JP2012026651A - 空気調和機及びリモコン装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】室外機、室内機及びリモコン装置によって構成される空気調和機の待機電力をさらに低減する。
【解決手段】室外機1、室内機2及びリモコン装置3によって構成される空気調和機において、リモコン装置3の空調運転開始操作等によって閉じるスイッチ33を当該リモコン装置3内に設ける。そして、室内機2の電源回路20へ給電するための電路L1を、室内機2からリモコン装置3に引き込み、かつ、当該スイッチ33を介して室内機2に戻り、当該電源回路20に至るように構成した起動用迂回電路Lbを備えた空気調和機とする。リモコン装置3のスイッチ33が開いているときは、室内機2の電源回路20に給電されないので、室内機2は電力消費の無い空調運転停止状態となる。
【選択図】図1
【解決手段】室外機1、室内機2及びリモコン装置3によって構成される空気調和機において、リモコン装置3の空調運転開始操作等によって閉じるスイッチ33を当該リモコン装置3内に設ける。そして、室内機2の電源回路20へ給電するための電路L1を、室内機2からリモコン装置3に引き込み、かつ、当該スイッチ33を介して室内機2に戻り、当該電源回路20に至るように構成した起動用迂回電路Lbを備えた空気調和機とする。リモコン装置3のスイッチ33が開いているときは、室内機2の電源回路20に給電されないので、室内機2は電力消費の無い空調運転停止状態となる。
【選択図】図1
Description
本発明は、室外機、室内機、及び、遠隔操作用のリモコン装置によって構成される空気調和機に関する。
近年、省エネルギーの要請から、空気調和機においても待機電力の低減が課題となっている。そのため、空調運転停止中は、室外機への給電を遮断し、室内機のみを待機状態とする制御技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。室内機は、リモコン装置からの運転指令をいつでも受け付けることができるように、電源回路や制御回路において一定の小電力を消費しながら、待機している。
上記のような従来の空気調和機において、室外機については、給電の遮断により待機電力を節約することができる。しかしながら、室内機については依然として待機電力が消費される。
かかる従来の問題点に鑑み、本発明は、室外機、室内機及びリモコン装置によって構成される空気調和機の待機電力をさらに低減することを目的とする。
かかる従来の問題点に鑑み、本発明は、室外機、室内機及びリモコン装置によって構成される空気調和機の待機電力をさらに低減することを目的とする。
(1)本発明の空気調和機は、室外機と、前記室外機と共通の電源ラインが引き込まれ、前記室外機の電源回路への給電を遮断する機能を有する室内機と、前記室内機と通信可能であり、リモコン操作と連動して閉路可能なスイッチを有するリモコン装置と、前記室内機の電源回路へ給電するための電路を、前記室内機から前記リモコン装置に引き込み、かつ、前記スイッチを介して前記室内機に戻り、当該電源回路に至るように構成した起動用迂回電路とを備えている。
上記のように構成された空気調和機では、リモコン装置のスイッチが閉じているときは、室内機の電源回路に給電され、これにより室外機にも給電される。逆に、リモコン装置のスイッチが開いているときは、室内機の電源回路に給電されない。これにより、室内機は電力消費の無い空調運転停止状態となり、また、室外機も同様に、室内機の機能により電源回路への給電を遮断して電力消費の無い空調運転停止状態とすることができる。従って、室外機及び室内機は共に待機電力を一切消費せず、唯一リモコン装置のみが、リモコン操作を受け付けるための微小な待機電力を消費している状態となる。
(2)また、上記空気調和機において、スイッチは、空調運転開始操作を含む運転操作によって閉じるものであってもよい。
この場合、例えばリモコン装置の空調運転開始操作によってスイッチが閉じると、室内機が起動可能となり、かつ、空調運転が開始される。すなわち、空調運転開始操作という1つの操作で室内機への給電開始と空調運転開始とが行われるので、予め給電開始して待機する必要が無く、室内機における待機電力の無駄が無い。但し、空調運転開始操作以外の運転操作によってスイッチを閉じるようにしてもよい。例えば、冷房/暖房/除湿等の運転切替操作を、空調運転開始操作より先に行った場合にもスイッチが閉じて室内機の電源回路に給電されるようにすれば、室内機は、空調運転開始操作前であっても、当該運転切替操作を受け付けることができる。
この場合、例えばリモコン装置の空調運転開始操作によってスイッチが閉じると、室内機が起動可能となり、かつ、空調運転が開始される。すなわち、空調運転開始操作という1つの操作で室内機への給電開始と空調運転開始とが行われるので、予め給電開始して待機する必要が無く、室内機における待機電力の無駄が無い。但し、空調運転開始操作以外の運転操作によってスイッチを閉じるようにしてもよい。例えば、冷房/暖房/除湿等の運転切替操作を、空調運転開始操作より先に行った場合にもスイッチが閉じて室内機の電源回路に給電されるようにすれば、室内機は、空調運転開始操作前であっても、当該運転切替操作を受け付けることができる。
(3)また、上記(1)の空気調和機において、室内機は、自己の電源回路にスイッチを介して給電が行われることによって、当該室内機の内部で別系統の給電を実現する制御回路を備えており、リモコン装置は、スイッチを閉じてから所定時間が経過すると、スイッチを開くようにしてもよい。
この場合、リモコン装置がスイッチを閉じているのは所定時間だけであり、所定時間経過後はスイッチが開いている。すなわち、スイッチに室内機の消費電流が流れるのは所定時間内であるので、当該消費電流が長時間流れ続けることによって起動用迂回電路における電力損失やリモコン装置における発熱が多くなる、という不都合は回避される。
この場合、リモコン装置がスイッチを閉じているのは所定時間だけであり、所定時間経過後はスイッチが開いている。すなわち、スイッチに室内機の消費電流が流れるのは所定時間内であるので、当該消費電流が長時間流れ続けることによって起動用迂回電路における電力損失やリモコン装置における発熱が多くなる、という不都合は回避される。
(4)また、上記(1)〜(3)のいずれかの空気調和機において、リモコン装置は、据付場所に固定されるホルダと、当該ホルダに着脱可能なリモコン本体とによって構成され、リモコン本体がホルダに装着された状態では開き、かつ、リモコン本体をホルダから取り外すことによりスイッチを短絡する接点が、リモコン装置に設けられている構造であってもよい。
この場合、接点は、リモコン本体がホルダに装着された状態では開いているので、電気的には意味を成さず、スイッチの開閉状態をそのまま生かす形となる。すなわち、スイッチが開いていると、室内機及び室外機の電力消費は無しの状態となる。一方、リモコン本体がホルダから取り外された状態では、閉じた接点を介して室内機の電源回路に給電される。従って、リモコン本体がホルダから取り外された状態からでも、リモコン操作により、室内機(及び室外機)を起動させることができる。但し、この場合は、室内機が一定の待機電力を消費する。
この場合、接点は、リモコン本体がホルダに装着された状態では開いているので、電気的には意味を成さず、スイッチの開閉状態をそのまま生かす形となる。すなわち、スイッチが開いていると、室内機及び室外機の電力消費は無しの状態となる。一方、リモコン本体がホルダから取り外された状態では、閉じた接点を介して室内機の電源回路に給電される。従って、リモコン本体がホルダから取り外された状態からでも、リモコン操作により、室内機(及び室外機)を起動させることができる。但し、この場合は、室内機が一定の待機電力を消費する。
(5)また、上記(4)の空気調和機において、スイッチは、起動用迂回電路に介挿されるものであって、リモコン本体に設けられているものであってもよい。
この場合、スイッチがリモコン本体内にあるので、リモコン本体内の制御回路によって容易に開閉制御を行うことができ、そのための回路構成も簡素である。
この場合、スイッチがリモコン本体内にあるので、リモコン本体内の制御回路によって容易に開閉制御を行うことができ、そのための回路構成も簡素である。
(6)また、上記(4)の空気調和機において、スイッチは、リモコン本体に設けられた補助スイッチと、ホルダに設けられ起動用迂回電路に介挿される主スイッチとによって構成され、リモコン本体がホルダに装着された状態で、補助スイッチが閉じることにより、主スイッチが閉じるようにしてもよい。
この場合、ホルダ側の主スイッチと、リモコン本体側の補助スイッチとの間で、電圧の絶縁が可能となる利点がある。すなわち、主スイッチは商用交流の電源電圧が印加されるので、感電防止のため容易に触れ得ないように隠蔽する必要があるが、ホルダ内に設けることにより、隠蔽を容易に実現することができる。一方、補助スイッチは、低電圧仕様とすることができるので、より安全である。また、補助スイッチは、低電圧・低電流の定格で足りるので、コンパクトであり、限られた筐体寸法のリモコン本体への収容が容易である。
この場合、ホルダ側の主スイッチと、リモコン本体側の補助スイッチとの間で、電圧の絶縁が可能となる利点がある。すなわち、主スイッチは商用交流の電源電圧が印加されるので、感電防止のため容易に触れ得ないように隠蔽する必要があるが、ホルダ内に設けることにより、隠蔽を容易に実現することができる。一方、補助スイッチは、低電圧仕様とすることができるので、より安全である。また、補助スイッチは、低電圧・低電流の定格で足りるので、コンパクトであり、限られた筐体寸法のリモコン本体への収容が容易である。
(7)一方、本発明は、室外機と室内機とを含む空気調和機における、当該室内機との通信用のリモコン装置であって、リモコン操作と連動して開閉可能なスイッチを有し、前記スイッチと、前記室内機の電源回路へ給電するための電路から前記スイッチの一端に至る電路と、前記スイッチの他端から前記室内機の電源回路に至る電路とによって、前記室内機の起動用迂回電路を構成するものである。
上記のように構成されたリモコン装置では、リモコン装置のスイッチが閉じているときは、室内機の電源回路に給電され、これにより室外機にも給電可能となる。逆に、リモコン装置のスイッチが開いているときは、室内機の電源回路に給電されない。これにより、室内機は電力消費の無い空調運転停止状態となる。従って、室内機からの遮断により、室外機も同様に電力消費の無い空調運転停止状態とすれば、室外機及び室内機は共に待機電力を一切消費せず、唯一リモコン装置のみが、リモコン操作を受け付けるための微小な待機電力を消費している状態となる。
(8)また、上記(7)のリモコン装置においては、室内機と無線通信するための通信部を備えていることが好ましい。
このようなリモコン装置を、既設の有線通信によるリモコン装置に代えて使用することにより、不要になった有線通信用のケーブルを起動用迂回電路に転用することができる(但し、起動用迂回電路としての電圧・電流に、ケーブルが耐え得ることを条件とする。)。従って、リモコン装置と室内機との間に新たにケーブルを設置しなくても、既存のケーブルを利用して容易に、室内機の待機電力を無くす空気調和機に取り替えることができる。
このようなリモコン装置を、既設の有線通信によるリモコン装置に代えて使用することにより、不要になった有線通信用のケーブルを起動用迂回電路に転用することができる(但し、起動用迂回電路としての電圧・電流に、ケーブルが耐え得ることを条件とする。)。従って、リモコン装置と室内機との間に新たにケーブルを設置しなくても、既存のケーブルを利用して容易に、室内機の待機電力を無くす空気調和機に取り替えることができる。
本発明の空気調和機及びリモコン装置によれば、空気調和機全体としての待機電力をさらに低減して、極めて小さな電力に抑制することができる。
《第1実施形態》
図1は、本発明の第1実施形態に係る空気調和機(室外機1、室内機2、リモコン装置3)の、主として電源接続に関する接続図である。図において、室外機1は、商用電源Psから交流電圧(例えば200V)を受電する。この交流電圧は、電源ラインL1,L2間に印加されている。室外機1は、この交流電圧からマイクロコンピュータ等の電子デバイスに必要な電圧を作り出す電源回路10と、マイクロコンピュータを含む制御回路11と、室内機2と通信を行うための通信回路12とを備えている。
図1は、本発明の第1実施形態に係る空気調和機(室外機1、室内機2、リモコン装置3)の、主として電源接続に関する接続図である。図において、室外機1は、商用電源Psから交流電圧(例えば200V)を受電する。この交流電圧は、電源ラインL1,L2間に印加されている。室外機1は、この交流電圧からマイクロコンピュータ等の電子デバイスに必要な電圧を作り出す電源回路10と、マイクロコンピュータを含む制御回路11と、室内機2と通信を行うための通信回路12とを備えている。
リレー接点14,15,16(コイルは図示省略)は、制御回路11によって開閉制御される。電源回路10には、突入電流を抑制するための抵抗17が接続されている。また、室外機1は、室内機2との接続用の端子台1tを備えている。室外機1内の上記各部は、図示のように接続されている。
なお、制御回路11と通信回路12とは、相互に信号の受け渡しを行うことができる。また、制御回路11は、図示しない圧縮機やファン等の、室外機1の運転制御を行う。
なお、制御回路11と通信回路12とは、相互に信号の受け渡しを行うことができる。また、制御回路11は、図示しない圧縮機やファン等の、室外機1の運転制御を行う。
次に、室内機2は、自己の端子台2t2と室外機1の端子台1tとの間を、2本の電源ラインL1,L2及び通信線Lsを含むケーブルC1で接続することにより、室外機1と接続されている。すなわち、室内機2には、室外機1と共通の電源ラインL1,L2が引き込まれている。室内機2は、交流電圧からマイクロコンピュータ等の電子デバイスに必要な電圧を作り出す電源回路20と、マイクロコンピュータを含む制御回路21と、室外機1と通信を行うための通信回路22と、リモコン装置3と無線通信を行うための通信部23及びアンテナ23aとを備えている。
リレー接点24,25,26(コイルは図示省略)は、制御回路21によって開閉制御される。電源回路20には、突入電流を抑制するための抵抗29が接続されている。また、室内機2は、リモコン装置3との接続用の端子台2t1を備えている。室内機2内の上記各部は、図示のように接続されている。
なお、制御回路21と、通信回路22及び通信部23とは、相互に信号の受け渡しを行うことができる。また、制御回路21は、室内機2の運転制御を行う。
なお、制御回路21と、通信回路22及び通信部23とは、相互に信号の受け渡しを行うことができる。また、制御回路21は、室内機2の運転制御を行う。
一方、リモコン装置3は、バッテリ(図示せず。)に基づく電源電路30に接続された制御回路31並びに通信部32及びアンテナ32aを備えている。スイッチ33は、例えばリレー接点(コイルは図示省略)であり、制御回路31によって開閉制御される。なお、スイッチ33がリレー接点によって構成されるのは単に一例に過ぎず、他にも、例えば半導体スイッチング素子を用いたスイッチであってもよい(後述の他の実施形態でも同様である。)。
リモコン装置3は、室内機2との接続用の端子部3tを備えている。この端子部3tと、室内機2の端子台2t1との間をケーブルC2で接続することにより、室内機2の電源回路20へ給電するための電路すなわち電源ラインL1を、室内機2の端子台2t1からリモコン装置3に引き込み、かつ、スイッチ33を介して室内機2に戻り、電源回路20に至る、起動用迂回電路Lbが構成される。すなわち、この起動用迂回電路Lbは、室内機2の端子台2t1上の2端子を短絡せずに、外部へ引き出してリモコン装置3のスイッチ33を経由させたものである。また、この起動用迂回電路Lbは、ケーブルC2も含めて、リモコン装置3の一部或いは付属物と考えることもできる。
次に、上記のように構成された空気調和機の起動/停止に関しての、電源供給の動作について説明する。
空調運転停止時は、スイッチ33や各リレー接点14〜16,24〜26の開閉状態が、図示のとおりの状態にある。すなわち、スイッチ33は開いており、起動用迂回電路Lbを介して室内機2の電源回路20に商用電源Psの交流電圧を供給することはできない。また、リレー接点24が開いており、電源ラインL1から直接、電源回路20に電圧を供給することもできない。通信回路22も同様に、電源ラインL1から遮断されている。室外機1においては、リレー接点14及び15が開いていることにより、電源回路10及び通信回路12は共に、電源ラインL1から遮断されている。
空調運転停止時は、スイッチ33や各リレー接点14〜16,24〜26の開閉状態が、図示のとおりの状態にある。すなわち、スイッチ33は開いており、起動用迂回電路Lbを介して室内機2の電源回路20に商用電源Psの交流電圧を供給することはできない。また、リレー接点24が開いており、電源ラインL1から直接、電源回路20に電圧を供給することもできない。通信回路22も同様に、電源ラインL1から遮断されている。室外機1においては、リレー接点14及び15が開いていることにより、電源回路10及び通信回路12は共に、電源ラインL1から遮断されている。
従って、室外機1及び室内機2は共に、電力を全く消費しない状態で、空調運転を停止している。すなわち、室外機1及び室内機2の待機電力は0である。一方、リモコン装置3は、内蔵するバッテリにより、制御回路31や通信部32が指令を待つ待機状態にある。従って、バッテリは電力を消費しているが、その程度は極めて微小である。このようにして、空調運転停止状態にある空気調和機においては、商用電源の電力消費は「無し」であり、リモコン装置3のバッテリが極めて微小な待機電力を消費している状態である。例えば、室内機2の電源回路20が待機電力を消費すると、リモコン装置3のバッテリの待機電力と合わせて、空気調和機全体として2W程度の待機電力となるが、上記のように室内機2の待機電力を0とすることで、空気調和機全体としての待機電力は、約0.4W程度と、大幅に低減される。
次に、図1の状態からリモコン装置3がオン操作(空調運転開始操作)されると、制御回路31はスイッチ33を閉じる。これにより、室内機2内の電源ラインL1から起動用迂回電路Lbを介して電源回路20につながる電路が形成され、電源回路20には交流電圧が印加される。なお、このとき、抵抗29が電源回路20への突入電流を抑制する。電源回路20に交流電圧が印加されると、電源回路20から制御回路21に所定の電圧(例えばDC5V)が供給され、制御回路21が起動する。起動した制御回路21は、まず、リレー接点24を閉じる。
リレー接点24が閉じることにより、電源ラインL1から直接、電源回路20に電圧を供給する回路が形成され、起動用迂回電路Lbとは別系統の給電が実現される。ここで、電源回路20は既に起動しているので、大電流が突入することはない。また、リレー接点24の閉路によりその両端の電位差がほぼ0となるので、抵抗29が直列に入っている起動用迂回電路Lbにはほとんど電流が流れなくなる。リモコン装置3の制御回路31は、その後、スイッチ33を開く。スイッチ33を閉じている時間は、スイッチ33を閉じてからリレー接点24が閉じるまでに要する時間よりも長く設定される。
このような制御により、スイッチ33が閉じることにより形成される起動用迂回電路Lbに電流が流れる時間は、ごく短時間になる。言い換えれば、スイッチ33に室内機2の消費電流が長時間流れ続けることはない。従って、起動用迂回電路Lbにおける電力損失やリモコン装置3における発熱が多くなる、という不都合は回避される。
続いて、室内機2の制御回路21は、リレー接点26をオン(図示状態と逆の位置)にする。これにより、室内機2の電源ラインL1が、通信線Ls、室外機1のリレー接点16(図示のままの状態)及び抵抗17を介して、室外機1の電源回路10につながる電路が形成され、電源回路10には交流電圧が印加される。なお、このとき、抵抗17が電源回路10への突入電流を抑制する。電源回路10に交流電圧が印加されると、電源回路10から制御回路11に所定の電圧(例えばDC5V)が供給され、制御回路11が起動する。起動した制御回路11は、まず、リレー接点14を閉じる。
リレー接点14が閉じることにより、電源ラインL1から電源回路10に電圧が供給される。電源回路10は既に起動しているので、大電流が突入することはない。また、リレー接点14の閉路によりその両端の電位差がほぼ0となるので、抵抗17が直列に入っている通信線Lsにはほとんど電流が流れなくなる。室内機2の制御回路21は、その後、リレー接点26をオフにする(図示状態に戻る。)。リレー接点26をオンにしている時間は、リレー接点14が閉じるまでに要する時間よりも長く設定される。
その後、室外機1の制御回路11は、リレー接点16をオン(図示状態と逆の位置)にして2つの通信回路12,22を通信線Lsを介して互いに接続する。また、室外機1の制御回路11はリレー接点15を閉じ、室内機2の制御回路21はリレー接点25を閉じる。これにより、2つの通信回路12,22に交流電圧が付与され、互いに通信が可能な状態となる。リモコン装置3のオン操作と共に無線送信されてきた運転に関する情報は、室内機2の通信部23を介して制御回路21に届く。また、これによって必要となる制御の情報は、2つの通信回路12,22間での通信によって室外機1の制御回路11にも届く。
図2は、図1の状態から、上記のように起動して空調運転状態となった空気調和機における、スイッチ33や各リレー接点14〜16,24〜26の開閉状態を示す接続図である。この状態では、前述のように、リモコン装置3のスイッチ33は既に開いており、起動用迂回電路Lbに電流は流れていない。室外機1及び室内機2はそれぞれ、自己の筐体内部に引き込まれている電源ラインL1,L2から給電されている状態である。
図2の状態からリモコン装置3においてオフ操作(空調運転停止操作)が行われると、オフ操作信号は無線通信により室内機2に伝送される。室内機2は室外機1に停止指令を出力し、室外機1は圧縮機等を停止させる。また、室内機2自身も運転を停止する。そして、各接点(14〜16,24,25)が図1に示す接点状態に戻ることによって、室外機1及び室内機2の内部の各回路は電源ラインL1から切り離され、給電停止となる。従って、リモコン装置3のスイッチ33が再び閉じられるまで、室外機1及び室内機2は、待機電力を消費することなく、空調運転停止状態となる。
以上のように、上記の空気調和機では、リモコン装置3のスイッチ33が閉じているときは、室内機2の電源回路20に給電され、これにより室外機1にも給電される。
逆に、リモコン装置3のスイッチ33が開いているときは、室内機2の電源回路20に給電されない。これにより、室内機2は電力消費の無い空調運転停止状態となり、また、室外機1も同様に電力消費の無い空調運転停止状態となる。従って、室外機1及び室内機2は共に待機電力を一切消費せず、唯一リモコン装置3のみが、リモコン操作を受け付けるための微小な待機電力を消費している状態となる。こうして、空気調和機全体としての待機電力を、極めて小さな電力に抑制することができる。
逆に、リモコン装置3のスイッチ33が開いているときは、室内機2の電源回路20に給電されない。これにより、室内機2は電力消費の無い空調運転停止状態となり、また、室外機1も同様に電力消費の無い空調運転停止状態となる。従って、室外機1及び室内機2は共に待機電力を一切消費せず、唯一リモコン装置3のみが、リモコン操作を受け付けるための微小な待機電力を消費している状態となる。こうして、空気調和機全体としての待機電力を、極めて小さな電力に抑制することができる。
なお、上記実施形態において、リモコン装置3のスイッチ3は、オン操作(空調運転開始操作)によって閉じるものとした。この場合、スイッチ3が閉じると、室内機2が起動可能となり、かつ、空調運転が開始される。すなわち、オン操作という1つの操作で室内機2への給電開始と空調運転開始とが行われるので、予め給電開始して待機する必要が無く、室内機2における待機電力の無駄が無い。
《第2実施形態》
図3は、本発明の第2実施形態に係る空気調和機の、主として電源接続に関する接続図であり、また、リモコン装置3に関してはその構造の概要をも示している。室外機1及び室内機2に関しては、図1と同一の構成であり、図1との違いは、リモコン装置3の構成にある。すなわち、図において、リモコン装置3は、リモコン本体3mとホルダ3hとによって構成されており、ホルダ3hは壁面等に固定されるが、リモコン本体3mは、ホルダ3hに対して着脱が可能である。なお、制御回路31、通信部32及びスイッチ33が設けられている点は、第1実施形態と同様である。
図3は、本発明の第2実施形態に係る空気調和機の、主として電源接続に関する接続図であり、また、リモコン装置3に関してはその構造の概要をも示している。室外機1及び室内機2に関しては、図1と同一の構成であり、図1との違いは、リモコン装置3の構成にある。すなわち、図において、リモコン装置3は、リモコン本体3mとホルダ3hとによって構成されており、ホルダ3hは壁面等に固定されるが、リモコン本体3mは、ホルダ3hに対して着脱が可能である。なお、制御回路31、通信部32及びスイッチ33が設けられている点は、第1実施形態と同様である。
図3に示す状態では、リモコン本体3mがホルダ3hに取り付けられている。リモコン本体3mがホルダ3hに取り付けられていることによって、メカニカル接点34(上下)は閉じている。従って、この状態では、リモコン装置3の回路は第1実施形態(図1,2)と実質的に等価であり、同様の要領で起動/停止が行われる。
図4は、上記のメカニカル接点34について、その概略構成の一例を示す断面図であり、(a)はリモコン本体3mをホルダ3hから取り外した状態を示し、(b)は装着した状態を示している。リモコン本体3m及びホルダ3h共に、導電部以外は基本的に樹脂等の絶縁物で構成されている。(a)において、図3に示したメカニカル接点34は、リモコン本体3mの背面側に設けられている一対の導電部34aと、ホルダ3h側に設けられている一対の接続片34bとによって構成されている。リモコン本体3mの背面側には装着時のガイドとなる枠部3m1が設けられ、その中に、絶縁部3m2を挟む一対の導電部34aが設けられている。一対の導電部34aの各々は、スイッチ33の両端と接続されている。
一方、一対の接続片34bは、弾性を有する例えば銅板で形成され、(a)の状態では一対の接続片34bが弾性によって互いに圧接している。従って、この状態では起動用迂回電路Lbの端部は短絡している。接続片34bの前方には、例えば保護カバー3h2が設けられ、接続片34bに誤って指等が触れることのないように構成されている。
リモコン本体3mがホルダ3hに装着されると、図4の(b)に示すように、上下両面に導電部34bを備えた絶縁部3m1が一対の接続片34bを押し開くように入り込む。これにより、上の接続片34bが上の導電部34aに、下の接続片34bは下の導電部34aに、それぞれ接触した状態となり、図3に示すメカニカル接点34の状態となる。従って、この状態では、第1実施形態と同様に、室内機2及び室外機1を、リモコン装置3のオン操作によって起動し、オフ操作でリモコン装置3のみを待機状態とすることができる。また、スイッチ33がリモコン本体3m内にあるので、リモコン本体3m内の制御回路31によって容易に開閉制御を行うことができ、そのための回路構成も簡素である。
一方、リモコン本体3mがホルダ3hから外されると、図4の(a)に示すように、一対の接続辺34bが互いに短絡した状態となるので、リモコン本体3mのスイッチ33は起動用迂回電路Lbと関係なくなり、図3における室内機2の端子台2t1の2端子が短絡された状態となる。従って、室内機2の電源回路20等は起動し、リモコン装置3からの指示を待つ待機状態となる。このとき、室外機2は一定の待機電力を消費する。なお、室内機2の制御回路21は、リモコン装置3からオン操作があるまで、リレー接点26を動作させない。従って、室外機1は待機状態にならず、電源ラインL1から遮断されたままである。リモコン装置3からオン操作があれば、リレー接点26が反転し、室外機1が起動する。
上記第2実施形態に係る空気調和機によれば、リモコン本体3mを外した状態では室内機2の待機電力を無くすることはできない。しかしながら、起動用迂回電路Lbをリモコン装置3に引き込んだ構成でありながら、リモコン本体3mを外した状態でも、確実に室内機2及び室外機1を動作させることができる。
《第3実施形態》
図5は、本発明の第3実施形態に係る空気調和機の、主として電源接続に関する接続図である。また、リモコン装置3に関してはその構造の概要をも示している。室外機1及び室内機2に関しては、図1と同一の構成であり、図1との違いは、リモコン装置3の構成にある。すなわち、図において、リモコン装置3は、リモコン本体3mとホルダ3hとによって構成されており、ホルダ3hは壁面等に固定されるが、リモコン本体3mは、ホルダ3hに対して着脱が可能である。
なお、制御回路31及び通信部32が設けられている点は、第1実施形態と同様であるが、それ以外は、第1実施形態とは異なっており、また、第2実施形態とも異なっている。
図5は、本発明の第3実施形態に係る空気調和機の、主として電源接続に関する接続図である。また、リモコン装置3に関してはその構造の概要をも示している。室外機1及び室内機2に関しては、図1と同一の構成であり、図1との違いは、リモコン装置3の構成にある。すなわち、図において、リモコン装置3は、リモコン本体3mとホルダ3hとによって構成されており、ホルダ3hは壁面等に固定されるが、リモコン本体3mは、ホルダ3hに対して着脱が可能である。
なお、制御回路31及び通信部32が設けられている点は、第1実施形態と同様であるが、それ以外は、第1実施形態とは異なっており、また、第2実施形態とも異なっている。
図6の(a)は、図5のリモコン装置3のみを示す図であり、図6の(b)は、リモコン本体3mをホルダ3hから外した状態を示す図である。
まず、(a)において、リモコン本体3mには、制御回路31によって開閉される補助スイッチ33が設けられている。一方、ホルダ3hには、リモコン本体3mの電源電圧(直流電圧)で動作可能な、リレーコイル36cが設けられている。リモコン本体3mの電源電路30から、補助スイッチ33、電極35(上)、リレーコイル36c、電極35(下)を介してリモコン本体3m側のGNDに電流が流れる回路が構成されている。電極35は、接離可能な一対雌雄の構成となっており、相互に接触して通電可能となる。
まず、(a)において、リモコン本体3mには、制御回路31によって開閉される補助スイッチ33が設けられている。一方、ホルダ3hには、リモコン本体3mの電源電圧(直流電圧)で動作可能な、リレーコイル36cが設けられている。リモコン本体3mの電源電路30から、補助スイッチ33、電極35(上)、リレーコイル36c、電極35(下)を介してリモコン本体3m側のGNDに電流が流れる回路が構成されている。電極35は、接離可能な一対雌雄の構成となっており、相互に接触して通電可能となる。
ホルダ3h側にはさらに、リレーコイル36cの励磁で動作する主スイッチ36aと、メカニカル接点34とが互いに並列に接続され、この並列体が、起動用迂回電路Lbに介挿されている。メカニカル接点34は、押しボタンスイッチのような構成となっており、リモコン本体3mをホルダ3hから外した状態では、突起部34aが突出して、接点は閉じているが、突起部34aが押し込まれると、接点が開く。
リモコン本体3mがホルダ3hに装着されると、図6の(a)に示すように、突起部34aがリモコン本体3mによって押し込まれ、メカニカル接点34が開く。また、上下一対の電極35が互いに相手方と接続され、補助スイッチ33のオンによりリレーコイル36cを励磁することができる回路が構成される。リレーコイル36cが励磁されると、主スイッチ36aが閉じる。すなわち、リモコン装置3mのオン操作によって、主スイッチ36aを閉じ、起動用迂回電路Lbに電流を流すことができる。従って、この状態では、第1実施形態と同様に、室内機2及び室外機1を、リモコン装置3のオン操作によって起動し、オフ操作でリモコン装置3のみを待機状態とすることができる。
一方、リモコン本体3mがホルダ3hから外されると、図6の(b)に示すように、上下一対の電極35が互いに相手方と遮断された状態となるので、リモコン本体3mのスイッチ33は関係なくなり、メカニカル接点34が閉じて、起動用迂回電路Lbを短絡している、という状態になる。すなわち、図5における室内機2の端子台2t1の2端子が短絡された状態となる。従って、室内機2の電源回路20等は起動し、リモコン装置3からの指示を待つ待機状態となる。このとき、室外機2は一定の待機電力を消費する。なお、室内機2の制御回路21は、リモコン装置3からオン操作があるまで、リレー接点26を動作させない。従って、室外機1は待機状態にならず、電源ラインL1から遮断されたままである。リモコン装置3からオン操作があれば、リレー接点26が反転し、室外機1が起動する。
上記第3実施形態に係る空気調和機によれば、リモコン本体3mを外した状態では室内機2の待機電力を無くすることはできない。しかしながら、起動用迂回電路Lbをリモコン装置3に引き込んだ構成でありながら、リモコン本体3mを外した状態でも、確実に室内機2及び室外機1を動作させることができる。
また、第3実施形態の場合、ホルダ3h側の主スイッチ36aと、リモコン本体3m側の補助スイッチ33との間で、電圧の絶縁が可能となる利点がある。すなわち、主スイッチ36aは商用交流の電源電圧が印加されるので、感電防止のため容易に触れ得ないように隠蔽する必要があるが、ホルダ3h内に設けることにより、隠蔽を容易に実現することができる。一方、補助スイッチ33は、低電圧仕様とすることができるので、より安全である。また、当該補助スイッチ33は、低電圧・低電流の定格で足りるので、コンパクトであり、限られた筐体寸法のリモコン本体3mへの収容が容易である。
《その他》
なお、上記各実施形態において、リモコン装置3は、室内機2と無線通信するための通信部32を備えている。
このようなリモコン装置3は、既設の有線通信によるリモコン装置に代えて使用することにより、不要になった有線通信用のケーブルを起動用迂回電路に転用することができる。但し、この場合には、起動用迂回電路としての電圧・電流に、ケーブルが耐え得ることが条件となることは、言うまでもない。このような転用が可能であれば、リモコン装置3と室内機2との間に新たにケーブルを設置しなくても、既存のケーブルを利用して容易に、室内機の待機電力を無くす空気調和機に取り替えることができる。
なお、上記各実施形態において、リモコン装置3は、室内機2と無線通信するための通信部32を備えている。
このようなリモコン装置3は、既設の有線通信によるリモコン装置に代えて使用することにより、不要になった有線通信用のケーブルを起動用迂回電路に転用することができる。但し、この場合には、起動用迂回電路としての電圧・電流に、ケーブルが耐え得ることが条件となることは、言うまでもない。このような転用が可能であれば、リモコン装置3と室内機2との間に新たにケーブルを設置しなくても、既存のケーブルを利用して容易に、室内機の待機電力を無くす空気調和機に取り替えることができる。
但し、リモコン装置3を無線通信タイプとするのは一例であり、有線通信タイプのものでも使用可能である。但し、その場合には、通信線の他に、起動用迂回電路が必要となるので、室内機2とリモコン装置3とをつなぐケーブルC2に予備線が無ければ、他のケーブルの新設が必要となる。
なお、上記各実施形態において、リモコン装置3のスイッチ3は、オン操作(空調運転開始操作)によって閉じるものとしたが、オン操作以外の運転操作によってスイッチ3を閉じるようにしてもよい。例えば、冷房/暖房/除湿等の運転切替操作を、オン操作より先に行った場合にもスイッチ3が閉じて室内機2の電源回路20に給電されるようにすれば、室内機2は、オン操作前であっても、当該運転切替操作を受け付けることができる。また、さらに、運転操作とは別に、室内機2に電源供給するための所定のリモコン操作(例えば運転準備というボタンを設ける等。)を用意することも、可能ではある。
なお、上記各実施形態においてはいずれも室外機1から受電する構成としたが、室内機2から受電する構成も可能である。
また、上記第1実施形態(図1,図2)では、室内機2の通信回路22に交流電圧を印加するためのリレー接点25を設けた例を示したが、図7に示すように、当該リレー接点25を省略することもできる。この場合、室外機1の通信回路12から通信線Lsへの電源重畳により、室内機2の通信回路22に電源供給される。第2実施形態(図3)及び第3実施形態(図5)についても同様である。
また、上記第1実施形態(図1,図2)では、室内機2の通信回路22に交流電圧を印加するためのリレー接点25を設けた例を示したが、図7に示すように、当該リレー接点25を省略することもできる。この場合、室外機1の通信回路12から通信線Lsへの電源重畳により、室内機2の通信回路22に電源供給される。第2実施形態(図3)及び第3実施形態(図5)についても同様である。
1:室外機
2:室内機
3:リモコン装置
3m:リモコン本体
3h:ホルダ
10:電源回路
20:電源回路
21:制御回路
32:通信部
33:スイッチ
33:補助スイッチ
36a:主スイッチ
L1,L2:電源ライン
Lb:起動用迂回電路
2:室内機
3:リモコン装置
3m:リモコン本体
3h:ホルダ
10:電源回路
20:電源回路
21:制御回路
32:通信部
33:スイッチ
33:補助スイッチ
36a:主スイッチ
L1,L2:電源ライン
Lb:起動用迂回電路
Claims (8)
- 室外機(1)と、
前記室外機(1)と共通の電源ライン(L1,L2)が引き込まれ、前記室外機(1)の電源回路(10)への給電を遮断する機能を有する室内機(2)と、
前記室内機(2)と通信可能であり、リモコン操作と連動して閉路可能なスイッチ(33,36a)を有するリモコン装置(3)と、
前記室内機(2)の電源回路(20)へ給電するための電路(L1)を、前記室内機(2)から前記リモコン装置(3)に引き込み、かつ、前記スイッチ(33,36a)を介して前記室内機(2)に戻り、当該電源回路(20)に至るように構成した起動用迂回電路(Lb)と
を備えていることを特徴とする空気調和機。 - 前記スイッチ(33)は、空調運転開始操作を含む運転操作によって閉じるものである請求項1記載の空気調和機。
- 前記室内機(2)は、自己の電源回路(20)に前記スイッチ(33,36a)を介して給電が行われることによって、当該室内機(2)の内部で別系統の給電を実現する制御回路を備えており、
前記リモコン装置(3)は、前記スイッチ(33,36a)を閉じてから所定時間が経過すると、前記スイッチ(33,36a)を開く、請求項1記載の空気調和機。 - 前記リモコン装置(3)は、据付場所に固定されるホルダ(3h)と、当該ホルダに着脱可能なリモコン本体(3m)とによって構成され、
前記リモコン本体(3m)が前記ホルダ(3h)に装着された状態では開き、かつ、前記リモコン本体(3m)を前記ホルダ(3h)から取り外すことにより前記スイッチ(33,36a)を短絡する接点が前記リモコン装置(3)に設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気調和機。 - 前記スイッチ(33,36a)は、前記起動用迂回電路(Lb)に介挿されるものであって、前記リモコン本体(3m)に設けられている請求項4記載の空気調和機。
- 前記スイッチは、前記リモコン本体(3m)に設けられた補助スイッチ(33)と、前記ホルダ(3h)に設けられ前記起動用迂回電路に介挿される主スイッチ(36a)とによって構成され、
前記リモコン本体(3m)が前記ホルダ(3h)に装着された状態で、前記補助スイッチ(33)が閉じることにより、前記主スイッチ(36a)が閉じる請求項4記載の空気調和機。 - 室外機(1)と室内機(2)とを含む空気調和機における、当該室内機(2)との通信用のリモコン装置(3)であって、
リモコン操作と連動して閉路可能なスイッチ(33,36a)を有し、
前記スイッチ(33,36a)と、前記室内機(2)の電源回路(20)へ給電するための電路(L1)から前記スイッチ(33,36a)の一端に至る電路と、前記スイッチ(33,36a)の他端から前記室内機(2)の電源回路(20)に至る電路とによって、前記室内機(2)の起動用迂回電路(Lb)を構成することを特徴とするリモコン装置。 - 前記室内機(2)と無線通信するための通信部(32)を備えている請求項7記載のリモコン装置。
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