JPS58223Y2 - 電子楽器の効果回路 - Google Patents

電子楽器の効果回路

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JPS58223Y2
JPS58223Y2 JP1976054729U JP5472976U JPS58223Y2 JP S58223 Y2 JPS58223 Y2 JP S58223Y2 JP 1976054729 U JP1976054729 U JP 1976054729U JP 5472976 U JP5472976 U JP 5472976U JP S58223 Y2 JPS58223 Y2 JP S58223Y2
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JP
Japan
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potential
capacitor
circuit
vibrato
signal
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JP1976054729U
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JPS52146126U (ja
Inventor
康男 長浜
Original Assignee
ヤマハ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、楽音に付加される例えばビブラートのよう
な効果を、楽音の立ち上りから遅れて付加されるように
する電子楽器の効果回路に関する。
電子楽器においては、鍵操作に伴ないその操作鍵に対応
した音源信号を導出し、この音源信号をフィルタ回路等
を通過させることによって音色形成し、この音色形成さ
れた楽音信号でスピーがを駆動することにより演奏音を
得るものである。
このように得られる演奏音に対しては、さらにビブラー
ト、トレモロ等の効果を付加し、演奏表現力の向上をは
かるものであり、例えばビブラート効果は音源信号の周
波数を例えば20止前後で変調することによって付加さ
れる。
すなわち、ビブラート変調用の発振器を用意し、スイッ
チ操作等によってビブラート効果付加指令の与えられた
時に、音源信号回路に上記発振器の発振信号を周波数あ
るいは角度変調信号として供給するようにする。
そして、音源信号が上記発振器信号で周波数あるいは角
度変調され、さらに必要に応じて音色変調された状態で
取り出し、演奏音上でビブラート効果が付加されるよう
にする。
しかし、このようなビブラート変調手段では、楽音の立
ち上り時からある特定された深さで変調が加えられてい
るものである。
これに対して、自然楽器でビブラートを表現する場合に
は、楽音の立ち上りからある程度の時間が経過した後か
ら次第に大きくなるようにビブラート効果を付加するも
のであり、特にサスティン部でのビブラート効果が強調
されるものである。
すなわち、前記のようなビブラート変調手段では、自然
楽器のように、演奏表現力に大きく作用するビブラート
効果を表現することができないものであり、電子楽器の
効果付加状態を非常に単純なものとしてしまう。
このような欠点を改善する手段として、楽音の立ち上り
で作動するワンショット回路を用い、このワンショット
回路からのワンショットパルスの立ち下り時から時定数
をもってビブラート発振器を立ち上り起動させる手段が
考えられている。
しかし、このようなワンショット回路等の波形変換回路
を用いることは、電子楽器の効果回路の構成を複雑化し
、またワンショット回路駆動用のクロックパルス回路等
をも必要とするようになり、実用上効果的なものとする
ことが困難である。
この考案は上記のような点に鑑みてなされたもので、充
分簡単な構成によって楽音の立ち上りから時定数をもっ
て例えばビブラートの効果付加制御を行ない、表現力の
豊かなものとする電子楽器の効果回路を提供しようとす
るもので、例えば接地電位でなる基準電位の正負両方で
設定される電位間の電位差でコンデンサを充電設定し、
このコンデンサを楽音立ち上りと共に上記一方の電位に
漸近するように時定数放電制御し、基準電位から上記一
方の電位で駆動されるビブラート発振器に上記コンデン
サ電位を駆動制御信号として供給させるものである。
以下図面を参照してこの考案の一実施例を説明する。
第1図はその構成を示したもので、入力端子11には、
図示しない鍵盤部での押鍵操作に伴ない発生する押鍵パ
ルス信号が結合される。
すなわち、この押鍵パルス信号は、楽音の立ち上りに相
当するもので、トランジスタ12のベース電極に供給さ
れる。
このトランジスタ12はエミッタを一15Vの電源に接
続しまたベースは抵抗13を介して15Vでバイアス設
定されるもので、上記押鍵パルス信号の結合された時に
エミッタ、コレクタ間が導通状態に設定されるものであ
る。
また、この回路にはコンデンサ14が設けられるもので
、このコンデンサ14の両極には上記−15Vの電源お
よび抵抗15を介して+15Vの電源を結合する。
すなわち、コンテ゛ンサ14は+15Vと15Vの間の
電位差で常時充電設定されるもので、このコンデンサ1
4の両極間には抵抗16を介して上記トランジスタ12
が接続されている。
上記コンデンサ14の正電位側の端子は、正電位に対し
て順方向にしたダイオード17を介して、1対のトラン
ジスタ18.19からなるマルチバイブレーク回路の駆
動電源回路に接続される。
このマルチバイブレータ回路は、上記ダイオード17を
介して接地電位より正方向の電位が結合された時に、そ
の電位に対応した振幅および周波数で発振駆動されるも
ので、その発振信号はトランジスタ19のコレクタ回路
から取り出される。
そして、結合コンテ゛ンサ′20、抵抗21を介してコ
ンデンサ22、抵抗23からなる積分回路に供給し、出
力端子24から波形変換設定された発振信号出力を得る
この発振信号出力は、図示していなか、音源信号回路に
周波数あるいは角度変調信号として、また必要に応じて
音色変調信号として供給して楽音にビブラート効果を付
加するためのビブラート信号として用いられる。
すなわち、上記のように構成される回路にあっては、コ
ンデンサ14はその両極が+15Vおよび一15Vとな
るように充電設定されている。
そして、この状態で図示しない鍵盤部で鍵が操作される
と、その押鍵時に対応したパルス信号が入力端子11を
介してトランジスタ12のベースに供給され、このトラ
ンジスタ12を導通状態としてコンテ゛ンサ14の両極
を短絡して放電し、このコンデンサ14の正側でなるA
点の電位は第2図Aに示すように+15Vから一15V
に放電設定される。
ここで、トランジスタ18.19からなるマルチバイブ
レータ回路は、ダイオード17を介して接地電位より高
い正電位で駆動されるものであるため、上記のようにコ
ンデ゛ンサ14のA点の電位が負方向に設定される状態
では発振駆動されない。
このようにして、押鍵パルスによってトランジスタ12
が導通状態に設定された後は、そのパルスの消滅により
トランジスタ12は速やかに非導通状態とされ、コンデ
ンサ14はその値と抵抗15の値で定まる時定数にした
がい、+15V電源で充電が開始される。
すなわち、A点ρ電位は第、2図5Aのように押鍵パル
スと共、に−15Vで下った後、上記時定数にしたがっ
て+15Vに漸近するように上昇するようになる。
すなわち、コンデンサ14のA点の電位エンベロープが
第2図Aのようになるもので、そのA点の電位が接地電
位G以下にある時にはマルチバイブレータ発振器は動作
不可能領域に設定され、接地電位Gを超えて正側に上昇
した時にダイオード17を介してマルチバイブレータ発
振器に動作電圧が与えられ、発振動作を開始するように
なる。
そして、この時の発振信号は、A点の電位に比例した振
幅で且つ比例した周波数となるもので、その、ビブラー
ト信号の波形エンベロープは第2図のBに示すようにな
る。
一方、押鍵と共にその操作鍵音高の楽音が立ち上るもの
であるが、その楽音を発生する音源回路部に上記ビブラ
ート信号がビブラート変調信号として加えられる。
したがって、得られる楽音は、その立ち上りからA点の
電位が接地電位Gを超えて上昇するまでのTの区間では
全くビブラート変調の行なわれない状態で得られ、その
Tの区間の経過と共に徐に深く且つ速くなるビブラート
変調が加えられ、例えばバイオリンの演奏時のような自
然性をもったビブラート効果が付加されるものである。
ここで、Tの区間は例えば100m秒程度に設定するよ
うにすればよい。
尚、上記実施例では基準電位として接地電位を用い、そ
の正負両側の+15V、−15Vの電位を設定したが、
その基準電位は例えば発振回路部の動作限界値の電位に
応じて任意設定すればよいものである。
また、ビブラート発振器としてマルチバイブレータ回路
を用いたが、これは他の発振器でも任意使用し得るもの
であることはもちろんであり、またこの発振器の動作範
囲の電位も、実施例のように正方向電位に限るものでは
ないことはもちろんである。
そして、この時のコンデンサ14の制御電位の方向も発
振器の動作電位方向に対応して設定すればよい。
さらに実施例では押鍵から時間T後にビブラート信号の
振幅を徐に大きくすると共に、その周波数も増大させる
ように説明したが、振幅のみが変化するような場合でも
充分その効果は達成できるものである。
以上のようにこの考案によれば、ワンショット回路のよ
うな波形変換手段等を用いずに、簡単な構成によって自
然性をもったビブラート等の効果付加制御の行なえるも
ので、電子楽器の効果付加回路の制御性、構成の簡単化
に大きな効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係る効果回路を示す図、
第2図のAは上記効果回路における発振制御エンベロー
プ信号を示す図、同図Bは同じくビブラート変調状態を
説明する図である。 11・・・・・・入力端子、12,18.19・・・・
・・トランジスタ、14・・・・・・コンデ゛ンサ(制
御エンベロープ記憶用)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基準電位に対して正負両方向で設定される電位間の電位
    差を記憶するコンデンサと、楽音の立ち上り時から上記
    コンデンサ電位を時定数をもって変化させ、二のコンデ
    ンサ電位を上記正負両方向の1つの方向から他の方向に
    漸近させる時定数回路と、上記コンデンサ電位の前記基
    準電位より他方向の電位のみを検知する一方向性素子と
    、この一方向性素子からの出力電位に応じた振幅の発振
    信号を得る手段とを具備し、この発振手段からの発振出
    力信号を楽音効果角変調信号として用いるようにしてな
    る電子楽器の効果回路。
JP1976054729U 1976-04-30 1976-04-30 電子楽器の効果回路 Expired JPS58223Y2 (ja)

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JP1976054729U JPS58223Y2 (ja) 1976-04-30 1976-04-30 電子楽器の効果回路

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JP1976054729U JPS58223Y2 (ja) 1976-04-30 1976-04-30 電子楽器の効果回路

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Publication Number Publication Date
JPS52146126U JPS52146126U (ja) 1977-11-05
JPS58223Y2 true JPS58223Y2 (ja) 1983-01-05

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ID=28513740

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3286013A (en) * 1963-06-17 1966-11-15 Warwick Electronics Inc Electronic vibrato device with plural manuals

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5248769Y2 (ja) * 1971-09-25 1977-11-07

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US3286013A (en) * 1963-06-17 1966-11-15 Warwick Electronics Inc Electronic vibrato device with plural manuals

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