのセット接点における前記蓋スイッチの開閉に応じた電圧を検出し、検出した電圧を前記制御回路に供給する電圧検出手段と、前記制御回路からの信号によって開閉する第2のスイッチング手段と、前記シングルスティブル型リレーのコイルの直列回路を前記交流電源に直列に接続したことを特徴とする。
【0012】
従って、電源オフ時の待機状態で、蓋が閉じられている状態から蓋が開けられると、蓋スイッチが閉成状態になり、リレーのセットコイルに通電され、リレーがセットすることで制御回路と負荷に電源が供給される。リレーは2巻線ラッチング型リレーであるのでリレーのセットコイルに流れる電流が停止しても、前記電源供給状態は保持される。その後、蓋が閉じられるか又は開けられた場合、制御回路が蓋スイッチの開成又は閉成されたことを検知し、蓋が開けられた又は閉じられた場合に通常行われている動作を行う。洗濯工程が終了すると、セット接点を閉成状態から開成状態に変化させる。そして制御回路と負荷に供給されていた電源を遮断し、洗濯機を待機状態にする。蓋が閉じられている場合は、制御回路と負荷への電源の供給を遮断する。
【0013】
請求項5の洗濯機は、請求項1乃至4記載の洗濯機において、運転が開始されずに、一定時間運転入力操作が行われないとき、制御回路と負荷に電源を供給するラッチング型リレーを動作させ、制御回路と負荷への電源供給を停止されるタイマー手段を設けたことを特徴とする。
【0014】
従ってキー入力等により一定時間洗濯工程の運転入力操作が行われないとこれをタイマー手段が検出し、ラッチング型リレーを駆動し負荷および制御回路への電源の供給を遮断する。これにより洗濯が開始されずに途中で放置された場合でも、電源を切ることができ、待機時の電力消費を無くすることができる。
【0015】
請求項6の洗濯機は、電池によって作動し制御回路の時計機能や設定内容のバックアップを行うバックアップ回路を設け、該バックアップ回路の出力で制御回路と負荷への電源供給を行うラッチング型リレーを制御するようにしたことを特徴とする。
【0016】
従って、予約タイマー機能や時刻表示機能を持った洗濯機において、制御回路や負荷の電源供給を停止した場合でも、太陽電池や一次電池や二次電池等の電池電源によって作動するバックアップ回路により、データの一時保存を行わせることができ、タイマー機能や時刻カウント機能を実現することが可能になる。また、負荷および制御回路へ電源を供給するためのラッチング型リレーの起動を電池電源で行わせることができ、待機時の電力消費を無くするようにした洗濯機の始動が簡単になる。
【0017】
請求項7の洗濯機は、請求項6記載の洗濯機において、洗濯工程中や濯ぎ工程中で排水が開始されると、設定内容や進行工程等のデータや時刻データや排水完了時刻データをバックアップ回路に記憶させ、ラッチング型リレーを開成して制御回路と負荷への電源の供給を遮断し、排水完了の予定時刻になると前記バックアップ回路により、前記ラッチング型リレーを閉成して前記制御回路と負荷に電源を供給し、前記制御回路に、設定内容や進行工程等のデータや時刻データを記憶し、洗濯や濯ぎ工程を進行することを特徴とする。
【0018】
従って、洗濯工程中や濯ぎ工程中の排水時には、電源が切れるので、運転中の電力消費を少なくすることができる。
【0019】
請求項8の洗濯機は、請求項6および7記載の洗濯機において、モータに設けられたタコジェネレータの起電力を二次電池より成る電池電源に充電する充電手段を設けたことを特徴とする。
【0020】
従って、充電手段により、バックアップ回路の電源となる二次電池にモータに設けたタコジェネレータの起電力を充電するので、待機時にバックアップ回路で使用する電力を確保することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の請求項1から8に対応する実施形態を図1から図5に基づいて説明する。
【0022】
(実施形態1)
図1は本発明を全自動洗濯乾燥器に適用した実施形態1の電気回路図である。図1において、家庭用コンセントから供給される交流電源10には、切換接点を有する2巻線ラッチング型リレー1のコモン接点Cとリセット接点Rと押圧時のみ閉成状態になる電源スイッチ4と上記リレー1のセットコイル2とを前記の順番に直列に接続する。上記リレー1のセット接点Sは制御回路6と負荷7に電源を供給するように接続し、制御回路6からゲート信号が入力されるトライアック5と前記リレー1のリセットコイル3とを直列に交流電源10に接続し、上記リレー1のセット接点Sの電圧から電源スイッチ4の開閉を検出し、検出した信号を制御回路6に入力する電圧検出回路8を設ける。
【0023】
まず電源オフ時の待機状態は電源スイッチ4が開成状態であり、リレー1がリセットされており、セット接点Sが開成状態となって、負荷7と制御回路6への電源の供給は遮断されている。電源スイッチ4が押圧されるとリレー1のセットコイル2に通電され、リレー1がセットすることでリレー1のセット接点Sが開成状態から閉成状態に変わり、制御回路6と負荷7に電源が供給される。またリレー1は2巻線ラッチング型リレーであるので電源スイッチ4が押圧された後、開放されてリレー1のセットコイル2に流れる電流が停止しても上記接点の状態は保持される。
【0024】
上記の状態で再び電源スイッチ4が押圧されると、リレー1のセット接点Sの電圧が変化し、電源スイッチ4が押されたことを電圧検出回路が検出しこれを制御回路6に伝える。その結果、制御回路6は、動作中の負荷がある場合は、スイッチング素子9により負荷の動作を停止させる等の処理を行った後、また、動作中の負荷がない場合は直ちにトライアック5をオンさせる信号をトライアック5のゲートに印加し、リレー1のリセットコイル3に通電してリレー1をリセットする。そして、セット接点Sを閉成状態から開成状態に変化させ、制御回路6と負荷7に供給されていた電源を停止し、洗濯機を待機状態にする。またリレー1は2巻線ラッチング型リレーであるので制御回路6の電源が停止し、トライアック5のゲート信号が停止し、リレー1のリセットコイル3に流れる電流が停止しても上記接点の状態は保持される。
【0025】
次に洗濯工程が終了したときは、制御回路6からトライアック5をオンさせる信号がトライアック5のゲートに印加され、リレー1のリセットコイル3に通電される。従って、リレー1がリセットし、セット接点Sが閉成状態から開成状態に変化し、制御回路6と負荷7に供給されていた電源が遮断され、洗濯機が待機状態になる。またリレー1は2巻線ラッチング型リレーであるので制御回路6の電源が停止し、トライアック5のゲート信号が停止し、リレー1のリセットコイル3に流れる電流が停止しても上記接点の状態は保持される。
【0026】
また電源スイッチ4が押圧されて制御回路6と負荷7に電源が供給された後、洗濯、濯ぎ、脱水、乾燥の運転が開始されず、一定時間例えば5分間キー入力操作が行われない場合は、制御回路6内に設けたタイマー回路がこれを検出し、制御回路6からトライアック5をオンさせる信号がトライアック5のゲートに印加される。その結果、リレー1のリセットコイル3に通電されリレー1がリセットし、セット接点Sが閉成状態から開成状態に変化し、制御回路6と負荷7に供給されていた電源が遮断され、洗濯機が待機状態になる。
【0027】
またリレー1は2巻線ラッチング型リレーであるので制御回路6の電源が停止し、トライアック5のゲート信号が停止し、リレー1のリセットコイル3に流れる電流が停止しても上記接点の状態は保持される。
【0028】
(実施形態2)
図2は、本発明を全自動洗濯乾燥機に適用した実施形態2の電気回路図である。図2において、家庭用コンセントから供給される交流電源20には、切換接点を有する1巻線ラッチング型リレー11のコモン接点Cとリセット接点Rとダイオード22と押圧時のみ閉成状態になる電源スイッチ14と上記リレー11のコイル12とを前記の順番に直列に接続する。上記リレー11のコイル12には、並列にコンデンサ13を接続し、リレー11のセット接点Sは、制御回路16と負荷17に電源を供給するように接続する。
【0029】
電源スイッチ14とリレー11のコイル12との接続点から、リレー11のコモン接点C又はセット接点Sとの間に制御回路16からゲート信号が入力されるトライアック15と上記ダイオード21に対して逆方向に接続したダイオード22を直列に接続し、リレー11のセット接点Sの電圧から電源スイッチ14の開閉を検出し、検出した信号を制御回路16に入力する電圧検出回路18を設ける。
【0030】
まず電源オフ時の待機状態では、電源スイッチ14が開成状態であり、リレー11がリセットされておりセット接点Sが開成状態となって、負荷17と制御回路16への電源の供給は遮断されている。電源スイッチ14が押圧されると、リレー11のコイル12にセット電流が通電され、リレー11がセットされることでリレー11のセット接点Sが開成状態から閉成状態に変わり、制御回路16と負荷17に電源が供給される。またリレー11は1巻線ラッチング型リレーであるので、電源スイッチ14の押圧が解除された後、開成されて、リレー11のコイル12に流れるセット電流が停止しても上記接点の状態は保持される。
【0031】
再び電源スイッチ14が押圧されると、リレー11のセット接点Sの電圧が変化し、電源スイッチ14が押されたことを電圧検出回路18が検出し、これを制御回路16に伝える。その結果制御回路16は、動作中の負荷がある場合は、スイッチング素子9で、負荷17の動作を停止させる等の処理を行った後、また動作中の負荷がない場合は直ちに、制御回路16からトライアック15をオンさせる信号をトライアック15のゲートに印加し、リレー11のコイル12にリセット電流を通電して、リレー11をリセットする。
【0032】
そして、セット接点Sを閉成状態から開成状態に変化させ、制御回路16と負荷17への電源の供給を停止し、洗濯機を待機状態にする。また、リレー11は1巻線ラッチング型リレーであるので制御回路16の電源が遮断され、トライアック15のゲート信号が停止し、リレー11のコイル12に流れるリセット電流が停止しても上記接点の状態は保持される。
【0033】
次に洗濯機工程が終了した時は、制御回路16からトライアック15をオンさせる信号がトライアック15のゲートに印加され、リレー11のコイル12にリセット電流が通電される。従って、リレー11が動作し、セット接点Sが閉成状態から開成状態に変化し、制御回路16と負荷17への電源の供給を停止し、洗濯機を待機状態にする。また、リレー11は1巻線ラッチング型リレーであるので制御回路16への電源が停止し、トライアック15のゲート信号が停止し、リレー11のコイル12に流れるリセット電流が停止しても、上記接点の状態は保持される。
【0034】
(実施形態3)
図3は、発明を全自動洗濯乾燥機に適用した実施形態3の電気回路図である。図3において、家庭用コンセントから供給される交流電源32には、切換接点を有する2巻線ラッチング型リレー23のコモン接点Cとリセット接点Rと蓋の開閉時にパルス信号が発生するように設けられた蓋スイッチ26と上記リレー23のセットコイル24とを前記の順番に直列に接続する。
【0035】
上記リレー23のセット接点Sは制御回路28と負荷29に電源を供給するように接続し、制御回路28からゲート信号が入力されるトライアック27とリレー23のリセットコイル25とを交流電源32に直列接続し、リレー23のセット接点Sの電圧から蓋スイッチ26の開閉を検出し、検出した信号を制御回路28に入力する電圧検出回路30を設ける。
【0036】
まず、電源オフ時の待機状態では、蓋スイッチ26が開成状態であり、リレー23がリセットされており接点Sが開成状態となって、負荷29と制御回路28への電源の供給は遮断されている。蓋が開けられるか閉じられることで蓋スイッチ26よりパルス信号が発生する。このパルス信号は、リレー23のセットコイル24に通電され、リレー23がセットすることでリレー23のセット接点Sが開成状態から閉成状態に変わり、制御回路28と負荷29に電源が供給される。またリレー23は2巻線ラッチング型リレーであるので、リレー23のセットコイル24に流れる電流が停止しても上記接点の状態は保持される。
【0037】
再び蓋が開けられるか閉じられて蓋スイッチ26よりパルス信号が発生すると、リレー23のセット接点Sの電圧が変化し、蓋スイッチ26が押圧されたことを電圧検出回路30で検出して、この検出信号を制御回路28に供給する。その結果制御回路28はトライアック27のゲート端子に、蓋が閉じた場合はトライアック27をオフにする信号を与え、蓋が開いた場合はトライアック27をオンにする信号を与えてリレー23のリセットコイル25への通電を制御し、市販されている洗濯機で蓋が開けられた又は閉じられた場合に行われている動作と同じ動作を行う。
【0038】
次に洗濯工程が終了した時は、制御回路28からトライアック27をオンさせる信号がトライアック27のゲートに印加され、リレー23のリセットコイル25に通電される。従って、リレー23がリセットし、セット接点Sが閉成状態から開成状態に変化し、制御回路28と負荷29への電源の供給を停止し、洗濯機を待機状態にする。また、リレー23は2巻線ラッチング型リレーであるので制御回路28への電源が遮断され、トライアック27のゲート信号が停止し、リレー23のリセットコイル25に流れる電流が停止しても上記の接点の状態は保持される。
【0039】
図4は本発明を全自動洗濯乾燥機に適用した実施形態4の電気回路図である。図4において、家庭用コンセントから供給される交流電源42には、切換接点を有する2巻線ラッチング型リレー33のコモン接点Cとリセット接点Rと蓋の解放時に閉状態になるように設けられた蓋スイッチ36と切換接点を有するシングルティブル型リレー44のコモン接点CCとノーマルクローズ接点NCとリレー33のセットコイル34とを前記の順番に直列に接続し、リレー33のセット接点Sは、制御回路38と負荷39に電源を供給するように接続し、制御回路38からゲート信号が入力されるトライアック37とリレー33のリセットコイル35とを上記リレー33のセット接点33を介して交流電源42に直列に接続し、制御回路38からゲート信号が入力されるトライアック43と上記リレー44のコイルとを直列に交流電源42に接続する。
【0040】
また、上記トライアック43とリレー44との接続点は、リレー44のノーマルオープン接点NOに接続し、上記リレー33のセット接点Sの電圧から蓋スイッチ36の開閉を検出し、検出した信号を制御回路38に入力する電圧検出回路40を設ける。
【0041】
まず電源オフ時の待機状態では、蓋が閉じられている場合は、蓋スイッチ36が開成状態であり、リレー33がリセットされているのでセット接点Sが開成状態となって、負荷39と制御回路38への電源の供給は遮断されている。この状態では、制御回路38からトライアック43へのゲート入力がないので、リレー44のコイルには通電されず、リレー44のノーマルクローズ接点NCは閉成状態である。
【0042】
蓋が開けられている場合は、蓋スイッチ36が閉成状態であり、リレー33のセットコイル34に通電されるので、上記リレー33のセット接点Sが閉成し、電圧検出回路40がこれを検出して、制御回路38によりトライアック43を導通させる。その結果リレー44のコイルに通電され、ノーマルクローズ接点NCは開成状態になり、リレー33がリセットされておりセット接点が開成状態になっている。一度蓋が閉じられることで前記の蓋が閉じられている場合の待機状態と同じになる。
【0043】
次に蓋が開けられることで蓋スイッチ36が閉成状態になるとリレー33のセットコイル34に通電され、リレー33がセットすることでリレー33のセット接点が開成状態から閉成状態に変わり、制御回路38と負荷39に電源が供給される。また、リレー33は2巻線ラッチング型リレーであるのでリレー33のセットコイル34に流れる電流が停止しても上記接点の状態は保持される。
【0044】
その後、蓋が閉じられるか又は開けられた場合、蓋スイッチ36が開成又は閉成状態になると、リレー33のセット接点Sの電圧が変化し、電圧検出回路40により制御回路38が蓋スイッチ36の開成又は閉成されたことを検知し、市販されている洗濯機で蓋が開けられた又は閉じられた場合に行われている動作と同じ動作を行う。
【0045】
次に、洗濯工程が終了すると、制御回路38からトライアック43をオンさせる信号がトライアック43のゲートに印加され、リレー44のコイルに通電し、リレー44を駆動してノーマルクローズ接点NCを閉成状態から開成状態に変化させる。また、制御回路38からトライアック37をオンさせる信号がトライアック37のゲートに印加され、リレー33のリセットコイル35に通電し、セット接点Sを閉成状態から開成状態に変化させる。そして制御回路38と負荷39に供給されていた電源を遮断し、洗濯機を待機状態にする。
【0046】
また、蓋が閉じられている場合は、前記のリレー33がリセットして、制御回路38と負荷39への電源の供給を遮断し、リレー44のコイルへの通電が停止するのでノーマルクローズ接点NCは開成状態から閉成状態に変化する。またリレー33は2巻線ラッチング型リレーであるので制御回路38の電源が停止し、トライアック37のゲート信号が停止し、リレー33のリセットコイル35に流れる電流が停止しても上記接点の状態は保持される。
【0047】
(実施形態5)
図5は、本発明を全自動洗濯乾燥機に適用した場合の、実施形態5の電気回路図であり、図3に対応する部分には同一符号を付し、説明を省略する。図5において、47は太陽電池45と二次電池46によって動作するバックアップ回路であり、制御回路28の時計機能や設定内容のバックアップを行う。また、本実施形態5においては、バックアップ回路47の信号で制御される上記リレー23により、制御回路28及び負荷29への電源供給の開始を制御する電源供給開始制御回路と洗濯機のモーターに設けられたタコジェネレータ48の起電力を二次電池46に充電する充電回路を設ける。
【0048】
従って、洗濯工程中や濯ぎ工程中に排水が開始されると、設定内容や進行工程等のデータや時刻データや排水完了時刻データをバックアップ回路47に記憶させ、制御回路28と負荷29に電源を供給している2巻線ラッチング型リレー23をオフにして電源供給を停止させる。また、上記バックアップ回路47は、排水完了の予定時刻になると制御回路28と負荷29に電源を供給している2巻線ラッチング型リレー23をオンにして制御回路28と負荷29に電源を供給し、制御回路28に設定内容や進行工程等のデータや時刻データを伝達し、洗濯や濯ぎの工程を進行させる。
【0049】
【発明の効果】
以上の説明から明かなとおり、本発明は、請求項1によると、安価なスイッチと2巻線ラッチング型リレーを用いて、待機時の電力消費を無くすことができ、請求項2によると、安価なスイッチと1巻線ラッチング型リレーを用いて、待機時の電力消費を無くすことができる。
【0050】
また請求項3によると、2巻線ラッチング型リレーを用いて、待機時の電力消費を無くすことができると共に電源スイッチを無くすことができ、請求項4によると、安価なスイッチと2巻線ラッチング型リレーを用いて、待機時の電力消費を無くすことができ、同時に電源スイッチを無くすことができる。
【0051】
更にまた、請求項5によれば操作途中で放置された場合の消費電力を無くすことができ、請求項6によれば予約タイマー機能や時刻表示機能を持った洗濯機において、制御回路や負荷の電源供給を停止しても、電池を電源とするバックアップ回路でタイマー機能や時刻カウント機能を実現することができる。
【0052】
また、請求項7によれば、洗濯工程中や濯ぎ工程中の排水時に電源を切ることで、運転中の電力消費を少なくすることができ、請求項8によれば、洗濯機のトータル消費電力を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の全自動洗濯乾燥機の回路ブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施形態の全自動洗濯乾燥機の回路ブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施形態の全自動洗濯乾燥機の回路ブロック図である。
【図4】本発明の第4の実施形態の全自動洗濯乾燥機の回路ブロック図である。
【図5】本発明の第5の実施形態の全自動洗濯乾燥機の回路ブロック図である。
【符号の説明】
1、23、33 2巻線ラッチング型リレー
2、24、34 2巻線ラッチング型リレーのセットコイル
3、25、35 2巻線ラッチング型リレーのリセットコイル
4、14 電源スイッチ
5、15、27、43 トライアック
6、16、28、38 制御回路
7、17、29、39 負荷
8、18、30、40 電圧検出回路
10、20、32、42 交流電源
11 1巻線ラッチング型リレー
13 コンデンサ
21、22 ダイオード
26、36 蓋スイッチ
44 シングルスティブル型リレー
45 太陽電池
46 二次電池
47 バックアップ回路
48 タコジェネレータ

Claims (8)

  1. コンセントから供給される交流電源に、2巻線ラッチング型リレーのリセット接点を介して押圧時のみ閉成状態になる電源スイッチと前記リレーのセットコイルとを直列に接続するとともに、上記交流電源に前記リレーのセット接点を介して制御回路と負荷を並列に接続し、前記制御回路からの信号によって開閉するスイッチング手段と前記リレーのリセットコイルとを前記交流電源に直列に設け、前記リレーセット接点における前記電源スイッチの開閉に応じた電圧を検出し、検出した電圧を前記制御回路に供給する電圧検出手段を設けたことを特徴とする洗濯機。
  2. コンセントから供給される交流電源に、1巻線ラッチング型リレーのリセット接点を介して一方向に電流を流す第1の整流手段と押圧時のみ閉成状態になる電源スイッチと前記リレーのコイルとを直列に接続し、前記リレーのコイルと並列にコンデンサを設け、前記交流電源に前記リレーのセット接点を介して、制御回路と負荷を並列に接続し、前記電源スイッチと前記リレーのコイルとの接続点と前記リレーのコモン接点との間に前記制御回路からの信号によって開閉するスイッチング手段と一方向に電流を流す第2の整流手段を設け、上記第1と第2の整流手段を逆方向に接続し、前記リレーセット接点における前記電源スイッチの開閉に応じた電圧を検出し、検出した電圧を前記制御回路に供給する電圧検出手段を設けたことを特徴とする洗濯機。
  3. コンセントから供給される交流電源に、2巻線ラッチング型リレーのリセット接点を介して、蓋の開閉時にパルス信号が発生するように設けられた蓋スイッチと前記リレーのセットコイルとを直列に接続するとともに、前記交流電源に前記リレーのセット接点を介して制御回路と負荷を並列に接続し、前記制御回路からの信号によって開閉するスイッチング手段と前記リレーのリセットコイルとを前記リレーのセット接点側で前記交流電源に直列に設け、前記リレーセット接点における前記蓋スイッチの開閉に応じた電圧を検出し、検出した電圧を前記制御回路に供給する電圧検出手段を設けたことを特徴とする洗濯機。
  4. コンセントから供給される交流電源に、2巻線ラッチング型リレーのリセット接点を介して蓋の開放時に閉成状態になる蓋スイッチとシングルスティブル型リレーのノーマルクローズ接点と前記2巻線ラッチング型リレーのセットコイルとを直列に接続するとともに前記交流電源に、前記2巻線ラッチング型リレーのセット接点を介して制御回路と負荷を並列に接続し、前記制御回路からの信号によって開閉する第1のスイッチング手段と前記2巻線ラッチング型リレーのリセットコイルとを前記2巻線ラッチング型リレーのセット接点側で前記交流電源に直列に設け、前記2巻線ラッチング型リレーのセット接点における前記蓋スイッチの開閉に応じた電圧を検出し、検出した電圧を前記制御回路に供給する電圧検出手段と、前記制御回路からの信号によって開閉する第2のスイッチング手段と、前記シングルスティブル型リレーのコイルの直列回路を前記交流電源に直列に接続したことを特徴とする洗濯機。
  5. 運転が開始されずに一定時間運転の入力操作が行われないとき、制御回路と負荷に電源を供給しているラッチング型リレーを動作させ、制御回路と負荷への電源供給を停止させるタイマー手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至4記載の洗濯機。
  6. 電池によって動作し、制御回路の時計機能や設定内容のバックアップを行うバックアップ回路を設け、該バックアップ回路の出力で制御回路と負荷への電源供給を行うラッチング型リレーを制御するようにしたことを特徴とする請求項1乃至5記載の洗濯機。
  7. 洗濯工程中や濯ぎ工程中で排水が開始されると、設定内容や進行工程等のデータや時刻データや排水完了時刻データをバックアップ回路に記憶させ、2巻線ラッチング型リレーを閉成して制御回路と負荷への電源の供給を遮断し、排水完了の予定時刻になると前記バックアップ回路により2巻線ラッチング型リレーを閉成して前記制御回路と負荷に電源を供給し、前記制御回路に設定内容や進行工程等のデータや時刻データを記憶し、洗濯や濯ぎの工程を進行することを特徴とする請求項6記載の洗濯機。
  8. モーターに設けられたタコジェネレータの起電力を二次電池より成る電池電源に充電する手段を設けたことを特徴とする請求項6および7記載の洗濯機。
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