JP2000207969A - スイッチ付きリモコンホルダ―およびリモコンホルダ―ケ―ス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】家電製品の主電源をスイッチを押したり、電源
プラグを抜き差しすることなく入・切させ、使用しない
時は主電源を遮断し省エネに貢献する装置を提供する。 【解決手段】リモコンホルダー（リモコンホルダーケー
ス）にスイッチ２，３を内蔵し、家電製品のリモコンの
抜き差し、または、ケースの開閉によって、電源や主電
源を入・切させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明はテレビやエアコン
などのリモコン付き家電製品の電源を入・切できるリモ
コンホルダーおよびリモコンホルダーケースに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の家電製品の主電源を入・切するに
は、主電源のスイッチを押す、または、電源プラグを抜
き差しする必要があった。また、電源を入・切するにも
リモコンの電源ボタンを押す必要があった。その他、特
許出願中の家電製品用自動電源遮断装置（出願番号 特
願平１０−２９２７４９）においても、電源を入れるに
は、押しボタンスイッチを押さなければならなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】以上の従来技術によれ
ば、家電製品の電源を入・切するには、手間がかかり、
主電源は切られずに放置されることが多く、待機電力も
使用され、省エネや安全性に問題があった。

【０００４】そこで、この発明は、家電製品の主電源ス
イッチを押したり、電源プラグを抜き差しすることな
く、主電源が入・切できることを課題とした。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め家電製品にリモコンホルダー（リモコンが単に収納で
きるもの）を設け、リモコンの取り出しによって主電源
や電源が入・切できるようにした。また、リモコンホル
ダーケース（リモコンホルダー自体が家電製品に収納で
きるもの。または、リモコンホルダーに蓋や扉がついて
いるもの）の開閉によって主電源や電源が入・切できる
ようにした。

【０００６】

【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図に基
づいて詳細に説明する。なお、実施例であり、請求項
１、２の発明が限定されるものではない。

【０００７】図１は、この発明のスイッチ付きリモコン
ホルダーを家電製品用自動電源遮断装置を応用し、家電
製品に組み込んだ時の電気回路概略図である。まず電源
プラグ１は、家庭用コンセントに差し込まれているもの
とする。

【０００８】リモコンをリモコンホルダーより取り出す
と、リミットスイッチ３が反応しリレーコイル４に電気
が流れ、接点５が閉じ、自己保持し、家電製品に電気が
供給され主電源が入るともに、マイコン８にも電気が供
給される。

【０００９】マイコン８に内蔵されたタイマー回路によ
り、設定時間後、家電製品にリモコンの電源を押したと
きと同じような信号Ａ（電源ＯＮ）を送り、家電製品の
電源も入る。

【００１０】家電製品の使用をやめ、リモコンの電源を
押し切にすると、待機電力使用状態になり、変流器６に
発生する電圧が下がり、微少電流検出回路７により検知
され、マイコン８のタイマー回路が働き、設定時間後、
リレーコイル９に電気が流される。そして、接点１０が
開き自己保持は解除され、主電源は遮断される。

【００１１】また、家電製品の電源をリモコンで切らず
にリモコンホルダーに戻した場合、リミットスイッチ２
により検知され、家電製品へリモコンの電源を押して切
と同じ信号Ｂ（電源ＯＦＦ）を送り、電源を切り、マイ
コン８のタイマー回路が働き、結果的に主電源は遮断さ
れる。なお、この機能は、選択することができる。

【００１２】上記の実施例では、リモコンホルダーであ
るがリモコンホルダーケースの場合は、ケースを開いた
ときに、主電源が入り、つづいて電源も入る。ケースが
閉じられると、電源が切れ、つづいて、主電源も切れる
が、この機能は、選択できるようになっている。リモコ
ンホルダーとほぼ同様の回路である。

【００１３】図２はリミットスイッチ３の機構図の一例
をあげる。常時、接点が閉じていてはいけないので、リ
モコンを取り出した瞬間だけ反応するようになってい
る。リモコンの重量を受けていた受動体２１は、リモコ
ンが取り出されると、バネ２３の力によってガイド板２
２にそって上昇する。操作体２６は、ピン２７が溝２４
にそって、Ｄの方向へ動き、アクチュエータ２５を押さ
え、リミットスイッチ３が働く。リモコンを受動体２１
に戻したときは、操作体２６は、Ｃの方向へ動き、アク
チュエータ２５を押さえずに、下がる。

【００１４】図３はリモコンホルダーの概略図である。
リモコンを取り出すことにより、リミットスイッチ２ま
たは、３が働く。この場合、リミットスイッチを２個使
用しているが、１個でも良いし、数個でも良い。

【００１５】実施例では、スイッチにリミットスイッチ
を使用しているが、他にマイクロスイッチ、リードスイ
ッチ、近接スイッチ、光電スイッチなどで検知する方法
が考えられる。

【００１６】図４は、実際にエアコンに組み込んだ時の
使用例である。電源プラグ４２は、家庭用コンセントに
差し込んであるものとする。エアコン室内機４１とリモ
コンホルダー４３は、コード４４によってつながれてい
るが、リモコン４５は、赤外線リモコンなどのコードレ
スである。使用方法は、リモコンを取り出すことによ
り、自動的に主電源が入り、数秒後、電源が入る。あと
は、リモコンで温度設定などを行う。電源を切るとき
は、リモコンの電源ボタンを押すか、リモコンを電源ホ
ルダーに戻すかによって、電源、主電源の順に切れる。
また、タイマーＯＮなどの設定がされている時は、主電
源が切られないよう工夫もされている。電源の入・切も
主電源から電源、電源から主電源の順になっているの
で、突入電流などでエアコンにあたえるダメージもな
い。

【００１７】

【発明の効果】この発明のスイッチ付きリモコンホルダ
ーによれば、家電製品の主電源がリモコンを抜き差しす
るだけで入・切することができるので、待機電力も使わ
れることが少なく、省エネ効果もあり、リモコンの電源
ボタンも押さなくても電源が入る。スイッチ付きリモコ
ンホルダーケースの場合も、ケースの開閉により、簡単
に主電源や電源を入・切でき、便利で安全である。しか
も、リモコンも片付き、紛失させることも少なくデザイ
ン的にも良い。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明のスイッチ付きリモコンホルダーおよ
びリモコンホルダーケースを家電製品に組み込んだ時の
電気回路概略図である。

【図２】リミットスイッチ３の機構図の一例である。

【図３】スイッチ付きリモコンホルダーの概略図であ
る。

【図４】エアコンでの使用例である。

【符号の説明】

１ 電源プラグ ２ リミットスイッチ ３
リミットスイッチ ４ リレーコイルＸＡ ５ リレー接点ＸＡ ６
変流器 ７ 微少電流検出回路 ８ マイコン ９
リレーコイルＸＢ １０ リレー接点ＸＢ ２１ 受動体 ２２ ガイド板 ２
３ バネ ２４ 溝 ２５ アクチュエータ ２
６ 操作体（クランク） ２７ ピン ３１ リモコンホルダー ３２ リモコン ４１ エアコン室内機 ４２ 電源プラグ ４
３ リモコンホルダー ４４ コード ４５ リモコン

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 リモコンホルダーにリモコンの有無を検
   知するスイッチを内蔵し、そのスイッチにより結果的に
   家電製品の電源や主電源を入・切できることを特徴とす
   るリモコンホルダー。
2. 【請求項２】 リモコンホルダーケースの開閉を検知す
   るスイッチを内蔵し、そのスイッチにより結果的に家電
   製品の電源や主電源を入・切できることを特徴とするリ
   モコンホルダーケース。